3月9日最終更新
 

付け足し付け足しで、ページが見にくくなってしまいました。
近いうちテーマ別にページを整理しますので少々お待ち下さい。

  それからもう一つは、夜中から明け方にかけて仕事をしています。その仕事の合間に思いつきを(独断を勝手に)書き込んでいます。眠い目を擦りながら、頭は既に眠りに入っています。そのような状況下で 目を擦りながらキーボードを叩いていますので、誤変換や誤字脱字は当たり前?なので、ご了解の上お読み下さい。
 この文書は、私個人のオーディオ体験を通した、私個人の勝手なオーディオに対する思い込みです。(書いている本人も)必ずしも100%正しい事を書いているなどとは思っていません。勘違いや間違っている部分もあると思います。経験が違えば、考え方も違う。それが趣味のオーディオなのだと思います。
 多分、音響と言うべきか、オーディオは、理論的に100%解明されていない分野だと思います。(解明されていれば、メーカーはもっとマシな物を作っていると思います。)その中で100%正しい、理論的に100%証明 (解明)できるなどという事はないように思います。だから、 いい加減な情報も、いい加減な商品も沢山あります。これらは、理論的な裏付け や説明は殆どありません。ここに書きますのは、私個人のささやかな体験の一部で御座います。興味を感じる方のみ読み進んで下さい。興味を感じない方には、時間の浪費にしかなりません。 また、反論などの受け付けません。これは、私の独断による体験記?です。

 

素人にも分かる A-2000シリーズメンテナンスの見分け方  ご注意・・・   (3/9)
 前回、A-2000シリーズの偽りメンテの悪徳業者について書きましたが、メンテナンスをしているかしていないか。素人にも簡単に確認できる方法を書いてみたいと思います。ドライバーで数本のビスを外して、上蓋(ウッドカバー)取れば簡単に解る方法です。素人でも確認できます。メンテナンスに対する考え方は、人それぞれです。蓋を開けた程度で、接点復活剤をかけただけで、メンテナンス済みとか、入魂の徹底メンテとか、いい加減な事を言って、出品している出品者がいるので、ここでは、落札者が騙されない為の確認方法を書く気になったのですが、本物と、偽物の見分け方です。メンテ済みA-2000シリーズを落札された方、これからA-2000シリーズを検討されている方は、是非確認してみて下さい。どの程度の出品者か直ぐに分かります。
 (大型ヒートシンクに付いている)メイン基板の(再半田など)半田付け状況は、基板を外さないとみる事が出来ないので、簡単に確認できるものではありませんが、メイン基板を外してメンテナンスをしたかどうかを確認する方法があります。それは、(過去の)私の出品を見て頂けると写真付きで確認できますが、メイン基板付近に塗りつけられた、(メイン基板中央の大型ブロックコンデンサー廻り)大型パーツ固定用ボンドを取り除いてあるかどうかと言う事で確認できます。このボンドは、経年劣化して、パーツの足を腐食で断線させたり、パーツ同士の足に付着している為、(ゴム系ボンドなので)経年劣化で抵抗値無限大のはずが、経年劣化で、大きな抵抗値を持ちますが、ある程度、導通状態となり、基板内の抵抗値が大幅に狂って、故障の原因にもなるもので、A-2000シリーズメンテナンスの際は、メイン基板の基板の再半田処理同然に、ボンドを取り除く作業は、 故障を予防し長く安定的に使う為には、A-2000シリーズでは最低限の必須の作業であります。このボンドを取り除く作業 (特に右側イコライザー基板とヒートシンクの間にあるメイン基板のブロックコンデンサー廻りは確認が必要)がしてあれば、基板を外して作業をした事になりますが、このボンドを取り除いていない場合は、 (必須の作業をしないと言う事は、A-2000シリーズを知らない者がメンテをしたか、いい加減な作業をしていると言えます)基板を外して作業をしているかどうかは怪しいものです。と言うよりもこのボンドを取り除かない様な作業では、ろくな作業はしていないと言う事になります。特に、(正面から見て右側の)イコライザーアンプ基板のある方の作業は、イコライザーアンプ基板を外さないと出来ない作業なので、左右両側の基板の確認が重要です。左側のメインアンプ基板は、障害物が無いので、誰でも簡単に外せますが、右側のメインアンプ基板は、 イコライザーアンプ基板が邪魔をしているので、外さないと出来ないので(左側に比べ)やりにくい作業です。これらをキッチリやってあるアンプは、素人でも簡単に、メンテナンスの状態を確認できる方法です。是非、確認してみて下さい。あなたのA-2000シリーズは、大丈夫ですか?????
 こんな事を書くのは、誰かの悪口を言う為でも何でもないのですが、オークションから偽り出品がなくなる事を願っているのです。その為には、落札者側も見極める目を持つ必要があります。内部は、落札してからでないと 見る事が出来ませんが、落札前に確認したいと言う事であれば、落札前に、商品の質問欄から、出品者にメインアンプ基板の再半田処理やボンド除去など、最低限すべき作業をしているかどうか 確認をしてみるべきでしょう。メンテナンス品と思って落札したら、直ぐに壊れたなど、いやな思いをしない為に、みんなで楽しめるオークションになる事を願っています。

オークション出品の悪徳業者  ご注意・・・   (2/27)
 先日、オークションで(A-10Xを)落札頂いた方に、A-2000の修理依頼を頂きました。その方のお話では、LRの出力差があると言う事で依頼を受けたのですが、どうも接触が悪いような?? おかしなアンプで、メインアンプのアイドリング電流とDCオフセットを確認した所、異常がありました。その商品は、どこの誰か、「入魂の徹底メンテ」と謳った商品で、(依頼者が)1月下旬に落札したばかりの商品でした。(勿論、私の商品ではありません)出品説明と写真を見ると、さも、メンテをしたような事を語っていますが、具体的に、何をしたかは書いていません。内部の写真は、スピーカーターミナル基板のみ、リレーを外して再半田をしたような写真を載せていました。それ以外の基板は、載せていません。
 異常というのは、メインアンプのA級アンプとB級アンプのアイドリングもDCオフセットも全く調整してないらしく、左右のアンプで大きくメーカー指定値から外れ、A級アンプとB級アンプのアイドリング電流は、時々ゼロを示したり、振動を与えると電圧が出たりと、まともではありません。この様な症状から、大体何をしているのか、何をしていないのか、見当が付きます。A-2000をある程度いじっている方には、直ぐに分かる症状です。答えは、何もしていないのです。バラしてみて、確認しましたが、A級アンプの出力トランジスターの半田クラックとB級アンプドライブトランジスターの半田クラックで、トランジスターはプラプラ状態、再半田なんて何もやっていません。シリコングリースも塗り直しなど何もせず、基板を外した形跡はありません。これらは、A-2000をメンテする際の必須事項です。こんな物を徹底メンテとは、まるで詐欺です。(内部や電圧値を示した)写真は、現在削除されているようですが、テスターの示す0.08だかなんだか、意味不明な値、何もやらずに、さもメンテをしたような写真を載せるというのは、詐欺です(やっていたのは、写真に載せたスピーカーターミナル基板の半田とリレーの接点を磨いただけ、い古来サー基板もフラット基板も左右のメインアンプ基板も全く手付かずの状態でした)。この様な出品者がいますので、メンテナンス品を謳う商品は、(具体的な商品説明が無い場合)具体的にどのようなメンテナンスをしたか、出品者に確認をしましょう。また、メンテナンス品で保証期間の無い商品は、偽物である可能性が大です。品質保証は、その商品の信頼性とお考え下さい。徹底的なメンテナンスをして、補償無し、こんなのは無責任商品です。商品に自信があるなら何故保証を付けられないのか。輸送中の振動??そんな物で故障するような商品は、メンテナンスを謳うべきでは無いと考えます。蓋を開けただけで、メンテナンス品という商品、内部の線材を数本変えただけでメンテナンス品を謳う商品など、まじめにメンテナンスをした商品は、少ないと感じています。偽物を見分ける方法は、保証期間が数ヶ月付いている事、具体的にメンテナンスの中で、どのような作業をしたか記載がある事、これは最低限確認が必要です。偽りのメンテナンス品が沢山有ります。騙されないようご注意下さい。中身を見て、大変腹の立つ、偽物メンテナンス品でした。このA-2000は、依頼者の方に、(メンテナンスしていない様子を写した)内部の写真をご覧頂き、確認頂いた上で、改めて、メンテナンスのご依頼を頂き、当方で、メンテナンスをしてご返却致しました。値段をつり上げる為に、嘘偽りの出品をする出品者がいなくなる事を願っています。

久しぶりの更新、忙しくて今になりました。生録行って来ました。   (2/27)
 更新が出来ずにいました。先月になってしまいますが、ライブの生録行って来ました。2台のICレコーダーで、(マイクの特性をつかむ目的で)マイクをそれぞれ変えて録ってみました。自宅で再生して第一に感じたのは、単一指向性の自作マイクでは駄目、と言う事が直ぐに分かりました。音が歪んでいて、これは駄目、と直ぐに分かるものでした。録音レベルは、2台とも適正値に合わせてあるので、問題無いはずですが、何度聞いても歪みだらけて使い物になりません。無指向性マイクは、背面からの音は拾わないので、自作は簡単ですが、単一指向性の自作は、この背面からの音をどう処理(調整)するかという事が、素人には難しいようです。いい加減に穴を開けただけでは、今回のように歪みっぽい音になってしまうのではないかという気がしました。この辺りを上手く調整して、クリアーしないと使い物にはならないようです。今後の課題です。もう一つのマイクは、外付けでは無く、ICレコーダー内蔵マイクを使いました。此方は、結構いい感じに取れています。ワンポイント録音なので、(マルチで録った)レコードやCDに入っている音楽のように、ステレオ的な広がりはでにくく、モノラル的に、どちらかと言うとセンター中心に集まりがちです。今後は、もう少し録り方を工夫して、もう少し音場の広がりを出したいと感じました。
 今回は、地元で行われたジャズライブでしたが、前回に比べ、ボーカルが新人だとかで、ちょっと・・・・といった感じがありました。演奏は、ベテラン揃いで、それなり良かったのですが、新人ボーカルが全体の足を引っ張ってしまったようで、残念でした。

久しぶりに生録行って来ました。   (12/18)
 師走は忙しい。でも、先日(15日)ピアニスト後藤泉さんのピアノコンサートに行って来ました。他に伊藤さんと橋本さんのクラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34 第2楽章 クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73  後藤さんは、3月にも1度聴いていますが、中々です。演奏は、交響曲第9番「合唱」リスト編曲ピアノ版でした。
 3月の前回は、町内の初めて聴くホールで、席は、ステージに近い方が良いだろうと、中央3列目とかなり近い位置で聴いた(録音した)のですが、場所が悪く、エコーのような音と直接音が重なり?かなり聞き苦しい?ものでした。司会者のアナウンスも良く聞き取れないほど、酷いものでした。ホールの音響設計が悪いのではないか?素人ながらその様に感じました。場所を変えれば、いくらか改善できるのではないかと言う事で、前回の経験を生かし、今回は、前回同様に中央位置ですが、15列目くらい、1階席の中央付近に場所を変えて録音してみました。会場での音も変なエコーのような響きは少なく、場所選びは、前回よりも良いと感じました。場所選びにうろうろするのも変なので、今回は、そこで、レコーダー2台で、それぞれに違う外部マイクを付けて、録音してみました。マイクによる音の違いを確認したいと思って実験してみました。オモチャレベルのマイクですが、一つは、無指向性マイク、もう一つは、単一指向性マイクです。ステージの上のピアノを録るわけですから、無指向性でも単一指向性でも大きな違いでないと思っています。録ってきた聞き比べて、後日、結果報告できればと思っています。

CDから聞こえない音がLPレコードから聞こえる   (11/9)
 長い事休んでいましたが・・・。最近、またレコードを何点か買い始めました。CDも大分溜まりましたが、好みもあり、主に聴くCDは数枚です。仕事中は、リピート機能で数回ずつ聴いています。飽きると次  と言う感じて、数枚のCDを何度も聞き直していますので、頭の中に音楽の再現イメージが出来上がっています。勿論、アンプを取り替えれば、音楽のイメージも大分変わる物です。それは、アンプの個性と言う事になるでしょうが、同じ再生装置でも、CDとLPでは、再生される音楽の様子が微妙に異なるという体験は、過去にも何回かしています。最近、同じタイトルのLPを何枚か入手したので、レコードで聴いてみたのですが、これが同じ音楽かと思えるほど、音楽の再現イメージに違いが感じられます。どちらにも一長一短があると思いますが、音の実在感など、リアルな印象は、LPの方があると感じます。CDでは、聞こえなかったバックでリズムを取る様子が、(CDでは聞き取れなかった)音として聞こえた時には、これがレコードとCDの違いなのでは無いか?細かい音が聞き取れる?理屈の上では、変ですね。SN比では、CDの方が遙かに優れているはずなのに、何故、レコードの方が音楽の陰に隠れた、微妙な音が聞き取れるのか?理屈に合わない現象のようですが、いつも聞き慣れて何百かも聞き込んで、頭の中にメロディーが記憶されているので、レコードの再現する音楽との微妙な違いが、あちこちに感じられるのです。この理屈に合わない現象は、何故???  素人の私の推測ですが、音楽のデジタル化の過程の中で微妙な音楽(人間の感覚が音楽を感じ取る)のニュアンス部分は、削り取られてしまうのでは無いか。その様に感じています。一般住宅で使うレコードプレーヤーには、床や空気を伝わる振動などに対し、完璧な対応が難しく、 また、アームやキャビネットの特性や限界など、確かに、レコード再生の弱点もあるのですが・・・・・・。それでも過去の物となったレコードの優れた面を再認識したような気がしま した。

最近のスピーカーはつまらない?   (10/9)
 
私は、アンプもスピーカーも(学生の頃は)自作派でした。現在は、自作の時間、自作の材料など、良い物が十分にそろわないので、と言うよりも時間が無い事が最大の理由だと思いますが、アンプもメーカー製を、スピーカーもメーカー製を使っています。メーカー製を使うと言う事は、自作よりも、選択の自由度、音作りの自由度など、少なく、いじる楽しみも少なく、音楽を聴く以外の楽しみは、以前に比べ少なくなったと思います。
 今日は、スピーカーのお話をしてみたいと思います。昔のスピーカーユニットは、種類も沢山あって、これは凄いと見ただけで感じるようなものもあったように思います。それから比べると最近のスピーカーユニット、スピーカーシステム共に、アッと驚くような物は少なく、殆どの物が、当たり前、と言うか、つまらない物が多くなったように感じています。オーディオが盛んだった頃と比べたら、現在のオーディオは、日の目を見ない趣味ですから、当然の結果かも知れません。
 しかし、逆に言えば、興味を引くような、独創的な製品や、発想やアイディアとか言う物が全くなく。各メーカーが同じような製品を延々と作り出しているだけ、製品には、夢も希望も何も無いと言えば言い過ぎかもしれないけど、広告を見ても客を振り向かせるような製品は皆無である。と言うのが私の実感です。
 例えば、スピーカー。最近のスピーカーは、トールボイとかコンパクトタイプが主流のように見えます。私のような古い考えを持った。偏見を持った人間からすると、それってハイファイなの? と言う気がします。単に、現在の住宅事情を考慮しました。と言ったような製品が殆どで、大型で、ゆったりとしたゆとりのある音を再現するような方向に向かっていないようです。私は、最近のスピーカーを知らない古い人間かもしれませんが、小さなエンクロージャーからは、それなりの音しか出ないと思っています。音(特に低域)を最優先に考えれば、どうしてもエンクロージャーは、大型になるものと思っています。20cmクラスのウーハーと小型のエンクロージャーから、まともな低音は出ないと思っています。小さなウーハーで、小型のエンクロージャーと組み合わせて、低域の再生限界を伸ばそうとすれば、当然、ウーハーのコーンは、重たくなります。その重たくなったコーンで、鋭い立ち上がりやダンピングの効いた低音を再現出来るか。これは、誰が考えても無理がある(矛盾を抱えている)と思います。実現する為には、軽いコーンで無ければ、絶対に無理であり、大きな振動板の面積と強力な磁気回路が必要になると思います。特殊な物を除き、最近の一般向けのスピーカーシステムは、皆小ぶりになり、興味を引くような物は、あまりないように思います。
 スピーカーの自作も行き詰まった感じを受けます。長岡さんは、独創の人?で、それまで殆どの人が(考えなかった)採用しなかったバックロードホーンをメインシステムにしたり、共鳴管のシステムをメインにしたり、ASWで低音域を補強したりした独自4ウェー方式、メインは、フルレンジなんて言う評論家は、他にいなかったのでは無いでしょうか。メーカー製には無い、自作の楽しみを提供してくれた奇人変人だったのかもしれませんが、氏の存在は、非常に大きなものであったと思います。今でも自作を謳う人はいますが、長岡式の延長線上にあったり、メーカー製のようなコンパクト2ウェーでは、興味が失せてしまいます。メーカー製と同じような商品であれば、設備とノウハウ、掛けるコスト等の点で、メーカー製にかないっこないと思うのです。簡易型の音圧計程度で何が出来るか?所詮、素人工作では?  自作とは、メーカー製に無い物、メーカーでは作れない物、独創的なアイディアなど、キラリと光る気の利いたモノを持っていないと興味を引くような物は出来ないと思うのです。それ程の人物、それ程のスピーカーシステムを期待するのは、現状難しいのかもしれません。しかし、バックロードホーンとコンパクト2ウェーイだけでは、寂しすぎるし、(自作も)つまらないですね。何方か、おもしろスピーカーを発案して下さい。私も時間が出来たらメインスピーカーを自作してみたいと思っています。もう一度、アンプもスピーカーも自作に戻って楽しみたいと思っています。

メンテナンス無しでは、まともな音が出ない。   (9/22)
 
これも余計なお世話??  かもしれませんが・・・・・。オークションを覗いていて気付く事を一つ。オークションを見ていると(当然かもしれませんが)稀少品に人気が手中する傾向があります。これは、多分私も同じ目で見ていると思いいますが、(30〜40年前の)ビンテージアンプは、外観を重視される傾向があるように思います。確かに、傷んだ物よりは、綺麗な方が良いに決まっています。しかし、ビンテージアンプの実用性を考えた場合、外観だけで商品を評価しては行けないように思います。電気回路に詳しくない。アンプの内部をいじった事が無い。見た事が無いという方には、外観で商品価値を判断するしか方法が無いわけですが、本当は、アンプ内部の動作状況とか接点の状態とか実用面での価値の方が、音楽を聴くための機器としては、より大切な部分なのです。いくら美人でも体の健康が無ければ、ハッピーにはなれないのと同じです。体の健康があって、初めて幸せになれるのです。多少、見てくれは悪くとも・・・・。これは我慢が出来ます。
 当時の価格○十万円とか百万円とか言う表示があります。これも一応の商品価値を判断する材料でしょうが、30年も40年も前のアンプ(電子回路)がそのままで、まともに動作していると思ってはいけません。私は、常に30〜40年前のアンプを(蓋を開けて)診ています。音は出ますが、内部の電子回路動作の不安定なものが多いです。理由は色々あります。接点の問題、部品の劣化など、外観からは見えない部分、音だけ聞いても分からない部分に異常が出ています。昨日まで音が出ていたのに、突然音が出なくなった。等と言う事になります。一見、音が出ていて、正常と思って使っているものの中にも、メンテナンス無しでは、故障寸前と言うものも多いのです。
 ご自身の奥さんを見て下さい。若さを維持する為に????  エステに通い、エアロビクスに通い、美容と健康に気を使って、お化粧をして、着飾って、美しさ?若さ?を維持しようと努力しているでは無いですか。一生懸命、機能を維持する為に、日々、メンテナンスを欠かさないわけです。(同じように)30〜40年も前のビンテージアンプが、メンテナンス無しで、機能を維持出来るわけが無い事は、上記の説明からも明らかです。機能を維持する為には、目に見えない部分にも、費用をかけてコンディションを維持する必要があるのです。そうでないと形はあっても中身無しの音になってしますのです。持つ事に価値があるという方は、それでも良いのでしょうが、実用品であるアンプは、良い状態で使えてこそ価値のあるものと私は考えます。
 人間の体と違い、アンプは、部品の交換が出来ます。古くなった部品を新しい物に交換し、劣化した接点を分解して、クリーニングや再半田するなど、人間の体では出来ない事を、機器の中では、部品さえ用意出来れば、比較的簡単に交換して、コンディションを維持する事が出来るのです。
 整備、メンテナンスと言っても一様では無い。(私自身偉そうな事は言えませんが)整備士の技量で出来上がりは雲泥の差がある。と言う事は事実です。医療に例えれば、風邪をひいてお医者さんで風邪薬をもらって飲む事も医療行為です。がん治療や脳神経外科など、高度な医療設備で、偉い先生に治療を受けるのも(同じ)医療行為ですが、中身は全くの別物です。ところがオークションに出品される多くの整備品、メンテナンス品は、同じくくりで扱われているのです。が、中身は、接点復活剤を吹きかけた程度で、簡単に済ました物としっかりやったものでは、雲泥の差があるのです。(多くの方は、中身を見る事が出来ないし、中身を見る事が出来ても判断が付かない)この辺りの違いは、多くの方には分からない部分だと思います。
 人間の体も若い頃と異なり、50代、60代になるとあちこちに異常が出始まります。アンプも同じです。30年も40年も使い続けた機器は、異常が出てきて当たり前です。オークションには、故障品ジャンクという出品も多く見かけます。動作品とは言っても病人で無い50代60代の方のような物で、病人とは言わなくとも20代30代の健康を維持しているとは言い難いものです。あちこちに痛みが出始まったり、不自由や不便を感じるようになります。その様な場合は、放置せず、適切な治療を受けるはずです。オーディオ機器も同じです。故障とまでは行かなくても傷みが出始まっている事が多いのです。故障する前に、適切なメンテナンス、適切な整備が必要なのです。メンテナンスの意味、メンテナンスの価値、メンテナンスの違いと言う事をお考え頂きたいと思います。

買ってはいけないオーディオ機器?   (9/12)
 
オークション参加の皆様へ・・・・・・。オークションに参加して、沢山有る欲しい物の中から、念願の落札が出来たのに、残念・・・・・・。と言う思いをされた方は、私を含め沢山居られるのでは無いでしょうか。オークションの出品商品、出品者は、玉石混淆です。見てみるに石の割合が多いかもしれません。どれが玉で、どれが石か、オークション初心者には、中々、判断の付かないもと思います。
 オークション初心者の方に、失敗しないための一応の判断基準を簡単に書いてみたいと思います。この基準に従って品選びをすれば、大きな外れは無いと思います。いやな思い、悔しい思いをしないために・・・・・。かなり前ですが、「買ってはいけない○○○」という本が流行った時期があったと思います。「(オークションで)買ってはいけないオーディオ機器」です。
 まず第一に、商品説明に「ノークレーム・ノーリターン」「NC・NR」などと書いている出品者もいますが、これらの出品商品には手を出さない方が無難です。万一、商品に異常がある場合でも、ノークレーム・ノーリターンを盾に、返品や返金に応じてくれない場合が多いです。不良品の場合には、返品、返金に応じてくれる出品者(出品商品)を選ぶようにします。これらの事が商品説明に無い場合は、質問欄から質問しましょう。商品説明にこれらの事が書かれていない(明示されていない)商品は、最初から止めた方が良いかもしれません。同じ機種なら、他にも出品されているはずですし、今、出品されていなくても、しばらく待てば出品されるはずです。少しまとうかという気持ち(余裕)も大切です。慌てて飛びついたり、安さに惹かれて飛びつくと、ろくな結果になりません。市価よりも安く落札出来るのもオークションの魅力ですが、それに釣られて失敗するのもオークションです。出品者は、入手価格よりも安く売って損を出すような取引は(望んでいない)しないものです。注意をして下さい。取引の最低条件は、不良品対応してくれる事です。入札しようとする商品は、出品者の過去の履歴も確認しましょう。悪いという評価が多い場合は、注意が必要です。
 整備品、メンテナンス品について、最近の商品説明を見ると整備品とか、メンテナンス品と謳っている物が多くなってきたように思います。何故でしょうか?  理由は、色々あると思いますが、客観的に見ると、一つは、整備品やメンテナンス品と謳っている物は、高値で落札されるからと言うのが大きな理由のように思います。
 整備品、メンテナンス品と謳っているもでも私のような修理屋の目から見ると「こんな物殆ど手を付けていないじゃないか」という出品も見かけます。ヤマハのCA-2000は、100台以上出品していますから、内部の出品写真を見れば、どの程度の事をしているのか直ぐに分かります。ある商品は、(一部部品に)銅箔テープを貼って、見えるとこだけかっこつけているけれども、それ以外は、外観的には手つかず、スイッチやボリュームに接点復活剤を振りかけた程度、基板はと言うと(表面の)汚れがそのままで、拭き取った様子も洗浄した様子も無し。ところが、外観だけはピカピカ。こんな商品見覚えがありませんか。○○○△△の出品物です。この程度でも「メンテナンス済み」と謳って出品しています。訳の分かる人には、内部写真を見れば直ぐに分かる物ですが、素人さんには分からないらしく、こんないい加減な商品でも外観が綺麗だし、メンテもしてあるらしいからと、結構な高値で落札されます。
 ここで一言、損をしないために、お教えします。メンテナンス品、整備品を求める場合は、保証期間(1ヶ月以上出来れば3ヶ月以上で、長い程よい)の付いたものを求める事が賢明です。何故か????  メンテナンスとは何でしょうか?整備は何でしょうか?  故障しないように、良い状態を維持して、長く使えるようにするものではないでしょうか。メンテナンス品、整備品に何で高いお金を出すのでしょうか。出品者を喜ばせるためですか。安心して、長く使えるから、高いお金を出すのでは無いでしょうか。長く使える。安心して使える商品が整備品、メンテナンス品であるならば、出品者は、その信頼の証として、保証を付けるべきでは無いでしょうか。そうで無ければ、あなたの落札するメンテナンス品、整備品は、何を持って信頼の証と言えるのか。メンテナンス品、整備品に対して支払う差額(増額)は、一種の保険料のようなものと考え、一定期間の安心を請求する必要があるのでは無いでしょうか。メンテナンス品、整備品という説明に踊らされて、内容も確認せず、保証も無く、高い金額で落札するのは愚かです。
 ついでに、一口に、メンテナンス品、整備品といっても、同じものではないと言う事を理解して下さい。ある出品者は、蓋を開けて、接点復活剤をかける程度でも整備と考えているかもしれません。計器にかけて各入出力に異常なしの確認、調整程度でも、整備と考える人もいます。整備やメンテは、その人の技量や考え方で大きく異なります。例えば、整備項目が100項目あったとして10項目の整備でも、手を入れれば整備品です。60項目の整備でも整備品です。80項目でも整備品です。あなたは、この違いを分かりますか。殆どの参加者の方は、この違いを分からないと思います。整備とは、やればやるほど(部品などの)費用と時間の掛かるものです。もうけを出すためには、出来るだけ費用をかけずに時間をかけずに、高値で売る事です。手間をかけて、費用をかけて、90項目の整備をして、認めてくれる参加者がいないと手間に合わない仕事になってしまうのです。オークションは、出品者にとって「正直者が馬鹿を見る」と言う面もあります。整備に力を入れれば入れるほど、コストが掛かっているのに、そのことが参加者の方に上手く伝わらないと、その出品は、原価割れにもなりかねません。逆に、10程度の整備で、整備品、メンテナンス品と謳って、高値で落札されれば、儲かるのです。この事が、整備品、メンテナンス品が増えた理由の一つだと思います。 整備品を謳って、整備内容が示されていない。整備内容が不明瞭な場合は、質問欄から整備内容を具体的に聞いてみましょう。
 何故、1ヶ月の保証、3ヶ月の保証なのか。1ヶ月故障せずに動作するものは、一つの峠を越えたと見なす事が出来ます。と言う事は、3ヶ月動作出来そうだと言う事です。3ヶ月動作する事が出来れば、2つ目の峠を越えた事にになり、半年以上、1年以上問題無く動作する可能性が高いと言う事です。この様な事から、長期の動作保証商品をおすすめ致します。 何故か?  それは、修理(メンテ)屋の立場でお話ししますが、ガリが出たり接触不良の出るボリュームやスイッチは、1週間程度なら、接点復活剤を吹きかける程度で接触は維持出来ます。ところが1ヶ月以上、3ヶ月以上の長期になると接点復活剤を吹きかけた程度のものだとボロが出てくる場合があります。なので、いい加減なメンテナンスでは3ヶ月以上の保証など出来ないのです。保証期間の長いものほど、本物と言えましょう。
 出品者側も(いかにも作業をしたような)整備品を謳っておきながら、補償無しとは、責任回避もいいとこで、片手落ちな話では無いか。自分の仕事に自信が持てるのならば、動作品よりも高値で購入してもらうのならば、整備品を謳うのならば、自分にプライドがあるならば、少なくとも自分の商品に保証期間を設定すべきでは無いのか。保証期間を設定出来ないような、自信の無い商品は、整備品、メンテナンス品と謳うべきでは無いと思っています。
 保証期間を設ける意味については、私の場合、もう一つの理由があります。それは、人間のやる作業ですから絶対はありません。まして扱う対象が30年も前のアンプです。経験や勘だけで(より完全なものを目指して取り組んでいますが)完璧な対応は出いません。万一、故障が出た場合でも落札者様の不利益にならないよう、無償修理や(今まで1件もありませんが)修理不能な場合は返品返金で対応させて頂くわけです。
 オークション参加者(特に初心者)の方は、これらの事を良く理解されて、いやな思いをしないよう、公開しないように、それぞれ商品の適正価格を見極めて入札して下さい。楽しいオークションにしましょう。

オーディオの進化は本当の進化か?   (7/18)
 
オーディオに対する考えは、人それぞれだと思いますが、個人的に感じている事を少し書いてみます。
私の考えるオーディオは、多くの方がそう思っているだろうと思われる。より良い音を再生する為のものと思っています。決して、携帯オーディオでは無いのです。いつでもどこでも気軽に手軽に聞けるオーディオなどは全く求めていません。(そうで無い方もお出ででしょうが)
 オーディオ趣味は、過去のものなどと言われる事もありますが、現代のオーディオ製品を見ているとその様にも感じます。CDが出る80年代にオーディオは変化したと感じています。私なりの解釈(独断と偏見)では、それは進化では無く、変化であったと思っています。アナログからデジタルへの変化です。それは、(メーカーがどう考えているか分かりませんが)変化であると思います。私が考える進化とは、(オーディオにおいて)音質の飛躍的向上であると思うからです。アナログからデジタルへの変化は、果たして、音質の飛躍的向上に繋がったでしょうか。私は、そう感じていません。振り返って考えてみるとデジタルへの変化(音楽情報がデジタルデーターとして扱われる事)は、情報販売、情報伝達の方法に変化をもたらしたと思っています。音楽情報がアナログデーターの時には、主にレコードやテープ、そしてFM放送などによって、音楽情報が販売、伝達されていたと思います。それがデジタル化される事により、CDと言う形で販売され、ネットでダウンロードという形に、販売形態が進化したように感じています。メモリーに何百何千という数の音楽をダウンロードして、携帯音楽を楽しむと言うのが、現代の若者のオーディオの主流になっているのでしょうか。私には、興味関心が無いので、良く理解していません。(子供たちはその様なオーディオを楽しんでいるようです)
 この様なオーディオは、その様な聴き方をする方にとっては、便利で確かに進化なのかもしれませんが、より良い音で音楽を聴きたいと願うユーザーにとっては、全く進化したという所は見当たらないように思います。CDからもっと音質の良い(データー的に音質の良いとされる)SACDに規格の上では進化?しつつあるのかと思われるけれども、SACDが普及しないのはなぜか?この辺りもある意味で、デジタル化の限界を示しているのでは無いかと思います。何も加えず、何も引かない。その様なアナログから、音楽信号をデジタルという、全く別な物に置き換え、再生時にアナログに戻す(デジタル信号でもスピーカードライブ時にはアナログ信号として復元している)デジタル方式は、何となく濃縮還元ジュースのような気がするのです。ジュースは、絞りたてのフレッシュジュースが最高においしく。濃縮還元ジュースは、保存や流通の都合に合わせ、都合良く扱う為の方法で、必ずしも最高の味を求めた物ではありません。味的には落ちます。余談ですが、濃縮還元ジュースには、常温保存が可能な物、数ヶ月保存が可能な物など、時と場所を選ばず、大変便利ではあります。一方、フレッシュジュースは、絞った、その瞬間の味が最高で、時間の経過と共に味も落ちて行きます。保存などは無理です。
 音楽にも同じような事が言えるのでは無いでしょうか。便利さだけを追求したオーディオなんて、おいしさを求めているユーザーには、何の魅力も無いのです。提供者であるメーカー(業界)は、もっとその辺りを考える必要があるのでは無いでしょうか。いや、その便利さが世の中の多くのニーズであり、逆に、現代では、この様な私の考えは、古いと言われるのかもしれいません。その様な事から、私は、時代に逆行しているのか、流行には魅力を感じず、アナログが盛んだった頃のオーディオを、一人、今でも追い求めています。

本を読んで思う事   (6/27)
 
趣味がオーディオのなので、趣味の本は、暇があると読む事が多くあります。趣味に限らず、興味を感じた事は直ぐに本を手に取るようです。最近は、老眼で本を読む事も少し億劫になってきましたが、それでもネットばかりが情報源では無いので、本でしか得る事の出来ない情報もあります。そんな中、私は、トイレで毎日5分間読書を欠かしません。当然、用意してある本はオーディオの古い本ばかりです。
 長岡さんの本もあります。その中で 平成3年頃の文書の中に、  「オーディオは成熟した。つい最近、15〜20年前のアンプをテストした。結論は、オーディオは、この20年間全く進歩していないと言う事。それでもオーディオは、年々進歩している事になっている。・・・・・」と書いている文書がありました。これは全くその通りであると思います。と言うのは、私は、40年前のヤマハのB-1をメインアンプに使っています。それは、骨董趣味だからではありません。その音が好きだからです。多分、この思いは、私だけのものでは無いと思います。それは、オークションを見ても、今でも(整備品は)当時の価格と同等かそれ以上の値段で取引される事もあります。それだけ根強いファンがいる。名器であると言う事です。今の製品は高すぎて手が出ないという面もあります。手頃な値段のアンプでは、まともな音は出ません。今の(百万単位の)高額なオーディオアンプが30年後40年後に名器として生き残る商品があるでしょうか。最近のアンプで、話題になるような製品は殆ど無く。価格だけが、うなぎ登りで、お金を出せば夢を見る事が出来るというのは、今も昔も変わらないのがオーディオでしょうか。それも趣味というものでしょう。

全く酷い出品者(酷い商品)   (6/25)
 
先日、ヤフーオークションでHMA-9500mkUを落札しました。出品者は新規と言う事で、評価はゼロでした。出品商品を見るとオーディオ用機器を多数(30点くらい)出品していました。オークションには、当たり外れは付き物と言う事は、百も承知していますが、しかし、今までに無く酷い品物をつかまされ。詐欺にでも遭ったような気分です。当然ながらその様な商品は、NC.NRなどと書いてあるものです。出品者のIDは、tn○○○○(ここでは明示しませんが)で、tnで始まる6文字のIDで出品しています。私のようないやな思いをする方が出ないよう、ここでご注意申し上げます。
 その酷い商品とは、商品説明には、プロテクトは解除するけれども、片側の音が非常に小さいというもので、もう一方は正常というものでした。これなら修理は可能と判断して、落札しましたが、中を開けてビックリという品物でした。片側(音が非常に小さいという)は、全く動作していません。基板への配線は、全て外して束ねてありテープが巻いてあります。出力段のMOS-FETは、全て外してあり、付いていません。ノンスイッチングを司るICも外してあり、修理を断念して部品取りをした物のようです。従って、「音が非常に小さい」は誤りで、音が出ないと言うべきです。例によって、素人修理をした物のようで、基板にマジック書き配線は、外した後にイモ半田、抵抗は、ヒューズ抵抗では無く、酸金抵抗、その他諸々素人作業です。こんな酷い商品を説明書きも無く、いかにも音が出ているような説明で、出品するとは、詐欺です。
 少々腹が立ったので、また、同じ思いをされる方が無いよう。ここに書き込みました。落札したHMA-9500mkUの修理は、主要部品が欠品状態なので、MOS-FETは、在庫があるのですが、ICは、基板ごと抜き取ってないので、基板を起こして再現するしか無いようで、少し気長に修理再生したいと思っています。
 評価の無い 「新規」は要注意と言う事でしょうか。 勉強させられました。

電解コンデンサーの特性    (6/22)
 
アンプを修理していて感じている事で、コンデンサーによる音の違い、変化というものについて、以前から感じている事があります。コンデンサーを交換すると音(音質)が変わると言う事は、多くの方が知っている事だと思います。しかし、なぜ変化するのか、どのように変化するのかという事になと、中々明確な答えは無いようです。音質は、明らかに変化するのに(測定器などによる)特性の変化は無いはずです。この辺りがオーディオの難しいところで、特性をいくら追求しても、例えば、ひずみ率を0.01%から0.0001%にしたところで、音質は変わらない。しかし、電解コンデンサーなどの部品を交換すれば、特性は変化しないけれども音質は確実に変わる。と言う事です。この事は、電解コンデンサーほどでは無いにしても、他のパーツでも同じ事が言えます。
 私は、出品アンプのコンデンサーを交換しています。ただオーディオ用に交換すれば、特効薬のように音が良くなるなどと言った単純な物ではありません。パーツは、電解コンデンサーに限らず、全て、独自の(音質的な)個性を持っています。それは、オーディオ用と言われるパーツも例外では無く、(使用素材は若干異なっても作り方は同じですから)全て個性を持っています。
 それぞれ個性を持ったパーツを組み合わせて、(完成品)製品として一つのまとまった音(音色)を作り出しているのです。と言う事は、それぞれのユーザーが、(好みの音色を追求して)コンポを選び、システムを組み上げて行くという作業と同じ事をアンプの中でやっているとみる事が出来ます。メーカーが製品を作る際も、全く同じで、最後の音決めは、パーツの選択や変更などで音を仕上げて行くものです。
 以前から感じていた事ですが、電解コンデンサーにも銘柄によりパーツの持っているF特(周波数特性)が異なるのでは無いかと言う事です。どういうことかと言いますと、例えば、スピーカーユニットでお話しすれば、同じ帯域を再生出来るスピーカーユニットでもF特(スピーカーの持つ各周波数での出力)は一様(平坦)では無く、各周波数帯域でそれぞれに違ったうねりを持っています。それが音質差を生み出す一因であると思います。それと同じように、電解コンデンサーにも各周波数帯域での微妙な差異があるように思います。と言うのは、この銘柄は、低域がすごく力強く出るけれども高域は伸びないとか、このコンデンサーにすると音がソフトでマイルドになるとか、このコンデンサーにすると高域がキラキラして華やかに聞こえるとか、それぞれに音の違いがあります。(少々乱暴な言い方をすれば)それらは先に触れた、スピーカーユニットと同じように、パーツの持つF特の差異によるものではないかと感じています。
 ネットを探せば、この銘柄のコンデンサーは、こんな感じの音がするとか言う書き込みはいつかあるようです。コンデンサーは、その様な個性を持っていると言う事を言っているのだと思いますが、どのような個性を持っているかと言う事は、多少違った印象を持っている方もお出ででしょうが、大体と言う大雑把な見方をすれば、似たような印象を持っている事と思います。難しいのはそこから先の事で、それぞれ個性を持ったパーツ(コンデンサー)をどのように組み合わせれば、良い音(音色)が出せるかと言う事で、意図した音(音色)をどのようなコンデンサーの組み合わせで実現するかと言う事は、やってみると分かる事ですが、計算で導き出せるものでもなく、測定結果から得られるものでもなく、試聴に頼る以外に方法は無く、(パーツの取っ替え引っ替えに)大変手間暇掛かり、音(音色)の善し悪しの判断も難しく、大変な作業であります。また、入手出来るパーツの種類も限られ、その中で理想の音色を作り出そうとすると更に難しくなります。同じ銘柄でも使われる状況によっては、音質の評価が変わる場合もあります。同じ銘柄でも耐圧や容量で音質が変わる事もあるようです。その他にも色々あるのですが、(その世界は)はまったら最後抜け出せない泥沼かもしれません。

久しぶりに(内緒で)生録    (6/21)
 
大分前になりますが、10日ほど前に県内で(有名な日本人ピアニストの)ピアノリサイタルが有りました。しばらく振りにICレコーダーを持って行って来ました。久しぶりの生演奏鑑賞と生録でした。何ヶ月も前にチケットを購入していて、S席と言う事で期待していたのですが、ホール1階の最後尾列で少しガッカリ、この様なホールでの鑑賞は2回目ですが、同じS席でも(ステージ側の最前列から最後尾まで)こんなに差があるのかと驚きました。同じ料金なんだろうけど、これは酷いと感じました。しかし、(私は素人ですが初回のホールから比べると)ホールの響きは良く最後尾でも、まずまずの音質で聴く事が出来たと思っています。
 録音に関しては、当然ながら、このような会場では、禁止事項です。せっかく持って行ったので、内緒で録音してきました。今回は、その様な事も想定していたので、3台のICレコーダーの内、1台だけ持って行きました。ライブと違い、会場が広いので、マイクは、松下製の無指向性WM-61Aだけ持って行きました。録音は内緒でやったので、録音レベルが少し低めだったようですが、それでも結構まともな音で録れていました。ステージから大分距離があるので、ステージのピアノの音に合わせた録音レベルでは、演奏終了時の拍手が(間近と言う事で)とても大きな音で録れる為に、調整機能が無い為、(レコードやCDのライブと比べ)レベルのアンバランスに少し違和感があります。それでも音楽を楽しめるレベルで録れていたので、ホットしました。結構、マイクは優秀だと思います。
 久しぶりの録音で、外部メモリー設定になっているものと思っていたら、内部メモリー設定になっていて、録音が途中(終盤)で、切れてしまっていたのは残念でしたが、それでも8割以上は録れていたので、良しとするしか有りません。
 録音した音楽を再生してみて感じた事は、最後尾で録ったにもかかわらず(ステージからは相当の距離があります)、マイクで拾った音は、結構優秀で、その距離感を感じさせないほど、間近で録ったような音質でした。それに聴衆のノイズも思いの外静かで、録音を聴いていて音楽に集中する事が出来ます。この様な広いホールでは、単一指向性マイクなどを使ってステレオ感を出す事は難しいと思い、今回は、単一指向性マイクを使った録音はしませんでした。(録音対象がステージのピアノ1台と会場の聴衆の為)結果は、無指向性マイクで十分でした。また、機会を見つけて出かけたいと思います。

接点ケア商品いろいろ    (5/30)
 
1ヶ月は、早いもの。もう1ヶ月もたっているのですね。更新が遅くなりました。
仕事柄?オーディオ機器内部の接点については、色々と気を使うものです。特に、古いオーディオ機器の接点は、劣化している事が殆どで、そのままでは、良い音を期待する事は出来ません。この事は、多くの方が理解している事と思います。接点は、無い方が良い。やむを得ず、接触という形を取らなければならない場合は、接触の状態を最適に保ち、接触抵抗は限りなくゼロに近づけるべきである。この様な考えの基に、仕事をしています。
 今まで、スイッチなどの接点は、接点をクリーニングして、良い状態を保つ為に、接点復活剤を使用する事が多かったです。何気なく手にした接点復活剤は、メードインUSAの○○です。評判も良いようで、それを当たり前のように使い続けてきました。しかし、最近になって、これで良いのだろうか?と思うようになり、国産を含め、多くの商品を試す事になりました。専用の商品としては、大きく分けると接点クリーナー、接点復活剤、接点グリースなどが有るようです。接点クリーナーは、揮発性が高く、アルコール系の物が多いようです。接点復活剤は、一番種類が多く、メーカーごとに、それぞれ特徴が有り、使用感も異なり、成分も異なるようです。どれが良いか?これは簡単には答えが出ません。なぜって、、、、。それは、長く使い込まないとそれぞれの特徴も良さも解らない。どのような差が出るのか?それも時間経過しないと解らないと言う事です。使用感だけでは、判断が付かないものです。初期の状態では、使用感は異なりますが、接点の潤滑度を保つという点では、大差なく、大雑把な見方をすれば、皆同じようなもの。この状態が、いつまで持続出来るか。経年劣化は、どのように変化して行くかなど、これらの違いは、年単位で比較観察しないと何とも言えないところで、善し悪しを判断するには、時間が掛かりそうです。今は、それぞれの製品を使ってみて、使用感を見ているところです。接点グリースは、入手出来る製品としては、そう多くはありません。これらは、主に潤滑作用の持続性と金属表面の酸化などを防ぐ目的の商品です。接点復活剤にも似たような機能があり、それぞれの使用条件によって、使い分けるという個でしょうか。
 どのような製品があるのかも解らず、一つの商品のみを信じて使っている(使ってきた)というのは、ここに来て、これで良いのか?と感じるところがあったので、色々な製品を試す切っ掛けになりました。高価だからとか、舶来だからとか、能書きがとか、中身を確かめもせずに、物の善し悪しを頭の中で判断しているケースは多いと思います。しかし、それって正しいのでしょうか。全ては、自分で試し、何が最も望ましいのか。それは、(面倒でも)自分自身で確かめる以外には無いのでは無いでしょうか。簡単に、評価が良かったからと言う理由だけで、物を選んではいないでしょうか。世間の評価の高い商品を並べれ(繋げば)ば最高の音が出ると言うほど単純な物ではなく、他人の評価よりも、自分の耳で確認する(システムを構成する)事は、大事な事であると思います。

オーディオの満足とは何か? 人それぞれ    (4/30)
 
私は、毎日アンプを治しています。私用がある時、具合が悪く寝込んだ時以外は、毎日アンプを治しています。勿論、週1回の定休はありますが、それ以外は、休みません。そして、オークションも毎日眺めています。そんな中で、思った事、感じた事を書いてみます。
今日は、オーレックスのSY-λ88Uの出品に向けて、メンテナンスを進めています。このアンプの大変なところは、劣化の(進んだ)多いλコンデンサーを使っている事です。このλコンデンサーは、オーレックスのアンプに限らず、デンオンのPRA-2000シリーズにもいくつか使われています。銅箔または、銅蒸着フィルムを使っているせいか、他のフィルムコンデンサーに比べ、経年劣化が目立ちます。そして困った事と言うのは、このλコンデンサーの入手が困難な事です。今までは、中古良品在庫を持っていたので、交換用に使っていましたが、そろそろ在庫が無くなりそうです。SY-λ88Uは、手元に3台有るので、1台は間違いなく、仕上がりますが、2台目はギリギリ(何とかなるか)と言ったところで、3台目は、λコンデンサーを使わないSY-λ88Uになりそうです。λコンデンサーを使わないSY-λ88Uなんて変ですね。でも、そうなりそうです。不良品が多いのです。完全に容量が抜けてしまった物、容量が半減してしまった物、これらは使えません。不良品(と判断します)です。
 ところが、ところがなのですが、このSY-λ88Uと言うアンプは、このλコンデンサーの容量が抜けていても解らないアンプなんです。電源のパスコンなんて、ショートさえしていなければ、容量抜けしていても分からない物です。殆どの人は音楽を聴いても気づきません。また、カップリングコンデンサーに使っているλコンは、並列使用(2個を並べて)しているので、1個が容量抜けしていてももう1個がまともな物であれば、容量に若干の違いがあっても音は出ます。この様な事から、容量抜けしていても、(オークションでは)動作品として通ってしますのです。今、整備中のSY-λ88Uは、まとものな物9個少し容量低下した(使える)物2個、容量が半減(不良と判断)して使えない物3個、完全に容量が抜けている(殆ど容量無し)不良品4個でした。18個の内、7個が不良品でした。不良品が4割もあるのです。それでも動作品として取引されているのです。殆どの人は、元々の音が解らないのだから、こんな物でも動作品として取引されているのが現実なのです(勿論、私は手持ちの同機種から抜き取って良品を揃えますが)。
 この様な事を正直に書くと、驚かれる方もお出でかもしれませんが、これが現実なのです。そして、この話は、ここで終わりではありません。この様なアンプは、他にも沢山あるのです。もうオークション終了したので、差し障りはないと思うので書きますが、パイオニアのC○という機種、私は、かなり前ですが1度使った事があります。音は、期待した割には、普通というか、並、特に、これと言って・・・・。何も無し。価格が価格なので、インテリアとしては、風格があり、立派なので、それなりに見えますが、開けてビックリ玉手箱という中身の酷い物でした。外観は、殆ど無傷で美品でした。落札時もそれなりの取引価格でした。中に使われている高級なガラスケース?に入った四角の特殊な超高級電解コンデンサーは、殆ど全てが劣化して容量抜け、アンプ部は、モジュール化されているのですが、S社のモジュールとは異なり、そのモジュールが発熱によるものか?ヒビだらけでガッカリ、このメーカーの物作りにガッカリして、それ以降、このメーカー製アンプは、一切手を出しません。私は、仕事柄、入手した全てのアンプをバラし、内部(部品まで)を確認していますが、外観からは、中の様子は、全く見えないものです。一般には、美品とか言うと高値で取引され、中古アンプの値段=外観で評価のような傾向が多く見られますが、中身は、この様な有様です。このC○も終了時の価格は解りませんが、多分、昨日の時点で15万円くらいの値が付いていたと思います。オークション商品に限らず、(中古販売店の物も含む)整備されない(現状)商品、整備済みと言ってもいい加減な物、蓋を開けた程度で整備済みなどと言う物もあります。
 これとは別に、オークションを眺めていると50年?も前の真空管アンプの名器、○社の高級アンプがありました。オリジナル、当時のままなどと言って100万円もの高値で取引されているようです。(私は、それをおかしいと言っているのではありません)私は、舶来の高級品とは、全く縁の無い人間すから、物の価値が解りません。当時の販売価格がいくらかも、現在の相場も全く解りません。ただ、感じる事は、この名器?よりも新しい(30〜40年前の)中古品で、あちこちパーツの傷み(劣化)を沢山見ている人間からすると50年も前の商品がオリジナルのままで果たして、性能を発揮しているのだろうか、当時の音が出ているのだろうかと言う事を感じるのです。50年も前の高額商品の音を聞いたことがあり、その音と同じ音が出ているかどうかを知っている人なんて、今頃、居ないですよね。すでに、代替わりしているはずです。これがかつての名器の音と言われれば、納得。否定出来るはずも無いのです。だって、初めて聴くんですから。100万円もの大金をはたけば、どんな音が出ていようとも有り難いに違いないと思います。お金をかけた満足感かな・・・・・。
 色々なオークション取引を見ていると、オーディオの満足とは、何か??? それは、人それぞれで、音質に満足というのも有るでしょう。高価なレアアイテムを手に入れた事の(眺めているだけで)満足も有るでしょう。聴く事よりも集める事が趣味という人も居るでしょう(骨董の世界ですね)。そういう私も、結構、集めるのが趣味と言われそうなほど、(多くの人がそうであるように)50台以上眠っているようです。でも、私の場合は、出品する為の商材ですから・・・・などと言い訳をしています。それに私の場合は、朝から晩まで、仕事中は、音楽も聴いていますし・・・・・・・。オーディオは、楽しい音楽を聴く為の道具と考えています。ハイ・・・。

名盤の陰に名エンジニアあり    (4/16)
 
私は、オーディオが好きですが、オーディオ好きにも色々なタイプがあると思います。メカをいじったり作ったりする事が好きと言うハード系のの人と、メカはさっぱりで、レコードやCDによる音楽を聴くのが好きで、音楽の事を話し出すと延々と話をするような、ソフト系の人種に分ける事が出来るように思います。どちらもOKと言う人は希で、少ないのではないかと思います。私は、どちらかというとメカに興味を持ち、音楽を聴くのも好きな人間です。ハード系か?音楽を聴くのは好きだけど、音楽情報には、あまり興味が無く、知識も無く、音楽とは聴いていて心地よく聴く事が出来れば何でも良いという人間です。音楽に対する好みはありますが、拘りはありません。なので、いつの誰の演奏がとか、言う事にはあまり興味がありません。
 学生の頃は、貧乏学生で、オーディオ装置を揃えるのがやっとで、レコードに回すお金はそれ程無く、それ程、多くのレコードを持っていませんでした。音楽の情報源は、もっぱらFMエアーチェックで、後は、秋葉原の石丸電気のレコード館で、良さそうな音楽を見つけると買ってくる程度で、大した物は持っていませんでした。
 10年前にオーディオを再開してからは、中古レコートが1枚100〜2000円程度で買えるので、結構、買い集めました。50枚で○○○円とか一派一絡げで売っている物も買いましたが、この様なレコードは、結構かすも多いか?欲しい物を選んで買う方が良いのではないかと思いますが、CDも中古だと物によっては、100円程度から入手出来ます。主に、昔聴いた懐かしい曲を選んで買って、装置の(ランニング)テストにBGM的に聞き流す事が多く、レコードは、アンプのテストとじっくり音楽を聴きたい時に聴くようにしています。
 昔(学生の頃)は、ポピュラー系、フュージョン、クロスオーバー、ソール系の物が多かったかな。純粋なジャズ、クラシックにはにはあまりなじめませんでした。オーディオを再開してからは、電子楽器の発する刺激的な音は、(年を取ったのでしょう)あまり聞きたくなくなりました。その代わり、アコースティック楽器や歌声など、人工的な音では無く、自然な音が心地よく聞こえるようになりました。年と共に、音の好み、音楽の好みは変わるようです。今では、クラシックもジャズも心地よく聴く事が出来ます。アコースティック楽器の音は良いものです。
 この様な事から、(たまには、昔聴いた懐かしい曲も聴きますが)今まで本気では聴いてこなかったジャズやクラシックが最近は主流になりつつあります。BGM的に毎日10時間以上流す曲は、飽きの来ないよう、色々なジャンルの曲を取り混ぜて聴いています。
 最近気づいた事、認識を新たにした事を少し書いてみます。以前から、(録音の)名エンジニアの話は雑誌で読んだり聞いた事があったのですが、さほど気に止めていませんでした。しかし、最近思う事は、名盤と言われる物(レコードやCD)は、名演だけで出来るものでは無いのではないかと思うようになりました。クラシックの録音にも著名なエンジニアが居ます。ジャズにも然りです。
 そう感じた切っ掛けは、ブルーノートのレコードです。ジャズを聴くようになって、少しは、色々なレコードを聴くようになりました。ブルーノートレコードは、いつからかは解りませんが、50〜60年代あたりに、ジャズの名盤を多く残していると思います。私の以前の認識では、古いレコードは、レンジも狭く、70〜80年代頃の進んだ録音の物に比べると、情報量も少なく聴き劣りして、その年代の比較的新しい装置では相性が悪く、モノラル時代の音楽なんて、聞くに堪えないと思い込んでいました。確かに、レーベルによって、イコライジングの違いや音質の違い、善し悪しがあったと感じていました。しかし、ブルーノートレーベルのレコードを聴いた時、ふと、これは違うと感じたのです。今聴いても全然古さを感じない。70年代の物と比べても聴き劣りしない。モノラルでもそれなりに聴けてしまう。当時としては、画期的な録音レベルでは無かったか?と感じていました。
 確かに、奏者の技量もあるでしょうが、この音は、それだけで無い録音エンジニアの技量によるところが大きいと感じたのです。その後、調べてみるとなるほどと感じました。当時、ブルーノートには、(今でもご健在のようですが)著名なエンジニアが居たのです。私が聴いているジャズは、それ程多くはありません。探せば、他のレーベルにも同じくらい出来の良いレコードがあるのだと思います。
 (当然と思っているお気づきの方々には、笑われるかもしれませんが)この出来事は、私に感じさせるものがありました。同じ音でも、その音を捕らえる(または、表現するか再現する)エンジニアの(技量の)違いによって、これほど、同じレコードから再現される音楽が違う。逆に言えば、レコードから音楽を再生する我々リスナーも技量によって、これほど大きな違いとなるのだろうかと。
 ブルーノートレコードは、○○○番からとか△△△番からなどとも言われます。既に、これらのレコードもCD化され販売されているようです。現在は、これら中古レコードを求めようとするとプレミアムが付いたりして、結構高いので、私は、新品CDで、聞きたい物を集めています。新品でも殆どは、(特別な物を除けば)1000円弱で買えます。このことを考えると、何と便利な世の中か。1000円弱で、当時の名盤が入手出来るとは、嬉しいです。小遣いが貯まったらレコードも揃えてみたいと思います。

良い物が無い。少なくなって来ている    (3/29)
 
オークションに参加して、10年くらいになります。以前と比べて変わったことは、色々あると思いますが、私の見ているジャンルでは、70年代のアンプの数が減ってきたことと程度の良い物が少なくたって来ていることでしょうか。当然のことながら、数が少なくなると言う事は、良い物を選ぶことも難しくなる。選べなくなって来ている事になるわけです。
 外観で言えば、新品並みに綺麗な物が少ないです。以前は、結構、程度にバラツキが有り、少し高い入札額で程度の良い物も選べたのですが、最近は、どれもこれもあまり良い物がありません。少し良さそうな物が出ると(私の感覚では)とんでもなく値段が跳ね上がる事もあります。そういう点では、妥協が必要になってきているのかもしれません。私の個人的な考えですが、オーディオ機器は、音楽を聴く為の道具なので、飾っておくインテリアとは違うので、外観については、酷いものを除けば、ある程度は、許容範囲なのかもしれません。
 また、外観だけで無く、アンプ内部も痛んでいる物もあります。自然に、劣化して痛んだ物は、修理やメンテナンスは比較的容易なのですが、最近多く見かけるのは、素人作業が目立ちます。ネット上にはこの手の情報が流れ、見よう見まねで、本人は、修理やメンテナンスのつもりなのでしょうが、それが原因で、不調であったり、故障の原因となっている物があります。白等作業と直ぐ解るのは、作業も汚いですが、(めちゃくちゃ)ビスを間違えて使っていたり、ビスが欠品していたりするのは、殆どの場合、素人作業です。これは蓋を開ければ直ぐに分かります。
 これらの修理は、大変面倒な物です。他人が手お入れ手古書の原因を作っている物は、通常は、考えられないような所に故障の原因がありったり、部品をいじって壊していたりと後始末が大変です。
 外観を含め、状態の良い物の作業は、容易で綺麗に仕上がる物ですが、状態の悪い物は、何倍も手間暇が掛かり、その割には、値段も安く、ある面で、割に合わないところがありますが、復元する為に修理の作業をしている以上、仕方の無い事と割り切っています。悪い物でも、少しでも良く仕上がるように手間を惜しまず取り組んでいるつもりです。
 先日のオークションでは、数年前なら20〜30万円弱で落札出来ていた機種が(美品)60万円とかで落札されていたようです。こうなるとこの機種の相場は、一気に60万円が定着し、この金額で無いと入手出来なと言う事になります。希少性が相場を左右する。本当にそんな価値があるのか???とも思えるのですが、新品定価80万円(80年代頃の製品か?)30年近くたった今でも60万円としたら、当時の買った割引値段と大差ないのでは無いか?無い物ねだりは高く付く???これもオークションならでは、マニアと言われる方も沢山居るのでしょうね。
 お金を出せば、(ある物は)何でも変えるのがオークションでもあります。私のように直ぐにCPなどの言うケチな事を考える者には、手も足も出なくなって来ています。

刺激的な音がしない柔らかく暖かみがある長時間聴いても聞き疲れしない音は良い音か?    (3/22)
 
アンプのチューニングをしている立場から感じた事を少し書いてみたいと思います。それは、私が常々感じていた事でも有りますが、有る記事を読んで感じた事があり、書いてみようと思いました。その記事の中には、高額なアンプと安物プリメインの音質差について書いてありました。安物アンプと高級セパレートアンプの音質の違いを(要約すると)この様に書いていました。高級アンプは、安物アンプに対して、刺激的な音が出ず、音が柔らかく、暖かみがあり、長時間聴き続けても聴き疲れしない音であるという事が書いてありました。
 本当に、これが本物の良い音なのでしょうか。そうだという人も居るでしょう。いや、そうでは無いという人も居ると思います。勿論、好みと言う事にも左右される事でしょう。私の個人的な体験から言うと、(全てとは言えませんが)一般的に、汎用品、一般品の電解コンデンサーは、刺激的な音が出る物がありますし、その様な傾向を持っています。では、オーディオ用の電解コンデンサーは、どのような傾向を持つかというと、先の高級アンプの音として言われているように、刺激的な音は少ないか、出ません。一般にその様な傾向はあります。高域の刺激的な音が少ないと柔らかさを感じる事もありますし、暖かみを感じる事にもつながるでしょう。長時間聴いても聴き疲れしない音と言う事になるのだと思います。しかし、これが、本当に良い音か?私は、少し疑問を感じます。と言うのは、世の中(自然界)には、柔らかく暖かみの歩き気疲れしない音だけでは無く、当然ながら、(ピンクフロイドの狂気にもあるように)刺激的な音もあるのです。あらゆる音がある。無限の音があるのです。ところが、オーディオ機器の欠点は、Aと言うアンプを通して聴くと、高域に少し刺激的な音がする。少しハイ上がりな音がする。Bと言うアンプを通すと柔らかく暖かみのある聴き疲れのしない音がする。Cと言うアンプを通すと豪快な音を聞かせ、一刀両断の切れ味を示す。など、それぞれの機器は、それぞれの音の傾向(固有の音色を持っているのです)自然界の音には、無限の音色があるにもかかわらず、それぞれのアンプには、常に、そのアンプの持つ音色がつきまとい。色で言えば、赤系が強く出るアンプ。青系が強く出るアンプ。黄色系が強く出るアンプなど、原音(無限色)を忠実に再生するアンプなどは、実際には無いのです。アンプが部品という、色(パーツ固有の音色)を持った部品で構成されている以上、音に色が出るのは当然の結果と言えます。メーカーとか、技術屋(匠)さんの腕の見せ所は、色を持ったパーツで、(自然界にある無限色の)どの色もいかにもそれらしく見える(聞こえる)ように、調整を取る事だと思います。しかし、どんなに腕前の良い技術屋さんでも無限色を表現する事は出来ません。限界があります。多分、これは、アンプに限らず、オーディオ機器全てについて言える事だと思います。
 オーディオ用の電解も多数使ってみましたが、これと言った決定打はありません。どれもこれも個性(固有の音色)を持ったもので、どれもこれもドングリの背比べと言った感じを持っています。一般的な傾向としては、(簡単に言えば)高級になるほど、音は、太く、丸くなる傾向を持っているように感じます(コンデンサーによっては、<ソースに入っている>突き刺さるような刺激的な音も全て丸くなって出てきます<これも色付けになります>)。高域の癖と感じた刺激的な音は感じにくくなる(出ないという意味ではありません)。反面、変に力強さが加わったり、低域が強調され、低域の癖は、強く感じるようになります。メーカーによっても、銘柄によっても、この辺りの感じは、かなり変わってきます。要は、バランスの問題で、それぞれのコンデンサーの音の個性(音色)を把握し、バランスを取る為の(電解コンデンサーの)組み合わせを、頭の中でイメージし、実際に音出しをしてみて、その後は、試行錯誤、カットアンドトライで、音のバランスを突き詰めて行く以外に、(誰がやっても)方法は無いと確信しています。
 私の体験を通して感じている結論として、無限色(自然界の音)を完璧に表現できる機器はありません。いかにそれらしく見せるか(聴かせるか)と言う事で、バランスをどう取るかと言う事につきると思います。この点、高級機は、入門機などに比べると、当然お金をかけてもの作りしていますし、試聴や音を練り上げる為の時間も費用も多くつぎ込んでいますので、少しは、ましな物が出来ていると言えるか?????
 金額で音の善し悪しを判断する事は出来ません。大事な事は、自分が主に聴く音楽領域、音の好み、目指す音の方向などから、自分の耳(感性)で、自分のより良いと思える音の組み合わせを一歩ずつ積み上げて完成させて行く以外にないと思っています。オーディオ機器とは、それほど未完成のものであり、機器の価格は、必ずしも音のバロメーターになり得ないと言う事でしょうか。

ピアノとバイオリンのコンサートへ行って来ました(生録3回目)    (3/17)
 
第一部は、バイオリンとピアノによる演奏で、第二部は、(別の演奏家)ピアノによる演奏でした。演奏の善し悪しは、(この場で評価すべきではないと思うので)置いておいて、マイクの違いについて、感じた事を書きます。
 今日行われたのは、町内の文化会館のような施設(ホール)で、行われたものです。今日のは、ライブと違い、ホールでのコンサートでした。無料と言う事もあり、子供から大人まで、結構な人数が詰めかけました。前回までの反省もあり、良い席と取る為に、今回は、開場前に現地入りし、開場と同時に会場へ入り、ステージから近い、中央3列目に席を取りました。録音に良い席と言うのは、中々素人には解りません。後ろの方だと、雑音も多いし、今回は、ライブと違いPAが入らないので、生楽器を直接録音できるので、出来るだけ近くに席を取った方が良いと思ったのですが、最良のポイントというのは素人には中々解りません。
 今回は、ライブと違い、テーブルは無いので、2台のICレコーダーは、2台とも外付けマイクで録りました。1台は、無指向性、もう一台は単一指向性マイクで録りました。マイクユニットの特性の違い、無指向性と単一指向性の違いなど、録音結果は、今、聞き比べをしていますが、大分感じが違います。音場をとらえるという点では、単一指向性マイクの方が優れているように感じました。簡単に違いを言うと無指向性マイクを使った方は、センターの1点から全ての音が出るように聞こえます。単一指向性マイクの方は、より自然で、点と言うよりは、面で聞こえるように感じました。ピアノの低音の弦は、共鳴板に反射し、点と言うよりは、もう少し大きな面から響くように聞こえるものですが、無指向性マイクで録音すると全ての音が重なり、センターの1点から聞こえるように感じ、聞き比べると、少し不自然な感じを受けました。また、使っているマイクユニットの特性の違いだと思うのですが、単一指向性マイクの方に、( 自作のせいか?ユニット固有の癖か?)少し高音域が強調されるように感じます。また、ホールの特有の響きは、録音の難しさを感じました。ホールエコー?と言うのか、私のような素人録音では、プラス面とマイナス面があるように感じました。プラスの面は、残響というのか、響きは、部屋の広さを感じさせるものです。ホール特有のもので、(狭い空間で行われる)ライブとは、雰囲気が異なります。ピアノの低音の弦の響きも強調されるように感じます。この辺りは、ホールの特性に左右されるものでしょうが、響きの違いは、雰囲気として音に現れています。マイナス面は、この響きがエコーのようになり、音を濁す原因にもなっているように感じました。生楽器の音を直接マイクで拾おうと、ステージの演奏者からの距離は、バイオリンで5〜6m位と近距離です。ピアノでも10mまで離れていないのでは?と思えるほど近い所に、席を取ったのですが、多分、ホール固有の響きの影響なのでしょうが、思ったほど、クリアーな音には録れていません。それは、録音だけで無く、実際に、席について、音楽を聴いていても同様です。
 レコード(CD)音楽に慣れて耳には、違和感を感じ、ホールでのワンポイント録音の難しさを改めて感じました。考えてみれば、掌に載る携帯レコーダーで、マルチ録音によるレコード並みのクリアーな音質を求める方が無理というものでしょうか。衝立をもうけたり、マルチで、何十本ものマイクを使って録る。または、1台のピアノであってもステージの最適位置に数本のマイクを並べ、マルチ録音するような録音が出来るはずも無いのでしょう。結論を出すには、まだ早いですが、携帯レコーダーには、自ずと限界がある事も確かでしょう。しかし、生録音は、マルチでは味わえない。・・・らしさがある事も確かです。もう少し経験を積み、自分なりに最適録音を追求して行きたいと思います。
 生の音を聞く事は、自分の装置の評価にも良い面があると思います。現場の音を知っているわけですから、再生装置との音の違いは、自分の装置の改良にも生かせるように思っています。いつも思う事ですが、良い音を出す事は難しいですね。

千年さとみさんのライブに行って来ました(ライブ2回目)    (3/9)
 
千年さとみさんのライブに行って来ました。多くの方には、馴染みの無い歌手でしょうが、地元福島県出身の歌手と言う事で応援したいと思います。前回のジャズライブに比べ男性よりも女性のお客さんが多く、お酒も控えめで、前回よりも聴衆も静かで、聞き安いものでしたが、それでも結構盛り上がりました。
 前回同様、PAが入ったので、音源として最高と言えるものではありませんが、それでも、それなり良く録れていたと思います。今、聞き始めたところですが、前回の(無指向性の)
WM−61A で作ったステレオマイクに比べ、前回の反省もあり、今回は、単一指向性マイクユニットでステレオマイクを作ってみました。比較試聴の為にPCM−D50内蔵マイクと合わせ、2台のICレコーダーで、自作外部マイクとの比較をしようと考えて、2台で同時録音しましたので、違いについての詳細は、後ほど、ご報告したいと思います。
 今回使った自作用単一指向性マイクユニットは、同じくパナソニック製の物です。おもちゃレベルの物と馬鹿にしていましたが、録音した音を聞くと音質とかノイズやレベル感度などは、WM−61A と遜色ないものと思います。この自作にマイクユニットは、1個24円接続ケーブル210円、マイクを取り付けた眼鏡が100円ショップで100円ですから、ステレオマイクの制作費は、358円で作ったおもちゃレベルのステレオマイクですが、録音されている音質は、結構、馬鹿に出来ないもので、いい線いっているのではないかと思います。今回の録音の狙いは、前回の反省(WM−61A のような無指向性マイクでは左右のマイクを90〜120°程度開いても、ステレオ録音は無理)もあり、今回は、テストのつもりで、高価なマイクでは無いのですが、単一指向性マイクユニットを使って、ステレオ録音で、どのような音場が録れるか確認したいというのが狙いです。
 今、自宅のオーディオ装置につないで再生していますが、ライブ感、ステレオ的な広がりもそこそこ出ていて、WM−61A を使った無指向性マイクのセンター中心のモノ的な雰囲気とは違い、結構、自然な感じに録れているようです。WM−61A で録るよりも違和感の無い音場を再現します。と言う事で、狙い通りというか、(私のような素人では)無指向性マイクはステレオ録音に使えない。使いにくい。単一指向性マイクユニットで無ければ、(ワンポイント録音で)ステレオ感のある音場の広がりを出す事は無理と思っていましたが、その思いは、今日、再生音を聞いて確信しました。ICレコーダーを使った簡易的なワンポイント録音で、ライブの雰囲気を再現するような、ステレオ感のある音場の広がりは、単一指向性マイクユニットでないと無理だと思いました。今後は、単一指向性マイクの製作を重ねより良いマイクを作って、生録を楽しみたいと思っています。
 確かに、無指向性マイクと異なり、単一指向性マイクは、裏側の塞がった無指向性マイクにくらべ、製作は難しいと思いますが、マイクユニットを収めるケースは、ぶっつけ本番で、即席で作って穴開け加工した物でしたが、それでもそこそこの音で録れています。最高レベルを求めれば、計算に基ずく設計や加工精度が求められるのでしょうが、私のような素人趣味の生録であれば、適当に作っても、そこそこの音に録れるようで、それ程神経質にならなくても作れそうです。

信頼感と不信感・・・・・    (3/8)
 
最近のオークションで感じた事、落札した商品を見て感じた事など、
最近のオークションには、(以前もそうだったかも?)メンテナンス品とか整備品とか言う物が増えたように感じます。私がオークションに参加したばかりの頃には、少なかったと思いますが、理由は何でしょうか?理由は、色々あると思います。それだけ、商品に気をつけてくれる出品者が増えた?いや、価格を引き上がる為に・・・・(説明文に整備品と書くだけで高値の入札が入ります)。と言う商品も中にはあるようにも感じました。
 一言申し上げたい事は、メンテナンス品、整備品、と謳っている物は全て同じ品質の物とは、くれぐれも思わないよう誤解の無いようお願いします。メンテナンスをする側(出品者側)の立場を少しお話ししたいと思います。まず、保証を付けるか、保証を付けないかと言う事は、大きな違いです。今現在、動作して、お客様の手元に届いた時に、動作する程度のメンテナンスと3ヶ月後(6ヶ月後)でも 確実な動作を保証する為のメンテナンスは、全く別な物であると言う事をご理解頂きたいと思います。数日動作すれば良いのであれば、メンテナンスなど殆ど必要なく。(ユーズドネッ○さんが動作品に良くやる)スイッチ接点やボリュームに接点復活剤を吹きかける程度でも十分なのです。時間も掛からず手間も掛からず簡単に出来ます。ところが、3ヶ月先でも6ヶ月先でも 確実な動作を保証するとなるとそんな簡単な(本来メンテとは言いませんが)作業では、絶対に無理な事です。新品と違い、中古品の品質は、バラバラで状態の良いものもあれば、状態の良くな物もあり、中古品を一定期間動作保証をするには、一定レベル以上の大変手間の掛かるメンテナンスをしないと不可能な事なのです。
 この事から言える事は、3ヶ月とか6ヶ月とか一定期間の動作保証しない。動作保証出来ない。整備品、メンテナンス品などと言う物は、整備無しと見なすべきです。その様な商品のメンテ済みなどと言う言葉を信用してはなりません。今動作しているだけで整備品、接点復活剤を吹きかけただけで、ろくなメンテをしなくてもメンテナンス品とか整備品を謳っている物がある事を良く理解をする事が、後悔しない品選びの基本だと思います。
 と言うのは、先日、落札したPRA-2000は、出品者の説明では1年前に整備品を落札後、自身で内部のコンデンサーを可能な範囲で交換したとのことでした。一旦、他の方へ落札されたのだけど出力無しと言うことで、返品になり、ジャンクとして再出品、その品を落札した物でした。当然、出品者の落札履歴を見れば、誰の出品物か直ぐに分かります。確かに、その出品者は、整備済みを謳って、結構な台数出品している人です。出力不良の原因を調べてみるとスイッチの一つが接触不良を起こしていました。おまけに、メインボリュームも片側接触不良気味です。整備品のはずが、この有様です。(整備をしている私が)見れば直ぐに分かりますが、スイッチなどは整備されていません。1年以内に、至る所に異常が発生するというのは、とても整備品と言えるものではないと思います。この様に、出品者により、整備とかメンテナンスに関する考え方、取り組み方は、大きな差があるのです。
 この様な、整備品、メンテナンス品の出品は、この様な経験をされた方に、少なからず(整備品に対し)不信感を与えるものと思います。メンテナンス品とか整備品という言葉は、落札者への信頼感を表す言葉であるはずが、逆に、整備不良や未熟な整備により、不信感を招く結果になっているようにも感じています。
 確かに、整備をする立場の私達からすると20年も30年も使い続けた機器を新品同様に仕上げる事は、(至る所に傷みが出てきて)不可能です。しかし、限られた予算(出品価格)の中で最大限、故障無く、良い音を聞かせる事が出来る整備をする必要があると思っています。お金を頂戴すれば、終わりとはいかない。使命のようなものを感じています。いくら 手間暇をかけて良い整備をしても、価格が高くては、購入して頂くことは出来ません。価格と品質のバランス(妥協)も大事です。そこで、整備については、故障しない事、良い音を出している事を最優先に、 (出品している)各機種ごとに、過去の修理履歴や各種データーを蓄積し、それをメンテナンスの現場にフィードバックして、故障しないアンプ、音の良いセッティングのレベルを高めるよう取り組んでいます。
 そうは言いましても、人間のやる作業である以上100%完璧はありません。扱う対象が中古でありますから、入手できる機器の傷み具合も品質も一様ではありません。その様な物を中古品ではあるけれど出来るだけ (お客様の手元で)一定の品質を維持できるようバラツキの無いよう、メンテナンス方法にも工夫をしていますが、それでも完璧は無いので、動作保証を 付けさせて頂いています。
 私の考える動作保証とは、お客様へ良い品をお届けしたいと思って取り組んでいますが、万一、問題が発生した場合でもお客様の不利益にならないよう責任を負う。その為の動作保証と考えています。
 オークションの出品を見ていると、整備品を買ったのに、故障してしまったのでジャンクで出品します。などという出品も時々見かけます。
(CA-2000のメンテナンス品も購入後1年で具合が悪くなりジャンクとして出品されていました。出品者の落札履歴から、このCA-2000も出所 は、ヤマハのプリメインをメンテナンスをして、結構な数を出品している方の物のようですが)自分の出品物では無いかとハラハラする事もあります。自分の出品物で無い事を確認し、ホットする事もあります。
 整備品、メンテナンス品が不信感を招く事がないよう。信頼感を取り戻せるよう。努力します。

初・・・JAZZ LIVEに挑戦してみて感じたこと    (2/22)
 
初ライブに行ってきました。中々じっくり聞いている時間がないのですが、ざ〜と聴いてみました。簡単に言うとイメージしていた通りという点と予想外という点があると思います。イメージしていた通りという点としては、携帯ICレコーダーでもそこそこの音質で録音できること、しかも手軽に・・・・。メカを持たないので、ノイズの問題もなく、電源も乾電池で長時間の録音が可能で、便利な道具であることを確認しました。反面、予想がと言う点については、意外にステレオ感が出にくいことです。これには、色々と問題点があったと思っています。と言うか、ワンポイント録音で良い音場を再現すると言うのは、諸々の諸条件がそろわないと中々難しいものであると感じました。今回の問題点は、(多分そうではないかとと思われる点ですが)一つはPAが入っていたことが問題であったと思います。会場がホールとか音楽専用の会場ではなく、変則的な形状の食堂(多分100人以上入っていたと思います)内ですから、隅々までそれなりの音楽を聴かせようとすると(左右のスピーカーは)ステレオ感を再現することよりもモノ的に、どの位置に座っていてもそれなりに各く楽器の音がそれなりに音楽をして聞こえる為には、モノ的なPAをしていたのではないかと?帰宅後、再生してみて感じました。会場では、視覚的効果もあり、各楽器や歌い手がその場に居るように聞こえた?のですが、音だけで聴くと、センター集中型で、各楽器もボーカルもセンターから重なるように聞こえてきます。いつも音源としてレコードやCD(作り出されたステレオ感)を聞き慣れた私には、音の広がりが感じられず、”予想外”の部分は、この点です。
 私は、録音(マイクについても)などは、全くの素人です。何も知識がないので、・・・・なのではないか?と想像するしかないのですが、ワンポイント録音で、良い音場を再現する為には、多分、いくつかの条件があるように感じました。音源は、PA無しの本当の生 (直接音)である事、マイクポジションは、多分、最適ポイントがあると思うので、それは、今後探ってゆこうと思っています。
 今回は、2台使用し、比較試聴してみました。1台は、レコーダー内蔵の単一指向性マイクで、90°と120°を試してみました。もう一台は、ネットなど、巷で(自作用として)評価の高いパナソニックの
WM−61Aで、当日、即席でステレオ外部マイク(間隔30cm角度は90〜120°くらいで)を作ってみました。 この2台の録音にも差が感じられました。WM−61Aは、無指向性(全指向性)マイクで、ICレコーダー内蔵マイクは、単一指向性マイクという違いがありました。どちらも最高と言うほどではありませんが、どちらも聴くに堪えうるレベルだと(悪くない)思います。それなりに周囲の音を拾い、ライブ感は感じられました。違いは、左右の音の広がりです。 WM−61A (無指向性)を使った方は、比較するとよりセンター中心が鮮明です。内蔵単一指向性マイクは、センター中心でありながら、試聴に使ったスピーカーセットの間(3m位)に、僅かではありますが、左右の音の広がりを感じることが出来ました。どちらも共通するのは、モノ的な音場で、ステレオ的な広がりが無い(少ない)と言うことです。と言うことから、PAがモノであったのではないかと思っています。モノ音源をステレオで拾っても、結局は、モノの音場になるのでは無いか?と感じました。もう一点、素人ながら、マイクの角度程度で、ステレオ感を出そうとするワンポイント録音には、WM−61A のような、無指向性マイクでは、ステレオ感は出にくい。または、それなりの工夫、距離をとるとか、 左右のマイク間に衝立を設置するとか、何らかの工夫をしないとステレオでは録れない?と感じました。なので、誤った判断かもしれませんが、(素人がやる)WM−61A を携帯ICレコーダーにつないだ程度で、ステレオで録ろうというのは、無理なことでは無いかと感じました。最低でも指向性のあるマイクを使わないと、この様なライブでは、ステレオ感を出すというのは、難しいことだと感じました。
 私は、素人なので、大型のマイクを使った録音や電源付きの大がかりな物を持ち込んで録音は、今のところ考えていません。簡単手軽に、ステレオ感のあるライブ録音をやってみたいと思っていますが、ネットを探すと、専門性の高い情報、高度な技術情報はあるのですが、私のような 携帯ICレコーダーで、簡単手軽な初心者向けライブ録音に関する(自作マイクによる録音などの)情報は、少ないようです。
 今回の経験を基に、今後は、使いこなしが難しいらしいですが、組み込み式単一指向性マイクユニットを利用した、小型自作ステレオマイクの試作を重ね、実用に耐える物を作り出してみたいと思います。(ライブ会場で)無指向性マイクでステレオを録るのは、無理があるように感じました。 素人考えですが、無指向性マイクというのは、360°どの方向の音も、同じレベルで拾うというものではないかと思うのです。そんなマイクを使って、90°とか120°などマイクの角度を録ってワンポイント録音を試みても、このマイク核というのは、無指向性マイクでは、全く意味の無いことではないかと思うのです。このマイク角は、マイクが指向性を持つ事によってのみ意味があるように思うのです。ただし、無指向性マイクと違い、自作の場合単一指向性マイクは、後方からの音の回り込みなど、チューニングが、素人には難しいらしいのです。試作を重ね、チャレンジしてみる以外に無いですね。
 出来れば、難しい、高度なマイクの自作や使いこなしよりも、入門者向けのICレコーダーを使った簡単手軽な外部ステレオマイクの製作記事や使いこなしなど、入門者向けの情報が欲しいところです。

今日は、JAZZ LIVEがあるので行ってきます。    (2/17)
 
午前5時、今日の仕事も終わりこれからお休みです。今日は、夕方6時から地元で(珍しく)ジャスのライブがあるので、レコーダーを持って録ってくるつもりです。(毎度の事ながら)仕事が忙しく、何の準備もしていなかったので、買っておいた外部マイク用の線と自作用外部マイクを結線して、自宅のオーディオで試し録り、録音レベルやマイクの取り付け位置など、一応、マイク位置を色々変えて、再生音の変化をチェック、録音レベルもピークメーターのどの辺りで録るのが望ましいか、高すぎると歪むし、低すぎるとノイズが多くなるので、録音レベルも色々変えて、変化を確認、素人ながら気づいた事は、無指向性のマイクだからマイクの位置や向きなどそれ程重要では無いか?と思っていましたが、マイクの向きや取り付け位置で結構変化を感じます。決行と言うよりも、まるで同じ録音機材で録っているのかと思うほど、変化は大きなものです。(時間が無いので)ぶっつけ本番のつもりでいましたが、やはり、これくらいは、事前に確認をしないといけないなと思いました。
 機材の使い方は、取説があり、細かい設定などは、読んでおかないといけないなと思いますが、使い方は、馬鹿チョンカメラ並みかそれよりも簡単。レコードスイッチを押して、スタートのタイミングで、ポーズを解除するだけ。こんな簡単な操作でとれるので、取り合えず、説明書は読まなくても録れるかなといった感じです。大事なのは、録音レベル合わせだけと思っています。
 初めてなので、後から色々失敗に気づく事でしょうが、取り合えず、録音の練習はやったし、録音と再生音も確認したし、何とか、納めてくる事が出来ると思っています。同じレコーダーを2台買ったので、設定を変えて、どのような違いが出るか。確認してみたいと思います。失敗談になるかもしれませんが、結果は、後ほどご報告したいと思います。

接点復活剤がアンプを壊す・・・・・。    (2/8)
 
本当は、修理(仕事)が忙しいので、こんな事を書いている暇はないのですが、大切なアンプを守るため、多くの方にお知らせしたことがあります。接点復活剤は、誤った使い方をするとアンプを壊す。非常に、危険なものであるという認識を持って頂きたいのです。多くの理解のある方は、既にご存じのことでしょうが、解らないで、接点復活剤を吹きかければ音が良くなる。接触が良くなるなどと簡単に考えている方が、未だに多いのです。それは、アンプを修理している現場に居る私が一番よく分かります。以前もこの様な故障があったか?あまり記憶がありません。つまり、その様な故障は、少なかったと言うことです。ところが、最近、オーディオアンプのRCA入出力端子の破損による故障が多いのです。その壊れ方は尋常ではなく。殆ど、全てのアンプは、殆ど、全ての端子が全滅と言いますか。RCA端子全部が使い物にならないくらい、粉々に壊れている(ヒビが入っている)のです。
 通常、この様な端子が外的な力によって壊れる場合は、1個か2個壊れているというのが普通ですが、接点復活剤を端子全面に吹きかけるものだから、接点復活剤がプラスチック内部に(浸透力が強いので)浸透し、プラスチックが脆くなり、無数の亀裂が入り、割れてしまうのです。接点復活剤を吹きかけた端子は、数ヶ月の内に、ジャックの抜き差しの際の力で、割れて、内部で金属同士の接触がなくなります。
 この様な故障アンプが、最近は増えたように思います。困ったことに、20年も30年も前の製品の為、同じ部品は、メーカーにもなく、新しい物に変えることが出来ません。そうなるとタイプの異なる端子を加工して取り付けたり、端子を復元することは、結構大変な作業になります。全ての端子が同じタイプなら良いのですが、機種ごとに異なる場合が殆どです。

赤線部分にヒビが入っています。LR2個組の端子が中央のネジ穴から真っ二つに割れたものです。  
この端子もジャック部分、ネジ穴部分から接点復活剤が浸透し、縦横に亀裂が入っています。 あるアンプに付いていたRCA端子ですが、全て使い物になりません。これは、接点復活剤の誤った使い方によるものです。


 (なぜこの様な結果を招いているのか)原因を調べてみると、(メーカーもどこのものか解りますが、ここでは問題になるのでメーカー名、製品名は伏せておきます)メーカー(販売代理店)のサイトを見てみるとコネクターや端子部分に使い、余った液は拭き取ると書いてあります。確かに、この様に端子やコネクターの””金属部分””に使い余った液は拭き取れば、それ程問題は出ないのかもしれません。しかし、それしか書いてありません。不満を感じるのは、この様な使い方をしてはいけない。と言う注意書きがないことです。
 例えば、薬の場合、その薬の効能と使用上の注意が書いてあると思います。薬には作用の他に、副作用があり、最大限の効果が出るように、また、副作用が出ないように注意して用いると言うことだと思うのですが、この接点復活剤、私も使っており、効果も認めます。しかし、使用上の注意を知らずに用いると、故障の原因となってしまう恐ろしいものでもあるのです。その点、メーカーや販売店など、この製品に関わる方々は、それなりの知識を持って、製品を取り扱われているのでしょうから、(商売をする以上)ユーザーに、注意点を告知する義務があると思うのです。製品の優れた部分のみを取り上げて、危険な部分は、説明しないとしたら片手落ちではないでしょうか。それとも、自分たちが扱っている製品について、その危険性について知らないで扱っているのでしょうか。疑問というか無責任というか。納得の行かないところを感じています。
 また、ネット(オークション)でもこの製品は売られていますが、多くの説明では、スプレーするとか、全体に吹きかけるとか、””吹きかける””と説明しているのです。この説明は、誤りです。スプレーしたり、吹きかけると言うことは、例えば、RCA端子に吹きかければ、端子の金属部分以外にも(端子の隙間やネジの部分から余液が)プラスチック部分に入り込みます。その後、プラスチック部分に浸透して行き、数ヶ月後には、端子が割れ始めます。接点復活剤は、例えば、RCA端子部分に使用する場合は、綿棒などに染みこませ、金属部分のみに使用することです。余液が、プラスチック部分に触れないように用いると言うことが、最も大切なことなのです。
 販売代理店もオークション出品者も誰も、この重要な点について、説明をしていません。このことが一番の問題なのですが、売る側は、少しでも多く売りたいので、チョビチョビ使われたのでは、商売にならないと考えているので説明をしないのでしょうか(そんなことはないと思うのですが)。修理の現場ではこれほど問題が出て居るのに、吹きかけると言う説明と注意書きの無いことに、問題が大ありと感じています。
 そうか、修理屋さんも商売をする為には、使い方に、気をつけてね。などと書いてはいけないのか・・・・・・・・。

(私にとっての)新しいオーディオの楽しみ    (2/2)
 
暫く休んでしまいました。少し訂正を、年末に見たニュースで、レコードの売り上げ(11月末時点)41万枚でおよそ6億円の売り上げだそうです。これは、新たに発売された新譜と言う事でしょうから。中古市場のレコード売り上げを合わせれば、もっと大きな額になるのだと思います。デジタル時代に入り、CDからダウンロードの時代になり、今になってレコードの売り上げが伸びているというのは、どういう事なのでしょうか。理由はともかく、アナログファンにとっては、嬉しいニュースです。
 ここからが本題です。新しくもない新しい楽しみ?それは、生録です。生録と言うとオープンデッキを思い浮かべるのは、(ちょっと古い発想ですが)私だけでしょうか?そんな事も考えて、何年か前にオープンデッキの中古やカセットデッキの中古、携帯カセットレコーダーなども、 機会があれば入手して使ってみようか。などと漠然と考えていました。
 以前から、オーディオのお客様?と言いますか。オーディオを通して知り合った方から、生録のCDは、多数頂いて聞いていました。聴きながら、生録も良いものだ、 ワンポイント録音によるライブの雰囲気は、レコードやCDのスタジオ録音とは、ひと味違った自然な雰囲気を感じていました。いつか自分でもやってみたいとは思っていましたが、どんな機器で録音すれば良いか。考えが及ぶのはアナログ機器で、デジタル機器(ICレコーダー)などは、高価な物と思っていましたし、馴染みのないICレコーダーには、自分が手にするまでは、これほど簡単な機器で出来るとは思ってもいませんでした。
 生録は、過去に一度ブームがあったと思います。オープンデッキや携帯カセットレコーダーなどが流行った頃に・・・・、私は、その当時、学生でしたから、とてもそこまでは考え及びませんでしたし、予算的にも無理で、レコードを聴いたり、FMエアーチェックをしたり、アンプ、スピーカーの自作が精一杯で、(生録はやろうとすると機材も大がかりで、録音現場に出かけるのも大変)とても生録までは至りませんでした。
 ところが、今は、ICレコーダーという、生録に最適な機材が開発され、やろうと思えば、誰でも(ICレコーダー1個を持って)手軽に出来る時代を迎えているのです。そんな便利な時代なのに、今時、ピュアオーディオを楽しむ方は、少なくなってしまったのでしょう。ここで、私が言いたい事は、生録が手軽に出来る時代を迎え、ケーブルを変える程度の楽しみしかないオーディオはつまらない。自分で録った音を、自分の再生装置で楽しむのも、今時の新しい楽しみとして、考えてみてはいかがでしょうか?と言う事です。
 今のオーディオは、自分で手を加える事の出来る部分が少なく、スイッチポンで、ただ音楽を聴くだけの物になってしまいました。自分で、スピーカーを作ったり、レコードプレーヤーで、よりよい音を出す為に、色々調整や工夫をしたりと手を入れて楽しめる要素という物がなくなってしまい。味気ないものになってしまったと感じているのは私だけでしょうか。デジタル時代の新しい楽しみとして、生録はいかがでしょうか。中古なら2〜3万円も出せば、ICレコーダーが買えます。その音質は、CDレベルかCDよりもハイレベルな録音が可能です。ライブハウスやちょっとした演奏会など、音源は、探せば結構あるのではないでしょうか。 過去の生録ブームほど、敷居の高いものではなく、価格もサイズも比較にならないほどで、掌に載るICレコーダー一つで、非常に高品質な音質で、物によっては、乾電池で数十時間も連続録音が可能です。この(デジタル化された事による)メリットを、今、生かさない手はないのではないか、と言うのが私の持った印象です。それも、最も自然なワンポイント録音になります。
 生録なら、レコードやCDとは違い、音源の音は、自分で録音したものですから、再生装置から再生される音との違いは、比較的簡単に分かる訳で、自分の再生装置のテストにも使えるものではないかと思っています。音源の分からない 加工を加えたレコードやCDの音では、どれが本物かと言う事は、なかなか判断が付かないものです。私は、録音に関しては、全くの素人ですが、これから、沢山経験を積んで、生録を新たな楽しみとして楽しんでみたいと思っています。 高価なケーブルに凝って、数万円、数十万円のケーブルを揃えるよりも、価格的にも手頃で、(ただパーツを交換すると言うだけのオーディオではなく)自分で良い音を楽しむ為に、創意工夫をしたり、自分の手で録音をしたり、もっとオーディオを広く自分の手作りで楽しみたいと言う方向きの楽しみかと思います。
 余談ですが、ただ今、生録準備中で、ICレコーダーも同機種を2台落札しました。マイクも自作にチャレンジして、生録に出かけてみたいと思っています。

アナログレコードが売れているニュース    (12/28)
 
少し古いニュース?ですが、25日お昼のテレビのニュースで、「アナログレコードが売れている」と言うニュースをやっていました。多分、年間だったと思いますが、レコードの売り上げが10万枚に達するとの事、CDの売り上げを上回る売り上げになるそうです。今のCDは、80年代のレコードからCDへのメディアの世代交代と同じように、デジタルの音楽データーは、CDからインターネット配信に取って代わり、CDは売れなくなっているらしいです。音楽をヘッドフォンで聞くだけなら、CDを持ち歩くのは不便で、当然、ICに記録されたポケットオーディオになるのは当然の結果でしょう。
 オーディオも、ここに来て、二極化に向かっているような気がします。一方は、若者が中心のヘッドフォンで聴く携帯オーディオです。いつでもどこでも簡単にと言う方向です。もう一つは、アナログレコードが売れていると言われるように、主に、団塊の世代と言われる年配の方の当時を懐かしむ音楽の楽しみ方、これは、携帯オーディオでは駄目で、やはり、LPアルバムを眺めながら、青春時代の思い出と共に楽しむオーディオで、これは、やはり当時聴いたレコードが最も適していると思います。
 アナログレコードが売れている。そのニュースの中で、ビートルズの14枚組のリマスター盤なのか?高音質のレコードセットが、世界で限定5万枚だったか?5万セットだったか?記憶は定かでありませんが、発売になったらしいです。国内発売価格は、59800円だったと思います。14枚セットだと1枚あたり4000円以上の値段は、結構高値ですね。これもブームを狙った商品か?
 世の中、多くの物が、技術革新により、簡単便利という方向に向かうものと思います。効率を追求したり、合理性を追求したりと・・・・・。しかし、ここに来て、既に過去のものと思われていたレコードが売れ出しているという現象は、何を意味する物なのでしょうか。メディアも大きく、携帯には適さず、聴く為には、大がかりな装置が必要で、おまけに使い勝手も悪く、不便な道具を引っ張り出して、今更、何をしようとしているのか?音楽を聴くという行為は、 (ただ音楽を聴くだけなら携帯オーディオで良いわけです)人それぞれに楽しみ方があり、メーカーが追求(提供)してきた、合理性や利便性などとは違った、 (使い勝手の悪い物を使うという事は)何かを音楽に求めているのではないでしょうか。レコードファンの私には、とても嬉しいニュースでした。

これぞ正しく趣味の世界????    (12/12)
 
オークションを覗いていると面白いものを見かける事が多くあります。オペアンプは、(特に新しめのアンプには)オーディオアンプに使われる事の多いパーツです。(海外製を除き)70年代までのアンプにはほとんどみかけませんが、80年代頃になるとDCサーボ技術他、複雑になるアンプ技術に対応する為?多用されるようになります。
 そのオペアンプですが、”艶あり”などと称して、昔(70年代とか)の古い中古のオペアンプが、現行品の10〜100倍の値段で売っているのには、驚きました。何が艶ありなのか???私には理解できませんでした。製造ロット番号が3桁とか・・・・。売っているという事は、買うマニアもいるのでしょうね。私には、とても信じられない代物でした。それも中古機機、廃棄機器から外した動作品らしいのです。
 オペアンプを含め、トランジスターなど、電子部品は、(長短の違いはあっても)寿命があると思っています。その様なたかが電子部品に100倍までのプレミアムが付いて取引される。不思議な世界です。
 私の考えを少し・・・。トランジスターを用いるアンプ回路も、オペアンプを用いるアンプ回路も、トランスたーだけ、オペアンプだけで動く回路はありません。必ず、抵抗やコンデンサー、電源など、多くのパーツの組み合わせで出来ているわけです。決して、オペアンプだけで音を出しているわけではないのです。むしろ、出てくる音色に関しては、トランジスターやオペアンプに何を使っているか以上に、コンデンサーや電源、回路構成などの方が、(音色に)与える影響は大きいと感じています。この様な条件を無視して、”艶あり”などと、誰が言い出したのか? それにしても聞こえない音が聞こえる「裸の王様」も多い事か・・・・。
 古い中古の取り外しオペアンプが、とんでもない高値で取引されている現状を見て、オーディオの世界も同じか?とも感じました。誰かが言い出すと嘘でもそれが情報として広がり、無知なユーザーは、載せられ納得して?大金を支払う。オーディオも同じではないか?最近のオーディオケーブルだって負けていない?数万円、数十万円もするオーディオケーブルも売られているわけですから。
 まさに趣味の世界と言えるものでしょう。

修理をしていて思う事・・・・    (12/12)
 
先日、NECの初代A−10を修理していました。プリアンプ、メインアンプのドライバー部分を受けもとトランス1次側が断線していました。普通に考えれば、良品と交換しなければならないのですが、初代A−10は、生産台数が極端に少なく、部品と使用にしようと故障品を探してもなかなか見つかりません。勿論、新品の部品なんて入手不可能です。トランスを修理するという手もありますが、これは大変な手間と根気のいる作業で、あまり現実的ではありません。ただ、1次側(2次側でなければ)の断線で有れば、修理できる可能性は高いと思います。ただし、分解しての修理は、先に書いたように容易ではありません。
 幸い?以前から部品と使用のジャンクを1台持っていたので、修理する事は出来ました。そして、このA−10の電源のヒューズ端子を磨こうと外す時に気付いたのですが、2.5Aのヒューズが見るからにおかしいと直感したのです。外してみると案の定、4Aのヒューズが入っていました。2.5A指定のヒューズに対し4Aのヒューズが入っていた。これでは、ヒューズの働きはなく、他のパーツに無理が掛かり、他のパーツが焼き切れるとか、下手をすると火災の原因にもなるわけです。この様な迷信???を信じて、電流容量の大きなヒューズを使ったり、ヒューズを外して、ジャンパー線で直結したりしたアンプは、(修理をしていて)過去に何台か見た事があります。その度に、なんと馬鹿げた事かと思ったものです。
 このA-10も指定容量のヒューズを使っていれば、ヒューズが切れて、電源トランスは助かった可能性もあります。無知で(音が良くなるなどと言う)馬鹿げた迷信を信じて、大事なアンプを再起不能にしてしまう愚かさを非常に残念に思うものです。大事な名器が又一台、この世から消えて行くのです。
 国内向けのアンプ(家電製品)は、(多分法的にだと思いますが)トランス1次側に温度ヒューズの挿入が義務づけられているのだと思います。アンプの電源トランス1次側には、アンプ内部に見えるガラス管の電源ヒューズの他に、トランス内部の見えない所に、温度ヒューズが入っているのです。ガラス管のヒューズが万一切れない場合でも、過電流が流れて、トランスの温度が(安全面での)設計温度を超えるような場合、トランス内部の温度ヒューズが切れ射るようになっています。多分、多くの一般ユーザーは、この事を知らないと思います。この様な事から、ガラス管ヒューズの容量を大きくしたり、バイパスしても音が良くなるなどと言う事はないのです。むしろアンプを壊す危険が増すだけで、全く良い事はないのです。マニアと言われる異常な方々は??、この事を理解し、適切な使用を心がけるべきです。

同じ部品を使っても音は違う(変わる)????    (12/2)
 
意外な事実、それは、音色を左右すす電解コンデンサーについて、仕事柄?常時、多くの種類と数の電解コンデンサーを在庫しています。そこで最近、気付いた事をお話しします。私にとっては意外な事でした。
 部品には当然、ばらつきがあります。電解コンデンサーの許容容量差は、±20%以内と表記されているものが多く、実際に容量差は、それ程ありません。しかし、等価直列抵抗(ESR)について、同一銘柄でありながら(100KHz)40%も違うのです。某メーカーのオーディオ用電解です。袋単位で購入しているので、それぞれの袋から複数抜き取り比較してみました。1μFと10μFのみ確認しましたが、どちらもほぼ同じ結果が出ました。先に入手したものよりも後から入手したものの方が、1μF、10μF両方とも、等価直列抵抗値がおよそ40%低いのです。10〜20%程度の違いならば、ばらつきかとも思えるのですが、この大きな違いは、ばらつきの範囲を超えていると思うのです。予告無しの品質改良なのでしょうか?? それならば良いのですが・・・。と簡単には喜べません。と言いますのは、袋単位で使い切ってしまえば良いのですが、古い物と新しい物が同じ基板上に混在するケースも当然あるわけです。極端な場合、右側と左側にそれぞれ(古い物と新しい物)違ったものを入れた場合、これだけ特性が違っていると同じ銘柄、同じ容量=同じ音が出るはずなのに、違った音が出るかも知れません。
 古い袋の物と新しい袋の物を比較すると、製造ロットナンバーなのでしょうか?スリーブに印字されているナンバーが異なります。製造単位が異なる事を表していると思われます。又は、この様な低付加価値の部品は、海外生産される事が多く、海外の工場ナンバーなのか?定かではありませんが、多分、ロットナンバーだと思われます。
 この特性の違いの原因は、どこにあるのか?海外で造られるから、ばらつきが大きいのか、向上後のに特性の違ったばらつきのある製品が作られるのか?製造ロット単位のばらつきなのか?理由は、はっきりしません。
 この様な事は以前からあったのかも知れません。それに気付かずに使っていた?それだけなのかも知れません。昔から?(オーディオ機器は)同じ機種でも個体差があり、それぞれの個体で、微妙に音色が違うなどと言う話は聞いた事があります。アンプ内部を(多数)見ると同じ機種でも、製造ロットによって、代用品なのか?メーカーの異なるコンデンサーを使っている物も見かけました。同じメーカーでも銘柄の異なる物もあります。だから音が違って当たり前なのですが、今回の結果は、理由は、それだけではないと言う事を教えてくれたのかも知れません。同じ部品を使っていても、部品の特性が購入単位(時期)で違っていたら、同じ音が出るはずはないのです。それぞれの個体の音色を変える要素は、色々あると言う事です。音色が違って聞こえるのは、ただの気のせいだけではなく。本当に、微妙な音色の変化は、当然の結果として、あり得るという事です。

初めて見た(基板上部品の)誤配    (11/22)
 
信用に関わるので、メーカー名は伏せますが、あるメーカーのあるアンプです。製品が流通してから、誰かが手を加えたという物でない事、メーカーの製造ラインでの(部品誤挿入)誤配である事は、(自動半田漕で半田付けされて、その後手を加えていない状態)半田の状態から間違いありません。通常は、この様な部品の誤挿入は、基板(の状態)検査や完成製品検査(最低でも二重の検査をしています)で発見され、修理されるものです。しかし、今回の誤挿入は、1μFフィルムコンデンサーと1μF/100V電解コンデンサーの挿入ミスです。幸い?、これらの誤挿入によって、回路が異常動作をしたり、電源を入れた時に、部品が破裂するような事はありません。原因の一つは、基板の(挿入部品を表す)マーキングが、どちらも極性のある電解コンデンサーを表しています。多分、フィルムコンデンサーは、(試作機完成後の)音質調整の段階で、電解コンデンサーからフォルムコンデンサーへ変更されたものと思われます。その後も、基板表面のマーキングは変更されることがなかった為、作業者が間違いをしたものと思われます。そして、その間違いを完成基板チェック、完成品チェックで見つけることが出来なかったのでしょう。市場に出てしまったのです。そして、それは、音楽を聴くユーザーにも分からず、私の手元へ来たようです。
 こんな事は、どうでも良いことなのですが、何を言いたいか?それは、音決めの最終段階で電解コンデンサーではなく、フィルムコンデンサーでないと駄目、と言う結論から、変更されたコンデンサーの変更が、挿入ミスをしているにもかかわらず、計器を使った基板検査や完成品検査で発見することが出来なかったのは何故か?と言うこと、そして、それを聞いていたリスナーも左右の音質差には気付かなかったと言う事です。
 最初のメーカーでの計器での検査で見つける事が出来なかった事については、この違いを計器では見つける事が出来ないという事です。音質的にフィルムコンデンサーを使った場合と電解コンデンサー使った場合では、音質が微妙にへっかします。しかし、特性の違いは、的確に見つける事が出来る計器でも、音質の微妙な違いは、見つける事が出来たかった事です。この事は、その様な立派な(メーカーの計器は、数百万から数千万円の立派な計器を使っています)計器を使っても、音質の違いを表す事は出来ないという事です。これは、重要な事だと思います。どんな立派な計器を使っても、こんな違い(音質差)を見つける事は出来ない。その様な計器でいくら音質を追求しても、音の善し悪しは分からないという事です。結局、音の善し悪しや、音質評価は、計器ではなく、未だに、人間の耳、人間の感性というものでしか、判断が付かないという事です。厄介なのは、この感性というものに個人差があり、十人十色で、それぞれが違った感性を持っている。Aと言う評論家の評価もBと言う評論家の評価も、自分の評価とは一致しないという事です(当然、評価する環境も異なります)。それは、自分の音は自分でしか見つけられないという事につながると思うのです。
 リスナーが、左右の音質差に気付かず30年以上も使い続けてきた事について、確かに、この程度の差は、微妙でしょう。音だけで判断できる人は居ないかも知れません。しかし、現実には、その微妙な音質差を云々言いながら音楽を楽しむのがオーディオのようです。(私もそうかも知れませんが)マニアの中には、このパーツをこのパーツに替えると、音質が○○○になるとか、それよりも△△△を使った方が、音質が●●●になるとか言いながら、パーツ一つの音質差に、一喜一憂している方も多いのではないでしょうか。しかし、気にすれば、気になり、気にしなければ、気にならない程度の事である。と言う事は、誰にも気付かれずに、30年以上も使い続けてこられた、これらの機器を見て感じた事です。
 オーディオとは、何とも不思議なもの、意識の差で、感じたり、感じなかったり、聞こえたり、聞こえなかったり・・・・・。本当に、聞こえているのだろうか?聞こえるような気がするだけではないだろうか?それっぽっちの差を気にしながら音楽を聴いている。そんな聴き方が必要なのだろうか?音楽とは、文字通り、音を楽しむ事、音を楽しむのが音楽なのではないだろうか?  そんな風に思う反面、少しでも自分の気に入った音で、自分の音楽を楽しみたい。オーディオを志す人は、少なからず、この様な欲求を持っているものと思います。お金をかけ、時間をかけ、労力をかけ、感性と研ぎ澄まし、出てくる音に集中し、そんな事に、日々、オーディオと格闘し、鎬を削っている自分が居る。オーディオの不思議・・・・・。

壊さないと治せないアンプ その2    (11/22)
 
大分、ご無沙汰致しました。
 壊さないと治せないアンプその2と書きましたが、実際は、壊れていて困ったアンプです。これは、私も最初に1台(部品を)壊しています。しかし、それは修復可能でした。(部品の破損で)修復不可能なほど壊してしまったアンプを修理しようとすると大変困った事になります。
 そのアンプは、ヤマハのA-2000シリーズです。修理をした事のある人なら、分かると思いますし、(私の言いたい事について)少し見当が付くかも知れません。壊して困るのは、フォノセレクタースイッチです。A-2000のパワーアンプブロックは、片側は、簡単に取り外しが出来ます。しかし、他方は、フォノアンプが、併設されていて、簡単に外す事が出来ません。フォノアンプを外さないと、パワーアンプブロックを外す事が出来ないのです。
 そこまでは、特に問題のない話ですが、このフォノアンプの処置がまずいと先ほどのフォノセレクタースイッチを壊してしまうのです。今回、何台か修理とメンテをして出品してみましたが、その中には、誰かが以前に手を入れて、フォノセレクターを壊してしまった物が1台混じっていました。フォノセレクターを回すと左右同時に出力が出ません。そして、(スイッチを回した時の)行きと帰りでは、同じ位置で、出力が出たり、出なかったりと、出力が安定しません。最初は、メンテナンスをしていないので、スイッチの接触不良とも思ったのですが、行きと帰りで状態が違う事に不信感があったのですが、開けてみるとフォノ基板を外した際に、フォノセレクターのリモートケーブルに力が掛かり、スイッチ部分でケーブルが切れかかっていました。こうなると、先ほどのようにスイッチの行きと帰りとで、スイッチポジションにズレがでで、先のような症状が出ます。この様にリモコンケーブルを切った物は、修理が不可能か、又は、修理の難しい物になります。修理不可能な物は、A-2000の故障品を部品取り用として、1台潰さなければなりません。出来ればそんな事はしたくないので、A-2000の修理(この部分の取り外し)をやられる方へ、この様な部品の破損を防ぐには、予め、フォノセレクタースイッチのパネル側の取付ネジを外して、セレクタースイッチが自由に動く状態にしておけば、これらの破損を防ぐ事が出来ますので、是非その様にやっていただきたいです。この様に、部品が破損してしまっては、直しようがないのです。
 フォノを使わない方も多いでしょうから、この様な破損品も、結構、平気で出品されているようです。

壊さないと治せないアンプ    (11/1)
 
多くのアンプを修理をしていると色々なアンプを見かけます。一番良いのは(修理をする私にとっても落札されてお使い頂く落札者様にとっても)全く内部に手を付けて無く、普通に使っていて壊れた物で、修理などの手を付けていない物です。
 これは、修理をする物にとっては、症状から故障箇所の特定が容易ですし、修理も容易です。反対に、最も困る物、修理が困難な物、故障が再発するかも知れない物は、ズブの素人が修理のつもりで手を入れて、いじくり回した物です。これは始末が悪いです。
 例を挙げれば、きりがないほど色々あります。馬鹿ネジにしてしまった物、ネジを緩めれば取れるはずの摘みが接着剤で固定して取れない物、パーツの極性違いの物、修復不可能な改造品(どんなに手を尽くしても復元できない物)、ネジ間違い、ネジ欠品、(配線などを外したままで)修理途上で投げ出した物など・・・・・。上げればきりがありません。
 そんな中で最も困るのが、(後先を考えず、その場しのぎで)摘みを接着剤などで固定してしまう事です。特に、今まで見た中ではA-10シリーズに多いです。摘みが緩み安い事も一因かも知れませんが、この機種は、フロントパネルを外さないとメンテナンスが出来ません。そのフロントパネルを外すには、摘みを撮らないと外せません。ここに難関があるのです。A-10シリーズは、200台以上やっているので、その様(どんな事をしても取れない)なアンプを何台も見てきました。そして、壊してきました。
 取れない摘みを外す際、出来るだけ、壊さないように、付いている部品は使えるように、出来るだけダメージは少ないように、色々考え対策を考え、時間をかけ、段階を追って、外そうとするのですが、どんな事をしても取れないケースもあるのです。摘み1個外すの半日がかりになる事もあります。そんな時には、自分で自分の仕事は、なんだっけ? 等と考えさせられる事もあります。そんな事の多くの時間を割く事になるのです。そして、どうしても取れないとなると、覚悟を決めて、壊しにかかります。普通の人には、考えつかないと思いますが、ドリルが為ならグラインダーになり、(固定している)ネジ部分をグラインダーで削り落とすのです。大体は、これでケリが付きますが、摘み1個は、ゴミになります。それも駄目な場合は、内部のボリュームやスイッチを壊す覚悟で、摘みごと引き抜きます。出来るだけゴミにならないよう。再生を考えるのですが、後先を考えない、その場しのぎの素人作業には、修理以上に頭の痛い問題です。解決には時間と労力がかかります。
 この様な、修理の中でも最悪の仕事である。壊し???は、時間と労力以上に、作業をする私には、非常に心の痛むものです。修理再生をしているにもかかわらず、壊さないと修理にかかる事が出来ない時など、涙が出そうになります。何でこんな事をするのだろうか????  
 この様な壊し出失った部品は、結局、部品取り用のアンプか取り外し、移植するわけですから、結果としてゴミを作り出す事になります。部品が入手できない現在では、やむを得ない事と考えますが、この様な作業はいつもの事ながら、心の痛むものです。
 時々、素人の方から、定年退職したので、暇があり、壊れたアンプを勉強のつもりで直してみたいと思いますが、アドバイスして下さい。等というメールを頂く事がありますが、私は、その様なメールには、返信しません。意地悪をして返信しないのではなく。この様な、素人が手を入れて、取り返しの付かない結果になり、途中で修理を投げ出したりして、ゴミを作り出している現状を見ていると、どうぞご自身で治して下さい。等とは言えなくなるものです。
 中古オーディオは、オーディオファン共有の財産であり、1台でも多く治して、再生したいと考えており、上記のような現実に直面していると、無責任な素人修理には、素直に賛成できない思いで居ます。限られた資源です。無駄にせず、少しでも多くの方に楽しんでもらえるよう、ゴミを出さないよう心がけたいものです。

使い捨ての時代から治して使う時代へ    (10/26)
 
オーディオをやっていてい思う事、そして、自分の身の回りでも同じ変化が起きている事に気付く。オーディオでは以前から感じていた事ですが、高度成長期には、使い捨てが当たり前の事であったように思います。壊れたら、買い換えれば良い。もっと極端な場合は、新しい製品が出たら(壊れていなくても)買い換える。次々に、新しい製品を買いまくる。これは、メーカーの戦略に乗せられた人のする事かも知れません。しかし、今は、(少なくともオーディオをやっている多くの人は)学習機能も働き、又、新製品を追いかける経済的負担、その結果得られる効果?に気付き、新製品を追いかける事が出来る人は、殆ど居ないはずです。メーカーは、未だに、新技術をうたい文句に、新製品を売りつけようとしますが、同じ戦略では、「笛吹けども踊らず」です。また、最近のオーディオは、高価過ぎますし、魅力的な製品が少ないとも感じています。果たして、価格に見合うものか???? 優越感を表す ”ハイエンド オーディオ” 等という言葉がありますが、私には、価格的なハイエンドではないか????  必ずしも音質的なハイエンドではない。と思っています。何よりも、誰にでも分かる証拠として、価格は鰻登りで天井知らずのハイエンドになって行くけれども、名器と言われるオーディオ機器は、最近のオーディオに無いのではないでしょうか。名を残すような”名器”は、聞いた事がありません。私が最近のオーディオに無関心なせいもあるかも知れませんが、記憶に残る名器はありません。
 オーディオの最も盛んな時代(定義に個人差があるでしょうが60〜70年代もう少し長く見てもLPの終わる80年代中盤)には、アンプもスピーカーも、音楽ソースにも、名器、名演、名盤など、それぞれ有ったように思います。
 機械物は、長年使い込めば、当然の結果として壊れたり、調子を落とす事は、当然あります。オーディオを楽しむ人間の一人として、古き良き時代の名器(個人毎に違うと思いますが)は、今でも自分の中で名器であり、今のオーディオ機器で置き換える事は出来ません。
 オーディオは、極端な例かも知れませんが、”治して使う”という方が多いのではないでしょうか。故障したからと言って、ゴミとして処分したりしてはいけないのです。十分に治して使う価値のある機器である事を認識しなければなりません。物によっては、とても価値のある物である場合もあるのです。不動=ゴミ等という扱いは大きな誤りです。
 極端な話かも知れません(現在のオーディオメーカーさんには申し訳ありません)が、この30年〜40年間に、音質的な進歩と言える物は、それ程多くはないと思います。物によっては、当時の物の方が良いと言える物も多くあるのではないでしょうか。
 オーディオは、使い捨ての時代は、とうの昔に終わっており、(当時の機器を)なお私鉄各時代を迎えているのだと思っています。
 そう言えば、オーディオだけではなく、私の(平成7年型のランドクルーザー80)車も、今年で何年になるでしょうか。未だに、乗り続けています。間もなく40万kmです。もっと凄いのは、うちの母ちゃんです。今年で何年めだっけ???  未だに現役、治して使っています・・・・・・・。

良い音楽を聴く為の方法(唯一の方法)???    10/17)
 
大分サボってしまいました。と言うよりも書けなかった?ように思います。話の種が無い、確かにこれも一つの理由ですが、それだけではない。書く気にならなかった。と言うのが一番の理由のように思います。何でもそうですが、気が乗らないと書けないものです。
 さて、良い音楽を聴く為の方法、この事に対する考え方は、色々あると思いますが、私なりの考えを少し書いてみます。お金をかければ、高価な機器をそろえれば、良い音が出るでしょうか。私はそうは思いません。オーディオとは、そんな単純なモノではないと思っています。
 大事な事の一つは、自分の感性を磨く事だと思います。色々な音楽を聴いて、色々な装置の音を聞いて、どの音楽が良いか。どの装置の音が良いか経験を積んで、自分にとっての善し悪し(自分の好みに合うかどうか)を判断できる感性を磨く事だと思います。そして、音楽には、どのような音楽があるか。オーディオ機器には、どのような音があるかを理解した上で、自分の好む音楽、自分の好む音を理解し、追求する事が大切だと思います。これなくして、良い音などあり得ないと思うのです。装置に1000万円をつぎ込んでも良い音良い音楽を聴く事は出来なものと思っています。
 人間の感覚は、絶対的評価には不向きで、出来ません。相対的評価しかできなので、Aと言うアンプよりもBのアンプの方が、自分にとって心地良い音楽を聴かせる。Cと言うスピーカーよりもDと言うスピーカーの方が音が悪いなど、聞き比べれば、善し悪しが分かるモノです。その善し悪しの原因はどこにあるのか?どこが違うから、良いと感じるのか。悪いと感じるのか。それらを追求する事が、オーディオの楽しみでもあり、苦しみでもあるはずです。この経験、この積み重ね無しには、自分の良い音、良い音楽はあり得ない。そう考えるのは、私だけでしょう。皆さんをどうお感じでしょうか。
 こういう理由は、色々あります。色々経験の中で感じてきました。たとえば、私は、現在、プリアンプは、デンオンのPRA-2000ZRとソニーのTA-E900を好んで使っています。これは、私の装置と相性が良いからです。そして、レコードもCDも良い音で音楽を聞かせます。高級機でもパイオニアのC5やアキュフェイズのC280Lなども聞いてみましたが、殆ど使わずに、処分してしまいました。それなりの音を出すのでしょう。他の機器と組み合わせれば、実力を発揮できるのかもしれませんが、私の装置とは、相性が悪いか、又は、私の耳に心地よい音楽を聴かせる事は殆どありませんでした(これらの機器が音が悪いと言っているのではありません)。この様に、高級機だから音が良いなどという事はないのです。私との相性、機器との相性、音楽との相性など、様々な事が考えられますが、私の求める音ではなかったと言う事です。この様な経験から、お金を出せば良い音が出るなどという事はあり得ません。
 言える事は、その装置が出す音楽がその人の技量であると言う事でしょうか。(これは、正しいかどうか分かりませんが、経験を通した私の個人的な考えです)

LPは不滅です!!    (9/24)
 
少し古いニュースになりますが、「書くべき時に書かないとニュースではなくなる」と反省していますが、パソコンの故障もあり、今になってしまいました。などと言い訳か?
 半月かそれ以上前のニュースでしたが、多分ネットで見た?レコードの生産が前年を上回ってのびているというニュースでした。ここ数年は、その様な傾向を示しているようです。アナログファンの私には、嬉しいニュースでした。LPからCDそしてネット配信の時代に入り、CDも過去の物となりつつあり、売り上げは年々落ちている様子です。そんな時代にアナログ(LP)が売り上げを伸ばしている? この時代に逆行したような動きは何なのでしょうか。80年代にLPからCDに移行して、はや30年の歳月が流れました。そんな今、なぜ、ここに来てLPが売り上げを伸ばしているのでしょうか? (私から見ても)少し不思議な気もします。
 アナログを聴きたいという方は、趣味の世界ですから、私のような変わり者もいると思いますが、今の時代極少数派だと思うのです。一般の方は、今時、レコードなどは聴かないと思うのです。まず、装置がないです。一般の家電屋さんにレコードプレーヤーは売ってません。オーディオショップに行けば有るのかも??私は行った事がないので分かりません。
 それに操作性の点でも、リモコンの使えるCDプレーヤーやメモリーオーディオには、絶対にかなわないと思います。なのに何故???アナログが売り上げを伸ばしているのでしょうか。私のようなアナログファンがレコードを買っているという事なのでしょうか。
 残念ながら、私は、最近、新譜を買った事がありません。殆どが、昔の中古レコードです。新しい物がどこで売っているのか調べて事もありません。新しいレコードは、昔のレコード再プレス版なのか?その辺も全く知らない状態で居ます。レコードは、昔の懐かしい曲を聴く事が多く、初めて聴く曲も中古レコードなら一山いくらで売っています。中には、宝石もあり、ゴミも多くあります。宝探しも面白いものです。 しかし、欲しいレコードの新譜があるなら、買ってみたいという気もします。
 余談ですが、これも半月から1ヶ月前のニュースでしたが、カメラの世界(私は無知ですが)でも、デジタルカメラ一色の現代に、昔のポラロイド???のようなインスタントカメラが馬鹿受けしているらしく、デジカメとは比較にならないくらい、売れているらしいのです。撮ったその場で写真を見る事が出来るとか、他にも木野があったかもしれませんが(忘れました)、デジカメではなくアナログ?カメラらしいのです。これもオーディオと同じように、アナログの良さが見直されているのでしょうか。
 アナログを再生する環境は、(パーツの入手など)最盛時に比べ、決して良いとは言えませんが、これからもしばらくは、アナログが楽しめそうで、安心というか、今後の楽しみが増えたような気がしました。
アナログ頑張れ!!!!!
 

コンデンサーチェッカーを使ってみて    (9/16)
 
最近、トランジスターチェッカー、LRCチェッカー、コンデンサーチェッカーを入手しました。簡易的なチェッカーですが、使ってみると面白い物です。トランジスターチェッカーなどは、最近のデジタルテスターには、hfeをチェックできる機能は、殆ど備わっているようですが、それ以外にも、パーツの良否を簡単に判定できる機能があり、以外と使える物です。LRCチェッカーは、本格的な物は、効果でなかなか手がでませんでしたが、入手した物は、一通りチェック機能があり、これも重宝しています。コンデンサーチェッカは、容量以外にコンデンサーの等価直列抵抗(100KHz)も表示でき、漏れや良否の判定もします。手に入れると色々と計ってみたくなるものです。コンデンサーの等価直列抵抗などは、コンデンサーの性能(特性)を表す一つの目安だと思いますが、直接、音質を左右するものではありません。高いよりは、低い方が良いのは当然ですが、スペック=音質ではありません。
 参考までに、古いアンプから外した電解コンデンサーと最近のオーディオ用を含むコンデンサーを比較してみようと思ったのですが、若干、ばらつきはありますが、概ね次のような事が言えそうです。古い電解コンデンサーとは、70年代のオーディオアンプから外したものです。古い電解コンデンサーは、ESRだけの比較ですが、思ったほど最近の電解コンデンサーとの差がありません。逆に、当時の電解コンデンサーの方が、一部、低い傾向も見られます。最近のものに比べ、同等又は、最近の物よりも優秀です。しかし、一部の(高級な)オーディオ用電解コンデンサーは、更に低い傾向があります。(オーディオ用電解コンデンサーのESR値は、同じメーカーで有れば、価格の高い、ハイグレード品ほど低い傾向があります)
 ESR値のみで評価する事は出来ないのですが、電解コンデンサーの等価直列抵抗については、30年たった今でもそれ程変わっていない。期待したほど、改善されていないと言えます。
 ただ、もう一点重要な事は、古いコンデンサーは、特性がかなり変化しているという事も傾向としてみられました。コンデンサーの容量の変化は、多くは、容量の変化が見られます。多くは、少ない方に変化している物が多く、中には、BPタイプでしたが、逆に容量が倍近くにもなっている物があったりして、状況は様々です。同じコンデンサーだから同じ傾向を示すという物ではなく、同じコンデンサーでも容量が減っている物増えている物色々です。一言で言えば、ばらつきが大きくなっている言う事です。ESR値のについても同じ事が言え、新品の物が、容量とESR値について、殆ど揃っているのに対し、使い込まれた古い電解コンデンサーは、全てに置いて、特性の大きなばらつきが現れています。これは、やはりコンデンサーとしての機能の劣化と見るべきでしょう。経年劣化と言う事です。
 これらのサンプル確認から言える事は、音が出ていると言われる。オークションでは、動作品として流通しているアンプの中には、音を聞いただけでは分からない程度の劣化は、結構多いように思います。劣化したコンデンサーのアンプで、音楽を聴いていれば、それが普通の音だと思いこんでしまいますが、これだけ年数がたっているとコンデンサーは、至る所で弱っている状態です。サンプルに選んだ電解コンデンサーは、プリアンプの物ですから発熱の大きなメインアンプなどは、もっと劣化が進んでいるかもしれません。機会が有れば、調べてみたいと思います。

オーディオとは、個性のコントロール?    (9/10)
 
オーディオ機器は、ハイファイ(Hi-Fi)か?ハイフィディリティーなどという言葉は、すでに死語になっているのかもしれないけれど、ハイファイなどでは無いと感じる事が多くなります。昔は・・・・。ではなく現在でも同じ事がいえるのではないかと思っています(一方では、いや、十分にハイファイであると言う反論も有ろうかと主ますが)。と言いますのは、簡単な例を申し上げますと、機器同士の相性の問題です。最近の機器は聴いていませんが、依然と同じように、メーカー毎の相性、または、機種後の相性など、オーディオシステムを組む上で、避けて通れない問題であると思っています。当時の機種だけではなく、今現在でも同じような問題が残っていると思うのです。
 なぜ、相性という問題が残るのか?これは、リスナーの音色に対する好みの問題も有るかと思いますが、それだけではなく、絶対に機器同士の相性はあるのです。
 相性があると言う事は、裏を返せば、それぞれの機器に(音色の)個性がある事を意味しています。このような見方をすれば、果たして、オーディオ機器は、ハイファイなどと言えるのか?と考えるのは私だけでしょうか。オーディオシステムを構成する全てのコンポがハイファイで有れば、簡単な話は、どの機器を組み合わせても同じ音が出るという事ではないでしょうか。ところが、オーディオ機器は、一つでもコンポを入れ替えれば、(程度の差はありますが)必ず音が変わります。極端な例では、(私は無頓着ですが)電源ケーブルの種類を変えたり、極性を変えたりしただけで音が変わると言われています。
 「コード一本ですら音が変わる」このような視点から見ると、オーディオ機器とは、完成された物ではなく、まだまだ不完全な、未完成の物ではないかとさえ思えてきます。それ程、音色という物は、未だにとらえどころのない物なのであると思っています。
 だからオーディオは、面白いとも言えるのでしょうが、視点を変えれば、オーディオ装置とは、これら(コンポの)個性の集合体でありますから、その個性を総合的に、どのような形(音色)にまとめるかと言うのが、オーディオなのではないか、オーディオの楽しみなのではないか。(音色の)そのまとめ方が、その人のオーディオを形作って行くのだと思います。

アンプは、ラックに入れてはいけない?    (9/6)
 
アンプを修理していて、見えてくる事、感じる事は沢山あります。私の場合は、色々な機種を修理やメンテするという事はせず、自分の気に入った機種に絞って、作業をしますから、その機種の弱点や故障しやすい箇所、手を入れなければならない所、殆ど、弄らなくても良いところなど、傾向と対策が見えてくるものです。
 そのような中で、機種を問わず、共通の問題点は、アンプ内部の熱の問題です。これは、以前から感じている事ですが、最近、更に、この考えが間違いではない事を感じさせるアンプも見かけたので、改めて、ここに書く事にしました。アンプは、通気の良い状態で使う。これは、常識です。特に、発熱の大きなアンプは、注意が必要です。電解コンデンサーは、使用される周囲の温度で、寿命に大きく影響する事は、メーカーの資料からも明らかです。しかし、私が見てきたアンプの中で、周囲温度の影響を受けるのは、電解コンデンサーだけではなく、トランジスターもそうですし、電解コンデンサー以外のフィルムコンデンサーも温度の影響を受けます。抵抗も常に高音を発するような箇所の抵抗は、抵抗値に大きな変化がでているものもあります。と言う事は、アンプ内部の部品の殆ど全ては、熱による影響を受ける。寿命という点でも大きな影響を受けますし、性能、特性という面でも影響を受けているわけです。そのアンプを使うユーザーは、これらには、全く気づかず、ある日、アンプが故障して、初めて異常に気づくという事になるようです。
 このような事から、出来れば、(発熱の大きな)アンプはラックなどに入れず、
寿命や性能という点で(特に上下方向は)通気の良い状態で使う事が大切です。
 ラックは、
狭い日本の住宅事情から大変重宝なもの?と思われ、利用されているようですが、(私も十分なスペースをあけて使っているつもりですが)発熱の大きなアンプを長時間使い続けると、上下方向に十分なスペースをとっているつもりでも、熱は、籠もる傾向があり、(寿命や性能という面で)ラック利用は望ましく無いというのが、私の得た結論です。
 ファンを使わない、自然冷却の場合、アンプの底面に1〜2cm程度の下駄を履かせるのも、排熱には効果的かもしれません。(個人的には、ファンを使うアンプは、音がして好きではありません)
 確かに、ラックの使用は狭い空間に危機を整然と並べて、使いやすいものですが、もし空間が有れば、発熱の少ないものは、ラックに入れても発熱の大きな物は、ラックに入れないで使うのが望ましいと思います。
 スモーカーの方には、耳の痛い話かもしれませんが、タバコも出来れば、リスニングルームで吸ってはいけません。タバコの煙や脂も(長期的には)アンプの性能低下、音質低下につながり安いものです。タバコの煙や(含まれる)脂は、簡単な例では、アンプ内部のスイッチやボリュームなどの接点に付着して、接触の妨げになるケースが多いのです。
 オーディオを長く良い音で楽しむためには、それなりの作法があるようです。

まずは、ご報告    (9/5)
 
ページの更新が大幅に遅れ、読んでいただいている方、大変申し訳ございませんでした。

8月にパソコンを壊してしまい、ただ今、復旧作業に取り組んでおります。機材が無い事、知識が無い事など、データの復旧に四苦八苦で手探り状態で進めています。メールデータ(アドレスや文書)は、今のところ復旧のめどが立っていません。メールでお取引いただいている方は、空メールで結構です。今後メールアドレスが必要になります。宜しくお願い致します。

 何度かパソコンを壊してした経験はあるので、バックアンプの重要性は理解していたつもりでも、何年も問題なく使っていると、つい気がゆるみ、大事故にいたり、その度に、大変な労力をかけて復旧作業を強いられます。

 オークション出品もこれから徐々にペースをあげて行きたいと思います。全てにおいて、パソコンの環境を失う事って、大変ですね。このような状況におりますので、宜しくお願い致します。
 このページは、復旧しましたので、今後、まめに更新をして行きますので、宜しくお願い致します。

(私の思っている)オーディオの不思議   (7/31)
 
オーディオという趣味は理屈でない?そうでしょうか?(私は専門家ではありませんが)オーディオとは、不思議の世界の話ではなく、エレクトロニクス技術、物理的、科学的で、分析可能なテーマであると思っています。しかし、・・・・・・と言わざるを得ないのは、メーカーが示すアンプの優秀性を示すデーターと実際私達が感じる(装置から再生される)音楽との関連が全く見えない(聞こえない)事です。
 メーカー(特に日本のメーカー)は、オーディオ機器の性能を技術的に捕らえ、歪み、スルーレイト、ノイズ(他にも専門的な要素は色々あるのでしょうが)など、日本のオーディオの技術革新は、これらの特性の改善に向けられてきたように思います。今でも、色々な横文字の並ぶ最新技術を持って、これら特性の改善を謳っています。
 しかし、多くの方が既にご存じのように、”特性の改善=音質の改善”とは簡単に言えない事は明らかです。”特性の改善=音質の改善”であるならば、(20〜50年も)昔の名器などを使う人は誰もいないはずです。技術は、新しい機種が出るたびに、メーカーの言う、革新的な新技術が生まれているのですから、特性の改善で言えば、これらビンテージアンプ(機器)などと言われる物は、スペックの上では、比較対象にならない事でしょう。
 しかし、実際には、(最新の機器が高価であると言う事もあり)私は、30〜40年も昔の機器を手入れをして使っていますし、これらの機器の発する音楽に十分に満足しておりますし、新しい20〜30万円クラスの機器に、欲しいと思うような魅力的な機器がないのも事実です。
 オーディオ機器は、音楽を聴く為の道具なのに、何故、メーカーは、再生される音楽のすばらしさではなく、機器の持つ特性(スペック)で、その商品の優秀さや良さをアピールしようとするのでしょうか。私達?、普通のオーディオファンが機器の特性と機器の再生音には、関連がないと言う事を知っているのに、未だに、メーカーは、スペック(電気的特性)で、ユーザーにアピールしようとしている姿勢には、理解しがたいものがあります。メーカーも、通用しない手段は諦めて、再生される音質で勝負するような取り組みというか、姿勢が必要なのではないでしょうか。
 ある面で、未だにスペックや革新的な新技術?で、物を売ろうとする姿勢は、ユーザーをバカにしていると感じるのは、私だけでしょうか。見かけ倒しではなく、本物で勝負しないと通用しないのではないでしょうか。革新的な新技術が偽物であったと言う事は、最新の機器を見れば分かるように、今現座に生き続ける、(当時の)新技術などは、一つも無い?と言う事からも明らかであると思います。本物で有れば、その技術は長く生き続けるものではないでしょうか。スペックを追いかけるオーディオから、事の本質である。音を追いかけるオーディオでなければならないのではないでしょうか。

CA-2000もそろそろメーカー対応が難しい?   (7/31)
 
先日、B-1は、メーカー対応しないという事を書きましたが、先日、CA-2000のヒューズ抵抗が切れ体ので、メーカーに部品手配をしようとメーカーサービスに電話を掛けました。数年前までなら、お金を払えば出してくれた部品ですが、今回は、注文をお願いしようとしたら、「ちょっと厳しいですね」と言う返事、注文には応えられないという事、数年の間に、大分対応も変わったものだと感じました。言葉を換えれば、古い商品は、そろそろ終わりにして、新しい製品を買って下さいという事か?
 メーカーも部品を売ったくらいでは、商売にならないのでしょう。しかし、新製品には、欲しいと感じるような魅力もない。売れるはずもない。ものを売りたいので有れば、もう少し、消費者目線で、商品を研究しないと売れないと思う。買いたいと思わせるような中身がない。新たな理論を持ち出したり、革新的な新技術を謳ってみても、消費者は、その様なメーカーの売り文句に飽き飽きしているという事。消費者ニーズに合わない製品は、いくら優秀でも売れないという事です。
 メーカーに提案ですが、古い名器をゴミ扱いするのではなく、新しい製品を開発するよりも、これら古いアンプのリプレースでも対応した方が利口な商売ではないのか。これら古いアンプは、部品も弱ってきています。メーカーが、今の新しい技術で、回路構成し(同じサイズで基板を作り、新しい基板に入れ替える。スイッチなどは、今までのものを使う)、各基板を注文に応じてリプレースするようなサービスの方が、今のユーザーニーズに合致するような気がする。そうすれば、昔の名器がメーカーによって新たに(新生CA-2000として)復活する事になり、我々、(昔の)ユーザーが望んでいるのは、馴染みのない新技術の新機種ではなく、思い出多い、昔の名器であり、名器をその様な形で、メーカーが復活させるのは、検討に値すると思っています。私達ユーザーが望んでるのは、新しい機器ではなく、昔の名器の新たな復活であります。メーカーは、昔の名器をゴミにするな!! この名器という言葉は、メーカーにとっての貴重な財産だと思うのですが、生かす事は出来ないものでしょうか。

自分の好みの音色は、自分にしか分からない   (7/24)
 
オーディオを趣味とされる方は、自分の(好みの)音色を持っている筈である。と思っていますが、メールなどを頂く中には、どちらがお勧めですかとか、○○○の機種は、どのような音がしますかとか、言う問い合わせが多いように思います(初心者の方に多いのか?)。自分自身の音質評価や音色の好みなどは、他人には分からないという事。自分で聴いて、自分で善し悪しを判断するしか方法がないと言う事なのだけれど、あまりにも意見を求める方が多いように思います。自分で体験するしかなのです。決して、簡単に他人の意見で判断しようなどと思ってはいけません。登山のように、自分で色々な組合せを体験し、取捨選択し、自分の好みの音楽がなるように、山を登るがごとく、コツコツと一歩一歩歩みを進める以外にないと思っています。
 全ての人が、それぞれに違った音楽体験、音響体験をしてきています。当然の結果として、それぞれの好みが違って当たり前なのです。違った体験をしてきて、たどり着く答えは、一つなどと言う事はあり得ません。
 名器と噂される聞きは、沢山あります。しかし、自分にとっての名器かどうかは、自分で体験した見ないと分からないものです。また、オーディオに限らず、趣味という物は、ついつい頭でっかちになりがちで有るとも感じます。実際に音楽を聴く前に、カタログや他人(偉い先生)の評価など、沢山の文字情報が知識?となり、その頭の中に作り上げられた知識が、要らぬ先入観となり、素直に音質評価できなくなっているケースも多いのではないでしょうか。思い込みと言うものです。これは、なかなか変える事が難しいかも知れません。日本人は、どちらかと言うと仲間はずれにされるのをいやがり、団体行動を取りたがる性格を持っているように感じています。異端児にはなりたくない。又は、異端児になるには勇気が要るのかも知れません。
 個人度とに音色の好みが違うという事を申し上げましたが、違うのは、それだけではなく、音楽を聴く部屋(音響空間)も、使っているパーツやコンポも全て(音楽を鳴らず条件が)違うので、同じ装置を持ち込んでも同じ音は再現できません。それなのに、同じ装置揃えて満足している方も多いのではないでしょうか。
 確かに、評価の高い物は、一度体験すべきであると思います(出会いは大切です)。しかし、評価の高い物が、全て名器であると思ってはいけません。自分で自分の環境に組み込み、自分にとっての名器かどうか判断を下さなくてはなりません。どんなコンポでも、必ず、音色個性は持っています。それらの個性を組み合わせて、システムとして総合的な音色(個性)が自分に合うかどうかを聞き分けているのです。
 私は、長年長岡さんのファンでした。今でもファンですが、私の使っているコンポは、必ずしも長岡さんと同じ物ではありません。一例は、パワーアンプで言えば、長岡さんは、HMA−9500シリーズをメインに長い事使って居られました。MOSの音に惚れ込んで居られたようです。私は、MOSが悪いとは思いませんが、私の感性、私の音響空間、私のシステムは、HMA−9500シリーズよりもB−1を好みます。それぞれに一長一短があり、音楽を聴く上で、どのような要素に重点を置くか、どの様な聴き方をするか。によって、パーフェクトではないけれど、自分の求める方向に近い物はどれかと言う事が見えてくると思うのです。この様な選択を繰り返す事で、自分のシステムが徐々に形づくられて行くのだと思っています。システムに満足すれば、それで良いし、(コンポに限界を感じれば)不満が有れば、代わりになる物を探すという事になります。
 私は、現在のシステムに完全に満足している訳ではありません。が、予算、時間など、自由になる範囲で、さらなるグレードアップを目指したいと思っています。ある面では、昔、欲しくても買えなかった機器を手に入れて使っていますので、ある程度は、満足があります。機器を手入れして、その機器の持つ性能を発揮できる状態で使う事が、まずは、第一かと思っています。そうでなければ、正当な評価は出来ず、堂々巡りに終わってしまいます。良い音を出す為には、簡単に取っ替え引っ替えやるのではなく使い込む事も大切です。、機器に愛着を持って接する事が大事なのかも知れません。

修理に使う半田に対する私の考え   (7/16)
 
オーディオとは、いつもの事ながら色々な物が音の違いにつながると話題になります。ケーブル(これは確かに少しはあるか?)でも、機器の設置の仕方でも、何でも音が変わると。変わらないとは言いませんが、問題は変わる程度(感知出来る物かどうか)、そして、良い方向に変わるのか?悪い方向に変わるのか?(通常、変わるとは、良い方向変わると取られているようです)
 ただ、この変わるというのは、その時、そのシステムに置いて、その人の主観に置いて、その様変化したと感じたという事で。非常に曖昧な物であり、且つ、それと同じ変化が、(環境の違う)自分のシステムで確認出来るとは限りませんし、(コンポの入れ替えと同じで)同じ方向に変化するとは限りません。
 また、ケーブルの交換、半田の銘柄などで、音が変わるという事、これは、裸の王様の話のような部分もあり、変わらないという事を正直に言うと、おまえのシステムは、レベルが低く、その変化すら感知出来ない、又は、お前の耳は、この違いも分からないのかと言われそうで、違いが分かるとか違いが分かったような事を口にする。その様な事も多いのではないでしょうか。
 アンプの内部をいじくり回している私から言えば、半田で音が変わるというので有れば、半田の何倍も音の変わる要素は、アンプの内部にいくらでもあると言う事です。それから比べれば、半田の違いなと、取るに足らない事なのです。
 さて、半田についてですが、最近は、オーディオ用などと言って、銅入り半田とか銀入り(数%含有)半田とかいう物も有るようです。当然ながらオーディオ用と名の付く物は、例外なく全て高い。私は、半田で音が変わるなどとは思っていない人間です。(厳密に言えば)変化はあるのかも知れませんが、人間が感知できないほど小さいか、気分的なもののレベルだと思っています。一流と言われるメーカー製の半田を使っている限り、全く問題のないものと思っています。僅かな、銀や銅などを含んでいるから音が良くなるなどとは思っていません。
 それらが好きでない理由は、オーディオ用などと言って、非常に高価である事、(これはメーカーの策略ではないかと思っています。半田に限らす、オーディオは、理由(証明)もなく、そう言う製品が多い)。銀入り半田などと言うものを見た事がありますが、半田の仕上がりに艶が無く汚い、あまり良い印象がない。
 半田とは、部品と基板を繋ぐ、接着剤のようなもの、最も大事なのは、この接着能力ではないかと思っています。僅かに、数%銅や銀が入ったから音が良くなるなどとはとても思えません。それにより、半田に求められる、この肝心な接着能力が落ちるようでは、全く意味のない事と思っています。
 私は、国産の(アメリカのNASAが採用して有名になった?)アルミット、千住金属、石川金属などのメーカーの物を使っています。太さは、用途に応じて、0.38、0.5、0.65、0.8、1.0、1.6mmなどが手元にあります。コテも、コテペンの40,60,100の3種類、これも用途に応じて使っています。どれも不満はありません。半田は、ノリの良い物、仕上がりが良い物、色つやがよい物を基準に選んでいます。メーカー毎の他所の違いはある物の、国産の一流メーカー製で有れば、特に問題はないようです。コテペンと千住金属の半田は、昔の職場(某オーディオ機器製造メーカーの工場)で使っていた物で、35年くらい前ですから、当時、セラミックヒーターを使ったコテは、(今でこそ多くのメーカーが採用して当たり前になっていますが)高千穂のコテペンくらいしかなかったのではないでしょうか。当時から、使い勝手が良く気に入って使っています。しようにより傷んだパーツは、パーツ単位で売っているので、35年後の今でもパーツ交換で使える。プロの現場で使っていた物ですから、あらゆる面で良くできています。
 半田付けについて、昔、現場にいた頃は、半田は余計に使いすぎないよう。必要最小限に使うなと教えられ、それを守っていましたが、10年前くらいからアンプの修理を始めて、認識が変わりました。と言うのは、製造から20〜40年も経過したアンプの半田付けの様子を見ていると、必ずしも、それが正解とは言えないと思えるようになってきたのです。それは、どういう事かというと、半田の劣化、半田クラックなどの事例を沢山見てきたからです。それが、故障原因になっている物も多く見てきました。半田は、万能ではなく、永久でもないのです。一番の問題は、アンプ内部、部品の発熱によるものです。ご存じのように、アンプは、電源を入れると音も出ますが、発熱もします。この発熱は、場合によって(熱的な設計に余裕がないと)は、半田の融点(融点付近)に達する場合もあるのです。それを、何十年も使う訳ですから、半田クラックを起こしたり、半田が劣化したりする訳です。
 それらの予防方法としては、最も簡単な方法としては、半田の量を増やして、場合によっては、盛り半田をする事です。半田量を増やす事で、その部分の熱容量が増えます。熱容量が増えるという事は、半田部分の温度上昇を抑える事が出来ます。温度上昇を抑える事が出来れば、ハンダが溶け出す事はなく、半田クラックや半田の劣化をある程度防ぐ事が出来ます。
 一般にアンプ内部の基板は、(多分、70年後期か80年以降は)自動挿入機で作られる基板が多く、半田付けも自動半田槽を通す事により、半田付けされています。半田付けの状態は、管理され、出来るだけ少ない量で半田付けされる事が多いのです。その為、自動半田槽を通した基板は、半田の量が少ない為、半田クラックが目に付きます。
 この様な理由から、メンテナンスの際は、基板の全面を再半田しますし、大きな熱を発する部分は、盛り半田をして半田クラックの予防をします。半田付けで大事な事は、銀入りや銅入り半田を使う事(音が良くなるなどと言う事はなく)ではなく、接着剤としての機能を最大限引き出す事が大事であると考えています

 

そろそろ修理を断られるようになってきた   (7/11)
 
先日の事、ヤマハのB-1を取引して、購入しました。動作品として購入したのですが、到着時、電源を入れたら、オーバーロードランプ(警告)が点灯し消えません。等と言う事は、結構あるようです。修理出来るかどうか?私が悩む事ではないと考え、運送会社に状況を説明し、対応してもらえるかどうか相談をしました。その運送会社は、良心的?(当然かも知れないが)商品を引き上げ、メーカーのヤマハに修理依頼をしたようでした。しかし、40年近く前のアンプは、修理対応出来ないという回答だったようです。ヤマハに限らず、一般家電扱いのステレオアンプなど、とうにメーカーの責任期間は過ぎている訳ですから、対応が出来ないと言うのは、当然の結果かも知れません。メーカーには、直す責任はないのです。
 しかし、責任はなくてもメーカーの威信とか無いのでしょうか。その時の対応は、出来る事をやってみるではなく、年式が古いからと言うだけで門前払いでした。新しい製品を売りたいメーカーにとっては、邪魔な存在かも知れません。しかし、発売当時は、世界初とか画期的とか、最高とか言いながら世に送り出した自社製品をこの様に扱う日本のメーカーには、とてもガッカリさせられます。私は、この製品を(ヤマハの名器と言うよりも)世界の名器だと思っています。しかし、その製品を生み出したメーカーは、その様には思っていないのです。
 ここから見えてくる事は、メーカーというのは、自社の製品云々とか、その製品にどのような価値、プレミアムがあるかなどと言う事は、全く問題でなく、目先の利益しか考えていないという事です。修理をしたって儲からない、古い製品は、色々リスクを抱えているから、後々面倒な事にならないように手を出さない。など、メーカーの判断基準は、損か得かという事だけなのです。自社の製品を大事に扱ってくれるユーザー(や製品)を大事にするなどという考えはないのです。何とも情けない話です。
 この事(対応)は、ヤマハに限らず、他の家電メーカーも、家電だけではなく、車も(他の製造業)何でも同じかも知れません。目先の利益しか考えてこなかった事が(ちょっと話が飛躍しすぎか?)現在の日本の製造業の低迷を招いているのではないでしょうか。
 使い捨ての文化が招いた結果でもあると思います。良い物を大事に使う。一生の物として使い込む。また、メーカーの姿勢としては、目先の利益のみ、数字のみを追いかけるのではなく、長い目で見て、何が大事なのか、ユーザーを大事にする姿勢、自社の製品を大事にする姿勢など、時代の変化は、以前とは、違ったものを求めているのではないでしょうか。
 結局、そのB-1は、私の手元に戻ってきて、私が直す事になりました。現在は、問題なく動作しています。ただ、メインのブロックコンデンサーが弱っているので、交換時期を迎えています。修理では、B-1について、色々勉強させられました。その時間は無駄ではなく、私の財産になりました。自宅には、ジャンクを含めB-1は、(一生使うつもりで?)15か16台あります。復活出来るB-1も多数有るはずです。経験は力になり、これから手掛けるのが楽しみになりました。先にも書きましたが、私は、(完璧とは思っていませんが)このアンプの音色が好きです。私にとっての数少ない名器であると思っています。メーカーは対応しなくても、オリジナルのFETさえ生きていれば、修復は可能なアンプです。一生の友として長く付き合いたいものと思っています。
 偉そうな事は言えませんが、B-1と言うアンプをいじってみて感じる事を少し、B-1と言うアンプは、確かに、一聴の価値があるかも知れません。しかし、B-1をこれから聴いてみようという方には、あまりお勧め出来ない部分もあるように感じています。音が問題ではなく、(年式が古い事やコネクター類を多用している事、発熱で傷んだパーツがある事など)維持管理が難しいと言う事です。私が今回経験したように輸送だけでも、トラブル場合が多発しています。取りあえず、動いたとしても、40年選手ですから、十分な手当(メンテ)をしないと、非常に発熱の大きなアンプですから、故障する確率の高いアンプです。余談ですが、知り合いにB-1をオークションで落札して、(10万円以上したのでしょうが)使い始めて2日で故障してしまったなどという例も見ています。(私は、そのB-1の修理を手掛けませんでしたが、状況は確認しています)そのB-1は、終段のFETが飛んでいました。
 どちらかと言うとB-1を良く知っているとか、長年使い続けてきたとか、自分でメンテや修理が出来るとか、どちらかと言うとツウ人向きのアンプです。これらのリスクを考えると、素人は興味本位で手を出すべきではないアンプのようにも思います(80年代のアンプの方が遙かに安定です)。それでもと言う方は、メンテをされた物、長く面倒を見てくれる方から、又は、リスクを覚悟で使うべきでしょう。

知らぬが仏・・・・   (7/2)
 
何を書こうか。これだけ色々書くと書く事が無くなり、同じ事を繰り返し書いているような気もする。新たに気付いた事。楽しい事を出来るだけ書きたいと思っていますが、オークションを覗いているといやな部分見にくい部分がついつい目に付いてしまいます。出来るだけ自分の出品はそうならないように心がけているつもりですが、他人から見てどのように写るかは分かりません。
 「知らぬが仏」その様に感じる取引も結構見かけます。(余計なお世話??か) 私の記事を読み続けている方には、分かるかとは思いますが、(あまり具体的に書いてしまうと誰の出品を言っているのか簡単に分かってしまうので)例の銅箔テープのアンプ、あれ以来無くなりました。 相変わらずメンテナンス品を謳っているけど、私のように100台以上も見てきた人間には、内部の写真を見れば、何をやったか、何をやって言い無いか、すぐに分かってしまうものです。100代モノアンプを見なくても、大概、内部を見た方なら、大体想像が付くと思います。殆ど手付かず、ノーメンテに近く以上体でも、出品者の信用???で、66000円もの値が付いて落札されました。(私は、全ての出品を調査している訳でもなく、たまたま見かけた取引です)落札者は、20件前後のとろい引き歴しかないので、初心者なのでしょうが、出品者の信用力は?大した物です。写真で見る限り、基板上の部品は、1点も交換されていません。何をメンテしたのか?このアンプノーメンテ品の相場は、25000〜30000円程度ですが、出品者の信用力で倍以上の値段が付きました。どのような商品かもう少し詳しく加工かとも思いましたが、これ以上、詳しく書くと誰の出品物かどの商品化が分かってしまうと出品者に対する個人攻撃のようになってしまい上手くないので、この程度にしておきます。
 ここまで書いて、言いたい事は何か、真面目な出品者は沢山居ますが、いい加減、口先だけ、嘘つきな出品者が居る事も事実です。メンテナンス品とかメンテナンス済みと書いて出品している商品もかなりの数見られます。嘘を見抜く方法を、簡単に書いておきます。メンテナンス品を謳うので有れば、最低でも保証期間のある商品を買う事です。メンテナンス品を謳って、到着時以外の保証無し、1週間程度の保証は、メンテナンス品とは言えない品物です。普通に入手した動作品でも、1週間で壊れるなどという事は殆どないでしょう。数ヶ月単位の保証をつかる事が出来ないような品物は、メンテナンス品とは言えません。部品を交換しただけ等という品物も保証無しは、やはり心配です。
 保証とは、その商品の信用力や信頼性、耐久性、入手後の万一に備えた保険を含んだ物と考えるべきです。それがあって、初めて、品質に見合う高い値段を付ける事が出来るのです。ところが、オークションを見ていると多くの方は、メンテナンス品は全て同じという(価値観)見方をされているように思います。価値がある物がどれで、価値のない物がどれかを判断出来ないのです。
 先にも書きましたが、殆ど手付かずの動作品のアンプが、メンテナンス品、メンテナンス済み、当社メンテナンス済み等という言葉に騙されて、倍以上の値が付く、そして取引されている現状を見ると(正直者が馬鹿を見るようなものであってはならないと思うのです)購入者は、もう少しものの善し悪しを判断する。見極める能力が必要ではないかと感じています。メンテをしていない(殆どメンテしていない)商品が、メンテ品として落札され、また、他の人にメンテ品として、取引されるようなオークションではいけないように思うのです。繰り返しにになりますが、ある程度の期間の保証を付けない。(自信が無く)付ける事が出来ないような商品は、私達から見れば、メンテナンス品などではないと言う事です。メンテナンス品とは、有る期間の動作の保証が出来る。責任の持てる商品がメンテナンス品であると考えます。部品を数点交換した物をメンテナンス品と言っているケースも見かけますが、部品の交換が目的ではなく、その品物の性能や動作が保証されて、初めて意味を持つものです。今一度、「メンテナンス済み」と言う言葉の意味を考えてみる必要があるのではないでしょうか。同じではないのです。メンテナンス身という同じ言葉を使っていても、商品の中身は、全く手付かずの偽りの品物から、ここまでやれば、ぜったに大丈夫という品物まで有ります。落札される方は、見極める目を養う必要があると思います。

あまり偉そうな事は言えないけど・・・・   (6/14)
 
オーディオの世界に首をつっこんでみて、オーディオの世界を眺めていて感じる事あれこれ、
私の見ているオーディオの世界が狭いからなのか?それともそれは、日本人の国民性なのか?少し不思議な感じもしています。
 それは、スピーカーの自作コーナー、アンプの自作コーナーを眺めていると相変わらずと言った印象を強く持ちます。それは、自作スピーカーで言えば、長岡鉄男の世界を未だに引きずっている事、それは、長岡さんが亡くなられて10年かそれ以上経つのだと思いますが、フォステックスなど自作のカテゴリーを見ると殆どが長岡式のバックロードホーンかそれの片割れのような物ばかりで、新たな、独創的なスピーカーシステム(考案)は、以来生まれていません。長岡さんは、確かに、ある種の天才だったと思います。しかし、一人の人間です。何故、新しいスピーカーシステムは生まれないのでしょうか。一言で言えば、全ては物真似に過ぎません。最初は、誰もが新米で、物真似から始まる事が普通です。しかし、経験を積めば、作品に疑問が生まれたり、新しい発想が生まれたり、それらの経験を生かした物作りが有って当たり前かと思うのですが、どうもオーディオの世界は(保守的なのか)違うようです。オークションだけではなく、ネットでスピーカーの自作を検索しても独創的な物は殆ど無く、長岡式が未だに自作スピーカーの主流です。(私もその一人なので)偉そうな事は言えませんが、新しい物を生み出せないと言う点では、とても情けなく思いますし、逆に、それほど長岡さんの(自作派に対し)影響は大きかったという事でしょうか。
 同じ様な事は、自作アンプにも言えるような気がします。オークションなどで見かける自作アンプの多くは、やはり金田式とか窪田式、安井式などと言われるアンプが殆どで、それ以外の自作アンプを見かける事は殆どありません。(もっと高等なアンプを自作される方もお出ででしょうが)
 それはそれで良いのです。自分が楽しむ為の趣味ですから。自分が楽しめれば良いのです。しかし、物真似だけで満足していてはいけないような気もします。入門機で学んだら、それらの経験を生かした独自のアンプを設計するとか、独創的なアンプを作るとか、日本人には、国民性なのか、この新しい物を生み出す力が欠けている。又は、弱いように思います。日本の教育の問題なのでしょうか?
 一方、アメリカに目を向ければどうでしょう。オーディオでもパソコンでもipadでも、色々な物を発明とか発想する。独創的な発想が出来る。国民性の違いのようなものを感じます。
 私は、素直な性格の人間ではなく、アマノジャク的な性格の人間なので、その様に感じるのかも知れません。しかし、それらの遺産に頼るだけでなく、新しい物を作り出す試みは、常に必要なのではないでしょうか。失敗をおそれず、失敗を積み重なる事は、新しい物を生み出す糧になると信じ、出口の見えない物作りに挑戦する勇気が必要なのではないかと感じています。少し大げさな話になってしまったかも知れませんが、その様に感じています。
(余談ですが、あと1年ローンが残っており自由がききません。ローンが終わったら、もっと自由にアンプやスピーカー造りに挑戦してみたいと思っております。新しいスピーカーの設計図は、既に頭の中にあります)

最近考えている事、目指している事   (6/14)
 
メーカー製アンプは、色々選んで聴いてみました。その中で、自分の好みに合う物を選んで、使ってきたつもりです。良いと感じる物(自分の好みに合う物)は、何点か有ります。10年近く (メインアンプとして)不動のアンプもあります。
 最近の新たな動きとしては、メーカー製アンプに拘らず、自分の好みの音を追求しようと自作アンプも候補として考えるようにしました。選択の幅を広げたという事になります。
 メーカー製アンプは、メーカー製としての良い点、悪い点を持っているように思います。メーカー製アンプは、それなりのコストを掛けて開発していますから、それなりの完成度を持っている物と思っています。多くのユーザーが使い、評価を受け、更に改良を加えるという中で、仕上げられた物であり、メーカー製アンプとして、完成度の高い物であると思っています。反面、メーカー製アンプ(アンプに限らず製品)は、売る為に、必要以上に、スペックを追求しすぎた事による音質面でのデメリットも併せ持っているような気がします。製品として優秀である事をスペックという数値データーで示さなければならないのがメーカー製アンプです。その為に、音質よりもスペックが大事という事に力を置いて開発競争が続けられたのではないかという思いがあります。
 この様なスペックなどと言う事とは無縁?なアンプとして、自作アンプがあります。MJなどに多くの自作アンプが発表されてきました。私は、真空管アンプは、今の所やっていませんので、トランジスターアンプが対象ですが、安井式とか金田式、窪田式等というアンプが主な所でしょうか。
 私も学生の頃、興味を持って、色々な本を読んだ経験があります。安井式、窪田式と言われるアンプは、作った記憶があります。それぞれの作者が、自分の考案したアンプの音質の良さをアピールしているようです。確かに、どのアンプにも音の悪いアンプはないと思います。有るのは、自分の好みに合うかどうかと言う事だと思います。
 先日、金田指揮と言われるアンプのジャンクを入手して、修理しましたが、このアンプの基板には、鳴かされました。基板は万能穴あき基板を使い、パターンを書かずに基板を作るので、慣れた人でないとなかなか回路と実際の基板上のパーツが一致しません。始めて見る人には、ごちゃごちゃしていて何が何だか分からない状態でした。何とか修理は出来ましたが、慣れるまでは大変です。
 それから比べると窪田式と言われるアンプは、シンプルでパターを描いて作った基板上に作った物が多く、穴あき万能基板に作った物も回路と部品実装のイメージが一致し分かりやすいものでした。初心者には、こちらの方が色々な面で向いていると感じました。凄く分かりやすいものです。私のような素人向けには、とても良い作りで、その辺りが良く校了されていると感じました。(とても親切な印象です。)
 窪田式アンプは、学生の時に自作の経験もありましたが、1年程前に0dB終段NON−NFBアンプを入手して聴いた時の印象が良かったので、自作からは離れていましたが、以来、自作アンプに目を向けるようになりました。自家用アンプの候補として、メーカー製アンプに拘らず、自作アンプも候補として、色々聴いてみようと思っています。
 窪田アンプのジャンクも何台か集めてみましたが、修理再生だけではなく、部品を集めて、新規作成にも再挑戦してみようと思っています。(以前と違い現在は)自作の難しさは、作る事以上に、部品を集める事の方が難しくなってきています。トランス、トランジスター、FETなど、主な部品は揃っていますし、これらの部品は、代用も可能です。適当なシャーシを見つけて、組み立ててみたいと思っています。
 自作アンプには、メーカー製にない、独創的な発想があったり、スペックを追いかける必要が無く、音質重視で作れる点も好感が持てます。良い悪いの評価はともかく、自分の好みに合う音色を探す幅が広がり、それは、楽しみでもあります。

銅箔テープを貼ったアンプは危険???   (6/1)
 
最近、オークションの出品を見ていると銅箔テープを貼ったアンプを見かけました。何故、銅箔テープが流行ったのか、私には分かりません。そんなもので音が良くなる?そんな物は迷信のよう。何故、アルミ箔ではなく、銅箔なのか?銅箔でないとならない理由は何か?銅箔だと色が良い?高級そうに見える?
 危険を感じたのは、アルミ電解コンデンサーの頭にも銅箔テープを貼っている事です。少しアンプや電気回路、部品について、知識のある人ならそうな事は決してやらないと思うのですが、アルミ電解コンデンサーは、端子に電圧を掛ける事によって、コンデンサーとして機能します。こんな事は、常識でしょうが、電圧を掛けるという事は、アルミケースにも電圧が発生します。ショートや感電などの事故を避ける為にアルミ電解コンデンサーは、アルミケースの表面にビニールの被覆を被せてあります。アルミケースがむき出しになった電解コンデンサーなどは、商品として見た事はありません。 (危険ですから当然ですが)危険防止のチューブの上から、(電解コンデンサーの頭部分に)銅箔テープを貼るなどという事は、わざわざチューブを剥いたのに等しく、銅箔テープ表面に電圧が現れる可能性か高く、危険な行為であると思います。
 あの銅箔テープ、何の意味があるのか?シールドのつもりか?アースも取らないシールドなんて意味がない?テープを貼ってシールドなどと言うのなら、電解コンデンサーは、最初からアルミケースの中に入っている。その上に銅箔テープを貼って何の意味があるのか?格好の良さを狙っているのか?素人向けに手を入れましたよとアピールしたいのか?
 とんでもなく危険なのは、電解コンデンサーの頭部分は、ビニールチューブが被って無く、アルミケースが露出している事。その上から銅箔テープを被せている(貼っている)。ビニールチューブで、ショートなどの事故防止をしているにもかかわらず、ショート事故を起こす為に、その上に銅箔テープを貼っているようなもの、そのテープにアースとか配線とか金属が、何らかの接触をすれば、必ずと言って良い程、故障につながるものと考えます。
 何の発想で、その様な危険な事を始めたのか?「愚の骨頂」「百害あって一利なし」銅箔テープは、何も(部品)交換していな事を隠す為のボロ隠しのつもりか?危険きわまりない行為ではないのか?素人判断でやるべきではないと感じる。そんなものをメンテだ等とは、とんでもない話だ。物には、使い方があり、使い方を誤ると大けがをする。
 どうせ貼るなら、銅箔テープなどとケチな事を言わずに、金箔でも貼った方がよっぽど御利益があるかも??格好も良いし、受けるかも??

特性だけでは説明の付かない部品の音色   (5/16)
 
一般に、部品の評価、製品の評価は、スペックというそのものが示す特性値で、評価される事が多いというか、特性値以外で評価される事は殆どありません。特性値というのは、特性を表す絶対値であり、誰の目にも明らかです。
 しかし、私は、(素人ですが)その特性値というものに疑問を感じています。(部品や製品の)特性値がその物が持つ音色を表すものであるのかどうかと言う事です。特性と音色に関連はあるのか?関連を示す(証明する)事が出来るのか?
 簡単な例で申し上げれば、電解コンデンサーよりもフィルムコンデンサーの方が、高域特性が良いと言われています。私もそう思っています。確かに、スペックという数値だけを見れば、その値賀は明らかです。しかし、実際アンプ内部に取り付けての音出しでは、必ずしも、この特性が全てとは言えないような体験もあります。これは、音の出方がどうこうというのは、感覚的なものであり、数値化して正目出来るものではありません。しかし、体験からぜったにそうだと言う事が言えます。
 と言うのは、有るプリアンプでの実験でした。Aという電解コンデンサーは、変わった特性(音色)を持っており、以前から注目していました。音の良いコンデンサーと言うよりも、変わった音色を持つコンデンサーとして注目しているのです。私は、そのコンデンサーをメインには使っていません。音色を調整する為の薬のように、必要に応じて、必要な時に、必要量を使う、調整の為に使うという使い方をしています。
 このコンデンサーの変わった特徴は、一般的には、電解コンデンサーよりもフィルムコンデンサーを使った方が、音色としても高域が良く出るバランスに変化します。バランスを取る為、時には、電解コンデンサーとフィルムコンデンサーを一緒に使う事もあります。全てをフィルムコンデンサーに変えても、まだ高域が足りない問い感じるような場面は希ですが、時に、そう言う場面もあります。このAという電解コンデンサーは、その様な時に本領を発揮します。何とも不思議な音のする電解コンデンサーなのです。
 私は、そのAと言う銘柄電解コンデンサー単体で見た場合、必ずしも、音の良い、バランスの良い音色のコンデンサーとは思っていません。他のコンデンサーにも言える事ですが、コンデンサーにはそれぞれ個性的な音色があり、部品単体での音質評価などは、あまり意味がないようにも思っています。音の善し悪しの評価は、組み合わせて最終的に、どのような仕上がりなったかという、アンプという一つの増幅器、変換器としての音色として、評価されるべきものと思っています。(これは、オーディオシステムに置き換えて考えれば、容易に理解いただけることと思います。いくら最高のコンポがあっても組み合わせる他のコンポとのバランスで、トータルのシステムの音色が良くなければ、単品で最高などと言うコンポ<パーツ>には何の意味も無いということです)
 フィルムコンデンサーよりも、高域が出る。(音色は、その様に感じる)これは、フィルムコンデンサーを追加しても、音色に変がない所に、このAという電解コンデンサーを入れると、音色が一変し、(聴観上のバランスとして)高域が出過ぎるくらい出るのです。容量を選択して、最終調整しますが、
 このAと言う銘柄の電解コンデンサーで、何度もその様な体験をしているので、錯覚とか、誤認とかいうものではなく、間違いなく、このコンデンサーをその様な音色としての特性を持っていると確信しています。しかし、メーカー発表のスペックには、他社の電解コンデンサーと何ら変わった所はないのです。私は、これがオーディオだと思っています。技術者の方は特にその様な傾向を持って居られると感じていますが、スペック重視、スペックが全て、私もその様な思いを持っていた時期もありましたが、それだけでは説明の付かない事が沢山ある。スペックだけで製品を完成させる事が出来れば、それ程簡単な事はないと思うのです。それが出来ないから、それ程単純なものではないから、未だに、同じ所を行ったり来たりしているのが実情ではないでしょうか。

時代の変化   (5/16)
 
ネットで部品検索、時間のある時、どうしても欲しい部品がある時は、ネット上で部品を探すのが常です。最近、(廃盤になって)今では殆ど手に張らない部品の載っているサイトを見つけました。良く見ると、探していた部品以外にも、今では入手困難と思える部品が比較的廉価で載っています。これは見つけたと思い、早速注文を出そうとしましたが、注文の受付は、電話かFAXのみ、と言う事で、少し不便を感じたのと今時、メールでの受付をせずに、不便な電話かFAXのみ受付というのも気になりましたが、どうしても欲しい、探していた部品なので、FAXで注文を出しました。翌日、電話が掛かってきて注文頂いた商品は、在庫切れで無いという返事でした。
 電話は、2度有り、1回目は、おばあさん風の方から、2回目は、おじいさん風の年配の方からでした。その電話を受けた時、なるほどと変に納得させられました。推測ですが、多分、老夫婦で細々部品店を続けているのでしょう。ホームページ上に商品を載せたのは、かなり以前の事で、その後、全く更新されずに今に至っているようです。メールでの受付無しも納得しました。
 多分、このお店は、この老夫婦一代限りで、お店を閉めるつもりなのでしょう。もう、10年以上、20年になるか?、秋葉原には出かけておりませんが、秋葉原も電気街からメードカフェだかなんだか分かりませんが、おかしな町に姿を変えた、変えつつあると聞いています。
 私のように、秋葉原へ部品を買いに行くなどと言う人は少なくなっているのでしょう。以前は、外国人の客も多く、免税店もかなりの数有ったように記憶しています。いまや家電の生産も韓国や中国企業に負けているようです。(外国人が団体で買い物に来ている)あの賑わいも無くなって来ているのでしょうか。
 秋葉原の変化は、物作りの日本から○○○の日本へ、時代の変化を象徴しているように感じます。

45年振りの再会  感無量   (5/13)
 
「45年振りの再会」などと、大げさなタイトルですが、彼氏と彼女の出会いではないのです。45年振りにレコードを探し当て、聴いたのです。それは、私が小学4か5年生の頃、1968年の映画のサントラ盤です。当時、自宅には、卓上のレコードプレーヤーしか有りませんでした。私は、その当時から邦楽よりも洋楽を好み、レコードジャケットのデザイン(絵模様)でレコードを選んでいた事もありました。その中にはビージーズの小さな恋のメロディーやジョンレノンの○○○などもあります。
 小さな卓上プレーヤーは、本来、ドーナッツ盤を掛ける為の物で、LPを載せるような大きな物ではありませんでした。LPレコードを載せるとターンテーブルからはみ出ます。それでも、何とか載せる事が出来、再生も出来ました。小学生ですから小遣いで買えるのは、せいぜいドーナッツ盤でした。そのLPは、自分で買ったのか兄貴が買った物か忘れましたが、プレーヤーの前で、スピーカーに耳を近づけてレコードが、すり切れる程、何度も聴きました。
 オークションで見つけたレコードは、あまり盤質は良さそうではありませんでしたが、盤質云々よりも昔の思いの曲を、もう一度聴いてみたいと言う気持ちで、落札しました。届いたレコードは、確かに、汚れが酷かったです。レコードクリーナー(バランスウォッシャー)で何度も繰り返しクリーニングしました。クロスは拭き取るたびに茶色に染まり、相当酷く汚れているようです。復活を願って、何度も拭き取りました。
 レコードに針を降ろして、曲が流れた瞬間、あの時の思い出がこみ上げ、熱い物を感じました。もう45年も前に聴いた曲ですが、次には、こんな曲がと言う曲のイメージを忘れずに覚えていて、当時の時間が、今、目の前に再現されているように感じました。
 当時は、10cm以下の卓上(プレーヤーの)スピーカーで聴いていたので、今の本格的なオーディオで聴くと一部当時の印象とは違った部分もありました。それはオルガンの超低域です。当然、卓上プレーヤーでは、再生されるはずもなく、音として認識できていなかった分部が、今のオーディオで聴くと部屋を揺るがすような超低音が入っていたという事を、今になって初めて分かったという部分もありました。同じ音楽も聴く装置にによって、これ程音が違うのだなあという事も合わせて感じました。今のオーディオで聴くと音の印象が違って聞こえる部分もあります。当時の卓上プレーヤーで聴いた音楽が、私の頭の中に焼き付いており、懐かしさを感じる所、音の印象が違って聞こえる所、今も昔も変わらない音楽と、時間の経つのを忘れ聞き入っていました。
 私は、レコードの方が音が良いとかCDの方が音が良いなどと言うつもりはなく、そんな事はどうでも良いのです。自分の趣味に合うのは、アナログであると言うだけで、それよりも大切な事は、今回の体験を通して強く感じた事は、1968年の音楽は、アナログでなければ聞けないもが(沢山)あると言う事です。今このレコードのCD盤はありません。CDでの発売には至らない古い音楽が沢山あると言う事です。当然、逆に新しい音楽は、CD無ければ聴く事の出来ない音楽もあります。CDが有るからそれで良い。今更アナログなんて面倒だという考えもあるでしょうが、今回、私が体験した45年振りの再会は、何かを私に強く印象づける出来事でした。

昔の名器に一つの完成を見る   (5/12)
 
私は、メインアンプは、ヤマハのB-1を以前から使っています。気に入っています。他にも良いアンプは、沢山あると思います。オーディオなどと言うもの(機器)は、スペック云々よりも、自分の感性に感じ取るものがあるかどうかと言う、感覚的なものであり、歪み率が、スルーレイトが、電源が、価格が・・・・等というもの(尺度)で判断されるものではないと思うのです。部屋も違えば、装置も違う、好みの音楽も違えば、好みの音の傾向も違う、第一に、オーディオ装置で音楽を聴く人間が違うのですから、どのようなコンポを組み合わせるかという事も全て違ってくる訳です。
 私は、趣味とは、小遣いの中で楽しむものと思っていますから、最近のハイエンド等という商品とは無縁です。オーディオ機器に百万円単位のお金をつぎ込むなど、現在の生活レベルでは、絶対に無理。まあ、百万円単位の機器を購入できる人は、ほんの一握りなのでしょうが。私には無縁であるの最初から興味もありません。そして、余談ですが、私は、ハイエンドなる言葉が大嫌いです。(価格だけのハイエンドか)
 そんな私でも気になるのは、昔の名器達です。以前(学生だった頃)は、買えずに指をくわえてみているだけでしたが、今なら小遣いを貯めて、手の届く範囲にあるようです。また、当地のオーディオ機器に対する上方も頭の片隅に残っており、興味を感じる、名器は、出来るだけ入手して、音楽を聴くようにしています。高級品や名器と言われる(当時評価の高かった)機器でも、音楽を感じる側の私に合わないという事もありますし、私のシステムに合わないという事もあります。しかし、昔の名器と言われる機器には、殆ど某かの評価に値する音色を感じるものです。高級機でも私の好みに、又は、私のシステムとは合わないと言う機種もいくつか有りました。
 最近入手した機種としては、ソニーのプリアンプ、TA-E900を入手しました。ソニーのアンプは、パルス電源が好きではないので、(以前に)プリアンプ(TA-E86,TA-E88,TA-E901)だけ聴いてみましたがあまり好みに合うものはありませんでした。どうも線が細い感じと音域のバランスが自分の装置、自分の好みにはありませんでした。TA-E901辺りは、何とか聴けるかなと言う印象もありましたが、長く使う事はありませんでした。
 高嶺の花で、なかなか手が出なかったTA-E900を最近入手しました。何でもそうですが、物事には、何でもタイミングというものがあるようです。ある面では、チャンス到来と言う事だったのかとも思っています。まだ、整備前なので、パワー全開という状況ではありませんが、ちょっと聴いた感じでは、常用しているPRA-2000ZRなどと、音の傾向は、異なりますが、なかなか良い感じがしました。帯域の中で癖と感じるような部分が無く、ハイエンド、ローエンドともスッ〜と伸びていて、特に強調感もないのですが、ハイエンドはハッキリと聞き取れるような見通しの良さのようなものを感じますし、ローエンドも力を強調したような鳴り方ではないのですが、ハイエンドにバランスする力をスッ〜と出してくると言った感じで、アクセントを付けたような所はないのだけれど、素直に良く伸びているというのが印象です。それに比べるとDENONのPRA-2000ZRなどは、勘所を押さえたよりリアルな印象を与えるような音造りをしているように感じます。(短時間の試聴であり)どちらが本物かは、私には判断がつきませんが、どちらも私にとって好印象の音楽を聴かせますが、甲乙付けがたく、オーディオ機器の再現する音の世界に、音の幅を感じました。どちらも本物ポク聞こえるけれど、でも、出てくる音は違う。  これがオーディオの世界なのでしょうね。
 音楽もさることながら、構造にも(当時)やれる事は全てやったという印象を持ってます。強靱な(一体構造)アルミダイカストのシャーシ、全てアンプ単位で、モジュール化し樹脂で固め、ヒートシンクは銅のブロック(塊)を採用、高剛性、防振など、徹底した構造で、一般(家電)のオーディオ機器とは、全く(家電の範囲を超えた徹底した)作りの違いを感じています。音に魅せられ、作りに魅せられる。そんな印象を持っています。
 ヤマハのB-1にも感じた事ですが、製品を見れば、その製品に対するエンジニアの熱意という物を感じる物です。良い音楽を鳴らすオーディオ機器には、音楽だけではなく、その音楽を支える物作りがある。それが、私の感じた名器達です。

デジタルドメインと言うメーカー知ってますか?   (5/3)
 
さほど重要なお話しでもありませんが、感じた事を少し書いてみます。先日(1ヶ月近く前)オークションを眺めていたら、デジタルドメインのB-1a?だったかが、珍しく出品されていました。特に買う気もなく、出品されている程度に見ていましたが、それをきっかけに、デジタルドメインて、今どうなっているのか気になりだして、サイトを久し振りに覗いてみました。この会社は、2007年頃、元アスキー社長だった、Nさんが社長の会社らしい、そして、ヤマハのB−1用に開発されたK77の改良版K77aだったか?のSITを使ったオールFETアンプらしいという程度おぼえていました。サイトを見ると殆ど情報が無く、更新もされてない様子で、消滅したのか?会社がつぶれたのか?等と思っていました。しばらく様子を見ていましたが、更新される様子はありませんでした。つい先日、又覗いてみたら、今度は、更新されていたので、取りあえず、息は付いているようだという事を感じましたが、決して、儲けているという様子は感じられませんでした。このアンプ使用素子など、(ヤマハのB−1ファンとしては)少し気になっていたので、どのようなアンプなのか、使用などを覗いてみました。
するとメイド・イン・ハママツ?やはりヤマハのB−1と何らかの関係がありそうだ。と感じました。更に色々見て行くとこのB−1aを設計開発したのは、ヤマハのパワーアンプ設計に携わった方が、設計開発したものとか。更に、内容的には、B−1をBTL接続したアンプだとか。技術的な事を読むと昔のB−1とB−3のBTLを合わせたような技術?のようにも感じました。確かに、B−1には興味関心があるのですが、値段が100万円等という高級機は、小遣いでオーディオを楽しむ私には、まるで別世界の商品のようで、カタログスペックを読もうなどと言う気にもなりません。メーカーさんには失礼ですが、この技術、この値段では、多分売れる商品ではないと感じます。当時のB−1は、使用素子から自社開発で、それを生かす為の独自の回路構成をとり、他社には無い独創性というものが光りました。音も独自のB−1の世界を持っていた、確立していたと感じます。新しいB−1aと言う商品には、100万円に値する内容を私は感じません。(他にも新技術が投入されているのかも知れませんが)リニューアルしたK77とBTL構成と言うだけでは、(昔の製品の焼き直しのようで)100万円に値する価値を見いだす事が出来ません。何かが抜けている。何かが足りない。何かが間違っている。そんな気がするのです。
 メーカーさん、技術屋さんは、常に、歪みが云々言いますが・・・・、しかし、古いB-1には、今のアンプにはない音楽を感じさせる音があります。それで良いのではないでしょうか。歪みを極限まで減らした蒸留水のような音に、果たして、音楽を感じさせるもがあるのでしょうか。私は、新しいB-1aを聞いていないので、何も言えませんが、私には、B-1のスペック、性能で十分と感じています。
 ユーザーの求めるもの・・・・・。それに対しメーカーの作り出す製品・・・・・・。どこかにギャップがあるのではないでしょうか。メーカーは、もっとユーザーの声に耳を傾けなければならないような気がします。それが本当の物作りではないでしょうか。プロの技術屋さんには失礼な事を書きましたが、ユーザーの立場から見た、素人の独り言です。

製造業に変化?????? 日本の将来に期待   (4/24)
 
先日のニュースに中国の人件費高騰で、米国のメード・イン・USA回帰と言う記事を読みました。世界の製造業が製造コスト削減で一斉に中国進出したのは過去の話か?その後、人件費が高騰し、中国での生産にコスト的なメリットが無くなり、製造拠点を米国本国に移転つつあると書いていました。今後も人件費高騰の流れは変わらず、米国の経済情勢に有利に働くと分析していました。
 その数日後、今日の記事には、
PCメーカーのメード・イン・ジャパン回帰はなぜか?と言う記事を見つけました。理由の一つは、先に挙げた中国製造業の人権費高騰が一つに理由になっていると思います。もう一つは、メード・イン・ジャパンの品質的な価値を評価しているのではないか、と言う事です。円高や人件費などの関係で、多くの日本企業が中国進出してきました。製造コストの面では、人件費の高い日本は、東南アジア諸国にかなうはずがありません。しかし、日本製と東南アジア製は品質が違うという事、高くても欲しいと言わせる物作りが求められているのではないでしょうか。製造業は、諸外国との競争に、あまりにも製造コスト面にのみ目を奪われていたのではないでしょうか。それが、競争力と思い込んでいたのではないでしょうか。日本の強みとは何だったのでしょうか。もう一度、メード・イン・ジャパンの意味(価値)を良く考えてみる必要があるのではないでしょうか。壊れて当たり前という物作りと、壊れないように工夫する。壊れない物作りに、大きな信頼の差があるのではないでしょうか。私も、(失礼ながら)中国製の家電は買いません。日本人だから出来る物作り、日本人でなければ出来ない物作りというものを考えて行かなければ、コストのみに振り回されている。今の物作りには、日本の将来はないと感じます。物作り日本の復活を期待したい所です。

古いアンプ程、コンデンサー交換が必要なのに   (4/8)
 
アンプに使われているパーツの中で、使用時間について寿命を表記している部品がある事は、多くの方が知っている事実です。それはトランジスターでもなく、抵抗でもなく、フィルムコンデンサーでもなく、トランスやダイオードなどの部品でもありません。電解コンデンサーです。この事は、オーディオをやっている方の多くは、既にご存じの事でしょう。
 電解コンデンサーは、通常、2000時間前後が普通で、長寿命タイプでも5000時間くらいが一般的です。オーディオに使われている物は、大体、2000時間くらいの物です。このメーカーが保証する寿命は、高温ではない、通常の温度範囲で、使用された場合、メーカーが故障しない事を保証できる使用時間とでも言えるものでしょうか。
 この保証時間は、使用環境(主に周囲の温度)により、更に短くなる場合もあります。高温環境は、宜しくなく、高温環境下では、更に、寿命が短くなるものです。そして、大型のものよりも、どちらかと言うと小型のものは、寿命が短いようにも感じます。
 保証時間を超えたから、すぐに壊れるかというと、そう言うものではなく、徐々に、部品が劣化し部品の故障率が上がります。部品の劣化とは、コンデンサーの場合、容量が変化する事も含まれます。一般には、容量は少ない方向に変化します。また、容量変化のみではなく、特性の劣化も考えられます。これらの劣化は、一気に始まるものではなく、一般には、徐々に変化するもので、毎日使用してるような場合は、その変化に気付く事は少なく、劣化に気づかずに使っているというケースが多いようです。容量がゼロに近づいたり、ゼロになって始めて、音が出なくなって故障に気付くなというケースは多いようです。
 私の出品しているアンプの中にも高温環境で使用され、又は、アンプ内部が高温になるA級アンプとか高電圧、高電流タイプのアンプは、一般に発熱が大きく、これらのアンプは、コンデンサー劣化が多いのは、修理の経験からも言える事です。
 お使いのアンプを長持ちさせたければ、これらの機器は、出来るだけ通気の良い状態で、放熱を良くして使う事です。タバコもパーツの寿命と直接は関係有りませんが、タバコのヤニは、確実に、音質劣化、昨日の劣化につながります。(良い音を聴きたいと思う)オーディオマニアであるならば、タバコは、絶対に吸ってはいけません。タバコのヤニは、機器の中に入り込み、内部の接点に悪影響を与え、機器の音質劣化につながります。タバコのヤニが内部にこびり付いた機器をたまに見かけますが、大変、気持ち(気分)の悪いものです。内部は、ヤニだらけで、至る所べと付くようなものもあるのです。
 それから、先に、電解コンデンサーは、使用時間について、寿命があると申し上げましたが、その点では、新しいアンプよりも古いアンプの方が、コンデンサー交換の必要性が高い訳です。私は、使っていませんが、真空管の名器と言われるマランツやマッキントッシュなどは、50年くらい経つのでしょうかね。これらのアンプは、どのような使い方をしても既に電解コンデンサーの寿命は尽きているはずです。トランジスターアンプでも私の使っているヤマハのB−1等は、間もなく、40年になろうとしています。この機種もコンデンサー劣化が目立つようになってきました。
 そこで、難しいと感じている事は、どのコンデンサーと入れ替えをするかと言う事が、誰がやっても、大変難しい問題です。古くなればなるほど、パーツの寿命が顕著に表れます。当然、交換時期を過ぎています。しかし、古いアンプ程、パーツの世代間格差が大きく、その分音質も大きく異なる事が多いと言えます。世代間の差が少ない(数年前のパーツと現在のパーツは、パーツの構造や使用素材など、それ程大きな差はない事が多いですが)場合は、それ程大きな音質差がない場合が多いのですが、50年も前のパーツと現代のパーツは、物作りが大きく異なり、同じ耐圧、同じ容量のコンデンサーでも大きさが大きく異なります。と言う事は、使っている素材も内部の構造も大きく変化した事を表しているのです。一般に、各パーツは、小型化が進み、集積度を上げ、軽薄短小という方向に進みました。50年前と現在では、製造も自動化され、効率化され、大量生産の時代に同じものなど無いのです。当然の結果として、新しいパーツを使えば、マッキンでもマランツでも出てくる音は変わります。その音の変化は、真空管を差し替えたなどという比ではないはずです。
 アンプのメンテナンスやレストアなどで、一番問題となるのはこの点ではないでしょうか。物(部品)は、寿命から交換しなければならない。しかし、交換すれば音は変わる。このジレンマから、なかなか手を出せない。手を出しにくいと言う部分があるのです。名器と言われるアンプ程、対応は(誰がやっても)難しいものです。

三寒四温   (4/1)
 
春はそこまで・・・・・・。東京では、桜の花が咲き始めたとか、聞きました。桜の花は、春の訪れを感じさせる物の一つです。以前は、今頃の季節になると、春休みを利用して、子供達をつれて、キャンピングカーで、伊豆方面に毎年遊びに出かけたものです。
 狭い日本も広いもので、こちら福島(会津 会津でも山の中ですが)では、雪が降っています。今頃は、寒暖の差が大きく、数日前には、日中の気温が15℃くらいまで上がる日もあり、雪解けが進み、春の訪れを実感したものですが、それもつかの間、又、雪が降り出し、真冬に逆戻りの状態です。家の中では、薪ストーブが24時間室内を暖めています。(東京では、暖かくてストーブなんて想像もつかないでしょうね)
 東京は、暖かいのでしょうね。伊豆もしばらく言ってないけど、暖かいのでしょう。以前、伊豆に行った時(11月末頃)に驚いたのは、会津では、その時期、既に、(24時間)薪ストーブを焚いて暖を取る事は当たり前の事ですが、伊豆では、キャンピングカーの中でも、毛布一枚で十分に暖かく、休んだ事に、これ程、気温差があるのだという事を実感し、冬でも、毛布1枚で休める事を羨ましく思った事がありました。
 (私のように)年寄りには、この時期、寒暖の差が大きいので体にこたえます。体調管理、室内の温度管理など、季節の変わり目は気を付けないといけない時期でもあります。季節の変わり目は、いつもこの様に、寒暖を繰り返しながら、過ぎて行くようです。昨年は、震災の直後という事もあり、花見どころではありませんでしたが、今年は、ゆっくり、桜の花を楽しみたいと思います。雪国会津の桜は、遅く、いつも5月の連休に見頃を迎えます。
 (今日は一転し吹雪ですが)昨日まで、ここ数日の暖かさで、雪解けも進み、近くの田圃の土手は、雪も溶け、蕗の薹が雪の下から顔を覗かせています。桜の季節まで、あと1ヶ月、春は、日差しが暖かく、明るく、心地よい季節です。

新品トランジスターの不良品(品質のバラツキによるノイズか?)   (3/27)
 
これも最近の事、大した事ではない?出来事でした。アンプの修理やメンテナンスの際に、劣化が多い、又は、劣化しやすいトランジスターは、出来るだけ交換するようにしています。そんな中での出来事でした。私の頭の中では、新品=良品という認識で居ます。 多分、私だけではなく、多くの方がこの様に考えて居られると思います。しかし、この考えは、間違いである事を気付かされる出来事でした。ある基板の基板上のトランジスターを、殆ど全て、新品のトランジスターに交換しました。しかし、片側の動作がおかしいのです。交換していない部品を疑って交換してみたり、同時に入れ替えた新しいコンデンサーを疑って、もう一度交換してみましたが、全く改善の兆しが見えませんでした。入れ替えたトランジスターの品番を確認したり、足の佐島違いも確認しました。半田ブリッジも確認しましたが、基板には、(目視で)全く異常が見当たりませんでした。そこで、各所の電圧を確認してみると異常箇所は、おおよそ見当が付きました。しかし、目で見る限り何の異常もないのです。
おかしい・・・・・・。最終的には、新たに挿入した新品トランジスターの不良だったのですが、探し当てるまで、半日以上の時間を浪費してしまいました。結果は、まさかの新品トランジスターの不良という結果です。
 このトランジスターは、使う場所によっては、問題なく動作したのかも知れません。テスターで簡単にhfeを見ても正常値です。部品単体では、何の問題もないようですが、その基板(回路)に取り付けするとある電源電圧までは、正常に機能しますが、規定の電圧まで電源電圧を上げて行くと電流の漏れと思われる物が原因で異常動作を起こすようでした。
 最近の傾向として、半導体各社は、採算に合う物は、国内生産を継続しますが、国内生産では、採算に合わない付加価値の低い製品は、海外(主にコストの安い東南アジア圏)生産に切り替えたり、ライセンス生産?に切り替えているようです。当然、トランジスター等という、過去の遺産、遺物?などは、高集積度のLSI等と比較し、原始的で、国内生産をするような代物ではなくなっているらしく、海外生産が多いようです。
 気のせいかも知れませんが、以前(まだ国内生産だった頃)は、こんな不良はなかったように感じているのです。海外生産で、トランジスターの品質も落ちているのでしょうか。
 同じ品番なら、同じ品質を提供して欲しい所ですが、オーディオなどと言う30年も40年も前の時代の代物ですからパーツとしてのトランジスターが、入手できるだけでも有り難く思わないと行けないのかも知れません。
 昔、反応の鈍い人を真空管などと言った時代がありましたが、その内、真空管ではなく、トランジスターなどと言われるようになるのでしょうか。部品という視点から時代を見ても、確実に、時代は変化しているようです。また、物造りの日本が復活して欲しいと感じる出来事でもありました。

ラジペン事件   (3/27)
 
最近の事、大した事ではない?  アンプの中でカラカラ音がするジャンクを入手ました。何かが外れているようだという事でしたが、中を明けてみると内部のロータリースイッチの (金属の)軸が外れて、アンプの中に転がっていました。ほかの軸は、と見てみると入力切替スイッチの軸も外れこそしませんが、抜けそうになってズレていました。誰かが手を入れた物だと思われます。通常、使用中に抜けると言う事はない物です。挿入時にしっかり挿入されなかった事が原因ではないかと思います。
 この「アンプの中でカラカラ音がする」で、思い出した事があります。以前、A-2000と言うアンプだったと思います。アンプの整備時に、このアンプもアンプの中で、何かがゴロゴロ動いているような音がしていました。明けてみて驚いたのが、アンプ中にラジオペンチが転がっていました。こんなに大きな物が入っているなんて???驚きでした。多分、入手前の段階で、誰かが修理か整備をした時に、ラジペンを忘れて蓋をしてしまったのでしょう。しかし、こんな大きな物を忘れるとは・・・・・。驚きでした。出来たら、ラジペンではなく、いっそうの事、現金でも入っていないものかと・・・・・・。

何故、70〜80年だのオーディオが面白いと感じるのか?   (3/22)
 
私は、浦島太郎のように、時代に取り残された人間なのか?70〜80年代のオーディオが楽しいと感じています。最近のオーディオやAVと言われるオーディオには、全く興味が無く、70年代のピュアオーディオが中心です。理由を考えてみると、学生の頃夢中になって遊んだから、と言う理由が最も大きな理由かも知れません。あの頃は面白かった。
 「面白かった」には、それなりの理由があるのではないかとも思っています。それは、その当時が、オーディオの最盛期だったのではないかとも思っています。企業もそれを取り巻く諸々の環境も、当時が最高だったのではないでしょうか。オーディオの技術革新だって、当時は、色々な新技術が次から次に発表され、製品化され、市場に次々に投入されました。(少し話は変わりますが)オーディオ評論家も著名な評論家が沢山居ました。文書にもそれぞれ個性があり、読み物としても面白かったです。今はどうでしょうか。今でもオーディオをやっているメーカーは、2社くらいでしょうか。何となくやっている。何とか生き残っているというメーカーも含めるともう少しあるようですが・・・・・。オーディオ評論家は、誰が居たのか?? まだ生きてたっけ??と言うような状況です。人間の一生に例えれば、オーディオの70年代は、人間で言えば20〜30代の人間で、最も充実していたのではないでしょうか。活発に新しい製品が市場をにぎわし、レコード(ソース)の音質も向上した時期だったと思います。それから、現在は、人間の年齢に例えれば、80〜90歳代くらいなものでしょうか。オーディオは、とうに過去のものとなり、目を引くような、目新しいニュースもなく、何とか、過去の遺産で食いつないでいるような状況ではないでしょうか。
 メーカーは、新しい製品を何機種か出しているようですが、興味を引くような商品もなければ、目玉が飛び出るような高額商品、金持ち相手の商売になってしまったのか?100万円のアンプからはどのような音が出るのか分からないけれど、私には、経済的にも縁のない商品で、聴いてみようと浮きにもなりません。興味の対象はどこにあるかというと、やはり、当時の機器には、今でも興味を感じますし、価格的にも、当時は高嶺の花だった名器が、今なら何とか頑張れば、手に入れる事が出来る価格で入手できるのも大きな魅力でしょうか。お手頃とはこういうものを言うのではないでしょうか。今の5万前後のオーディオ機器を音頃とは感じません。
 この様な事から思う事は、メーカーは、新製品を売る事のみに力を入れてきたけど、本当は、その商品が長く使い続けてもらえるように、修理やメンテナンスで対応をすべきなのではないのか。この様に感じるのは、スピーカーなどでも、例えば、ダイヤトーンのDS−5000,3000,2000,1000シリーズなどは、ボロンのユニットが簡単に割れてしまいます。その様なジャンクは非常に多いのに、メーカーは、交換するスピーカーユニットの在庫がないと言う事で、修理を受け付けません。結果は、部品取りなどに解体されてしまいます。ユニットさえあれば、長く使い続けてもらえるものが、ゴミになってしまっている。これは、ユーザーだけでなく、メーカーにとっても悲しむべき事と感じています。優秀な自社の製品がゴミとして処分される事をメーカーは、何とも思わないのでしょうか。売れれば、利益が出れば、それで良い。等という売りっぱなしのサポート無しの販売には、限界があるのではないか。自社の製品を長く使い続けてもらう為の取り組みが必要なのではないか。と感じるのは私だけでしょうか。現在は、オーディオも一般の家電製品と同じく、6年くらいか長くても10年くらいでメーカーサポート打ち切りとなる製品が多いと思います。オーディオは、音楽文化???と考えれば、一般の家電とは異なり、長い付き合いが必要なのではないかと感じています。メーカーが力を入れて作り出した、製品が、次々にジャンクとなり、解体されたり、ゴミになって行く姿を見ていると、大変心の痛むものです。(高度経済成長を謳った)使い捨てや浪費の時代は、過去のものであり、現在は、(不景気だからと言う事だけでなく)物を大事に長く使い続ける時代に入っていると思っています。この点、メーカーに考えていただきたいことでもあります。文書が、思いつきで書いている為、あちこち寄り道をしてしまいましたが、あの楽しかったオーディオを少しでも長く楽しみたいと願うものであります。

趣味の世界だからこだわりが必要である   (3/22)
 
オーディオで音楽を聴く、音楽を楽しむという行為は、仕事でもなく、利益の為に行う商売でもなく、全くの趣味である。趣味であるから効率などと言うものとは無縁である。趣味であるならば、自分なりの拘りを持ちたい。
 私にとって、アンプの修理も仕事でありながら、趣味でもあります。趣味であるからこそ、自分なりの拘りを持ちたい。と考えています。技術者(作業者)のレベルによって、アンプの仕上がりはそれぞれレベルが異なるものと思います。これは、当然であり、また、仕方のない事でしょう。しかしながら、自分の仕事には、自分の出来るベストを尽くしたい。それが、修理やメンテナンスの仕事をする立場の仕事を趣味として捕らえている自分にとっての仕事に対する姿勢であります。などと、分けの分からない事を書いていますが・・・・(訳が分かる  有り難うございます)。その様な目標というか、姿勢というか、取り組みが無くては、全くつまらないものになってしまい。続ける事が出来ません。趣味とは、色々な捉え方があると思いますが、自分のベスト、自分の拘りが、使用者の喜びにつながれば、それは、私にとってもより大きな喜びでもありますし、やり甲斐につながるものであると思っています(感じています)。
 

コンデンサー交換の難しさ  果たしてどれだけの人が認識しているか?   (3/13)
 
アンプのメンテナンスやチューンナップをしてくれる業者、又は、自分自身で行う事もあるでしょう。しかし、簡単なようで難しいのは、作業の内の一つでもありますが、コンデンサーの交換です。特に、電解コンデンサーの交換は、音を大きく左右しますので、何(どんな銘柄)を使うか、どのような種類の物をどのように組み合わせて、最終的な音の仕上がりにするか。これは、非常に難しいものです。その事を認識して作業をしている人はどれだけいるでしょうか。ある程度、その機種のチューンをこなし、実験的に色々な銘柄のコンデンサーを入れては試聴し、入れては試聴し、・・・・・・・・と、何度も試行錯誤を繰り返し、そして、ある程度、音の善し悪しを判断できる人なら、私の書いている、コンデンサーの交換は難しいと言う事の意味を理解されていると思います。私の書いている事の意味を理解できない方は、それはそれで良いのですが、本当の意味で、この難しさと言う事を理化していません。これは、(素人の私でも)断言できます。
 ご理解を頂く為に、簡単な例をお話しします。例えば、(79年頃発売)PRA-2000と言うプリアンプがあります。このプリアンプに、使われている電解コンデンサーの種類は、最低でも3〜4種類(銘柄)のコンデンサーが使われています。その事を理解されている方は、どれくらいいるでしょうか。外観は似ていても、中身は別物という物もあります。全く色チューブの入りが異なるものもあります。これらは、適材適所で、メーカーが音造りの為、銘柄を選択した。又は、メーカーに専用に特注で作ってもらった電解コンデンサーを使っています。と言うのは、(私が他のアンプの内部を見た限りでは)他のアンプには全く使われていないコンデンサーもあります。(偉そうな事を言うつもりはありませんが)最低でもこれらの事を知らなければ、まともなメンテやまともなチューンは出来ません。それは、PRA-2000は、何者かを知らずに、PRA-2000を作ろうとするような物です。結果は明らかで、まともな物が出来上がるはずがないのです。
 この様な、電解コンデンサーを特注でコンデンサーメーカーに作ってもらったり、仕始めるのは、(私がアンプを見た限りでは)大凡このPRA-2000辺りからではないかと思います。これ以降、(80年代になると)A-10等を見てもそうですが、殆ど全て、A-10用の電解コンデンサーを使っています。このコンデンサーも他のアンプでは見かけない物です。タイプVくらいになるとニッケミなどは、特注品のパッケージになります。聞く所によると、ニッケミは、各アンプメーカーにAWJとかハイグレードオーディオ用コンデンサーを納めていますが、パッケージは同じでも中身は、メーカー毎の仕様があり、それぞれ中身は異なるそうです。ニッケミはハッキリしていて、AWJなど、最高グレードの電解コンデンサーは、一般向けには販売しません。全て、メーカー毎の特別仕様品のみらしいです。一般向けは、ニチコンとエルナくらいでしょうか。
 何を言いたいか。  それは、各メーカーは、自社の製品の音造りの為に、メーカーに、独自仕様でコンデンサーを作らせ、そのコンデンサー数種類を組み合わせて、製品の音造りをしてきました。それぞれの電解コンデンサーには、スペック的にも音質的にも独自のものがあり、それを、現在入手できるオーディオ用と言われる電解コンデンサー1種や2種程度でカバーできるはずがないという事です。だから、オーディオ用電解コンデンサーを基板上に並べても、(音のバランスを崩し)元の音、良い音は、決してでないという事です。(ニチコンのFGやKZ、エルナのシルミックなどを並べるだけで)そんな簡単に、良いバランスの音が出るはずがないという事です。主に80年代に入る頃から、各メーカーが自社用のその製品用に電解コンデンサーを作った、又は、選択しして使ったものに、今の入手可能な一般人向けに小売りされているコンデンサーで、それらをカバ出来るはずがないという事です。
 私も、オーディオ用電解コンデンサーを使い始めた頃は、オーディオ用コンデンサーを基板上に並べて得意になっていた時期がありましたが、しかし、音を聴いてみると必ずしも満足できるものではない。必ずしも、パーツに掛けたコストとその結果である音質(音色)は、比例せず、試行錯誤を繰り返した時期がありました。今でも、決して、これで完成というものではなく、常に、細部の調整を欠かさず行っています。
 それらを経て、私なりの結論は、音質(音色)は、オリジナルを聞き込んで、音色を意識の中に焼き付け、その音色との比較を常に続ける事。それ以外に、より良い音を見いだす。作り出す方法はないと言う事です。この様な事を書くと、気付かれる方も多いと思います。私のようなものが行っているチューンナップとか音造りは、結局、多くのオーディオファンがアンプを取り替えたり、スピーカーを取り替えたり、カートリッジを取り替えたり、プレーヤーを取り替えたり、セッティングを変えたり、色々な調整を経て、自分の好みにより良い結果の出るオーディオシステムを構築しようとして、行っている事と私がアンプの内部の調整で、部品を選択し、調整を続ける事は、器の大きさに違いはあっても、行っている取り組みは同じ事なのです。この事から、気付かれるように、高級品(高価なパーツ)を並べるだけでは、良い音は出ず、良い音を出す為には、それぞれのパーツの特徴を理解し、それらのパーツの特長を生かし、使いこなす事、組み上げる事が重要であると言う事です。(高価なものだけら良い音が出るとは限りません。バランスが大事です)
 偉そうに、色々な事を書きました。理屈では分かっていても、現実に、それを実現する事は、色々な制約や能力的な事もあり、口で言う程、簡単な事ではないのです。ただ、その様な理解、考えの基に取り組んでいるという事だけは、ご理解頂きたいと思います。

需要と供給のバランス  そして、価格   (3/11)
 
需要と供給のバランス、全ての商品には、需要と供給があり、結果、このバランスが値段を決める事になります。最近の身近な例では、ガソリンや軽油、灯油など非常に高騰しています。これら燃料の場合は、需要と供給だけでなく、中東情勢なども関係し、この先どのようなリスクがあるかなど、様々な要因が先物市場に反映され価格が決定されるので、一部異なる所があり、適当な例でなかったかも知れませんが、多くの商品は、需要と供給のバランスの上で価格が決定されます。
(私は経済の専門家ではありませんので)これ程、円高が進んでいるのに、(燃料価格に)全く反映されて居らず、燃料の価格は上がる一方、世界規模で見ると需要が膨らんでいるのでしょう。
 一方、オーディオの方でも同じ様な事が言えます。オーディオが盛んで、オーディオ用の半導体が多種製造ました。30年も前のトランジスターやFET等の半導体は、特にオーディオ用などと言われる物は、今求めると価格が当時の10倍以上、物によっては、20倍近くする物もあるのではないでしょうか。そして、殆ど市場で見かける事はありません。(出物として)たまに見かけるとプレミアムがついて驚くような値段になっています。今後の修理や自作アンプを考えれば、欲しいけど、非常に高価なのです。その為、数的にも多くを望む事が難しくなっています。
 最近、入手を諦めていた半導体や一部コンデンサーなど、ある程度の数を入手できる機会に恵まれました。嬉しいのだけれど、(個人的に)とても大変でした。と言いますのは、欲しいと思っていた物が目の前にあると、思わず、手当たり次第何でもかんでも、買える物は、買えるうちにと言う心理が働き、何でもかんでも、買い求めました(不必要な物まで買っているかも知れません)。数の方も、(今後、二度と買えないかも知れないので)買えるだけ買っておきたいと思い。色々買い込みました。気がつくと部品だけでも数十万円単位の出費でした。無くても困る部品ですが、(入手困難な物が)目の前にちらつくと、つい欲が出て、買えるだけ買ってしまう事が、いつの間にか癖のようになっていました。入手困難品を手に入れる事によって、気分的に安心できる。一種の麻薬みたいな心理的作用がありました。しかし、(経済的な)限界もあり、そろそろおしまいにしなくてはと思っています。(入手できた)うれしさと(資金が底をつくほど)大変さが同居した、何度も変な気分です。
 何はともあれ、今後の仕事の為の部品が入手できたのだから、これから頑張ろうと思っています。当時買えば、少ない出費で済んだものを、今となっては高価な部品として、買わざるを得ません。
 今も、オーディオ用として売られていたトランジスターやFET等の半導体は、どんどん製造中止になっています。(現代は)半導体と言えば、超LSIの時代です。今時、トランジスターの時代ではないのです。(古い)オーディオの趣味を維持する事は、この様な点でも、大変難しい時代を迎えている事は間違いないようです。オークションの出品とバランスを取りながら、今後の活動に備え、今後も少しでも多く(修理に使える古い)部品を入手出来るよう努めて行きたいと思っています。それが、オーディオの音色を守って行く上でも必要な事だと思っています。

オークションも色々あるようです ご注意を   (3/4)
 
今日のオークション。価格のつり上げがありました。 あまり愉快な話題ではないので、書きたい話題ではありませんが、自分もそうですし、皆さんに気を付けて頂きたいという思いで書きました。
 それは、この様なやり方でした。IDを二つ使い、一方の出品用のIDで出品をして、落札用のIDで入札者を装って入札して価格をつり上げるというやり方でした。他人事なので、とやかく言う必要はないのでしょうが、ただ、現在のオークションの中でその様な不正が行われている事は、大変残念な事です。みんな真面目なオークションばかりではない。気を付けないとその様な高い品物をつかまされる事があるという事は、頭の隅に置いておくべきでしょう。
  私もIDは、二つあります。家内と私のIDです。購入と販売(出品)を分ける為に使っています。しかし、私は、これらのIDを操作して不正をするような事はしません。(不正をやるくらいならこんな記事は書きませんし)私の出品は、開始価格と希望落札価格を設定し、価格差が2000円程度ですから価格をつり上げる事も出来ないのです。
 目撃した、そのオークションは、12万円くらいまでしか価格が上がりませんでしたが、別IDを使って入札が始まると、最終的には、18万円まで価格を押し上げて終了しました。(この記事を見て そのオークションに気付いた方もいるかも知れません)落札された方は、評価の数から初心者ではないようですが、釣られて高い買い物をしたようです。同額で次点IDは、その出品者の別IDでした。・・・・・・・・。落札者に教えてあげたいけど、教える術がありません。 私が目撃したのは、今日18万円で落札した(釣られたのは)貴方かも知れませんよ。心当たりはありませんか。(世相を反映しているのか、安い価格からスタートして、価格をつり上げる。この方法は、簡単に大金をつかむ方法なのでしょう)色々書きたい事はありますが、この話題はこのくらいに
 私もオークションに入札していて、このオークションは、大丈夫だろうかと思う時が、時々あります。その様な時には、警戒し色々な確認をします。怪しいと感じた時には、入札は途中で止めます。代理出品などと言うのも全てとは言いませんが、危ない取引があるかも知れません。代理で出品してもらい、本人が値段つり上げの為に、入札するなんて言うのもありかもしれません。注意が必要です。
 多くの参加者は、真面目な参加者であると思います。(そう感じています)が、残念ながら、中には、(そのよな不正をはたらく者が)居るんです。(最近のオークションは、IDが見えにくくなっているので、この様な不正も増えた原因ではないでしょうか) それぞれの参加者が用心する以外にないですね。
 

自由の身に・・・・あ〜 疲れた (2/19)
 
今の季節は、毎年とても憂鬱な季節です。そうです。確定申告です。アンプの仕事は楽しいけれど、事務方の仕事は単調で、飽きが来て、退屈で、息が詰まりそうになります。1年分をまとめてやるので、それはそれは、とても大変な仕事です。伝票整理から始めて、パソコン打ち込み、集計、決算書の作成まで、登山でもしているような、コツコツと積み上げて行くしかなく、とても長い道のりでした。今日、やっと仕上がったので、気分はとてもハッピーな気分です。やれやれ、休んでいたアンプの仕事も、今日からは思う存分出来そうです。その間、修理のご依頼分も溜まってしまったので、少しかたづけたら出品を再開したいと思います。宜しくお願い致します。

趣味とは高く付くもの??? (2/19)
 
最近、(学生の頃楽しんだ)アンプの自作を始めてみたいと思い、部品を買い集めています。そんな時に、ふと感じるととは、趣味とは高く付く物だという事です。どういう事か、一例を挙げれば、それは、アンプの自作をする場合、電源トランスが必要になります。プリアンプ用で大体新品だと4〜5000円くらい、パワーアンプ用だと大きいので、中古でも10000円くらい新品だと物にもよりますが、15000〜20000円が相場だと思います。中古トランスが1個10000円、これだけではアンプは出来ません。他にもトランジスターやシャーシ、コンデンサーなどお金のかかる部品は沢山あります。パワーアンプを新規作ろうとすると最低でも4〜50000円は覚悟しなくてはなりません。
 それに比べ、アンプのジャンクは安い???CA-1000Vなら10000円前後、CA-2000でも15000円くらい、これを修理すれば、部品代は5000円程度(10000円以下)で、(修理手間賃は自分でやるのでただ)使えるアンプが出来てしますのです。中身はと言うと自作アンプは、アマチュアが作る物ですから(メーカー製のような)高度で複雑な物などは作りません。簡単でシンプルな物です。(修理して復活させた)メーカー製のアンプは、複雑で高度な内容を持っています。こんな事を考えていると、自作という趣味は、メーカー製を直して使うよりもそうと高い物になると感じます。
 アンプに限らず、スピーカーの自作も同じでしょう。メーカー製の(20〜30年前の)中古は、まともに音が出る物でも安く手に入ります。多分、NS-1000Mなら、30000〜50000円くらいが相場だと思います。DS-3000でも100000〜150000円くらいでしょうか。これに対し、自作と言えば、今では、フォステックスのユニットくらいしかないでしょうか。208ESユニットだけで中古で50000円くらい、208ES-Rなら120000〜150000円くらいでしょうか。これにボックスが必要ですから、キット屋さんのボックス(裁断サービスなど)は、多分、50000〜80000円くらいするのかな?この他、工作の手間が掛かりますが、自作なので価格には含めませんが、材料代だけでもESの方で、10〜130000円。ES-Rなら、17〜2300000円もするのです。20cmフルレンジ1発で20万円????メーカー製の中古なら相当なスピーカーが買えそうです。フルレンジ1発には、それなりの魅力もあるのでしょうが、趣味のスピーカー作りも、ただの趣味では済まない時代になったのでしょうか。長岡さんは、良くCPを口癖のように言って居られましたが・・・・・・・。こんな価格はとんでもないと言えるような値段ですね。今の時代は、CPなどと言う事を言ったら趣味は楽しめない時代なのでしょうか。FE-203 2発などと言った頃が懐かしい気もします。あの頃の自作は、もっと楽しめたような・・・・・・。限定ユニットが何故高いのか。それは、生産数が極端に少ない訳だから高いのは当たり前なのでしょうが、メーカーは、何故、限定ユニットなどと言う売り方をするのか?そんな売り方は、止めてしまえと言いたい。定番商品を何故磁気回路の強力な物にしないのか。限定販売などにしなければ、量産効果で原価も下げる事が出来るのではないか。メーカーの販売戦略かも知れないけれども、個人的には、誤っているような気がする。自作の趣味は、もっと誰もが、もっと手軽に楽しめる物でなけばならないように思う。アルニコマグネットなどと言う贅沢は言わない。鉄板プレスでも良い。FE-203Σのようなユニットの再現を望む。文書が変な方向に行ってしまいましたが、決して、フォステックスを攻めているのではありません。(誤解の無いよう)
 こんなに高くつく自作を何で始めようと思ったか。それは、メーカー製はある程度聞いてみましたが、(30年前の)古い物も最近の物(これは聞いていません)も、メーカーは、新製品が出るたびに音が良くなったと言い続けてきましたが、個人的には、大差ない、または、昔の物の方が、ぞれぞれの製品に個性があり、もっとオーディオを楽しめたような気がします。今の新しい高性能なオーディオには、さほど興味を感じません。極端な言い方をすれば、音楽を楽しむオーディオに高性能は必要ないというのが、私個人の持っている印象です。オーディオ機器には、もっと自己主張して欲しい気がします。(本気で取り組んで居られる技術屋さんには怒られそうですが、)ある面では、スペックという縛りが、オーディオをつまらないモノしてしまったようにも感じています。こんな事を色々考え、(国産機種ばかりですが)色々なオーディオ機器を聞いてみて、シンプルな作りの自作アンプは、どのような音がするのだろうかと言う思いが強くなり、後は、昔、楽しんだ。自分の作ったアンプから音が出た時の感激をも一度味わってみたいという思いもあり、メーカー製アンプと自作アンプの聞き比べをしてみたいと思ったからです。
 物を集め始めて感じた事は、表題の通りで、趣味とは高く付くものだとつくづく感じました。 長岡三階って居られたCPとは、条件が同じであれば(例えば、メーカー製同士を比べてとか)と言う条件が付くのではないかと感じました。同じオーディオでも、自作という趣味は、CPなどとは、全く無縁の趣味かも知れません。

修理の難しさ (2/1)
 
”修理の難しさ”といっても、修理をした事のある人でないとなかなかピンと来ない事と思います。勿論、技術的な難しさもあります。高度な内容を持ったアンプには、技術的な難しさもありますが、それは、数少ないもので、多くは、無い無い無い無い無い無い無い無い・・・・・。と言う事が一番の問題のような気がします。修理に必要なあらゆる物が無いのです。まず一番大きな問題は、部品が無い事です。部品さえあればと思う故障品は、沢山あります。当時の部品が無いのです。20年も30年も前の物ですから、部品が無いのは当たり前かも知れません。そんな時には、代替で使えそうな部品を探す事もあります。ネットで検索したりしますが、殆どの場合は、見つける事は出来ません。例え見つける事が出来ても、個人で買い込む事が出来るのは、価格的な事もあり、そう多くを買い占めるような事も出来ません。せいぜい数台分が良いところです。数台分の部品なんてすぐに底をつくに決まっています。部品をネットで探していると、見つける事が出来ない場合でも、2〜3時間は アッという間に過ぎてしまいます。見つかれば良いですが、見つける事は多くの場合出来ません。そんな時には、時間を無駄にしてしまったと後悔する事も多くあります。部品さえあれば、容易に治せる物でも部品が入手できないために治せないという物も多くあります。代替品がない場合は、部品を分解してリサイクルする場合もありますが、それは、最後の手段で、出来れば、新しい部品を使いたいと思っています。次に、無いのは、修理に必要な情報です。メーカーに古いアンプの回路図などの情報をお願いすると、多くの場合は、断られます。古い商品なので、万一、火災が発生したりした場合は、メーカーの責任を問われるなどと理由を言いますが、オーディオアンプが原因で火災を起こしたなどという話は聞いた事がありませんし、通常は、アンプは、鉄製のシャーシで、周囲を囲んでいます。抵抗1本燃えた程度で、火災になるはずはないのです。事故が起きた場合と言うのは、メーカーの言い訳です。そんな事を言っても、出してくれないもで、出してくれる製品をやるとか、出来るだけ、資料を集めるように心がけるとかしていますが、なかなか資料を集めるのも難しいようです。資料の入手について、情報を持って居られる方には、情報の提供をお願い致します。回路図だけでもあれば、容易に修理が出来る物でも、なんにも資料がないと簡単に原因を見つける事が出来る物もありますが、全ての故障に対応しようとすると最低でも回路図は必要です。更に、調整マニュアルなどもあれば尚良いですが、資料もなかなか入手できない物です。この様な事から、私は、色々な機種への対応よりも、特定の自分の気に入った機種を中心に取り組んでいます。その(数をこなす)方が、修理などの完成度も上がるものと思っています。

独り言・・・・・・・(1/24)
 
只今、オークションで(現在の入札額303000円)当時の定価1500000円のプリアンプが出品されています。もう数日で終了ですが、入札しようか迷いました。お金もないけど、何台かの機材を処分すれば買えるかも????などと迷いました。そう出品される事のない機器で、現在の入札価格からどの機種かお気づきの方もお出ででしょう。
 色々考えた末、入札は止めました。何故か、それは、ある点で魅力に欠けるからです。と言いますのは、(その商品にケチを付けるつもりはありません)あくまでも、(製品に対する)個人的な意見です。その製品は、ネットで探すと94年頃発売の機種らしいのですが、フォノの機能に大きな不満があります。この当時の機器は、この機種に限らず、他のメーカー製の100万円200万円のプリアンプについても、同じ様な事が言えるのかも知れません。大きな不満(欠点)とは、MC対応機能が無いのです。仕様書によるとフォノは、MMカートリッジ対応ですが、MCの様な出力の小さなカートリッジには対応していないのです。こんな事に不満を感じるのは、私だけでしょうか。私の知っているオーディオでは、現在のカートリッジの主流は、MM型ではなく、MC型だと思うのです。老舗メーカーも新興メーカーも、今現在新品として売られているカートリッジの殆どは、MC型ではないかと思っているのですが、(新型MM型カートリッジを売っているメーカーなんてあるのでしょうか?)音質的にもカートリッジと言えば、MC型と思っているのは私だけでしょうか。MMカートリッジ用の交換針がシュアーなどでも純正ではなく、互換品として他のメーカーから売られているようですが、音質的はイマイチというのが私の印象で、(個人的に)MM型など使う気にはなりません。
 その機種が発売になった94年頃も、レコードの時代は終わっていましたので、状況としては今と同じ様なものではなかったかと想像します。私が思うに、とても中途半端な製品と見えて仕方ないのです。MM入力しかないプリアンプなんて・・・・。レコードを聴く私にとっては、ボリューム付きのラインプリかパッシブプリなどと同じで、必要を感じないものです。プリアンプならば、そのアンプ単体で、MCカートリッジにも対応していないと意味がないのです。150万円も出して、完結しない。メーカーは何を考えて、こんなプリを作ったのか???????  MCカートリッジを使うためには、他のMCヘッドアンプか、昇圧トランスを使わないと使い物にならないプリアンプなんて・・・・・・。人によっては、気に入ったヘッドアンプか昇圧トランスを組み合わせれば良いではないかと仰る方もお出ででしょう。しかし、(私の個人的な考えとしては)信号の流れを考えた時、その高級プリアンプに信号が入力される前の段階で、他の機器で信号が増幅されるなどという事は、なんのための高級アンプなのか?????  疑問を感じてしまいます。高級アンプであるならば、そのアンプの入力信号は、限りなくピュアーなものでなければならない。私は、そう考えるのです。他の機器が前段にはいるという事は、その機器による増幅=何らかの色付け   を意味し、高級アンプを導入する意味が半減してしまうのではないかと思うのです。せめてプリアンプならば、カートリッジの出力は、ダイレクトに受け、パワーアンプに送り出して欲しい思っています。それが、プリアンプに求められる機能ではないかと思うのです。高音質を謳うのであれば、中途半端な事はやめて、徹底してこだわって、メーカーの音造りを示して欲しいものだと思います。
 そんな事を考えているうちに、興ざめしてしまい。そのプリアンプに対する興味と言いますか関心が薄れ、多くの機材を処分しても手に入れようという気持ちはなくなりました。冷静に考えれば、150万円ものプリアンプは、遙かに予算オーバーで、趣味の範囲を超えてしまうものですね。頭を冷やすべきでした。もし、このプリがMCカートリッジにも対応していたならば、今でも熱い思いを持ち続けていたかも知れません。
 2012年、このプリが発売になって15年以上経ちますから、現在とは状況も違うでしょう。また、当時がどのような状況だったのかも私には分かりませんが、現在、(レコードを趣味として楽しむ)私にとって、私の視点からと言うべきでしょうか。CDを楽しむ方は、多いと思いますが・・・・・。CDは確かに簡単で便利です。しかし、音質を追求する部分(要素)的には、接続ケーブルに大枚をはたいて交換する程度で、趣味としてはつまらないものになってしまったように思っています。その点、プレーヤーによるレコード再生には、多くの楽しみが残っており、本格的なマニアが多いものです。高級アンプは、本当は、その様なマニアのためにあるべきものではないかと思うのは、私だけでしょうか。メーカーは、何故、こんな半端なプリを作ったのか、今現在の私には理解しがたい代物です。

謹賀新年・・・・   遅くなりました。(1/15)
 
大分休んでしまいました。新年を迎え早半月、溜まっていた修理の仕事ももう少し残っています。なかなか出品が出来ずにいます。焦らず、進めて行きたいと思います。昨年に続き、今年も宜しくお願いいたします。
 何かオーディオの話を書こうと思ったのですが、今は思い浮かびません。 
 色々考えていたら、思いついた事を少し、最近の出来事(体験)から少し書いてみます。アメリカのブランドの当時の定価で75万円のプリを入手しました。この価格帯のプリは、過去にアキュフェーズのC-280LとパイオニアのエクスクルーシブC-5を使った事があります。私の常用プリPRA-2000 (ZR) シリーズからすると数倍もするアンプですが、私は、自身の好みと装置の相性などでPRA-2000シリーズを使っています。
 今回入手した75万円のプリは、過去に、ある方からメンテナンスの依頼を受けて、メンテナンス後の音出し動作確認で、音の良さ?を感じたので、ジャンクを1台持っています。ライン入力は使えるのですが、フォノはアンプモジュールが劣化してフォノ1もフォノ2も使えません。CDだけは聴く事が出来ますが、趣味のオーディオはLPが中心なので、 殆ど出番がありません。いつかアンプモジュールを修理して使うつもりで取ってありますが、なかなか自分のアンプは、修理する時間がありません。    と、余談が長くなりましたが、肝心の話の中心は、この75万円のプリの音を聴いて、ライン入力は、私の持っていた音のイメージ通りで、懐かしくも感じましたが、ビシッ 引き締まって密度の高い、張りのある音がします。アンプをモジュール化している効果が音に出ているように思っています。アンプをプラスチックケースに入れて、樹脂で封入したものがアンプモジュールですが、持ってみると重量感のあるもので、アンプを構成する、トランジスター、抵抗、コンデンサーなどのパーツをしっかり固めてあるので、パーツの振動を防ぐ効果があり、それは、結果として音に表れるとと言うのが、私の色々な実験からも確信を持っている所です。ライン入力に関しては、PRA-2000シリーズよりも良い音(自分の好みにあった)がしていると思っています。しかし、残念ながらフォノに関しては、レベルが落ちると感じるのです。何故か?私にもハッキリとした答えは見いだせません。まあ、メンテをしていませんから音が良くないのも理由の一つかも知れませんが、それだけではないと思っています。テストでPRA-2000ZR以外にNEC A-10のフォノでもレコードを鳴らしてみましたが、A-10の方が良く聞こえます。何で、この高価なフォノアンプの音が悪いか、私の気のせいではないと思います。簡単に言うと、音の躍動が無いと言いますか、ダイナミックレンジを狭めたような、リミッターを掛けたような、つまらない音になってしまっているようで、どうも音楽を聴いても、のれないのです。ノーメンテの分を差し引いても、使ってみようと思わせるようなフォノアンプでは無いというのが私の結論です。
 その結果かから、考えられる事(私の想像)は、当時の日本のオーディオアンプは優秀であった?   また、私がいつも申し上げているように、「ソフトとハードは二人三脚で、切っても切れない関係にある」=(世代的に)ソフトのレベルは、それを再生するハードのレベルを表す。再生するハードのレベルは、再生するソフトのレベルに等しい。(分けの分からない事を書いていますが、分かる方だけ理解して下さい???)と言う事と同様に、「カートリッジのレベルとフォノアンプのレベルは、二人三脚である。」と言う事ではないかと感じています(想像しています)。
 と言いますのは、当時、日本には、優秀なカートリッジが沢山ありました。米国にもシュアー、スタントン?、エンパイヤー?(記憶が定かでありません)などありましたが、日本には、もっと沢山のメーカーが、沢山の種類のカートリッジを作っていたと思います。(これも聞き挟んだ事で定かでありませんが)聞く所によるとオルトフォンにも日本人の技術者が居た (居る?)とか、精密機器を作るのは、日本のお家芸のようもので、アメリカ人の大体という感覚とは異なり、日本人は、とても几帳面で、精密な物作りでは、欧米人には無い優れたものを持っています。(これが何故、フォノアンプの出来と関係があるか?)
 私の推測ですが、優れたカートリッジは、その性能を引き出そうとすると当然の結果として、持っている性能を引き出せる優秀なフォノアンプが必要になるはずです。そこそこのレベルのカートリッジは、そこそこのフォノアンプで問題なく再生できるものでしょうが、高性能のカートリッジを生かそうとすると、どうしても組み合わせるアンプもその高性能にふさわしい(再生)能力を持っていなければ、カートリッジの良さは引き出せないものではないでしょうか。(全ては、結果から感じた私の推測です)
 また、もう一つ感じている事は、(オーディオが盛んだった当時の)日本のオーディオメーカーは、殆どのメーカーがアンプだけではなくカートリッジも自社ブランドを出していました。他方、アメリカには、マクレビンソン、マランツ、マッキントッシュ・・・・・など、アンプの 高級?ブランドはありますが、カートリッジまで自社で作っていたという話は聞きません。この辺りが、カートリッジを含めたフォノアンプの出来を左右しているのではないか?   などと勝手な推測をしています。カートリッジについてのノウハウがあって、初めて、カートリッジの性能を十分に引き出す事が出来る高性能なフォノアンプが作れるのではないでしょうか。音の良くない高級アンプ?を聞いてその様な印象を持ちました。当時の、日本のフォノアンプは、非常に優秀であった?
 推測を更に広げて行けば、現在の様に、レコードは過去のものとなった今、フォノアンプのレベルはどのようなものか?レコードという音楽ソースを(殆ど)新たに作っていない今どきのフォノアンプのクオリティーはどの程度のものか?そう言えば、日本のカートリッジメーカーも、以前と比べると随分と少なくなったものです。昔からあるメーカーで言えば、オーディオテクニカとデンオンくらいでしょうかね。昔は無かった、新興メーカーが数社あるようですが、(売れないから高いのか?)驚くような値段でカートリッジ売っていますね。私の場合は、その様な製品は対象外ですが・・・・・。
 良い物が出来るには、そこにはそのベースと言うか下地があるものです。それ無しには、(偶然良いものが出来たなどという事はなく)良いものは出来ないのではないでしょうか。今回の体験から感じた事です。

最近のオーディオ機器について、独り言 (12/25)
 
私は、趣味を仕事にしてしまったので? 毎日、オークションをチェックしています。そんな中で感じた事です。決して、メーカーの悪口を書こうと思って書いているものではありません。率直な自分お気持ちです。オーディオ機器、オーディオアンプを見ていた時の事です。入札価格が100万円を超えている商品が目にとまりました。世の中には、お金持ちが居るものだと感じました。趣味のオーディオ機器に100万円のお金が出せる。それ程羨ましいとは感じませんが、別の世界のオーディオか?なんても感じました。私の知らない世界のオーディオなので、どのような商品が100万円以上の入札が入るのか?興味があり、その商品について、ネット検索してみました。それは、国産のハイエンドオーディオと言われるもので、現行品でした。定価だと170か180万円のオーディオプリアンプのようでした。メーカーのホームページには詳細な仕様は公開されてないようで、詳細を知る事は出来ませんでしたが、多分、フォノアンプは付いてないようです。CDなどのラインアンプが170万円、何とも凄い価格です。
 お金持ちは、当然、趣味にお金を使います(当たり前の事です)。私は、身の丈にあったオーディオを目指していますし、背伸びをして、高価なものを使おうなどという考えもありません。趣味として、自分の手の届く範囲で楽しむのが趣味と考えておりますので、私の場合は、システム全体で、50万円程度までと考えています。
 何時の時代もそうですが、メーカーの商品説明(キャッチコピー)を見ると、とても高度な技術を駆使して、最高のアンプを完成させた。とても贅沢なアンプである。要約するとその様な事が書いてあると思います。私は、技術屋でもなんでもなく、ただのオーディオを楽しむ、一オーディオファンであります。一オーディオファンの戯言かも知れませんので、ここから先は、そのつもりで読んで下さい。
 原音再生、これはオーディオの一つのテーマだったと思います。そして、それを実現しようとすると高度なマルチ(モノ)トラックの多チャンネル録音をミックスダウンして、高度な操作卓を駆使して音造りをした物(ソース)は、原音再生などあり得ないと、長岡さんなど、偉い先生は言って居られました。(録音現場の)原音を再生しようとすると一つの方法としては、(ステレオマイクによる)ワンポイント録音(または、それに近いもの)されたものであれば、その可能性は高いと言う事も言って居られました。高価な機材を使い、高度な技術を駆使し、出来上がったものには、原音が無く、もっとも簡単でシンプルな録音に原音がある(再生出来る)。とは、(やっている事に矛盾があるようで)何とも不思議な気がします。
 オーディオマニアと言われる人は、原音再生が一つのテーマであったはずなのに、提供されるソースには、原音が含まれていない。ワンポイント録音というソース(レコード)は、数少ないと思います。数少ないマイクで、ワンポイント風に録音したものは、探せば、いくらかは残っている。しかし、殆どは、マルチモノ録音である。が現実だと思います。そして、その傾向は、オーディオが発達すればする程(CDソースは殆どそうではないか?)、プロの録音現場では、その傾向は強まっていったと思います。昔は、あったかも知れないが、今時、ワンポイント録音等というソースは、皆無だと思います。
 私も、レコードを聴いていて感じる事は、(本当は古い録音はレンジが狭かったり、音質が悪いと思い込んでいましたが)50年代後半から60年代の録音を聞いてみると、全てとは言えませんが、中には、驚く程音質の良いものがあります。70代のハイファイ録音にも負けない程、音質的に優れたものもあります。私は、(広くオーディオを知らないので)個人的に、70年代の音楽、70年代の録音が優れていると(充実していた)思っています。勿論、50年代にも、60年代にも、優れた音楽、優れた録音、優れたレコードがあったと思います。しかし、これも私の持っている個人的な印象ですが、80年代と言っていいのか? まあ90年代以降は、確実に、感動する音楽は極端に少なくなった。衰退していると感じています。作り出される音楽も、演奏される音楽も、作り出されるソースも、あの頃の盛り上がり(充実感)は感じられません。
 話が横道にそれましたが、システムが巨大化した高度技術に支えられたマルチモノ録音、簡単シンプルなワンポイント録音、この様な関係は、オーディオにも言える事ではないのかと思うのは私だけでしょうか。私の使っている70年代のオーディオ機器で(現在でも)十分に音楽を楽しむ事が出来ます。アンプ回路技術を駆使して作り出される170万円のオーディオ機器からも素晴らしい音楽が再生される事でしょう。しかし、たかがCDに記録された音楽を聞くのに170万円もの高度な回路技術が必要なのか?と感じるのは私だけでしょうか。(貧乏人のひがみに聞こえるかも知れませんが)今の音楽ソースにそれ程の音楽が詰まっているのでしょうか? ハードは、どんどん高価になり、高度化して行くけれど、音楽のソースの質は、どうなのだろうか?当時の物の方が、質が高かったと感じるのは、私だけでしょうか。
 確かに、最近の機器、特に、170万円もする機器であれば当然でしょうが、S/N比や歪み率など、スペックと言われる特性は、人間がオーディオ機器の特性としてつかんでいる(数少ない)分部は、改善していると思いますが、極端な言い方をすれば、これらの特性は、”音質” を決定する要素ではない。と言う事は、多くの方が理解しているところだと思います。
 オーディオは、趣味ですから、自分が楽しめればそれで良い。いくら金を使おうが楽しければそれで良い。どんな(ソース)音楽をどのような装置で聞こうが、どのよな音を出そうが、自分が楽しければそれで良いのです。他人が口を挟むべきではないのです。
 私は、(幸い?)70年代に、学生で、一生懸命オーディオを楽しみました。だから、あの頃の楽しい思い出しか頭の中にないのです。マッキンもマランツも名器は沢山あるでしょう。しかし、私には、当時そのよな出会いはありませんでした。私の見てきたオーディオが、私にとっての全てなのです。その楽しかったオーディオをもう一度楽しんでみたいというのが、私の趣味のオーディオです。

レコード集めも骨董趣味の領域に入ったか? (11/27)
 
最近、少し(経済的にと言うよりは気持ち的にと言う意味で)余裕が出来て、オーディオの機器だけではなく、れこーとを集めるようになりました。集めると言っても、レコード収集が目的ではなく、勿論、レコードを聴く為に集めています。買い方は、数枚まとめてとか数十枚まとめてとかの買い方もしますが、欲しいレコードを1点買いする事もあります。その時に応じて、色々な買い方をしますが、レコードの出品をみていると色々な事を感じます。
 中には、1枚で数万円とか、中には、1枚で10万円以上の値が付いているものもあります。音楽を聴く為の手段としか考えていない私には、驚きでした。音楽を聴く為に、たった1枚のレコードにこれ程の出費をするのだろうか?相当なお金持ちか?それとプレミアムなどが付いて、値上がりを目的とした投機目的の投資か?など、私の頭の中では、考えられない事と感じています。
 私のレコード収集は、昔聴いた懐かしい音楽、昔評価の高かった音源、昔聴く事のなかった音楽、新しい音楽など、このレコードが絶対に欲しいなどという気もなく、価格と商品内容が釣り合えば、入札する程度の考えて興味のあるレコードを探しています。昨夜買ったレコードも10枚で1000円という安さでした。何方かと競合する事もなく、入札したら勝手にオークションは終了していた。結果、入手出来た程度のもので、レコードも最近集めたの物だけで、300枚以上は買ったと思います。数を集める事が趣味でもなく、聴きたい音楽を興味のある音楽を集めているに過ぎません。これだけの数になると全て聴き終えるまでには、そうとの時間が掛かります。安いからと言って、クズレコードを集めるつもりもありません。本当に手元に残したい物をと思っていますが、まとめ買いをするとどうしてもクズレコードやあまり興味を感じない物も混じっています。仕方ありません。
 このようにレコードは、私にとっては、実用品であり、決して、骨董などではありません。また、1枚高くても3000円くらいまでと考えており、それ以上の値段は、ちょっと、入札は考えてしまいます。そんなレコード探しをしているので、1枚数万円とかそれ以上の値が付くレコードは、私にとって全くの対象外です。趣味の世界ですから、その方にとっては、数万円、いや数十万円の価値のあるレコードもあるのかも知れいません。私は、このレコードを聴きたいから買うと言うよりも(物に執着しない)、聴きたいレコードは、沢山あるので、高過ぎと思ったレコードには手を出さず、次回の購入を考える事にして、他に興味を引くレコードはないか探す事にしています。
 多分、私は、オーディオマニアであり、レコードマニアでは無いのでしょうね。レコードをコレクションと考える事もありません。聴いて良い感じのレコードは残すというやり方で、名盤でも名演でも名曲でも、興味感じない物は、すぐお蔵入りとなります。ただ、レコード音楽という物は、最初は良さを感じなくとも、何度か繰り返し聞き込む事で、味が出てくると言いますか、良さを感じるようになるという事もあるようで、又は、年齢とかによっても音楽の好みは変化するものと思います。
 色々感じた事を書きましたが、要は趣味の世界ですから、自分が心地よい時を過ごせれば、それで良いのです。

最近のスピーカーは、どのような音がするのだろう (11/22)
 
私の住まいは田舎なのと、オーディオショップなどと言うところとは全く縁がなく、、オーディオのハードもソフト、現在の所は、全てネットで調達、全てネットが良いとは思いませんが、田舎住まいのハンデがあるので、仕方ありません。
 私のオーディオ機器、ソフト殆どが1970代から80年代頃のもので、ソフトのハードも新しい物には、円が無く、と言うよりも興味が無く。新しい機器は、使っていません。唯一、SACDを聴いてみようと思い、数年前、ヤマハのSACDプレーヤーを購入しましたが、昔のヤマハとは違う音がするので、ガッカリして、それ以来使っていませんし、新しい物(新製品)を購入しようという気もなくなりました。オーディオは、70〜80年代の物が良いのではないかと、勝手に思い込んでいます。また、その年代の商品が、オーディオに熱くなっていた時期で、馴染みの多い物が沢山あります。そんな関係もあり、損演題の物が殆どです。
 最近、レコード集めに興味を持ち、色々買い集めました。面白そうなレコードは、探せば、ザック、サックと出てくるようで、安いからと次から次へと買い集めたら、結構な金額になりますし、適当なところで、区切りをつけないと際限無く、集めてしまいそうで、今は、少し休む事にしました。
 ほんの少し、最近のスピーカーについて、感じる事があります。昔の人間だからでしょうか。古い考えなのでしょうか。良い音の出せるスピーカーは、大型と決まっていたような気がしていたのですが。勝手にそう思い込んでいたのかも?最近のスピーカーに目を向けると小型のもが多いように感じました。普段は気にしていなかった部分ですが、浦島太郎ではないけれど、ある日ふと気が付くと、スピーカーがどれもこれも小型で、大きな物がなくなっていた。そんな印象を持っています。最近のスピーカーに、それ程、関心がないので、全てのメーカーの製品を調べた分けではありませんが、ヤマハ、フォステックスなど、スピーカーシステムは、どれもこれも20cm程度のウーハーか?こんな小さなスピーカーで、まともな音が出るのか?中音域以上は出るのでしょうが、低音が出るのか?こんな小さなスピーカーで???と感じるのは、古い考え方 なのでしょうか? スペックをみてみると、確かに、帯域は、低域も十分に広いようですが、どうしてもこのサイズで低域を伸ばそうとするとスピーカーの能率は低くせざるを得ません。それは、現代でも解決出来ていない問題のようです。メーカーに聞いてみたいのですが、このサイズ(小ささ)は、何が理由なのか?音質を追求したらこのサイズになった?と言う事なら正解なのでしょうが、本当に音質を追求した結果なのでしょうか?聞いてみたいところです。それとも現在の住環境が大型のスピーカーを受け入れる事が出来ないから、結果このサイズになった。これが正直な答えではないでしょうか。 最近のスピーカーは、ユニットのサイズも小さくなったけど、それだけではなく、トールボイ型、背高のっぽで、場所を取らないスピーカーが多いようにも思う。オーディオも、何とも肩身の狭い世の中になったものだと、感じています。
 私は、本物の低音は、大きなボックスで大きなユニットで鳴らすべきと思っています。そして、能率を落としたスピーカーは、特に、ウーハーは、重たい振動板で、低域を伸ばしているので、質全的に、能率が低いのだと思う。そんなユニットで、立ち上がりの良い音、立ち上がりの鋭い音が出せるのだろうか?疑問を感じる。小さなスピーカー、小さなユニットで低域を伸ばすには、無理もあり、何かを犠牲にしているはずだと思っています。
 色々、思い当たる事を書いてみましたが、現代のオーディオは、スピーカーに限らず、本当に、音質を追求しているのだろうかと感じるところがあります。レコードからCDへ、CDからメモリーへ、音楽は、どんどん小さくなり、携帯が容易になり、ユーザーにとって、便利で使い安いものになってきた事は間違いないでしょうが、果たして、 高音質の方向へ進化したのだろうかと考えると、そちらの方向へ進化?と言うものは、目を凝らしても、全く見えてこないような気がしています。
 私の、個人的な考えですが、オーディオは、オーディオの最も盛んだった事の装置が、最も内容的にも充実していて、最も面白いと感じてます。 田舎住まいで、幸い、部屋の広さ、大音量再生も、近所迷惑にならず、思いっきり大きな音出しても大丈夫、やはり、大きな、高能率タイプのスピーカーが好きです。今のオーディオは、(自分にとって)少し方向性が違うのではないかと思っています。 どうも、馴染めないのです。本当に浦島太郎になってしまったのか?私は、今の所AVにも興味はありません。

音楽は文化 オーディオも文化 (11/12)
 
音楽は文化であり芸術である。ならば、オーディオも文化であり芸術である。
最近、レコードを収拾するようになりました。物によっては、1枚100円以下で買える物すら有ります。レコード収拾は、機器を購入するよりも経済的に負担が少なく、気軽に楽しめるものです。勿論、収集が目的ではなく、音楽を楽しむ事が目的です。まとめ買いをして、その中から良い物を探すのも楽しいですし、1点物で目的のレコードを書く事もあります。購入したレコードの盤面を見ていると、レコードの盤面には、そのレコードの経歴書?の様なものを感じます。綺麗で新品並のレコードも有れば、ホコリを被っているもの、最悪はゴミが付着していて簡単には取れないものまで有り、千差万別、実に様々です。
 前置きが長くなりましたが、(現在入手出来るステレオLP)レコードに吹き込まれた音楽の多くは、70年台を中心に60年代後半のもの、80年代前半ものに限られるのではないでしょうか。中には、名演とか名盤、優秀録音盤などあり、当時書く事が出来なく、今でも気になるレコードは、探して買うようにしています。当時のレコードでないと手に入らない名演や名盤も多いのではないでしょうか。CDにも名演や名盤はあるのでしょうが、CDが誕生にしたのは、80年代半ばで、初期のCDは、多くがレコードの焼き直しなのか、音質的にはデジタル臭く、音質的に良いものは少ないと思います。音がこなれてくるのは、しばらく経ってからではないかと感じています。CDによる新譜には、過去の名演や名盤がどれほどあるのか、探した事はありませんが、過去(CD発売以前)の名演が聞けるとすれば、それは、レコード用マスターからCD用に焼き直したものでしょうが、レコード用のマスターは、レコードのピックアップの特性まで考慮して音造りがなされてたなどという話も聞きます。CDに焼き直した場合、この辺りのところがどのように調整されるのか、私は、専門ではないので分かりませんが、レコード用のマスターは、レコードで聞くのが最も望ましいのではないでしょうか。
 また、個人的な思いとして、現在でも、イコライザーアンプの付いているプリアンプは販売されています。しかし、今販売されているプリアンプは、どのような音源(レコード)を対象に音造りをしているのでしょうか。当時のプリは、当時のソース(LP)をターゲットに音造りをしていたと推測出来ますが、現在のイコライザーアンプ(高級品も含めて)は、新譜のレコードが発売されていない現在どのようなソースをターゲットに音造りをしているのか?などと言う事を考えると、当時のレコードは当時の(イコライザー)プリアンプを通して聴くのが最も良い組合せなのではないかと感じています。
 また、最近のソースについて思う事は、(ネット配信が増えてきたのでCDは古いのかも知れませんが)メーカーがソフトを作る際、ターゲットとなるリスナーや装置や環境など、色々な事を考慮してソフトを作っていると思います。70年代のオーディオは、自室で、大がかりなオーディオ装置で、音楽を楽しむという事が主流だったと考えます。それに対し、現在のオーディオの主流は、ミニコンやウォークマンの時代を過ぎて、ipotに代表されるポケットオーディオの時代に入ったと思います。大がかりなオーディオ装置で音楽を楽しむオーディオ愛好家(ちょっと古いか?)等というのは、全体から見れば、ほんの少しで、音造りの際、対象に入っていないのではないかと感じています。イヤホン(ヘッドホン)で聴いて心地よく聞ける音楽が、大がかりなオーディオ装置で聴く音楽と同じバランスの筈はないと思うのです。イヤホン用に造られた音が果たして、大がかりな装置でもバランス良くなるのか?少々疑問を感じるところです。この辺りは、70年代のレコードと現在のソースは、音造りに根本的な違いがあるのではないかと感じるところです。
 音楽=オーディオが文化や芸術ならば、私は、個人的の趣味として(自分にとってオーディオの)最盛期であった当時の音楽を当時の装置で楽しみたいと思っています。

レコードは楽しい。玉石混淆 (11/5)
 
最近、レコード集めに凝っています。オークションには(星の数程)多数のレコードが出品されています。今更レコード?と感じる方も多いと思いますが、結構、音源として優れたものが有ると思っています。価格もピンキリで、30枚、50枚、100枚のまとめ買いなら1枚100〜300円程度で買う事も出来ます。安いので、ハズレを買ってもシャクに障る事はありません。中には、200円、300円程度で買える名盤も混じっています。アタリを安く入手できたときには、とてもハッピーな気分になれます。
 逆に、1枚1000〜2000円の高値を付けて出品されているレコードでも、(盤質AとかA’でも)ハズレは沢山あります。何故か?答えは、簡単です。それは、(多くが)盤質チェックは目視によるものだからです。盤面を見ただけで、針を通さずに盤質評価をしているものが殆どだからです。1枚単位で1000円以上の値段を付けて売るものは、盤の初めくらいは、針を降ろして音質チェックをして欲しいものだと思いますが、多くは、レコードプレーヤも無い中で、商売としてレコードを(出品)販売していますから、レコードを落札する際は、注意が必要ですし、信頼の置ける出品者とだけ取引をするなど、ハズレを引かない為の手段を考えるべきです。
 また、出品者にお願いしたい事ですが、盤質評価は、音出しをして確認したものか、目視によるものかぐらいは、商品説明に書いて欲しいと思いますし、いい加減な取引を避ける為には、オークションのルールとして明記すべきではないかと感じました。
 それにしても、レコードが1枚100〜300円程度で買えるのは、中古レコードとはいえ、嬉しいものです。私は、学生の頃、貧乏でしたから、装置は何とか揃える事が出来ても1枚2500〜3000円もするレコードは、そう沢山買えるものではありませんでした。今、オークションを覗いてレコードを探してみると、数の多さに驚きます。出品者も沢山います。今なら、昔のレコード1枚分の値段で、5〜10枚ものレコードを買う事が出来ます。嬉しい限りです。そんな思いから、最近は、レコードを買いあさる状況が続いています。小遣いで十分に楽しめます。
 今一度、アナログに注目してみてはいかがでしょうか。プレーヤーは、新品も販売されていますし、中古でも結構使えるものがあります。装置は、少々高くても、昔と違って、レコードは、とんでもなく安く入手出来ます。昔の曲は、昔のレコードでしかないものもあります。また、レコードにしかない新しい発見があるかも知れません。レコードを楽しんでみて下さい。

聴く音楽にも色々ある (10/24)
 
オーディオの楽しみ方は色々あり、楽しみ方も人それぞれ、アンプなどの電気回路を作ったり、いじったりするのも、スピーカーを作ったり、いじったりするのも一つの楽しみでしょう。自分にとってより良い音を求めて、機器を入れ替えするのも楽しみでしょう。機器だけに止まらず、オーディオの楽しみは、聴く音楽によっても、楽しみかは色々あり、その楽しみもリスナーそれぞれに違うはずです。経験や知識は必要でしょうが(無いより有った方が良い)、しかし、他人の流儀に従う必要はなく、楽しみ方は、自分流で良いと思っています。オーディオなんて言うのは、何度も言いますが、自己満足の世界です。人それぞれに、経済的、物的、空間的、他に様々な制約があり、その中で最良を求めて楽しんでいるものと思います。音楽が鳴っていれば、それで良い。最良など求めていないという人もいるでしょう。
 今思えば、学生の頃は、ハイファイなるものを求めて、ひたすら音の善し悪しに耳を傾けていたような気がします。貧乏学生で、オーディオに掛けるろくなお金もなく、ろくなレコードも持たずに、耳を澄まして、音の違いをひたすら探っていたような気がします。今でも、より良い音楽を求める姿勢は変わっていないと思いますが、年を取ったせいか、当時と違うのは、それ程肩肘張らずとも良いのではないかと言う思いです。当時は、オーディオが盛んで、本も情報も沢山ありました。それらには、皆、新製品、ハイファイ、製品の評価などの情報が溢れる程有り、それらの情報の渦に流されていたような気がします。それも今考えれば、楽しい思い出には違い有りませんが、今現在、(ピュア)オーディオが下火になり、(新刊の)本も書店には殆ど無い状態になってみて、必要な情報は、ネットから(自分に必要な情報を)探すという時代に入り、振り回される事もなく、冷静にオーディオと向き合う事が出来るようになったような気がしています。雑音無しで、自分の求めるオーディオとは、と言う事をじっくり考えられるようになった気がしています。
 学生の頃より、少しは、お金も自由になり、自分の目指すものを求める事が出来るようになった気がします。最近は、装置にお金を掛けるよりも、ソフトを充実させようと考えています。せっかくの装置も飾っておくだけでは意味がありません。オーディオとは、音楽を楽しむ為の装置なのですから。音楽も年を取ったせいか、趣向も少しずつ変化しているように思います。学生の頃は、クラシックなどは、殆ど聞きませんでしたし、知識も教養もありませんでした。敷居の高いものと感じていました。しかし、最近は、クラシックの良さを感じて、少しずつではありますが、レコードを集めるようになりました。学生の頃聴いた、ロックやポピュラー系は、刺激的な音、歪んだ電子音などには、少々抵抗を感じるようになりました。しかし、今でも変わらないのは、ロックの中でもピンク・フロイドの(音響的)芸術には、今でも感動を覚えます。個々の説明は、あまり意味がないので、最近の傾向について書いてみます。聴く音楽は、大きく分けると、昔聴いた懐メロ、これは、聴いていると音楽と共に当時を思い出し(思い出に浸る事が出来る)、記憶を蘇させるものでもあり、一つの楽しみでもあると思っています。それから、音響的効果の高いレコードも楽しみです。ステレオは、二次元(三次元)の音楽表現が出来る装置でありますが、その能力を存分に発揮出来るようなソフトは、音響的な快感を感じますし、再生装置の善し悪しや再生装置の限界も再現し、テスト用のソフトとしても役立ちます。もう一つの楽しみは、今まで聴いた事のない音楽との出会いでしょうか。(偉そうな事は言えませんが、)音楽とは、クラシックやジャズやロック、ポピュラーなどの大きく分けられているようですが、世の中には、他にも色々な音楽があり、民族音楽、宗教音楽など、音という視点で探せば、ジャンル分け出来ないような音楽もあるのだと思います。クラシックも聴いてみるとオーディオ的にも楽しめる要素が沢山あるものです。新しい、知らなかった音楽との出会いも楽しいものです。ジャンルにとらわれずに、色々な音楽を楽しんでみたいと思っています。食わず嫌い飲まず嫌いはダメで、何が自分に合うのか楽しめるのか、固定観念にとらわれず、まずは試してみる事か始まるような気がしています。

ビンテージアンプは、既に、30年以上が経過 (10/22)
 
色々なアンプを1000台くらい見てきましたが、その中で感じた事を少し書いてみます。オーディオが最も盛んだった70年代から80年代、その当時のアンプは、既に30年以上が経過しています。物によっては、40年に序の物もあるわけですが、これだけ沢山のアンプを見てくると見えてくる物もあるわけです。言える事は、メーカーは、アンプの全コンデンサー交換などのと言う作業はやらない。と言うよりもやれないという事だと思います。電解コンデンサーの寿命は、メーカーのホームページなどの資料を見ますと2000時間〜3000時間くらいなものです。1日1時間平均で使用した場合、1年で365時間、10年で3650時間、30年では、10000時間を超えます。元々、メーカーは、10年程度のサイクルで、新しい物に入れ替えて使ってもらえると見込んでいたのか?メーカーの部品供給の責任は、製造から6年か7年くらいだと思いのですが、その間であれば、メーカーも保守部品として、全ての部品を用意しているのでしょうが、この期間を過ぎるとメーカーはその責任がありません。当然ながら、不要在庫を多数抱えておくはずも無いのです。
 今まで見た物は、電源部のブロックコンデンサー2本を交換したCA-1000Vを1台見た事がありました。交換の必要があったか?それは分かりません。結構、メーカー修理は、(全てとは言いませんが)お金を取る為に、必要以上の修理をしている物も見かけます。最近では、A-10Vだったか?メインアンプ基板の半田不良で、メインアンプ基板を交換している物も見かけました。私の所で、半田付けの全面的な修正で住ませるものを基板をそっくり交換する対応です。当然高くつきます。
 話が横道にそれましたが、今まで見てきたアンプの中で、(メーカー修理を思われる物で)電解コンデンサーを全数交換した物は、1台も見た事がありません。交換してある物も2〜3点程度で、故障品を交換したという感じの物です。メーカーが想定していたのは、多分、長くて10年程度という見込みであったと思います。10年程度の仕様で有れば、1時間平均で3650時間ですから、寿命という点で、何とかギリギリカバー出来る範囲?かと見る事が出来ます。しかし、30年から40年となると10000時間をはるかに超える事になり、メーカーが想定していなかった状況であると思います。
 電解コンデンサーの寿命は、使用時間を超えたから故障するという物ではなく、機能が低下したり、故障率が上昇したりするので、交換が望ましいという事だと思います。しかし、それでもメーカーは、コンデンサーの全数交換などと言う作業はやりません。何故か、既にご存じの方も多いと思いますが、電解コンデンサーを(別の銘柄に)変えると音が変わるという事が大きな理由です。例えば、PRA-2000と言うアンプが、使っている電解コンデンサーを現在の新しい電解コンデンサーに入れ替えるとPRA-2000がPRA-2000の音ではなくなります。この事は良く理解しておかれた方が良いと思います。この事は、他のアンプについても全く同じ事が言えます。電解コンデンサーを別の銘柄に入れ替えると音は別物に変わるという事です。メーカーと言っても製造当時の30年も前の電解コンデンサーを在庫しておくはずもなく、現在入手出来る代替品を使う以外に方法がありません。電解コンデンサーを入れ替えたら音が変わった、交換前の方が音が良かったなどと言う事になれば、クレーム続出の状態になり、メーカーは対応が出来ないと言うのは、この辺りが最大の理由だと思います。
 かといって、10000時間以上も使い続けた電解コンデンサーをそのまま使い続けるのが良いかというと、先にも申し上げましたが、機能低下や故障率の上昇したパーツをそのまま使い続ける事が最良とも言えません。なかなか解決の難しい問題です。
 電解コンデンサーにも色々な種類があり、一般用の物を使っている物もありますが、(それ以前にも一部は使われていますが)80年代に入った頃から特殊な用途に応じた特性の電解コンデンサーが多数使われるようになります。一般品と色分けして、如何にもオーディオ用電解コンデンサーと言った物もありますし、中には一般用と外装だけでは見分けの付かない特殊な電解コンデンサーやメーカーの独自仕様の電解もあるようです。一般用の物は、今入手出来る汎用品と置き換えてもそれ程、驚くような変化はないかも知れませんが、問題は特殊な電解です。これらは、現在入手出来る一般用の電解コンデンサーともオーディオ用電解コンデンサーとも異なった特性、異なった音色を持っており、音色的に代替の利かない物もあります。この事はメーカーさんも承知している事なので、メーカーでは電解の全面入れ替えなど、音質面(音色が変わる)で不可能であるという事から電解コンデンサーの全数入れ替えなどと言う作業はやりません。
 電解コンデンサーは、銘柄毎に固有の音色を持っています。それ故、(特定銘柄の)オーディオ用電解コンデンサーに入れ替えただけでは、(固有の音色又は音質的な癖で)音のバランスが崩れ良い音を期待する事は出来ません。オーディオ装置全体も同じ事と思いますが、ただお金を掛ければよい音が出せるのではなく、それぞれの音のバランスを考えながら、それぞれの装置(パーツ)を選び、装置前端を構築して行くように、アンプ内部のコンデンサーも音のバランスを考えながら銘柄や容量を選択して、音の形を作って行くという作業が必要になってくるのです。単純に高価なオーディオ用電解を並べれば、良い音が出ると考えるのは、装置やパーツにお金を掛ければ良い音が出せると言う考えと同じで、それはあり得ません。装置の構築もアンプ内部のコンデンサーの選択も全く同じで、音色を聞き分ける感覚と音を構築するセンスがなければ、実現し得ないものなのです。(私は今までの経験からそう考えます)

先入観や世間の評価、生半可な知識は感覚を鈍らせるのでは (10/4)
 
オーディオをやっていて、いつも(何回も)反省させられる事ですが、(私の場合は、アンプの中に)高価なパーツを使えば、音が良くなると言う先入観を持ちやすいものです。安いものよりも高いものの方が音が良い。普通のものよりも特別なもの方が音が良い。このパーツは、あの高級アンプにも採用されているなど。諸々の先入観は、音善し悪しを判断する感覚を鈍らせるのではないか(誤った判断をさせるのではないか)と分かっていても、高価な物は、高級な物は音が良いと思いたくなるのが人情でしょう。しかし、この考えは、経験からも絶対に正しくありません。何度も後悔や反省をさせられてきています。私の場合は、チューンナップなどで使うコンデンサーなどのパーツでありますが、一般の方(音楽を楽しむリスナー)の場合は、システムを組む各コンポをに当たると思います。いくら高級な物、高価な物を買い集めてみても、自分で音の善し悪しを判断できなければ、良い音など望めるものではないと思うのです。ショップの言いなりで、進められるままに、コンポを組むようでは、まともな音は出せないのではないかと思います。ショップの言いなりでは、いいカモで、商売されるだけだと思います。
 偉そうな事は言えませんが、私なりに思う良い音とは、まず最初に、自分は、どのような音色で、どのような音楽を聴きたいか、楽しみたいかという事を自分自身が良く理解している事が大事だと思います。それが自分の目指すオーディオの世界であり、目指す目標だと思うのです。目的や目標無しに結果はありませんし、良い結果は望めないと思います。
 目標が出来たなら、その目標に向かって、コツコツ経験を積み重ね、自分自身の経済に合わせた範囲で、可能であれば、自分の好みに合いそうな機器を聞き比べてみる事だと思います。決して、高価な機器を選ぶ必要はないと思います。趣味の範囲で、楽しむわけですから、決して背伸びをする必要はないと思います。そこそこの価格帯のコンポでも結構良い音を聴かせる者があると私は感じています。大事な事は、音の善し悪しを判断できるようになる事だと思います。善し悪しとは、自分にとっての(好みに合う)良い音かどうかと言う事で、他人の評価などは全く問題ではありません。理想をいえば、その音に惚れ込めるかという事だと思うのです。100%満足できる機器などこの世にないと思っています。少々欠点はあるけれども、この音は、他の機器ではぜったに出ない。この機器でなければ絶対に出せない音色というものがあると思っています。その様な、自分にとっての名器を探し当てる事が大切ではないかと思っています。
 私の中にも、この部分は、これというコンポがいくつかあります。後は、それを生かせる。最大限にそのお気に入りの機器の音色を生かせる相棒探しをする。私は、この様なやり方でシステムを組んでいます。惚れ込んだ機器があれば、その音色を生かせる相棒を組み合わせて、自分の好みの音色(良い音)を追求するというパターンで、やってきました。これは、私の経験で、ほんの一例だともいます。他にもシステムの組み方は色々なやり方があると思います。
 なので、私のシステムは、出来るだけ世間の評価や先入観を避け、自分の感覚で、自分の好みで、聞いて心地よい音を探してきました。あまり、機器を取っ替え引っ替えする方ではありませんが、機械があれば、出来るだけ多くの機器を聴いてみたいと思っています。
 何を書くつもりか??? 話がそれてしまったような気もしますが、申し上げたい事は、雑念を捨てて、自分の好きな音楽が自分の望むような音で鳴ってくれているか?機器を入れ替える前よりも良いのか悪いのか(好みに合うのか合わないのか)と言う事に集中して音を聴くべきで、機器が決まれば、後は、音楽を楽しみたいものです。
 (思いつきを文字に置き換えているのですが、)何だか、今回は?今回も?まとまりのないお話しで済みません。

決算をやってみて感じた事  (9/22)
 
あんまり意味のないお話かも知れませんが、固定資産の減価償却を見ていると資産は年々減価償却をして資産価値が無くなります(当たり前の事ですが)。それに対し、オーディオはどうか?なんて馬鹿な事を考えてしまうのですが、20年から30年以上も経過したオーディオ機器が今でも資産価値があるのが不思議に感じました。この場合は、資産とは言わないのでしょうが、帳簿の上では、とうに価値が無くなり、30年も経過すれば、普通の家電製品は、通常ゴミ扱いだと思います。(オークションなどでは、ゴミ扱いされてきたと思われるような機器も見かけますが)ところが、オーディオ機器に関しては、今でも値段が付いて売って(取引されて)います。故障品でも、物によっては、数万円〜数十万円の値段の付く物もあります。希少品ともなれば、場合によっては、プレミアムが付いて、新品時の値段を上回る価格で取引される物も中にはあります。
 減価償却して資産価値の無くなった品物に対し、この差は何なのかと、つい考えてしまいます。頭の中は整理が付きませんが、この事は、思いつきで書きますと、ここ20〜30年のオーディオは、ひょっとして、音質的な意味での進歩は無かったのでは?又は、殆ど無いらしい。と言う事なのかも知れません。新製品が出るたびに、メーカーは、製品が良くなったと言う事を強調してきました。この間何世代、代替わりしたものか?メーカーの言っていた事が本当であれば。数十倍から数百倍音質が良くなっていないとつじつまが合わないわけですが、現実は、技術の改良はあっても、音質的な進歩は無く、その場で、足踏みをしていただけなのか?理解に苦しむところです。オーディオの場合、古い物を高額で取引されるのは、昔の憧れの機種を手にしてみたいという、余裕欲も働くのでしょうが、単なる骨董趣味で集めているのではないと思います。高値が付くのは、それなりの価値を認め、欲しいと思っている方が、それだけ沢山いるからだと思うのです。
 オーディオ機器の価値とは、一般家電(の価値)としての尺度は当てはまらず、また、一般家電と同じように(年式に応じた)進歩という尺度も当てはまらないようです。確かに、年式に応じ、メカスイッチがタッチ式の電子スイッチなったり、リモコンが付いたりという、見かけ上(操作上)の進歩?は認めます。しかし、音質の進歩という点に付いては、絶対と言えるものを感じていません。
 確かに、周波数レンジが広がったとかダイナミックれっじが広がった、歪みが低減されたとか言う物理特性は、良くなったと言う事は音を聴いても(音質を決める要素全体から見れば僅かですが)感じます。しかし、オーディオの音の善し悪しを決める要素は、計器では計りきれないもっと別なところにあるように感じています。簡単な例で言えば、コンデンサーの銘柄変えても歪み率とかS/N比とかは、変わらないはずです。しかし、極端な場合(使う場所によって)は、コンデンサーを1個変えただけでも、音質は、大きく変化します。この様に、いくら優秀な計器を使っても、コンピューターを駆使できる現在に置いても、未だに、良い音は掴み切れていないのではないでしょうか。未だに、音決めは、人間の感覚に頼るようでは、全く科学的とは言えないのではないでしょうか。30年の歩みは何だったのでしょうか。良い音楽を再現する。又は、原音を再現する。と言う事は、どんなに科学が進んでも、(送り手と受け手の)人間の感覚には個人差がある以上、永遠に不可能な事かも知れません。自分にとっての良い音とは、それぞれの組み合わせる機器の個性を理解し引き出し、自分の好み(の音楽)はどのようなものかどのように鳴って欲しいかと言う事を(機器それぞれの個性をパズルのようにくみあわせ)形づくって行かねばらないと思っています。その過程が、オーディオという趣味なのではないでしょうか。

やっと 自由の身に  (9/22)
 
決算も終わり、やっと、自由の身になりました。自由とは言っても、少し後始末や何やらで、(1年に1回しかやらないので)少し仕事が残っていますが、そんなのは後回にして、早速、半田ゴテを持ってみましたが、ボールペンとは違い、この重たさ加減は良いですね。落ち着きます。やっと定位置に戻った感じです。慣れない伝票やパソコンモニターとにらめっこして、単調な打ち込み作業では、頭の血の巡りが悪いらしく、不思議と眠くなってあくびが止まりません。オーディオの仕事では、決してこんな事はないんですがね。嫌いな仕事は、本能的に拒否反応を示すようです。嫌いな事務の作業をやってみて、好きなオーディオの仕事が出来る幸せ感じます。

伝言板???  (9/13)
 
只今、慣れない事務(決算)処理奮闘中、年に一度の決算ですが、嫌いな仕事はいつも後回しで、決算時に溜まった仕事を一気にこなして何とか決算書を作成するというパターンが、いつものパターンです。今年も嫌な時期が来て、パソコンモニターと伝票のにらめっこ、あれが合わない、これが合わない、四苦八苦して何とかまとめてしまうというやり方です。実にいい加減なところがあります。
 (オーディオの仕事のように?)きっちりやろうとしたらいくら時間があっても足りません。一年分をまとめてやるわけですから分からない、忘れてしまった、記憶に頼るところは、税務調査で引っかからない程度に、そこそこにまとめています。意図的な脱税はしません。実のところは、脱税する程の売り上げがないのです。貧乏、赤字会社ですから脱税のしようがないのです。全部、洗いざらい売り上げを出しても、まだ足りないと言った状況です。
 何を書こうとしていたのか??  余計な事を長々と書いてしまったようですが、その様なわけで、オークションの新たな出品は、現在ストップしております。私のオークションをズッと見て頂いている方には、今まで、コンスタントに出品してきたのに急に出品がストップして、不審に思われた方もお出でだともいますので、少し言い訳を書かせて頂きました。
 もう数日で、追われるのではなかと思っています。終わらない場合は、いつものように、それなりに”いい加減に”まとめたいと思います。いい加減とは、デタラメにと言う意味ではなく、良い案配にと言う意味ですから誤解の無いように付け加えておきます。と言う事で、間もなく出品を再開できると思います。私のオークションを見て頂いている方へのお詫びとお願いです。宜しくお願い致します。

水琴窟も昔のオーディオ?  (8/3)
 
昨夜、何気なくテレビを見ていると夏を楽しむ日本古来の知恵や工夫と言った物を紹介していた番組だったようです。風鈴の音、これは普通の人が誰でも知っている夏の音だと思っています。暑い真夏でも、窓際に下げて、風鈴の音に涼を感じる。こんな楽しみ方をするのは、世界でも日本人くらいなものではないでしょうか。多分、日本人の感受性は、世界一繊細だったのではないでしょうか(昔は)。現代人は、忙しい為か、風鈴の風情を楽しむ暇もない状況なのかも知れません。この様な楽しみを思いつく人は少なくなってきているのかも知れません。
 そんな中、水琴窟という日本古来の独創的な夏の楽しみ方が紹介されていました。私も全く知らない音色で、驚きを感じました。およそ400年もの昔、この様な音色(オーディオ)を作り出し、風情を楽しむ事を心得ていたとは驚きでした。音を頼むことがオーディオであるならば、これも立派なオーディオではないか。オーバーな言い方かも知れませんが、日本のオーディオの起源を見たような気がしました。
 オーディオと言えば、西洋音楽、クラシックやジャズに代表されるような、楽器を奏でることや歌を歌うことのみオーディオと考えられがちですが、音を楽しむことがオーディオなら、如何にも日本人らしいオーディオのルーツがここにあるのではないかいと感じたのです。それも、物真似ではなく、独創的な、日本人の持っている日本人の感性が作り出したオーディオのルーツだと感じたのです。
 何もオーディオ(横文字)だから西洋かぶれになる必要はなく、日本人には日本人の感性に馴染んだ日本のオーディオがあって良いのではないかと今更ながら感じています。こんな事を考えていると、オーディオは、自分の感性に共鳴する心地よい音を求めるものであり、自分自身の感性に最も合う音(それぞれ個人毎に異なる)を求めれば良いのであって、他人の評価など気にする必要はないと思うのです。しかし、現実は、自分で自分の目指す音を見つけることが出来ず、雑誌の評価ばかり気にして機種選択する。そんな人が意外に多いのではないでしょうか。

犬にも分かるオーディオ ?  (7/13)
 
暑い毎日が続いてます。部屋を閉め切ってのオーディオもエアコンがないと辛いですね。母屋にはエアコンがありますが、私の仕事場には、(誰かの陰謀か?)どういう分けかエアコンがありません。仕事(修理)をしながら仕上がったアンプは、BGM的に、毎日、朝から晩まで起きている間は(耐久性、信頼性のテストを兼ねて)鳴り続けます。
 今日も暑いので、窓を開けて仕事をしていました。愛犬のクロは、日中は、裏口玄関(外)にいます。夕方の散歩の後は、裏口玄関の中に入れてもらい、翌朝までは、そこで過ごします。私の仕事部屋とは隣同士なのです。私の仕事部屋の出入る口はその裏口玄関を通して出入りします。
 暑い毎日、仕事部屋では小型の扇風機を回して涼を取ります。少しでも風が通る様に、最近は裏口のドアを開けておきます。裏口玄関にいるクロの様子も良く見えます。暑そうに息をしているので、扇風機の風を当ててやりました。すると犬も涼しそう、気持ちよさそうな仕草を見せます。仕方なく、私の扇風機をクロに向けて仕事をしています。そして、たまたま選んだ音源のCDがピンクフロイドの「狂気」でした。突然鐘が鳴り出したり、音源が空間を縦横に動き出した時、クロの耳は、音源に反応し、耳をそばだてて、聞き入る様子は、思わず笑える光景でした。犬にもオーディオが分かるのか?と感じた瞬間でした。
 たまたま部屋のドアを開けて風を当ててやろうとして、たまたま選んだ音源のCD狂気という偶然の重なりで、犬もオーディオに反応すると言う初めての体験をしました。普通の音楽には、殆ど反応することなく、寝ていることが多いのですが、狂気に使われている音源は、多分、刺激成分が多く、クロも反応したのだと思います。

原音再生などはあり得ない。(6/26)
 
オーディオ機器による原音再生は絶対に不可能である。これは、数百万円の装置でも同じである。
厳密な意味では、当然のことであります。と言います理由は簡単です。オーディオ機器を構成する全てのパーツは、(音質的に見て)全て個性の塊なのです。それぞれのパーツが音質に与える影響の度合いは、千差万別で様々です。影響の大きなパーツとしては、当然の事ながらコンデンサー類、トランス等が最も大きく半導体素子や抵抗、配線材や基板、シャーシの強度、重量、回路構成なと、あらゆるものが音質に影響します。それぞれに(音質的に)個性を持ったパーツの集合体がオーディオアンプでありますから、当然、出てくる音も個性的になるわけです。音質的に無色透明で色付けのない音を出すパーツなど、この世の中にないのです。一部のパーツには、オーディオ用と銘打った高価なパーツもあるでしょうが、それも無色透明ではなく、必ず、音質的な個性を持っています。その意味では、同類のパーツです。(人間の作ることが出来るパーツ、そして製品なんてそんなレベルです)
 では、音質の良いと言われるアンプと評価の低いアンプでは何が違うのでしょうか。音を作り上げるコスト、音を作り上げる者の感性と表現力、音を作り上げる為の技術的なノウハウなど、、音を作り上げる為には、他にも色々な要素があると思いますが、全てが整わないとなかなかバランスの取れた良い音というものは聴くことが出来ないものと思います。良い音とは、それらの音質的にバラバラな個性を上手く一つにまとめ上げ、音楽をそれらしく聴かせる事だと思います。
 従って、音を造る人は、オーケストラの指揮者の様な存在なのかも知れません。それそれの個性、又は、持ち味を最大限に生かし、最高の音を引き出すことの出来る人でなければならないのです。数万円のアンプも数百万円のアンプも個性を持ったパーツの集合体であるという意味においては、同様のものです。違いは何でしょうか。どこにあるのでしょうか?
当然の事ながら、色々な違いはあるのでしょうが、簡単に一言で言えば、良い音へ対する執念というか執着というか魂の違いなのかも知れません。私の勝手な個人的な考えでありますが、物理的には、同様の(それぞれに個性を持った)パーツを使っていても、良い音楽を作り出そうとする作者の感性や表現力や執念の様なものがオーディオ機器から発せられる音楽を作り出しているのだと思います。それが原音かと言えば、厳密な意味では明らかに原音ではありませんが、それらは、時に、原音以上の表現力を持つこともあるのかも知れません。オーディオとは、LPやCDのソースや装置の再生音も作者の魂、又は、感動を(再生音から)伝え聴いているのかも知れません。この様な意味で、良い音(楽)とは価格やブランドではなく、本当に自分にあった音楽を探す必要があり、自分の求める音のに出会えた人は幸せだと思います。まあ、その過程を追求する又は楽しむのがオーディオなのでしょうが・・・・・・。

趣味としては狭く、つまらないものへ、退化している?(6/26)
 
オーディオとは何か?この答えは、人それぞれ異なるものと思います。人によっては、音楽を聴く事、音楽の感動を味わう事、音の違いを楽しむ事、自分の求める音を追求する事、自作アンプやスピーカーを楽しむ事など、楽しみ方、感じ方は自由なわけです。それぞれに楽しみがあり、趣味ですから自分が楽しめればそれで良いわけです。他人が口を挟む必要はないのです。
 そんな中で、ふと感じた事があります。それは、以前のオーディオにあって最近のオーディオになくなったものです。私は、学生の頃、夢中でオーディオを楽しみました。30年後の今、数年前に思い立ってオーディオの趣味を再開しました。浦島太郎になった気分とは少し違いますが、昔楽しんだオーディオとは少し様子が違うことを感じています。全てを上げることは出来ませんが、いくつか上げてみると、レコード再生は主流でなくなり、代わりに音楽ソースの主流は、CDになっています。オーディオを音楽を聞く装置と割り切ってしまえば確かに簡単で便利です。しかし、自分の音を追い求める装置として考えた場合、音の変化する要素は少なくなり、逆に、趣味性はは失われてしまったように感じています。レコード再生の場合、カートリッジ、リード線、アーム、ターンテーブル、(ターンテーブルの)キャビネット、インシュレーター、セッティング、フォノアンプ、これらは全て音に関係するパーツで、どれを変えても音が変わるというもので、オーディオの音を追求するという方向では、それなりに楽しめるものでした。しかし、(CD派の方からは反論があるかも知れませんが私なりの印象は)CDプレーヤー、接続コード、アンプ、スピーカー位しか音の変化するパーツはありません。音を追求する趣味性という点では、はるかにつまらないものになってしまったと感じています。ユーザーが手を出せるのは、ピンコード、電源コード、CDクロックの高精度化、または、装置の入れ替えなどそれなりに費用もかかり簡単ではありません。手の出し易いコードの変更やクロックの高精度化について、ハッキリと音の違いの分かる方はどれほどいるでしょうか。カートリッジによる音の違いから見れば、音の変化は微々たるもので、重箱の隅をつつくようなものと感じています。時代が変わったのでしょうか?いや、私はそうは思いません。以前はなかったオーディオ機器のインレット化や高額なピンコードやスピーカーケーブル、電源ケーブル、クロックの高精度化、これら全ては、私の様なひねくれた性格の人間から見れば、メーカーの営業戦略の様に感じています。ユーザーが音の違いについて手を出せる部分が無くなれば、それは趣味ではなくなる=面白味が無くなる。テレビやパソコンの様に商品を売ればそれで商売が終わりでは、商売的なうまみがない。結果、アクセサリーと言われる様な細々した商品を音が変わると宣伝して高額で多数売りつける。オーディオ関連製品は、高額商品程よく売れるという性質のもののようです。安くては売れないのです。
CDのクロックの高精度化で音が変わるというのは、”理屈の上では”と言う条件が付くのではないでしょうか。私は、興味が無く実施したことはありませんが、その類の製品改造をされた方のお話しでは、改造前と後の(音の)違いは分からなかったと言うことでした。この様なことから、ケーブルなどと同類の話ではないかと思っています。
 ケーブルの交換など、音の変化がないなどと言うつもりはありません。変化は認めます。ただ、それは比較対象の問題で、レコードプレーヤのカートリッジ交換などと言うレベルとは、比較にならない程小さなものであると言うことを申し上げたいのです。確かに、それも趣味なのでしょうが、1本のケーブルが数万円とか物によっては数十万円等という物まであるようですが、この様なケーブルマニアの多い現在のオーディオは、世代の違いを感じ、私には理解しがたく、浦島太郎の様な気分になります。私は、ケーブルマニアではありません。(CDも聴きますが)趣味として、レコードを聴くのが好きです。好みの音を追求するという点においても楽しみを感じますし、レコードの音が私には会っている様で、心地良く、レコードの方が良い音で聞こえるのは私の気のせいでしょうか。
 確かに、今現在、レコードを聴こうとすると大変なことも体験しています。今現在、ターンテーブルもアームもカートリッジも入手できるのは僅かで、昔の様に容易に買い求めることは出来ません。この辺りもアナログを始めることが出来ない理由にもなっているのだと思います。
 私が新しいオーディオに興味を感じない理由を自分なりに考えてみたのですが、理由は、簡単に申し上げれば昔のオーディオ体験にある様に思います。学生の頃、アンプもスピーカーも自作で楽しみました。今でも、その経験が尾を引いている様で、私にとってのオーディオは今でも”それ”なのだと思います。また、新しい物に飛びつく様な性格でもないことが、未だに70年代のオーディオをやり続ける理由の一つになっているのかも知れません。
 先にも書きましたが、オーディオなどと言う趣味は、楽しみ方、捉え方、人それぞれです。自分が楽しめればそれで良く、他人の趣味につべこべ口を挟むべきではないのです。最近、感じたこと思ったことを書いてみました。

コンデンサーを変えれば音も変わる(5/25)
 
コンデンサー(特に電解コンデンサー)は、他の抵抗やトランジスターなどと異なり、メーカーが寿命時間を定めた部品です。(コンデンサーに限らず抵抗やトランジスターにも寿命はあります)使用中のオーディオ機器が製造から20〜30年も経過していれば、交換時期を迎えている。または、過ぎていると考えるのが妥当だと思います。しかし、難しいのは、どのメーカー製のものでも、どの銘柄でも、機械的に同一規格品に交換すれば、それで良いなどと言う単純なものではないのです。この辺りの事は、多くの経験者の方の共通の理解と思っています。機械的に新しいものに交換すれば、全てを高級(高価)なオーディオ用に交換すれば、それで良いとか、それで音が良くなるとか言った簡単なものではないのです。部品は(経年劣化)劣化している。しかし、交換すれば音色が変わる。(音質を考慮しない)いい加減な交換をすれば、音のバランスは崩れると言うジレンマをかかえています。
 コンデンサーを交換すれば、音色は変わります。誰がやっても変わります。以前と同じなどと言う事は決してないのです。だからといって、30年も前の(使用時間をと言うに過ぎた)部品が正気の性能を発揮しているとは思えません。難しい問題です。そこで、私は、交換時期を迎えていると思うものに次いでは、交換をしますし、まだ使えそうと思うものはそのままにします。交換時の考え方は、出来るだけ、以前の持ち味と言いますか個性を活かすように心がけて調整をしています。以前の個性を全く無視した調整は、全く別物の音に変わってしまい望ましくないと思っています。その個性を継承しつつ、更に自分の理想を求めると言う方向で考えています。その為には、変更前のコンデンサーがどのような個性を持った音色であるか、その音色に近づける為に、どのような組合せでそれを実現するか、頭の中で、セッティングを考え、組み込み、音出しをして、理想と現実のギャップを埋めるべく、試聴と調整を繰り返します。なかなか根気の要る作業ですが、他に方法を知りません。非常に原始的であり、能率の悪いもので、更に、勘や経験に頼るもので、良否の判定も難しいものです。音決めの現場とは、大小の違いはあっても、(今も昔も)この様な非科学的なものなのではないでしょうか。

コンデンサーの調整は誰がやっても難しい(5/25)
 
コンデンサー(特に電解コンデンサー)の調整は、誰がやっても難しい。ここで言う調整とは、コンデンサーの容量、コンデンサーの銘柄の選択についてです。
 調整が難しいのは、自分自身でやってみれば分かる事ですが、同じ容量でもメーカーや銘柄が変われば音はがらりと変わります。となると銘柄の選択も重要ですし、容量も加減する必要が出て来ます。この辺りは、音を確認しながらと言う事になります。そうなるとアンプ内部のコンデンサー一つ一つをチェックしようとなると膨大な手間と暇が必要になります。だからと言う理由もあるのですが、私は、機種を限定して調整をしています。
 この辺りの事を知らない。または、無視して、オーディオ用電解コンデンサーに(機械的に同一容量品に)交換すれば音が良くなると考えている人も多いと思います。素人はそう 考えると思います。私も最初はそうでした。高級なオーディオ用電解に交換すれば音が良くなると思い込み、交換してみましたが、結果は散々でした。交換した結果は、交換前のアンプとは似ても似つかぬ音になってしまったのです。こんな経験 (失敗)を何度もして分かった事は、音のバランスは、自分の耳で音を確認しながら銘柄を選び、調整を繰り返すしかないと言うのが経験から得た結論です。
 例えば、ニチコンのKZシリーズは、どちらかと言うと力強い音が出ます。FGは、全てについて程々と言った感じです。どちらかと言うと音はシャープさに掛ける傾向があり、マイルドな傾向です。これら個性を持ったコンデンサーですが、全てをこれらに置き換えれば、結果は明らかです。力強い音が好きだからと言う理由で、KZを多用すると確かに力強い音ではありますが、”過ぎるのです。” 過ぎたるは及ばざるがごとしと言いますが、バランスを欠いた音は、決して良い音ではありませんし、癖(個性)の強い音になり、自然な音とはほど遠いものになり、自己満足のオーディオになってしまいます。オーディオは、アンプに限らず、スピーカーでも他のコンポーネントでも同じですが、自然の音に近いバランスでなる事が重要と思っています。それが良い音に対する最低の条件であると思うのです。ただ、自然の音と行っても感じ方には個人差がありますし、室内楽が好き、女性ジャズボーカルが好き、ティナーサックスの音が好きなど、聴く音楽(音域)や音の好みでも、自然な音に 感じる感覚は異なるものであると思います。
 私なりの自然な音の解釈は、どのようなジャンルの音楽を聴いても癖を感じないバランスというのが一つの基準です。また、色々なアンプの色々な音を聴いて行くと最大公約数的な音のバランスが見えてくると思いますし、その中でも自分の好みはどんな音色かと言う事も見えてくると思うのです。
 話があちこち飛んでしまいますが、何故、コンデンサーの調整は誰がやっても難しいか。それは、アンプの特性や電気的な調整は、計器の使い方とアンプの電気回路について、ある程度、学習すれば誰でも計器を使いこなす事が出来、調整も可能です。学習する事で誰にでも出来る事なのです。それに対して、コンデンサーの調整(音造り)は、学習で誰でも出来るようになると言うものではないのです。優れた感性と、どうすればどのように音色が変化するかという経験と勘も大事ですし、(試行錯誤で)時間と労力もかかります。現場で積み上げて行く、練り上げて行く以外にないのです。そこで、音決めと言われる作業では、メーカーだけでは対応しきれない為に、オーディオ評論家なる専門の (複数の優秀な?)テスターに試作機をテストしてもらい、評価をもらい、意に添った方向に音質調整を繰り返し、製品化されるという流れです。当然その中には、発売後に改良という事で途中から変更を加えられる事もありますし、マイナーチェンジもあるわけです。
 この様な事から、メーカーが製品化(調整)した音というのは、一定レベルにあり、我々アマチュアがそれを越えるという事は、並大抵の事ではないと思っています。従って、(音の調整をせずに)単純に(機械的に)オーディオ用電解に交換済みなどと言うものに良い 音がするはずがないのです。

しばらく振りに、また電解コンデンサーについて(5/16)
 
電解コンデンサーは、温度変化か?時間変化か?他のフィルムコンデンサー等に比べ大きいように思います。他のコンデンサーは、時間変化、温度変化が小さく、電解コンデンサーは大きい、それは、構造的な違いによるものだと思います。電解コンデンサーは、アルミ箔とセパレーターをグルグル巻きにしてセパレーターに電解液をしみこませた構造で、電極(端子)に電圧を加える事で初めて、コンデンサーとして機能するようになります。(私は、科学の専門家ではないので)電圧を加える事で、コンデンサー内部で科学反応が起こり、コンデンサーとして機能するのでしょうが、この辺りが他のフィルムコンデンサー等との大きな違いだと思います。この構造故に、温度変化、時間変化が大きく起こるのではないかと思います。その為に、アンプのエージングが必要になるのだと思っていますが、電源投入直後よりも、ある程度時間経過して、電解コンデンサーとして安定動作するようにならないと良い音が出ないのだと思っています。
 そこで、最近感じている事ですが、これは感覚的なものです。電解コンデンサーの種類によって、この温度変化や時間変化に違いがあり、あるコンデンサーは、比較的短時間で音質変化するものがあったり、別のコンデンサーは、時間経過してもさほど大きく音質変化しないものなど、週類によって、変化量や変化時間に差があるように感じています。これは、(時間経過による)試聴による音質変化の中で感じた事のなので、数値化できるものではなく、全て感覚の中で捕らえたものです。なので、絶対という事は言えませんが、確かに違いがあるように感じています。A社のBと言う銘柄のコンデンサーは、最近、通用になったのですが、試聴していて感じたのは、時間経過でどんどん音質関わるように感じています。困るのは、そのコンデンサーの音質について、どのタイミングで判断したら良いのか、判断が難しいのです。今まで使ってきた、多くの電解コンデンサーは、最小さえない音を出しますが、5分〜10分程度使い込むとある程度安定して、その後は、大きく音質変化しないと言うのが、今まで持っていた印象です。ところが、最近使い始めたBと言うコンデンサーは、時間が経つと更に音質変化してしまうような気がして、音質が安定して変化しないと言う事も重要な事ではないかと感じています。このBと言うコンデンサーは、少し変わった(音質的)個性を持っていて、面白いと感じて、最近(1年くらい前から)、使うようになったのですが、他の多くのコンデンサーに比べ、時間経過と共に、音質変化してしまうような気がして、どうも安定しないような気がしてなりません。(気のせいかも知れませんが)、試聴をする中で、おやっと気付く事が多いのです。この様な経験から、音質についての評価が大切な事は言うまでもありませんが、時間的、温度的にも音質が安定しているという事も評価しなければならないのではないかと最近感じています。

音の良い電解コンデンサーなどは無い あるのは感性による組合せのみ(4/9)
 
アマチュアもメーカーもアンプに使用される電解コンデンサーが音質に与える影響が最も大きい事は、公然たる事実であります。誰にも異論のないところでしょう。オーディオ用と銘打った電解コンデンサーは、各メーカーから発売されています。しかし、本当にオーディオ用電解コンデンサーは音が良いのでしょうか。この銘柄は音が良いと言える人がいるでしょうか。いないと思います。それは、電解コンデンサーの音質について、絶対的な評価が出来ないからだと思います。電解コンデンサーに対して、絶対的な評価が出来る人などいません。何故か、考えてみれば直ぐに分かる事ですが、例えば、電解コンデンサーに絶対的な評価があるとすれば、絶対評価で一番評価の高い電解コンデンサーを使ってアンプを作れば、または、アンプ内部の電解コンデンサーを全てその銘柄に交換すれば、最高の音が出せるという事になるはずですが、結果はそうなりませんし、それ程単純なものであれば、メーカーも誰も良い音を出すのに苦労はしませんし、良い音を出す為に試行錯誤を繰り返す事もありませんし、買ってきて入れ替えるだけだったら誰にでも出来る事ですし、音質など確認せずに入れ替えるだけで最高の音が出せるはずです。ところが、現実は、そんな簡単なものではなく、(時間、労力、コストをかけて取り組んできた)メーカーでさえも最高の音が未だに出せずにいるものと思います。言葉を換えれば、未だに答えを見つけられずにいる(最高の音には到達できずにいる)と言うのが現実ではないでしょうか。
 ”全てとは言いませんが”、一般にオーディオ用電解コンデンサーというのは、個々に音質は異なりますが、共通した特性を持っています。それは、オーディオ用電解コンデンサーが出回った頃から、オーディオ用電解コンデンサーは、低倍率箔を使用している為(と私は認識していますが)、馬力のある、または、低域に厚みがある音がします。しかし、反面、この傾向は中音域から高域にかけての繊細感や切れ味というモノとは無縁で、これらを欠いた音がするのも事実です。その為、オーディオ用電解コンデンサーは、フィルムコンデンサーなど、高域特性の良いコンデンサーと組合せ使用される事が多く、フィルムコンデンサーと併用する事で、欠点をカバーする(補う)ような用い方が多いようです。
 メーカー製のアンプを見ても、全ての電解を同じ銘柄のオーディオ用電解コンデンサーで固めているものは少なく、一般用の電解コンデンサーと組み合わせて使っているモノや”高音域の出る”電解コンデンサーと組み合わせて音造りをしているモノが殆どです。と言う事からも音の良い電解コンデンサーがあるのではなく、より良い音が出せるように、試聴を繰り返し、コンデンサーの組合せに試行錯誤を繰り返した中で、(オーディオ評論家の意見を聞きながら?)音をまとめ上げて行くという作業が今でも続けられているのではないでしょうか。
 この事から言える電解コンデンサーの音質とは、”絶対的に良い”ではなく、このケースでは、この場所には、Aと言う銘柄よりもBと言う銘柄の方が、音が自然な感じがするとか、高音域が伸びて爽やかな仕上がりであると言う、”相対的評価に基づき”使用銘柄を選択するという”相対的に良い”という観点から選ばれているモノなのです。
 私は、この様な点で音質の良い電解コンデンサーなどは無いと言っているのです。では、どうすればよい音が出せるのか?答えを見つける事は容易ではありません。または、答えなど無いのかも知れません。私の取り組みはこうです。出来るだけ多くの銘柄の電解コンデンサーを色々な条件下で試し、その結果を評価し、頭の中のデーターベースに蓄積して行きます。(本当は、頭の中ではなく文書として残すべきですが)、その蓄積されたデータを元に、試聴の過程で音質を評価し、どの方向へどの程度音質をコントロールすべきかを判断し、自分の理想とする音のまとまりを構築して行くかという事に尽きると思っています。
 私は、世間一般で音が良いと言われるコンデンサーは、(十分と言える程のサンプル数ではありませんが)色々試してみました。自分の好みに合う音もあれば、好みに合わない方向へ変化するモノもあります。難しいのは、必ずしも一事が万事ではないと言う事です。Aと言う銘柄のコンデンサーをある場面で使ってみたら結果が芳しくなかった。だから、そのコンデンサーはダメと決めつけては行けないという事を経験から感じています。ある時はダメでも、別の機種に組み込んでみたら結果がよい方向へ変化すると言う事もありうるのです。ダメと決めつけては行けない。(回路、他の組み合わせているコンデンサーなどの条件が変われば結果も変わるという事です)この様な事から1個のコンデンサーの銘柄を決めるにも簡単ではないのです。Aと言うアンプに使ったら結果が良かったからBと言うアンプでも好結果が出るとは限りませんし、良い結果が出る場合もあります。全ては、実際に組み込んで音を聴いてみないと分からないと言うのが正直なところです。
 (今は幻のコンデンサーとなってしまった)ブラックゲートと言う電解コンデンサーもありました。一時は、好んで使った事もありました。最高のコンデンサーと思い込んだ事も一時期ありましたが、それは幻のようなモノです。確かに、今までの電解コンデンサーにはない、変わった音質を持っていました。一時期、全てのアンプに多用した時期もありました。しかし、どの電解コンデンサーにも(音質的な)個性というモノがあり、ブラックゲートでも、他の電解コンデンサーでもおなじめー柄を多用するとアンプには、そのコンデンサーの(音質的な)カラーというモノが大きく反映されるようになります。確実に言える事は、統一銘柄だけを組み込んだアンプでまともな音が出せるはずが無いというのが、今までの経験則です。ブラックゲートが吉良な分けではありませんし、累計すると100万円弱のブラックゲートを使いましたし、今現在も数百個単位の在庫を持っていますし、現在も必要と判断した箇所には、ブラックゲートを部分的に使用しています。
 アンプの他の要素についても言える事かも知れませんが、コンデンサーについて感じている事は、コンデンサーの組合せは、パズルのようなモノであると言う事です。パズルを組み合わせて完成させる。途中、どこかのコンデンサーを入れ替えると他の箇所にも影響が出て、1個の入れ替えでバランスが変わってしまうので、バランスを取る為に、1個の変更は他の箇所の変更を伴うという事です。コンデンサーについて、思いつきで書いていますので、まとまりのない文章かと思いますが、(まだまだと序にあると思っています)今時点で、感じている事を書いてみました。
 次回は、音の不思議について少し考えをまとめて書いてみたいと思っていますが、この音の不思議に振り回されて、コンデンサーの組合せは、時として失敗、もう少しこうすれば良かったと言う事もたびたびあります。人間の感覚とは、いかに曖昧なモノかと感じさせられる事もあります。ゴールに向かっているのか、後戻りしているか、(日々)行ったり来たりで、少しでもゴールに近づきたいと日々取り組んでいるところです。

シンプル イズ ベスト (4/7)
 
アンプを修理していて感じる事、70年代、80年代のアンプを見ていますが、アンプの回路というモノは、年を追う毎にどんどん複雑になって行く傾向があるようです。複雑なもは、高性能か?、高音質か?  個人的な考えとして、特性(計器による測定データ)は、改善しているようですが、音質については、必ずしも、関連を持っているとは思いません。簡単な回路でも音質の良いアンプは沢山ありますし、複雑な回路構成のアンプでも音質的に芳しくないモノも多数あります。
 複雑なアンプで気になる点は、複雑な回路構成のアンプは、故障しやすいのではないかと感じています。最近首里依頼を受けて治したアンプの中で、結構回路的に複雑なモノが多いように感じています。単純に考えても使用するトランジスターやコンデンサー、抵抗など、部品の故障率が同じであれば、使用する部品数が2倍になれば、故障率も2倍になる事は容易に見当が付きます。また、同じサイズの器の中に倍の部品数を詰め込む事は、内部の集積度が上がり、放熱も悪くなりますし、基板のハンダ付けする為のパターンも小さくなり、ハンダ不良の発生する確率も高くなります。新しいモノの方が良い点としては、トランジスターなどは、70年代の一部に品種は、使用頻度にかかわらず、経年劣化するモノがあるようです。トランジスターの特性を調べるとさほど使い込まれてないモノでもトランジスターの劣化が見られます。新しいトランジスターは、比較的特性は安定しているようです。但し、仕様箇所や使用頻度の高いモノは劣化が見られるようです。
 色々見ていて感じる事は、(全てという意味ではなく、傾向として)アンプの高度化は計器で見る特性の完全につながるもので、必ずしも、音質の改善にはつながっていないモノが多い。音質と特性は必ずしも比例するモノではない。高度化(複雑化)は、故障率を高める結果につながる。(これは、間違いなく言えると思います)

あれから間もなく1ヶ月 (4/7)
 
3月11日に発生した大地震から間もなく1ヶ月が経とうとしています。ショックを通り越して、未だに、悪夢を見ているのではという気持ちもありますが、現実を受け止め、立ち上がらなくては行けないと自分に言い聞かせ、平穏な日常を取り戻す為に新たな行動を起こさなくては いけないと思っています。
 地震に加え、原発事故が大きくのしかかり、解決の目途が立っていません。これからどうなるとかという不安は常につきまといます。本業である観光業は、設備の破損、復旧などこれからですが、原発の風評被害は、農業や漁業に止まらず、観光業にも大きな影を落としています。中には、廃業を決めた施設もあります。長引く原発事故の収拾に月単位ではなく、年単位の見通しも出ています。
 そんな中、今できる事はオーディオの仕事くらいで、毎日、作業台の上のアンプとにらめっこをしています。幸い、宅急便などの輸送手段は復旧し、この方面の仕事には、取りあえず支障はないようです。とは言っても以前の生活とは異なり、毎日が同じパターの生活になり、全く曜日感覚もなく、生活環境の変化に大きなとまどいも感じます。しかし、大切な家族を失ったり、住む家を失って、生活基盤を失い、大きな被害を受けられた方から見れば、以前のように家族がいて、住む家もあって、それなりに毎日を送る事が出来る事に感謝しなければならないのかも知れません。今回の震災で感じた事は、日常生活の中で、全てが当たり前と思い込んでいましたが、その当たり前の日常生活を失って、不自由な思いをしてみて、初めて平凡な日常生活がいかに幸せであったかを感じています。

 国の原子力行政について感じる事、今回の原発事故で多くの方が被災しました。避難を必要としない場所に住む私達も目に見えない、そして初めて経験する放射能汚染に対する不安を抱えて生活しています。本来の仕事である観光業は、事故以来、来客者はゼロです。あの日以来、観光客は、激減というか、周辺を訪れるお客様は当然の事ながらいません。しかし、国の補償対象は、原発の避難圏内の方と周辺の農業と漁業が対象に上げられているようです。しかし、実際には、県内のあらゆる産業に大きな影響(痛手)を与えています。今日のニュースを見ていると原発関連のニュースで「電源喪失、認識の甘さ陳謝 保安院・安全委トップら」と言う見出しがあり、事故当初、電源喪失を「想定外」としていた過去の認識について陳謝した。と言う内容のものでした。「当時の認識について甘さがあったことは深く反省をしている」「事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないようにしたい」「国民の皆様に大変申し訳ないと思っている。痛恨の極み」など、それぞれに反省のコメントがあるようですが、(これら専門家の先生方に対し)原子力を全く理解していない素人の私が感じる事は、(この偉い方々の)原子力は安全という過信が今回の事故を招いたように感じています。もう一つは、東電のような営利企業は、進んで安全対策に取らないという事です。過去のニュースを見ていると、ある(地震の専門家?だったか)学者が貞観地震の調査結果から、大地震と大津波について、発生の可能性があり東電に対策を取るよう忠告していたらしいのですが、営利企業である東電が収益につながらない投資を積極的にするはずもなく、棚上げ?見送られたそうです。その結果が、今回の事故を引き起こしたと感じています。電源喪失は起こらないという過信が生んだ結果でしょう。
 素人の私でも、原発の安全対策は、重要である事は認識しています。安全に止める事が出来るシステムでなければならない事も知っています。当然の事ながら、国も東電も資源エネルギー庁も原発は絶対に安心と言って進めてきた原子力発電所建設ですが、素人の私が、今回の事故で非常にガッカリさせられた事は、主電源が失われても当然二重三重の安全対策が取られているものと思い込んでいましたが、原発を安全に停止させる為に主電源他に用意されていたのは、予備電源1系統のみで5mの想定範囲を超えた津波を被って、機能しない状態で、にっちもさっちもいかなくなったという事のようです。これ程、甚大な被害を及ぼす原子力発電所にこれっぽっち(1系統)の安全装置(予備電源)しかない。などという対応は、とても考えられない事です。安全を蔑ろにした結果だと思っています。この様な結果を、「想定外」などという一言で片づけて良いのでしょうか(役人は、都合の悪い事には想定外を連発します。責任回避する為の無責任な言葉です)。一つ間違えば、大事故に直結する原発の安全対策は、車などの安全対策とは、全くレベルの異なるものだと思うのです。それが一系統の補助電源にのみ頼っていたという話を聞いたらとても信じられるものではありません。
 原発は、温暖化などの観点から、必要なものかも知れません。しかし、原子力を使いこなす為には、コストはかかってもそれなりの安全対策(確実に停止させる何系統かの手段)を持った上で実施すべきではないでしょうか。政府も専門家の話を聞いてとか、専門家と相談をしてとか言っていますが、原子力の専門家があてにならないと言う事は、今回の一件で実証されたと思うのです。必要なのは原子力の専門家ではなく、原子力を安全に稼働させる専門家が必要なのではないでしょうか。利益ばかりを追求するあまり、少しの安全対策を怠り、大きな事故処理、補償金負担をする結果になった事について、企業も原子力に対する姿勢を変えるべきです。
 原子力利用推進には、アクセルとブレーキがあるのでしょうが、今回の事故は、アクセルばかり踏み込んで、ブレーキが十分に機能しなかった事にも問題があるように思います。国の原子力政策は、この辺りのバランスを良く考える必要があると思うのです。走らなければ、確かに事故は起こりません。しかし、走る必要があるのであれば、安全に止まれるという事が大前提です。安全に止める事が出来ないモノを走らせる事は、殺人行為です。
 先の見えない原発の事故処理ですが、一日も早い収束を願っています。この大自然に恵まれた郷土に住み続けたいと思っていますが、安全、安心という日は何時訪れるのでしょうか。

大震災 (3/15)
 
3月11日に発生した大地震で被災された方々にお見舞いを申し上げます。
また、1日も早い復興を願っています。多くの方から、ご心配や励ましのメールを頂きました。元気でおります有り難うございます。
 未だに、悪夢を見ているようなニュースが毎日流れています。夢なのか現実なのか分からなくなる事があります。今までの日常と違い、人や物の流れが止まり、通信など外部とのやり取りが滞り、 当たり前だった生活が当たり前でなくなり、少し孤立感を感じています。しかし、沿岸地域の大きな被害を受けられた方々の事を思えば、贅沢を言ってはいられません。ニュースで沢山の被災者の方々を見ていると自分 にも出来る事はないのかと思いますが、あらゆる面で身動きが取れないのが現状です。先行きの見えない状況にありますが、一日も早く、被災された方々が平穏な日常を取り戻せるよう願っております。

(メンテナンス作業で)部品交換で本当に音が良くなるか? (2/22)
 
オークションを(商品説明)見ているとメンテナンス済み、部品交換済みという物があります。どの程度交換しているのか?ピンキリだと思います。また、何でもかんでも交換すれば良いというものでもないように感じています。ボリュームの交換については、部品があれば、20年以上も経過してヘタッテいるもは交換した方が良いでしょう。ただ、ものによっては、メンテナンスでも大丈夫というものもあります。ボリュームの交換は、出来るだけ新品に近づけようという事で、部品が入手できれば交換していますが、ボリュームを交換したらば(新品よりも)音が良くなる。などと言う事はなく、メンテナンスも交換も音質世良くする為のもではなく、新品に近づけるものです。トランジスターの交換もくたびれてきているものは交換すべきだと思います。これもボリュームの交換と同じで、出来るだけ新品に近いコンディションを維持する為のもので、新品よりも音が良くなるなどと言う事はありません。抵抗まで交換しているもは殆ど無いようですが、抵抗は比較的劣化が少なく、電解コンデンサーほど傷みはないようです。1本数百円もする高価な抵抗もありますが、抵抗を入れ替える事で音質が変わるか?私には、音質の違いは分かりません。多分、99%かそれ以上の確率で分からないと思います。
 一番音質を変化させるのは、電解コンデンサーの入れ替えだと思います。これは、どの銘柄をどのように組み合わせて使うかで音は大きく変化します。この音の違いは、9割かそれ以上の方が分かるものだと思います。注意が必要なのは、コンデンサー交換済みと言っても使うコンデンサーの組合せ次第では、音質は、交換前よりも悪くなる事が多いのです。コンデンサー交換済みと言う事で安心してしまうと購入後に(音を聴いて)ガッカリという事も大いにあるのです。難しいのは、オーディオ用の(値段的に)高級品を詰め込んでも音は良くならないと言う事です(高級品を詰め込むだけで良い音が出せるなら、製品を作るメーカーも苦労しませんし、誰でも手軽に良い音を楽しめるはずですが、やった事のある方は分かるはずですが、なかなか<バランスの>良い音は簡単には出せないものです。何度も書いていますが、コンデンサーそれぞれに(音質的な)個性があり、交換まえどのような音を出していたのか、交換後どのような音に変化したのかと言う事を、音という曖昧な感覚を比較して、善し悪しを判断しなければならないからです。このバランス感覚は、コンデンサーを選定する際の判断基準になります。多くの銘柄のコンデンサーを(試聴)テストの中で聞き比べ、銘柄毎の音の個性を記憶し、何度も色々な機種で試し、経験を積む事で、少しずつ使いこなせるようになって行くものと思っています(経験と勘が働くようにならないと本物ではない)。そして、どのような組合せにたどり着くかという事は、その(コンデンサーを使う人)人がどのような音を好むかという音楽的な感性に大きく左右されます。十人十色で、音の好みはそれぞれ異なるものです。
 長岡さんの古い雑誌を読み返していますが、その中に「”○○○を使っているから音が良い”などと言う事は決してない。良いものは良く、悪いものは悪い」と書いていました。

オークションを見ていて最近思う事 (2/10)
 
オークションを(商品説明)見ていると感じる事があります。”某音響関係会社に長年勤務経験有り”と言う事を見かけます。しかし、商品説明を読んでみると”到着時動作しない場合を除きノークレームノーリターン”などと言う無いようです。音響に明るいというならば、動作について保証するとか、もう少し出品商品に責任を持つべきではないかと思うのです。
でないと格好だけ付けて無責任という気がしてなりません。こんな事は余計なお世話でしょうか。
 もう一つ、これもよけ尚世話かも知れませんが、高額な商品を落札しようと思う時は、後から後悔しないように、動作保証とかいう物が安心だと思います。一種の保険のような物です。安い物であれば、購入後直ぐに壊れてもあきらめがつくかも知れませんが、オークションで高価な物を動作保証無しで求めるのは、リスクを覚悟しなくてはなりません。動作保証は一つの安心だと思います。壊れても直してくれると言う事ですから。

コンデンサー交換で音が本当に良くなるか? (2/10)
 
コンデンサー交換済みと謳った商品を見かけます。私の出品商品の中でチューンナップと書いた商品はコンデンサーも交換しています。ただ、コンデンサー交換は難しいものである事をやってみて感じています。チューンナップという商品の出品を始めて、5年ぐらいになります。そしてチューンナップ商品は出品商品の全てでは無く、一部です。何故、全部やらないか。これは、交換が必要ないのではないかと言う事、交換をすれば出品価格にも跳ね返ってきます(出品価格が高すぎる事)。費用対効果を考え、費用に見合う結果がなければ、やる必要無しと考えている事などです。
 コンデンサー交換と言っても、主に電解コンデンサーの交換ですが、これらの交換は、当然の結果として音質を変化させます。最も音質変化につながるのは、電解コンデンサーの交換である事は、多くの方が知っている事と思います。
 話が前後しますが、何故、全機種のコンデンサー交換をやらないのかという事については、先に書いていますが、その他に一人の人間が数十機種の音質調整をする事は、大変な作業であると思います。と言う事で、出来る範囲という事、音質の調整をしてみたいと思わせる魅力を持った機種のみ、毎回、出品の度に細かい調整を重ね、時間をかけ、試聴を繰り返して、音質を高めてきたつもりです。しかし、取り組んでみると難しい事は沢山あります。音質の調整は、元々付いていたのコンデンサーがどのような音質(音色)を持っていたのかと言う事を知る事から始まります。これを無視して、新しく取り付けるコンデンサーを選ぶなどという事は出来ないはずです。元のコンデンサーの音色、新しく取り付けるコンデンサーの音色を把握して、元の音に対してどのような方向に音色を持って行きたいのかという狙いに沿って、新しく取り付けるコンデンサーを選び、試行錯誤を繰り返して、自分の意図した方向へ、修正を繰り返して、一歩ずつ近づけて行きます。言葉では簡単ですが、気の遠くなるような作業です。この様な事から、一人の人間が取り組むことん出来る機種などは、限られてきます(やり方もあるでしょうが)。
 以前も書いていたと思いますが、今、一般に入手できるコンデンサーの種類は限られています。その限られた音色のコンデンサーの組合せで、アンプの音色を決めるわけですから、難しい面もあります。何をどのように使うかと言う事は、勘と経験により行うもので、全くの手探りです。気に入らなければ、何度もお修正を加え、イメージしている音に地下付ける努力をします。現在、オーディオ用として出回っているものが、数社から数種ありますが、このコンデンサーは音が良いと思えるものはありません。このコンデンサーを使えば音が良くなるなどと言う、魔法のコンデンサーはありません。良い(良いバランス)音になるか悪い(悪いバランス)音になるかは、組合せを考える人のセンス(感性)に大きく左右されます。
 そして、先にも書きましたが、テストに使うスピーカーや他のコンポに何を選ぶかという事でも、試聴結果、コンデンサーの選定は、影響を受けるのです。色々な関係を考えると難しくなってしまうので、私は、私の環境の中での最高を目指しています。
 気付いている方も一部お出でだと思いますが、電解コンデンサーの中には、特殊なタイプの電解コンデンサー(音質的にも今のオーディオ用などとは全く異なります)もあり、現在入手でき居るコンデンサーでは(音質的に)置き換えが不可能なものもあるのです。この辺りの事を理解していないと、そのアンプの音を殺してしまう事になり、仕上がった音は似ても似つかぬ音になる事もあるのです。この様な事から、私の出品アンプの一部の機種の一部のコンデンサーを(容量抜けなど以上がない事を確認し)オリジナルのままというものもあります。極端な言い方をすれば、その特殊なコンデンサーが、そのアンプの音を決めているといっても良いほど影響を持つものもあります。
 昔、メーカーがコンデンサーがアンプを大きく左右すると気付いた頃、各メーカーは、自社のその機種に合うコンデンサーを特注(一般に販売されない)していた時期がありました。この様なコンデンサーは、オーディオが今よりも盛んだった頃、多種あったようです。オーディオが衰退した今、どれほどの種類のコンデンサーが入手できるでしょうか。そう多くはないはずです。
 ”全電解コンデンサー交換済み”は必ずしも最善の方法ではない場合もあるのです。(音質を低下させなければ)古い物は、新しい物に替えた方が良いと私も思います。しかし、一個人が個人のオーディオ装置で、個人の感性だけを頼りに音(コンデンサー)を決めると言うのは、勘と経験が頼りで、思った音に仕上げるのはなかなか大変な作業です。私のページをご覧になる方には、この辺りの事もご理解いただきたいと思います。

オーディオシステムを構成する個々のコンポの評価は組み合わせるコンポによって変わる (2/10)
 
私は、ヤマハのB-1が好きで、それを中心にシステムの構成を考えています。本当は、最も影響の大きいスピーカーを中心に考えるべきものと思っていますが、今のところスピーカーはメーカー製のダイヤトーンとヤマハのスピーカーを使っています。特に最高と思っているわけではありませんが、簡単に入手できる事、他の多くのユーザーと同じ環境で試聴(アンプの音質評価)をすべきと考えているからです。お金とスペースがあれば、外国製の有名なスピーカーも聴いてみたいと思っていますが、今のところは実現していません。また、スピーカーについては、最終的に自作をしようと考えています。いずれにしても最も自分の気に入った音が出せるシステム、コンポを探しています。
 最近、Lo-DのHMA−9500やHMA−9500mkUをテストで使う事が増えて、以前組み合わせて聴いたプリの印象がB−1との組合せで聴いた時と大分印象が異なる事を感じています。B−1との組合せで聴いた時は、ハイエンドが不足と感じた設定のプリもHMA−9500シリーズとの組合せでは、丁度良いと感じる物が多く、組み合わせるコンポによって音の印象がこれ程変わるものなのかという事を改めて実感(体験)致しました。
 多分、過去に名器と言われた多くの機種も同じ様な事が言えるのではないかと思うのです。名器はどのような環境(組合せ)でも良い音が出せるのではなく、組み合わせる聴きの特徴(個性)によっては、音は生きもするし、死んでしまう事もあるのでは中と思っています。
 この様な事から、評価の高い名器を並べればよい音が出ると言う考え方は誤りで、やはり、聴きの組合せは、自分の耳で音を確認しながら、的確な音の評価をして、自分の装置の出す音をコツコツと高めて行く、地道な努力が必要なので花かと思っています。それ無しには、より良い音への到達はあり得ないというのが私の考えです。
 個々の装置の音質につて、音には色々な要素があると思いますが、ここでは簡単に、そのコンポが持っている音の鮮度という事については、どのような機器と組み合わせても変わるものではない音の要素だと思います。これに対し、ダイナミックレンジや周波数レンジなどは、組み合わせる機器によって影響を受けます。そして、最も大きな影響を与え合うものは、音の帯域バランスであると思っています。アンプの周波数特性は、メーカーのスペックもどのアンプも計器で見てもフラットです。しかし、聴観上の帯域バランスは、千差万別です。この事が機器の組合せで、大きく音の印象を変える要素の一つではないかと私は思っています。これは、評論家の推奨品を組み合わせるだけでは、良い音が出ないという事の理由です。これは、自分の部屋(環境)で、自分の他のコンポと組み合わせてどのような音になるかというテストをしないと確認できないものです。従って、自分の耳で音を聞き分ける事が出来ないと、より良い音が出せない理由でもありますし、「音は人なり」とも言いますが、装置の再生音は、(経済的とか部屋の広さとか環境の部分もありますが)その人の(聞き分ける)レベルで決まるものと思うのです。まあ、オーディオなどと言う趣味は、自分で楽しめればいいわけで(自己満足)、楽しみ方も人それぞれです。音楽を聴いて楽しむ人、自作をして楽しむ人、音の違いを楽しむ人、ナマ録を楽しむ人、楽しみ方は、自由です。私は、オーディオをいろんな角度から楽しみたいと思っています。

アナログのすすめ? (1/28)
 
今から25年くらい前、CDが世に出た頃、アナログの時代は終わったなどと言われていました。確かに、アナログの最盛期は終わったと思います。しかし、アナログは今でもしぶとく生き残っています。私も未だにデジタルよりもアナログが好きな人間です。テープデッキもカセットやオープンを動かしてみようと機材を集めています。この様なメカ分野は私の得意とするモノではありませんが、あの大きなテープを動かして音を出してみたいと無意識のうちに考えています。学生だった事、オープンデッキなどは高嶺の花で、欲しくても買えませんでした。特にナマ録をしたいというわけでもなく、音質で言えば、ヒスノイズも大きく、音質の面でも操作の面でもデジタルの方がはるかに有利な事でしょう。しかし、レコードのターンテーブルもオープンリールのテープも(機関車で言えば)SLの様な何となく動いていると言う視覚的な、機械的でなく人間的な?動かしてみたいという気持ちにさせます。今、音楽はデジタル化され、CDからネットダウンロードなど、形の見えないもになっています。アナログはそこに音源があり、(当たり前ですが)動かす事で音が出るモノなのです。
 こんな事を書くと古い人間、骨董趣味と思われる方もいるでしょうが、憧れも手伝ってあの頃のオーディオを楽しんでみたいという気持ちが私の中にあります。レコードもオークションを探すと沢山あります。これは私達の様なオーディオを楽しむモノにとっては、大きな遺産です。音源は探せばまだ沢山あり、値段も品質もピンキリで安い物は、300円くらいからあります。昔のLPレコードが1枚2500円とか2800円ですから、非常に求めやすくなり、少ない小遣いでも十分に楽しめます。
 確かに、レコードを再生しようとするとレコードプレーヤを手に入れなくてはなりません。高級品は、数が少なく、値段も高くなかなかアームやカートリッジを含め、(希望の物を探すとなると)探すのはなかなか難しいものですが、それ程こだわらなければ、システム化されたレコードプレーヤなら結構数はあるようです。私もターンテーブル、アームなど探すのに相当時間をかけました。アナログを聴くと(私の耳のせいかもしれませんが)明らかにアナログ(レコード)は良い音がします。
 私の個人的な考えですが、CDなどデジタル化は(オーディオとして)高音質を目指したのではなく、簡単便利という方向を目指した品物ではないかと今でも感じます。確かに、リモコンは便利です。遠くから遠隔操作、リピート機能、頭出し機能と、どれを取ってもアナログよりもはるかに便利です。しかし、オーディオとして最も重要な音質については、当時のオーディオに届いていないのではないかと感じるのは私だけでしょうか。オーディオに求めるもは、人それぞれなのでしょうが、昔のオーディオを楽しんだ人間の多くは、よりよい音質で音楽を楽しみたいという思いがあったのではないでしょうか。それがデジタル化という流れで、より簡単に、より便利に、より手軽に、いつでもどこでもと言う方向に変化した様な気がします。確かに、昔のオーディオは、大きく、かさばり、広いスペースを必要とし、持ち歩く事も出来ませんが、良い音はその中にある様な気がしています。
 時代の流れなのでしょうが、デジタルになりCDで提供された音楽もネットを通したダウンロードが主流になりつつあるようです。レコードからCDに移行した当時の様にデジタルもCDからネットへと移行するのでしょうか。多分、移行は時代の流れなのでしょう。CDが無くなればCDプレーヤーも不要な時代が来るのでしょうか。死んだと言われたアナログレコードは、今でも生き残り、アナログを楽しむ人も少なからず居ます。アナログは、壊れても修理も容易です。しかし、将来、CDプレーヤーは電気系が壊れた場合、デジタルで修理をして使う事が出来るでしょうか。意外にCDはアナログ(レコード)よりも短命かもしれません。今一度、アナログを見直し、古き良き時代のアナログオーディオを楽しんでみるのも良いかも知れません。

ただモノではない? (12/24)
 
以前に、少し書いたような気がしますが、オークションでオーセンティックの特注品A−10XXの(出力無し)ジャンクを入手しました。まだ、本格的な修理はやっていませんが、簡単に確認したところアンプは生きているようで、再生可能である事を確認しました。大きさは、通常のA−10XXの1.3〜1.5倍の大きさがあります。シャーシは底板(鉄板)を除き、5mmあるのアルミで出来ています。アンプは、A−10XXと同じ終段は(低インピーダンス対応)トリプルになっていますが、アイドリング電流を多目に流し、(A−10XXには付いていない)冷却用のファンが6個も付いています。他のパーツもA−10XXでは使っていない高級品が並びます。重量は量っていませんが、多分40kg位になると思います。内容的には(簡単に言うと)A−10XXの特別仕様になっています。
 驚いた事は、スピーカーターミナルターミナルです。凄く立派なターミナルが付いてます。私も始めて見る通常のターミナルとは全く造りも仕上げも異なる(ハイレベル)物でした。どこのメーカー製かと当初から気になっていたのですが分からずにいました。ターミナルには菱形の中に漢字数字の三のようなロゴがあり、立派なターミナルは、(ヨーロッパ辺りの)外国製の高級品を思わせましたが、どうもロゴマークを見ると国産のようでもあり?どこの製品か分からなかったのです。ところが昨日、古い(98年の)無線と実験を見ていて、広告ページにあったスピーカーターミナルが目にとまりました。これだと瞬間気付いたのですが、ターミナルの販売元が分かったのです。今は、倒産したのか?身売りをしたのか?ネットで調べてみると会社名だけ残っていましたが、中身は全く異なるものでした。会社名は(オーディオパーツ販売会社らしくない)「三井埠頭株式会社」という社名で当時、オーディオ用のターミナルを売っていたのです(直後に潰れたのか、買収されたのか、名前は残っていますが今は全く異なる業種です)。広告ページを見てみるとピュアシルバーと書いてあり、主要母材は、(表面は金メッキ)純銀で出来ているようです。価格は、片側+と−一組で40000円という事で驚きました。左右(2組)で80000円という計算になります。スピーカーターミナルだけで80000円というアンプの中身と価格は大凡想像できると思います。こんな高級ターミナルを装着したメーカー製オーディオ製品はないはずです。(このA−10XX 中身もまさかオモチャではないはずです)
 私が入手したのは、(音が出ない)故障品と言う事もあり、片側のターミナル代よりも安い価格で入手しました。最初は、オーセンティックの試作品か?とも思ったのですが、(ターミナルの)この価格からすると試作品(試作品にこんな高価な部品は使いません)ではなく、高価な部品から見ると特注品のアンプのようです。アンプにはオーセンティックという名前(ロゴ)だけでモデルナンパーも印字されていません。詳細は、今のところ分かりませんが、アンプ入力に電子ボリュームコントロールでも付いているのでしょうか。外部からの電子制御になっているようです。この電子ボリューム?がリモコンがない為に機能しません(音が出ない)が、それ以降のアナログアンプは、生きていました。この辺りを細工すれば(直結でも動作可能)、化け物のようなA−10XXが音を出す日もまもなくのようです。

巧みの技(12/17)
 
オーディオアンプの修理やメンテをしています。私は70〜80年代中盤までのアンプを中心に作業をしていますが、一時製造現場で働いた事があるので解るのですが、この当時のアンプの多くは、自動機で基板を作っています。部品を自動挿入機を使って、基板に打ち込み足曲げ加工を自動で行う機械です。その後、自動半田槽という溶けたハンダのプルに浸し半田付けを行います。その後(長くなるので)・・・・と言う行程を経て基板が完成します。そこで気付く事は、裏付け部品があるものがあります。多くは、設計時には想定していなかった部品を途中からつかした場合など、基板実装面には取り付けできない為、基板の裏側に部品を手作業で半田付けします。自動機を使う事が出来ず手作業によるもので手間のかかるものです。この裏付け部品を見ていると「巧みの技」と言えるような熟練された見事な半田作業を見る事が出来ます。以前は、私も現場で働いていたので、半田付けの善し悪しは直ぐに分かります。どれを見ても素晴らしく綺麗な仕上がりです。この様な作業は、流れ作業のような事は難しく、社内で加工するか、内職に出して加工する場合もあります。
 そのような綺麗な仕上げの半田付けを見ていると、思わず「巧みの技」という言葉が思い浮かんだのですが、考えを巡らすと、物作りの巧みだけではなく、当時は音造りの巧みもいたのではないかと思うのです。今のipotに代表されるような携帯オーディオやコスト削減の為に海外生産されるオーディオ機器にこの様な当時の巧みの技と言えるような物作りや音造りがあるのでしょうか。私は、内部を開けてみた事はありませんが、全て機械化されていたり人手で作業するような事はないのではないかと思います。また、手作業が残っていたとしても果たして「巧みの技」と言えるような仕上がりになっているのでしょうか。巧みの技とは、過去の日本の物作りが盛んだった頃の先人の知恵と工夫の賜であり、(物作りが盛んな頃と違い)今の時代には(今の製品の中に)見つける事が難しくなってきているのではないでしょうか。
 その先人の熟練された半田作業を見て、当時のオーディオに惹かれる理由の一つには、この様な物作りがあるからではないか、更に音にも巧みの技が隠されているのではないかと感じた次第です。

名器と言われるアンプは回路構成は以外にシンプル(12/16)
 
全てのアンプを調べたわけではありませんが、身近な機器の内部を見ていて気付いた事ですが、私が音が良いと感じたアンプの共通点は、アンプの基本回路はシンプルであると言う事です。何も特別なものではありません。70年代以降、アンプはどんどん新しい回路を取り入れ、特性の改善に努めます(確かに、この方向性にも一理あると思います(現状維持には進歩が無く、改善という取り組みの中から新たな展望が開けてくるわけで)が、結果を見れば、複雑な回路よりもシンプルな回路の方が、音の鮮度やその他諸々結果は良いようです。
 考えてみるに、複雑とは信号の塚する素子数が多くなる事です。信号は、料理に例えれば素材に当たるわけで、良い素材は下手な味付けをするよりも素材その物をシンプルな味付けで食べた方が美味しい場合が多いのと同じ事が言えるのではないでしょうか。味付けが複雑になればなすほど素材の持ち味は薄れて行きます。それを良しという見方考え方もあるでしょう。それが料理の腕前だという方もいるともいます。オーディオも(技術系の方は)そう考える方もいるでしょう。しかし、私が音楽を聴いた限りでは、(全く感覚的なもので何の根拠もありませんが)シンプルな回路のものに音の良いものがあると感じています。
 この事から私が思うのは、一定の条件(特性)を満たしていれば、それ以上特性を追いかける事はあまり意味が無く、可能な範囲で、回路はシンプルであるべきだと言うのが私の印象です。

音は二の次   いつかどこかで聞いたような・・・・(12/16)
 
「音は二の次」以前、長岡さんが口癖のようにい言っていた言葉ですが、私は、NECのA−10と言うアンプに興味を持ち、初代から、タイプU、V、W、X、オーセンティックになってからのXXまで、全て内部を調べてみました。それを通して解った事は、アンプとしての基本回路は(10年以上の間)変わっていない事、周辺回路に変化(改善)が見られる事、プリメインアンプからパワーアンプに内容が変化した事などでしょうか。
 確かに、音質的な変化も当然の事ながらあります。しかし、それは音質的変化であって、音質的なレベルアップと言えるほどのものではないと思っています。時代の求めに応じて、音の傾向は多少変化しますが、音質が数段上がったと言えるものではありません。NECのA−10シリーズの場合は、バージョンアップを繰り返して、長生きした機種だと思いますが、他のメーカー製アンプもシリーズ名が変わっても、A−10シリーズと同じように、基本回路は殆ど同じで、周辺回路に違いがあったり、使用パーツのグレードを上げたりとか言う程度の違いだと思います。
 この事は、トランジスターアンプの回路構成というのは、(定石というものがあり)成熟しており、新たな(基本)回路というのは生まれにくいという事だと思います。それに対し、変化しているのは周辺回路で、これは音質改善と言うよりもどちらかと言えば特性改善に向けられた手段ではなかったかと思うのです。音質改善の効果というのは、評価が難しく、絶対知的な評価というのは、人間の感覚のような曖昧なものでは絶対に不可能であると思います。かといって音質の善し悪しを評価できるような機材も世の中には存在しません。しかし、ノイズなど特性というものは、現在の機材で容易に絶対値評価が可能です。だから、基本回路ではなく周辺回路が特性改善の為に高度化して複雑になるのだと思います。これって、考えてみれば音質改善とは方向性が異なる事に気づかれると思います。音質の善し悪しを評価する明確な基準のない状態で、特性のみ改善をしても音質改善につながらないのは当然の結果と言えるでしょう。この様な観点からも「音は二の次」という言葉は的を得ていると思います。

音が変わる・・・・は当たり前、肝心なのはユーザーの善し悪しの判断(12/8)
 
あっという間に、師走になり、早8日が過ぎました。1年も過ぎてしまえば早いものです。
オーディオという趣味は、音楽が楽しめればそれで良いという方もいれば、ケーブルと取っ替え引っ替え交換して音の変化や好みの音にこだわりを持つ方もいて、楽しみ方は様々です。
 最近の(ピュア)オーディオは、CDが主な音源になりつつあるのでしょうか。私は昔楽しんだオーディオの再現という方向で現在に至っており、レコード、CD、テープ、FMなど、昔のオーディオを楽しんでいます。時代は、確かにデジタルの時代にあり、音源もCD等の媒体からネット配信などに移りつつあるのでしょう。そして、ipotなど、携帯オーディオが主流になってきているのも確かでしょう。しかし、私は、先にも書いた通り、自分流(学生の事楽しんだオーディオの再現)が当面の目標で、新しいオーディオには関心がないからなのか、興味がわいてきません。私のオーディオ観は70年だのオーディオでストップしているようです。趣味として楽しんでいますので、人並みを意識する必要もなく、楽しみを追求するのが趣味であると思っています。人様に迷惑をかけるような事がなければ、自分流の楽しみで良いと思っています。
 話が横道にそれたようですが、今日は音が変わるという点について考えてみました。ケーブルを変えれば音が変わる。オーディオの世界では常識となっている事でしょう。しかし、この事は、オーディオの趣味も昔と比べると変わったものだと感じる事の一つです。昔(70年代)は、まだまだ、アナログが主流で、レコードプレーヤーも完成された製品以外に、カートリッジ、アーム、ターンテーブル、キャビネットがそれぞれコンポ年とになっていて、自分で好みの機器を組み合わせて、音云々を楽しんだものです。ターンテーブルのゴムマットを変えただけで音が変わったり、鉛の板をアームベースに使ったり、音が変わる要素は無数にありました。それは、それだけ楽しみが多かった、楽しめたという事でもありました。これに対して、現在のオーディオはピンコード、スピーカーケーブル、電源ケーブルくらいしか(一般ユーザーには)手を出せる所がありません。ただの音楽を聴く為の装置と割り切れば、それはそれでリモコンも利くし便利なものだと思うのですが、音の変化を楽しんだり、ハイファイに取り組むには、何とも味気ないもの(趣味)になってしまいました。工夫を凝らす余地がないのです。
 (極端に言えば)ケーブルを変えて音の変化を楽しむというだけしか楽しめないのです。だからと言うわけではないのでしょうがケーブル類も数千円のものから(驚く事に)数十万円の物まであるようです。(私が個人的にはそう言う方々には失礼かも知れませんが)何と馬鹿げたと言う気がしています。ケーブルしかいじれないから高価なケーブルを使うと言う考えなのかも知れませんが、メーカーのセールストークに載せられた(裸の王様)のような気がしています。
 ケーブルに限らず、オーディオを構成するパーツを変えれば、程度の差こそあれ必ず音は変わります。当然の結果です。しかし、私の体験しているようにアンプの内部のパーツを交換して音が変わる変化量から比べるとケーブル1本の音の変化は微々たるものです。(簡単な例では)特にコンデンサーの違いによる音の変化は顕著です。そして、多くの経験から言える事は、必ずしも価格に比例しないという事です。(ケーブルについても言える事ですが)これは非常に重要な事です。高価なコンデンサーを底に入れる事で、場合によってはかえって音のバランスが悪くなるという事もあるのです。コンデンサーも高価な物から安価な物まであり、音の個性は様々です。簡単に一言で音の善し悪しを言える物ではありません。音の善し悪しとは、そこにそのコンデンサーを使う事で音のバランスが良くなる。又は悪くなる。という試聴による評価しかないのです。沢山のパーツで構成されるアンプでもそのパーツをそこに使う事が結果として良い方向に変化したのか悪い方向(意図しない方向)に変化したのかと言う事だけで判断され(されるべきで)、パーツの価格とは関係はないと言う事なのです。(逆に、パーツの価格で音質が決まるようであれば、一律、アンプの音質は価格に比例するという事になります。実際はそうなっていません)と言う事は、最終的に音の善し悪しを決めるのは、ユーザー自身の感覚であると言う事です。この事は、私のアンプの音造りについても言える事です。色々なアンプの音を聴いた中で(判断の為には多くの経験や情報が必要です)、自分の好み(に近い)の音が出るアンプを含むコンポーネントでシステムを組んでいます。自分で目指す音があり、その音に近づいているのか異なる方向にあるのか判断できる耳が音を作り上げて行くものと思っています。高価なケーブルを買いあさる方法は、オーディオの音質は、価格に比例するという思い込みを持った方の行動パターンではないかと思っています。それはあまりにも安直なやり方だと思います。
 パーツを変えれば、音は必ず変わると申し上げましたが、肝心な事は、「どの程度」「どの方向に」変化するかと言う事です。ところが、現在のオーディオで音が変わるというお話は、この点を全く無視したもので、あまり意味がないように思います。方向というのは、個人の感性による所が大きいと思います。それぞれ好みがあるでしょう。もう一つの問題は、程度です。どのくらいと言う事ですが、絶対値として数パーセントと申し上げる事は難しいですが、ケーブルで音が変わるなどという事、銀入り半田を使っているなどという事は、大雑把な個人的な印象で申し上げれば、コンデンサーの違いによる音の変化を10〜20%程度と見た場合、僅かに1〜2%程度の変化になります。この程度の僅かな変化は、変わったような気がするというレベルの変化かも知れません。確実に、どのケーブルがどのような変化をするかわかるという方がいたらお目にかかりたいです。ブラインドで当てて頂きたいものです。人間は、高価なものを使った場合は、価格に見合う変化、良くなったと思いたいものです。気持ちも手伝いますが、時間をかけ冷静に変化を確認して行くと、以外と人間の感覚が曖昧なもであると言う事に気付くはずです。

オーセンティックという会社は今でもあるのでしょうか?(11/30)
 
最近、趣味のアンプに興味がわき、色々物色している中で、オーセンティックのA−10XXの色々なバリエーションを探していました。そこで気付いたのですが、オーセンティックという会社のホームページが見つかりません。今現在どんな商品を出しているのかと言う事にも興味がわき、調べたのですが、ホームページが見つかりません。消滅してしまったのでしょうか。気になるのは、この会社のアンプは、(NEC時代の)A−10Xの改良型しか作ってなかったのではないかと思えるほど、仕様書を見るとどれもこれも同じ様な内容です。外観は違っても中身は殆ど同じ?話題造りが出来ないと売れないこの業界にあって、ただの改良型と言うだけでは売れるはずがない。そんな思いを持ったのは私だけでしょうか。
 このA−10XXについて、(出品物を見ていて)今回は色々勉強をしました。○品館という会社でもオーセンティックと組んで?A−10XXの改良型?詳しい事は解りませんが、ブラックゲートやアメリカの軍用規格の抵抗とか高級パーツで作りました。東タイプも一時期出していたようです。Webを見ると120万円だったらしいです。よっぽどジャンクを落札しようと思いましたが、10万円を超えたので止めました。高級パーツを使っていてもたかがA−10XX、最初は、どんな音を出すのか興味を感じ入札しましたが、どんどん値段が上がって行き、10万円を超えた時点で、A−10XXのジャンクに・・・・。色々考えて今回は止めました。ブラックゲートは、以前(出品の)、色々な機種に組み込んで使いました。確かに、個性的な音で良いかなと思った時期もありましたが、結論、(今思っている事は)何を使っても同じという事です。コンデンサーなどと言うものは、個性の塊です。ブラックゲートだけでよい音が出せるか?(私の答えは)NOです。単一銘柄でバランスの良い音を出すのは至難の業です。これを使えば音が良くなるなどと言うコンデンサーはないのです。今のコンデンサー(パーツ)のレベルはそんなものです。それはブラックゲートに限った話ではなく。全てのオーディオ用と言われるコンデンサーについて言える事です。最終的には、適材適所でそれぞれ音色の違うコンデンサーを組み合わせて、目的のバランスの音を造り出す必要があるのです。高級パーツで固めればそれで音が良くなるなどと言う単純なものではないのです。この○品館の120万円のA−10XXは、高級パーツで固めたらしいですが、どのような音が出るのでしょうか。落札して修理できれば、ご紹介できたのですが、カバーを見てもスピーカーターミナルを見ても普通のA−10XXなので、私にはちょっと120万円の価値を見いだせなかったようです。この価格帯であれば、5mm以上の厚みのあるシャーシとか重しを載せて30kg位重量アップするとか、プラスチック製のスピーカーターミナルや止めて、金メッキの大型ターミナルを付けるとか、もう少し価格に見合う、細かい所まで気を遣って欲しいと思うのです。フロントパネルこそ厚みのあるアルミを使っていますが、それ以外、外観は普通のA−10XXの様に見えました。並のA−10XXではない所を見せて欲しかったと思います。でないと、いくら高級パーツを載せたとして、中身はA−10XXですから(パーツ代は合計しても120万円にはならないでしょ)120万円は高すぎじゃないかな?私には、ジャンクに10万円以上は入札できませんでした。

たまには趣味を楽しみたい??(11/30)
 
私の出品物は、いつも決まった定番の商品以外は殆ど出品しません。それは、その商品が好きだから、そしてより高めて行こうとするとどうしても同じ機種になってしまいます。いままでそのスタイルでやってきました。そしてこれからもそのスタイルを貫く事になるでしょう。しかし、最近は、出品用ではなく、自家用に定番以外の商品を入手しています。自作アンプのジャンクとか定番以外の面白そうな故障品を探しています。いつも同じ機種ばかりを探していますが、マンネリ化してつまらないものです。何か面白そうな物、変わった物はないかと探すのも面白いものです。MOS−FETを使ったモノラルアンプのジャンクをペアで1セット、オーセンティックの大型のパワーアンプのジャンクも見つけました。カタログには載ってない機種で、表示を見ると試作機か?特注品のようです。内容的には、A−10XXを更に大型化したもののようで、内部に冷却用のファンが6個も組み込まれたもの(普通のA−10XXには冷却ファンはありません)でA級動作ではないと思いますがサイズも大きく怪物? 商品が届いてから詳細に調べてみたいと思います。何れもジャンクで修理も暇を見て復活に挑戦してみたいと思います。新しいものに挑戦するのは新鮮で良いものです。どんな音が出てくるか。今から楽しみです。自家用アンプの修理は、仕事ではなく、全くの趣味であります。趣味は楽しそうで いいな〜ぁ。

エコの時代に出来る事(11/30)
 
たいした節約や有効利用にならないかも知れませんが、常々感じている事を一つ、それはいつもオーディオ機器の売買で商品を受け取った際に感じる事ですが、商品を包むプチプチのエアーパッキンは再利用できるように、セロテープで止めるか粘着力の弱い緑色の養生テープを使うと包装を解くのも容易ですし、エアーパッキンも傷まずに再利用が可能です。ところがガムテープを使うか違います。ガムテープは粘着力が強く、剥がす事が出来ません。カッターかハサミで切る以外にありません。エアーパッキンも傷みますし最悪のケースはボロボロになり再利用が不可能になります。
 梱包の用の箱についても同じ様な事が言えます。紙テープは使わないで下さい。紙テープ(紙製のガムテープ)は表面がつるつるしていて、その上にガムテープを重ね張りすると粘着力が十分に機能せず剥がれてしまいます。結局の所、紙のガムテープは、剥がしてからガムテープを貼らないと使い物になりません。紙のガムテープを剥がす際に段ボールも一緒に剥けてしまう事もあります。と言う事は、箱が傷む事になり、使っている内に再利用が難しくなってしまいます。梱包用の箱も再利用がしやすいように使う人の事を考えて、紙のガムテープの仕様は止めて布製のガムテープを通用にしましょう。布製のガムテープは重ねバリが利き箱を傷める事が少ないのです。ほんのちょっとした事ですが、資源を無駄にしないと言う意識があれば、誰にでも出来る事ではないでしょうか。「再利用しやすいように梱包する」と言う考えは大切だと思います。

オークションで見かけてた驚きのカートリッジ(11/13)
 
暇があると好きなので、オーディオのオークションを覗いています。何か面白いものはないものかと、好みカテゴリーを検索しています。驚きのカートリッジとは、私は、今のオーディオよりも昔(70〜80年代)のオーディオが好きなので、趣味としては、CDよりもLPの方が好きです。プレーヤーシステムも再構築して、レコード音楽を楽しんでいます。学生の頃は、お金さえ出せば、カートリッジはいくらでもあったような気がします。今は、種類も少なく、何十年も前のカートリッジを使う気にもなれません。劣化が気になります。ダンパーなどゴム系は厳しいと思います。以前は、昔懐かしいカートリッジを何個か落札しましたが、音質が極端に変わっているものが多かったようで、最近は、リスクのある古いものは手を出さないようにしています。新しいものとなると種類は限られます。オルトフォンは昔からの老舗で信頼感があります。SPUは個性的で、機会があればもう一度使ってみたいと思っています。国産では、主なメーカーとしてデンオンとオーディオテクニカくらいで、その他ガレッジメーカーがあるようです。カートリッジは、個性を楽しむものだと思っています。自分の音楽、自分の好みにあった音を聴く為の道具だと思うのです。昔(学生だった頃)は、SPU、MC-1、MC-20、DL-103をその時の音楽や気分で使い分けていました。3本アームのプレーヤーを使っていました。SPUとMC-1はある面で対照的なカートリッジだと思っています。太い線で墨絵でも描くような厚みのあるSPUに対し、細い線で繊細なMC-1、どちらの個性も好きでしたが、今は、なかなか個性的なカートリッジを探す事が難しくなってきました。SPUも専用アームが欲しくなります。予算の面もあり、我慢しています。
 前置きが長くなりましたが、何か良いものはないかと覗いていたのですが、中古で20万円それでもまだ落札価格に達していません。聞いた事のないメーカー名、調べてみると新品だと50万円以上もするらしいのです。針交換も30万円以上だったか?そんなカートリッジがあるのですね。私らの使うカートリッジからすると桁が一桁違うようで、それこそ桁違いの価格、桁違いの音でも出るんでしょうかね?その価格に驚きました。50万円あったら、私ならオーディオシステム一式の値段ですね。カートリッジに50万円以上も使える人もいるんでしょうね。こう言うのをハイエンドオーディオというのでしょうか。たかがカートリッジされどカートリッジ・・・・。でも、私にはムリムリ。メーカーは、ローインピダンスと高出力が大切なんだと謳っています。確かに、カートリッジにとって、大切な要素の一つなのだと思います(そのように理解できます)。しかし、これだけで音質が決まるものでしょうか。カートリッジの性能(音の再現力)は、これだけで決まるものでしょうか。私は、この分野の素人で専門家ではありませんが、トータルのオーディオシステムについても言える事ですが、「一つの特性だけで全てが決まるものなど、世の中に無い」が私の経験則です。あるカートリッジは、デッカやビクターのMCでは、ダイレクトカップル方式などと言って、針のほぼ真上に発電用のプリントコイルを配置したものもありました。各メーカー色々な角度から、ハイファイを狙った商品を出していたわけですが、単に、ローインピダンスと高出力だけで、カートリッジの音質(又は、音楽の再現力)が決定されるものではないように思うのです。
 簡単な身近な例では、自動車です。高出力のエンジンを載せれば、高性能自動車になるでしょうか。誰でも解るように、エンジンだけ高性能であっても、それを支えるシャーシの剛生、足回り(サスペンション)、ミッションのセッティングなど、全ての要素がバランス良く作り上げられて始めて、高性能が実現するものと思うのです。高性能エンジンは、必要条件ではあるけれど、それが全てではない事は、誰にも解る事だと思うのです。大事な事は、全体のバランスをどう取るか、どうまとめるかという事が最も大切な事だと思うのです。
 50万円は、一個一個手作りしているから?なのでしょうか。高価すぎて私には手が出せません。実用的と言うよりは、本当に趣味の道具と言った値段ですね。価格からメーカーさんは、ハイエンドを対象にしているのでしょうが、多くの人にその高性能を聞いてもらわないとせっかくの高性能も聞いてもらう機会もなく終わってしまうような気もします。出来れば、メーカーさんは量産をしてコストダウンに努力して、多くの人に良い音を聴いてもらうべきではないかと思うのです。(私の思い込みで、余計なお世話かも知れませんが)世の中に、認識してもらう事は大切な事だと思うのです。
 ビクターのMC-L1000などは、中古でも新品時の価格よりも高値で取引されています。メーカーさんも再販を考えて欲しいものです。私も、何度か落札を考えましたが、価格が高い事、どれほど使い込んだ中古か解らない事などから、諦めています。LPレコードなどは、過去のものなのかも知れません。しかし、世に残された大きな財産だと思うのです。メーカーさんも採算など商売的な観点からだけでなく、(一部)レコードが復活したようにカートリッジも、昔の名器の復活を期待したいものです。

オークションで見かけてたスピーカー(11/4)
 
他人様の商品にケチを付けるつもりはありませんが、オークションで商品を覗いているといつもの事ながら呆れるほど色々な商品があるものだと感心?させられます。驚きの商品も色々見かけます。ケチを付けるつもりはありませんが、驚きました。波動スピーカー等というスピーカーがあるのですね。普通のスピーカーとは違うスピーカーなのでしょうか。(波動などとネーミングされた名前から感じるのはスピーカーの中に高等な技術を駆使した超ハイファイの様なものを想像させる)
 スピーカーは波動(音波)の動きで音を伝える物、スピーカーに限らず、音は、音波(波動とも言う?)で伝える物ではないのか。改めて波動スピーカーなどと言うと、特別のものよう感じられ、どのようなスピーカーなのか気になってメーカーのサイトを覗いてみた、驚いたのは、そのスピーカーに驚いたのではなく、その値段と、使われているスピーカーユニットである。波動スピーカーなる原理は何も説明されていない。外観から想像するにスピーカーは1個なので、ステレオ信号を合成してモノーラルとして再生しているようである。ダクトが付いてるので、バスレフ方式のようである。しかし、(私の見方が悪いのか波動についての説明は見つける事が出来なかった。)何を波動と言っているのかと言う事については、何も触れられていない。少し不思議な気がする。波動スピーカーと銘打って売り出したスピーカーの説明は全くなし。驚いたのは、そのスピーカーユニットである。フォステックスの8か10cmのフルレンジユニット1発であった。確かに、フルレンジはフルレンジの良さはあると思う。しかし、決して、ハイファイではない。どうしてもフルレンジ1発には色々な制約があり、(私は低域の再生限界が150Hz程度ではハイファイとは言えないと思っている)限界もあり、ハイファイとは言いにくいと思う。割り切って使うスピーカーであり、(使い方にもよるが)最高と言える物ではないと思っている。
 その数千円のユニット1発を納めたスピーカーシステムが10万円以上の値段が付く、どこをどうするとその価格になるのか?凄く不思議な気がした。(私が思うには、高いお金を取るにはそれを裏付ける理論や技術がなければいけないように思います。当然、メーカーは何故その値段になるのか中身を説明すべきだと思うのです。それが無いと私は納得出来ません。)しかし、オーディオに限らず、趣味の道具などは、高い方が売れるなどという物も多いようです。人間の心理を上手く利用した商売でしょうか。
 事の発端は、オークションで見かけた、波動スピーカーというキャッチと(樽型スピーカーのような)不思議な形状、そして、見かけに合わない高額な入札価格。何故、こんなスピーカーがこんな高額な入札価格が付くのだろと不思議に感じたのがきっかけでした。確かに、入札者にとっては、メーカーの販売価格からすれば、安いという事になるのでしょうが、使われているスピーカーユニットを知っている人から見ると4〜5千円のユニット1個が何でこんな高額商品に化けるのか、凄く不思議な気がします。当然の事ながら、入札者の方は、そんな事は知らないはずです。知っていたらこんな高額入札は出来ないでしょう。こんな商品は、オーディオ機器を探していると沢山出て来ます。オーディオって不思議な世界ですね。音って見えないから何とでもなるのでしょうか。
 これ(セラミックスだったか豆粒のような物を数個)を部屋の壁に貼り付けると部屋の音響特性が改善されて、音が良くなるなどと言う商品も以前オークションで見かけました。何だかオーディオって、宗教みたいな気もします。「信じる者は救われる」これ本当でしょうか?ひょうっとして「信じる者は騙される」の間違いじゃないでしょうか。

いやな仕事が終わって、出品を再開(10/29)
 
22日だったか、決算が終わり、やっと平常ダイヤに戻りました。10日間缶詰状態で、寝ても起きても数字いじり、慣れない仕事で、疲れが倍増、年を取ったので、無理をしないよう進めましたが、けりを付けないと終わる事が出来ない仕事で、ある面で必死でした。今は、終わってホットしています。
 この様な理由で、しばらく出品を休んでいましたが、数日前から作業を再開しました。やはり、オーディオの仕事の方が私には向いているようです。仕事をしていても全く苦痛を感じません。久し振りに事務の仕事をしてみて、オーディオの仕事は良いとつくづく思いました。

万能等という装置はない(10/27)
 
オーディオシステムには、聴く人の好みや聴く音楽で、音の傾向が異なる。クラシック音楽を聴く場合、クラシック向きの音が出せる装置が良く、ジャズを聴くにはジャズ向きの音が出せる装置が相性が良いわけです。私は、以前から感じていた事ですが、1セットの装置で、同じセッティングで、ジャズとクラシックの両方を最高(心地よく)聴かせる装置はないと思っていました。色々な尾をと聴いたり、音を調整したりする内に感じた事です。ジャズを聴きながら音造りをするとジャズは良いけど(聴く音楽にもよりますが)クラシックを聴くには高音域に癖を感じたり、強調感を感じる事があります。逆に、クラシックで音造りを進めると、ジャズを聴いた際に、大人しすぎるとか、音の切れがイマイチとか、物足りなさを感じる場合も出て来ます。この様な事は、今までの経験の中から感じていた事で、人間で言えば、英語は出来るけど、フランス語は得意ではないとか。フランス語は出来るけど、ドイツ語は難しいという事と同じで、得手不得手があるように、オーディオ装置にも得手不得手があるように思っています。得意なジャンルと不得意なジャンルがどうしてもあると言う事です。別な例で言えば、自然界にある音は、自然界にある色がフルカラー(無限色)であるように、音の種類というか音の幅で言えば無限です。人間には、色で言えば、可視の範囲しか見えないのと同じように、可聴帯域しか音としては聞こえません(それ以外の帯域は、振動などとして感じる事はあるようですが)。特に、スピーカーがネックになるのでしょうが、オーディオ装置で聴く事が出来る音は、この無限の音の種類や幅(色で言えばフルカラー)を、24色や48色のクレヨンや鉛筆で再現するようなもので、それらしく見せる(聴かせる)のですが、カラー写真の様にフルカラーを表現出来ません。スピーカーから再生される音(音楽)はそのようなもの(レベル)だと思っています。この再現に置いて、色数が多ければ多いほど本物ポク見える(聞こえる)のかも知れません。しかし、生の音とは違うようにフルカラーは再現出来ないのです。
 そして、このクレヨンや鉛筆の色が(簡単な例で言えば)寒色系や暖色系などカラーバランスに偏りがあれば、自ずと出来上がる絵には、元の画像とは異なる色彩バランスを持ちます。オーディオにも同じ様な事が言えると思います。オーディオ機器には全て、(音色という点で)個性があります。ナマと同じ音を再現出来るオーディオ機器などあり得ません。それらコンポ(個性)の組み合わせて音楽を再生しますから、音の個性があって当たり前なのです。その個性が、自分の聴く音楽、音の好みに合っているかどうか問う事が問題なのだと思うのです。ジャスとクラシック異なる音楽、異なる個性、当然、それぞれの音楽をそれらしく聴かせるオーディオ装置に求められる音色は異なるのです。音楽の個性が異なれば、求められる音色も異なる。ジャズでもクラシックでもいい音出しているという場合は、どちらもそこそこのバランスにまとめた問う事で、ある種の妥協だと思います。それぞれに最高のバランスを求めれば、それは違いがあって当たり前の事だと思います。私の音にも(この点では)妥協があるかも知れません。それは、私の造った音を聴く方々は、どのような音楽をどのような装置と組合せどのような音で聴くのか確定していないからです(様々です)。そこで、どのような装置と組み合わせても、ジャズもクラシックもそれなりに鳴ってくれないと困るので、そのようなバランスを考えて音決めします。しかし、厳密な見方をすれば、それ自身も私の部屋の特性、組み合わせる装置の特性、音を聴く私のバランス感覚なども絡んで、偏りはあり得ます。これは、全てのオーディオ機器の音に差があるように、決して無くす事の出来な部分でしょう。

オーディオを楽しむ為には、オーディオ機器よりも部屋が大事(9/30)
 
私は、2つのリスニングルームを持っています。とは言っても、一つは、私の作業部屋件リスニングルームです。アンプや計測器、パソコン、部品棚、レコードなど、(12畳くらい)物が沢山詰まっています。もう一つは、お店です。私の本業?(小さなレストラン)が有ります。こちらは変則的な部屋ですがオーディオの置いてある中心部分だけ見れば、20畳くらい?で天井は3階くらいの高さのある吹き抜けです。内装が殆ど板張りで、吸音するような物が置いてないので結構ライブな部屋です。それ程気にして比較した事はなかったのですが、以前の印象は、どうもお店で聴く音楽は音が悪いと漠然と思っていました。多分、ライブな部屋が影響しているのではないかと想像はしていましたが、同じ、CDと聞き比べると音が濁る(幾分直接音が霞む)傾向があるようです。
 今回、少し集中して聞き比べをしてみました。私の作業部屋もオーディオ機器を入れ込んだ当初は、四角い部屋で部屋にそれ程オーディオ機材が(今のように)入り込んではいなかったので、同じく板張りで、ライブな部屋でしたので、定在波が気になり(特定の音域が強調され)、あまり良い音は出ませんでした。しかし、最近は、(最高とは言えないまでも)色々な機材や荷物が入る事で、定在波の影響は薄れ、以前はライブだった部屋が荷物が入る事で適当な吸音作用が働いているのか、幾分、音的にデッドな印象です。意識して部屋の状況を変えようとしたのではなく、成り行きでそうなったという事ではありますが、結果として、良い方向に変化したようです。
 そこで、音の違いについてですが、(これはあくまでも私個人の印象です。全く理論的な裏付けがあるわけではありません)結論から言うと、音楽は、適当に、デッドな部屋で楽しむべきではないかと思っています。ライブな部屋は、部屋の中で音が反射して、定在波が目立ったり、残響が音を濁している世に感じます。私の作業部屋は、適当にデッドでスピーカーから出る直接音を良く聴き取る事が出来、変な残響が付いて音が濁るような事もありません。ソースに入っている音がストレートに聴き取れる印象です。余計な音が邪魔をしません。これに対し、ライブなお店の方は、(定在波の影響もあるかも知れません)残響だと思うのですが、作業部屋では聞き取れる(スピーカーから出る)直接音が、間接音の影響を受けて、マスキングされたようで、ストレートに耳に入ってくる感じが後退します。残響が邪魔をしていると思うのです。私は、音響に関して素人ですが、音の善し悪しは少しは分かると思っています。以前、リスニングルームは、適当にライブで適当にデッドな方が(程々が)良いと聞いていたように思いますが、私が体験した結果では、普通の人には、どちらかと言えばデッドな環境の方が音はより良く聞こえると事が多いと感じました。私が考えた理由は、レコードやCD等の音楽ソースには、既に、エコーをかけたりして、残響を付加してある。その為、スピーカーの直接音を聞くだけでも十分に音楽が楽しめるように出来ている。それなのに、更に部屋の残響を加えた間接音を多く含んだ音楽を聴く事は、元々、入っているエコーに対して、更にエコーをかけるような結果になり、(音楽が変化し)作者が意図した音楽ではなくなってしまう。
 音楽ソースも古い物と新しい物では大分作り方も変わってきていると思います。ソロ楽器をワンポイント録音したような物は、少ないと思いますがエコーをかけてなければ、リスニングルームに適当な響きがあっても心地よく聴く音が出来ると思うのです。しかし、音楽の加工技術が進んだ最近の物は、ヘッドフォンで聴いても違和感の無いように、予めミキシングやエコーなど、色々といじくり回した物が多いのではないでしょうか。このようなソースは、変に響きのある部屋で聴くよりもデッドな部屋で、(部屋の間接音を抑え)スピーカーから出る直接音を中心に聴いた方が、心地よく音楽を楽しむ事が出来るのでは無いでしょうか。二つの性質の異なる部屋で、同じソースを聞き比べそのように感じました。

歪み率などと言うスペックはどれほどの意味を持つのか(9/30)
 
常々思っている事ですが、アンプスペックの一つに歪み率という項目がある事は多くの方がご存じの事であり、そのスペックを注視している方もお出でだと思います。そして何よりもメーカー自身がその歪みの改善を謳ってきました。私は、個人的に歪み率と音質の関連は無いと以前から感じていたものです。それは、アンプの歪み率は70年代(又は60年代)に人間の感知能力を遙かに超えていたからです。それ以上の歪みの改善など人間の感覚で感知出来るはずもありません。また、歪み率が音質を決める要素でもありません。音質を決める要素はもっと別の所にあると思っています。この事を裏付けるように、例を挙げれば、70年代のオーディオアンプと現在のオーディオアンプの音質の違いを聞き分ける事が出来るでしょうか。スペック的には、2桁程度特性は改善されたと思いますが、それに比例して音質も良くなっていると実感出来るでしょうか。昔の製品の方がよっぽどまともな音がしていたと感じている方も多いのではないでしょうか。いくらスペックを改善しても音質は良くならないと言う実例です。また、スイッチング歪みはどうでしょうか。一時期、業界ではスイッチング歪みを問題にしてノンカットオフ回路とかスーパーA 回路とかスイッチング歪みを発生しない回路が流行った時期がありました。しかし、今それを問題にするメーカーはないでしょう。このスイッチング歪みも「理論的に・・・・」と言う話だと思うのです。今でも人気のHMA−9500、ヤマハのB−1、(こんなのも上げて良いか?)サンスイAU−9500や私も聴くヤマハのCA−2000 120WB級等は、すべて普通のB級動作です。ノンスイッチング方式でもなければ、A級アンプでもありません。しかし、スイッチング歪みが聞こえるなどという事もなければ、音質については十分に満足しています。逆にノンスイッチングを謳ったアンプでもパットしないもののあります。この様な事から(メーカーが言うような)オーディオアンプで聴感上歪みが問題になるような事はないと思っています。(歪みが聞こえるなどという人は奇人変人の部類にはいるのではないでしょうか)逆の例を一つ、(落札には至りませんでいたが)最近オークションで注目した機種です。94年製と言う事で、私はオーディオを止めていた時期に発売されたもので、私は最近まで全く知らなかった機種ですが、フィリップスのLHH A700と言うパワーアンプです。なかなかユニークな製品のようで、中古市場での評価もそれなりに高いようです。スペックを見て驚いたのですが、歪み率は、0.2%なのです。昔の真空管アンプ並???と驚くべきスペックでした。現在のトランジスターアンプでは、考えられない値で、桁外れ?の悪さに驚きました。これは、回路方式のよるもの。歪み率などのスペックよりも音質を最優先に取り組んだ結果だと理解しています。ある面、これが本来のあるべき姿ではないかと思っています。メーカーの自信の表れでもあると思うのです。(70年代のアンプに対し)新しいアンプの新しい取り組みと言えます。これは、音質はスペックなどでは語る事は出来ない事を示しているのではないでしょうか。

HMA-9500と言うアンプ(9/7)
 
Lo-DのHMA-9500(mkU含むシリーズ)は有名なアンプです。有名と言うよりも未だに人気のあるアンプです。音質については、色々言われています。好みの分かれる音かも知れません。音をいじる私から見ると、使いコンデンサーの音がもろに出ます。コンデンサーの数は多くはありません。10本程度です。何処に何を使うかによって、同じ、HMA−9500でありながら、全く傾向の異なる音を出します。現在入手出来るコンデンサーの種類はそう多くはありません。そのような状況からは誰がやっても同じ、そう違いは無いという見方も出来ますが、何処に何を使って、どのような音を出すかは、それぞれ個性が表れて面白い物です。パズルをやるように、取っ替え引っ替えやり続け、少しでも理想(イメージ)に近づけようとしています。
 ここから先は、HMA−9500と言うアンプをいじってみた、全く個人的な印象ですが、長岡さんで鉛のインゴットを載せる事は有名ですが、今改めて申し上げるまでもない事でしょうが、このHMA−9500は、ヒートシンク部分に鉛のインゴットを載せるべきであると感じました。トランスやコンデンサーのケースの上も載せるべきでしょうが、ヒートシンクの上にも載せるべきであると感じています。何故か?それは、見かけはゴッツイカタチデ頑丈そうですが、意外に鳴きやすいのです。私は、シャーシの構成を見る為に、全てのアンプは、シャーシのあちこちを叩くのですが、この9500と言うアンプは、シャーシや(コンデンサーなどの)カバー、そして頑丈そうに見えるシャーシと一体型のようなスタイルのアルミダイカスト製のヒートシンクが叩くと意外に鳴きが大きいのです。NECもSONYも他社にもあると思いますが、シャーシは高剛性の方向に進み、がっしりとした鳴きの少ないもになりました。多分、(最近の)高級機の多くも鳴きの少ない物になっているはずです。澄んだ細かい音(ニュアンス)を再現する為には、シャーシの鳴きは禁物です。このHMA−9500を活かす方法(ノウハウ)は、(私は見ていませんが)長年の歴史があるだけに多数紹介されている事でしょう。自分自身の実体験から感じた事は、鉛を載せて鳴きを抑える事は大事な事です。
 通常のアンプは、構造的になかなかヒートシンクに鉛を載せる事が出来ません。また、ヒートシンク鉛を載せる事は、下手をすると放熱の為の通気口を塞ぐ事になり、アンプ壊したり、傷めたりする事になります。通常は、なかなか出来ませんが、この9500なら、構造的に上手く載せればその点問題無いと思ってます(やる方は自己責任です。当方は、責任は負いません)。アルミは、軽くて意外に鳴きやすい物です。ダイカストは無垢よりも鳴き安ような気がします。本当は、ヒートシンクもアルミなどとケチな事を言わず、銅製であれば一番良いと思っています。重量もあり、アルミのように叩いてもキンキン鳴きません。本当は、そのような材質が理想なのだと思います。コスト重視のメーカー製では実現不可能でしょうが、100万円以上もするパワーアンプなら、アルミなど材料費をケチらずに奮発して銅ブロックを使って欲しい物です。ヒートシンクは放熱だけでなく、音質面では、重く鳴かないという事が重要です。

最近のオーディオアクセサリーに思う事(9/2)

 最近、オークション商品をチェックしていて感じた事ですが、色々なアクセサリーが出回っているものだと感じました。私は、古い人間で古いオーディオ(古いハイファイ)にしか関心がなからかも知れませんが、新しいオーディオアクセサリーには色々なものがあるものだと感じました。商品からメーカーのサイトを覗いてみると、古い人間である私には理解しがたい難解な(魔法のような)技術があるようです。ハーモネー○○等という商品は、CDを再生する場合に、120KHzまでの音を再生する装置らしいのですが、元々、CDには20KHzまでの信号しか入っていないのに、どのようにして、120KHzまでの音を造り出すのでしょうか?技術に疎い素人には何とも理解しがたいものです。例え人間が20KH以上の信号を感知出来るとして、元のCDには、20KHz以上の信号は含まれていません。どのような技術を持って、どのような音を復元するというのか?例えば、コンピューターで20KHz以下の音楽信号から20〜120KHzまでの音楽信号を類推して作り上げるというもの(擬似的効果音)であったとしても、それって、私達が求めているオーディオ(ハイファイ)なのでしょうか。大いに疑問が残ります。言い方を変えれば、そんな物はハイファイでも何でも無いという気もします。こんな風に思うのは、私だけでしょうか。リンクを伝って更に進と他社のピュ○シリーズとか・・・・スーパーツィターとスーパーウーハーを付けたような、高音域と低音域の改善があるそうです(解説では)。
しかし、どの解説を読んでも○○○と思われるとか、○○○と考えられるという表現で、読んでいる者からすると非常に曖昧な表現です。解説ほどの効果があり、数十万円の値段を付けて売るのであれば、○○○であると言い切れるような、明確な表現をして欲しい物であると感じます。もう一点は、既存のシステムに並列接続するだけで、(素人でも)簡単に効果を体感出来ると言うのが、商品の特徴のようです。これはそうしないと売れなからか?と考えるのは意地悪な考えでしょうか。何十年もオーディオをやってきた物からすると良い音とか音質の改善は、コツコツと時間と労力をかけて積み上げてきた結果であると思っています。そんな経験からは、とても簡単取り付けるだけで音質改善などと言うのは、なかなか信じられる物ではありません。
 もう一つ、チェックしていて見つけた商品、名前は忘れましたが、軽井沢辺りの工房か会社か忘れましたが、商品は焼き物(陶器)のような物だともいますが、ドロップ程度の大きさの物を装置や部屋に貼り付けるだけで音質が改選するという魔法のようなアクセサリーです。部屋にドロップ程度の大きさの陶器を数個から数十個貼り付けただけで、部屋の残響特性を改善してくれたり、音質が良くなったりするのでしょうか。装置の隣に置くだけで装置の音が良くなったりもするらしいのです。私のどうも理解出来ない物でした。どの製品にも共通しているのは、簡単に音質改善が出来る。解説を読むと原理は曖昧であったり、と思われるとか、と考えられるなどの表現が多く、嘘っぽい。
 個人攻撃をするつもりはありません。目にとまった者を例に取り上げただけで、製品名やメーカー名は伏せているつもりです。もう一つ、以前はなく、最近、話題になっている?クライオ処理という技術、詳しくは理解していませんが、低音の熱処理を加える事で金属の歪みを取り除く?高等技術のようですが、果たして、この処理をした物とのそうでない物の音質的な違いを判断出来る人がいるのでしょうか?4Nとか7Nの違いも同じ様な事か?純度が上がると音が良くなる等と考えるのは思い込みだと思うのです。ブラインドで当てる自身のあるかはいますか?気分的なものではないのか?例え理論的に違いがあるとして、人間の聴覚で感知出来ないものは、意味のない事と思っています。あるWebページに300m長のケーブルにクライオ処理した物としない物の導体抵抗の違いが説明されていました。(何日も経ってしまったのと関心が薄いので記憶が定かではありませんが)2.9Ωだったか2.9mΩだったか?クライオ処理した物は2.7Ωか2.7mΩになり、0.2Ωか0.2mΩ程度、導体抵抗値が改善されるらしいのです。この例も適切な例ではないと思うのです。実際、使用するオーディオケーブル(スピーカーケーブル含む)は、通常、2〜3mで長くても5m程度が一般的で、10mも引き回す人は希だと思うのです。300mのケーブルを例に挙げるという事は、2〜3mでは、殆ど差がない。差を示す事が出来ないので、300mもの現実離れした物を例としてあげているのだと思います。それ程の長さで僅かな違いしかない物を3mの長さで考えれば、実際は100分の1しか差がないと言う事になるわけで、それ程、微細な差を人間の聴覚で感知出来るでしょうか。明らかに誇大広告であり、物売りの意図が働いている事は明白です。つまらない事、些細な事を大げさに表現している者が多いように感じます。この程度の差であれば、オーディオ機器の使いこなしで十分にカバー出来るというか、使いこなしによる音質差の方が大きいと思うのです。
  簡単に音質改善が出来る商品を謳うのは、簡単に誰でも使える商品でないと売れなから、いい加減な商品は、曖昧な説明しか書けない。のは当然の事。最近のオーディオ周辺機器は、この様な商品が多いのではないかと感じています。こんな物でも商品化すれば売れるのでしょうな。売れるから商品化されるのでしょう。裸の王様にならないよう気を付けたいものです。この様な点でも、(長岡さんの推奨した鉛とか)昔のオーディオの取り組みの方が、まともであり、本当に改善が見られたと思うのです。 もう少し使いこなしという点に重点を置いていたと思うのです。最近のこの手の商品は、金儲けの手段と感じてしまうのです。聞こえない音が 、ある人には聞こえたり、まあ、オーディオとはそんなものなのかも知れません。しかし、何事も簡単に出来てしまっては面白味もなくなってしまうと思うのです。インスタントのように買って繋げば音が良くなるとか貼り付けるだけで音が良くなるなとと言う品物は用心すべきだと思うのです。良い音を出す為には、それなりの時間と労力と試行錯誤の繰り返しなど、その事に対する探求心や情熱、自分なりの努力が必要なのだと思うのです。その過程を楽しむのが趣味ではないでしょうか。インスタントでは何を食べても美味しくありません。美味しい物など無いのです。

新しいオーディオは何処へ向かうのか(8/19)

 趣味のオーディオは、それぞれに楽しみ方は自由だと思っています。私は、レコードの(再生)音楽が好きです。時間があれば生録もやってみたいと思っています。音源を確認した上で、自分装置の再生音質レベルを見てみたいので興味があります。また、最近の音源は、当然の事ながらワンポイント録音などと言う音源は皆無で色々な機器で加工された音源が殆どです。そのような音源で本当に音楽が楽しめるのか?はなはだ疑問を感じています。その点は、古いレコードなどの方が音は素直なのではないでしょうか。
 80年代にレコードの時代が終わり、CD(デジタル)の時代を迎えました。アナログは、およそ100年続いたと思います。一方デジタルの方は、CDが世に出て間もなく30年になろうとしていますが、CDと言う媒体の先行きも怪しくなってきました。更に高性能なSACDやネットをとしてダウンロードするネット配信が、主流になってきているようです。CDを買うという人も少なくなって来ているらしく、売り上げは右肩下がりでダウンしているようです。
 音楽CDもパソコンデータと同じくデジタルで、デジタルは出来たての為かフォーマットの変更も多いように思います。100年後もアナログと同じように、再生可能な物(媒体)なのか不安を感じています。アナログ方式は、若干形式は変わりましたが、場板に刻み込んだ音楽を針で拾って再生するという基本原理は、変更されて無く、今でも再生は可能でしょう。しかし、身近なパソコンデータはどうでしょうか。ウィンドーズ以前のMS−DOS時代のデジタルデーターは今使えるでしょうか。テキストなどの形式に変化すれば、何とか使えるかも知れないけれど、そのままでは使えない物が多いはずです。デジタルの時代を迎えて、僅かに30年、100年後も今のフォーマットがそのまま使えるのか、不安を感じています。
 CDよりも高性能なSACDが発売になって、10年くらいになるのか?記憶が曖昧ですが、SACDなる物がある事は知っていました。しかし、殆ど使った事がありません。6年くらい前にSACDとDVD−audioの再生出来るプレーヤーを求め、1枚か2枚のSACDを再生してみましたが、CDの音質に負けるのです。当時のCDプレーヤーの方が良い音がしていました。SACDは、発売早々で、こなれてなかったという事があったのかも知れませんが、ガッカリさせられてそれ以来、デジタルはCD以外使っていません。その後もSACDの動向は(多少)気に留めてきたつもりですが、あまり話題になる事はなかったようですし、今までの経過を見ていれば、今後も活躍する場面は無いとは言いませんが、少なそうと感じています。何故、高性能、高音質を謳っているSACDが売れないのか、普及しないのか?音質重視のオーディオマニアは沢山いるはずなのに不思議ですね。詳しい事は、分かりませんが、ソフトも少ないのかも知れません。メーカーは、いつも高性能を謳い、新しい商品を売ろうとしますが、高性能でも高音質でなければ物は売れないと思うのです。この点からも高性能(ハイスペック)=高音質ではないという事を表しているのではないでしょうか。「笛吹けど踊らず」です。
 そんな中、デジタルの音源は、媒体を通した物からネット販売へと変わりつつあるようです。(私は買った事無いですが)
パソコンや他のデジタル機器でダウンロードするだけ、1000曲以上の音楽を簡単にポケットに入れて持ち運び、いつでも何処でも楽しめるオーディオが若い人達の間では主流のようです。広い部屋、大きなスピーカー、大型の装置を必要とするピュアオーディオは、化石?か恐竜?のようにも感じられます。趣味なので、自分流、自分が楽しめればそれで良いと思っているので、下界のオーディオなど気にしておりませんが、気になるのは、音源の音質低下です。音楽を作るメーカーは、当然商売ですから、売れな物は作りません。売れる物を作ります(一部のピュアオーディオの為に音質重視などと言う事は決してありません)。ユーザーの多くがポケットオーディオを楽しんでいる現在、提供(作る)する側のメーカーは、本価格的なオーディオ装置を前提に音楽を作るでしょうか。ユーザーの多くが、ポケットオーディオだったら、メーカー側もポケットオーディオでバランス良くなる音を造ると思うのです。それはもうピュアオーディオなどではないと思うのです。ポケットオーディオでは、多分、15KHz以上の帯域は出ていないはずです。一方のピュアオーディオでは、20KHz以上の帯域を再生するスピーカーやアンプは当たり前にあります。100KHzまで再生出来るスーパーツィーターもあります。同じ音源で、これら全く(傾向の)違う再生装置を満足させるような音造りは可能なのでしょうか。この辺りに大きな疑問を感じています。オーディオのソフトとハードは昔から二人三脚の関係にあると思うのです。このバランスが崩れると良い音は出ません。古いソースは古い装置で聴いた方がバランスが良く、新しいソースは新しい装置で聴いた方がバランスが良いのです。「当時の音楽は当時の装置で」がバランス良くなると思っています。今の音楽ソースを今の高級オーディオで聴くとどのような音がするのでしょうね。私には、想像が付きません。(一部の方には)皮肉に聞こえるかも知れませんが、新しい高級オーディオ装置は、どのようなソフトの再生をテーマ(又は標準の音楽として)に開発されているのでしょうか。まさか、最新のソフトではないでしょうね。
 だからと言うわけではありませんが、私は、夢中でオーディオを楽しんだ学生の頃、当時のあこがれの機器で、当時のレコード音楽を楽しんでいます。それは、年代が同じだから等と言う事を意識しているのではなく、自分の好みを追求した結果、その年代の音楽と、その年代の装置が、今でも私に最も心地よい音を聴かせたと言う事なのです。

メンテナンスとチューンナップに対する私の考え(8/4)

 メンテナンスを始めて見ると見えなかった部分が見えてきたりして、メンテの作業は増えて行きます。チューンナップについても同じ事が言えます。基本的なメンテは同じですが、多数見てくると機種毎に弱いところや故障し安いところが見てきます。それらのメンテを追加(積み重ね)する事で現在に至っていますので、この機種に依存する部分は、それぞれ異なります。機種毎に取り組みが全く違う部分です。チューンナップについてもそれぞれ機種とのに回路が違うので、チューンナップの取り組みも機種毎に異なります。基本は、その機種の音質的な個性(特性)を活かしながら、(個人的には)より良い音を目指しているつもりです。この事から使用パーツや交換が必要と考えるパーツは、全て試聴による音質の確認から行っています。逆に言えば、音質的な変化が認められない(聞こえない)物は交換の対象になりません。寿命や劣化が認められる物は交換をしますが、特性が良くなると言う理由だけで部品を交換したりはしません。部品の交換には理由(必然性)がなければいけないと思うのです。何でもかんでも機械的に交換すれば良いなどと言う事はありませんし、特性の良い素子に交換したから音が良くなるなどと言う事もありません。(この辺の事は、過去にメーカーが何度も言い続けてきましたが)特性の改善で音が良くなる事もありますが、経験から感じている事は、特性が良くなると言う事と音が良くなると言う事は必ずしもイコールではありません。最悪の場合は、特性の改善で音質が悪くなるケースも希にあります。大事な事は、特性を追うのではなく、特性は一定レベルとクリアーしていれば、それで良く。最も大事なのは、聴観上の音質です。ところが、多くの方は、特性の改善=音質の改善と誤解をしています。良く考えていただけば、直ぐに分かる事ですが、メーカーは、特性の改善を謳いつづけて30年も40年もオーディオ製品を世に出してきました。その結果はどうでしょうか?メーカーが言うように、特性の改善を続けて30年も40年も製品を作ってきたわけですから、(特性改善=音質改善が成り立てば)30年前の機種など足下にも及ばないほど、数十倍から数百倍音質が良くなっているはずです。所が現実は、どうでしょうか。大差なし。場合によっては、昔の名器の方が音が良いなどと言う事もあるのです。何故でしょうか。この事は、特性の改善=音質の改善では無い事を意味しています。
 メーカー製製品もそうですし、オークション出品の商品にも見かけますが、このパーツを付けました。この高級パーツを使っています。と謳って製品を売り続けていますが、どれほど音が違うのでしょうか。改善するのでしょうか。例えば、特性は(僅かに)改善する事はあったとしても、ブラインドテストをしたら分からないなどという事は多い物です。あまり、この様な温室に現れない、宣伝文句に載っては(踊らされては)いけないのです。自分の耳で確認出来る音質の改善がなければ、それは何も意味のない事です。全ては音質なのです。音質の改善無くして何もないのです。この様な、音質の改善のない物については、(劣化パーツを除き)私は新しいパーツに入れ替える事はしません。私のチューンナップは、全て試聴により使用パーツを決めています。特性重視ではなく音質重視で取り組んでいます。

メンテナンスとチューンナップは止まることなくエスカレートする(7/30)

 エスカレートと言うほど、急激なものではありませんが、絶えずコツコツと階段を上るように休むことなく改善(改悪ではないと思っています)を続けています。不況の影響かオークションを見ていますと出品価格も落札価格も以前と比べ下がってきているようです。不況なので趣味どころでは無いというのが本音かも知れません。
 私にとってオーディオは、趣味でもあり仕事でもあります。楽しみでもあります。音楽を聴く事もアンプを手入れする事も楽しみです。今更申し上げるまでもなく、メンテナンスという作業は、始めたばかりの時よりも回を重ねる毎に仕事の量はどんどん膨れあがって行きます。増える事はあっても減る事は決してないのです。何故か、それは回を重ねる毎に、だんだんその機種の中身が見えるようになってきて、何処をメンテしないとダメか、何処が弱いのか、長く使っていただくためには、何処をどのようにメンテすべきか等と言う事が少しずつ見えてくるのです。より良くしようと取り組んでいるメンテナンス作業ですから、分かっていて手抜きをするなどと言う事は出来ないのです。価格が下がった(下がる)のだからそれに合わせて部分的に省略をすれば良いという考えもあるかも知れません。価格に合わせて作業をすれば良いという考えもあるでしょう。しかし、分かっていて作業を省略する事など、良心がとがめて出来ない事です。現状は、仕事量はどんどん増える中価格は下がる一方で合わなくなってきているのかも知れません。こだわりを持って取り組んでいるものからこだわりを無くせば、ただの機械的作業になってしまいます。それは面白味もなく、とうてい趣味と言えるものではありません。時には、自分の商品を過剰品質なのか?と思う事もありますが、ニーズに合わせて作業内容を落とし、価格も落とし、提供しやすくする事を考えなければならないのか?と思う事もありますが、自分の考えたやり方を曲げたくないと言うのが本音です。
 チューンナップについても同じ事が言えます。音質をより良いものにと言う考えから始めたものですが、細かな改善は常に続けています。試行錯誤の連続です。やり始めるとこれで良い。これで完成などと言う事は決してないのです。常に、もう少し○○○したいという気持ちが残ります。どうしたらという事を常に頭の中で考え、いつも試行錯誤と試聴を繰り返して、(私にとって)より良い音を追求しています。これは、楽しみであり、趣味なのです。価格を下げるという事を考えれば、余計な事はしない方が良いと言う事になりますが、(自分にとって)より良い音を目指そうとすれば、どうしても時間と労力と根気が必要になってきます。これは、趣味という領域で消化しなければならない事なのでしょう。何故、始めたのかを考えれば、一番の理由は楽しいから、なのです。

パソコンの不調 (7/28)

 普段、何気なく使っているパソコンですが、壊れると大あわてします。故障でなく今はホットしていますが、この一週間はどうなるのかという不安と遅い旧式パソコンで不自由な思いをしました。何をするにも時間のかかる古いパソコンを使ってみて、時は金なり?と言う言葉を実感します。何の作業でも一息つくほど待たされる、常にいらいらしながらパソコンを使うのはストレスの溜まるものです。さくさく動いてくれないと文明の利器とは言えないですよね。改めて、パソコンのスピードの重要性を認識した次第です。
 青くなったもう一つは、データです。起動出来ない状態が続き、何をやってもダメ。パソコンは何とか手配出来てもデータをどうするか、バックアップなんて取ってないんですよね。大したデータではないけれど、1年2年とパソコンを使い込む事で、どうでも良いデータも多いのですが、いざ修復しようとすると大変な作業になります。中には復元出来なデータもあったりして、途方に暮れてしまいます。
 この一週間、あれこれやってみたのですが、いっこうに起動する気配なし。CPUのファンが異様に早く回転し、普段グリーンに点灯するLEDが黄色に点灯し、明らかに暴走?している様子で、何度も起動し直してみたのですが、全くダメ。電源の故障か?電源ユニットを交換してみても変化無し。諦めかけていた今日、ファンクションキーのF12を押して起動をかけた時、黄色に点灯していたLEDがグリーンに戻り、CPUのファンの音が正常回転に戻りました。治ったか?と思いましたが、画面表示には、システムファイルが蜜から無いという表示。一歩前進したような気がしたけれど、起動出来ず。やっぱりダメか。もう一度起動し直した時、これは行けるかもと直感。ウィンドーズのロゴを見て安心。治った。1週間ぶりの起動でした。何が悪かったのか?原因は不明ですが、何とか復帰しました。こうなる前に前兆?は有ったのです。モニターの画面がちらつき始め、モニターが古くなったから弱ってきたのかと思っていましたが、そうではなかったようです。パソコンが直った今、何にもなかったかのように表示も異常なく出ています。全てが治った?ようです。今回の一件は、私に何かを教えているのでしょうか。気を付けよう。いざというときの備えは必要ですね。改めて、思い知らされました。(今回はオーディオのお話ではなく済みません)

アンプを梱包する際は注意が必要 (6/29)

 オークションや他の取引でオーディオアンプを取引する事があります。そこで、お互いに気持ち良く取引をしたいので気付いた事を書いてみます。梱包で注意が必要なのは、特に保護しなければならないところは、ツマミなどの突起が付いたフロント面、その次に、メインアンプなどでは、スピーカーターミナルなどの突起の付いたリア面というのは、常識だと思いますが、以外なのは、アンプの底面です。多く見られるのは、エアーパッキンでくるんだだけで底面には、何も入れずそのまま段ボール箱に入れた物が多いのです。この様な梱包をするとアンプを傷めます。特に重量のあるメインアンプやプリメインアンプの場合、底板(鉄板)が歪んだ物や4つ足部分が凹んだ物など、輸送時の破損や変形した物を多く見かけます。梱包の際に、少し気を遣って頂ければ傷める事がないのに、簡単に梱包をした為にアンプを傷める事例は多い物です。
 運送屋さんの荷扱いは、以外に荒いものです。エアーパッキンで巻いてと段ボール箱に入れた物の中には、アンプの重量で段ボールを突き破り、到着時には4本足が出ている物まであります。鉄製(インシュレーター)の足なら破損はないでしょうが、プラスチックモールド製の足は確実に割れたり折れたりしています。重量のあるアンプに多いです。また、多くの方は気付いていないかも知れませんが、鉄製の足、5mm厚の底板(鉄板)の頑丈そうなA-10(タイプ2以降)ですが、これ程頑丈なアンプ無いと思われていると思います。しかし、これでも鉄板(底板)は歪み(狂いが出)ます。あの重量で(荷扱い時の)衝撃が加わると簡単にあの鉄板でも歪んでしまうのです。そして、一旦歪んでしまうと簡単には治りません。歪んだ物は何台も見ています。細かい点に注意してみていると色々な事が見えてきます。梱包時、軽視されがちな底面ですが、段ボール1枚などという梱包はしてはいけません。いつか必ずアンプを傷めてしまいます。梱包の際は、必ず、段ボールを二重三重にしその上に丸めた古新聞を入れるなど、必ず、アンプ底面は保護しなければならないところです。重量物の場合、特に大切です。この様な梱包をして初めて安心して取引が出来るようになりますし、お互いに、その商品をどのように扱っているのかという事が確認出来ます。この点は、取引をする上で最低限守らなければならない事であるのと思うのです。お互い気持ち良く取引したい物です。

接点復活剤は使い方を誤ればアンプを壊す (6/12)

 接点復活剤については、前にも書いているかも知れません(記憶にありません)。(どこかで聴いた事がありそうなせりふ)特殊な人種が良く口にするらしい
 修理をしていて良く思う事ですが、接点復活剤は、正しく使えば良薬(くすり)になると思います。しかし、使い方を誤れば劇薬(毒薬)にもなるという認識を持って欲しい物です。この毒薬になると言う認識がない為に、フリカケの様に接点復活剤を至るところに吹きかけたアンプを見かける事があります。接点復活剤をかければそれで接点の接触が改善されると単純に考えている方がかなりお出でのようです。それは大きな誤りです。
 何が誤りか多くのアンプを救う為ここに書きたいと思いますが、接点復活剤とは金属部分に使う物です。逆に、金属部分以外に使ってはいけません。この金属部分以外に使ってはいけないという事が重要です。特に、プラスチック部分には厳禁です。プラスチック部分にかけてはいけないのです。良く見かける事例としては、スピーカーターミナル、RCA入出力ジャックなどのプラスチック部分に使っているのですが、これは、(金属部分だけに着ける事が出来れば良いですが通常は流れ出すので)絶対に使ってはいけません。プラスチック部分に付着した接点復活剤はプラスチックを脆くします。そしてヒビが入り割れます。当然プラスチックが割れれば、RCA入出力ジャックなどは接触不良を起こします。スピーカーターミナルは、住め付けツマミが割れたり取れたりした物を見かけますが、接点復活剤の誤った使用により取れてしまった物もありますし、実際に、お客様から預かったアンプのスピーカーターミナルの金属部分に接点復活剤をかけた方がいて、それが元で締め付けツマミを回したらポロリと取れてしまった等という事例もあります。接点復活剤の使用はアンプを壊す劇薬であるという認識を持ってプラスチック部分に付着しないように使うのが上手な使い方です(基板に付着しても拭き取れば良く基板は割れたりしません大丈夫です)。
ビンテージアンプ(貴重な音楽資源)を大切にしましょう。

オークションに思う事(結構いい加減な商品説明有り) (6/4)

 私は、オークションを楽しんでいます。出品者であり、また、落札者でもあります。最近、感じる事は、いい加減な商品説明(嘘の商品説明)が目に付くようです。○○○の代理出品とか知り合いの電気屋さんの倉庫にあったものを譲ってもらったものとか、自分の使用してきた物ではないと言う事を理由に、責任逃れと思えるような。本当は、自分の持ち物だけど他人からの委託品なので、商品をよく知らないと言うような物を1ヶ落札した事がありました。再起不能な、トランスが壊れている故障品でした。内部を見ると修理したけれど治らなかったというような跡も見えます。十分な確認、慎重な入札をしなかった自分が悪いのですが、商品説明を読むと、最近この手の出品が増えたように感じています。確信の持てない物には手を出さない事が大切でしょうか。
 また、「整備済み完動美品」と書いてあり、どんな整備をしているのかと気になり、商品説明を読んでみました。商品説明には、「当方は、当方はオーディオメーカーの技術系業務の永年経験者です。」と書いてあります。また、「不動品以外はノークレームノーリターン」とも書いてあります。ある面、いい加減な事を書いていると感じます。オーディオメーカーの技術系の永年経験者の出品がノークレームノーリターンかよ?と首をかしげてしまいます。商品説明でオーディオ技術者と名乗るくらいななら、もっとしっかりした対応をして当然という気がします。ノークレームノーリターンを謳うような商品を出品するくらいなら、普通は、恥ずかしくて技術者を名乗るのは憚れるのではと感じました。こんな説明文を見ていると文章に書かなくても出品者の気持ちが透けて見えるようです。私は、他人の悪口を書くつもりはありませんが、最近の説明文は、ある面で巧妙?になってきています。お気を付け頂きたいという気持ちで書きました。(私の商品も同じかも知れませんが?)

大型スピーカーそれとも小型のスピーカー (5/26)

 私が、学生の頃(70年代)日本のオーディオはとても盛んでした。私もオーディオに夢中になりました。多くの同世代の片がそうだったと思います。その後、オーディオの趣味はしばらく中断していました。6年前、昔楽しんだオーディオをもう一度楽しんでみたいという思いから、それまでやっていた趣味を全て止めてオーディオの趣味を再開しました。しばらく振りに始めたオーディオですが、アンプなどは、当時のアンプの音が自分に合っていると感じています。CDは新しいものを1台買ってみましたが、やはり年代の高級機の方が最近の(中級の)SACD等よりもCDを聴く限り音質は断然良いようです。そして、CDよりも手間のかかる趣味ですが、LPの再生は、もっと自分に合っていると感じていますので、コツコツと時間をかけて機器を揃えたいと取り組んできました。そして、(音質的に)最も肝心なスピーカーですが、まずは無難なNS−1000Mから始まり、SX−3U、SX−7、NS−690U、NS−10M、DS−3000、FX−3等を集め一部修復しながら聴いています。昔聴いたバックロードホーンを自作しようとFE−168ES、FE−208ESUその他フォステックスのユニットを集めていますが、なかなか時間が取れずに自作に至っていません。自作用にボードも1年前に購入済みですが、今のところ実現していません。 一度、他人の造った自作バックロードホーンを落札したのですが、とても聞けた音ではありありませんでした。何かがおかしいと感じる物で、設計が悪いのか、ユニットが適合しないのか、おかしな音を再生し、直ぐに処分してしまいました。それ以来、自作物は自分で造らなければダメ、と思っています。個人的には、バックロードホーンは、(昔の経験から)ASW等のウーハート組み合わせて使うべきと思っています。バックロードホーン単体では、低音が出ているようですが、以外と50〜70Hz以下の帯域は出ていません。 (低域は)設計通りに音が出るとは限らず、本格的な再生を目指そうとすれば、どうしても補助的にASW等は必要であると思っています。
 そこで、(不勉強なせいで)私がオーディオを再開して分からない事は、何故、最近のスピーカーは小型の(見ため頼りない)ものが多いのだろうと感じています。例えば、ヤマハのスピーカー、昔は、1000Mや690など、主力のスピーカーはそれなりの大きさを持っていました。ウーハーだって30cmが標準でした。更に、上のグレードだとFX−1やFX−3は、36cm、38cmのウーハーが付きます。JBLの4343など、大型スピーカーは38cmウーハーが付きます。本格的な音を出そうとすると、低音部は、30〜38cmのウーハーが当たり前というのが私の認識です。しかし、最近のスピーカーを見るととてもコンパクトでも値段は当たり前、(最近の)各メーカーのスピーカーシステムを見ると個多賀のものが中心のように感じ、38cmのウーハーが付くシステムは希という感じがしています。これについて、私には何故という疑問が残ります。高音部はともかく、こんな小さなスピーカーでとのようにして低音部を再生するのか?出来るのか?不思議でなりません。ウーハーを重くして、能率を落として、低音を再生しようとしているのか?新しい物に興味はないので、カタログやスペックは見た事がありません。また、田舎に住んでいるので実物を聴く機会もありません。こんな小型のスピーカーでまともな音が出せるのかと思っているのは私だけなのでしょうか。それとも今はそのような再生を誰も望んでいないし誰もそのようなスピーカーは造っていないという事なのでしょうか。これから少し勉強しようとは思っていますが、昔のアンプには、昔のスピーカーが合うのではないかと思っています。(オーディオに)思い込みは禁物なので、全て自分で確認するという事が大事だとは思っています。

少し古いニュース (5/26)

 1週間くらい前のニュースだったと思います。スィングジャーナルが休刊になると言うニュースを見ました。不景気で広告収入が減り維持出来なくなったという事のようです。私は、特にジャズが好きと言うほどでもなく、毎号読んでいるほど熱心なファンでもありません。しかし、この様なオーディオに関わる雑誌が休刊になると言う事は、寂しい事だと思っています。オーディオが好きな私には、時代の流れもあるのでしょうが暗いニュースでした。
 広告収入が減るという事は、オーディオ業界も例外ではなく不景気のようです。この様な状況の中では新製品の開発も難しいのではないかと思います。
 音楽を楽しむ、楽しみ方も多様化して、パーソナルかが進み、イヤホンで携帯オーディオを楽しむという楽しみ方が若い人達の間では主流のようです。昔のように大型のスピーカーに大きなアンプ、LPレコードなどと言う時代は過去のものなのでしょうが、未だにそのオーディオを趣味として楽しんでいる私は化石なのでしょうか。変なこだわりがあって古いオーディオに執着しているのではなく、より良い音で音楽を聴きたい、ただそれだけの事です。

少し気になったので書いておきます。 (5/26)

 オークションを見ていて気になった事があったので、ここに書いておきます。オークションを見ていたら、真鍮製のインシュレーターが装着された商品が出品されていました。出品者の落札履歴には、(私から)落札の記録はありません。当然、その方に落札された記憶はありません。私の所では、真鍮製のインシュレーターも単品でオークションに出品しています。当然、多くの方に落札されてきました。私のインシュレーターを落札して、手元にあるオーディオ機器に取り付けて使われる事も多いはずです。その商品の中には、不要になって、処分される物も出てくるでしょう。常時出品していますので、そのような商品は、今後、増えてくる事が予想されます。
 誤解されないように、ここに書いておきたいと思うのですが、当然ながら、私から落札して頂いた商品(アンプ)も中にはあります。しかし、落札したインシュレーターを取り付けただけの物もあると言う事です。真鍮製のインシュレーターが装着されていると言うだけで、私の出品物と思い込んで、高値で落札される方がいたら気の毒と思い、ここにご説明をしたつもりです。外観だけでは、残念ながら判別は出来ないと思います。
 真鍮製インシュレーターが装着された物全てが、私の手掛けた作品(アンプ)ではないと言う事をご理解の上、オークションにご参加下さい。そのような商品があった場合には、ご注意下さい。確認出来ない場合は、決して、必要以上の高値で落札されないようにして下さい。(損をされる方が出ないよう)少し気になったので書いておこうと思いました。

シリーズ物に思う事  いろいろ (5/21)

 オーディオ機器には、単発で終わる物とシリーズ物が有るようです。私は、アンプを中心に出品していますので、ここでは、アンプについて書いてみます。私がアンプの中身を見てきて感じた事を勝手気ままに書きますので、間違った内容が含まれる場合も御座います。
 ヤマハのC-2シリーズ、同じC-2と言う名前でありながら、中身は別物のようにも感じます。C-2からC-2aは、ヘッドアンプ、イコライザー、フラットアンプという基本構成は変わりませんが、アンプとしてはかなり内容的には変化が見られると思います。シンプルな初期型に対し、大電流型になり発熱が大きくなりました。そして、回路構成も複雑に進化?変化します。良くなった部分もあると思いますが、この大電流によるマイナス面も大きいように思います。当然パーツの発熱も大きく、パーツの傷みが問題となる場合が多いように感じます。C-2xは、アンプ回路の一部IC化が目立ちます。これを進化というのかも知れませんが、アンプがより複雑になり、DCサーボ回路なども採用され、回路技術がより高度化より複雑化して行きます。電源部の増強というかトランスの大型化、ブロックコンデンサーの大型化などが目に付きます。これら一連の高度化、複雑化は、スペック的に向上し測定限界を超えたかも知れませんが、音質の進歩はどうでしょうか。スペックの向上ほど音質は向上していないような気がします。個人的には、回路をトランジスターからIC回路へ置き換えるほどオーディオアンプは風雑な物でなければならないのか?音楽を聴く為の道具と考えた場合、行き過ぎという気がするのは私だけでしょうか。
 NECのA-10シリーズ、初代A-10の話は有名ですが、開発責任者は左遷され、タイプUからは責任者が変わったと聞いています。儲からないアンプは、商売として続ける事出来なかったのでしょう。タイプU以降は、ある面で普通のアンプになったような気もします。それは、商売になるアンプに変化したからです。初代のA−10は、この価格では無理という内容を持っています。NECが出遅れたオーディオ界での巻き返しを狙ったのでしょうが、価格設定が悪かった(安過ぎた)と思うのです。また、独創性は素晴らしい物を持っていたと思いますが、故障した場合のリカバリーが大変であった・・・・。A−10鋸小修理をしているとそのように感じる部分もあります。簡単な故障は、他のアンプと変わりなく修理出来るのですが、タイプU以降の電源部を二段重ねしただけのようなシンプルな電源から比べると初代のリザーブ電源は、AC電源の凹み部分を埋める為に強制的に位相をずらした電源を新たに持っていて、これらの電源を構成する回路が少し複雑すぎたかも知れません。この電源が故障すると結構広範囲に被害が広がり、最悪は電源トランスが逝ってしまいます。そうなると修理も相当手間暇かかる構造になっています。タイプ2以降は、これらの問題はクリアーされ、造りもシンプルで複雑な部分はなく、故障しても簡単に修理が出来る物になり、内容的にも採算ベースに乗るないようになったと思います。しかし、さほど音質を落とす事もなく、これだけの音が出せるのは立派だと思います。だだ、技術屋さん的な視点で見ると初代の独創性はなく、簡単な無いようになり、引き付けられるような魅力は感じなくなります。タイプU以降、多分、開発担当者は変わっていないと思います。アンプの内容は、改良こそ見られますが、基本はタイプUからタイプXまで、同じ内容です。タイプXは、出力段がパラレルからトリプルに変わった事により、より低インピダンスのスピーカーに対応できるようになったこととイコライザーが省略された事くらいで、特に(大幅な)音質的向上は感じません。似てるという視点で見れば、タイプUからタイプXまでが同系列と言えます。A−11と言う機種もありますが、アンプ基板は、MCヘッドアンプはありませんが、イコライザーからメインアンプまで初代のA−10に近い物です。ただし、電源部が先に書いた通り、初代のリザーブ電源は特殊で、A−11はタイプU同様、リザーブU方式の二段重ねのようなリザーブU電源を採用しています。この点が大きな違いです。個人的には、どちらの電源方式が優秀か判断する物は持っていませんが、初代の”独創的で凄い事を考える物だ”リザーブ電源に対し、リザーブU方式は、”ありふれた考え”と映ってしまいます。
 デンオンのPRA−2000シリーズもシリーズ物として長く続いた機種です。初代のヒットで気を良くしたのか、それに続くZ、ZRのフォノアンプ重視の設計思想を持っていたように思うアンプでしたが、RGは、何故PRA−2000シリーズに加えたのか?と思うほど中身の異なるアンプでした。レコードを聴く事が好きな私には、内容的にはガッカリするアンプです。ZRまでのフォノアンプに対するこだわりは全く感じられない内容で、何が変わったかと言えば、バランス出力が付いたと言うだけの内容で、フォノアンプはシンプル?(簡素化)されて、少しガッカリの内容です。フォノアンプにこだわりを感じるところがありません。ある面で、普通のアンプになったのかも知れません。音のまとめ方はそれなりメーカーさんは上手だと思いますが、回路を見ると簡素化された回路にガッカリします。
 書き出すときりがありませんが、最後に、日立のHMA−9500について、私が個人的に感じた事を少し書いて終わりにします。初代の9500が大ヒット、日立(Lo−D)に取っては、(アンプ部門では)最初で最後か?何故、そんなに大ヒットしたのか?今でもHMA−9500様々で信者の数も多いとか?一つは、長岡さんが長年愛用した事も大きな要因だと思います。自社開発のMOS−FETと言う(当時)新素子を採用した事で、オーディオの新しい分野を開いた・・・と言うと言い過ぎか。真空管、トランジスター、そしてFETがオーディオアンプに主流になるかと思えたものでしたが・・・・・。MOS−FETの特徴は色々あると思いますが、ひとつはバイアス回路など簡単で非常に使い安い素子である事が理由の一つにあると思います。直接音質が良いと言うほどのものではないと思いますが・・・・。HMA−9500も例外ではなく、アンプ内部や回路図を見ると驚くほど簡単な構成のアンプです。シンプルという事は、一つオーディオアンプには大切な要素だと感じます。必要以上に複雑な回路はかえって音質劣化を招くのではないかというのが私の考えです。HMA−9500はシンプルという面でも、大変画期的なアンプだったのかも知れません。高域特性が非常に優れていると言う事もMOS−FETの特徴だと思いますが、これはそれ程重要な事ではないようにも感じるのは私だけでしょうか。低周波領域のオーディオに高周波特性が良い事は、それ程重要な個ではないようにも思います。少なくとも直接音質との関わりはないと思っています。メーカーさんもこの大ヒットに気を良くして第二弾としてマークUが発売されます。音質的には、それ程大きな変化はないと感じています。回路的な違いは、当時流行したノンカットオフ(ノンスイッチング)回路が搭載された事ぐらいでしょうか。良くなった面もあるのでしょうが、MOS−FETを使った特徴のシンプルという点では、複雑化して行きます。また、このアンプの特徴として、簡単である為に、プロだけでなく素人が手を入れた中古が多数で回っています。中には、ハズレもありますので注意が必要です。(余談ですが、先日入手した1台は、NchとPchプラス側とマイナス側のFETが反対に付けられていて、FETが飛んでいました。こんな馬鹿な事は普通誰もやらない事ですが、いかにも素人がやりましたという物でした。貴重なFETを壊してしまい腹立たしくも思いました。修理どころか故障品を作り出すような事は止めて欲しいものです)
 いくつか例を挙げて、私の感じた事を書きましたが、シリーズものに共通しているとは、売れる商品である事、だから、第二弾第三弾と続くのでしょう。別の面では、回路が複雑化して行くという言う事です。これを技術の進歩と解釈すべきなのでしょうか。シリーズものはある面で大変難しい面も持っていたと思うのです。それは、前作を超えないと売りにくいという事です。全てのアンプが誰の耳にも明確に前作を超えたと証明する事は難しいと思います。また、曖昧な感覚的なものです。これに対し、スペックは、数値で表す事が出来、ユーザーの目を欺く?というと言いすぎでしょうが、性能向上をユーザーに訴えるには、非常に好都合なものなのです。全てとは言いませんが、アンプの向かった複雑化(高度化)の背景には、メーカーの売る為のスペック向上が見え隠れしているような気がします。もし、メーカーが言うようにアンプの新作が出るたびに音質が向上していたならば、現在のアンプは、30年前のアンプの数十倍から数百倍音質アップしているはずです。しかし、現実はどうでしょうか。私が言うよりも結果は明らかです。
 新しい物(ニューモデル)が必ずしも音質的に優れているという保証はないのです。メーカーが言う音質向上や、スペックだけを鵜呑みにしてはいけないのです(スペックと音質は直接の関係はありません)。大事な事は自分の耳で確かめる事、自分の求める音質をコツコツと作り上げて行くことが大切なのだと思うのです。

音の良いコンデンサーなどは無い (5/13)

 ここでは電解コンデンサーについて日常感じている事を書きます。私は、オーディオが好きで、アンプの内部を色々といじって楽しんでいます。”アンプに使用されているコンデンサーで音が変わる”と言う事は常識ですが、どのコンデンサーを使えば音が良くなり、どのコンデンサーを使うと音が悪くなるか。これらの事については、ネット上を検索すれば色々な人がそれぞれの体験を元にこれが良いこれが悪いなど、探せばきりがないほど沢山あります。
 私もこの事については、大変興味があり、自分なりに(入手可能な物を)色々と試してきました。音が良いと言われるコンデンサーも色々と試してきました。しかし、私の結論は、音の良いコンデンサーなど無い、逆に、例外を除き、音の悪いコンデンサーも無いと言うのが正直なところです。音が良いコンデンサーがある(現在一般にお店で購入出来る)言う方がいたら「どの銘柄を使うと音が良くなりますかと」お伺いしたい。その銘柄のコンデンサーを使えば確実に音が良くなるなら、音造りなどと言わず、機械的に全てのコンデンサーをその銘柄に入れ替えれば良いわけですから、それ程簡単な事はないわけです。しかし、メーカー製のアンプを見ると(1種類)特定銘柄のみ使用しているアンプなどは皆無です。何故でしょうか。考えてみて下さい。高級オーディオ用はコスト的に高く付くから使わないのでしょうか。(利益を出す為の商品ですから)そう言う部分も少しはあるでしょう。しかし、多くの部分は、音造りに関わる部分だと思います。
 私は、以前に何度か書いていますが、どの電解コンデンサーも固有の音色を持っています。固有の音色を持たないコンデンサーなどはありません。色に例えて考えていただけば分かりやすいでしょうが、赤系の色が好きな人でも全てが赤衣服を着る人はいないでしょう。赤だけで絵を描く人もいないでしょう(赤だけでは絵になりませんが)。対比する色があったり、赤を引きただせる色があって、赤が生きてくるわけで、一色で絵を書く人はいないのです。コンデンサーの使用についても同じ事が言えると思うのです。特定のコンデンサーをアンプの特定の箇所に1個入れただけでそのコンデンサーの音質を評価する事も危険な事だと思います。アンプの音は、バランスの上に成り立っています。そのコンデンサー1個で音のバランスは変わりますが、それで音が悪くなっても、良くなってもそのコンデンサーの音と判断するのは間違いであると思うのです。色で言えば、全体の音(アンプの音)が、薄い黄色い色であったとしたら、その1個のコンデンサーが赤い色であったならアンプの音は、オレンジ色に近い物になるでしょう。入れ替えるコンデンサーの色が青ならば、緑色になるでしょう。青い色が青い色を示すのではなく、他の色とのバランスで混ぜ合わせた時の色が出来上がります。出来上がった色は、入れ替えたコンデンサーの色ではないのです。そのコンデンサーを入れる事で、全体の色が変化するのです。その変化した(混ぜ合わせた)色がそのコンデンサーの色という判断は間違いなのです。
 分かりにくい説明だと思いますが、コンデンサーはそれぞれ個性(音色)を持っている。だから特定銘柄のコンデンサーだけを使うという事は殆ど無いのです。希に特定銘柄だけを使ったアンプも見かけます。それらのアンプは、フィルムコンデンサーを併用する事で、音を整える事が多いようです。
 メーカーも、私個人も(技量やコスト違いもありますが)多分、音造りの方法としては、想定する音があり、その音にどう近づけて行くかということを、コンデンサーの銘柄や容量の組合せを試行錯誤の結果、トータルでコントロールしているのだと思うのです。この様な事(視点)から音が良いコンデンサーなどは無い、音の悪コンデンサーなどもない。あるのはどのような方向(色)に持っていこうとする意志だと考えています。その意志無くして良い音などあり得ないと思っています。コンデンサーの用い方は、それぞれのコンデンサーの個性(色)を理解し、どのような用い方をすれば、目的(目標)とする音色が出せるのかを試行錯誤の中から積み上げて行くものだと思っています。
 こんな事を書くと、書き過ぎ??かもしれませんが、ネット上では、このコンデンサーは音が悪い。このコンデンサーは音が良いなどと言う記事を結構見かけますが、それらを見ていると先も書いた通り、目標とする音を持っていない。又は、殿よな組合せをすれば、目的とする音色を出せるのか分かっていないという事になるのではないでしょうか。材料が悪いのではなく、美味しく調理する腕前がないのです。まあ、口で言うのはたやすく、(偉そうに言えば)実際にこれらの事をやろうとすると気が遠くなるような試行錯誤と経験の積み重ねが必要なのです。アンプの基板が(パターンが剥がれるほど)壊れるほど繰り返し試聴を続けます。これも趣味なのでしょう。

オーディオ機器の音質は進歩したか? 進歩しない理由 (4/26)

 このページを読んでいたいている方の中で、30年前よりも今のオーディオ機器の方が音質的に向上したと感じて居られる方はどれほどお出ででしょうか。10年前の機器との比較でも同じ事でしょうが、明らかに向上があったと思えるのはS/N比が向上した事ぐらいでしょうか。肝心の音質が良くなったなどとは、私は全く感じていません。
 何故、音質が進歩(向上)しないのか?それは、ある面で答えは簡単な事です。現在の(ちょっとオーバーかな)科学技術では、音質を作れない事を証明してます。(メーカーさんには失礼ですが)今のメーカーの取り組みでは音質向上はあり得ないという事の証明だと思います。別の言い方をすれば、今の取り組みでは限界であると言う事です。現在のどれほど立派な計測機器を用いても良い音は造り出せないという事を表しているのだと思います。
 多分、今も昔(30年前)も最終的には、評価者が音楽を聴いて(試聴して)音を決めをするという行程は今も昔も変わって異なと思うのです。評価者(人間)が音楽を聴いて、善し悪しを判定し、音質改善に取り組んでいるようでは、(そのような非科学的な方法では)、科学(技術)で音を造るなどというレベルの話ではありません。今も昔も相変わらず、人間の感性に頼る音造りが続けられているのです。人間の感性に進歩等と言う事は、特別な場合を除けばあり得ない事、また、最近の人には最近の人の感性があり、感性の変化、感性の退化と言う事もあり得るわけです。感性が退化すれば当然出来上がる音も音質向上どころか音質後退もありうるという事です。
 この様な理由から、音質の進歩(向上)は、現状非常に難しい事であり、今後も現状のままでは音質向上は望めないという事になります。だから、オーディオの正解では、今でも30年前、20年前の機器を好んで使い続ける方が多いのかも知れません。自分の好みにあった音を探して音楽を楽しむのがオーディオなのかも知れませんね。音質向上などとあまり高望みをしてはいけないのかも知れません。

ここだけの話?? (4/26)

 あまり大きな声では言わない方が良い?と思うお話です。ただ、現実をお伝えしお考え頂きたいとの思いから少しだけ書いてみます。以前(数年前の事)、私が、アンプの出品を始めた頃、私は、国産各メーカーの音を聴いてみたいとの思いから色々なメーカーのアンプを聴いていた時期がありました。ここではA社とします。A社のアンプを入手しました。多分、発売時の定価は70万円くらいかそれ以上の高級機です。殆ど傷もなく美品でした。片側の出力にハムが少し載るという故障品として出ていたので、比較的安い価格で落札出来ました。修理の段階で、電源のブロックコンデンサーの容量抜けが原因である事が分かり修理しました。この電解コンデンサーは高級機なので特殊な物でした。通常ブロックコンデンサーは、円筒形をしていますが、このアンプに使われていた物は、長方形の箱形をした物で、無誘導巻きとか特殊な構造の樹脂ケース(ガラスケースかも知れません)に入った特殊な物でした。多分、このタイプのコンデンサーは20個くらい使われていたと思います。その内の1個が容量抜けしてハムが出ていたのです。
 半年くらい?1年弱使いました。私の印象は、可も無く不可も無くと言った印象で、悪くはないけれど、特に好きという程良くもない。高級機とはこんな物かと言う思いと、高級機には手を入れる事が出来ない(高価なので改造はやりにくい)。手放す事にしました。出品の際にリレーを交換したり、チェックをしたりしていると、どうも他の電解コンデンサーも気になりだし、確認をしてみると7割くらいのコンデンサーが容量抜けしていました。完全に抜けていると言うよりは容量が殆ど無いか又は半部くらいになっていたりとまともな物が殆ど無いのです。
 しょうがないので、全てのコンデンサーを入れ替えて処分しましたが・・・・・・・・。その時感じた事は、パーツの耐久性や信頼性のな事にガッカリしました。これ程いい加減なパーツが使われていたのかと思うと情けなくなります。メーカーは、”新”と付く物を他社に先駆けて発表(発売)しないと商品は売れません。メーカーにとっては、一つの生命線なのでしょう。しかし、十分なテストもされず、”新”と言うだけで製品に組み込まれる。話題造りのパーツであり、悪い言い方をすれば、金儲けの道具でしかないと言う事、そのような製品(又は部品)を見てしまうとメーカーの言う新技術や新パーツとはこのレベルの物なのかとさめてしまいます。この様な現実に直面するとメーカーは何を造ろうとしているのか?とメーカーの姿勢に疑問を感じてしまうのです。本当に良い音、良い製品を作ろうとしているのか。それともメーカーにとって単なる金儲けの道具に過ぎないのか?メーカーの”新”と付く物にアレルギーを感じてしまいます。
 長期に続かない物は、パーツも技術もホンモノではないと思いますし、場当たり的な発想や開発にもホンモノはないと思っています。商売である以上、物を売らなければならないのでしょうが、目先の損得よりも、じっくりと腰を落ち着けたほんもののものづくりをめざしてほしいとおもいます。

オーディオ体験の数だけオーディオに対する考え方(違い)がある(4/21)

 最近思う事と言うよりも、以前から何となく感じていた事ですが、趣味の世界、オーディオの世界は、その人の体験してきた事により、その人なりのオーディオ(趣味)に対する考えが形成されて行くものだと思います。従って、誰も同じ体験をした人はいないわけで、オーディオに対する考え方は、十人十色でそれぞれが違っていて当たり前だと思うのです。ある人の考えに共感する事は有るでしょう。しかし、全てが同じなどと言う事はないと思うのです。体験してきたオーディオが違うのだから、オーディオに対する考え方違うのは当たり前の事だと思うのです。そして、誰もが、自分の体験を通して学んだ事だから、誰もが自分の考えが正しいと思っているのです。(多分、私もその一人だと思います。)
 しかし、一個人が体験できることなど、(あらゆる面で)限りがあり、たかがしれたものだと思うのです。だからそのささやかな体験から”絶対”などと言う事は言えないと思っています。まして相手が音(音楽)というものであり、人間の感覚と言う非常に曖昧なで個人差のあるものであります。
 私が個々に書く事は、全くの気まぐれで、自分の感じた事や体験、その体験から感じた事を書いています。従いまして、ここに書いている事の中身には絶対などと言う内容のものは御座いません。日々、オーディオに取り組んでいて感じた事を私が感じるままに書いています。勿論、理論的な裏付けなどもありません。体験的、直感的発想という様なものだと思います。非常に非科学的です。だから自分の考えを他人に押しつける事は、決してありませんし、趣味とはそのように、自分が楽しむものだと思っています。非科学的であろうが理論的でなかろうが、一つの事を自分なりに考えを巡らし追求して行く事は(趣味としての)楽しみなのだと思います。

電解コンデンサー(4/21)

 電解コンデンサーは、メーカー毎、銘柄毎に音が違う事は、少しオーディオについて知っている人は誰もが知っている事だと思います。今日は音だけではなく、コンデンサーの性質の一つ液漏れについて、最近感じた事を書いてみます。電解コンデンサーは、内部はアルミ箔とセパレーター(電解液を含んだ紙の様な物)がアルミ缶の中でぐるぐる巻きになっています。その電解液の液漏れは、電解コンデンサーの容量抜けにつながるものです。この液漏れもメーカー毎に差がある様に感じています。私は、(ここではA社とします)A社の電解コンデンサーは(使おうと思って意識して使ってはいません)使いません。一般品を安く買ったりしたものの中に含まれている事はあります。以前は、それ程気にしていませんでした。(分からなかった)と言う事ですが、最近、あるアンプを(複数台)見ていて、何となくこのメーカーの電解コンデンサーは液漏れした痕跡が多い様だという事は、薄々感じていました。そして、ある時、ターンテーブルが不調になり、修理をする事になりました。問題は、電圧に異常があり電源部にあると言う事は直ぐに分かりました。原因を探している時に、ある電解コンデンサーが(以前に)電解液を吹き出した様な跡があり、端子部分が腐食していました。これだと感じ、コンデンサーの容量を確認するとゼロでした。完全に容量抜けしています。隣の同じメーカーの電解コンデンサーも容量抜けしていました。同じく端子が液漏れによる腐食があります。その一件から先のアンプを注意深く確認すると同じ基板上の他社製電解コンデンサーは液漏れの様な跡は殆どありませんが、A社の電解は、基板が変色していたり、端子部分の金属が青く腐食しているものが多いのです。全てが容量抜けしているというものではありませんが、A社の電解コンデンサーは液漏れが多いという事の確証にはなったようです。

オーディオアンプの中で音を変える要素は色々ある(4/12)

 オークションに出品するようになって6年目に入ったか?最初は、国産各社の音造りの傾向に興味があり、色々な音を聴いてみました。一通り音の傾向が分かると、やはり自分の好きな音、好みに合わない音など、当然出てくるものです。それからは、自分の気に入ったものだけに絞り出品しています。気に入った物とは、音質もそうですが、アンプの造りが独創性があったり、他にない物を持っていたり、音質が全てとは言えませんが、色々な面で私の興味を引く物に限り取り組んでいます。趣味ですから当然の結果でしょうが、何でもやるほどの知識もなければ、資料もありません。能力もないと言う事で、好きな機種限定でやっています。方向としては、広く浅くを嫌い、狭く深くという方向にあるようです。試行錯誤を繰り返す中で、(自分の中では)より良い物を目指しているつもりです。機械的に繰り返し同じ作業をする様な事は、面白くも何ともなく、単なる仕事はしたくありません。昨日よりも今日、今日よりも明日、と自分の中ではコツコツと積み重ねてきたつもりですが、振り返ってみると同じ場所を行ったり来たりしているのかも知れません。そのようにとらえどころのない物が音であり、オーディオなのかも知れません。人間の感覚とは、そのように曖昧な物です。しかし、常に前を見て進んでいるつもりで取り組んでいます。
 前置きが長くなりましたが、最近、思う事を少し書いてみます。私は、以前、そして今もそうですが、使用するコンデンサーが音質に与える影響は大きいと思っていましたし、今でもその考えは変わりません。その他、最近、試行錯誤の体験の中で感じた事は、最近の私の出品物に変化があるように昨年末あたりから、出品商品の多くには、真鍮製のインシュレーターを取り付けています。当然、プラスチック製に割れやすい物から金属製の壊れないインシュレーターの方がいいし、格好も金色で高級感があっていい。しかし、それ以上に付けた理由は、防振、制振と言う観点から考え出した物です。インシュレーター装着前に、私は、鉛の板を使ったアンプ内部の制振、防振を試験的に繰り返していました。きっかけは、アンプに載せる鉛のインゴット(塊)で音が変わるという事は、昔、長岡さんも言っていましたし、長岡さんの本にもその様な事が書いてあります。アンプの外箱に重しを載せるより、直接、シャーシや基板やパーツの防振、制振をした方が、より効果的なのではないかという発想で始めたものです。過去のオーディオ機器を見ても80年代中盤辺り以降の高級機には、真鍮製のインシュレーターが装着されているものを見かけます。70年代のアンプに全くはありません。80年中盤には私はオーディオを一旦止めていたので、真鍮製のインシュレーターは最近まで見た事がありませんでした。メーカーが真鍮製のインシュレーターを採用したり、分厚いにアルミパネルを採用したり、防振構造のシャーシを採用したりしたのは、メーカーが、これらが音質に与える影響を認めたからだと思います。そこで、この防振や制振の考えが全くなかった70年代のアンプにこれらの考えを取り入れたという事です。
 アンプの音質を決めるもの(要素)は、沢山あると思います。アンプ回路構成、電源回路、電源容量、電源トランス、ブロックコンデンサー、その他コンデンサー、シャーシ構造など、上げれば切りがないと思います。それら全てが音質に影響すると思っています。それぞれが数パーセントから重数パーセントの割合で影響しあい、トータルとして製品として一つの音のまとまりになると思うのです。しかし、その過程では、出来上がった音がそのまま製品にされる事は絶対になく、社内での試聴と音質調整、評論家諸氏による評価と音質調整の過程を何回も繰り返された後、製品化されるのです。この最終段階での音質調整の殆どは、基板上のコンデンサーによる音質調整です。出来た物で調整が可能なのはその範囲に限られます。私がやっている音質調整も殆どは(現在入手可能な)コンデンサーの音質的個性から使うコンデンサーの銘柄ら容量を決め試聴の過程で(自分の聴観上の最適値に)詰めようとしています。これは、(感覚に頼る作業で)下手をすれば、改善どころか改悪にも成りかねません。リスクがあります。これに対し、最近始めた、防振や制振の考えは、改善こそすれ改悪はないと考えています。振動を抑えて、音が良くなる事はあっても悪くなる事はない。副作用の無い方法であると思っています。
 言うまでもなく、アンプ内部の振動は無い方が良いに決まっています。振動は、最終的に個々のパーツの振動となります。個々のパーツが振動すれば、(オーディオ的に見て)不要な色付けにつながります。(完全には無理かも知れませんが)この不要振動を押さえ込めば、アンプの音はもっと良くなると言うのが私の考えです。この様な考えの基にアンプの制振、防振という取り組みをしています。そして、重量のある真鍮製インシュレーターの採用は、その一手段であると考えています。
 改善は、微々たる事だと思います。しかし、その微々たる改善を馬鹿にしては行けないと思うのです。塵も積もれば・・・・ではないですが、日々の改善がやがては大きな違いとなる事を確信しています。一気に音が良くなる方法なんて無いと思っていますし、その日々の小さな改善に取り組む事が趣味のオーディオとしての楽しみではないでしょうか。

嘘のような、本当の話 最近でもこんな出品者がいるんですね(4/8)

 先日(3月)、オークションでNECのA-10を落札しました。(動作品で)美品という事で、いつもより高値でしたが落札しました。フォノ以外はまともに動作して、フォノは聞く事は出来るがノイズが入るという物でした。美品で動作品を落札したと思い込んでいたので、すっかり油断していました。(安心していたので)到着後動作確認もせずに、2週間ほど寝かしてありました。いざ音出しと思って機器を接続しましたが、全く音が出ません。フォノに切り替えても音は出ず、ノイズが出ます。案の定、商品説明には古い物なのでジャンク扱いと書いてあります。ノークレーム商品とも書いてあります。動作品を装い、繋いでみたら音が出ない。それでも文句を言うなと言う商品です。(美品で動作品と商品説明し)高値で売りつけ、ジャンク扱いでノークレームというのは、悪質な出品者であると感じました。その出品者の出品物には、美品という文字が多く、高値で売りつけようという意図が見えます。そして、その出品者は、ジャンク品を多数落札しており、コンデンサーなどの部品も落札していますから、自分で修理でもやっているのでしょうか。
 以前は、詐欺まがいのこの様な出品が結構多かったように思いますが、最近は、この様な出品者は減り、この様な商品を手にする事はなかったのですが、(そのせいもあって油断していました)久しぶりに酷い商品をつかまされました。IDを公開するのは問題があると思うので、栃木県の出品者でした。(この程度は書いても平気でしょ)お気を付け下さい。私は、商品を受け取った時に、商品を確認もせずに非常に良いと評価を入れていますが、商品を見てガッカリしていますし、信用ならない出品者と感じました。
 私は、A−10は自分で治せるので、(時間が経過しており)諦めましたが、この様な出品には腹も立ちます。少しばかり修理気十つを持っているのか?このA−10は、内部の配線を間違えていたのです。多分、一度ばらしたのでしょう。しかし、初代A−10は慣れないと配線が多く、ばらしたりするとまとめられなくなります。音のでない理由は、コネクタを挿す位置を5箇所間違っている事が原因です。音が出なくなり、修理を試みたらしく、数カ所パターンを切ったり繋いだりした跡もあり、下手な修理でパワーアンプ入力の2個のボリュームは、配線でパスしてあり、ボリュームも効かない状態になっていました。この様な状態の商品をライン入力音出し確認済みと商品説明に表記して、美品として高値で売る出品者に悪意を感じ怒りを感じ、この様なつまらない文書を書く結果になりました。それは、皆さんにもこの様ないやな経験をして欲しくないので書く事にしたのです。動作品だけれど、美品だけれど、ジャンク扱いとか、ノークレーム、ノーリターンなどと書いてある商品には、この様なリスクがある事を考えた上で、後悔しないようオークションを楽しんでいただきたいと思います。そのような商品は、極力敬遠すべきでしょう。 この様な矛盾する商品説明をしてる出品者は怪しいと思って下さい。そして、必ず受け取った商品は、出来るだけ速やかに動作の確認をすると言う事が大切です。最近になっても 、この様な粗悪品を出品する(悪意のある)出品者いるという事は、大変残念な事です。

美品は高値で売れる だから美品?? 人間と同じで外観だけで判断してはダメ (4/8)

先の話と関連して感じた事をもう一つ。この美品として落札したA−10の他に、1週間前にオンボロ(サビだらけ)のA−10も落札しました。確かに、外観はサビだらけで酷い物でした。3/20に書いているA−10です。しかし、アンプ基板などアンプの中身は、まるっきり逆で、オンボロA−10の方が、状態が良いのです。A−10は入出力端子のプラスチックが劣化して割れたり、ヒビが入る物もあります。オンボロA−10は綺麗な端子でしたが、美品のA−10は、少し使い込まれているらしく熱も手伝って端子にヒビが入っています。本当、外観と中身は正反対の状況でした。外観が美品だと高値で、外観が見にくいと安値になる。しかし、必ずしも外観と中身は比例せず、反比例の関係にあるのかも知れません。外観の良い物は使い込まれて内部は傷み、外観の悪い物は仕舞い込まれて出番が無く、内部は綺麗だったりする事も、数を沢山見ていると良くある事です。確かに、一般の方は、アンプ内部を見る事などはまず無く。善し悪しは外観でしか判断出来ないものです。しかし、私のように毎回中身を見ている物からすると、例外もありますが、以外にホコリを被って長い事眠っていた物に内部の程度の良い物が多くあるように思います。人間と同じように?外観だけで判断してはいけないという事でしょうか。肝心なのは、人間であれば心であり、アンプであれば中身であると思うのです。

”ゴミ”を復活させる これこそ趣味? (3/20)

 先日、オークションでボロボロの初代A−10を落札しました。サビだらけのボロボロです。多分、価値の分からない人がある期間野ざらしにしていたのでしょう。価値の分からない人にとって故障した家電製品などゴミでしかありません。
 シャーシの一部はサビが出ています。この様な、A−10は、今までの経験から”手を出すな”と言うのが経験則です。A−10のツマミは、虫ネジで固定してあります。この摘みがサビや固着して取れない事は(初代A−10に限らず)何度も経験しています。今回のA−10も例外ではありませんでした。9個の摘みの内、時間をかけ色々な手を使って何とか6個は外す事が出来たのですが、残りの3個はネジ穴も潰れ、回らず、外す事は不可能な状態になりました。諦めるわけにも行かず、ドリルでネジ穴を上から(ネジを切り取る)開けて、ツマミを外す試みをしましたが、途中、3本もドリルが折れて、これも上手く行きません。悩んだ末、最終的にディスクグラインダーでツマミと固定しているネジ部分を削り取る事にしました。ツマミは使いもになりませんが、スイッチやボリュームのノブは上手くやれば生かす事が出来ます。復活させたいという一心で、慎重に作業を進め、何とか3個切り取る事が出来ました。
 アンプは、取りあえず生きているようなので、メンテをすれば使えそうです。シャーシのサビは、グラインダーでサビを落としてシルバーのスプレーで塗装をかけようと思っています。この様に傷んだアンプは、1台のアンプを仕上げるのに通常のメンテ作業の何倍も時間と労力がかかります。変な話、商売という視点で見れば、こんな手間暇の かかる仕事は割に合わず、完成出来るかどうか分からない品物にリスクを負って取り組む必要など無いのです。「止めておけ」と言う事になるでしょう。しかし、数少ない名器を何とか復活させたいという気持ちから、つい無意識のうちに落札してしまうのです。これは、商売抜きで、趣味の領域です。自分でも不思議な気持ちです。
 しかし、名器の復活に向けて作業をしていると、再生不可能という困難な壁に何度も突き当たりますが、その度に、創意と工夫でその壁を乗り越え、チャレンジしている時は、嬉しくて、楽しくて、とても幸せな気持ちになれます。次元の違う話ですが、国宝などの修復作業もこの様(これ以上に)な困難な作業を巧みの技で根気よく時間をかけて復元して行くものなのだろうなどと思うこともあります。個人のレベルでのこの様な取り組みは、趣味というものなのでしょう。

価格帯によってアンプの構造は違う (3/20)

 私は、オークションに自分の気に入ったアンプを出品しています。何でもやると言うやり方ではなく、10〜20機種くらいに絞って出品しています。もっと多くの機種を手掛ける事も出来るでしょうが、私の考えは、広く浅くよりも狭く深くと言う取り組みをしたいと思っています。確かに、修理だけであれば、広く浅くと言う取り組みでも良いのかも知れません。色々な音を聴いてみるという点では、望ましいのかも知れません。しかし、音を造ると言う考えで取り組んでいますので、広く浅くでは限られた時間と労力ではなかなか思ったような事が出来ず、機種を絞って、その中に集中しようと考えています。他にも多くの名器があると思いますが、今のところは、現在出品の機種に落ち着いています。
 前置きが長くなりましたが、先日、作業の中で感じた事を書いてみます。私は、先にも書いたように対応機種を限定して取り組んでいます。お取引を頂いたある方から、手持ちのBと言うアンプがあるのだけれど、ちょうしがわ調子が悪く眠った状態ににあり、落札したAと言うアンプと同じようにメンテと修理をお願い出来ないかという依頼を受けて、不調のBと言うアンプのメンテナンスに取りかかりました。Bと言うアンプは、Aと言うアンプの廉価版で、Aよりも価格の安いものです。いつもメンテをして見慣れたAに対し、初めて見るBは、いかにも劣化ばんと行った感じで、持っても軽く、フロントパネルのアルミも半分くらいに薄く、見るからに安っぽいものでした。蓋を開けて中身を見ても、Aは2トランスなのにBは1トランスブロックコンデンサーも半分でAを半分にしたような電源でした。作業をして大きな違いを感じたのは、Aが各アンプ基板を配線で繋いでいるのに対し、廉価版のBは、(多くは)基板同士がコネクターピンのようなもので直接ハンダ付けされ固定されていました。配線で繋がれたAは各基板同士の動きは自由でメンテ作業が容易に出来るのですが、廉価版のBは、メンテをしようとするとコネクターピンのハンダを全て剥がさないと基板を取り出す事すら出来ない構造なのです。とてもメンテが出来るようなものではなく、メンテを使用をすると(基板を外す為に)時間と労力を要し、何倍も大変な作業になってしまいます。これを見た時に思った事は、ある程度の価格帯のものは、万一、故障した時に修理をして、再利用される事があるだろう。だから、その時の為に、構造的にもメンテを可能にする造りが考慮されているのですが、廉価版では、(メーカー側は)壊れたらゴミという発想でものを造っているのではないかと感じたのです。とても修理には手間がかかり、構造的にも修理などと言う事は全く考慮されていない?と思えるものです。配線で繋ぐか基板をハンダ直づけするか。コストを考えれば、面倒な配線をするよりも基板直付けの方が安上がりです。また、当時は使い捨ての時代背景もあり、(メーカーは)価格帯から壊れたら修理などせず、買い換えるだろうという読みのもと、物を造っていたのではないかと思えるのです。
 メーカーの思惑とは裏腹に、その商品に思い入れのあるユーザーは今でも大切に使い続けて行こうとしています。時代が変わったのかも知れません。高度成長期で物のあふれる時代に、買い換えは当たり前だったのかも知れません。しかし、時代が変わり、最近は、不況続きで、なかなか高価な最新のオーディオ機器など買えるものではありません。この様な時代変化に、人間の心も変わってきているのかも知れません。いや、かわってきているのだと思います。一つ物を寿命が尽きるまで使い続ける。壊れても直して使い続ける。高度成長期には気付かなかったこんな事が、今当たり前になってきている。ビンテージと言われるオーディオ機器は、今は造られていません。限りある(オーディオ)資源です。今後経る事はあっても増える事はありません。物を大切にする心、自分自身大切にしたいと思っています。

電源のオンオフ順序は当然こと (3/11)

 思いついた時に書き留めておかないと何でも忘れてしまいます。そこで、今日は思った事を思いつくまま書いています。昨日の事、セパレートアンプを使って、何十年にもなるので、当然、プリとパワーの電源ON、オフの順序など分かり切った事です。ところがそれを無視して昨日は、プリを先にオフしてしまいました。
 考えてみれば当然の結果ですが、プリの電源をオフして2〜3秒後、パワーアンプのプロテクトがかかり少し驚きました。考えてみれば当然の事なのですが、作法には従わなければならないなあと改めて感じました。いつもはパワーアンプを先にオフするのですが、プリを先にオフした為、プリの出力端子にDC成分が一時現れたのでしょう。その瞬間的なDC成分でもパワーアンプは稼働していますから、DCアンプであるパワーアンプは、入力された瞬間的なDC成分を増幅して出力端子に出力します。それを感知したプロテクト回路が作動するのも当選の結果です。プロテクトが作動してランプが点灯した瞬間パワーアンプが壊れたかと少し焦りました。良く考えてみれば、当然の結果なのですが、異常を知らせるプロテクトランプが点灯すると瞬間的(条件反射のよう)に焦るものです。

アンプなどの機器は電源を入れっぱなしが良いのか?使う都度入れるべきか? (3/11)

 私の知り合いに、マクレビンソンのプリを使用している人がいます。その人は、アンプの電源は年中入れっぱなし出電源をオフにした事がありません。話を聞くとメーカーがそのような使い方を進めているらしいのです。確かに、電源オン直後は良い音が出ません。ウォーミングアップは、1時間程度又はそれ以上必要かも知れません。また、電源オン時の電気的ショック(ストレス)を考えれば、入れっぱなしという使い方もありかなと思います。何れも一長一短があるように思います。アンプ内部の部品は、通電時間で寿命が来る物と通電時間には関係の名物があると思います。電解コンデンサーなどは、使用時間による寿命があるパーツと言われています。電源を入れっぱなしで寿命を縮めてしまうパーツもあり、一長一短ではないかと思います。私は、必要に応じて電源をオンオフする使い方をしています。大事な事は、アンプ内部を出来るだけ高温にしない事ではないかと思っています。何れの使い方でも、スタイルに合わせて良いと思うのですが、アンプ内部の温度は、(修理の現場で見ていると)パーツの寿命と密接に関係があるように感じています。狭いラックの中に押し込んだり、通気の悪い状態で使ったり、高温になる場所で使ったりしてはいけないのではないか、長く快適に使う為には、アンプ内部の放熱が重要であると思っています。それは、電子パーツは全て熱に弱く、寿命とも密接に関係があるからです。

音の良いΛコンデンサーは神話になりつつあるのか? (3/11)

 昔、オーディオが最も盛んだったか頃、秘密兵器?の様なパーツ開発競争が一部にあったように感じています。一例は、多くの方が知っているΛコンデンサーです。Λコンデンサーは今も昔も人気が高く、(中古で出回っても)なかなか入手出来ません。しかし、アンプの修理をしていると本当に良いコンデンサーなのか絶対になくてはならないものなのか?と思う事もあります。普通のフィルムコンデンサーで代用出来ないほど音が素晴らしいものなのか?当時は、そう(素晴らしいと)感じた違いも、今の電解コンデンサーの音質差から比べれば、ごく僅かなものではないのか?等と感じるものです。
 修理の現場から思う事は、30年経過した現在、Vコンには見られない欠点がΛコンデンサーにはあると思っています。実際に一個一個のコンデンサー容量をチェックするまではそれ程気にしていなかったのですが、ある故障の原因究明がきっかけでΛコンデンサーに疑問を感じるようになりました。音質に関する疑問ではなく、耐久性に関する疑問です。LR差が出るとか、片側音が出ないとかの原因としてΛコンデンサーの容量抜けを何件か確認し、それ以来、不信感をもつのようになり、Λコンデンサーは全数容量チェックをするようにしています。外見は全く異常なくても、以外に容量抜けは多いものである事を確認しています。完全に抜けている物は全く音が出ないケースもあります。半端に容量が抜けている(劣化して抜け始めている)物は、相当数あるようで、30年経過して劣化が目立つようです。これは、素人の私の推測ですが、多分、(一般にはアルミ?)コンデンサーに銅フィルムや銅箔を使用した事が原因ではないかと感じています。また、この劣化の程度は、温度と使用時間に関係があるようで、高温な環境ほど寿命が短くなる傾向があるようです。Λコンデンサーを内蔵した機器は、出来るだけ高温環境を避けるべきではないか?と感じています。あまり劣化が進んでいるようであれば、かえって普通のフィルムコンデンサーに変えた方が良い結果が得られるかも知れません。

コンデンサーに対する認識の変化 (3/11)

 コンデンサーに対する認識の変化、以前(70年代後半〜80年代前半頃)、岡谷のVコンやΛコンデンサーが出た頃、これらのフィルムコンデンサーは音が良いと評判でした。当時は、オーディオ用電解コンデンサーはまだ発売されていなかったと思います。発売されていてもさほど話題にはなっていませんでした。VコンやΛコンを使えば音が良くなると思い込んでいたものでした。
 そして、最近までそのような考えは、頭の片隅に残っていました。しかし、現在、最近のコンデンサーの音色の違いを色々と実験している中で思っている事は、アンプを構成する部品の中で電解コンデンサー程、音質を左右するパーツはないと感じています。VコンやΛコンの音質が悪いというわけでもありませんし、電解コンデンサーの音が良いなどと言うつもりもありませんが、VコンやΛコンは今でも音の良いコンデンサーだと思っています。しかし、これらのコンデンサーを他のフィルムコンデンサーに置き換えた場合の音質変化よりも、(使う場所にもよりますが)電解コンデンサーを他の銘柄に変更した時の方が音質変化は大きいと感じています。
 これらは、実験を通して感じている事で、(VコンやΛコンのように)当時の噂を鵜呑みにしていた?と言うのとは違います。
Vコンやλコンを他のフィルムコンデンサーへ変更しても音質は変わります。しかし、しっかりした造りのフィルムコンデンサーであれば、それ程大きな変化ではありません。しかし、電解コンデンサーの音質変化はそれに比べ顕著です。これらの実験で、(音の良いフィルムコンデンサーと騒がれた当時と比べ)時代が変わった事を感じています。今入手出来る電解コンデンサーの種類は決して多いとは言えませんが、それでも各銘柄毎に音(個性)は違い、それらをどう組み合わせて使い意図した音へ仕上げて行くか、楽しみでもあり、苦しみでもあります。
 この様に、現在に置いては(私の認識として)電解コンデンサーの選択が音造りの鍵になると考えています。

スペックは音を決める要素ではない?と書くとちょっと言い過ぎか? (2/25)

 私に同感という方もお出ででしょうし、メーカーの技術屋さんや技術に詳しい方からは、とんでもないと言われそうです。私が、そう思う理由として、私は、70年代のオーディオ機器を好んで使っています。お金がないと言うのも理由かも知れません。新しいオーディオ機器が高すぎると思っているからかも知れません。しかし、本当の理由は、新しい物に良い物が無いと言うのが本当の理由だと思っています。現在のオーディオ機器に魅力的な物があれば、ローンを組んでも買うと思うのです。しかし、知識不足も手伝って新しい機器の中に魅力を感じる物、引き付ける魅力のある物が無いのです。(現在の儲からないオーディオ機器メーカーさんでは魅力ある製品を開発する事は様々な制約の中で無理でしょう)
 多分、私の使っている70年代のアンプよりも現在のアンプは、2桁くらいスペックは桁違いに良くなっているはずです。この40年間メーカーさんは、スペックの改良に取り組んできたわけですから当然の結果だと思うのですが、結果として、(聴感で確認出来るものとして)ノイズぐらいは確かに改善されていると思いますが、音楽を再生して聴く限りは、進歩を感じ取る事は難しいのではないかと思っています。スペックが2桁も良くなっているわけですから(スペックと音質の関連があるとすれば)音質的にも良くなったと感じ取れるはずです。ところが現実はどうでしょうか。(人間の聴覚で)改善を感じ取る事は困難ではないでしょうか。逆に、(私のように)新しい機器の音を聴いてガッカリしたと言う方もお出でだと思います。スペックがどれほど良くなっても、音を聴いてガッカリさせられる機器がある現実に、スペックなんて只の気休めで、音を決める要素は他にあると思いたくなるのも無理のない話だと思うのです。(余談ですが、オーディオを再開した5年くらい前にSACDやDVDオーディオが聴いてみたくて新しいプレーヤーを買ったのです。そのプレーヤー電源を3回入れたきりで棚の上に上がりホコリを被っています。それ以来、私は新製品に不信感を持っています)スペック的には、多分、(比較していませんがデジタルは進歩が早いので)20年以上前のプレーヤーよりも良いと思うのです。しかし、音はCDで比べる限り、 (25年くらい前の古いプレーヤーと)全く比較にならない音でガッカリしています。悪いのです。
 あくまでも個人的見解ですが、スペックなどと言うものは、ある一定レベルに達していれば、それ以上を求めても人間の耳では感知出来なもので、この事(人間の耳で感知出来ない)はオーディオの再生取ってあまり意味のない事である。(私のようなヘソ曲がり的視点からは)メーカーがスペック改善に努めたのは、数値化して改善度合いを(カタログなどに謳って)具体的数値化して伝えやすくする為、また、スペック改善の結果がユーザーに=同等の音質改善効果があると(錯覚)思い込ませる為、ユーザーに(今度のアンプは良くなったと)伝えやすい事が理由だともいます。
 アンプについても同じ様な事が言えるのではないでしょうか。先に書いた通り、(固有の音色を持った)電子パーツで構成されるオーディオ機器の音色は、電子パーツというピースでジグソーパズルを完成させて行くようなものです。完成された絵(作品)は、作者の感性が反映されたもの(音)になります。色を持った電子部品を使って組み立てていると言う点では、今も(40年前)昔も変わっていないのです。いくら時代が変わって、スペックが桁違いに良くなってもスペックが音を造るのではなく、電子部品をどう組み合わせてどのような音を出そうとしているのかという、作者の意図(感性)が音を造るのであると思っています。この点も、昔も今も変わらないところでしょう。
 しかし、(60年代から80年代前半くらい?)昔の製品の中には、アンプに限らず、スピーカーでも他のコンポでも名器と言われる機器が存在しますが、最近の機器に名器と言われるような機器が生み出されているでしょうか。(最近の機器を知らない)私の知識不足かも知れませんが、私が最近のオーディオ機器を見渡す限り、名器という名に値するような機器は見当たりません。オーディオは過去のものなのでしょうか。もう一度、あの頃の盛り上がりを期待したいものです。(私自身)年は取ったけれども当時のような熱い心でオーディオを楽しみたいと思っています。

オーディオはハイファイか?ローファイ?か に関連してもう少し (2/25)

 先に、オーディオ機器は全てに音の個性(音色)を持っており、数十万円、数百万円、それ以上の金額の物でも人間が電子部品を使って造る限り、オーディオ装置で原音を再生するなどという事は絶対に不可能という事が言えます。何故か、それはアンプを例に例えれば、アンプを構成する電子部品は全てに音質的個性(固有の音色)を持っています。無色透明で色付けのないパーツなどは、この世の中に存在しません。(程度の差はあっても)いくら高価なパーツでも同じです。それぞれ固有の音色を持ったパーツの集合体であるアンプは、当然、固有の音色を持つ事になります。固有の音色持ったパーツで造ったアンプが、無色透明な音に仕上がるなとと言う事はあり得ないという事は、容易に想像いただけるものと思います。高価なアンプと廉価なアンプはどこが違うか、それは当然の事ながら、使うパーツにどの程度お金をかけた物を使っているかどうか。どれほどの両パーツを使っているかどうか。開発にかけた費用(人件費 パーツ他)はどれほどか。どれほどの売り上げが見込めるか。音決め音造りにどれほど時間と費用をかけたかなど、(その他にも色々値付けの要素があると思いますが)様々な価格決定の要素から値段がはじき出されるのだと思います。これらの差が音質差となるのでしょうが、(固有の音色を持った)電子部品で構成された機械と言う点では、同じという事です。(この点では、五十歩百歩)
 だから何を言いたいか?・・・・特に何も申し上げる事はありませんが、オーディオなどと言うものは、自分自身が楽しめればそれで良いわけで、個性の寄せ集めである(自分の)オーディオシステムは、自分の聴く音楽がそれらしく自分の気に入った音でなっていれば、音楽なのです。音を楽しむと書きます。

オーディオはハイファイか?ローファイ?か (2/25)

 現在のオーディオ機器は、ハイファイか?等と書くと今更何を?と思われる方も多い事でしょう。当然、ハイファイだと言う方が多いと思います。私も、そのように思ってきましたが、しかし、良く考えてみると本当にハイファイなのでしょうか?と言いますのは、ハイファイとは何でしょうか?原音に近い音で再生する(再生出来る)からハイファイなのでしょうか。
 ハイファイと言う事を突き詰めて行けば、装置から出てくる音は、無色透明で個性や癖と言ったものが無い(感じさせない)再生音でなければならないと思うのです。勿論、言葉を換えれば、原音再生とか原音により近い音という事になるのでしょうが、現実には、無色透明などと言う音はないと言えます。(断言出来ます。)安物機器だけでなく、数十万円とか数百万円の装置でも装置の持つ個性(音質的な癖)は、必ず再生音に反映されます。
 別な言い方をすれば、ヤマハには、ヤマハの音があり、アキュフェーズにはアキュフェーズの音があると言う事です。(メーカーごと、機種毎に音色を持っている個性を持っているという事を否定する方はいないでしょう)このメーカーごと、機種特有の音があるとしたら、それをハイファイと言えるのでしょうか?厳密な視点で言えば、ハイファイ=原音を再生出来る装置など有りはしないのです。音の入り口から音の出口まで、構成する装置(システム)には、それぞれに固有の音色があり、その集合体(再生システム)として、それぞれの個性(音色)の集合体として出来上がった音を再生音として聴いているのです。
 そして、オーディオを楽しむ方の多くが自分好みのシステムで、自分好みの音で、自分好みの音楽を聴いているのです。様々な個性(音色)の中から、自分の中でイメージする自然に近い音とか、より本物らしい聞こえる個性を持った音を聴いて良しとしているのです。
 このような視点から見れば、現在のオーディオ機器はローファイと見る事が出来るのではないでしょうか。

(狂った)オーディオマニア??? (2/17)

 驚きのアンプを発見???先日入手した故障品を修理していました。アンプは、片側が逝っていました。修理する事になるわけですが、様々な故障箇所を確認する中で、驚いた事がありました。フューズ切れはないか確認した時の事、このアンプは、電源のフューズは、5Aの物を2本使っています。なにやらガラス管の中が太いヒューズでどんな物を使っているのかと表示を見た時に、何と15Aと書いてあるのです。15Aのヒューズが2本挿入されていたのですが、驚いて開いた口がふさがりませんでした。
 大概、この様な事をやるのはオーディオマニアと言われる中でも異常な?特定人種です。5Aのヒューズよりも15Aのヒューズは、太いから音が良くなるとでも思っているのでしょうか?電源ケーブルもそうですが・・・・、ヒューズ1の1本や2本で音が変わるなどとは、私は思っていませんが、(全く変わらないとは言いませんが)ケーブルで音が変わると言う考えがエスカレートすると、この様な結果になるのではないかと思っています。
 私から見れば、何とばかげた事をと思うのですが、ヒューズは何の為にあるのでしょうか??厳密な理屈の上では音は変わるのかも知れませんが、果たして、それを「人間の耳で聞き分ける事が出来るのでしょうか?」、理屈も理屈として理解する事は大切な事であると思いますが、最も大切な事は、人間の耳で聞き分ける事が出来るのかという事です。人間の感覚は、非常に曖昧なものです。良くなったと思ってきけば、「良くなったという気持ちの」バイアスがかかり、良くなったように聞こえるなどという事は良くある事です。また、もう一つ大切な事は、安全という事です。ヒューズは何の為に入っているのか、それば誰でも解るように想定された以上の電流が流れるという異常時に電源を遮断し、事故を防ぐ為に入っているのです。安全を無視して、音質もないものだと思っています。正気の沙汰ではありません。この様な狂った事をやるのが一部の狂ったオーディオマニアなのです。
 この様な状況を見た時に良く火災や事故にならなかったものだと思いました。

振動について、お話をもう一つ (2/10)

 私の本業?は、観光地での(宿泊、飲食など)サービス業です。お店には、1脚(と数えるのか?)多分300kgを超える?(多分足を含めると400kg以上)厚さ15cm大きさは畳1畳以上の大きさのテーブルがあります。そこに熱帯魚の入った水槽が載っています。通常、これだけの重さと厚みがあれば、テーブルは叩いても振動しないものと思っていました。しかし、ある時テーブルを叩いてみると水槽の中の魚が振動に反応しているようなのです。たたき方の問題もあり、軽く叩けば魚は反応しませんが、少し力を入れて叩くと魚が反応します。これ程の重量と大きさがあっても振動するという事例です。振動エネルギーは以外に伝播するようです。実験はしていませんが、多分、アンプなど上にコップに入れた水を置いておき通常レベルで音楽を再生した場合、振動しているかどうかの判定がコップの中の波紋で判断が付くのではないでしょうか。コップの水面に波紋が出来るようであれば、機器は振動している事が確認出来ます。(理想を言えば)波紋が出来ないようなしっかりしたラックに収めて音楽を楽しみたいものです。ひょっとしたらスパイクピンタイプや重量タイプのインシュレーターの効果も波紋の大小で判断が出来るかも知れません。

オーディオインシュレーターについて思う事2(2/10)

 オーディオ用インシュレーターについて、(振動を減衰するなど)音質改善を狙った(意識した)商品である事は間違いないと思います。ただ、考え方には少し差があるようです。私は、一時期オーディオを止めていましたので、その時期に出たスパイクなる物は、その効果についてあまり良く理解をしておりません。振動が通る経路を小さくすれば、それだけ効果的に振動を抑える事が出来るという理屈のようですが、私の勉強不足もあり、この点については良く理解しておりません。
 身の回りを見渡してみますとティアックのVRDS-25XSと言う機種がその方式を取っているようです。(本体側に)スパイクと受け皿のセットです。その他、私が使っていたり、メンテや修理をする機器は70〜80年代の物が殆どですから、足は殆どがプラスチック製の物です。振動に対しスパイク構造が(減衰特性面から)有利と言うのは理屈の上では正しい事なのかも知れませんが、これは他の条件 (重量や材質)が同じであればという前提があると思うのです。スパイク構造であれば、振動が伝わらずに音が良くなるなどと短絡的な考えを持ってはいけないと思うのです (スパイクは一般にそれ程重量はないので、重量による防振は期待しにくい)。また、本体の重量に対し1個あたりのスパイクにどのくらいの加重が適当であるかという事も重要になってきて、無視出来ない点でもあると思うのです。これは、重量のある物と重しに取り付ければよいなどと言うものに比べ、最適値があり、かなりシビアーなものではないかと思います。これら限られた種類の製品で、軽いものから重たい物まで重量差のある全ての(アンプやスピーカーなど)オーディオ機器対応する等と言う事は、最適値という観点から難しいのではないかと思っています。(個人的な推測として)スパイクピンタイプは、製品に特化した物でなければ、大きな効果は期待しにくいのではないかと思っています。
 これに対し、重量増加による防振効果を期待する方式は、(多分)重が大きければ大きい(重い)ほど効果も大きく、素人でも取り組みやすい方式ではないかと思うのです。(華奢なシャーシに重すぎる重量を載せてはいけません壊れますが)振動を抑えるオモリは、機材の上に載せる方式とインシュレーターなどとして、機材の下に取り付ける方式があると思うのです。どちらかと言えば、下に取り付ける方式の方が、シャーシに無理な力をかけず重すぎて壊れるというトラブルは少ないと思います。上に載せる方式も同じですが、通気口を塞ぐような使い方をしてはいけません。欲を言えば、機器の上下両方に適量取り付けるのが望ましいと思います。
 更に、この防振と言う考え方を徹底させようと思えば、アンプであれば、アンプ内部の基板やシャーシの防振対策をすることになります。それは、アンプの上下に重しを付けて防振対策をした目的は、アンプのシャーシや基板など、内部パーツの防振を直接ではなく間接的にシャーシ外側から行っていたからです。直接内部のシャーシや基板や基板上のパーツに防振対策するのが直接的で効果の高いやり方であると思いますが、(シャーシの外側も含め)全てをやるのが最も効果的であると思います。但し、そこまで徹底してやるのは、やる事が出来るのは一部のマニアでしょう。 一般の方には、ここまで手を出せません。
 ここまでやると、メーカー製のインシュレーターなどと言う物とは別物の効果があります。インシュレーターに限らず、メーカーが作る製品は、(極端な言い方をすれば)全て妥協の産物であると思っています。製品には、コスト的な制約があり、スペース的な制約もあり、開発要員の制約、開発費の制約、 開発期間的な制約、上げれば切りのない程の制約の中で物が造られています。そのような物の中に完璧などと言う製品はないのです。そのような物を使い音楽を楽しむわけですから、聴く側にも妥協が必要かも知れませんし、妥協したくないという場合は、自分なりに自ら機器を改善するという事になります。 (本当は、この使いこなしという部分に趣味の醍醐味があると思っています。)私がやっているチューンナップという取り組みは、この様な考えの基に行っている行為かも知れません。

オーディオインシュレーターについて思う事(2/2)

 私は、オーディオインシュレーターを単品で出品もしていますし、私の出品する(アンプ)商品には、(加工が面倒など)例外を除き取り付けるようにしています。理由は、当然の事ながら音質的に望ましい方向へ変化するからと言うのが一番の理由です。他にも、諸々理由はありますが、オーディオ機器は音が命、音が全てと思っています。プラモデルのようなプラスチックの足よりもしっかりした足が良いに決まっています。
 インシュレーターを調べているうちに、鋳鉄と言う言葉が目にとまりました。振動の減衰特性とか優れているらしいのですが、これもピンキリかなあと感じました。(鉄の中に黒鉛が2%以上含有されたものが鋳鉄と呼ばれる)と言う事で、たった2%で何が変わるのか?と金属に関して私は素人ですが思っています。たった2%の含有量で鉄の特性がそれ程大きく変わるのか? 変わるといっても程度の問題があるのではないかと思っています。また、大きさや重量でも効果は変わるはずですが、その辺りの事は触れられていません。私は、メーカーさんの考えて反論するつもりもありませんし、メーカーさんの経験や実績も尊重すべきと思っていますが、製品の値段は高い。我々素人がちょっと試してみようと思えるような価格ではない (開発費がかかっているから当然でしょう)。それなら手軽に試してみようと言うのが私の試み(真鍮)です。以前のメーカー製製品(高級機)にも一部採用されていた物です。新しい物ではありません。
 真鍮は、加工が容易、価格もお手ごろと言う事が一番のポイントでしょうか。私は、ケーブルもそうですが、今のオーディオ製品は、アクセサリーを含め高過ぎると思っています。必ずしも最高の素材でなくてもいいじゃない (特性が2番目でも3番目でも重量や大きさ組合せでカバー出来るのではないか?)。肝心の音質が良くなればそれでいいじゃない。と言うのが私の考えです。
 興味に惹かれ、○○○○と言うメーカーさんのホームページを見ました。オーディオ用インシュレーターについて色々書かれていました。なるほどと思う部分もないでありませんが、後出しジャンケンのような書き方は良くないと思います。
 と言いますのは、各素材の特性について、もっともらしい事を色々書いていました。素人の私にはなるほどと感じるところもありましたが、文章の最後に「材料特有の音とオーディオとの相性について少し触れたが、ここで補足する。証明できるものは何も持合せないので、これは全く個人的な考えであることをお断りしておく。」と言う 、高い商品を売るメーカーにしては、少々無責任な物言いと感じました。各素材の特性を云々言っておいて、最後は、全く個人的な考えであるとは何事かと感じました。散々、鋳鉄の優位性を謳っておきながらこれはないでしょうという感じですね。ならば、真鍮 を使って何が悪いと言いたいです。
 この様な文書を読んでいると、ケーブルもインシュレーターも同じ、高けりゃ売れる?裸の王様対象商品でありますと言っているようなもの、メーカーさんであれば、(私ら素人と違って)お金と時間と労力をかけて研究開発しているのでしょうから、もう少し何故音が良くなるのか理論的裏付けが欲しいところですね。試聴でそのような感じがするなどと言ったら、私ら素人がやっているのと何ら変わらないレベルですね。まあ、音などと言うものは、オーディオ機器を含め、今の科学でも理論的解明は出来ずに、勘や経験に頼るものなのかも知れません。そのような視点で見れば、 レベル的にはどれもこれもドングリの背比べ?かな。
 もう一点、オーディオインシュレータは、機器に取り付ける物で機器内部のシャーシや基板にまでは(直接)防振や制振は出来ないという事です。私のチューンナップ商品は、最も効果の高いと思われるこれらの対策済みであります。今回の記事は、私の宣伝と見えてしまう分部があり、気を悪くされた方もお出ででしょうか?一寸ばかし私の考えや取り組みをお知らせしたかったのです。メーカーの出来る事、やっている事、私の考え、私のやっている事、少しだけ感じて頂けたでしょうか。

70年代のアンプよりも80年代のアンプの方がボリュームのガリが多い?(1/30)

 70年代のアンプよりも80年代のアンプの方がボリュームのガリが多い?本当でしょうか。?正確なデータはありませんが修理やメンテをしているとこの様な傾向を感じています。正確には、70年代、80年代という線引きは出来ませんが、おおよその年代で言うとそのような傾向があるようです。70年代のアンプには、大きなボリュームが付いていますが、比較的新しい80年代のアンプには、少し小型化されたボリュームが付いています。
 私は、両方のボリュームを分解した事があります。70年代の大きなボリュームは、大きさだけでなく内部のパーツもしっかりしたもので接点の接触も(構造的に)比較的良いようです。しかし、80年代の小型化されたボリュームは、内部を見ると解りますが、どちらかと言うと簡素化された構造で、接点数が少なくなっていたり、接触面が小さくなっていたりしている物が殆どで、一部の高級機用ボリュームを除けば、性能的(構造的)には見劣りします。一部の高級品種は、小型化されていてもアルミダイカストでしっかりした構造で、接触面も色々な工夫や改良の跡が見られますが、普及品の多くは、先にも申し上げましたが、小型化した分、性能的(機能的)にも小型化?してしまったようです。
 オーディオ機器に使用されている部品の多くは、オーディオが最も盛んだったと思われる70年代に飛躍的な進歩を遂げたように思います。それ以前の60年代のボリュームなどと比べると改良が見られるように思います。しかし、80年代にはいると改良というのは、小型化へ向けた改良になり、性能を改善する改良ではなくなり、少し方向性が変わっていったように思います。この傾向は、ボリュームやスイッチなどのパーツに止まらずコンデンサーなどのパーツにも小型化の流れがあるようです。小型化は、性能を改善する技術ではなく、省スペース、軽薄短小などと言われる方向に向かったもので、この辺りからオーディオの方向性も変わっていったように感じています。現代のオーディオが高音質を求めているものではなく、いつでもどこでも手軽にオーディオという方向にあると思っていますが、あの時点からオーディオはこの様な方向へ舵を切ったのではないでしょうか。
 この様な考えは、私の独断ですが、ボリュームなどのパーツに関しては、大型ものの方が性能や耐久性などに優れ、音質的にも良かったのかも知れません。一方で、音質改善の新技術が投入されたパーツも沢山あります。しかし、技術屋さんが言うほど(データーが示すほど)本当に音が良くなっているのでしょうか。メーカーはいつも新技術を謳って良さをアピールしますが、現実は、それ程音は良くなっていない。場合によっては、省スペースや省コストの影響で音質が犠牲になり後退してる面もあるのではないかと感じる部分です。
 小型化も性能を維持する、又は、性能を向上させた上での小型化は歓迎ですが、先に上げた過去の製品を見る限りは、コストやスペースのみを考えた小型化で、決して、音質向上の小型化ではなかったと言う事が言えるのではないでしょうか。

A級アンプは暖房機?(1/30)

 私の作業部屋は15畳程度の部屋ですが、暖房機はオイルヒーター1台だけ、冬場冷え込むとさすがに寒いです。そこで冬場はアンプを暖房機の補助として使っています。夏は暑さの元になる(パワー)アンプですが、冬は暖かさ助けになります。以前は、BX−1等というA級アンプを一時使った事もありましたが、今は、B−1です。B−1はA級アンプではありませんがA級アンプ並に(発熱し)熱くなります。変な話ですが、冬は熱いアンプを好んで使っています。

モノトーンの世界(1/13)

 週に1回温泉で休養を取るのが習慣になっています。(年を取ったせいか)ここ数年続いています。温泉は週1回の息抜きでもあります。その温泉は車で片道1時間強の所にあり、結構遠いところにあります。近場にも沢山温泉はあるのですがその温泉が気に入っており、毎回、決まったように出かけます。
 その温泉は、河原に露天風呂もあり四季折々の景色が楽しめます。冬なので最近は雪の日が多く、今日のように雪の降る日は(大きな川)川越しに見える対岸の林や山はモノトーンの世界です。杉林や遠くの山の木々を眺めていると白と黒の世界で自分の目がカラーで見ている事をすっかり忘れてしまうような景色です。手元の露天風呂景観で色が解りカラーで見ているのだと自覚出来るような、少し異様な世界です。少し吹雪くと対岸の景色は見えず、真っ白になり、山岳事故はこの様な時に起こるのだろか等と考える事もあります。
 人間の目は、非常に優秀な感覚器であると思います。私は、写真の素人ですがデジカメなどで写真を撮ろうとすると人間の目では(黒い犬など黒一色の動物など)見える陰影や凹凸がカメラで見ると真っ黒に潰れてしまい、写真になりません。光が足りないと余計そのよな現象が起こるようです。人間の目に見える物がカメラを通すと見えないのです。安物カメラを使っているせいもあると思いますが、多分、高級なカメラも色々な点で人間の目にはかなわないのではないかと思っています。
 その優秀な感覚器である人間の目が錯覚を起こす雪国のモノトーンの世界、カラーで見ているにもかかわらず、白と黒しか判別出来ずモノクロの世界を見ているよな錯覚を起こします。今日は吹雪の中、露天風呂につかっていて、オーディオの世界にも同じ様な錯覚はあるのではないか?等と思いを巡らしていました。人間の聴覚が錯覚を起こすような自然界の音やスピーカーの音があるのではないだろうか??等と雪一面の世界を見ていて思ったものです。人間の感覚器は非常に良くできており優秀です。人間の造った機械ではかなわないほど優秀な感度を持っています。しかしながら自然界の現象の中には、希に、人間の感覚器では感知出来ない?錯覚という現象が発生するという事、人間の感覚とはそのようなものであるという事を感じたのであります。

オーディオ機器修理の好きなところ嫌いな(大変)ところ(1/13)

 私はオーディオ機器(主にアンプ)の修理やメンテナンスの作業を趣味として楽しんでいますので好きなんですが嫌いなところがあります。多分、多くの方は知らない事だと思います。ホコリとの戦いです。20年も30年も使い続けてきた物です。ホコリが溜まっているのは当然です。特にメインアンプのように通気口を大きく開けた物は顕著です。また、使用されてきた環境でも大きく左右されます。絨毯を敷いたような環境で使用された物は綿ゴミが多く内部に積もっている物まであります。埃っぽい環境で使用された物は埃が多く、希に、これは使用されていたのだろうかと思うほど内部の綺麗なアンプも見かけます。この埃っぽい環境での作業は最悪で鼻がムズムズしてきます。掃除機を使ってかき出した塵を吸い取るのですが完璧ではなく、この埃っぽい環境での作業は最悪です。マスクでもすれば良いのでしょうが、こんな埃との戦いは作業をした物でないと解らない苦痛があります。嫌いなところです。

防振、制振、高剛性、重量化が音を良くする理由(1/3)

 防振などの対策が音を良くする(音を悪くしない)と言う事を何度も取り上げています。そして私の出品商品も(チューンナップ品には)対策済みの物が増えてきています。防振対策が音を良くする等と言っても(体験していない)多くの方にはにわかに信じがたい事だと思います。
 私も自ら実験してみるまでは、そのような事は有りうるな程度に思っていました。音が良くなる(音が悪くならない)為には、何か理由があるはずです。何の理由も無しに音が違うなどという事はあり得ないのです。オーディオの多くは、この音が良くなる事の証明が出来ない事象が沢山あります。中にはいい加減なものも沢山あるのだと思います。
 例えば、ケーブルです。銀線にしたから音が良い?無酸素銅だから音が良い?芯線が細いから・・太いから・・・、特殊な構造だから音が良い?そんなの理由にならないし、説得力がないですね。音が変わるという事は解ってもそれが良い方向へ変わったのか、悪方向へ変わったのか、一長一短なのか、それとも好みのレベルなのか、「確実に良くなる」と言う事の証明は至難の業のようです。それだけ音という物は(個々人の感覚による物なので)とらえどころのない物なのだと思っています。10人が聴いて10人が良くなったと感じる事はあり得ません。どうしたら良くなった事の証明が出来るのでしょうか。どのケーブルメーカーも(能書きは語るけど)証明したメーカーはありません。未だに出来ないという事は不可能な事なのかも知れません。
 しかし、防振対策が音を良くする事の証明は、私の簡単な実験でも確認出来たように思っています。(私は一アマチュアですから)絶対などとは申しませんが、簡単な実験で確認しました。簡単な実験と言いますのは、動作中のアンプの基板に振動を与えるという方法です。アンプの出力にテスターを当ててアンプ(シャーシ又は基板に)に振動を与えるとアンプ出力に繋いだテスターが振れます(出力が現れます)。同じ事は、アンプの出力にオシロスコープや出力計を繋いでも確認出来ます。入力信号は無入力の状態なのに、振動を与えると簡単に0.1〜10mV位は簡単に振れます(出力します)。私はプリアンプで実験をしましたが、メインアンプでも程度の差こそあれ起こるはずです。増幅器と呼ばれる物では(数台確認しましたが)必ず起こる現象だと思っています。実際の振動はこれ程大きなものではないかも知れません。アンプ内部部品の振動は、スピーカーからの音圧を受けて振動する場合と床やラックを伝って受ける振動もあるでしょう。また、アンプ内部の電源トランスなども振動しているのです。振動があってはいけない電気エネルギー(ノイズ)をアンプ出力に振動を受ける程度に応じて出力しているとしたら、アンプの防振、制振、高剛性、重量化が音を良くする(音を悪くしない)事の証明になるのではないでしょうか。 また、このノイズ(振動に応じて出力される出力電圧)は、アンプが持っている残留ノイズ(固定的なノイズ)とは異なり、アンプ内部の各パーツが振動の変化に応じて出力するノイズであるとしたら、不規則、不連続なノイズであり(聴観的には)とても聞き苦しいものになるはずです。また、これらのノイズによって、音楽の微妙な雰囲気を決定づけるような微少信号はノイズに隠れてしまう可能性が高いのです。
 今回、同じプリアンプで対策前の普通の物と対策(チューンナップ)済み物を比較テストしてみました。プリアンプの出力に出力計とオシロスコープを接続して入力をフォノ入力にしてテストしてみました。特に振動の影響を一番大きく受けたのは(トランス入力の)MC入力でした。ボリューム位置にもよりますが通常のリスニングレベルにボリュームを合わせ振動を与えると(振動の与え方にもよりますが)10mVレンジは簡単に振り切ります。これに対し対策済みの物は、同じ振動で(目視)1mV程度で、概ね10分の一程度に少なくなっています。防振効果は、数値にもハッキリと表れた格好です。音が良くなる効果を試聴(感覚によるもの)だけでなく、数値として確認する事が出来たと思っています。
 以前にも書いたと思いますが、重たい高級アンプの音が良いのは、電気特性が優れていたり、高級パーツを使っている(そのせいも若干あるかもしれませんが)からではなく、 物量投入で重たいために振動しにくい事が理由の一つになっているのではないかと推測しましたが、あながち間違ったものではなかったように改めて感じています。防振効果で音が良くなると言う事は、感覚的に良くなったように感じるというものではなく、確実に音を良くしていると証明出来たのではないかと思っています。 既存の製品に対する防振対策もアマチュアが出来る事には限度がありますし、完璧は難しいと思います。
 今まで、音が良くなると言う事を私の比較試聴による印象のみで書いてきましたが、今日のお話は、決定打と言える。満塁ホームラン???でしょうか。少なくともケーブルで音が良くなるなどと言う理由も分からないものよりも (データに裏付けされた物は)確実だと思います。

良い音と個性の両立???? (12/21)

 音楽を感じる心は、人間の五感の一つ(耳から)音を感じ取る機能です。感覚とは実に曖昧なもので、個人差も大きなものです。例えば、味に敏感な人、何を食べさせても鈍感な人など、考えてみれば身の回りに沢山いるはずです。なのでなかなか良い音とは声を大きくして申し上げにくいのです。個人差が大きいと言いましたが、(感度だけはなく)味の好みも十人十色です。私の美味しいは、必ずしも貴方の美味しいではない。貴方と私は必ずしもイコールではない所が難しい所なのです。
 そんな中で、私はチューンナップと称して音造りをしています。何故でしょうね?理由は色々あると思います。電解コンデンサーが寿命を迎えているので交換しなくてはならない。どうせ交換するならば、自分の好みにあった音にしようと思った。交換するという事は、どのような電解コンデンサーに変えようと音は変わるのです。また、コンデンサーの交換をしなくても当時の音が出せるかというとこれも、答えはNOだと思っています。例えば、カートリッジでも5年位使い込んだ物と新品で使う物では明らかに音が違います。これと同じ様な事は(アンプの普段は交換しないブロックコンデンサーを交換した時にも感じました)新しいブロックコンデンサーに交換した時も(簡単に言えば)明らかに馬力があるのです。古い物とは音が違います。想定されたコンデンサーの寿命を(30年も)遙かに過ぎている電解コンデンサーがまともな筈はないのです。
 オーディオ機器には、それぞれ(音質的に)個性があるのです。無色透明で色付けがあってはならないはずのアンプでも必ず固有の音色を持っています。その中から自分の好みに合う音(機器)を選んで使っているはずです。
 私のチューンナップは、アンプ固有の音色は残し、その中でもより自然な音に近づけようと音質調整をしているつもりです。良い音とは、自然に近い音(自然の音に近いバランス)だと私は思っています。逆に、有る楽器が非常に良く聞こえる(本物よりもよりそれらしく聞こえたとしても)ぞくぞくするような音を聴かせる装置でも、別の楽器や別の音楽を聴いた時には、逆に強い個性(音色)となって感じてしまうはずなのです。全ての音楽が本物よりも良く聞こえるオーディオ装置などというものは存在しませんし、人間の造るものなど、必ず、癖(個性)が出てしまうものなのです。その癖を人間が聞き取れないレベルにまで抑える事が出来れば最高の出来栄えなのでしょうが、現実は、無理な注文です。理想は、自然な音に近づける事だと思っています。何(どんな音楽)を聴いてもそれらしく鳴らすと言う事が大切なのではないかと思うのです(オーディオ装置にとっては難しい条件です)。
 そのアンプの持つ個性を残すという事は、元々持っている音色を残すという事です。音をまるっきり跡形もなく変えてしまう事は、その物の否定という事になってしまうと思うのです。その物の存在を否定する事になります。私は、自分の好きなアンプだけを選んでチューンナップしています。それは、個性を残して現状よりもより自然なバランスにしていこうという考えの基にチューニングの作業を進めています。感覚的な音について、具体的な数値でお話しすれば、70〜80は自然な音を意識しています。残りの20〜30は元々そのアンプが持っている音(音色)を残そうと思っています。自然な音のバランスが、私に取っての良い音です。それに対し、その物の個性を音に反映させる事が私の頭の中にある音造りのイメージです。この様な良い音に対する感覚やイメージは、先に申し上げた味のように(感度や好みに)個人差があり、送り手と受け手が必ずしも同じ感覚(感受性)思っているとは限りません。多分、異なる事が多いと思うのです。しかし、私には私の感覚による道しるべしか持ち合わせていません(メーカーはこの点、多くのオーディオ評論家から意見を集約し最大公約数を割り出し音造りをしているのでしょう)。
 ある面(音造り)は、絵画や音楽作品のような作者の芸術性を表すものなのかも知れません。送り手側では、多くの方に好印象を持って頂けるように努力する以外にないのでしょうか。芸術などと言うとオーバーなお話ですが、芸術などと言う分野は、(天才と言われるような人達の)才能がものを言う分野で、私らのような素人が努力して何とかなる分野ではないのかも知れません。しかし、好きこそものの上手なれと言う言葉もあります。この言葉を信じて、好きな事をやり続ける以外、私にはないようです。

動作保証を付ける理由 (12/21)

 私の出品しているアンプには全て(3〜6ヶ月の)動作保証を付けています。何故かという事について書いてみます。動作保証と付ける理由は、故障しませんというものではなく、万一のことがあっても大丈夫等安心感を持ってご入札頂けるようにしているつもりです。安い商品ではありません。当然、私も真剣に取り組んでいるつもりですが、人間のやる作業です。完璧などと言う事はあり得ないのです。数ある中に不良品を見逃している可能性もあります。私が入手する物は殆どが不良品で修理やメンテナンスで再生した物です。漏れてしまうケースも考えられるので落札者様が損をしないようにある程度の期間動作保証を付けさせて頂いています。この落札者様が損をしない取引を考えて動作保証を付けさせて頂いています。
 完璧な商品で有れば、動作保証など必要がないのです。何故って?故障しないから当然です。故障する可能性を持っているから動作保証を付けさせて頂いているのです。私は、そう考えています。パーツを交換していると言っても全てのパーツを交換しているわけではないのです(誰がやっても出来る訳ないですが)。ある面、交換は半端です。現在は、全てのパーツを揃える事など不可能なので、可能な物や過去の修理実績で故障が多いパーツは、可能な範囲で積極的に交換するようにしています。しかし、完璧ではありません。この様な理由もあるのでしょうが、メーカーなどは30年も前のアンプの修理は引き受けようとはしません。それは、完璧な対応など出来ないからです。修理をしてもしばらくすると又別の箇所が壊れるなどという事は、30年も使い続ければ当然有りうる事なのです。
 それでも(私の中にある)愛着のある名器は簡単にゴミにしたく無いという気持ちが、アンプの修理やメンテナンスにつながっている一つの要因でもあります。余談になりますが、私の正確かも知れません。私は、64年型74年型のビートルを2台所有しています。今の車から比べれば、車としての機能では、全く問題にならないくらい劣りますし最低のレベルです。しかし、快調に走るビートルは今のハイレベルな車にはない走る喜び(楽しさ)があるのです。何故なんでしょうね。言葉にすれば味があると言う事なんでしょうか。私のオモチャです。
 横道にそれましたが、古いオーディオ機器には、今のオーディオ機器にはない使う喜びがあるように思うのです(私だけでしょうか)。音楽だって当時の機器で聴いた方が良いのではないでしょうか(最近の機器は聴いていません)。価格的に今のオーディオ機器よりも昔の名器の方が安いかも知れません。今のオーディオ機器は小遣いではなかなか買えません。また、以前(4年位前)買った(初の新品)SCDプレーヤーでも苦い経験を持っています。同じメーカー製でありながら昔の機器が持っていたあの音とはにてもにつかない音が出てガックリ来てしまい。それ以来、新しいオーディオ機器にアレルギーのようなものを感じてもいます。
 多分、私の商品を落札下さる方、私と同じ様な気持ちを持っている方が多いのではないかと思うのです。先にも書きましたが、(30年も前の)古いオーディオ機器は、どんなに整備されても完璧はあり得ないので、必ず故障のリスクがあります。1年持つか?5年持つか?10年以上持つか?誰にも解りません。この様な商品を出品しているので、落札者の方が、損をしたと感じるような取引は出来るだけ無くそうと考えた結果が、私の考える動作保証なのです。

チューンナップしたアンプの出荷には1〜3日程度お時間を頂く場合があります (12/16)

 私の出品するアンプの殆どはチューンナップをした物が殆どです。落札される方にお願いがございます。
と言いますのは、(正直なところ)物によっては出荷の直前まで音質調整に追われる事があるのです。理由は色々あります。完成しても試聴を繰り返しています。その間に音が変わる事もあるのです。特に電解コンデンサーなどは、(完成直後の)電源投入時などはとても聞けないめちゃくちゃな音を出す事もあるのです。音を聴くとアレッと驚くほどの音を出す事があるのです。そのまま音楽を鳴らし続けると10〜30分位で音の方は落ち着いてきます。しかし、それで終わりかというとそうではないのです。新品の電解コンデンサーは(特に)一応、コンデンサーとして機能するようになるだけで、まだ完全な状態ではないのです。1日2日とランニングテストを兼ねた試聴を繰り返すことで、徐々に本来の音になって行きますがそれでも完全な状態ではないかも知れません。もう少し時間がかかるのかも知れません。この様な理由から、完成直後の試聴と3〜6日程度経過した時点では、音の傾向が変わる事もあるのです。出荷時点で満足出来なければ、出荷を見送り微調整をしたいのです。しかし、出荷をせかされるとある程度の所で妥協しなければならなくなるのです。コンデンサー1個交換するにも場所によっては、アンプ全体をバラシ交換するのに30分以上かかる事もあるのです。その後に数枚のレコードを使って試聴するわけですから、正直なところは時間が何時間合っても足りないのです。変更結果が気に入らなければ、更に調整を繰り返すわけですから、ある程度、余裕を頂きたいというのが正直なところです。
 ある程度、納得した上で発送したいと思っております。時間のかかるもう一つの理由は、私は、毎回同じ物を作っているわけではないのです。細かい事を言えば、毎回違った物を作っているのです。と言いますのは、同じ物を造るのは簡単な事です。機械的に同じ作業をすればそれで済むわけですから、試聴などと言う作業も必要ないのかも知れません。同じ作業をすれば同じ音が出ると言う前提で作業をすればそう言う作業も出来ますし、作業時間の短縮にもなり効率は上がります。しかし、私のやっている作業は、毎回、細かい点ですが新たな取り組みを必ず入れています。その改善?が、どのように結果(音)の変化につながるのかと言う事を検証(試聴)しているんです。商品説明には、メンテナンス内容は前回と同じと書いていますが、実際は、細かな点で毎回違った取り組みを加えているのです。何故か、それは自分のチューンナップした音に100%は満足していないからです。もう少し・・・・と言う気持ちがいつも残ります。オーディオに100%の満足(完成)などという事は決してないのです。これは(それぞれのパーツが)音質的に個性を持った電子部品の集合体であるアンプに完璧などと言う事は決してないからです。この事は、どんなに高価なオーディオ機器についても言える事です。常に、本物に近づけようとパズルをやっているような物で、取っ替え引っ替えを繰り返し、自分の理想を追い求めているのです。しかし、これで完成などと言う答えがない事も解っているのですが、最善を尽くしたいというのが私の気持ちです。
 たかがオーディオ、されどオーディオ。

アンプの制振や防振についてA (12/8)

 オーディオアンプの制振や防振で音が変わるか?答えは、変わります。ただ、方法やどこまでやるかという程度の問題もあり、それらによって結果は大きく変わります。オークションに出品しております。オモリ(真鍮製インシュレーター)もその一手段です。それで全てが解決するかというと改善はあるものの完璧とは思っていません。重しを使って振動を抑えるという考えは一つの方法でありますが、全てではないと思っています。他の方法としては、高剛性化ももう一つの方法であると思います。どちらも振動を抑えるという考えは一緒です。理想は、これらの方法を複合的により効果的に用いる事だと思っています。
 完璧とは言えませんが、私の出品するPRA−2000シリーズやC−2には、これらの考えを部分的に取り入れています。アンプのケースを抑える(間接的な防振)のではなく、より直接的で効果的な基板の振動を抑える(直接的な防振)という方法をとっています。何れも狙いはアンプ内部の各パーツの振動を抑える事です。具体的な方法は、ここには書きませんが、出品の度毎に色々な試みをしています。しかし、(製品として)出来上がっている物に補強を入れる事はスペースの関係で難しいものです。設計の段階ならまだ方法は色々あると思いますが、出来ている物に手を加える事は色々と制約があって難しいものです。どちらの機種も大まかな基本形は出来ています。今は更に細部の改善に取り組んでいます。当然ながら基板の防振だけではなく、重量級のインシュレーターも併用しシャーシの振動を抑えて、更に効果を高めようと努めています。
 ここまで徹底してやると、変わるような気がするというレベルではなく。ハッキリとした違い有ります。聞き込めば更に違いを確認出来ると思いますが、簡単に一言で言えば、他の音に埋もれて聞き取れなかった、音楽の細部が見えてくるのです。こんな音が入っていたのかと、全てのレコードやCDを聞き直してみたくなります。私の推測ですが、様々な振動(空気の振動、床や物体を通して伝わる振動)は、音を濁す原因になっているのではないかと思っています。それは、小信号レベルよりも大きな振幅の時に(対策をした物としない物の差が)顕著に表れるように思います。
 高級アンプは、一般(全てという意味ではない)に音が良い物が多いと思います。高級アンプは一般に高価で大型で重たい物が多いです。高級アンプが一般に音が良い一つの理由として、(安物と比べシャーシなど)剛性が取れていて重量があり、結果として防振効果が音質アップにつながっているのではないかと思っています。これは、重量化や高剛性化など、様々な実験を通して感じた事です。

パーツの音質評価は時間のかかるもの (12/3)

 11月10日に新しいコンデンサーを使いだす。と言った事を書きましたが、少しずつこのコンデンサーの音色と言いますか個性がつかめてきました。パッと聴いた瞬間にこれはいいと感じるインパクトのある音でしたが、いつも言ってますように完璧などと言うパーツは無い。色々な箇所に試験的に使いしばらく聞き込んでみて、良い面だけでなく、欠点も見えてくるようになりました。やっと全体像が見え始めてきたと言ったところでしょうか。このコンデンサーは他の電解コンデンサーと異なりブラックゲートのように高域の良く響くコンデンサーです。この点は、非常に評価出来る部分ですが、中音域が凹んで聞こえるような気がしています。低域もそこそこでる感じで、例えて言えばドンシャリです。かなりそれも高域よりのバランスです。単体で用いると高域が響きすぎてバランスが取りにくいようにも感じています。音楽の一番大切な中音域が凹んでしまっては、良いと評価しにくいものです。私は、他のコンデンサーと組み合わせて使っています。そうでもしないとバランスの取りにくいコンデンサーで、一見華やかな音で、ハッとするような所もあるのですが、全体のバランスは必ずしも良いとは言えないようです。全てのコンデンサーはそれぞれに音色があり、これを使えば音が良くなるなどと言うものはなく、自分の好みの音はどのようなものか、その音を実現するためにどのような個性をどのように組み合わせてその音を実現するか、又は近づけるかという事を試聴の繰り返しの中から徐々に近づけて行く以外に他にないように思っています。足りな部分は、他で補い、その物の個性を最大限活かすという考え方で取り組んでいます。
 この様な異端児的な?特異な個性(を持つコンデンサー)の存在は重要で存在価値の高いものです。

ケーブルによるトラブル ご注意下さい (11/22)

 最近、多いと感じるケーブルのトラブル、ケーブルと言ってもピンコードのトラブルが多いように感じました。音質改善のつもりが結果として音質改悪、音割れしたり、音が途切れたり、接触不良になるケースも見られます。ピンコードの選択には注意が必要です。高音質を謳う物には、硬くて太いケーブルが多いようです。この硬くて太いケーブルが曲者です。硬いとは折り曲げにくい、曲がりにくい事を意味します。この様に硬いケーブルを使う場合、RCA端子には、力がかかるのです。RCA端子も内部の(ピンを受ける)金具は、大きく2タイプ有るように思います。一つは、板バネ式で、板バネの平らな面で差し込まれたピンを受けるタイプともう一つは、一枚の金属板をピンの形状に切り抜いて切り抜いた部分にピンを差し込み2枚の板で挟み込むタイプです。この挟み込むタイプは、少し位力がかかっても平気ですが、先に挙げた板バネ式は、長い間変な方向に力がかかるとバネが変形しやすく、バネの抑える力が低下して音割れや接触不良を起こすケースが目立ちます。この様なトラブルを避けるためには、端子に力がかからない程度の柔らかいケーブルを使う事です。もう一つ重要な事は、ケーブル接続部分に十分なスペースを持つ事です。ラックなどに詰め込み壁面に押しつけるような使い方は最低です。裏面に十分なスペースを持つようにしましょう。さもないとRCA端子に思わぬ力がかかりトラブルの原因になったりします。硬いケーブルを使う場合は、特に注意が必要です。ケーブルが硬くて(折り曲げるに十分な)スペースが無いと、当然の事ながら端子に無理な力がかかるのです。また、太いケーブルは一般に重たい物です。これも(端子にとっては)思わぬ負担になるのです。
 RCA端子などと言うものは、古い規格で作られていますから元々太い重たい硬いケーブルを繋ぐなどという事は校了されていないのです。簡単に機器の接続が出来ればよい程度の発送で作られた物です。ところが実際は、だだのピンコードがオーディオケーブルなどと言われ数千円から数万円もする物に代わりました。コードはどんどん変化して行くのに端子は昔のままです。当然の事ながらトラブルになるのは明らかな結果です。どうすれば良いかは、ここまで読んで頂いた方はもう理解されている事と思います。大金を払って、結果接触不良なんて馬鹿みたいですね。アンプ内部の接点だけではなく接続コードを含めた接点の接触がいかに大事かと言う事例です。

アンプの制振や防振対策は新しいものではない (11/17)

 私の最近出品するものにはコンデンサーによる音のチューニングの他にアンプ内部の防振対策をしたものが増えてきています。防振対策はかなり以前から少しずつ取り組んでいました。最近は、更に大がかりなものになってきています。一例としてPRA-2000は、10.5kgの物が防振対策をした結果、13.5kgにもなっています。まだ、完璧と言えるものではありませんが、ノーマルのPRA−2000とは明らかに音が違います。逆に、3kgも重量が増して同じだったらおかしな話です。本当は、防振対策だけではなく、シャーシの高硬性化と言う事もやってみたいのですが、全てをやり始めるときりがない状況です。スペースの問題もあります。狭い空間の中で出来る事には限りもあります。
 アンプの防振対策は、いつ頃から始まったのか?多分、70年代後期からではないかと感じています。簡単な例では、メインボリュームのノブです。プラスチック製の軽量の物がアルミ製のしっかりした物に変わって行きます。そして、更にその傾向が強まり80年代前半アンプ内部に人造大理石や人造コンクリートパネルなど重量のある板をアンプ内部に取り入れた機種を見かけるようになります。私が見たいくつかの機種は、ソニーのエスプリTA−E901やオンキョーP306Rなどです。これらは見かけの割に重量があり、蓋を開けてみると上記の板材を使ってアンプ内部の基板の共振を抑制した構造になっています。このころにはメーカーも共振が音を濁す原因になると言う認識を持っていたようです。(私もこの考えは正しいと思います)ただ、この様な考えを持った製品作りをしていたのは全てのメーカーではありません。私の好きなヤマハの製品にはこの様な考えはあまり無いようで80年代の製品(例えばB−2xやA−2000シリーズも全てプラスチック製の足が付いています)でも相変わらず軽量プラスチック製でした。逆に、重量化とシャーシの高硬性化を徹底したメーカーとしてはNECのA−10シリーズがあります。色々見てみるとメーカーの取り組みは様々なようです。この様な防振や高硬性化の取り組みは、当時長岡さんが良く製品の解説の中でアンプ本体の重量、アンプに使用されているパーツの重量を取り上げて居られた時期と重なるのかも知れません。長岡さんは、オーディオ評論家の中でタダ一人?鉛をオーディオ機器に載せて音が変わると言って居られたと記憶していますが、他のオーディオ評論家ではこの様に音の違いの解る人はいなかったのでしょうか?現在でも鉛などと言う評論家は誰もいませんね。音の違いの分からない耳の悪評論家ばかりいるのかも知れません。(メーカーの製品宣伝ばかりに力を入れて、自分の考えや使いこなしを語れる人はいないのかも知れません。それが評論家と言われる人達の仕事なのかも)
 従いまして、今私がやっている防振という考え方は決して新しい考え方ではなく、以前(80年代)から有る取り組みです。しかし、それ以前のオーディオ機器にはこの防振という考えはなく、振動という事に対しては無防備であります。そこで、80年代の音質改善の取り組みを70年代のオーディオ機器に活かしてみようと言うのが、私のチューニングの新たな取り組みです。方法や考えなど事細かに書き出すときりがないので詳細は控えます。まあ、音で確認してみて下さい。

新しいコンデンサーを使い出す (11/10)

 アンプの音質を大きく左右するものは電解コンデンサーであると言う事は、以前から申し上げておりましたが、実際、我々アマチュアが入手出来るコンデンサーの種類などたかが知れているのです。オーディオメーカーで有れば、独自の仕様でメーカーにコンデンサーを発注する事も出来るでしょうが、私達アマチュアは、市場に出回る汎用品やオーディオ用数品種しか入手する事は不可能です。その数少ないコンデンサーで音を描いて行くわけですから、なかなか思ったような音色に仕上げる事は難しい事です。
 そんな中、製造を中止してしまうオーディオ用電解コンデンサーがあったりして、環境は決して良い状態とは言えません。70年代と比べ、これ程オーディオが衰退した今、多くを望む事は不可能で、与えられた環境の中でやって行くしかないと言うのは、現在のオーディオメーカーにも少なからず言える事でしょう。
 最近、新しいコンデンサーを使うようになりました。このコンデンサーを製造しているメーカーもあまり馴染みのない会社ですが、音のバランスはなかなかです。そんな(二流?)メーカーのコンデンサーなんてと馬鹿にしていた面もあり、音を聴いてみるまではあまり期待もしていなかったのです。使えるコンデンサーが増えず、減って行く中で何が出来るかというと試聴による音質評価の試しをしてみる以外にないのです。期待していなかったのだけれど、使ってみなければ使えるかどうかも解らない、サンプルを買い込み数機種に取り付け音を聴いてみて、結構行けるかなあと言うのが正直な所です。既存のオーディオ用のコンデンサーと比べれば遙かにバランスが良いです。そして、多くのオーディオ用コンデンサーと違って、中音域から高域にかけて思いの外音が良く伸びてこれは使えると思ったのです。既存のオーディオ用コンデンサーでは出せない音が見えてきたいのです。当然、数種類を適材適所で使い分ける事になりますが、決して万能という物ではありません。音質的に違った個性を持っているので、組み合わせて使えば思った方向へ音質を持っていく事がよりやりやすくなったという事でしょうか。音質的評価を点数にすれば、70〜80点くらいでしょうか。決して完璧などと言えるものではありませんが、しかし、この違った個性が面白いと感じたのです。

同じモデルでも中身が違う  音も違う (11/10)

 私は、同じアンプを数十台出品しています。同じ機種を沢山の数見てくると内容変更の様子が見えます。機種名を上げると問題があるかも知れないので機種名は伏せておきますが、内容変更はメーカーが良くやる手段です。取説などにも予告無しに○○○などという文書を見かけます。この内容の変更ですが大きく変わる時はモデルチェンジという事になりますが、それ程大きな編こくでない場合は、何も表には見えてきません。
 この内容変更(仕様の変更)は、大きく分けると2つがあるようです。一つは製造現場またはお客様からのフィードバックにより改善の為の内容変更です。もう一つはコストダウンの為の内容変更です。初期に生産した物にはきっちりコストをかけてパーツを選び、設計通りに作っては見た物の省略しても音質的にあまり影響のでないパーツや回路は省略されたり簡素化されるケースも見受けられます。高価なコンデンサーを使っていたはずなのに生産ロットによっては、他社のコストダウンしたパーツに置き換えるなどというケースも見受けられます。
同じ機種(アンプ)でも音が違うなどという事は良く言われる事ですが、ビンテージ品の場合はアンプコンディションによる音の違いが最も大きいと思いますが、新品の同一機種でも生産ロットによっては、使用パーツの変更や回路変更は時々行われており、新品でも生産ロットによっては音が違うなどという事は有りうる事なのです。
 メーカーは、同じ生産ラインで同じ機種を延々と生産し続けているのではありません。物にもよりますがメーカーは何百台から何千台単位で同一機種を生産します。この単位を生産ロットと言います。この単位の生産が終了すると別な機種を製造するのです。この様にして同じ製造ラインで複数の機種の生産を行っているのです。(いたのです。)

基板の振動を抑えると音は変わる (10/30)

 以前の本(オーディオ雑誌だったと思う)で、長岡さんがアンプスタビライザーなる物を紹介していたのを読んだことがあります。簡単にご説明しますとアンプに重量物を載せるとアンプの音が良くなると言うことを書いていました。何故、アンプやCDプレーヤー、スピーカーなどオーディオコンポに鉛などの重しを載せると音が良くなるのでしょうか。ただの呪いではないでしょう。その根拠は何処にあるのでしょうか。私なりの解釈は、重しの効果とは共振など、アンプ内部を含むアンプ全体の振動を抑えることにより、不要な音に対する色付けを取り除くという考えではないかと思っています。と言いますのは、アンプを例に申し上げれば、(ミクロ的な視点で見れば)アンプは、スピーカーが発する音圧を(外部から)受けて振動します。この他、交流電圧も振動の原因となり、(内部では)電源トランスは絶えず振動しています。(特にパワーアンプやプリメインアンプなど大電流を扱う)アンプに耳を近づけると、ブーンと唸っている音が聞こえるはずです。あれは、音だけでなく振動しているのです。他にもアンプ内部には振動する箇所が沢山あります。これらの振動を重しを載せて抑えようという考えです。長岡さんがアンプなどの上に鉛の塊(インゴット)を載せていたことを覚えている方もお出でだと思いますし、実践されている方も多いと思います。私もCDプレーヤーの上やスピーカーの上に鉛を載せています。スピーカーとレコードプレーヤの距離も近いので、プレーヤとスピーカーの間にも鉛を40kgずつ置いています。これも振動を抑える効果があります。
 振動を抑えることで音が変わると言うことは、これらの実験からも解っていることでしたが、最近は、私の出品するアンプの内部で基板の振動を直接抑えるよう色々な試みをしています。これらの実験でも確かに音は変わります。この変わるという言葉の意味も大事です。ただ単に変わると言うことでは、悪い方に変わる場合も同じく変わると言いますが、振動を抑えることは、確実に良い方に音が変わります。振動を抑えることの副作用はないと言うことです。理屈をご理解頂ければ、当然の結果としてご納得頂けるものと思います。不要振動や共振は、アンプ内部の信号が通過する部品を振動させるのですから当然の結果として色付けにつながるものです。それを抑えると言うことは不要な色付けを取り除くことにつながるからです。この事は、色々なアンプを見ていると気付くことがあります。と言いますのは、各メーカー、各機種毎に基板の取り付け方が違うのです。取り付けの意味の解釈の仕方の違いかなと見ることが出来ます。ビスを使ってシャーシにしっかりと固定しているものもあれば、プラスチックのフックにはめ込むだけの簡単なも、基板に付いているボリュームやスイッチの取り付けだけで基板を固定していないものなど様々です。以前から感じていたことでもありましたが、基板が宙ぶらりん?こんなで良いのだろうか?ビスでしっかりとシャーシに取り付けしたものの方が音がしっかりしている??気のせいか?いやそうではない?など色々なことをぼんやりと感じていました。そして、最近の基板に重量を持たせ又は鳴きを抑える為に固定をするなど色々な機種で色々なテストをしてみて確信を持ちました。間違いなく、不要な振動を抑えると音は変わる。どのようにやるか、それは様々な試みから経験を重ね階段を上るように積み重ねて行くしかないのではないかと思っています。

感覚の個人差 (10/24)

 紅葉の季節になり、先日、家内と近くの紅葉の名所を歩いてみました。紅葉が最盛期を迎え、普段よりも人出が多く何処もにぎやかでした。そんな中、3人の年配の方が、(風景が)絵を描いていました。多分、油絵だったか?水彩画だったか?近くでは見ませんでしたが、通りがかりに絵をちらりと覗き込んでみました。3人とも同じ方を向いて、同じ様な絵を描いていました。3枚の絵は、パッと見では同じ景色、しかし、色遣いが3者3様で3枚の絵は全く違うのです。薄目の色遣いで明るい感じの絵、中間で色遣い(色の濃さも明るさも)そこそこ取った感じで、3枚の絵の中では中間的な物です。もう一枚は、暗い色遣いで曇っている風景を描いたような暗めの絵と言った3枚の絵でした。
 同じ風景を見ながら、何故、これ程色遣いが違うのか?フッと考えていました。これを個性というのでしょうか。個人の感覚、個人の好みを反映した物だと思うのです。逆に、3枚の絵が同じ色合いであったならおかしな筈です。違って当然なのです。同じ風景を見ながら、人間の感覚が受ける印象とはこれ程差があるものなのだなあと感じた次第です。私は、勿論、専門ではありませんが、人間は目というセンサーで見た通りに風景をデーターとして捕らえ、神経を通して脳に伝えられ、脳で画像データーとして情報処理されるものだと思うのです。そこで処理されたデーターを基に、キャンパス上で絵の再現に向けて、絵の具(色彩)を選択し、自分(脳の中で)の持ったイメージを基に再現を試みる訳なのでしょうが、キャンバス上に塗られた色と風景の色合いを比較し、差を詰めて行くという作業が行われるのだと思うのです。
 こうして出来上がった3枚の絵が全く異なる仕上がりなのは、(3人の画家?描いているので)当然の結果なのでしょうが、人間の感覚には同じ物など一つもなく、皆異なった捉え方をしていると言うことは、オーディオ的な視点から見ると大変興味深いことのように思うのです。
 全ての人が同じ音(同じオーディオ装置)を良いと判断することなど絶対にないと言うこと裏付けるもののように思うのです。人間の感覚は皆違う、同じ感覚を持った人など一人もいないと言うことではないでしょうか。
 しかし、音楽再現のレベル差から見た良い音と悪い音の差は、多くの人が感じ取れる部分だとも思うのです。先に挙げた、感覚の差とは、音の好みを表すもので、それぞれに個人差があり、無限に個人差があるものだと思うのです。(相対的なものであり好みであり優劣の判定は出来ない)しかし、後者の再現の善し悪しという点は、誰の目(耳)からも明らかなものであり、これは、例えて言えば、絶対値として表す(感じる)ことの出来るものではないかと思うのです。

スピーカー工作に思う  私の独断と偏見 (10/20)

 スピーカー工作に思うこと。これから書くことには多くの方が反感を持たれるかも知れません。(個人的な独断と偏見なので)戯言とお許し頂きたいと思います。どうしても昔が私のオーディオに対する物事(を考えること)の基準になってしまい。古臭い人間と思われることだと思います。
 最近のスピーカー自作記事は、インターネットが普及して多くの方の自作記事がホームページを通して紹介されています。ある面で便利な世の中になりました。昔、自作と言えば自分で鋸を引き板を切り、スピーカーを作ったものです。長岡さんの自作記事を夢中で読んだ70年代の思いでの多くは、スピーカーの自作です。手引き鋸で板を切る作業は、素人にはホネが折れ、まっすぐに切ることもままならず、なかなか綺麗な仕上がりにはなりませんでした。スピーカー取り付け穴もドリルで穴を開け、回し引き鋸でくり抜いたりと大変な思いをして作ったものです。今では、板の裁断サービスもあり、素人でも簡単に綺麗にスピーカーを仕上げることが出来るようです。オマケに製作に用いる板材もただのラワン合板ではなく、シナアピトンとか○○○など、名前は忘れましたが、目の詰まった、比重の高い高級な板材が売られているようです。こんな様子を見ていると、いつものように”良い音は金を出して買え”的なオーディオの嫌らしい部分が見え隠れしているように思うのは私だけでしょうか。ケーブルしかり、オーディオに関わるパーツは、次から次へと高級パーツが出現し、価格はうなぎ登りであれよあれよと言う間に桁が一桁違ったりして、多くのパーツで見られる現象です。
 時間のない人、作るスペースのない人にとっては、確かに、便利なサービスでしょう。しかし、趣味という観点から見た場合、自分で作るのではなく、半分は他人に手伝って作ってもらう、これって自作と言えるのでしょうか。 極端な例えでしょうが、登山をする場合、ヘリコプターで山頂へ送り届けてもらった。と言うようなものではないでしょうか。確かに、早く楽に山頂へたどり着く事が出来ます。山に登るという目的だけで見れば、望ましい手段かも知れません。しかし、汗を流して一歩一歩大地を踏みしめて山を登るという本来の目的からはかけ離れたものになります。確かに、仕上がりはプロ並みの精度で仕上がるかも知れません。綺麗かも知れません。しかし、自作の醍醐味は、仕上がりや精度が多少落ちようとも高級な板材ではなくても、自分で創意工夫をして汗水垂らして苦労して作るかさこそ、楽しさや思い入れがあるのではないでしょうか。自分でやるからこそ作業の中から新たな発見があったり、それを重ねること(経験)がスピーカカー造りのノウハウになったりして腕を上げて行くものではないでしょうか。私はそのように楽しみたいと思っていますし、それこそが自作の醍醐味だと思っています。
 価値観は、人それぞれですから私の考えを押しつける気持ちは毛頭ありません。ただ、全てが高額になりすぎた現在のオーディオに少々疑問を感じているのです。高級パーツを並べるだけで良い音が出るのでしょうか。高級パーツでなくとも創意と工夫使いこなしで高級なみ、いやそれ以上の音を出す。それが長岡流のやり方ではなかったでしょうか。私は、今でもこの考え方に賛成です。長岡さんのハイCPなどという声が今でも聞こえてきそうです。

オーディオ雑誌に見るオーディオ人気 (10/20)

 最近、知り合いからの依頼で趣味の雑誌を出品しています。(知り合いには言えませんが)正直、面倒な作業です。自分の興味の対象で有れば楽しめるのかも知れませんが、全く自分には興味のないものであれば、写真を撮ったり説明文を書いたり出品までの作業は結構手間も時間もかかり疲れを感じるものです。
 そんな中で感じたことがあります。出品物の中に”ステレオサウンド”という雑誌が有りました。私は、オーディオ雑誌でも無線と実験のような技術系の雑誌が好きなので、ステレオサウンドは以前も今もあまり読んだことはありませんでしたが、パラパラとページをめくり目を通してみると、結構、懐かしく面白く読むことが出来ました。特に、70年代のものは自分がオーディオに夢中になった当時のもので、見覚えのある懐かしい機器が沢山あり興味を引かれるものでした。この私の思いは、この商品の落札価格にも現れていたようです。70年代の物は1冊800円の希望落札価格にで直ぐに落ちました。中には、自分でも残しておきたい本もありましたが、知り合いの本なのでそのまま出品し直ぐに希望落札落札されました。それに引き替え今90年代の同じ”ステレオサウンド”を出品していますが、1冊500円の開始価格でも全く動く気配はありません。私は代行出品なので商品の売れ行きには全く関係有りませんが、(当然ですが)同じ雑誌でも年代によって商品価値が全く違うと言うことを感じています。当初依頼者が言っていたのは、70年代のステレオサウンドよりも90年代の物は本のボリュームアップで購入価格も値上がりしたので(70年代の物よりも)100円高く出品して下さいという依頼でした。その通り出品したら反応が少なく、徐々に値下げをしてきたい物ですが、この価格差に思うことは、元値がいくらだから売値がいくら等という考えは全く通用しないものだと言うことを感じました。(古物の)中古商品の価値は、(特に趣味的要素の強い物は)定価との関連性などは全くなく、商品に対する興味が価格差になると言うことを強く感じたものです。多くの人が興味のある物は、当然の結果として、競合が発生し価格が上昇すること、逆に、いくら元値が高くても、興味のない物は価格は下がる。オークションとはそういうものなのでしょう。(そんなことはどうでも良い)
 90年代のオーディオ誌が70年代のオーディオ誌の半値近くまで値を下げても売れない。70年代のオーディオ誌は希望落札で飛ぶように売れる。私は、この違いに注目しているのです。何故か?理由は色々推測することが出来ます。70年代が音楽産業もオーディオも最盛期を迎え、オーディオで言えば、大手家電メーカーが挙ってオーディオに参入し活気があった。そんな中で数々の名器?が開発された。多くの企業がしのぎを削り互いに切磋琢磨することは大切なことでしょう。また、ハードとソフト共に盛り上がりがあった時期だと思います。それに比べ、90年代そして現在はどうでしょうか。(ピュア)オーディオなど、業界としては見る影もありません。一部の息の長いオーディオマニアが細々とオーディオを楽しんでいるだけ、衰退した。何故こうなったのか?色々な理由があるでしょう。携帯オーディオやAVオーディオなどへの多様化も衰退の理由ではないかと思うのです。あまりにもメーカーが商売を優先し、売る為の物作り(開発)を急ぎすぎた?のも理由の一つではないかと思っています。音楽ソースの主流がCDになり、(アナログのような)音の変化を楽しめるようそがなくなってしまった。単なる音楽を聴くと言うだけの装置になってしまった。オーディオの楽しみの一つである。より良い音を出す為の工夫や改善の(お遊びの)余地が無くなってしまった。(現在のオーディオは)音を変えることが出来るのはケーブルだけなんて言ったらつまらないでしょう。そのケーブルも物によっては数万円はざらで、数十万円もする物まであったりして、良い音を聴きたいやつは金を出せ的な商売は今でも続いている。(90年代以降今のオーディオを含め)不人気振りは、こんなオーディオは誰も求めていないと言うことの現れだと思います。
 音楽を聴くだけがオーディオではない。自分で作ったり、改善の為の努力をしたり、自分で手を入れる要素がないと楽しみの幅は狭まり、趣味としてはつまらない物になってしまうのだと思うのです。趣味の多様性、楽しみの多様性に応えられるものでなければ(深みのあるものでなければ)、底が見えてしまい長続きはしないのではないかと思っています。
 メーカーさんは、(70年代が人気で90年代以降が不人気という)この結果を受け止め商品開発に活かして欲しいと思うのです。根本に変えれば、趣味とは何かと言うことになるのかも知れません。音楽を聴くことも確かに趣味ですが、音楽を聴けると言うだけで満足出来るオーディオマニアは、ごく一部でしょう。それ以外に求めているもの(趣味的要素)は沢山あると思うのです。それに応えることが出来なければ、オーディオの未来はないと思うのです。振り返って、自分の(オーディオ)趣味を見直してみると昔(70年代)に楽しんだオーディオをそのまま楽しんでいるのです。全ての人がそうだとは言いませんが、わくわく胸を躍らせるような興奮とは、何処にあるのか、メーカーさんには考えて頂きたいものだと思っています。

新技術いろいろあれど・・・・ (10/6)

 70年代オーディオアンプの基本回路が完成し、その次に来るものとして様々な新技術(新しい回路技術)が考案され採用されてきました。しかし、音を良くしたという決定打はなかったように思います。代表例として擬似A級アンプが一時流行りましたが、A級アンプは音が良いのか??A級アンプにするだけで音が良いなら全てのアンプがA級アンプになるはず、そして、名器と言われるアンプも全てA級アンプのはず、しかし、現実には、全てのアンプがA級アンプにはならなかった。逆に、A級アンプよりもA級アンプ以外の方が数的にも多いのではないでしょうか。名器と言われるアンプもA級以外のアンプの方が数的には多いのではないでしょうか。(メーカー製の)A級アンプでも音の悪いアンプを(名前は出しませんが)私は聴いた事があります。と色々書きましたが、結論は、A級アンプだから音が良いという理由にはならない。良い音とはもっと別の所にあるのでないでしょうか。新技術が音を良くしたなどと言う事は聴いた事がありません。新技術で音が良くなるくらいなら、新技術導入前のアンプの何倍、何十倍音が良くなって良いはず、なのに聞き比べてみても大きな違いは感じられない。または、昔のソースなら昔のアンプの方が相性が良いなど、必ずしも新しい物が良いとは限らない。結局、音を作るのは新技術ではなく、(音の最終仕上げの段階で)試聴と改良(調整)を加える人間(の感性)が音を作るのである。と言う事が結論でしょう。

DCサーボに思う私の独断と偏見 (10/6)

 DCサーボという技術は、一時流行りました。これって何の為の技術だったのでしょうか。音を良くする為の技術でしょうか。または、アンプの安定度を良くする技術でしょうか。私は、それ程、素晴らしい技術とは思えないのです。あくまでも素人考えである事をお断りしておきます。私は、電子回路の専門家ではありません。実験から感じた事がこの結論です。DCサーボ技術は、確かに、結合コンデンサーを省略出来ます。しかし、サーボアンプの帰還回路にはコンデンサーが入ります。このコンデンサーを変えると音質も変わるのです。これって何の意味があるか?と疑問に思うのです。サーボアンプのコンデンサーを変えると音質が変わる。色付けを嫌ってDCサーボを採用して結合コンデンサーを省略した筈なのに、答えは色付けはここにもあると言う事ではないのか。
 もう一つ、メーカー製アンプが一斉にDCサーボを採用したのには、もう一つ別の理由があったのではないかと思っています。それは生産性です。私は、以前、オーディオの製造工場で働いていました。(今は分かりませんが)当時は、ベルトコンベアーで製品を流れ作業で製造していました。一人でも遅い作業者がいたり、手際が悪いとその担当者の所にだけ製品が溜まり、生産台数が落ちてしまうのです。当然、メーカーにとっては売り上げが落ちるという事になります。だから、手間暇のかかる(DCオフセットやアイドリングなどの)調整は出来ればライン上ではやりたくない作業だと思うのです。部品点数はサーボアンプの分、確かに増えますが、(DCオフセットの調整無しに出来る為)ライン上でスムーズに流す事が出来れば、生産台数が上がり売り上げを上げる事が出来る技術という事です。その上、結合コンデンサーを拝上して音質が良くなったなどと言う事も併せて宣伝出来れば一石二鳥と言う事か??今思うとDCサーボ等という技術はそんな側面があったのではないかと思っています。

ちょっと古い話題ですが 花王のエコナに思う事 (10/6)

 エコナという特定保健用食品?だったか厚生省からお墨付きをもらっていたコレステロールを下げる(食用)油として売られていた物が、急に発ガン性(が疑われる)物質を含んでいると言う事が分かり、店頭から撤去され、厚生省が確認を急いでいるというニュースを以前見ました。( 書こうと思った時に書かないとダメですね。今頃・・・になってしまいました。)
 私は、エコナを使っていません。それは、高いからも理由でしょうが、私は、”自然の物”を適量食べるという事が大切だと思っています。だから出来合の食品は出来るだけ食べないようにしています。お菓子も成分表を見ると食べてはいけない物?と思えるほど薬品(食品添加物)を使っています。エコナはコレステロールを下げる油???と言うふれこみでしたが、そんな油がてあるのかと思っていました。何となく私の頭の中では不自然としか思えない食品で した。このエコナを自慢げに使っている人が私の周りに1人いました。旦那様の健康に気をつかってエコナを使っているのだそうです。その方は、どんな思いでこのニュースを見た事でしょう。
 私は、このニュースを見た時に、ふと思った事がありました。オーディオにも同じ様な事が当てはまるのではないかと、物作りとはそういう物か、形は違っても物を作る姿勢は同じではないのかと思ったものです。オーディオとどんな関係があるのか、疑問に思われた方も多いと思います。オーディオと直接の関係は全くありません。物作りの姿勢が同じ(似ているかも)と思ったのです。
 何処が似ているのか?まず、商品を売る為(宣伝を上手くやる為に高性能を謳わなければならないのです)に他社との差別化、そして夢のような製品(スペック)コレステロールが下がる油なんて夢のような油でしょ。嘘みたい。こんな高性能オイルは他社にはございません。素晴らしい。オーディオ製品の広告にも似たような宣伝文句が並んでいないでしょうか。自社の商品を売る為に素晴らしいスペックの商品を開発します。しかし、その影では、(オイルの場合)自然界には存在しない化学薬品(食品添加物)を大量に使い(他社ではまねの出来ない)最高のスペックを出そうとします。オーディオにもノンスイッチングや擬似A級動作、サーボなど、直接音質には関係なさそうな?(歪み率0.0001%等測定値の限界を超えるような)スペック改善ので他社のまねの出来ないスペックを実現しようとしました。歪み率に限らずスルーレート ほか、様々なオーディオ特性と数値化し、オリンピックじゃないけれど、次々に記録更新のラッシュ。このスペックでユーザーに訴えるのは数値化して見せるのは伝えやすいのです。音が良い、いやそれよりもこちらの方がもっと良いなどと言っても、良さは伝わらないですよね。この加熱して行き過ぎたスペック競争の末に得たものは何だったのでしょうか。最高の音質でしたか???私の場合は、スペックと音質の善し悪しには直接の関連はないと言う事が結果から分かった事です。例えば、歪み率が0.001%が0.00001%なると音質が良くなるのでしょうか。こんな違いは分からないが正直な所でしょう。また、もう一つ思う事は、さっきの発ガン性の疑いのある物質を含んでいる似た、体に良い健康食品の筈が健康を害するおそれのある食品になってしまった ことで、スペックを追いかけるあまり本来の目的である音質を犠牲にしている部分はなかったのか?と言う疑問です。健康食品は生命に関わりますから発売後も問題になりますが、オーディオアンプなんて販売終了してしまえば、特に話題になる事はないでしょう。 (あの時のあの新技術が・・・等と言うことはないのです。)一時のセールストークで忘れ去られてしまい。今でも生き残っている(当時の)新技術なんて言うものはないのです。本当に(音質にとって)有用な技術で有れば生き残ると思いませんか。目の前の目新しさ創造や”物売りの新技術”なのではないかと疑問を感じています。今(現代)のオーディオ機器には私自身がさめてしまい、あまり興味がありませんが、現代の新技術はいかがなものでしょうか???
 あまり関連のないお話と思われた方もお出ででしょうが、私は、このニュースを見て直感的にこんな思いを持ったものです。

チューンナップとは・・・  チューンナップに思う事 (9/26)

 私は、オーディオアンプの(自分の思う)チューンナップしています。チューンナップについて、分かりやすい例でご説明をしたいと思います。このご説明で(全てとは行きませんが)ある程度、私の考えをご理解頂けると思います。
 (アンプの)チューンナップとは、本来その物が持っている性能(アンプの場合は音質)を更に高める事を言います(これ常識ですね)。簡単な例とは、アンプのチューンナップも、リスナー(皆さん)がスピーカーシステムを入れ替えたり、アンプを入れ替えたり、アームやカートリッジを交換したり、交換だけではなく、セッティングを替えたり、ハウリング対策をしたり、部屋の音響特性を調整したり、より良い音で音楽を楽しむ為に様々な取り組みをされている事と思います。この様な取り組みをされている方には、理解が容易ではないかと思うのですが、”高級パーツを並ばれば(システムを構成すれば)それで音が良くなるなとと言う簡単なものではない。”と言う事も常識ですね。いくら高価なパーツを買い集めてみても、それらを使いこなす技量が伴わなければ、並か並以下の音しか出せいません。音質を正当に評価する力と自分の音の好みという物を理解していたければ、自分らしい音(自分の好む音)を作り上げて行く事は出来ないものである。車を手に入れても車を運転する腕前がない事と同じです。この腕前がなければ、軽四輪だろうが、ジャガーだろうがベンツだろうが何を(経済的に)手に入れても宝の持ち腐れで、ハンドルを持ったとたん事故を起こします。オーディオで言えば、音の善し悪しも分からない状態では、自分の好みの(音の出る)システムを組み上げる事は出来ません。運転する腕前があって、自分の経済や使用目的、運転能力似合わせ車を選ぶはずです。
 アンプのチューンナップも全く同じ事なのです。高級パーツを並べただけでは良い音は出せない。かえって音のバランスを崩し、マイナスの結果につながる事が多いのです。(私は偉そうな事を言うつもりはありません。私も音造りに関しては常に試行錯誤の連続です。当然、結果として失敗もあります。)
 チューンナップで大切な事は、オーディオシステム構築と同じで、 それぞれ違った音の個性を持った一個一個のパーツをどのように組み合わせて目標地点(音楽としての音のまとまり)に到達するか、この様な自分求める音(方向)を明確に持ち、その音を常に追求する姿勢と試行錯誤 (試聴とパーツ交換の繰り返し)の経験の中から学び、次のシステム(アンプ)に活かして行く事により、少しずつ向上が望めるものだともいます。使うパーツも(音質的に)適材適所で、どこに何を使うかと言う事が 経験により徐々に見えてきます。単に高価なパーツを並べれば、それで音が出るなどと言う単純なものではない事をこれらの例からご理解頂けるものと思います。
 高価なパーツであろが、全てのパーツは音質的な個性を持っています。(厳密には)無色透明で原音を忠実に再生出来るパーツなどは何処にもないのです。1個のパーツに100万円かけて作っても同じ事です。人間の作る物に無色透明で原音を再現する物などは絶対に無いのです。全てのパーツはぞれぞれ個性の集まりなのです。では、原音再生は無理か厳密な言い方をすれば無理です。私は聴いた事がありませんが、一例として(管球式)マランツの名器やマクレビンソンなどの高価な名器?でも原音再生ではないのです。その個性が多くの人を引き付け、名器と称される地位を築いたという事です。マクロ的な見方をすれば、(正解かどうか分かりませんが)名器と言われる機器は音楽を最もそれらしく再現する能力を持っているという事なのでしょう。 (高価という事の安心感も手伝っているのかも知れませんが・・・)
 この様な観点から、私は、私なりにそれぞれのパーツ(アンプの場合影響の大きなコンデンサーが主ですが)の音を聞き分け、時間をかけ何度も試行錯誤を繰り返し、自分の求める音に一歩でも近づけようと日々取り組んでいるものです。従いまして、未だに完璧などと言う事は絶対にありません。時間、現在入手出来るパーツ(音色)の種類、経済、私のシステムや私の能力など、限られた制約の中で、当然、限界という事もあるでしょうが、常に、もう少し・・・・・と言う思いを胸に取り組んでいます。これは、苦しみでもあり楽しみでもあります。これをオーディオというのでしょうか。
 

オークションの出品者は様々、協力的(良心的)な出品者ばかりではない (9/16)

 オークションには色々な出品者がいます。一言で言えばピンキリです。個人の出品者は比較的変な出品者は以前と比べ少なくなってきていると感じています。(と言う私も落札者であり出品者ですが)最近の取引で感じた例を一つ取り上げたいと思います。
 最近、リサイクル業者さんと2件取引がありました。リサイクル業者さんは、良心的対応をしてくれる所とゴミを売っているつもりか?と感じさせるような対応の業者が(まだ)有るのです。1件は、レコードプレーヤーシステムを落札したときのことで、輸送の振動や事故を考え、ターンテーブルから(テクニクスEPA-100)アームを外して別便で対応をお願いした所、快く引き受けてくれた業者さんです。届いた商品の包装を見ても一つ一つ袋に入れて丁寧でやはり”取引に対する姿勢”を感じる事が出来ました。兵庫のハンマー○○○と言う業者さんでした。私にとっては高額な商品で、この様な丁寧な対応は、安心して取引が出来ました。全ての業者さんがそうだと思ってはいけません。
 つい先日、ダイヤトーンのDS−3000を1セット落札しました。家には既に3セットもあり買う必要など無いのですが、安さに惹かれてつい衝動買いしてしまったのです。安いと言っても消費税や輸送費を入れるとそれ程安くはないのですが、つい競ってしまって買っちゃったのです。私は、この機種を何台も買っているのと破損品を何度も見ているので、ボロンのスコーカーが極端に弱く割れやすい事を知っています。落札時に、先方のリサイクルマス○○という東京の業者さんでしたが、ボロンが割れやすいので、家財便を扱うヤマトさんに取り扱いの注意をするよう指示して下さいとお願いをしたのですが、そのお願いは届いた商品を見ると全く伝わっていなかったようで、ユニットの並ぶ正面には板や段ボールは当てた様子もなく、スピーカー正面の取り扱い注意の表示も無し、簡単に袋のようなもに入っているだけの超簡単包装で(上下左右の表示もなく)届きました。届いた時、こんな簡単なもので大丈夫かと不安を感じたので、業者さん立ち会いで袋を取った所、不安は的中して、片側のボロンスコーカーは、ネットが凹み無惨に割れていました。 (ボロンは割れると再生不可能、メーカー修理不可能で使い物になりません)
 あれ程、注意するようにとお願いをしておいたにもかかわらず、何の配慮もなく破損品が平気で届く、メールで状況を先方に連絡しましたが、返信は全く無し、詫びの一言も無し、そのような態度は、いかにも金をもらったら俺は関係ないよと言った雰囲気で、この2件の出品業者の姿勢に大きな違いを感じたものです。評価欄には書きにくいものですし、文字数にも制限があります。この様な事実を広く明さんに知って頂きたいと思い書いたものです。皆さん東京のリサイクル○○○という業者はそのような業者です。落札をお考えの方は、良く考えてから入札して下さい。私は、今回の一件で懲りたので、二度と入札はしません。
 ”金をもらえば、その後はどうなろうが俺の知った事ではない”この様な姿勢をどう思いますか。個人ではなく、オークション取引を生業とする業者として、この様な出品者が大きな顔をして商売をするなど許されない事だと思います。排除されるべきだと思っています。この様な姿勢を改めない限り、この様な業者とは取引すべきではないと思うのです。言いたいことを言わないと腹の虫が治まらない私の性格なので、今回は、つまらないお話で申し訳ありませんでした。
 この様な出来事で一番悲しい事は、(注意さえ知れもらえれば防げる事なのに)限りある名器がまた一台消えて行くという事です。 保険をかけたらから返金で対応という考えがあるのでしょうか。しかし、失われた1台は取り返しのつかない事で、お金では解決しない問題です。

金属を色々いじってみて思う事B (9/16)

 そのBと言う事で、長くなりますが、実際、金属を使ってアンプ内部の補強や重量化を考えると難しい問題に突き当たります。時間をかければ何らかの解決は可能と思っていますが、思っていたほど簡単ではないという事です。アンプ設計時にそのような補強などは全く考慮されていないわけですから、某かの大きさと重量のある物を完成品のアンプ本体の中や周辺に装着しようと言うわけですから、収まりという点で、なかなか簡単には行かないものなのだなあとつくづく感じたものです。どの機種もそのパーツを付けようとすると他の箇所の補強が必要であったり、大きな物を付けようとすると既存のビスとバッティングしたりそれを避ける為に下駄を履かせたりと、なかなかすっきりと行かないものです。設計の段階で作業で有ればもう少し容易なのでしょうが、完成品に手を入れるという事は、隙間をぬってパーツの装着を試みるわけですから困難を伴う部分も出てくるのです。しかし、CA−2000のボリュームなどは、音が変わったと感じるほど音に変化のでる箇所もあり、そのような時は嬉しくなるものです。プロフェッショナルはこの様な事はやらないのでしょうが、アマチュアだから出来る事というのもあるのではないでしょうか。一気に全てをやるという事は、パーツの入手や加工に要する時間など面で出来ませんが、出来る事からコツコツと積み上げて行きたいと思っています。

金属を色々いじってみて思う事A (9/12)

 アンプのヒートシンクは、銅が素材として理想なのではないか?そんな思いを持っています。(コストや加工の難しさを除けば)
アンプ内部には、放熱器(ヒートシンク)として、殆どの場合、アルミが使用されています。アルミはヒートシンクとして理想の素材なのでしょうか?私は、加工のし易さとコストという面では優れた素材かも知れませんが、音質を優先に考えた場合、必ずしも理想の素材とは思えないのです。一番の欠点は、鳴きやすい事、銅や真鍮、鉄などの素材に比べアルミは鳴きやすい素材です。確認は、アンプヒートシンクのフィン(枝分かれした枝の先端部分)をドライバーの先などで叩けば直ぐに分かります。爪ではじいても鳴きやすいのは直ぐに分かります。鳴きやすいと言う事につながる事だと思いますが、アルミの欠点は、軽いという事です。そして強度という点でも他の金属に比べ劣ります。これに比べ、銅は重く、適度な柔らかさもあり、強度もそこそこで鳴きを押さえ込むには、私が調べた中では最も優れており、比較的入手が容易な素材であると思うのです。何故メーカーは銅のヒートシンクを使用しないか?それは、コストの面や成型など加工の面などにアルミと比べ難しい問題があるものと思われます。しかし、100万円もする高級アンプがあるわけですから100万円もするような高級アンプには是非採用して欲しいと思うのです。100万円なら銅を使っても採算的に合うと思うのですが、メーカーさんいかがなものでしょうか。
 鉛という素材もありますが、鉛は、柔らかすぎて強度不足、鳴きは重さと柔らかさで吸収出来るのでこの面では理想的な素材だと思いますが、鉛は毒性がありあまり一般の人が使う素材ではないように思います。使用には注意が必要でしょう。鉄は、安くて強度もあり重量もありと言う事で望ましい分部もありますが、問題は、磁性体と言う事が差台の問題点でしょうか。加工もアルミと比べたら硬いので難しいでしょう。
 色々見て行くと、これら金属の特性というようなものが見えてきて楽しいものです。適材適所という事でしょうが、オーディオに活かして行きたいと考えております。

金属を色々いじってみて思う事 (9/12)

 チューンナップの方法として、最近、アンプの重量化と防新対策について取り組んでいます。重量化等という事は軽薄短小の世の中で時代に逆行する取り組みなのでしょう。私が思うに全てが軽薄短小優先等ものではないと思うのです。特に、オーディオの場合は最高の音質を追求する事と考えれば、物理的に軽薄短小は無理でしょう。現在の軽薄短小という方向は、良い音を追求した結果ではなく、現在の(特に若い人達の)ニーズがいつでもどこでも聴きたいというニーズに応えるもので、決して良い音を追求した結果ではありません。
 前置きが長くなりましたが、最近、金属などを利用して防震や重量化と言う事に目覚めたきっかけは、以前から防震と言う事にはうすうす気付いており、硬化型のプラスチック接着剤などでコンデンサーやリレー他のパーツの固定をしていました。そして、エスカレートする中でスピーカーリレーの防新対策として鉛を使う事試みたのです。基板の防震などにも使ってみました。それ程(コンデンサーの銘柄を替えるほど)大きな差ではないですが、確かに、比較試聴の結果音質差を感じるのです。
 アンプ内部は、内部のトランスなどは電源を入れれば振動しています。パワートランジスターなども大きな信号を扱えば振動します。他にも、スピーカーの振動が床を伝ってアンプを振動させます。スピーカーから発せられる音も音波としてアンプカバーやシャーシを振動させているのです。これらの振動は、アンプ内部で基板の振動となり基板に付いてるパーツを振動させています。この振動という現象は音質に影響を与えると考えています。古い長岡さんの書いた本(雑誌だったか)にもアンプの鉛など重しを載せたら音が変わる事を書いて居られました。そしてそれらを実践されている方も多いと思います。私も、鉛や銅など、使い方によって硬化がある事を色々な実験から確認しています。
 そして、今回アンプのチューンナップに取り入れようと考えたのは、先に申し上げました基板に取り付けて有るパーツの重量化や防新対策が音質の改善につながる事を体験したからです。アンプの上に重しを載せる事は、考え方として間接的にアンプ内部パーツの防新対策だと思うのです。直接、ここのパーツを防震するのではなく、アンプのシャーシに重しを載せて箱を押さえる事で、パーツの振動を押さえようとする物です。これは、誰でも出来るやり方だと思うのですが、直接パーツの防震をしているんではありません。これらの考えを更に推し進め、パーツの鳴きを押さえようと言う直接パーツを押さえるやり方です。更に、効果が期待出来るものと思っていますが、アンプ内部は電気が流れていますから一歩間違えば内部の(電気的な)ショート事故につながりアンプを壊してしまいます。誰にでも出来るというものではありません。
 話は、少し変わりますが、この防新対策やアンプ(パーツ)の重量化という考えは、70年代中盤まではあまり意識されていなかったと思います。そのような製品もありませんでしたし、当時、シャーシはタダの鉄板でアンプを収める箱でしか有りませんでした。当時のアンプの蓋を開ければ明らかです。構造的な強度も不足傾向にあります。70年代終盤か80年代に入ってから少しずつこれらの事が製品に反映されてきたようです。一例を上げれば、ボリュームのツマミです。ヤマハのプリメインアンプで言えば(76年だったか?)CA-2000のメインボリュームツマミは、外装がアルミで内部はプラスチックモールドで重さはおよそ40g、これに対し(83年頃?)A-2000のメインボリュームツマミは、アルミの削り出しでおよそ100gです。他のメーカー製アンプもこのころを境に少し高級なアンプはアルミ削り出しのツマミを使うようになりました。お金のかかる事を避けたいメーカーが何故お金のかかるパーツを使うようになったのでしょうか。それは、ボリュームなどの内部に接点を持ったパーツは、振動の影響を受けやすく、軽いツマミではその振動の影響を抑える事が出来ず、音質に影響が出やすい事が分かったからだと思うのです。重たいツマミを付ける事で(振動に敏感な)接点部分の悪影響を押さえようと言う考えが一般に認識される様なる80年代以降の製品は、アルミ削りだしツマミを多く採用したように思います。
 しかし、振動の影響はボリュームだけではないように思うのです。例えば、リレーなどもボリュームと同じ接点部分を持ちます。同じように振動を受けたなら同じ様な影響が出ると考えられます。コンデンサー等のパーツにしても振動を受けて音が良くなるなどと言う事は考えられません。音質的にマイナスに作用する事が考えられます。この様な観点から不要振動は強度や重量を利用して押さえ込まなければならないものと思っています。(個人的に音質は好みでは有りませんが)アキュフェーズのC-280LやVなどは、プリアンプとは思えないくらい構造がしっかりしています。アンプモジュールも分厚いアルミケースの中に納められ防新対策がしっかりしています。古いアンプもこの様な防新対策をすれば音が良くなるのではないかというのが今回の取り組みです。

チューンナップに思う事 更にグレードアップを狙う (9/6)

 私は、私なりのチューンナップとして、(自分の求めるより良い)音質を調整する為にコンデンサーの組合せを追求してきました。そして、更に最近気付いた事は、以前、長岡さんも言われていた事ですが、アンプやその他オーディオ機器に対する(重し)スタビライザー効果について、音の違いをテストして、(コンデンサーほどではないか?)違いを感じています。
 以前から、パーツの固定化はアンプの音質関わるという事は感じていました。(一例としてアンプのモジュール化は音質改善につながると感じていました)しかし、メリットも有れば(音質とは別の面で)デメリットもあると感じていました。
 まだ、それ程多くのパターンを試していないので、初期の実験段階で結論的な事は申し上げられませんが、音の違いは確かにあります。シャーシの高硬性化や重量化は確かに(通常良い方向へ)音を変えます。
 実験の為に銅、鉛、アルミ、真鍮など、比較的入手しやすい素材を総重量にすると150kg以上買い込んで様々な形でオーディオ機器の高剛生化と重量化をテストして音の変化を確認しています。アンプで言えば、アンプ内部の各部品はミクロ的な見方をすれば、使用時は絶えず振動(共振)しているのです。この振動は音質的な面で好ましくありません。この振動を硬性化や重量化である程度押さえ込もうという考えです。この振動を押さえる事で、音質は改善されます。長岡さんのアンプの上に重しを載せる(重量化)という考えを、更に発展させてアンプ内部の基板やシャーシに対して硬性化と重量化を取り入れて行きたいと思っています。この様な取り組みは、メーカーさんではあまり重要視されない部分かも知れませんし、音響的にはあまり理論化が進んで居らず、勘や経験に頼る部分だと思います。そして、これらの部材の仕様はコストもかさみます。これらはアマチュア的な取り組みだと思います。テスト出得られた結果は、私のこれから出品する商品に反映させて行きたいと思っております。今、新たに始めた事、取り組んでいる事は、この様な取り組みです。

慣れない仕事 (9/6)

 しばらく書き込みをお休みしておりました。
私事ですが、私は18年前に脱サラして、自営業を始めました。対外的な面もあり有限会社組織としてスタートしました。会社組織とは言っても、実質、私と家内二人だけの会社です。趣味で楽しんでいたパソコン販売の会社としてスタートしましたが、時代のニーズに合わせて、食堂や宿泊などの観光業もやりました。今では、趣味のオーディオが仕事の一部になっています。
 18年も自営業をやっていますと私の生活パターンは全くのマイペースで、人と時間を約束をしたり、日常と違うパターンは苦手です。前回の書き込みから10日間くらい書き込みもオークションの出品も完全に止まった状態でいましたが、缶詰になって苦手な事務作業(決算処理)をしていました。年に一度の(私にとって)地獄です。いつもは半田ゴテやドライバーを手にして仕事をしているのですが、電卓とペンに持ち替えて机に向かうのは大変苦痛に感じます。嫌いな仕事は長続きせず飽きっぽいものです。それでも何とか気を取り直して決算を終わらせる事が出来ました。慣れない仕事はいやですね。
 今日から思う存分オーディオの仕事が出来ます。苦痛であった決算の後の作業は、幸せさえ感じちゃいます。やはり、私はペンよりも半田ゴテの方が似合うようです。お待たせ致しましたオーディオ再開です。

私の考える理想のシステム (8/27)

 オーディオ装置は、音楽を楽しむ為の道具です。手段でしかないのです。最終の目的は、自分の気に入った音で音楽を楽しむ事、これは誰もが考える理想だと思います。目的(気に入った音楽を気に入った音で聴く事)が達せられれば手段(システム)はどうでも良いはずですが、しかし、この手段(システム)にこだわりを持つオーディオファンは多いと思います。マニアと言われる方の殆どはこのタイプの人間だと思います。私もそうかも知れません。
 オーディオは基本的に自分の(経済的)器の中で楽しむものだと思っています。高望みをしても仕方がありません。又、生活を犠牲にすべきものでもないと思うのです。限られた予算や環境の中での最高を求めるべきだと思っています。私の考え方は、学生の頃良く読んだ長岡さんの影響を大きく受けているかも知れません。しかし、全て長岡さんの考えを鵜呑みにしているわけではありません。長岡さんの考えを参考にしてはいますが、全て肯定というわけではなく、私は私なりのポリシーを持っているつもりです。
 この様な(自分の)予算や環境の中で、私の考える理想のスピーカーシステムについて、大枠ではコンデンサーやコイルなどの素子を出来るだけ使わないLCネットワークシステムです。ハイファイ再生(Fレンジ)を考えれば、スーパーウーファーやスーパーツィターは不可欠なものと思っています。既存のSPシステム+スーパーウーファー+スーパーツィターと言う組合せも考えられます。しかし、既存のスピーカーシステムは既にボックス内に複雑なLCネットワークシステムを持っており、複雑なLCネットワークシステムは私の考える理想ではありません。アンプのメンテの中でLCなどの素子が音質(音色)に与える影響は無視できなことを体験しています。信号経路に素子が入る事は必ず(音質的に)何ら中の個性を持つという事は周知の事実です。従いまして、これらの考えから中音域はLCを使わないパワーアンプダイレクトで使えるフルレンジと言う事になります。何故か?これは私が(ある程度)色々なスピーカーシステムを聴いた印象から言える事は複雑なLCネットワークを介したシステムは微少信号に弱い(反応が鈍い)微少信号時の再生がボヤッとしたもので、ある程度パワーを入れないとスピーカーシステムが目覚めないといった印象を持っています。この点では、フルレンジのパワーアンプダイレクト接続には魅力があります。もう一点、フルレンジの魅力は主要な再生帯域を一つのユニットで受け持つ事です。確かに、歪みなど細かい点では劣る部分もあるかも知れません。しかし、音源が一点に集中するというメリットは、それらのマイナス面を差し引いてもあまりあるものと思っています。3ウェイーや4ウェイーシステムの音源の分散はリスニングルームの博達も関係があると思います。狭い部屋ほど音源の分散の影響は大きいと思っています。フルレンジと比べると大型のそれらのシステムは音像の定位という点で大きな差を感じます。
 中心帯域をフルレンジ一発にして、帯域の狭さを+スーパーウーファー+スーパーツィターでカバーする事になりますがスーパーウーファーは、色々な方式があると考えられますが、既製品、大型ウーファー、3D、ASWなどがあると思います。既製品は、興味がないので知識がありません。大型ウーファーは(私の場合)スペースの面で難しい面があります。ASWは、昔(70年代に)長岡さん設計の20cmウーファーを使った物を使っていた事があります。これは、低コストで省スペース、LCも全く使わずパワーアンプダイレクトで使っていました。使ってみると効果は絶大です。スーパーウーファーのあるなしは音楽の表所を大きく変えるものです。現在は、SPの自作に手が回らない状態でいましたので、メーカー製の3ウェイと4ウェイを使っていますが、スーパーウーファーはASWを使いたいと考えております。
 高音域も当然ながらフルレンジ一発では帯域の狭さを感じてしまいます。ツィーターやスーパーツィターの使いは必要です。ヤマハやコーラルフォステックスの昔のホーン型ツィターを何台か用意しています。
 私はスピーカーは出来るだけ高能率が望ましいと思っています。能率を落として替わりに帯域を広げたというタイプのスピーカーシステムは多いと思います。しかし、これらのスピーカーは微少信号に対する反応は鈍く理想とは言えないようです。帯域と能率の両立となるとホーン型スピーカーシステムは一つの理想だと思いますが、反面、ホーン型スピーカーシステムは設計がまずいと癖が出やすく固有の音色を持ってしまいます。中音域のフルレンジに何を使うかどのような方式を取るかこの辺りが音の善し悪しを左右する大きな鍵になるものと思っています。私は、基本的にはこのフルレンジもホーン型でシステムを作りたいと思っています。癖の少ないホーン型スピーカーを作る事は容易ではないと思っています。しかし、試作を重ね完成させたいと思っています。
 こうして私なりの考えをまとめて行くと長岡さんが使われていたパワーアンプダイレクトで使えるフルレンジの(コンデンサー1個か2個で実現出来る)広帯域化が一つの理想ではないかと思っています。他に、(私はやりませんが)マルチアンプシステムという方式もあるでしょうが、アンプいじりを仕事?にしている私にはチャンネルディバイダーアンプをシステムに追加する事はあまり気が進みません。アンプは必ず色を持つという事を経験を通して感じているからです。お金をかければ、マルチもまともなものが出来るのかも知れませんが、かけるコストと効果である音質を考えれば、誰もが出来るというものではないように思います。結論は、シンプル・イズ・ベストと言う事か。

コンデンサーについて (8/22)

 今までもコンデンサーの音色については何度か書いてきましたが、別な視点からこの音色について書いてみます。全てのパーツには全て音色があります。その中でもコンデンサーの音色は誰もが認める所でしょう。一昔前(70年代前半)のアンプの事を書いた本にはコンデンサーで音が変わる事はないなどと言うような事が書いてありましたが、オーディオ用パーツが出回る70年代末から80年代にかけては、パーツで音が変わるという事は常識になり、振動が音に悪影響を与える事をも常識となり、アンプにも制震構造や高剛性化など、時代と共に見えなかった物が見えてきたり聞こえなかったのものが聞こえるようになったりして、製品化に対する取り組みは変化して行きます。
 ここではコンデンサーの音色に話を戻してお話ししますが、(市販のコンデンサーを)分かりやすく音色を色に例えれば、中間色のようにあまり目立たず個性もそれ程強くないもがあり、一方で原色のようにハッキリとした個性を持ったものもあると感じています。
 コンデンサーメーカーの(オーディオ用)製品群を見るとカスタムメイドと言われるものがあります。日本ケミコンの製品で言えばAWJと言う品種です。この銘柄は、一般売りはしません。すべて各メーカー仕様に合わせたカスタムメイドです。外装が同じでも中身は違うと言う品種で各メーカーの(要求)仕様似合わせメーカー納入専用品種です。入手したいとお願いしても一般売りはしません。東信工業もUTSKと言うシリーズはカスタマイズ(仕様に従って製作)品があります。オーディオメーカーはこの様にアンプ内部でも使用場所により最適と考えられる仕様のコンデンサーをメーカーに発注してオーディオ機器を組み立てています。従いまして、アンプの中には種類(特性)の異なるコンデンサーが適材適所で使われているという事になります。その様にしてメーカーは(最適と思われる)音質に調整しているのです。
 それに対し、私達のように(限られた種類の)市販のコンデンサーを組み合わせてアンプの音造りをする物にとって最も不利な点は、限られた種類のコンデンサーしか使う事が出来ないと言うハンディキャップがあります。それぞれ個性(音色)を持ったですが、沢山の種類が使えるという事は例えて言えば24色の鉛筆で絵を描くような物です。又は、フルカラー化も知れません。ところが5食指飢える色がなかったらどうでしょうか。なかなかフルカラーで見える画像を5色の色で表現するという事は大変難しい事でありフルカラーの再現は不可能です。そして、その使える色が青系統に偏っていたり赤系統に偏っていたら、見えているイメージすらも表現する事が不可能になります。
 申し上げたい事は、一般に(市販している)入手出来るオーディオ用コンデンサーとしてニチコンのミューズKZ、FG、FW、KWその他、エルナのシルミック、東信工業の○○○などですが、この中で一般に多く使われている品種はニチコンのFGだと思います。何故か?それは安く入手出来るから、そして、先に申し上げた中間色的音色なので音に強い個性が表れずに比較的使い安いと言う事だと思っています。同じミューズでもKZなどは先の例で言えば原色に近いもので個性が強く、使いにくい物で使い方にはコツがいると感じています。全数FGに交換しましたなどと言う出品も見かけますが、今までのご説明で理解頂けると思いますが、単一の色で絵を描くという事がどのような結果になるのか?色彩を表現出来るのか?
 この様な点から私は(個人的に)単一品種でコンデンサー全てを交換するなどという考えには賛成出来ないのです。確かに作業としては機械的に入れ替えれば済む事ですから簡単ですし時間も要しません。試聴などと言う面倒な作業も煎りません。何故、時間をかけ試聴を繰り返しコンデンサーを取っ替え引っ替え品種を入れ替え、善し悪しを判断し、(自分の求める)最適を追求するのかという事は、今までの上記説明を読んで頂ければ納得いただけることと思っています。
 今望む事は、使えるコンデンサーの種類が少なすぎるという事で、沢山の種類のコンデンサーが試せるようになって欲しいと思っていますが、現実はほど遠いようです。私は、(オーディオ用が最高などと言う)固定観念にとらわれず(入れ替えによる)実験から得られる音としてのデーターが全てと思ってい作業を進めています。

スピーカーを自作しようとして感じた事 (8/22)

 最近、しばらく振り(30年振り)に、スピーカーの自作を始めようと考えています。どんなユニットを使ってどんなスタイルのスピーカーを作るか色々考えています。設計図も出来ましたが、迷っている所もあります。
 スピーカーの自作は、少ない予算で手軽に楽しめるのが自作というイメージを持っていました。昔長岡さんがハイCPと言う言葉を口癖にフォステックスのFEシリーズのような鉄板プレスのフレームの安ぽちいユニットでメーカーには出来ない、メーカー製では出せない独創的なスピーカー造りをしていたと記憶しています。しかし、最近のユニットを調べてみると20cmフルレンジでも高性能ユニットは5万円、8万円と驚くような値段になっています。この価格帯になると気軽にとは言えないようです。そして、ボックスを作る板材も昔は(1枚3000円前後の)ラワンベニヤが当たり前だったのにシナアピトンやフィンランドパーチなど、比重の大きく高級な物なるとになると1枚15000円前後と4枚買ったら板だけで6万円最低でも25万円程度の予算を見ないと高級部材は使えないという事になっているようです。
 昔手軽だった自作が、今は手軽に出来るものではなくなっているようです。25万円という価格は、昔の名器を中古で得買おうとすると相当高級なスピーカーシステムが変えてしまいます。確かに、自作の楽しみと高級スピーカーシステムを買いそろえるのは価値観の違いによるものでしょうし楽しみ方が違うのだとも言えます。自作の多くはWEBを見ていると長岡さんのバックロードホーンのコピーかそれに(失礼)毛の生えた程度の改造が殆どのようです。その様な長岡教信者に言わせれば市販のスピーカーシステムとは次元の違う音と言う事なのでしょうが、自分でスピーカーを作って遊ぶには少し(と言うよりもかなり)高すぎる気がしています。25万とか30万円のスピーカーともなれば遊びでは済まされないように感じています。真剣勝負で(ボックスの試作を重ね)音をトコトンまで追求しないと(私にとって)許されない価格に思えています。
 お金はないけど、オーディオに置けるスピーカーの重要性は認識しているつもりなので、高級ユニット入手してリファレンスとして1セットか2セットは(先生である)長岡さんの設計したシステムを組んでみたいと思っています。しかし、その後は、昔長岡さんが言っていた(目指していた)低価格のスピーカーでもこれだけの音が出せると言っていたように、安いユニットを(ボックスの工夫で)いかに活かすかと言う取り組みをしたいと思っています。そして、ボックスの板材も気軽に試作が出来るよう、そして又ラワン合板でもこれだけの音が出せるというような物を作ってみたいと思っています。ある面で、私は(ユニットや板材など)これ程高価な趣味になってしまった趣味のオーディオに反感を感じています。誰にと言うものではありませんが、何故、いつの間にかスピーカーの自作がお金のかかる趣味になってしまったのか。音質は金次第などと言うオーディオには反感を感じてしまうのです。お金を(それ程)かけなくても楽しめるオーディオはあると思うのです。お金さえ出せばと言う成金の趣味は嫌いです。一昔前のケーブルブームのようで・・・・・。高級ユニットに高級ボックス悪い音が出るはずがないと言った固定観点を打ち砕くべく、安物ユニット、安物(板材)ボックスで高級に負けない音を(ボックスを)相違と工夫で頑張ってみたいと考えています。私は、その過程を楽しむのが趣味なのだと思っています。これから始まる私の高級への挑戦です。

音を変える要素は色々ある。最近始めた事 (8/20)

 音を変える要素は色々ある。私は、今までコンデンサーの組合せを中心にアンプの音質を自分なりに(趣味として)追求してきたつもりです。以前から頭の中では分かっていた事で、オーディオ界では言い古された事と思いますが、アンプに限らずスピーカーなど、他のコンポについても言われている事ですが、機器の強度や重量を増す事で音質が変わるという事について、最近、新たな体験とその体験から新たな取り組みを始めました。
 以前にもこのページで書いていますが、CDプレーヤーに鉛25kgを載せたら音が変わったという事を自ら既に体験しこれらの事柄については、分かっているつもりでした。自分の装置についてはやっているのに出品物については、これらの対応はやっていませんでした。最近、鉛や銅、真鍮やアルミなど、色々な物を集めて少しずつ、導入に向けて実験を始めています。今まではコンデンサーという方向にしか目を向けていませんでしたが、アンプの防震や制震についても併せて取り組んで行こうと思っています。これは、スピーカーだけでなく、アンプも動作中は振動しているという事、その振動が音質に影響を与えているという事を実験の中から感じているからです。
 色々な部材があると思いますが、適材適所があってそれぞれに最適な部材があると思います。これらも今まで通り試聴を繰り返し最適と思われる所を詰めて行きたいと思っています。
 思えば長岡さんも書の中でスピーカーケーブルやピンケーブルについても振動という事を問題にしていたような気がします。オーディオ信号の流れる所、振動は百害あって一利なし、微妙な振動であっても出来るだけ完璧に押さえ込むべきなのでしょう。同じ様な事は、アンプをモジュール化したオーディオアンプの音質でも感覚的に感じ取っていました。アンプのモジュール化は、耐久性や故障時の対応などの問題がありますが、音質的には芯のしっかりした音質を持っていると言うような共通点を持っているように感じています。エポキシなどで固めたアンプモジュールの重量と堅さが制震効果につながり良い結果につながっている一因と感じています。

故障品を落札する時には注意が必要 (8/6)

 ”全ての故障は治せる”とお思いですか?答えは治せるも治せないもどちらも正解です?修理の現場から言える事は、基板上にトランジスターやコンデンサーを装着したものは、パーツの入手が比較的容易である為、治せる事が多いです。中には例外的に入手の困難なトランジスターもあります。また、(ヤマハのB-1に使われているヤマハオリジナルFET2SK77他)代用が利かないものもあります。
 修理困難な別なタイプとしてあげられるのはアンプをモジュール化したタイプのアンプです。通常、基板上に装着されるトランジスターやコンデンサー、抵抗などのアンプを構成するパーツをプラスチックなどの箱の中に納め樹脂で固めたものは、内部がブラックボックスであり、固めた樹脂を溶かすこのなど出来ません。また、(一般には)モジュールの回路図などの入手は不可能で、当然メーカーにもモジュールの在庫が無く、メーカー修理不能で、更に私のように修理をするものでも特別にモジュールの回路図でも入手出来ない限りは修理不能です。同じ機種の故障品から部品取りでもして取り付けない限り修理は殆ど不能です。
 先に申し上げたモジュール化したアンプとして、私の見たものはパイオニアの高級プリアンプ、ソニーの高級プリアンプ、ハーマン・カードンの高級プリアンプなどに採用されています。レビンソンもモジュールアンプだと思いますが、これらのアンプはモジュールが壊れると修理は非常に困難です。落札を考える場合は、修理のリスクも考える必要があると思っています。
 実は、私もモジュールの壊れたアンプを1台持っています。いつか修理をしようと思って持っていますが、なかなかモジュールの(同型の故障品)入手は簡単ではないようです。
 先日のオークションにも私の持っているものと同型の故障品が出品されており注目していたのですが、出品者は無知なのか?(そのアンプを修理したらしい事を書いてありましたが)修理未完了で出品していて後の不具合はトランジスター数個の交換で直るなどといい加減な事を書いていましたが、内部を確認している私から言わせれば、このアンプの故障は殆ど90%以上の確率でモジュールの故障であると思います。また、トランジスター数個交換で直るくらいならなぜ修理を半端で出品するの?と聞きたいです。治せないから故障品のままで出品して居るんじゃないの?と言いたいですね。私は、部品代(モジュール代)迄しか入札しませんでしたが、出品者の言葉を信じて直る事を信じてか?私の入札価格よりも1万円以上高値で落札されたようです。
 故障アンプには、容易に直せる故障と修理不能でユニット交換しなければ直らない機種もあるのです。その機種が多数出品されていれば、修理出来る可能性は高いですが、殆どの場合、上に上げたアンプの出品数は少なく、修理が困難なのが現状です。モジュール化されているアンプは高音質の物が多いように思いますが、故障した場合のリスクは大きいです。

独り言 (8/4)

 スピーカーを自作しようと思っています。アンプの自作もそうですが、なかなか使いたいパーツが手に入りません。非常にスピーカーの自作やアンプの自作や修理にとってあまり良い環境とは言えません。オーディオは過去のものか???
 私が学生だった頃(30年くらい前)は、色々なスピーカーユニットが各社から販売されておりました。秋葉原へ行けば容易に手に入りました。それと比べ今はどうでしょうか。スピーカーを作ろうと思っても使ってみたいと思うようなスピーカーユニットはお店では売られていません。秋葉原に行っても買えないと思います。スピーカーユニットを一般向けに販売している会社なんて今ではフォステックスくらいでしょうか。それも以前程種類が無く、特別ユニットなどは数量限定で1000個か数百個しか販売されず、期間限定商品みたいで使ってみたいと思った時には入手不能な状態です。
 確かに、スピーカーユニットを作るメーカーは商売にならなければ売れないので、今時、趣味でスピーカーを作ろうなどと言う少数の変わり者為に損をしてまでは売れないという事情もあるのでしょうが、せめて限定販売されているようなユニットもいつでも入手出来るような販売方式を取って欲しいと思うのです。せっかく私のように趣味を復活してスピーカーでも作ってみようかという人が他にも居たとして、思うようにスピーカーユニットが入手出来なければ、せっかく盛り上がった自作熱も冷めてしまいます。水を差すような結果になりかねません。いつでも(限定販売品のような)高性能ユニットが手に入ればもう少しスピーカーユニットも売れるようになるのではないかと思うのです。今のような高性能ユニットの限定販売は、メーカーにとっても売れないスピーカーユニットがますます売れなくなるように思うのです。いつでも買える定番のスピーカーユニットには、限定版程の性能も魅力もなく、買おうかな???とは思うのですが、尽くすなら最高と思えるユニットを使って作ってみたいと思うのです。どうかフォステックス(メーカー)さんに頑張っていただき、私達のようにいつでも構成ユニット入手したいと考えているもの達が居る事をご理解いただき、高性能ユニットをいつでも買えるようにして欲しいのです。
 毎晩オークションで高性能ユニットの出品を探しているのですが、苦労の甲斐無く、出品される高性能ユニットは数も種類も少なく、設計図面は出来上がっているのですが、ユニットの入手が出来ずにスピーカーを作る事が出来なで居ます。少数派のオーディオなどの趣味にはますます厳しい環境となっているようです。フォステックス頑張れ!!

価格の安いものを使う(試す)勇気とトコトン使いこなす努力 (8/1)

 前回書いた”価格の高い物が音が良いとは限らない”の続きのような内容になりますが、私を含め一般に多くの人は価格の高い物は良い音がすると思い込みがちです。そのような固定観念を持っている人が多いと思います。私もその一人ですが、最近、体験を通してその考え方が変わってきています。
 コンポを組み合わせる又はケーブルなどのアクセサリーを取り替え音の変化を楽しむオーディオ全般に言える事だと思いますし、私の様にアンプの中に使うコンデンサーなどのパーツを替えて音の変化を楽しむオーディオも形こそ違えやっている事(入れ替えて音の変化を楽しみより自分の好みの音を作り出す)は同じだと思います。
 そのような日常の試行錯誤の中でより自分の求める音を追い続けています。そんな日常の中で良く感じる事は、ついついより高価なパーツを使おうとしてしまう事です。これは心理的なものが大きく作用していると私は感じています。高価な物を使う事の安心感というようなものが、一種の麻薬のように常用したくなるのですが、時々、私は、次のような体験をします。高級パーツを投入しても自分の思ったような”良い音”が出ない場合が多々あるのです。そんな時には、色々なパーツを試すのですが、高価な物よりも中価格程度のパーツに入れ替えてみたらアレッと思う程音のバランスが良くなると言う事があるのです。ある場面では、音質が悪いパーツと判断しても、同じパーツも使う場面が変われば逆に良い結果につながる事もあり、一つの結果が全てとは言えないとも感じていまし、音質的結果(評価)というのは、ケースバイケースで結果が変わる為、全て実装(試験)して音出しをして自分の耳で確認するまではパーツに対する評価も正しいものとは言えないとも感じています。私は、無意識の間に音質をパーツの価格を基準に考えていた事に気付かされるのです。そしてそれが誤りである事を体験を通して思い知らされる事が何度もありました。(多分、オーディオ機器の組合せも同じ事が言えると思うのです。)
 高価な物を使う事の安心感、これは(信頼性や耐久性そして精度などの面で)一理あると思いますが、価格が音質を決めるというような(高価な物を使えば音質が良いという)思い込みは全く意味が無く、百害あって一利なしと言えるかも知れません。確かに、人間の心理としては1000円よりも10000円(10倍)もお金をかけたのだから、音が良いに決まっていると思いたい気持ちは人情でしょう。人間はこの様な時には冷静さを失うようです。正しい判断が出来なくなるのです。特にオーディオのような絶対値として数値化出来ないような、何となくなどと言った曖昧な感覚的な物は、その時々の心理状態が感覚(聴覚)に大きな影響を与えるのです。
 オーディオは、この様な心理状況に左右されず常に音の善し悪しを冷静に判断出来る感覚が大切だと思います。(頭では理解出来ていてもなかなか難しい事ではあります。)私は、体験の中から感じた事は価格は音質に比例せず。そして、低価格の物を試す勇気が必要なのではないかという事です。オーディオ機器やパーツの価格は何を基準に設定されているのか私には分かりません。ハッキリしている事は音質を基準に決められている物ではないと言う事だと思います。
 オーディオ機器には、完璧などと言える音を出す機器やパーツはありません。それぞれ個性的な音を出す機器やパーツであり、価格だけで揃えればバランスが取れた音など期待出来るはずはありません。大切な事は、一つ一つの音質的な個性や持ち味という物を感じ取り(理解し)自分の気に入った(音質的)個性を持つ機器をより活かす為にどのような機器の組み合わせたより(心地良い音を出すか)良いかを追求する心がなければならないのではないでしょうか。
 その心とは、自分の求める音への一貫した方向性のような物でしょうか。それがあって初めて自分の音が少しずつ形づくられて行くものと思います。
 高価な物を使う勇気は誰にでもあって、お金の都合さえつけば誰で手に入れる事が出来ます。しかし、よりか角野や吸い物を使う勇気は容易に持つ事は出来ません。”価格が安い=音が悪い”と短絡的なイメージを持っているからでしょう。しかし、価格は必ずしも100%音を決める物ではないと言う事、時には試してみようと言うチャレンジ精神(勇気)が必要かも知れません。そして、それを活かす努力も怠ってはならないのだと言う事を体験を通して強く感じています。

価格の高い物が音が良いとは限らない (7/24)

 私の出品するアンプの多くは、コンデンサーの組合せを調整して音質を調整しています。と書くよりは、試聴を繰り返しながら(自分にとって)より良い音質を求めてコンデンサーを調整しています。どちらでも同じと感じる方もお出でかも知れませんが、こう書く事が正しい表現だと思います。
 価格の高い物が必ずしも音質が良いとは限らない。これは、アンプの中のコンデンサーについても言えますが、ケーブルやオーディオ製品など、(価格と品質が必ずしも比例しないという点では)世の中全ての物について当てはまる事かも知れません。そして、価格でグレードが(オーディオの場合は、価格で音質が決まるようであれば全くつまらない話です。)金をかければ、音が良くなる。 お金がなければ良い音が聞けないという事になりますが、世の中上手くできていてお金をそれ程かけなくてもより良い音を求める探求心と創意工夫や努力によっても、ある程度良い音を作り出す事は可能だと思います。また、その逆もあり得る事だと思います。その気になれば自分にとってのより良い音は誰にでも可能です。
 先日、今まで使っていたコンデンサーの在庫が無くなり、今まで使っていた物とは別のコンデンサーをつかないといけない状況がありました。最近は、部品メーカーもシリーズの入れ替えや統廃合など結構あります。音の良いパーツだから生産を続けようなと度メーカーはこれっぽっちも思っていません。商売にならない製品は即打ち切りです。常に合理化や省エネ省資源など、音がどうとこうのなどと言う事はあまり考えられていないのではないかと思います。話が横道にそれましたが在庫切れから別の銘柄を使わざる終えない状況で、コンデンサーの組合せはパズルのような物で、1カ所変えれば(アンプ全体の)音質が変わり、それを補う為に又別のコンデンサーも(音質の変化を考慮し)別の銘柄に入れ直すという作業を伴います。これは(コンデンサーの音質を掴み)経験と勘で銘柄の組合せを変更するのですが、一回で思うような音が出る事は希で、自分のイメージする音がある程度出るようになるまでには何回も組合せを変えながら試聴を繰り返すという作業が伴います。この様な点で、今まで使っていたコンデンサーが入手出来なくなるという事は、その代替の組合せを探すのに相当の時間と労力を必要とします。しかし、怪我の功名と言いましょうか代替に使ったコンデンサーの組合せが以外に良い結果につながる場合もあるのです。良いと思って(思い込んで)使っていた高価なコンデンサーよりもより低価格の物の方が結果として前にも増して音が良いなどと言う事があるのです。こんな時、私は反省させられるのです。高価な物だから音が良いだろうという思い込みが、この様な体験を通してそうではないという事を思い知らされるのです。
 なぜ、この様な結果になるのか?それは色々な理由があると思うのです。一つは、思い込みという心理状況です。これは私だけではなくオーディオ全般に言える事だと思います。音質を追求するオーディオマニア(ファン)の多くは、より良い音を求めて色々なコンポを入れ替えたり、高価なケーブルを買ったり、音質改善効果を狙ってのアクセサリーを買い込んだりと日々努力されている事でしょう。替える(又は高価な物に替える)=良くなったと思いたい心理が手伝うわけです。もう一つは、アンプの中のコンデンサー1個で音は変わります。しかし、アンプの中にはコンデンサーだけでも数十個から場合によっては100個以上コンデンサーが使われている事もありますが、アンプのトータルの音質は、1個の困音質パーツで決定される物ではなく、数十個のコンデンサーの組合せの結果音質が出来上がるのです。そう言う意味では、個人プレイではなく団体戦なのです。団体戦なので皆がそれぞれに持ち味を十分に発揮し無いと良い結果が出せません。一つ一つのパーツはそれ程のグレードでなくても組合せを工夫すればそれなりに音は作れる物だと思います。しかし、その為には、それぞれのパーツ(コンデンサー)の特徴を理解し適材適所で使い個なる力が筆なのだと思います。逆に、100個の高級パーツを詰め込んでも使いこなす技術(能力)がなければ、お金ばかりかけても10%も能力を引き出せないと言う結果に終わる場合もあるのです。オーディオシステムについても全く当てはまるお話だともいます。
 結論として、(この様な体験を通して感じた事)大事な事は固定観念を持たず常に自分自身の手で試す事。コンデンサーの組合せもオーディオコンポの組合せも音造りにはこれで良いという終点はなく、常に追い求める事が大切な事だと思うのです。これで完成などと言う事はないのです。(オーディオコンポについては、常に新しい物に入れ替えろという意味ではありません。それぞれにご自慢の機器(コンポ)や気に入った機器があるかと思います。それらを十分に使いこなす(能力を引き出す)努力をしましょうという意味です。音造りもそうですしオーディオもそうだと思うのですが、マンネリは一番いけない事だと思うのです。

オリジナルのスピーカーを近々作ってみようと思っています。 (7/18)

 スピーカーを作ってみようと考えています。以前(オーディオを再開した5年前)から、頭の中には構想があったのですが、アンプの修理が急がし事や適当なスピーカーユニットがない事、(あっても非常に高価で)スピーカー製作の準備が整わない事など、上げればきりがなので、取りあえず入手可能な物で実現可能なスピーカーを近々作ってみようと思っています。
 10cm程度のフルレンジを使った複合ホーンを作ろうと思っています。10cmフルレンジでは長岡さんのスワンのシリーズが有名なのでしょうが、物まねではつまらないので自分のオリジナルを作ろうと思います。今、頭の中にあるイメージから図面という具体的な形に変換し試作をしたいと思いますが、精密な図面ではありませんが、大まかな形は出来てきました。更に細部を詰めて行き精密な図面を起こします。現在、この段階まで来ています。
 10cmフルレンジで作ってみようという発想は長岡さんの影響は大きいと思います。しかし、タンノイのオートグラフなどは複合ホーン型の一例かと思います。私は、オートグラフは聴いた事がありませんしオートグラフを真似たスピーカーを作ろうなどと考えているので張りません。あまり例のない複合ホーンを作ろうと考えている理由の一つは、ホーン型スピーカーの音に魅せられて作ってみたいという思いがあるのだと思います。良くできたホーン型スピーカーは音離れの良さや切れ味の良い音がドーム型やコーン型にない魅力として、音のイメージが私の頭の中に焼き付いています。
 学生の頃にも一度フロントロードホーンとバックロードホーンの複合ホーンスピーカーは作った事があるのです。第何作目の自作スピーカーだったかは忘れましたが、当時のスピーカー自作は長岡さんの影響が大きいと思います。ただ、私はあまのじゃくなのかも知れませんが、物真似は嫌いです。図面が既に出来ていてそれに従ってスピーカーを作るなどという事にはあまり楽しみを感じません。それならメーカー製のスピーカーを使うのと同じですし、メーカー製を使った方が簡単です。なぜ、時間と労力をかけてスピーカーを自作するのかというと、私は、自分の考えを(スピーカーから出る音)スピーカーの製作に反映させる為であり、自分の求める音を作り出してみたいという思いがあるからです。1台作って満足の行く音が出る事は殆ど無いと思います。失敗の連続かも知れません。 ホーン型スピーカーの製作は過去の経験から癖の出ないホーンを作る事の難しさを痛感しています。しかし、オーディオを趣味という視点から見た場合、(自分の考えに基づき自分の音を作り出せる)これ程楽しい楽しみ方はないのではないかと思っています。高価なメーカー製のオーディオ機器を並べ楽しむオーディオとは正反対の方向かと思いますが、私は、与えられる物で楽しむのではなく自ら自分の求める音を作り出すという方向に楽しみと(独創性や創造性など)無限の可能性を感じているのです。
 趣味は人それぞれで楽しみ方もそれぞれ自分が楽しめればそれで良く、他人趣味に対し口を挟む必要はないのです。しかし、私が思うにメーカー製高級オーディオを並べて楽しむのは、子供のゲーム機のように与えられた物の中で楽しむ箱庭的な楽しみと感じています。自分の独創性や創造性から考え出す事、作り出す事には、無限の喜びがあるように感じています。一歩間違えば自己満足に落ちる危険性もあり、作り出した物には正当な評価が必要だと思っています。これが私の考えるオーティオの楽しみ方の一つです。
 最近、興味を感じオークションでどのような自作スピーカーが有るのか見ているのですが、残念ながらバックロードホーンとバスレフタイプが少々、(長岡さん設計の)スワンがある程度で、マンネリ化した様子を感じます。これでは見ている方も面白味がないかな?と感じます。この様な状態では、自作に興味を感じる方も少ないだろう>当然メーカーのスピーカーユニットも売れないだろうと悪循環なのではと言う思いがあります。確かに、今1万円(10cmとしては結構高価)で入手出来るユニットもあまり魅力のあるスペックではないようです。限定版として売られるユニットは、数も少なく、値段の方も何倍にも跳ね上がり、なかなか入手出来ないうえ非常に高価という事で、自作環境にはますます厳しいものを感じます。確かに、メーカーさんの立場も分かるのですが、ユニットが売れるようにする為にはいつでも欲しい時に欲しいユニットが変える事、そしてもう少し安く入手できることが大事なのではないでしょうか。と話が横道にずれましたが、
 現在の構想は、10cmフルレンジを中心にASWとスーパーツィーターを追加して3ウェーイ方式を考えています。この考えは、新しい物ではなく長岡さんが取られた方式だと思いますが、私も個人的にスピーカーは出来るだけパワーアンプダイレクト接続が良いと思っています。3ウェーイでもツィーターのコンデンサー1個で済むこの方式は、特別高級なマルチなどオーディオ機器を除き、一般の家庭で楽しめる(持ち込める)オーディオ装置としては一つの理想的な方法であると感じています。これは、今私が使っているメーカー製LCネットワーク方式の3ウェーイを聴いていて感じる欠点も補うものではないかと思っています。良い物が出来ればご報告したいと思います。

アナログとデジタルについてA (7/14)

 もう少し詳しく、
図解出来なので、文書だけで説明するというのはなかなか難しい事です。先の説明で、原波形(音声)を擬似的に再生しているという説明を致しましたが、アナログとは簡単な例で説明すれば、サイン波形(上下に一定に振幅を持つ波形)はアナログの場合、スムーズな曲線を書くわけですが、デジタル(1と0のデータとして)で波形を再現する場合は、顕微鏡的な見方をすれば、スムーズな曲線を描いているのではなく階段のようにダンダンダンの連続でサイン波形らしきものを近似値的?擬似的?に描いているのです。大体という感覚で見れば、似ているという事になりますが、ミクロ的視点からは上記の説明のように別物なのです。(ヘソ曲がりな私の考えとしては)デジタルの規格とは、最高の音を求めて決められた規格ではなく、このくらいの規格で作れば人間の耳は騙せるだろうと言った視点から決定された規格ではないのか?ダイナミックレンジやS/N比など、”物理データ”では、アナログディスクを凌ぐ特性を持っているのだと思います。しかし、この物理データというやつは、音質の善し悪しを的確に表したデーターなのでしょうか。人間が完璧に音(音質差)というものを物理量として捕らえる事が未だに出来ない現状で、ダイナミックレンジやS/Nなど一部の物理データーは音(音楽)のある一面を表しているに過ぎず、音質や音楽の表現力を表しているとは言えないと感じています。音を完璧に捕らえる事の出来ない人間の示したデーターが果たし完璧なものなのでしょうか。感ペキな私には音質の善し悪しを表したデーターであるとは思えないのです。
 気のせいかも知れません。同じアルバムをCDとLPで聞き比べてみた事があります。マザーが違ったり、プレスが違ったりして、同じアルバムでも音質に差がある事は良くある事だと思います。同じアルバムを聴いて、鐘の鳴る音(主に高音成分)で、LPの方が本物の鐘の音に近い音で聞こえ、CDから聴く同じ鐘の音は人工的な不自然な響きを感じたのです。この様な体験は私だけでしょうか。気のせいではないと思っています。

アナログとデジタルについて (7/13)

 オーディオにおいてはかなり古いテーマですが、今更ながら、私の思うアナログとデジタルについて、普段思っている事を書いてみます。私は、デジタル(CD)が出る頃、一旦オーディオは辞めていました。当時、オーディオ界も一時の盛り上がりから見れば、盛り下がり?と言うかオーディオの最盛期は過ぎ?冷めかけていた市場の救世士として現れたのがCDだったように思います。私は、冷めかけていたというかオーディオ熱が徐々に低下していって、いつの間にかパソコンを始めるようになっていました。技術雑誌もその傾向があったと思います。
 ”アナログ対デジタル”のような記事は、数え切れない程有り色々読まれた事でしょう。私は、専門家ではないので、素人目線から、(誤った解釈部分があるかも知れませんが)アナログとデジタルに対する私の考えを書きます。
 まず、アナログについて、アナログ(LPレコード)がなぜ生まれたのか、それは、音声を記録し、再生する事(音の再現)を目的に蝋管方式の録音から始まります。蓄音機、SP、LPレコードまでが、アナログと言われる方法で、記録媒体は違っても(原音を媒体に振動として記録する)原理は同じだと思います。仕組みはデジタルから比べれば至ってシンプルだと思います。空気の振動を針(カッターヘッド)の振動として、媒体に刻み込み、再生は、その反対で機材見込まれた振動を空気の振動として(スピーカーを通して)復元する。これがアナログオーディオの原点だと思います。これらの過程は、非常にシンプルで、変換という作業は、(マイクで)空気の振動を電気信号へ変換し、再生時は、(スピーカーで)電気信号を空気の振動へ復元する事で、普通の人?にも非常に理解しやすい物だと思います。これ以上シンプルな方法はないと思います。
 これに対しデジタル方式は、マイクで空気振動を拾う(デジタルも同じです)、その電気信号をデジタル信号に変換して媒体に記録する。再生の際は、このデジタル信号を変換して電気信号を復元する。そしてスピーカーで再生する事はアナログと同じです。これらの過程で、アナログと違うのは、アナログの電気信号を音声とは待った無関係の1と0(ゼロ)の信号へ全て置き換えて媒体に記録する。再生時は、この1と0の情報から(音声)アナログの電気信号を復元すると言う行程が増えるのですが、このAD(アナログデジタル)変換とDA変換が問題だと思うのです。厳重なエラー補正で誤動作品ようになっているのでしょうが・・・・。
 厳密な意味では、最初のアナログ波形と(デジタル変換後)再生される波形は、同じではないと言う事、擬似的(アナログ波形に似せた)に波形を復元しているという事です。ただ、普通の比較試聴では分からないレベルに復元していると言われているのでしょう。サンプリング周波数などデジタルの規格は、人間の耳が捕らえる事の出来る20〜20KHzをカバーしているので、その差は感知出来ない?(人間の耳をだませる)レベルと一般には言われています。しかし、そうでしょうか?私には疑問が残ります。原波形を記録し、再生するアナログには元の音をそのまま再現される可能性がありますが、デジタル変換するという事は、厳密には、原波形は復元されない、擬似的に原波形を再現するという手段なのです。そして、その規格です。その規格は、(簡単に言えば)どのレベルまで、原波形に近づける事が出来るかという規格になるわけですが、規格の決定は、このレベルなら気付かれないだろう、人間の耳では感知されないだろうという、騙す事が出来るだろうという?観点から決定されたもので、”完璧な再現”を目指した規格ではないのです。考えてみて下さい。ヘッドフォンステレオやミニコンポやラジカセと同じレベルの(再生音質)規格なのです。5,000円のヘッドフォンステレオと300,000円のCDオーディオコンポが同じ(音質)規格CDを再生する。確かに、高級オーディオCDデッキからは少しマシな音が出るでしょう。しかし、音源であるCDの規格は同じです。それ以上の音はCDには入っていないのです。(今は、CDよりもダウンロードが多いようですが)CDを通して音楽を聴くのは、一部のオーディオマニアよりも圧倒的に一般ユーザーの方が多いのです。世の中のニーズは、より良い音を聴きたいなどと言っていたのは大昔の話で、今はポケットオーディオに象徴されるように、より良いとと言う方向ではなく、いつでもどこでも簡単に好きな音楽を選曲して聴く事が出来る手軽さが求められているのではないでしょうか。それが時代のニーズです。提供者側は、商売にならない事には手を出しません。今時、少数派のオーディオマニアなどは対象と考えていないのかも知れません。
 だからアナログの方が音がいいなどと言うつもりもありませんが、少なくとも音質を追求していった結果がデジタルになったというのではなく、携帯性、操作性、話題性、耐久性などの利便性がデジタル(CD)を生んだと思うのです。更にデジタルも進化してipot(メモリー)などの携帯オーディオになっており、時代のニーズは”良い音”とは全く関係のない方向へ進んでいるようです。蝋管方式から始まりLP迄のアナログは、再生時間の改善もありますが、音質の改善という過程があります。それに対しデジタルは音質の改善という目的で生まれてきた物ではないと思うのです。CDの多くのメリットは認めます。最近のCDは音質も良くなってきているようです。そして、(アナログ程ではないが)アナログと同じように、プレーヤーが違えば音質も違うという音質差を体験する事も出来ます。(アンプの動作テストなど)仕事では、リモコン操作ができるCDは便利ですし、BGM的に聞き流すにはCDで十分です。しかし、趣味としてのオーディオは、(私の場合)やはりアナログにつきると思っています。 

スピーカーの不思議  (7/10)

 今更ながらと言う感じもしますが、最近思い立ったオーディオの(スピーカーの)不思議について、思いつくまま書いてみます。物には、それぞれ固有の音があります。ガラスを叩けば、その音を聴いてその物体がガラスである事を多くの人が気付くと思います。鉄板も叩けば、ガラスとは違った響きで、金属の板の音だと認識出来ます。紙もそうだと思いいます。固有の音(響き)を持っています。他にも多くの物質は、それぞれ固有の音(響き)を持っている事は、多くの方が理解する所だと思います。
 ところが、スピーカーはどうでしょうか。オールコーンタイプのスピーカーもあります。フルレンジもあります。これらは、全て紙で出来ています。紙固有の音がどこかに出て来そうですが、ピアノはピアノの音、バイオリンはバイオリンの音として聞こえてきます。人間の声は人間の声らしく聞こえます。紙という素材から、これらの音が出るという事は、私のような音響の素人にとっては、非常に不思議な事と感じています。スコーカーやツィーターには、ジュラルミンやベリリュームやボロンなど金属が使われる事が多いようですが、この様にスピーカーは、適材適所で色々な素材を駆使し、素材の持つ音を殺し、(楽器や肉声など)入力信号に忠実に再現する特殊な物と感じられるのです。
 専門家の方から見れば、たわいのない事なのでしょうが、私には不思議でなりません。

修理の現場から  (7/2)

 修理をしていて感じた事。PRA-2000を修理していたときのこと、完成したので各入出力のチェックをしているとテープ1のレクアウトの片側が出力しませんでした。PRA-2000では今まで殆ど見かけない異常でした。アンプのどこかに異常があるのかコネクターの接触に問題があるのか色々調べてみると、どうも出力端子付近に問題がある事が分かり端子基板を見ても半田不良はなく、断線もありません。でも、一度修理を試みたのか配線が再半田の跡がありました。(多分、治せなかったのでしょう。又は、パーツが鳴く交換出来なかった)原因は、RCA端子の不良でした。不良とは言っても原因は、太い硬いピンコードの使用によるもののようでした。RCA端子は、中心のピンがシグナルで外側がアースです。この不良入力端子は、シグナルピンを受けるために内部が板バネになってピント接触するようになっているのですが、この板バネが折れていたのです。通常の使用でこの板バネが折れる事はないのですが、最近の高級?ケーブルは、どれも太くて硬い材質の物が多いようです。個人的には、ケーブルメーカーさんにお願いしたいと思うのですが、いくらケーブルが立派でもケーブルだけで信号電送出来るわけではなく、必ず両端はアンプの端子と接続されるという現実を無視した様な製品が多いように思います。いくらケーブルが立派でも肝心の接触部分に不要な力がかかれば、接点部分の接触は不安定になります。良いケーブルとはこの辺り(RCA端子の強度も考慮した)の接触にも配慮した製品でなければ、せっかくの優秀な?ケーブルの効果も半減、いや半減どころか場合によっては安物のケーブル以下になりかねません。私は、それ程ケーブルにはこだわりませんが、この辺り(端子に不要な力がかからない)の事も考えケーブルを選択し、最短でつなぐよう心がけています。

B-1aについて と言うよりも何故SIT(V-FET)なのか  (6/30)

 先にB-1aと言うパワーアンプについて書きましたが、少々書き足りなかったような気がしたので思っている事を書いています。何を言いたいか結論を先に申し上げますと今時何故V-FETを使うのかという事です。
 最近のパワーアンプは出力素子としてMOS−FETを使う事が多いと思います。これは音質が良いと言う理由で選ばれた物ではないのではなか?と言う気もします。私は、電子の専門家ではありませんから専門的な事は分かりません。あくまでもカンです。MOS−FETは80年代日立が開発しHMA-9500から使われた出力素子です。それまでは、トランジスター>真空(3極管)管特性に近いV−FETが(ヤマハとソニー)開発され一部の高級アンプに採用されていました。>MOS−FETと言う歴史的流れが有ると思うのですが、V−FETは特性的(音質的)には良いものを持っていても開発(製造)の難しさや歩留まり(メーカーでは重要です)、実際アンプに組み込む際に回路が複雑になる事など、色々な面で(メーカー側から見た)デメリットが有りました。そこで登場するのがMOS−FETですが、元々高周波用の素子だったものを日立が電力用に開発したもので、トランジスターと同じ順方向バイアスで破損などの心配もなく使い安い素子である事、高周波特性がよい事などからオーディオ用アンプに取り入れられていったという事だと思います。
 音質云々については、何とも申し上げられませんがMOS−FETがオーディオ用の主役になった理由の多くは、音質が良いと言うよりも、使い安い、回路設計が容易で、取り扱いを誤っても(V−FETの様に)簡単には壊れない。回路が単純という事は、製品を低コストで製造が出来る、修理も簡単と(メーカーにとって)多くのメリットが有るわけです。
 これらの理由により、V−FETは、MOS−FETに取って代わるわけですが、多くはアンプ製造メーカーの都合によるもので、必ずしも音質的評価によってMOS−FETに置き換わったというわけではないと思っています。
 今(最近)発売されたB−1a(100万円くらいの高級パワーアンプですが)が何故MOS−FETではなくV−FETを採用し昔のヤマハのB−1と同じく前段FET構成を取っているのか?と言う事に私は注目しているのです。私は、V−FETを使っているから音が良いなどと、単純し使用素子で音の善し悪しを判断する物ではありません。ただ、時代に逆行するような高級アンプが発売される理由はどこにあるのか?と言う事について、自分なりに検討してみる必要がある と思っているのです。SITを使うメリットとは・・・・。

ヒューズもケーブルもオーディオ用は金儲けのアクセサリー???  (6/23)

 オーディオ用オーディオグレードと言われる物は沢山ありあります。オーディオ用とかオーディオグレードと言われるパーツやアクセサリーは定義が曖昧です。何がオーディオグレードなのか?言葉だけが専攻して(業者の金儲けの手段になっている)十分に納得の行く説明や理論的説明はありません。オーディオケーブルも銅の純度を競ったり、銀を使ったり、複雑な構造のケーブルが出たりと、価格も数千円から数十万円のコード(ケーブル)まであり、シグナルコードだけではなく電源コードまで出ました。CDが主流になり昔のアナログのようにいじって音の違いを楽しめる部分が無くなり、一般の人が音の違いを楽しめるケーブルが色々出ているのはオーディオの趣味の中では当然の結果かも知れません。メーカーも音の違いを材料に商売が出来るのはその辺りだけなのでしょう。最近は、ヒューズまでオーディオ用などと銘打って高価な物が出回っているようですが何が一般用と違うのでしょうか。接点部分を金メッキしてあるから?タダそれだけ?金メッキすれば見てくれはよいけれどどれほど効果があるというのか?高いお金を取るならば、違いを明確にする必要があるのではないかと思うのは私だけでしょうか。私が思うに、ヒューズなど信号の流れない強電部分は金メッキの効果がどれほどあるのかはなはだ疑問です。それよりもヒューズの素材やヒューズ本体の抵抗値などの方がよっぽど重要なのではないかと思うのです。
 私も以前にヒューズに興味を持ち簡単な確認をしてみたのですが、オーディオ機器に付いていた(30年前の)古いヒューズの方が現在お店で売られているヒューズよりもヒューズ本体の抵抗値が小さい(半分以下)物があったので、結果、ヒューズも必要があれば交換すべきですが、交換するにはどのような品質物をどのような品質の物に交換するのかという事を確認した上で交換すべきではないか。又は、程度の差が分からないのであればむやみやたらと交換するよりも接点部分をクリーニングして使い続ける方が 良い場合もあるのではないかと思っています。何でもかんでも新しい物に替えれば良いというものではないようです。金メッキは見た目は良いですが音質も比例して良いとは限りません。見た目だけにだまされてはいけないのです。高価な物は良いだろうと思う気持ちはオーディオマニアの常ですが、何でも自分の耳で確認する。又は、出来る事が大切です。(耳で確認出来ないものはタダの思い込みに過ぎません)
 長岡さんが以前読んだ本の中で書いていましたが、長岡さんは、(シグナル)ピンコードもスピーカーコードも強電力の一般用の電力線を使っているそうです。それが最も音が良く安いと言っていました。電源ケーブルも屋内を引き回している一般用の電力線が電柱から数十から数百mも引き回してあるのに、たかが1m1万円の電源ケーブルを使ったと事で何程音が変わるのかと言っていましたが私も同感です。ヒューズに関しても同じ事が言えるのではないでしょうか。オーディ用(グレード)のヒューズを使っている貴方は、ヒューズによる音の違い分かりますか?

同じ機種でもビンテージ物には個体差がある  (6/23)

 「同じ機種なのに音が違う」と言う経験をされた事のある方は結構多いのではないでしょうか。結論から言うとこれはあります。ビンテージ物のアンプでは良くある事です。なぜでしょうか。理由は色々あります。20〜30年以上も全く違った環境で使用されるわけですから違いが出て来て当然です。例えば、先に書いたタバコや大気の汚染状況、結露など室内の湿度の変化(他にもありますが)など、アンプ内部のスイッチやコネクター、ボリュームなど信号経路に入るパーツの接点部分は使用環境により大きく変化し、大きく差が出るのです。機械物は使い続けた方が調子が良い。これは、色々な機器を見てみますとその傾向は確かにあります。しかし、使い続けられているアンプでもいつも使うスイッチやボリュームは限られています。多くは操作されることなく数年〜数十年そのままなどと言う事も良くある物です。これらのスイッチ接点は、想像できないほど極度に劣化しています。メンテナンスをしないとまともな音は出ないのです。
 接点などの劣化という事から個体差があると申し上げましたが、この他に、コンデンサーなどパーツの劣化もあります。電解コンデンサーは、使用年数や熱により被覆が収縮していたりして交換時期の目安が分かりますが、以外に気付かないのがフィルムコンデンサーの容量抜けです。電解コンデンサーでも容量抜けがあります。DENONのプリ(Z,ZR)の中には電解コンデンサーの容量抜けでフォノ回路の極度の音質劣化や音が出ないなどの不良に繋がるケースがかなりあります。音が出なければ誰もが異常に気付きますが、音が出る場合は、良品として扱われ、(耳の良い人は音質の劣化に気付きますが)計器を使って調べないと異常に気付かないというケースもあります。また、音質が良い事で有名なλコンの容量抜けも調べてみると結構あります。完全に抜けてしまうとLR差となるのど計器で見ればハッキリ分かりますし、耳の良い人なら音質差を感じるものです。しかし、コンデンサーの容量抜けは、一気に抜けてしまう物ではなく、殆どの場合は、フィフムコンも電解コンもある程度時間をかけて徐々に容量が抜けて行きます。普通の人の完全に抜ければ異常に気付くのですが、劣化が始まり徐々に抜ける(半端な状態)では、音質が劣化始めているにもかかわらず、徐々に変化するため、多くの人は気付きません。これも、個体差の一因です。
 アンプは長く付き合えば付き合う程、様々な音質差の要因が見えてきます。それをメンテナンスで一つ一つ無くして行く事が、私の出品商品の均一化につながると思っています。
 私は、以前から気になっていたのです。同じアンプに同じメンテナンスをしたので、音質的には同じはずという思い込みを持っていました。しかし、メンテナンス後の音出しテストでは音を聴く度に個体差があるのでは???という思いで常に首をかしげていたのです。数を重ねるたびに、色々な音質差の要因を発見し個体差が発生する理由のような物が見えつつあります。

世の中不景気  オーディオも不景気???  (6/23)

 100年に一度と言われる不景気でオーディオ(オークション)も不景気か???安い物は売れるけどある程度の金額になると売れない。不景気になると安さに惹かれて、安い物は売れるけどある程度の金額になると売れない傾向がある。当然の結果かも知れません。形のある物には、お金を出せるけどメンテナンスなど目に見えない部分の価値についてはお金を出しにくい傾向にあります。しかし、それは正しい判断でしょうか。私は、むしろ逆ではないかと思うのです。形はあっても音のまともに出ないオーディオ機器などタダの飾り(インテリア)に過ぎません。それで満足という人はそれでも良いのでしょうが、オーディオ機器はよりよい音楽を楽しむための道具で決して飾りではありません。その機器の持つ本来の音が出せて初めて価値を持つ物であると思うのです。
 不景気で大変という方は多いと思います。(そう言う私も大変ですが)しかし、そう言う時にこそ一杯の珈琲を楽しむように疲れた心をいやしてくれる音楽を楽しみたいものだと思います。

オーディオ愛好家の心得???  (6/18)

 オーディオ愛好家(又はマニア)にとって、自己所有のオーディオ機器は大切な宝物のはずです。私はそうです。大切に長く使いたいと思っています。物として大切なのは当然ですが、音質(維持)も大切なもだと思います。せっかくの名器もコンディションの悪い状態で使ったのでは音が出たとしてもその機器が持っている本来の音を出しているとは言えません。
 (余計なお世話と思われるかも知れませんが)そこで、多く方々に気付いていただきたいことがあります。それは、オーディオルームではタバコを吸わないという事です。私は、元々タバコは吸いませんが、私は、(何百台も)沢山のオーディオアンプを修理やメンテをしてきました。その度に気付かされる事は、蓋を開けるとその機器がどのような環境で使い込まれて来たのかを見る事が出来ます。ある面、その機器の履歴書のような物です。全てとは言い切れませんが、多くは、アンプ内部の汚れ(タバコのヤニなどによる、又は、都市部の汚れた空気の中で使い込まれた)の程度は、アンプのコンディションと比例する傾向にあります。汚れの少ない機器は(他の条件が同じであれば)比較的コンディションの良い物が多く、内部がヤニなどで黒く汚れた物は、スイッチやボリュームなども同様に汚れがこびり付いて、接触などコンディションの悪い物が多い傾向を示しています。
 この様な事から数年以上使い込まれる事が多いオーディオ機器では、所有者がタバコを吸うかすわないかという事が機器の内部を見ると、一目瞭然で判別出来るのです。アンプの蓋を開けて、内部が真っ黒に汚れたアンプやタバコのにおいの染みついたアンプを見るとガッカリする事があります。修理やメンテをしながら”可哀想に”と思う事がしばしばあります。タバコを吸う愛好家には、煙たい話で?そんなの「勝手だろう」と言われそうですが、確かに、それは所有者の勝手で、私のような第三者がとやかく言うべき事ではないと思うのですが、ただ、気にしていただきたいことは、タバコを吸えば日一日と音質が確実に劣化するという事を考えた上ですって頂きたいという事です。音質が命のオーディオ機器の音質劣化を促進させるのがタバコなどの(オーディオルーム内の)空気汚染です。音質が大事と考えるオーディオマニアならタバコは、室外で吸うべきです。
 先日もあるアンプの調子が悪いので、どこが悪いのか色々調べた結果、スイッチが汚れで大きな接触抵抗を持ちそれがLR差となり、その抵抗の大きさは、数十Ω〜数百Ωに達する大きさに驚きました。(これはあるアンプの信号経路に入る3個のスイッチのものです。もし、こんなアンプを気付かずに使っていたらピンコードは○○○でスピーカーケーブルは△△△を使って、電源コードは□□□が最高だなどとこだわってみても何の意味も無い話だと思うのです)接点復活剤をスイッチにかけてみましたが、改善が見られませんでした。結局スイッチを分解して内部を見るとスイッチ接点が真っ黒に汚れており、薬品を付けてこすり落としましたが、簡単にはその汚れは落ちませんでした。時間をかけて汚れを綺麗に落とすと接触抵抗はほぼゼロの状態に回復して、組み上げて音楽を聴いてみると(当然ながら)以前にも増してクリアーなサウンドを聴く事が出来ました。そして、この音がこのアンプの実力なのだろうと見直した次第です。このアンプも、アンプ内部がタバコのヤニで黒く汚れていたアンプだったのです。いつも最高の音で音楽を聴きたいと思うなら、愛器に愛情を持って大切に扱いましょう。(オーディオルームではタバコをやめるくらいの気遣いが必要では?)そうすれば、必ず応えてくれるはずです。

ヤマハのB-1の復刻版を望む  メーカーさん頑張って  (6/10)

 先日、ある方から古いB-1の修理の依頼を受けました。私には、力不足でお断り致しました。まだ、人様のB-1をお預かりして修理する技量が無いと思っています。そんなメールのやり取りからデジタルドメインという社名を聴いたので、どんな会社なのかWebを覗いてみました。
 オーディオ機器を製造するメーカーのようで、その会社の製品にDCパワーアンプB−1aと言う名前が目にとまりました。そのB−1aと言うアンプは、昔(35年前)、ヤマハが出したB−1に(SITを使っていると言う点で)似た製品でした。なぜ、本家のヤマハではなく、この会社なのだろうと思いました。
 B−1と同じという意味ではなく、B−1を真似たようなSIT(V−FET)で構成されたアンプのようです。オマケに終段の石は2SK77Bと言う型番でした。この型番を見てピンとくる方もお出ででしょう。あのYAMAHAのB−1に採用された2SK77の後継版のような型番です(多分そうだと思います)。
 私の様に、昔のオーディオファンから見れば、B−1のイメージを狙った?商品開発のように見えます。なぜ、本家本元のヤマハではなく、この会社からこの様な製品が発売されるのか?私には少し不思議な感じがしました。そして、それを見て私が感じた事は、ヤマハは、S2000シリーズで、昨年だったかピュアオーディオに再び力を入れ始めたようですが、今時ピュアオーディオをやっている方の殆どは、私と同世代か私よりも年配の方ではないかと思うのです。多分、多くの(ヤマハファン)方は、私と同じ思いを持っていると思うのですが、なぜ、ヤマハはピュアオーディオを再開するにあたってS2000などと言う(私達にとって馴染みのない)新機種を発売したのでしょうか?他のメーカーがB−1(もどき)を発売しているのに・・・・。何かおかしいと思いませんか?私達が望んでいるの(望んでいたの)は、S2000などではなく、他のメーカーから出て来たB−1なのです。
 ヤマハには、昔、B−1と言う名器があったのに・・・・。(マッキントッシュが名器の復刻版を出したように)ヤマハさんには、B−1の復刻版か、今、ヤマハの最新技術で作れば、この様なB−1が作れるというような製品を出して欲しいものだと思っています。それとも大企業は、商売にならないような事はしないのでしょうか?ヤマハオーディオの顔として採算など度外視してでも、ヤマハは、メーカーの誇りを持って新B−1を出すべきだと思う。
 (現状)他社が、ものまねB−1を作るのを黙って見てるメーカー(ヤマハ)を、ある面、情けなく思います。がんばれ YAMAHA!!と言いたい。そのようなヤマハファンが今でもいる事をメーカーは忘れないで欲しい。

70年代のアンプと80年代のアンプを聞き比べ感じる事  (6/10)

 個々で申し上げる事は、全ての機種に当てはまるという事ではなく、そのような変化、傾向を感じるという事です。70年代のオーディオ機器にも名器と言われる物が沢山ありますし、80年代の機器にも名器はあります。名器と言われる物は、音の個性は違ってもそれなりに聴かせどころを持っていると思います。その個性(持ち味)が自分の好みに合うかどうかと言う個で、全ての名器が自分の好みの音楽を奏でるわけではなく、その中の一部が自分の好みに合う好ましい音を奏でるのだと思います。
 私は、以前、国産各社のオーディオ機器の音(の傾向)を聞き比べてみたいと思い、オーディオを再開した5〜3年くらい前までは、それほど高級機ではありませんが、ソニー、テクニクス、オーレックス、サンスイ、オンキョー、ヤマハ、デンオン、ローディなど主なメーカーの物は数機種ずつ(プリメインやセパレート)アンプの音を聞き比べ、メーカーごとのカラーを感じてみたいと思って聴いた時期がありました。
 今は、全てのメーカーの修理やメンテをするには、回路図などの資料が入手出来ないことと、数多くの機種に対応する事は大変な事、趣味でやっていますから好きでもない機種を手掛けるなどという事はやりたくありません。音もさることながらアンプによっては、(メーカー名は言えませんが)蓋を開けただけでガッカリしてしまうような機種もあります(しかもセパレートアンプです)。その様な機種は、手掛けませんし出品もしません。逆に言えば、今出品してる機種は大丈夫と言う事が言えると思います。
 私は、ヤマハのアンプを多く出品していますので、ヤマハのアンプを例に、70年代と80年代の音造りの変化について私が個人的に感じた変化について書いてみます。これらの音の変化は、他社の製品についても多少の差はあっても同じ様な傾向を示していると思います。
 一例を挙げれば、70年代の代表選手としてプリメインのCA-2000と80年代のプリメインA-2000を上げる事が出来ます。CA-2000もA-2000も共に当時評価の高い機種だったともいます。が音の傾向は少し違います(違って当たり前)。70年代のアンプは、セパレートのB-1から始まるパワーアンプもC-1からのプリアンプもどちらかと言うと、今の私の音にタイル感覚からは、帯域は若干狭さを感じます。聴観上のF特はかまぼこ型で、比較的癖は少なく、変な強調感もなく、ナチュラルバランスと言った感じがします。これに対し80年代のアンプの音の傾向はどう変化したのかと言いますと、極端な物ではありませんが、70年代のアンプと比べると緩やかなドンシャリ傾向を感じます。これは、メーカーの音造りによる変化だと思っています。
 なぜ、かまぼこ型からドンシャリ型へ変化したのか?これには理由があると思います。メーカーは、(70年代も80年代の物も)物理特性は同じフラットですが、機種が変わるたびに、音が良くなったと言う事をカタログなどに謳ってきたわけで、音質が良くなった(向上した)事を聴観にも打ち出さなくては鳴らなかったと思うのです。聞き比べをして、音に変化が無くてはいけないのです。そこで、誰が聴いても直ぐに分かる音の変化とは何か?音に力がある事、高域が強調されると高域が伸びたと感じやすい(錯覚しやすい)事、この辺りの音の変化は、誰でも容易に感じ取れる違いです。言葉を換えればアンプの音の違いを表現しやすいという事だと思います。電源を強化すれば、音に力感を持たせる事は容易です。高域の強調感は、アンプに使われるコンデンサーの種類の変化を見れば容易に想像が付きます。70年代は、(高域特性はあまり良くない)電解コンデンサーを使い、80年代の製品は(高域特性の良い)フィルムコンデンサーを使うように変化して行きます。当然の結果として、高域は強調感を持った音になり安いのです。多分、CDの出現当たりを境にこの傾向が出て来た(変化した)のではないかと思います。
 長くなりますが、どちらの音が良いのか?どちらの音が本物か?この答えは簡単に一言で申し上げられる事ではないように思います。この様な、傾向があると言う事を申し上げたわけで、どちらの音が良いと言う事とは又別な事のように思っています。簡単に言えば、リスナーがどのような音を好むか、とのような音楽を聴くか、どのようなソース(ADかCDか)を聴くか、どのような機器を組み合わせるかなど、色々な条件とリスナー本人の好みが最終的に自分にとって良い音を選ぶ事になると思うのです。
 簡単に言えば、Fレンジは狭く物足りなさを感じるけど(中音域充実の)ナチュラルな音か躍動感のある力強い低域とスパイスの利いた高域など強調感のある音か、どちらが自分の好みに合うかという事だと思います。
 私は、70年代の古いヤマハのB-1と80年代のデンオンのPRA-2000ZRのバランスを好んで聴いています。年代で言えばミスマッチなのかも知れませんが、私にはこの組合せの音を気に入って使っています。

オーディオ電解に頼った(音が良いという思い込み)音造りは本物ではない  (5/30)

 アンプの修理やメンテをして電解コンデンサーを使っている人は、「何といい加減な事を」と思われる方も多いでしょう。と言うよりも多くの方はそう感じるでしょう。逆に、そうだ同感だという方もお出でだと思います。どちらが正しいか?そんな事は どうでも良く、この私の持った印象は、色々試してきた体験から学んだ、(絶対などと言う物ではなく)単なる私個人の意見です。
 オーディオ用電解に置き換えれば音が良くなるとか。アンプのメンテやオークション出品にもこれこれのオーディオ用電解に交換しましたという事をよく見かけます。私も以前はそうでした(そう 思い込んでいました)。しかし、試行錯誤の経験から学んだ答えは違っていました。従いまして、今はそう思っていません。オーディオ用電解コンデンサーだけを詰め込んだ物は、(全てとは言いませんが)多くは、音のバランスが崩れていると思います。
 なぜか?私と同じように色々な電解コンデンサーを試された方の中には、同じ様な事に気付かれた方もいらっしゃると思います。そのような方は、私の言わんとする事をご理解頂けると思います。
 私の体験(失敗と言うべきか、苦労話ですが)、少しだけお話ししたいと思います。
(興味のある方のみお読み下さい)

私は、電解コンデンサーの音を色々試してみました。使う銘柄、使う場所など色々変えて音の変化を確認し、それぞれの(音質的な)特性を私の記憶中に蓄積してきました。全ての銘柄を試したわけで はありません。(お店で買える)一般に入手出来る銘柄は、非常に少なく限られています。オーディオ用などと言っても現在お店で買えるのは、多分、5〜6種類程度ではないでしょうか。10種類は無いはずです。各メーカー高級品と言われる大きめの物は、音質的な違いはありますが、概ね太く鈍くなる傾向があります。サイズが小さくなる普通の?オーディオ用になるとこの傾向は少なく、(バランス的に)結構普通の音?になります。高級品を使えば、メーカーが言うゆとりのある音?になるのか (傾向として)低域が膨らみますから、これらのコンデンサーを多量に使えば(置き換えれば)音のバランスはどうなるか、結果は想像頂けると思います。バランスと取ろうとすると高域が出るコンデンサーを探して使う事のなりますが、高域の出る電解コンデンサーが以前はありましたが、現在は、私の知る限り有りません。私は、(低域の膨らみとバランスを取るため)この電解コンデンサーを最近まで好んで使っていました。(半年くらい前までは)これで良しと思っていたのです。これらの音は、高域と低域のバランスはそこそこ取る事が出来て自分ではそこそこ良い音と 思い込んでいたのです。しかし、それでも自分の求める音からするとパーフェクトとは言えず、何かしっくり来ない部分が残っていました。出来で言えば7割から8割と言った感じ捕らえていました。
 最近(半年くらい前)の、実験で感じるものがあったのです。それは、オーディオ用の電解ではなく、普通の電解でもない、ある種(特殊用途)の電解です。30〜20年位前のアンプには、蓋を開けるとたまに見かける程度の電解です。現在は、殆ど入手は不可能です。たまにオークションで見かける事があり入手するようにしています。この電解コンデンサーは、オーディオ用ではありませんが、(カップリングなど信号系に使った場合)中音域を中心に(これが電解コンデンサーの音か?と思う程)結構低域から高域までクリアーなサウンドを聴かせます。デンオンのプリやサンスイのプリメインアンプにも使われており、サンスイのプリメインアンプを以前にメンテした時に、この電解コンデンサーの音質(バランス)の良さ は気付いていました。そして、この電解コンデンサーをA-10にも一部使ってみたのです。驚きでした。なるほど私の作った音に何が足りなかったのか、出来が7〜8割と感じていた事の理由がその時分かったのです。私は、音の善し悪しは音を出して直ぐに分かる(感じる)方だと思います。A-10で音を出した時、私の求めていたバランスはこれだと直ぐに実感しました。(ただ、このお話は、私の部屋+A-10+NS1000Mという特定の環境条件でのお話であります)
 私の頭の中で、何かもやもやしていた物は、このクリアーなサウンドですっきりしたのです。既にお築きの方もお出ででしょうが、簡単に一言で申しますと、低域と高域は何とかバランスを取っていた。しかし、何かすっきり無い物が残っていたのですが、それは、中音域が相対的に緩く凹んでいたのです。その凹んでいた中音域がこの中音域 がこの電解コンデンサーを使う事で、中音域の張りが出てバランスが良く、クリアーなサウンドになったと言う事で、やはり中音域が大事なのだという事を再確認したのです。この昔の 電解コンデンサー残念ながら現在は殆ど入手出来ません。
 今までお話ししましたように、高音域の出るコンデンサー、中音域の出るコンデンサー、低音域の出るコンデンサーの3種類のコンデンサーがあると、音質の調整は容易で楽なのですが、残念ながら、低音の出るオーディオ用電解は沢山あるのですが、中音域の出る、又は高音域の出る電解コンデンサーはありません。フィルムコンデンサーを並列に使うなどという手もあるかもしれませんが、やはり 音のバランスを取るのは難しいもので、先の電解コンデンサーを使うようなわけには行きません。先の中音の出る電解は(カップリングに使った場合)音質的にはかなり優秀です。(フィルムコンデンサーを並列に入れてもあの音は出ないのです)簡単なものではないのです。
 これらの経験から言える事は、どのような優秀なオーディオ用電解コンデンサーでも固有の音を持ち、そのオーディオ用電解コンデンサーだけ使って良い音を作るのは不可能である。となると複数の種類を組み合わせて、偏りのないバランスの取れた音を作りたいのですが、中音域の出る電解コンデンサーや高音域の出る電解コンデンサーが無いと言うのが現実で、なかなかバランスの取れた音を作るのは難しいものです。
 私は、自分の(電解コンデンサーの)試しの中から、ある程度、音の傾向をつかんでいるので、入手の難しいコンデンサーを極力探すように心がけています。在庫は、僅かですが有ります。今となっては、貴重品となってしまいました。また、たまにオークションに出品される事もあるので注意深く探しています。新しい物に(音質的バランスの)良い物は少ないようですが、古いものの中には、オーディオ用でなくても良い音のするものがあります。その電解コンデンサーの足は銅線でもOFCでもありません。タダの鉄線です。磁石に付きます。それでも音は、素晴らしく良いのです。少し考えさせられるものがあります。
タイトルの「オーディオ電解に頼った(使った)音造りは本物ではない」と言うのは、少々オーバーな表現になってしまいました。私も、半数以上〜9割オーディオ用電解を使っています。これは、試聴を繰り返しその場所に使った場合、一般用の物より(他の銘柄より)も音質的な結果が良いという判断からです。申し上げたい事は、オーディオ用電解に対する過信や思い込みは禁物という事です。これは経験から学んだ事です。使うは場所と使う銘柄によっては、音質のバランスを崩し逆効果になる事もあり得るという事です。

オーディオ製品(アンプ)に対する私の考え  (5/19)

 オーディオを5年前に再開して、今まで(全ての製品というわけではなく興味の範囲で限定的ですが)色々な製品を見てきました。オーディオに熱を上げていた学生の頃とは違った大人の?修理屋の?視点から製品の内容を見ています。その中で感じている事を少し書いてみます。
 考えてみると、オーディオ製品は、70から80年代頃までに多くの新技術が開発され製品に導入されてきました。現在のピュアオーディオの基本も殆どがその時期に確立されている物であると思います。(オーディオにブランクのある私の認識不足かもしれませんが)簡単に区切れば90〜00頃、または、それ以降にはそれ程目新しい技術は無いのではないかと思います。
 そして、(当時の)新技術にも色々な物が現れましたが、新技術にも本当に音質を改善する物と単なる特性改善だけで必ずしも音質の改善につながるとは言えないものも多くあったのではないかと思っています。(新技術を打ち出さないと商品が売れないというメーカーの事情もあった事と思います)
 (沢山ある中で)その中のいくつかを考えてみます。パワーアンプの出力素子は、真空管、バイポーラトランジスター、V−FET、RET、MOS−FETなど、他にもあったと思いますが、色々あります。出力素子だけで音質が決まる物ではありませんが、(素子)技術開発の中で色々な物が生まれ消えて行きました。真空管アンプにも名器と言われるアンプがあり、V−FETにも、MOS−FETを採用したアンプにも名器と言われるアンプはあります。今残っているのは、真空管(私は良く分かりませんが)、トランジスター、MOS−FETなどでしょうか。しかし、MOS−FETは音質が良いから生き残ったのでしょうか?V−FETは音質が悪いから消えてしまったのでしょうか?私は、そうではないと思います。音質だけではなく、素子の生産性(歩留まり)、使いこなしの面倒さ(回路の)複雑さなども理由にあったと思うのです。MOS−FETは(バイアスなど)使い安さという点も買われて生き残ったと思うのです。工業製品なので、単に、音質だけではないという事だと思うのです。音質だけで生き残れるので有れば、HMA−9500などに採用されて音質が良いと言われた2SK135など、メタルキャンタイプのMOS−FETは製造中止にはならないはずですが、とうの昔に製造中止になり残るのはモールドタイプのMOSだけです。この様に見ても音質よりも、大いにメーカーの都合が反映されているのではないでしょうか。音質などは、二の次で、現在の新しいオーディオアンプはあるものを利用して作られているというのが現状ではないでしょうか。
 私は、色々なオーディオアンプの音を聴いてみて、確かに、音質に反映している新技術も(数は少ないと思いますが)有ると思っています。今も昔も、真空管派とトランジスター派がいて真空管の方が音が良いとか、トランジスターの方が良いとか言っているようですが、私の個人的な考えは、真空管だから音が良いとか、MOS−FETだから音が良いなどと言う事はないと思っています。当然、トランジスターだから音が悪いなどと言うつもりもありません。バイポーラトランジスターでも音の良いアンプはあります。結論は、良くできた物は音が良く。何を使っても悪い物は悪いのであって、出力素子や新技術で音質が決まる物ではないという事です。何を使っていようと良い物は良く、悪い物は悪いのです。要は、トータルバランスで、どのようなバランスで音質をまとめているかという事につきると思うのです。また、アンプ単体で音質が決まるもではなく、装置全体のバランスをどのようにまとめるか。どのような音楽をどのような音質を好んで聴くかという事も大きく関係してきます。更に見て行けば、部屋の広さや音響特性なども大きく絡んできて、良い音を追求して行けば果てしなく切りのないものです。限りある予算やスペースで自分の音を作り上げて行くのがオーディオなのでしょう。

何でもかんでも欲しくなり買ってしまう悪い癖  (5/18)

 毎晩、オークションを見ています。勿論、オーディオのカテゴリーですが、癖になって毎晩チェックしています。考えてみれば恐ろしい物で、(5年前)興味から見始めたオークションでしたが、今では、商品チェックは欠かさず、毎日の日課になっています。昨日までやっていた事を今日はやらないという事は、何か忘れているようで、気になってしょうがないのです。一種の中毒のような物でしょうか。
 チェックをしていても大した出物がない時も多くありますが、これは欲しい、絶対に欲しいと言う物もあります。絶対に欲しいという商品は、多くの方が同じく欲しいと感じる魅力ある商品で必ず高値が付きます。新品の発売価格よりも高値が付く事もあります。それでも欲しい商品があるのです。と言いつつ開梱されずに倉庫に眠っている不要品も多くあるように思います。取りあえず買っておこうという気持ちで落札した物の多くは、このパターンです。荷受けして開梱もせずそのまま棚上げなどという商品も見てみると結構あるようです。最近は、学習機能が働いて?出来るだけ無駄な買い物をしないように、「取りあえず買っておこう」などという商品には手を出さないようにしています。それでも倉庫の荷物が増え続けるのはなぜ?考えてみると性格的なものがあるようです。買い集めるの大好きだけど、不要品を処分するのは下手なんですね。面倒という事も理由の一つですが、ジャンク品などはそのまま出品したくないという気持ちがあります。直してからなどと思っていると出品のチャンスは遠くなってしまうのです。出品ペースよりも買い込むペースの方が早いのも商品が溜まってしまう理由でしょうか。頭の中では分かっているのですが、商品を眺めているとつい衝動買いをしてしまうようです。結論は、オークションを見ない事が最も効果的なようです。

不便なカセットやオープンデッキを使いたいのは何故?  (5/10)

 オーディオを再開して5年目になります。再開後、今まで主にCDとLPを聴いてきました。学生の頃は、他にFM放送やカセットテープも聴きました。最近、カセットデッキ(ジャンク)を2台入手しました。何故か?LPはレコード再生すれば良いのですが、仕事中にレコードをBGM的に聴くには針の上げ下ろしが煩雑なので、(音質は多少劣化しますがBGM的に聴くには問題ないので)テープに録音してテープで聴こうと思ったのです。録音再生には、CDレコーダーやDATもあるのでしょうが、アナログを聴きたいと思うのです。”デジタルは長く聞き続けると疲れる”というのは先入観かもしれませんが、デジタルではなくアナログを聴いてみたいと思うのです。確かに、選曲やリピート機能など、リモコンも使えて、CDなどのデジタル機器の方が便利なのは間違いありません。しかし、便利さと引き替えに趣味として何か大切なものを失っているような気がしてならないのです。音質もそうかもしれません。最近のデジタルは音質も良くなってきたので音質の優劣は、どちらが上かハッキリした事は言えません。しかし、デジタルとアナログは(再生音について)何かが違う事確かです。また、便利さだけを追いかけるのではなく、レコードに針をおろすようにカセットを操作する事も昔のオーディオを(思い出しながら)楽しむには一つの儀式のようにも感じています。
 便利さは必要な事かもしれません。しかし、私が追い求めているモノは、便利さ以上に音質(音楽)ではないのかと言う事、ところが音質を追求するオーディオは70〜80年代中盤辺りまでで終わってしまっているように思う。それ以降の技術や開発は売るための特性改善や便利さという違った方向へ向かったような気がする。
 オーディオは、個人の趣味で自分自身が楽しめればそれで良いので、昔の機器を操作する事もオーディオの趣味として私の楽しみの一つなのかもしれない。オープンデッキも一台ジャンクがあるけど、直して使ってみようと思っています。確かに、大きく、場所取りで不便で、現在の(携帯オーディオ)iPOTなどとは正反対の代物ですが、10号リールの回る様は、いかにもオーディオと言った視覚的満足があるようにも思う。最近の便利な(子供達が聴いている)携帯オーディオは、オーディオなのだろうかとつい考えてしまいます。携帯オーディオも大型のコンポによるオーディオも同じ音源を聴くとしたら、最近のソフトは(どのようなユーザーを対象に)どのような音造りをしているのか?(私が個人的に関心を持っていないせいか)最近のオーディオ製品の音質評価はあまり良いという評価を聴きませんし、名器などと言われる物も見あたらないように思います。これは、最近のソフトの音造りと感れがあるのではないかと思うのです。ソフトとハードは二人三脚でどちらか片方だけが良くなるなどと言う事はないように思うのです。どちらかの質的レベルが下がればもう一方のレベルも低下するという関連を持っているように思うのです。そう言う意味では、オーディオ最盛期のハードとソフトは最高レベルであったのかもしれません。当時の音楽を探して聴き直してみたいと思います。

音質を再調整致します  (4/29)

 私のオークション出品物「チューンナップと表記している物」(PRA-2000シリーズ、A-10とA11、CA-2000、C-2、B-2など定番)で音域のバランスなど、ご不満を感じられた場合は、再調整を致します。
 と言いますのは、私が常々感じている事ですが、私は、いつもその時点で自分のベストを尽くしているつもりですが、聞き込む中で、(商品説明には細かい事は書いていませんが)常に微妙な再調整と繰り返しています。(出品物の音は、常に微妙に変化している)
 音のバランスや音質はリスナー(十人十色)それぞれに音の好みがあり、私の作り出した音は、その内の一つに過ぎません。それも私のリスニング環境に置いて私の好みによると言う条件付きの音質に仕上がっています。それだけではなく、正直に申し上げれば私は人間です。測定器ではありません。その時々の体のコンディションや心理的なコンディションによっても音の感じ方は微妙に変化(ブレ)があるものです。その時は(バランス的に)良しと思っても跡から聞き直してみると、低域が膨らみ過ぎとか低域が締まり過ぎとか、高域が出過ぎるとか感じる事があります。これは聴く音楽ソースによっても微妙に変化するものですし、色々な機器を入れ替え取っ替え引っ替えやってしまうとそれぞれの機器の聴く順番によっても音の印象は全く別な物になってしまいます。そのような中で、バランスの取り方を失敗したと後(数ヶ月後)から思う事もあります。(この様な時には後悔します)人間のやる事ですから完璧など無いのです。
 私が一番悔しいと思うのは、せっかく時間をかけ(ある程度)満足の行く調整をして来ているのに、たった1個や2個のコンデンサーの調整を誤ったために、音のバランスが崩れてしまい、悪い音になってしまう事です。その1個か2個のコンデンサーを再調整すれば、音のバランスはずっと良くなると言う物が有ります。そのような些細な調整ミスで聴かれずに眠ってしまってはそのオーディオ機器に対して申し訳ない事と感じているからです。当然、(それぞれに音の好みがあり)私のベストがお客様のベストとも限りません。
 この様な理由から、私は私の出品物を眠らせずにご活用頂きたいと思い、お客様が音質の気に入らないと思われるものについては、”可能な範囲で”音質を再調整させて頂きます。条件と致しましては、商品を受け取っておよそ一週間程度であれば、送料のみご負担頂ければ、作業は無料で致します。1ヶ月以上経過した物は、3000〜5000円程度作業料を頂きます。
その他、一年以上経過した物でも5000〜10000円程度の実費(古くなればなるほど現在のセッティングと異なるため交換する部品点数が多いためです)の作業料で対応させて頂きます。私の作った音にご不満をお持ちの方は、遠慮無くお申し出頂き、私のアンプを棚上げせずにご活用頂きたいと思います。その他、落札頂いた商品について出来るだけ多くのご要望にお応えしたいと思っております。

音楽は素晴らしい  (4/21)

 音楽は素晴らしい。いきなり何故?と思われる方も多いでしょう。改めてこの様な事を書くと何事か?と思われる方も・・・
何が素晴らしいか、それは、(分かり切った事でしょうが)「音楽は、世界の共通語である」これは、声楽であれば、言葉は分からなくとも感情を感じ取れるモノです。演奏ものであればリズムを取るだけで、よろこびの歌、悲しみの歌、恋の歌、安らぎの歌、情熱の歌など、メロディーから感じ取る事が出来るものです。この意味で、音楽は最高の世界の共通語(万国共通)だと思っています。言葉は分からなくとも、言葉など無くとも、メロディーだけで多くの人に感動を伝え、感情を共有出来る最高のコミュニケーション手段だと感じています。
 私は、以前は、どちらかと言うとジャズ系、ロック系(たまには歌謡曲も少々)の音楽が多かったと思います。仕事柄???朝から晩まで仕事中は音楽を聴く事が多いのですが、最近は、クラシックに良さを感じています。音楽をジャンルを問わず幅広く聴けるようになりました。それぞれに魅力を感じます。
特に、最近思う事は、100年以上前に作曲されたクラシック曲が未だに色あせず、新たな感動を与えてくれるクラシック曲の持つ普遍性といいますか、良い物は時代を超えて継承されるという事か???良い物はいつの時代にも変わらぬ良さを残しているという事か?ある面で、とても不思議な気分です。100年、200年前のモノが今でも通用するなんて普通は考えられない事だと思うのです。ところがクラシック曲に関しては、今聴いても全く古さを感じません。私にとっては、とても不思議な事です。音楽の世界には新しいとか古いなどという事はないのかもしれません。
 恥ずかしいですが、今更ながらクラシックの魅力を少しずつ感じてきているようです。
ジャンルにこだわらず、その時々の気分で好みの音楽を聴き、より充実した時間を過ごせるのであればそれは大変幸せな事だと思っています。音楽のある生活っていいですね。改めてそう思います。

オーディオは過去のモノか?  (4/21)

 もう大分前(10日くらい)の事ですが、テレビ番組で「伊藤○○の????」というテレビを見ました。私は、ニュース以外はあまりテレビは見ませんが、音楽に関するトレンドなど、音楽の今、そしれこれからみたいな内容だったので、気になってみてみました。番組の内容は、いまCDが売れなくなっている。それは、ネットでダウンロードするように音楽入手方法が変わってきたからだという事、それを見てLPからCDに切り替わるときのことを思い出しました。同じ様な事(世代交代)が又再び起ころうとしているのかと感じました。
 そして、沢山ある楽曲の中から聴きたい曲を選曲するためにコンピューターの力を借りたり、歌を歌うと勝手に伴奏が出来たり、音楽サビの部分がどこにあるかを探し出したり・・・・・・・・色々な事を紹介していましたが、私には、興味ある分野ではないので覚えていません。
 要するに、コンピューター(デジタル技術)を駆使して、音楽を簡単便利に楽しもうという発想らしいです。自分の目指す良い音とは、全く関係のない内容にガッカリでしたが、今の音楽関係の開発というのは、多くがこの様な方面に向けられて、再生音質云々などと言う事は、遠い昔話なのか?と言う事を実感した所です。
 今の人達(若者)は、音質云々などと言う事には無関心らしい。目指しているのは、数ある音楽の中から簡単便利に選曲出来たり、簡単に作曲出来たり、簡単便利という方向に関心が向いているようである。
 今となっては、音楽の保存(保管)は、デジタル信号で記録される事が殆どだから、そのデジタル技術を大いに活用し、発展させより良いものにしようと言う開発は現代のニーズにかなっていうのでしょうが、私のように古い人間には、付いてゆけず、そのような分野は興味も関心も無く(関心が無く体はいけないのかもしれないけど)、良い音で音楽を聴きたいなどという人間は、知らぬ間に浦島太郎になってしまったのでしょうか。私は、世の中がどんなに進歩しようとも趣味オーディオは辞めるつもりはありません。趣味とは、人様に迷惑をかけず、自分の中で楽しむ事が出来ればそれで良いと思っているのです。

殆ど全てのモデルには、予告なしの変更がある  (4/21)

 思いついた時に思いついた事を書かないと日々の忙しさの中ですっかり忘れてしまいます。忙しいからなのか?年を取ったからなのか?分かりませんが、何でも思いついた時に書かないといけないと思いつつ、いつも時間は過ぎてしまうのです。
 私が数多く出品しているアンプの殆どは、量産試作機?>本番>改良版などと言った感じで、内部の変更が加えられています。全てとは言いませんが、私が見た中で、機種名を上げれば、ヤマハでは C-2(ヤマハ少ないかな?)デンオンPRA-2000、この機種は主にイコライザーアンプ基板ですが、2〜3種類あります。PRA-2000Zも若干の変更があり、NECのA-10Uも取り付けパーツの変更が少々、他に見落としがあるかもしれません。
 どちらかと言うと、初期ロットの物は、各社量産試作的な傾向を感じます。ある程度、数をこなすと落ち着いてくるようです。そして更に、改良やコストダウンなどでパーツを追加したり、裏付けのパーツを外したりとロングランの製品にはあるようです。
 この他に、生産という面での変更ではないのだけれど、生産ロットによっては、使うコンデンサーのメーカーや銘柄が変わる場合もあったようです。全てを思い出す事は出来ませんが、C-2の一部の電解コンデンサーには、(ほとんどニチコンとニッケミですが)ニチコンの替わりににエルナのコンデンサーを使っている物を見かけました。
 この様な理由から、良く言われる個体による微妙な音質差は生まれるのではないでしょうか。(当然、ビンテージ品は部品の劣化程度による音質さもあります)

私のオーディオ評論家の評価???  (4/6)

 前にも書きましたが、折を見てはオーディオ関連の書籍(単行本)を探して読むようにしています。新刊の書籍はないので(多分)、全てが古本です。著者の名前を挙げれば、長岡鉄男、高城重躬、五味康祐、菅野沖彦、瀬川冬樹、江川三郎などですが、それぞれオーディオに対する視点は少しずつ違うようです。文書にも個性があろうかとも思いますが、私は、読み慣れた長岡さんの文書と高城さんの著書に共感を感じました。菅野さんも本の数は少ないようですが、納得して読む事が出来ました。
 同じオーディオでも色々な視点がある物だと感じました。長岡、高城両氏の共通点は、オーディオ全般に渡る幅広い知識を感じます。オーディオは、自分自身が楽しむ事が出来ればスタイルは自由だと思います。こうでなければならないと言う事はありません。しかしながら、私が両氏に共感を感じるのは、オーディオをより良く楽しむためには、音楽に対する音楽ファン的な知識も必要でしょうが、オーディオは、機械相手の趣味ですからそれぞれの機器の使いこなしにも重要で、機器を使いこなす知識も重要です。その上で音質を的確に判断出来る耳と経験が大切なのだと思います(オーディオ評論家としては)。私は、オーディオ評論家ではなく一オーディオファンですが、機器を使いこなすための知識は大切だと思っています。それは、いくら高性能な機器を揃えてもそれを使いこなす知識や技術がなかったら宝の持ち腐れになるからです。その意味で、それらの知識を併せ持つ両氏の著書は面白く、興味深く読む事が出来ます。
 もう一つ、その評論家がどれほど多くの著書を出版しているかという事がそのオーディオ評論家の力を見る一つのバロメーターのような気がしています。単行本として一冊の本に内容をまとめ出版する事は、その人のオーディオ哲学がなければ書き表す事は出来ないものと思っています。オーディオ雑誌に評論を多数書いている評論家は沢山います。しかし、自分のオーディオ哲学を体系的にまとめて一冊の本として出版している評論家は意外に少なく、出している人出も数が極端に少なかったりして、今オークションなどで古本を探しても見つける事が出来るのはそれ程多くはありません。
 この事は、製品の音が良い悪いと評価をする事はしても、自分の信念を持った又は哲学を持った評論家はいないという事ではないでしょうか。(私のような素人が)失礼な言い方かもしれませんが、この様な観点から著書が全くないなどという評論家を私は全く評価していません。そのような評論家の言う(書く)事は、(メーカーの提灯持ちかもしれないので)全く当てにならない。信用しない。プロならば、何十年もその道で飯を食ってきたものであれば、著書の一つや二つはあって当たり前だと思うのです。自分の信念や哲学も無く、飯の種にオーディオ評論家になったというのであれば、何と情けない事か。文章に書き表す事の出来る知識や経験や・・・・・自信を持って、著書にまとめるべきである。製品の善し悪しなど、製品評価を書いて30年などというキャリアしか無い評論家なんて薄っぺらで中身がないと言った感じがする。
 この点、(オークションで検索すれば分かりますが)単行本の数で言ったら、やはり長岡さんがチャンピオンかな。この事実は、長岡さんの実力の一面を表していると思います。機器の使いこなし、経験、スピーカー設計の理論と実践、長岡さんは、幅広い知識と(人いちばい)オーディオに対する情熱を持った人だったと感じています。自作スピーカーなんて・・・・あんな物とケチを付ける人もいます。しかし、高級機ばかりがオーディオではなく、我々一般庶民でもオーディオを楽しむ事が出来る身近な物にしてくれたのも長岡さんではなかったかかと思うのです。私も、昔、長岡さんの製作記事を読んでスピーカーを何台も自作しました。聴くだけの楽しみではなく、作る楽しみ、作った物から音が出た時の感動と・・・・長岡さんにオーディオの色々な楽しみを教えてもらいました。身近なオーディオでした。その点での功績は大きいと思います。
 蛇足になりますが、私は、著書の中で実名を上げて他人(他の評論家)の悪口を書くような著者は大嫌いです。(分かる人には分かるでしょうが・・・・)

一オーディオファンの勝手な思いB  (3/29)

 音楽を聴くか、音の違い(音質)を聴くか、簡単に言えば、オーディオの楽しみ方は、この様に分ける事も出来ると思います。本来は、音楽を聴くための道具がオーディオ装置の役目だと思いますが、装置が高度化(高品位化)?すればする程、微妙な音質の違いが気になるものです。
 私は、アンプについて、色々と自分なりに音をいじってみました。また、それらのアンプを色々な音楽を聴く方々に使って頂いています。感想を伺う事もあります。それらの経験の中で感じている事があります。それは、クラシック(クラシックと言っても弦楽器、打楽器、管楽器、声楽など幅広く)ここでは、代表的な弦楽とします。(私は、クラシックは聴くという程度でそれ程詳しいものでありません)とジャズでは、音に求められるもの(音色)はまるっきり違うと思っています。簡単に、この二つの例で言えば、弦楽とは音質的には、柔らかさ、繊細さなどというものが多くの音の求められます。ジャズの場合は、どちらかと言うと適度な硬質感とストレートでシャープな音の方が、再生音を引き立たせる場合が多いと思います。(実際こんなに単純なものではないと思いますが話を簡単にするため)
 自然界の音は、色に例えれば、無限色(フルカラー)だと思います。それに対しスピーカー(オーディオ装置)が再現出来るのは、24色セットや100色セットのクレヨンや絵の具で絵を描くようなもので、フルカラーを再現する事は物理的に不可能であると思っていますし、多くの方が理解されている事だと思います。音で言えば、スピーカー(オーディオ装置)は、音質的な個性を持っているという事から無限の音を再生出来ていないという事が言えると思います。紙や金属で出来たスピーカーからあらゆる音を出すなど無理な相談です。無限の音(自然界全ての音)が再生出来るのであれば、原音と再生音に音質差などは存在しないものと思います。ところが私が商品説明に試聴時に感じた(適切な言葉の表現かどうかは分かりませんが)音質の傾向はそれぞれの装置の音質差がある事を言い表していると言えます。
 この様な事、または、私が以前から申し上げているようにアンプ内部の部品(コンデンサーなど)を変えれば、音が変わる事、メーカーは最終的に(使用部品を調整する事による)試聴を積み重ねて、音質を決定している事。
 例えて言えば、(フルカラー再生が出来ないと言う事を前提に)クラシックの音が暖色系の色合でジャズは寒色系の色合いとした場合、その製品をどのような色合いにまとめるかメーカーの音造りからどの方向にどの程度の色合い(バランス)か決定されているのだと思います。
 そこで、私が思う事は、オーディオ装置の目指すもはハイファイであり原音再生と言われ続けてきましたが、しかし、現実にはこれほど多くの音質(音色)が存在しているのは事実です。私は、原音再生などと言う事は、(現在の技術では)厳密にはあり得ない事であると思っています。正確には、原音風に再生という事だと思っています。この原音風に再生が今までのオーディオの方向だったとすれば、今まで、オーディオ装置での色付けはタブーとされてきましたが、1台のアンプの中にクラシックモードとジャズモードを選べる方がより現実にマッチした製品ではないかと思うのです。
 先程、申し上げたように現在のオーディオ装置は無限色(フルカラー)ではありません。固有の個性(音色)を持っているのは多くの方が知るところです。クラシックを中心に聴く方はクラシック向きのコンポでシステムを構成し、ジャズを好まれる方は、ジャズ向きのコンポでシステムを組む事になります。しかし、ジャズしか聴かないとか、クラシックしか聴かないと言う人の他に、両方聴く、(私のように)何でも聴くと言う人間も少なくないはずです。しかし、日本の住宅事情から複数のシステムを置ける程、住宅環境に恵まれている人は全体から見れば少ないはずです。1システムで何でも聴くという人の方が割合から行けば多いのではないでしょうか(統計を取ったわけではないのでハッキリした事は言えませんが)。この様な現実から、そろそろオーディオ(メーカーさん)も原音再生などと言わず、方向転換して?全ての機種でなどと言いませんが、クラシックモードとジャズモード、ノーマルモードなどのモード切替の付いたオーディオアンプ(装置)が出ても良いのではないかと思っています。
 原音再生などと言っても、全ての装置はそれぞれ違った音を出しているのが現状です。過去に名器と言われた製品でも固有の音色を持っています。ただ、多くのリスナーに心地良く(バランス良く)響いただけの事です。このより心地よく響かせるという意味で、メーカーさんはこれらのモード切替付きアンプの製品化はいかがでしょうか?????
 過去にも、ヤマハのA−2000シリーズに、リッチネスなどという、低域特性を若干変化させる機能を付けた事がありましたが、そんな半端な機能ではなく(ケチを付けるわけではありませんが)その考えをもっと発展させて、クラシックを聴く時はクラシック向きの音に、ジャズを聴く時は、ジャズ向きの音に、ノーマルにも変化させる機能があった方が、(ステレオとになって50〜60年になる)現時点では、「原音を追求した・・・・」古いせりふは捨てて、新しいオーディオのあり方を考えても良いのではないかと思っています。原音追求のお題目には、ユーザーも飽き飽きしているのではないでしょうか。確かに、より良い再生音は常に忘れては鳴らない部分だと思いますが、クラシックをよりそれらしく、ジャスもよりジャズらしく再生する再生音の調整は技術的には比較的容易に実現出来るはずです。音楽をよりそれらしく聴かせ楽しませるという発送もメーカーさんには必要な事ではないでしょうか。

一オーディオファンの勝手な思いA  (3/21)

 私はNS-1000MとDS-3000を主に聞いています。中古ユニットをオークションで見つけたので解決しましたが、以前に困った事がありました。ダイヤトーンのボロン(特にスコーカ)ユニットは割れやすく、非常に故障の多いユニットです。現在、メーカーさんは修理してくれないらしく、中古ユニットを探すしか有りません。
 資本主義の世の中だから当たり前なのでしょうが、メーカーさんはお金になる事はやるけどお金にならない事はやらない。メーカーのパーツの保有期間は、製造打ち切りから6年だったか7年だったと思います。永遠に対応する事などは無理でしょうが、趣味性の高い製品については、出来るだけ長く対応して欲しいと思うのです。壊れるとゴミになる。直して使う事が出来ない。これは大変つらい事です。この様なメーカーの対応に不満を感じるのは私だけでしょうか。スピーカーに限った話ではありません。アンプでもパーツがなければメーカーは対応してくれません。メーカーさんは新しい物へ買い換えればよいと言うかもしれませんが、新しい物では代用が利かない物があるのです。私には、この様な姿勢は、高度成長期の使い捨て文化、大量生産と大量消費、メーカーの作りっぱなしで売りっぱなし、保守対応が不十分でユーザーを大事にしない。自社の製品を大事にしない姿勢があったように思います。例えば、DS-3000に限らず、DS-10000とかDS-20000とか言う更に高級機もあるわけですが、ユニット1個を壊してしまうと(物によっては)100万円以上の物がゴミになるのです。対応出来ないメーカーはあまりにも無責任に感じます。
 メーカーさんの立場では、次々と新しい物を作らないと競争に負けると言う考えもあるでしょうが、良い物を造り長く使ってもらうという考えは、オーディオメーカーに限らず、(物作りの)姿勢として大切な心構えではないでしょうか。そのくらい自社の製品に誇りを持てるような製品を作って欲しいものだと思っています。

一オーディオファンの勝手な思い  (3/21)

 全く無責任な勝手な私個人の思いを書いてみたいと思います。私は、ヤマハの製品のファンでした。(と過去形になっているのは、サービスの対応に不満を感じてから少し気持ちが変わりました。また、同社の最近のオーディオ製品の音にも製品にもあまり興味がありません)
 何故、興味が無くなってきているのか、(50歳代)ユーザーの気持ちを少し書いてみます。もし、メーカーさんが見てくれたら参考にして欲しいと思います(見るはず無いでしょが・・・)。メーカーさんは、常に、(魅力有る)新製品の開発で物を売ろうとしますが、1年程前になるでしょうがS-2000シリーズが発売にされたと思いますが、多分、私の勝手な見込みだとメーカーさんが目論んだ程の売れ行きではないと思います。何故か?、ユーザーの立場からケチを付けたいと思います。まず、(CA-2000世代)70年代にオーディオを楽しんだ私には、デザインが半端な気がします。当時のデザインを取り込んだスイッチ類などと、メーカーさんは思っているのかもしれませんが、あのデザインは子供騙しです。中途半端なデザインになってしまっています。中身は、最新の設計で素晴らしい音が出るのかもしれませんが、昔、オーディオを楽しんだ私達は、そんな音とデザインは望んでいないのです。
 今どんな製品が出て来て欲しいか?と聞かれたら、昔のCA-2000やC-2,B-2そしてC-1やB-1を出して欲しいのです。メーカーさんに聞きたい、不可能でしょうか?
 私は、マランツの(真空管式の)名器(7や8,9)などは、聞いた事はなく噂にしか知りませんが、ユーザーの支持にメーカーが(どのタイプかは分かりませんが)限定○○○台の復刻版を追加生産した事があったと聞きます。(マニアの方に聞くと音質は違ったそうですが)昔、オーディオを楽しんだ方々の気持ちは同じで、望んでいたのは、S-2000などではなく、CA-2000やA-2000ではなかったか?と思っています。この点で、メーカーさんはユーザーの期待に応えていないと思います。私は、個人的な考えとして、(新しいデザインで新しい音の)S-2000は買いたいとか聞いてみたいなどと思う事はありませんが、もし、CA-2000の再販があったら買うかもしれません。買わないまでも聞いてみたいと思います。30年の時を超えて当時の音楽を当時の機器で(思い出と共に)再現してみたいのです。これが、多くのユーザーの気持ちではないでしょうか。メーカーさんは、この点、読み誤っていると思います。(ターゲットとするユーザーの声に耳を貸さない)売れない製品を作っているのです。
 新しい魅力有る製品を開発して物を売るなどと言う、30年も20年も前の考えの延長で物を売ろうなどという考えでは、ユーザーはついて行きません。新しい製品の音がどれほど良くなったというのでしょうか。新しい物が出るたびに、どれほどガッカリさせられたか、ユーザーはメーカーの宣伝文句にはもう乗せられないのです。
 オーディオを再び始める理由は、人それぞれ理由があるでしょう。多くの人は、仕事も一段落して余裕が出来たからと言う人もいるでしょう。音楽は、生活の一部という人もいるでしょう。私もそうです。そして、むかし聴いた音楽を聴く事も多いのですが、聴きながら同時(無意識のうちに)に、その音楽を聴いた頃の事を思い出として思い出しながら音楽を聴く事が多いのです。そんな時に、必要なオーディオ機器は、S-2000でしょか。いいえCA-2000なのです。メーカーさんは、この様なユーザーがいる事を少しは感じて欲しいと思います。

コンデンサーについて  (3/13)

 何度もコンデンサーの事について書いていますが、その度ごとにコンデンサーに対する認識が少しずつ変化してきているように思います。それは、頭で思い描いた事と現実のギャップから認識の変化につながっているようにも思います。
 コンデンサーと言っても、今回も電解コンデンサーについてですが、チューンナップと言う事で音造りを始めた頃は、新しい(今時の)オーディオ用電解コンデンサーは音が良いと思っていました。しかし、使ってみると直ぐに使い方は難しいと感じました。同じ耐圧、同じ容量の物を選んでも当然ながら同じ音(元の音)は出ませんし、多くの場合、バランスを崩し、音が悪くなる事が多いのです。特に、この傾向は、オーディオ用電解コンデンサーの中でも(全てとは言えず一般的に)高価な物程、この傾向が大きいように感じました。比較的低価格のFGなどというコンデンサーは、それ程、癖(個性)は強くなく、無難な選択のようで、多くの方が、このコンデンサーを使っているようです。しかし、個人的には、逆に大きな変化はなくつまらないコンデンサーであるとも感じています。悪く言えば、一般用のコンデンサーと大差ない、オーディオ用電解コンデンサーを使ったという気休め程度とも(個人的は)感じています。そう言う私もFGというコンデンサーを使う事があります。それは、(FGはサイズ的に小さめなので)サイズ的にFGしか使えないような所や(個人的に)特にこの箇所にはこの音(コンデンサー)を使いたいという指定が無い場所には、無難なFGを使います。
 コンデンサーには、無色透明な音を出す物などはなく、必ずそれぞれの音質的な個性を持っています。大切な事は、それらの個性を一つ一つ理解(把握)し、それらの個性をどのように組み合わせれば、最終的に(トータルで)自分の希望する音に仕上げる事が出来るか(組合せが出来るか)と言う事が、最も大切な事であると思っています。これは、今まで多くの時間をかけ無数のコンデンサーの組合せを試聴を重ね、それぞれの機種ごとにコンデンサーの組合せを試してきた経験から私なりに感じた結果であります。
 結論は、音の良くなるコンデンサーなどはない、あるのはコンデンサーの数だけ個性があると言う事。どこに何をどのように組み合わせれば、自分のイメージする音に近づける事が出来るか。これは、気が遠くなるような時間と労力と根気の要る作業です。誰にでも出来るという物ではなく、これらの作業を出来る時間のある人でないと出来ない作業です。
 もう一つ問題なのは、現在入手出来るオーディオ用電解コンデンサーの種類が極端に少ない事です。(オーディオ用電解コンデンサーは一般用よりはいくらか音が良いと思っていますが)現在、簡単に誰でも入手出来る物はニチコンのKZ、FG、FW、KW、ESなどとエルナのシルミック、日本ケミコンの数種、しかし、日本ケミコンの最高グレードAWDだったか?は、カスタム仕様で、納入先ごとに内容が異なるようで、一般には市販していません。と言う事は、容易に入手出来るのはオーディオ用は、ニチコンとエルナだけ?と一般用の電解と言う事になります。これしか種類のないコンデンサーを使えば、誰がコンデンサーを入れ替えても同じ音が出そうですが、組合せが異なるから、音は千差万別です。
 色々なアンプを見てみると数種類の電解コンデンサーを組み合わせてあります。中には、そのコンデンサーをオーディオ用電解コンデンサーに交換するとダメ(音が悪くなる)と言う物もあり、適材適所でメーカーさんもコンデンサーを用途別に選んで使っている様子が見えます。私は、その特殊な電解(見かけは普通の電解)を色々な個性の違う物を使ってみましたが、その電解でないとダメという箇所もいくらかあるようです。私は、機種によっては(音の試行錯誤を重ねた)100台近い数をこなしていますので、機種ごとのポイントをある程度つかんでいます。機種によってはコンデンサーを変えてはいけないところがあるのです。下手にオーディオ用電解コンデンサーに入れ替えると誰が聞いても分かる程、音質が悪くなるのです。これに変わるコンデンサーは今のところ無いので私は、機種によっては、一部古いコンデンサーを残す箇所があります。私が(コンデンサーを入れ替え)調べたところ音質的に代替の効かないコンデンサーです。
 この様な経験から、今よりも昔(オーディオの最盛期)の方が、音質的に色々な幅のあるコンデンサーがあったのではないかと感じています。コンデンサーメーカーも色々な種類のコンデンサーがカタログに載っていますが、一般には入手出来ない(企業の大量注文にのみこたえる)特殊な物もあり、我々が入手出来るコンデンサーの音質的な幅は、非常に狭い(数が少ない)と言えます。その少ない音の種類(個性)を組み合わせて目的の音を出そうというのですから難しい面があります。1年半前にもブラックゲートというオーディオ用電解コンデンサーが製造中止になりました。このコンデンサーは、一般のオーディオ用電解コンデンサーとは異なった傾向(個性)を持っていたので、組み合わせて使うのに非常に都合が良かったのですが、今は殆ど入手不可能で、私は当時買い込んだ在庫を使って何とか今のところはやっていますが、在庫が尽きるのも時間の問題です。
 電解コンデンサーも色々な音の幅(個性)のある物が沢山あれば、イメージする音(音質)に近づける事は、時間をかければ何とか出来そうなのですが、そのコンデンサーの入手が数種類に限られているのが現状であり、組み合わせで音を作ると言っても限りがあるのが現状です。

分散と集中・・・・・  音造りの難しさ  (3/4)

 アンプに限らず、アンプやスピーカーなど、その他オーディオコンポ全体に言える事ですが、音質を決める要素は他にも沢山あるでしょうが、特に、今回表題にした「分散と集中」という言葉の意味は大きいと思っています。
「分散と集中」という言葉の意味を。私なりに具体的に申し上げますと分散とは(周波数)帯域を広げる事にあたり、集中とは帯域をある程度狭め、中音域に集中させる事です。
 (比較的)古い(60〜70年代の)オーディオ機器は、どちらかと言うと集中型です。帯域を欲張らずに中音域が充実した音に聞こえます。この年代に作られた”名器”と言われる物は多いと思います。これに対し80年代以降のオーディオ製品は帯域を広げた分散型が多いと感じています。80年代以降の(オーディオアンプやスピーカーなど)オーディオ機器は、可聴帯域を遙かに超える周波数帯域まで再生領域を伸ばしています。アンプについては、(70年代後半のアンプも含みますが)DCアンプ構成を取る物が多く、低音域はDC領域に近い領域から再生し、高音域は、MOS−FETの採用やRETなど、より高域特性の優れた素子が使われるようになり、可聴帯域を遙かに超える高域特性を実現しています。また、(信号系の)コンデンサーなども電解コンデンサーからフィルムコンデンサーを使うようになり聴観上の高域特性も伸びたように感じられます。スピーカーの再生帯域も同じように(低域は伸ばす事が物理的に難しく)主に高域が可聴帯域を遙かに超える3〜10万Hzなどというものがざらになりました。
 ここで考えなければならない事は、(2000年以降の物も含め)新しい物に名器と言われる物があるのかどうかと言う事です。私の偏見かもしれませんが、私が感じるところでは、オーディオアンプもスピーカーも名器と言われる物は、古いものに多いように思います。新しい物に名器と言われるもは、(私には)心当たりがありません。この文書を読まれる方の多くは、どのように感じられているでしょうか。
 この事実は、何を物語っているのか?(データーを取ったわけではないので私の個人的な感覚でものを言っていますが)ここでは、帯域幅という一つの要素についてのみでお話していますが、帯域幅を広げることがよりハイファイにつながると思われていたものが、ある面、結果として、(メーカーさんには失礼ですが)つまらない製品を作り出したという結果につながったのではないでしょうか。
 帯域幅という一つの要素だけで、一律つまらない製品などと申し上げるつもりはありませんが、傾向としてそのような傾向を感じるといいたいのです。もちろん中にはより優れた製品もあるでしょうが、そのように感じるのは私だけでしょうか。このような結果について、私の解釈は、帯域を広げることで音楽を構成する音が広い帯域に分散し、相対的に中音域の音楽を構成する上でもっとも重要な部分の密度が薄まったのではないか?と思っています。音が人間の脳の中でどのように処理されるかは、私は専門ではありませんから解かりませんが、帯域が広すぎると脳で処理しきれずに、肝心な中音域の感度が落ちる?のかもしれません。
 私は、チューンナップと称して、(少しだけ)自分の求める音をアンプの中で模索しています。その結果、同じようなことを感じているのです。と言いますのは、私がコンデンサーを入れ替えて(聴観上の)帯域を調整しようとするときに、同じ問題に突き当たります。帯域(高音域)を延ばそうとすると音は分散し音楽の魅力は失われるように思うのです(また、低域とのバランスをどう取るかということも問題になります)。これは、音楽の魅力や表現力の源は中音域にあるからだと思います。
 料理にたとえれば、中音域は、最も重要な部分で素材の良否を決めるものであり、高音域や低音域の再生は、塩コショウやその他香辛料など、味の仕上げ部分だと思います。素材が悪ければ、どのように味付けしようが美味しい物は作れない。美味しい料理は、良い素材と優れた調理(味付け)の上に成り立つものだと思います。
 自分なりに色々と試行錯誤を繰り返す中で得た(感じた)ものは、(簡単な例で申し上げれば)「帯域は、広いよりも(ある程度)狭いほうが音楽は聴き易い」(良く聴こえる)と言うことです。しかし、帯域が狭すぎると(ソースの帯域に対し装置の持つ再生帯域が狭すぎると)音楽を聴いていて物足りなさを感じてしまう。と言うのも事実です。
 結果、私の感じたことは、「集中と分散」のバランス、(聴観上の)再生帯域は、広すぎても狭すぎても駄目で、聴いていて心地良いバランスをどう取るかということが再生音楽の良否決める大きな要素の一つだと感じています。

音楽を感じる心(感性)には個人差がある (2/24)

 私には、私なりの音の好みがあります。AさんにはAさんのBさんにはBさんの好みがあるのです。だから同じ○○○というアンプの音質についても同じ音が出ているにもかかわらず、Aさんは素晴らしいと評価しBさんには不満の感じるという事があるのです。人間の感覚とはそのようなものです。
 例えば、Aさんはお酒が大好きということは酒が美味しいと感じ、酒の味が分かるわけですが、Bさんはお酒は嫌いという事もあります。同じお酒でも全く感じ方が違います。甘いものが好きな人、嫌いな人、霜降り牛のおいしさが分かる人、同じ肉でも食べ付けないと(しつこくて)食べられない人もいます。この様に、人間の感覚(この場合は味覚)には、個人差があり、それぞれに感じ方が異なるわけです。音楽の種類や楽器の音色、音量、音質についても、同じく人間の(聴観という)感覚で音を感じ取るわけですから、感じ方には個人差があり、求める音質についても個人差があるのです。
 この様な事から、オーディオとは自分の好み(心地よいと感じられる)の音質(音楽再生)を追求して行くものではないかと思っています。スピーカーやアンプなど、オーディオ機器に対する色々な評価がありますが、それは絶対的なものではなく、組合せや聴く部屋の環境などが変われば(外的要因でも)評価は変わるものです。
 従いまして、自分の環境(部屋や他の組み合わせるコンポ)の中で、自分の(再生)音楽を追究して行くが事が最終目的になるのではないかと思っています。

オークションでお互いに気持ち良く取引をする為に (2/12)

 オークションで取引をする事は沢山ありますが、その中で私自身気付かずにいる事も沢山ある事と思いますが、気持ち良く取引をする為に気を付けたい事の一つは、商品の梱包です。私自身、以前は、適当な箱がないと(いつもは大きめの箱に十分にパッキンを入れて梱包したいと思っていますが)商品は入るけどあまり隙間のない箱も手持ちがないと使わざる終えない場合がありました。
 私は、故障品を落札(引き取る)事が多いので、その様な故障品は、商品と見てもらえない為か、又は梱包経費削減の為か、小さい箱に入ってくる事が多いのです。その様な箱ばかり集まってしまうので、いざ発送しようとすると小さめの箱ばかりと言う事で悩まされていました。使える大きさの箱がないのです。
 散々考えたあげく、私は、適当なサイズの箱がない場合は、有料(1200〜1300円くらい)ですが、ヤマト宅急便のパソ梱包という箱を使うようにしています。確かに、送料のみしか頂きませんから箱代は当方の持ちだしになりますが、傷んだ商品をもらったときほど気分の悪い物はありません。明らかに輸送時の傷みと分かるものは運送会社さんの方へ交渉もしますが、ジャンクの場合、外観的な傷みも多く、元々傷んでいたものか輸送中にいたんだものか判断の付かない物も多く、その様な場合は、泣き寝入りという事になり後味の悪い取引です。もう少し(古新聞などパッキンなど入れて)丁寧に梱包をしてくれたらこの様な凹みはなかったのかもしれないなどという事はいつも感じる事です。
 その様な苦い経験をすると、一度その様な物を送ってきた出品者の商品は入札を避けるようになります。または、入札するとしても入札価格は(破損の)リスク分をマイナスした価格までしか入札しません。この様な考えは、私以外の方も持っているものと思います。
 そこで、(このページを見てくれた)出品者の方へお願いですが、(皆そう思っていると思いますが)少しでも高い価格で落札して欲しいと思う方は、少々お金(や手間)をかけてもしっかりとパッキンを入れ商品が傷まない梱包を心がけましょう。そうすれば、商品に対する信頼も上がり落札価格も上昇する事になります。(長い目で見れば絶対にそうなります。)逆に、いい加減な梱包をして傷んだ商品を送り続けていると気付かない間に落札価格は徐々に下がってくるのです。梱包を簡単にすませる事で目先の利益ばかり追いかけているとお客様は離れて行くのです。私もそうです。いい加減な梱包でばかり商品が届く業者さんのオークションには、懲りてしまい入札はしません。逆に、以前はあまり感心しない梱包であったり、破損した商品が届いていた(出品者)業者さんの中で最近は改善されしっかりした梱包で商品が届くようになった業者さんも中には居ます。そうすると入札する方も安心していくらか高値で入札出来るようになるのです。このページを見てくれた(出品者、リサイクル)業者様、どうぞ今かでも遅くはありません。しっかりした梱包は、(長い目で見て)あなたの利益につながるという事をご理解いただき改善に取り組んでいただきたいと思います。
 今日は、3個の商品が届きました。重量物2個軽量物1個です。今日の商品は、全てリサイクルショップさんのようですが、3個全て簡単な殆どパッキンの入っていない梱包でした。毎度感じる事ですが、今日の商品も(重量物)1台が底面の段ボール(1枚なので当然)が抜け、底面の4つ足の内3本が段ボールを突き破り、むき出しの状態で届きました(底面にパッキンなどは入っていません。エアーパッキン1枚でくるんだだけです)。ジャンクなので当然と考える業者さんもあるでしょうが、ジャンク=ゴミではありません。私のように修理再生して元の状態を復元しようとしている者とっては立派な商品なのです。付け加えるなら、特に、重量物は、重くなればなるほどパッキンの厚さが必要になります。重たい物程、ぶつけた時の衝撃も大きいからです。特に、底面は重たい物程、段ボールを三重にしたり、古新聞や発泡スチロールなどのパッキンが絶対に必要です。これらの梱包ルールを守ればあなたの商品は、傷みのリスクはなくなり徐々に高値が付くようになります。お互いに気持ち良く取引をする為には、長い目で品質を上げて行く取り組みがお互いに必要だと思います。

オーディオ新技術は本物であったか?(その2) (2/2)

 当時、夢のような新技術(今となっては旧技術ですが)と思っていたものが、今考えると本物だったか??と疑問に感じる事が色々あります。それぞれにメリットやデメリットがあるのではないかと思っています。
 一例を挙げれば、DCサーボ技術です。この技術(回路テクニック)を使えば、アンプ出力点のDC電圧を常にゼロボルトに出来て、アンプ出力の結合コンデンサーを省く事が出来る。(素人の私には)当時、夢のような新技術と思ったものでした。しかし、今になって思えば、本当にそうでしょうか?と疑問に感じています。
 確かに、この技術でアンプ出力に(信号系に)入る結合コンデンサーを省く事は出来ました。しかし、これで全て解決????なのでしょうか。アンプ出力点のコンデンサーは省略出来ましたが、帰還回路に入る(オペアンなどによるサーボアンプ)にはコンデンサーを使っています。(プロの方は既にご存じでしょうが)私の実験ではこのコンデンサーにどんなものを使うかによって(間違いなく)音質が変わってしまいます。出来るだけ良質のものを使わないと音質も劣化するようです。と言う事は、DCサーボ技術は、(見かけ上)アンプの出力点のコンデンサーの影響を回避する事は出来ても帰還回路に入るコンデンサーの影響を受ける事は、何が改善になったのか????と疑問を感じてしまいます。音質的には、コンデンサーの影響を受けるという事は何ら変わっていないという事です。(素人の私が思いつくのは)アンプ出力点のDC電圧が無視出来るようなレベルに押さえ込む事が出来るという事でしょうか。これってメリットなのでしょうか??帰還回路にアンプがもう一つはいると言う事は逆にデメリットにはならないのか?素人の私にはこの様にも感じています。製造ラインでの流れ作業で造るには、調整などをせずにサーボアンプ任せに出来る(製造上の)メリット?は確かにあるかもしれません。しかし、音質的なメリットは、私には分かりません。新しい技術は、本当に音質優先の技術だったのでしょうか。私の頭の中では???マークが付きます。新技術とは、この様なものなのでしょうか・・・・・・・・。

オーディオ新技術は本物であったか? (2/2)

 私は、最近のオーディオ機器にはあまり興味がないので最近の技術についてはそれ程詳しいこのとは知りません。しかし、多分今も昔も変わっていないのではないかと想像が付きます。
 トランジスターアンプが発表され、一般に、(基本型は)差動アンプ+SEPP方式が定番であり、殆どのトランジスター回路はこれの応用型と思われいます。ヤマハのアンプで言えばCA−2000やC−2,B−2世代のアンプです。当時は、回路技術にこると言うよりも使用素子(出力素子V−FET後に出たHMA-9500のMOS−FETもそうですが)やB−1の様にオールFETアンプなど、自社の独創性や技術開発を競っていました。より理想的な出力素子を目指して、オーディオ用として開発されたもので本物の技術開発と思っています。
 その次の世代には、色々なトランジスター回路技術の発展があり、応用的な回路が色々考案されました。沢山あり全てを上げる事は出来ませんが、思い出せるところでは、ノンスイッチングアンプとして各社呼び名は違いますが、スパーA・・・・など、擬似A級アンプなどとも言われましたが、パワーアンプのスイッチング歪みを防ぐ方式として当時盛んに宣伝されました。DCサーボ方式も一時期はやりました。スパーサーボ、デュアルスパーサーボ・・・など、ノンカレントアース他にも色々な呼び名で色々な方式が現れました。色々な理論、色々な回路方式が出て来ては消えて行きました。まさに流行です。今でも当時注目された回路方式の中で採用され続けているものが果たしてあるでしょうか。(性格に調べていませんが)皆無に近いのではないかと思います。
 新回路を全面的に否定しているではなく、トランジスター回路技術の発展という面も確かにあったのだとは思いますが、一時の流行に終わってしまったものが多いのではないかと思っています。
 私が思うのは、本物は生き残る、偽物は消滅するという事だと思っています。オーディオ機器でもそうですが、本物は、名器とたたえられ今でも生き続けています。(適当な表現ではありませんが)偽物は、見向きもされなくなると言う事だと思います。オーディオ機器を見る限りに置いては、名器とたたえられるものは、古いものに多く、新しいオーディオ機器に名器とたたえられるものが少ないのは(私はそう感じています)、矛盾があるように感じています。あれ程、当時のメーカーは、新技術、新商品が出るたびに、素晴らしい技術、歪みが無くなったなど、新製品が以前の商品よりも数倍良くなったような内容の宣伝を繰り返してきたのに、新技術など採用していない古い機器には名器が沢山あるのに、新技術を積んだ新しい機器(アンプ)には、あまり名器として注目される商品は少ないように感じます。名器は、(見方は様々でしょうが独断で言えば)トランジスターアンプで言えば70〜80年中版辺りまでに集中しているように感じています。
 これは何故でしょうか。何か矛盾していないでしょうか。素人の私がこれらの事から感じるのは、メーカーが言う程、新技術で音が良くなる事はない。特性の改善は、音質の改善ではない。(私の誤解かもしれませんが)新技術が出るたび、アンプの特性が改善されるたびアンプの音質的な味わいや個性は失われていったようにも感じます。アンプの音質改善と特性の改善には全く??関連はないと(オーディオから再生される)音楽を聴いて感じているのは私だけでしょうか。
 数十年ぶりにピュアオーディオに参入したメーカーもあったようです。そして、素晴らしい新技術による新しい製品(アンプ)がどれほど売れたか私には分かりません。しかし、(予想ですが)中古市場で動く製品程(メーカーが期待した程)、新製品は売れていないのではないでしょうか。オーディオは、耳で聞くものであり、音楽を楽しむ為の道具です。新技術や新製品が良い音でなるとは限らない事を私達は今までの経験から理解しています。
 良い音楽(心地よい音楽)は、新技術でもなく、高額な商品でもなく、経験を元にした目の前にある自分好みの装置から聴く事が出来るのではないでしょうか。

私の考えるオーディオ (1/21)

 ここで全てを書く事は出来ませんが、私の思い描くオーディオについて簡単に書いてみたいと思います。色々な著者がオーディオについて書いています。色々な角度からオーディオにつて書いていますが、共感出来るもの納得出来るもの新たに学ぶものもあれば、(他人のオーディオについての批判的な)あまり感心しないもの独りよがりと思えるようなものなど、色々感じるところがありましたが、その中で、私なりに自分の目指すものとか自分の考えなど、簡単に書いてみたいと思います。
 オーディオなど、趣味は分相応の趣味とすべし、小遣いの中で遊べる趣味とすべきだと思います。欲しい(聴いてみたい)名器は沢山あります。そして、ついつい無理をしてでも手に入れたいと思う事もありますが、趣味とは何かという事を考えると小遣いの中で遊べるものが趣味ではないかと思うのです。100万円のオーディオは100万円の音がするかもしれません。10万円のオーディオは10万円の音しか出ないかもしれません。しかし、10万円の音でも音楽に感動する事は出来ます。
 オーディオの楽しみ方は色々ある。十人十色で楽しみ方は人それぞれ、高価な機材を揃えて満足という人もいるでしょう。でも本当の楽しみは、機材の使いこなしにあると思っています。同じ機器を使っても出てくる音は、使う人の使いこなしのレベルで大きく変わる。例えば、カートリッジの針圧一つとっても音は微妙に変わり、設置の仕方によっても音は変わる。より良い音を目指してこれら沿い工夫の積み重ねが(個人的には)楽しいと思う。この使いこなしを追求する事をしない人の装置から良い音は期待出来ないと思う。また、この使いこなしの追求こそオーディオと言う趣味なのだと思います。
 装置を生かすも殺すも器としての部屋の広さや造りは非常に重要だと思います。極端な例は、4畳半や6畳程度の部屋で4343をならすなど、良い音楽を聴けるはずがない。オーディオ機器にいくらお金をつぎ込んでも部屋が貧弱ではその部屋のレベルでしか音は出せない。部屋も立派なオーディオ機器の一部だと思っています。要はトータルのバランスが大事だと思います。
 聴く音楽、音の好みによって選ぶ装置は変わってくる。良くヨーロッパの音とか西海岸の音とか、クラシック向きジャズ向きなど、音の傾向を表した言葉だと思います。当然、日本の音もあると思います。それぞれ音の響きの違いはあります。その中で、どのような音楽をどのような音(音量も含む)で聴きたいのかという事で選ぶ装置は変わってくる訳で、好みの音楽を好みの音で聴く為には、装置の選択が必要になるでしょう。また、聴く音楽の年代でも音造りの傾向が異なり、組み合わせる装置は違ってきます。この様な事を考えると、(理想を言えば)メイン装置の他に聴く音楽により音楽に合わせた複数の装置が必要です。
 どのような音楽を聴くのか、私の場合は、昔(学生だった頃)は、クラシックなどの音楽には関心が無く、ヒュージョンとかクロスオーバーとかピンクフロイドなどのロックなど、フォークソングも少々、ポピュラー音楽も少々と言ったところでしょうか。最近は、年を取り、音楽の趣向も少し変わってきたように思います。基本的には、ジャンルを問わず、アコースティック楽器(電気楽器は刺激的に感じるので嫌い)や声楽など、(感性的に)自然な音が心地よいと感じるようです。当然、ジャズやクラシックも聴くようになりました。オーディオの仕事中(1日平均5〜10時間)は、BGM的に(テストも兼ね)その時の気分で、昔の懐かしい音楽や新しく聴く、ジャズやクラシックなど、色々取り混ぜて聴いています。懐メロには昔の思い出とダブって記憶が蘇ったり、新しく聴く音楽には新しい音の発見という楽しみもあります。音楽を聴くという行為は、その時々でそれぞれの楽しみ方があると思っています。
 私は、あまり装置を取っ替え引っ替えする方ではありません。ある程度、色々な装置を聴いてみた中で、これはと思う気に入った(好みにあった)音を見つけると使い込むというタイプです。ただ、それで終わりというわけではなく、自分の聴いたこのない(評価の高い)名器は、機会が有れば聴くようにしています。聴いてみて、以前よりも明らかにより良い(レベルアップ)ようで有れば、機器を入れ替えるというやり方で現在の機器になっています。名器と言われる機器でも自分の現用システムと相性が悪かったり、機器の音質が自分の好みに合わなければ、機器の入れかはしません。(名器でも自分の好みに合わないものは沢山あります)
 私は、オーディオの著書を数冊(まだそれ程多くはありませんが)複数の評論家が書いた本を読みそれぞれの著者のオーディオに他する思想的なものを感じました。全てを鵜呑みにする事は、裸の王様になってしまいます。有る著者が白と書いている事を別の著者は黒と書いてる例もあります。音という曖昧なものの捉え方はこれほどまでに違うものなのかと感じた部分もあります。その中で何が正しいか、私は、(個人的な考えですが)単純に音が良い悪云々などと言っている著者は信用しません(出来ません)。不完全であるにせよそれを裏付ける理論的なものを書けない著者は、かなり裸の王様的文書ではないかと解釈し信用しません。音とは、感覚的なものであり曖昧なものであります。確かに、耳が良い感性が素晴らしいなど、人間にはその様な特性を持った人もいるでしょうが、理論を知らずに感覚だけでものを言う事(それを信じる事)は、著者の文章力(言葉の表現力)に左右されやすく、危険ではないかと思っています。また、(自分の)オーディオの先生として見た場合、機器の使いこなしについて触れている文書は、その著者のオーティオに他する取り組みを評価する一つの基準として読む事が出来ますが、この使いこなしについて全く書いていない著者は、音楽評論家かもしれませんが、オーディオ評論家と言えるのか?(個人的に)あまり信用なりません。文書は半端な感じですが、今日はここまで。

CDプレーヤーによる音の違い (1/17)

 最近、CDプレーヤーを入れ替えてみました。私は、個人的にCDプレーヤーの違いという事についてはあまり興味がありませんでした。CDプレーヤーもオーディオ機器ですから、入れ替えれば当然音質が変わるという事は理解していますし想像できることです。取りあえずという事で、今まではデンオンのDCD−3500>DCD−3500G>DCD−3500GLと聴いてきたので、ヤマハのGT−CD1かCD−2も候補として考えましたが、今回はTEACのVRDS−25XSに変えてみる事にしました。
 私は、さほどメカにも興味はないのですが、このCDプレーヤーは、他の一般のプレーヤーと違いフローティング方式ではないようです。確かに、(当然ですが)音は違います。大雑把な視点ではさほど大きな違いはない。しかし、微視的な視点で聴けば、結構、色々な違いを感じ取る事が出来ます。結論を先に申し上げれば、TEACのVRDS−25XSの音が気に入ったので、メインシステムのCDプレーヤーは入れ替える事にしました。TEACのCDPは、他のフローティング方式のCDPよりも振動の影響をもろに受けるようです。しっかりした振動の影響を受けない場所に設置しないとかなりデリケートで振動の影響を受けるようです。(この点については、他のCDPも同じですが)音質にも変化を聴き取る事が出来ます。
 音質の違いは、それ程大きなものではありませんが、VRDS−25XSの方がよりくっきりすっきりとした音を聴かせるようです。

オーディオの本を読む (1/10)

 最近、暇を見ては古いオーディオの本を読んでいます。新しいオーディオの本はないので、殆どが古本です。昔のオーディオ評論家?の書いた物が読んでいて面白いと思います。私は、昔(学生の頃)、長岡さんのファンでしたが、最近(4年くらい前)、オーディオを再スタートしてからは、色々な評論家の方が書き残した書籍を読んでいます。今まで、全く読んだ事のない評論家の本も読んでいます。
 色々な方の方本を読む目的は、自分の目指していたオーディオを再考する意味もあります。今取り組んでいる方向で間違いないのか確認の意味もありますし、また、オーディオを多面的に捕らえる為には、一面的な見方ではなく、出来るだけ色々な角度からオーディオを見直してみたいという思いもあったからです。
 色々な評論家の書いた本には、十人十色で色々違った視点からオーディオ捕らえており、本を読む事で(少しは)幅広い視点からオーディオを見る事が出来たような気がしています。そんな中で感じた事は、同じ様な体験や経験を持った人の書いた本は、理解が早く納得して読み進む事が出来ましたが、全く体験や経験の異なる方の本は、文書が難解に感じ、読み返さないと意味が理解出来な場面もあり、読み進むのに時間がかかるようです。そして、同感と思える箇所もありますが、疑問を感じたり、納得のいかない箇所が多くあったように思います。
 これは、オーディオという趣味が、音という曖昧なものを捕らえ、文書にその曖昧な音を表現する事の難しさ、又文書を読んで受け取る側の体験や経験に基づく理解の程度など、文書(表現)による情報伝達の不完全さなど・・・。オーディオを趣味とする人は、大きく分ければ、ある面では音楽愛好家的な人と音楽よりも音の善し悪しにこだわりを持つ”音キチ”と言われるようなグループと大きく2つに分かれると思います。音楽愛好家よりの評論家の書いた”オーディオ”は音キチには理解しがたく、音キチ的な評論家の書いた本は音楽愛好家には理解しがたいものかもしれません。また、オーディオアンプやスピーカーなど、電気回路の知識のある人かそれとも全く電気を知らない音楽好きの書いた本かは、待たないようも異なり、同じ様な体験や経験をした人の本(文書)は、理解しやすく、全く違った生い立ちや経験をしてきた人の本は、理解が難しい所が多々あるように感じました。
 多くの本の中で、共通する結論的部分は、オーディオは、個人の趣味であり、個人の音質(音楽)的趣向が大きく反映される(べき)ものであり、各個人が各個人の好みに従って、自分の音質(音楽)を追求すべきものであると言う事。

偶然の一致 目指した方向は同じか????(12/20)

  あまり意味のないお話かもしれません。最近の出来事を少し書いてみます。ズッと書いてきましたが、私は、ヤマハオーディオのファンです。そして、CA−2000というアンプが私の本格的なオーディオの始まりで、ヤマハの製品との出会いでもありました。
 オーディオを辞めて25年以上経過し、4年前にひょいと覗いたオークションがきっかけでオーディオを再開したのです。最初は、聴く事から始まり、(性格的なものか?)聴くだけでは飽きたらず、アンプのメンテナンスや修理を始めました。しかし、それだけでは済まず、(チューンナップなどと言って)自分の音造りを始めたのです。
 (学生の頃)アンプ造りが趣味であった私には、部品の入手が困難な今となっては、当然の経過かもしれません。(自分の気に入った)色々なアンプに取り組んでいますが、一番オークションに出品台数が多いのはCA−2000です。このCA−2000は、途中から自分の音造りを始めました。(全てのコンデンサーは無理ですが)多くの電解コンデンサーの組合せを試し、自分の目指す方向に音質を調整してきました。その中で、あるメーカーのある銘柄のコンデンサーに、音質的に非常に興味を持ちました。同じオーディオ用電解コンデンサーでも、全く異質の音質なのです。各メーカーのそれぞれのコンデンサーは、確かに、音質的な違いを持っています。しかし、このメーカーのコンデンサーだけは、全く違った音がするのです。他のメーカー製のものとは音質的に大きな違いを持っているのです。確かに、このコンデンサーを使えば音が良くなるなどと言う、音質的に完璧なコンデンサーなどはありません。どれもアンプの音質を造っていくパーツの一つに過ぎないものです。
 すごく個性的な音を出すその電解コンデンサーに私は非常に興味を感じました。個性的とは、言い方を変えれば癖があると言う事かもしれません。しかし、私には、その個性が他のコンデンサーからは感じられない何かを感じさせるものを持っていると感じ、何とかこのコンデンサーを(自分の音造りに)活かしてみたいと思うようになりました。
 私の感(聴)覚で感じた音を言葉に表現する事は難しい事ですが、中音域以上の帯域(中高音から高音域にかけて)に音質的な独特の輝きと言いますか、言葉を換えれば艶というのでしょうか。独特の響きを伴った音色に、私の感性はその音を好ましいと感じていたのです。このコンデンサーでしか出ない音でした。
 ただ、この電解コンデンサーは活かす為の使い方があるようで、どこに使っても良い音がすると言う事ではなく、使うべき箇所というものがあり、また、むやみに使いすぎても音質的にはバランスを崩すようです。使うべき所にのみ、適量を使用するというのが、試行錯誤の経験から自分なりに分かってきた事です。
 しかし、このコンデンサーの銘柄が何であるか分かる方もお出ででしょうが、現在は、製造中止になり入手は難しく残念ながら手持ちの在庫しかありません。
 前置きが長くなりましたが、先日、私は、久しぶりにヤマハのA−2000を出品しました。そのきっかけは、A−10Vを落札頂いた方からA−2000aが故障しているので修理をして欲しいとご依頼があり、お困りのようだったので特別に修理をお引き受けしました。その修理がきっかけで、倉庫に数台眠っているA−2000を出品する事にしました。以前(数年前)、出品していた時には、簡単なメンテナンスのみで出品していたので、使用しているコンデンサーの銘柄などには、全く関心がありませんでした。
 B−2xも何台かやっていたので、A−2000のアンプは、似た内容で以前(B−2xをやる前)は、見えなかったところがよく見えるようになって来たという事もありますが、複雑と思えたアンプも見直してみると意外と簡単?に感じられるようにもなっていました。A−2000(メインアンプ)の信号系に使っている電解コンデンサーと私がCA−2000の新しい音造り(チューンナップ)に使っている電解コンデンサーは、同じメーカーの同じ銘柄でした。これは、私の耳でCA−2000の音を現代の音に作り替える為に(音で)選んだ電解コンデンサーが偶然にもA−2000に使用されている物と同じであったと言う事です。私もこの電解コンデンサーは信号系にしか使っていません。何故かというと電源に使用するとCA−2000の場合は、(私の感性では)音質的に良い結果につながらないようなのです。信号系に使用した場合、中音域から高音域にかけては(音質的な調整は完全と言うところまで入っていませんが)好ましい方向へ変化すると思っています。
 私の中には、ヤマハサウンドのDNAがあるのでしょうか??? 私がCA−2000の中で目指した音質とヤマハ(メーカー)のCA−2000の後継機種(A−2000シリーズ)に受け継がれた音は、偶然にも同じ電解コンデンサーを使い同じ方向の音を出しているという現実です。確かに、私の造った(CA−2000の)音とA−2000の音は完全に同じという意味ではありません。アンプの造りも違えば、使っているパーツも違います。違った音が出るはずです。しかし、音質に大きく影響を与える電解コンデンサーを使用する箇所に同じ銘柄を使うという事は、音質的な方向は似てくると言えます。
 当然、メーカーであるヤマハでは、開発費をかけて回路を練り上げ、使用するパーツを音質をチェックしながら時間とお金をかけて(新しいヤマハサウンド)音を作り上げた結果選んだパーツだと思います。私のような一個人が音を聴きながら選んだパーツというのとはレベルの違う音造りをしているのだと思います。
 関心のない方には、つまらない話になってしまっていると思いますが、音だけでパーツ選びをしてきた私には、この偶然の一致が、CA−2000で本格的なオーディオにを始め、(ある程度)色々なメーカーの色々なアンプを聴いた結果、ヤマハのB−1を気に入って使っている私にとって、単なる偶然とは思えない気がしているのです。私の音に対す感性は、CA−2000で育てられて、ヤマハの音と私の感性は見えない赤い糸でつながっているのかもしれません。
 

CDの出現が何を変えたか(12/4)

 最近、感じた事を一つお話ししたいと思います。
それは、CDプレーヤーの出現がアンプの構成(造り)にどのような影響を与えたかと言う事を感じています。
私は、ヤマハのプリメインアンプはCA-2000が中心で、A-2000は、関心がないわけではありませんが、当時の電源に使われている(電解)ブロックコンデンサーの出来が悪く、このコンデンサーの不良でハム音が出たりする故障が多いので、在庫は4〜5台持っているのですが出品はせずにいました。しかし、最近A-2000aを修理する機会があり、久しぶりに音を聴いてみて眠っているA-2000を修理出品する事にしました。回路図を見ていて感じた事は、パワーアンプは新しい方式をとっていますが、基本的なアンプの構成は、CA-2000などとそれ程大きな違いはないのではないかと感じています。しかし、CA-2000から10年経っていますので、詳細な部分では大きな変化があります。
 まず最初にCDプレーヤーの出現で何が変わったかと言う点ですが、この年代のアンプとしてはヤマハのA-2000はしばらくやってなかったので、NECのA-10シリーズがこの年代のアンプとして70台以上見ていましたが、10万円そこそこのアンプだからと言う視点でA-10を見ていました。と言いますのは、10万円のローコストアンプだからパワーアンプ重視でプリアンプはIC化してコストダウンしているものだと見ていたのです。しかし、今回A-2000(189,000円)の内部をじっくり見てみて、A-10の様にイコライザーアンプ、フラットアンプがIC化されている事に気付きました。189,000円はローコストアンプではないと思います。20万円のプリメインアンプでさえもイコライザーアンプとフラットアンプはIC化されていたのです。
 これは、(76年?)CA-2000発売から7年間の間にアンプ造りが変わった事を意味していると思うのです。CA-2000のイコライザーアンプとフラットアンプは全てトランジスターで構成されています。それが、FET受けのICアンプになっているのです。何故か?理由は色々考えられますが、一つは(一番大きな理由は)コストダウンだと思います。数十個のトランジスターが1個のICに置き換わるのですから省スペースにもなります。製品品質の安定化にもつながるかも?
 しかし、パワーアンプについては、(DCサーボを除いて)アンプ回路は全てトランジスターで組んでいます。A-10シリーズもA-2000シリーズもトランジスターアンプで、ICアンプは採用していません。何故でしょうか?これらの共通点から(私なりに)考えられる事は、アンプ造りの予算配分が変わった事を意味していると思うのです。イコライザーアンプやフラットアンプは簡素化してコストを浮かし、パワーアンプに集中的にお金をかける方向に変化したと感じています。音質については何とも言えませんが、CA-2000とA-2000のパワーアンプの違いで言えば、A-2000のパワーアンプは、電源も大型化してコストをかけています。アンプ回路についても数は数えていませんが、CA-2000倍くらいトランジスターを使用して、(どれほど音質に貢献しているかは分かりませんが)一つのアンプの中に二つのアンプを抱えたような複雑な事をやっています。間単にCA-2000以上にパワーアンプはコストをかけたアンプである事は間違いありません。A-10シリーズについてもその様な傾向はあります。
 これらアンプ造りの傾向の変化はCDプレーヤーの出現と無縁ではないと思っています。LP需要が減退して代わりにCDが普及して行くその結果、アンプ造りの予算配分を変えて行き、イコライザーアンプとフラットアンプは、コストダウンした。と言う事だと思っています。
 全ての機種がと言う事は断言出来ませんが、多くの機種では、レコードを良い音で再生しようとしたら以前のアンプの方が良い音を出してくれるのではないかと(個人的に)思っています。
 余談ですが、100万円もするイコライザーアンプレスのプリアンプが新製品の中にはあるようですが、どのようなプリアンプ(フラットアンプ)なのでしょうか。簡単に言えば100万円のフラットアンプと言う事になるのでしょうが、(私の勝手な偏見ですが)10万円もするピンコード(ケーブル)と同じように100万円の素晴らしい音がするのでしょうね。(私はどちらも聴いた事がありませんが・・・・・)

カップ麺と本物の(手打ち)ラーメンの違い?(12/4)

 上の文書に関連してもう少し(個人的な考えを)お話ししたいと思います。
A-2000シリーズも(タイプU以降の)A-10シリーズもやイコライザーアンプやフラットアンプはIC化されています。ICアンプのレコードの音が悪いかというと、決してそんな事はなく十分に良い音で楽しめます。ICアンプでも上手く造れば、下手なトランジスターアンプよりも良い音が出せるのかもしれません。
 ここでの例えは、ICアンプがカップ麺です。トランジスターで組んだアンプが本物のラーメンという事なのですが、良くできたカップ麺は、下手な手打ちラーメンよりも上手いかもしれない。しかし、最高に美味しい手打ちラーメンにはどう逆立ちをしても敵わないという事。ICアンプでもそれなりに綺麗な音を聴かせる事は出来ますが、最高の音を出せるかというと良くできたトランジスターアンプには敵わないという事だと思っています。
 もう一つ別な例えで言えば、ICは出来合いの既製服であり、トランジスターアンプは、動作に最適なトランジスターの選択、それぞれのトランジスターを活かす為の設計により、ICアンプでは実現出来ない音質を実現出来る可能性を持っており、オーダーメイドのスーツのような違いがあると思います。

音の幅を知って、音を選択する(11/22)

 偉そうな事を申し上げるつもりはありませんが、4年以上作業を続けてきて感じている事ですが、パーツはそれぞれの(音質的)個性を持っている。これは、コンデンサーに限った事ではありませんが、コンデンサーの音質差は特に大きいと言えます。パーツだけで音が決まるものでもなく、回路構成なども音質に与える影響はあります。
 ここでは、特に音質に大きな影響を与えるコンデンサーについて感じている事をお話し致します。(これから書く事は私個人の経験から私の独断と偏見で書くものです)音の良くなるコンデンサーなどはない。これは今までの経験からの結論です。コンデンサーは、それぞれに固有の音色を持っています。そして、簡単な例で言えば、電源回路に使用して(音質的に)良い結果が出たコンデンサーを信号経路に使用しても同じ結果が出るかというとそれはありません。Aと言うコンデンサーをどこに使ってもどのアンプに使っても同じ結果が出るかというとそうはいかないのです。ケースバイケース、カットアンドトライなどという言葉通り、手探り状態で音のバランスを取ると言う事になります。ただ、闇雲にコンデンサーを交換してみるというのではなく、色々なコンデンサーを入手し、色々な回路に使い、その時々の音の変化を頭の中にデーターベースとして音質的傾向を記録して行きます。多くのコンデンサーを色々な場面で試す事により、多く(音質的傾向)のデータが蓄積される事は、次のコンデンサー選択のヒントになるのです。それぞれのコンデンサーの音質的傾向をつかむ事は、現在聴いている音に(不満がある場合)どのような音のバランスに替えたいか、その為にはどこに何を使用するかという事を判断する助けになるのです。
 ただ、個人で試せる範囲はそれ程多くはなく、出来ればもっと多くのコンデンサーをテストしてみたいと思っています。昔のコンデンサーの方が音が良いか現在のコンデンサーの方が音が良いか古いパーツを新しいパーツでは劣化という問題もあり、単純には比較出来ませんが、私が聴いた最近のコンデンサーは、(オーディオ用を含め)音質の良さという点では何とも言えませんが、それぞれが個性的な音質(個性)を持っており、このコンデンサーなら安心してどこへでも使えるなどと言うものがない事は確かです。適材適所で、(個人的な音の好みもありますが)銘柄を使い分ける必要がありそうです。単一銘柄で全ての箇所に最適などと言うコンデンサーはないように感じています。
 コンデンサーメーカーのホームページを見ると、中には、(オーディオ用などは)音質的に優れているなとと言う説明を見かける事がありますが、本当に音が良いのでしょうか?何を基準に音質が 良いと評価出来るのでしょうか? アンプ回路の中で音質のバランスを決定する(数あるパーツの中の)要素の一つに過ぎないコンデンサー1個で音の善し悪しを言えるのでしょうか。それとも、魔法の薬のようにそのコンデンサーに替えただけで音が良くなるなどという事があるのでしょうか?コンデンサーを使う(ユーザーとしての)私にとっては、もっと癖(個性)のない素直な音の出るコンデンサーを期待したいものだと考えています。 (オーディオ用も例外ではなく)オーディオ用を含め癖の少ないコンデンサーは無いように感じています。(癖のない音のするコンデンサーが)無い以上は、(現状)いかに癖を感じさせない銘柄と組み合わせで使うかという事が大切な事だと思っています。 この事は、コツコツと実験を重ね。音質的情報を収集した経験がものを言うという事になります。

修理をしていて感じる事(11/22)

 私は、オーディオアンプの修理やメンテナンスをしてオークションに出品しています。毎日、暇な時間を見つけては作業をしています。そんな中で感じている事は、修理など、アンプ内部に手を付ける方にお願いしたい事があります。それは、内部のパーツを大切にしていただきたいという事です。もう少し詳しくお話しすれば、例えばスイッチやボリュームの足の部分ですが、外してメンテをするのでしょうか。取り付けの際に足を折り曲げて部品を固定しているものを見かける事があります。確かに、半田付けなどの作業は、固定されていればしやすくなります。しかし、それはその時の自分の作業がしやすいと言うだけで、もう少し長い目で見れば、誰かが後に同じパーツを外して作業をする事も考えられます。その際に、固定の為に曲げてある足は外す時に延ばさないと外す事が出来ません。私は、足を折らないよう慎重に作業を進めていますので、端を折った事はありませんが、万一、足を折ってしまうとそのスイッチやボリュームは使い物にならなくなるのです。代用の利かないビンテージアンプのパーツは、貴重な資源です。無駄にしないよう長く使えるよう後の事も考えて、自分の作業のしやすさよりも部品の寿命を優先して作業をするべきではないかと思っています。

ターンテーブルのメンテナンス(11/22)

 私は、学生の時に買ったターンテーブルを使っています。ソニーのTTS-8000という物で、貧乏学生にはSP-10を買うお金がなかったので、展示品を割安価格にしてもらって買った記憶があります。ダブルアーム対応のオリジナル大型キャビに組み込んで売られていました。先日、オークションを覗いていたら同じ物が出ていたので入手しました。どちらのターンテーブルも年数が経っており、回転がイマイチ安定しません。調子の良い時は安定して回るのですが、最近、不安定になることが目立ち、オークションでSP-10Uも落札したのですが、キャビを加工する暇が無く現在の所棚上げ状態です。TTS-8000もそのまま使える状態ではなくなってきたので、メンテナンスすることにしました。
 大体、どの辺りが原因かと言うことは想像出来たので、モーター内部の制御回路の電解コンデンサーを全て交換しました。通電直後は、コンデンサーが馴染まず、少々ふらついていましたが、通電から数分時間が経つと電解コンデンサーも馴染んできて、回転が安定し少々負荷をかけても安定して回りました。新品の状態とは言えないかもしれませんが、それに近い回転の力と安定性を取り戻したことは確かです。これで、安心して気持ちよくレコードを聴くことが出来そうです。
 今回のメンテナンスで思ったことは、30年も前のターンテーブルです。その間、20年程ブランクがありますが、20年後(数年前)に電源を投入した時にすでに回転が安定しない状況は確認出来ていましたから、電解コンデンサーの劣化による物だと言うことは想像していました。アンプに夢中になっていて億劫に思っていましたが、こう感じ対は簡単なものです。ターンテーブルは回るのだけれど、回転に力が無く指で少々負荷をかけると回転が止まってしまう。また、電源投入直後は回転が安定せず、息継ぎをするように回転が流れる。だから電源は常に入れっぱなしにして使うという状況でした。しかし、最近がそれでもご機嫌が悪いと回転が安定しなくなることが目立ち始めていました。劣化した車のバッテリーと同じ様に軽い負荷には対応し動作するけれど、セルモーターを回すような大きな負荷には力が十分に発揮出来ないような状態だと思います。
 多分、アンプ内部の古い(電源部の)電解コンデンサーも音楽を聴いている分には、何とか音楽がなっているけれど、瞬間的な大出力(鋭いピーク出力など)を要求するような入力があっても(完璧な)追従は出来ないのではないか、音が鈍る状態があるのではないかと感じています。毎日聴く(オーディオ)音楽だからその変化には気付かずにいるだけ?その様に思うのは、今回のターンテーブルの一件もそうですが、私は、以前からアンプの電解コンデンサーを新しい物に替えると音の勢いが増す様な印象を持っていました。それは、使用しているコンデンサーの銘柄が変わった事によるものとも思っていたのですが、しかし、今回の例からもそれだけではないように思っています。劣化した力のない電解コンデンサーよりも新しく力の十分に発揮出来るコンデンサーの方が、瞬間的な大きな入力に対して追従性が良いという事は理にかなった事だと思っています。
 (電源部)電解コンデンサーの容量もむやみやたらと大きけれたそれで良いという物ではないと思いますし、音質という面では、コンデンサーの特性も重要だと思います。古い物を新しい物に替えるという事は、この様な推測からも音質を維持するという点で大切な事だと思います。ただ、替えるとは言っても、それぞれに音質的な癖(個性)を持ったパーツですから、どのような物に替えるかという事は、音質を大きく左右するものであり、音質という点では、簡単ではないという事は確かです。

AVとピュアオーディオは全く別な趣味だと思う(11/8)

 AVと言う言葉を使いましたが、最近のサラウンド5.1chとか映像とオーディオを組み合わせたものとお考え下さい。私は、この世界(AV)を知りません。こんな事を書くと、今時、浦島太郎と言われそうです。私は、25年(くらい)前に(ピュア)オーディオを辞めてから、最近、オーディオを始めるまでの間、全くこの分野を知りません。販売店などで5.1chサラウンドなども体験したこともあります。確かに、音の立体感など面白く感じる部分もありますが、私には、(予算もありませんが)興味の対象となりません。と言うのは、趣味としてとらえることが出来ないからだと思います。私にとっては、実用品と感じています。
 こんな事を書くと「昔人」と思われそうですが、確かに、この分野では、私の感覚はタイムスリップしているようです。やはり、私にとっては、2ch(スピーカー)で聴くステレオが唯一のオーディオなのです。趣味としてより良い音を聴こうと色々なものを造ってみたり、色々と調整してみたり、色々な組合せを試してみたりと(興味の対象として)メカ的な遊びも沢山ありますが、もう一つ(大きく)決定的な違いは、イマジネーションです。
 映像と音の組合せであるAVは、映像がありそれに合わせた音声が全て用意され、目と耳から一方通行で脳に送り込まれ情報処理(理解)される。汚い言葉で言えば「垂れ流し」てき受け入れです。これに対し、ピュアオーディオは、見えない物を見ようとする「想像」という脳の中で情報(音)を組み立て音楽をイメージしようという働きが常に伴い、情報の流れが異なります。これも「昔人」の私には、(どのように聞こえるかと言うことが)楽しみの一つなのです。

オーディオは十人十色、それで良い。趣味とはそう言うもの(11/8)

 最近、古本(オーディオ著書)を読みあさっています。老眼で本を読むことがしんどくなってきましたが、それでも興味のあるものは、暇さえあれば読みたくなるものです。私は、長岡さんの、昔からのファンで良く読みますが、今回は、出来るだけ多くの方の考えを参考にしたいと思い、三氏(二人は故人)の著書を読んでみました。まだ全てを読み終えていませんが、色々と感じるところがあります。
 まず、三氏とも、それぞれのオーディオがあることを感じます。目指すものはより良い音と言う共通点はあるものの方向性という点では、それぞれの方の生い立ちや経験、知識と言ったものが大きく影響し、同じオーディオでも目指す方向は微妙に異なること、そして、それぞれの文章(内容)と言葉遣いや言い回し(文章表現)から、その人、その音を感じることが出来ます。どなたがどのような音(再生音、再生音楽)を理想と考え追い求めていたのかと言うことを文章から感じ取ることが出来るようです。「文は人を表す」の言葉通り、文章を読んでいるとその方のオーディオを覗き込んでいるような感覚があります。
 読んでみて感じることは、それぞれのオーディオは正解であると感じ、頷くことしきりと言った感じのものです。それぞれの経験や立場からオーディオを真剣に見つめ取り組んでいたことが伺えます。目指したオーディオはそれぞれ異なるようですが、その道を追求する姿勢はどれも素晴らしいと感じました。
 もう一つ感じたことは、余談と言えるか?二氏の方が表現は違っても同じ様なことを言っていました。それは、なんと言葉にしたらよいか迷いますが、(ピュア)オーディオを駄目にしたのは、資本主義的?商業主義的?利益追求型の取り組みであると・・・・・。

ご注意下さい。 嘘のような本当の話(10/31)

 オーディオに関係のないお話で申し訳ありませんがオークションのお話です。
先日、○○○○プリアンプ完動品という物を落札しました。手元に届き動作テストしてみるとフォノアンプ1は、Rchが出ません。フォノアンプ2と3は反対のLchが出力しません。完動品だからそんなはずはないと何度テストしても結果は同じでした。見てみるとパーツの不良でした。フォノアンプ1〜3迄それぞれのパーツ3個が経年劣化して不良なのです。輸送事故で起こる故障でない事は、今まで何十台もこのアンプを見てきているので明らかです。また、故障パーツも一気に不良になることはなく、徐々に劣化して行くパーツであることも分かっていました。
 先方に、その旨伝えると、1ヶ月前にチェックした時は動作していたが・・・・。と言う返事。しかし、そんな短期間でこのような不良にならないことは分かっていましたが、そこまでは言わず不良返品しました。明らかに動作確認をせずに出品しているのです。その上、値を上げる為に?完動品と謳っています。オーバーに言えば詐欺ですね。動作確認一週間以内の期間中だったので返品に応じてもらえましたが、期間を過ぎていたら応じてもらえなかったかもしれません。その出品者の過去の取引履歴を見ましたが全て(大変)良いという評価でした。過去の取引履歴もあてにならないものだと思いました。
 申し上げたいことは、過去の取引履歴全て良しで、完動品と謳っていても明らかな故障品。この様な出品者がいることは、オークション参加者として大変残念なことです。疑ってかかれとは言いませんが、動作確認は早めにやること、少しでもおかしいと感じたら直ぐに出品者に問い合わせすることは必要だと思います。

時代が違う、メーカーの力が違う(10/18)

 諄くなりますが、もう少し違いについて書いて終わりにします。時代が違う、メーカーの力が違うとはどういう事か、それは、一例を挙げれば、ヤマハのオーディオ用V−FET(ソニーもV−FETを造っていた)はご存じの方も多いともいますが、オーディオ全盛の70年代にはオーディオ用のFET(トランジスターの一種)を自社開発していたのです。理想のアンプと追求して内部のトランジスター1個まで自社で造ってしまう勢いが当時のオーディオメーカーにはあったのです。そこまで徹底してオーディオを追求する姿勢がメーカーにあって、”人物金”をつぎ込んで他社に先駆け独自のアンプを開発する力が当時のメーカーにはあったのです。その後も日立のMOS−FETがオーディオ用として開発されMOS−FETが一躍脚光を浴びるようになり、現在に至っています。今のMOS−FETはオーディオの衰退とともに音質も当時のものに比べ落ちるようです。 オーディオ用として特性的にも劣る?ようです。
 現在はどうでしょうか。オーディオ用に自社でトランジスターを開発したり、その他のパーツを開発するメーカーなど一社もありません。パーツメーカーからパーツを調達して製品を作るのが関の山で、パーツでさえ当時のラムダコンデンサーの様 に有名なオーディオ用のパーツは殆ど無いのが現状でしょう。この様な状況で音の良い製品を造らなければならないメーカーは大変なのでしょうが、大きな需要がない (開発の予算が無い)ところで良いものを期待することは無理なことなのでしょうか。

良い製品が出来ない理由(10/18)

 あるメーカーの方に聞いた話です。オーディオメーカーの昔と今の違いについて、色々あるかと思いますが、その一つは、現場の意見として十分な開発費が出ない。思うような開発が出来ないと言うことです。
 これは、考えてみれば当然のことかと納得出来るお話です。オーディオが最も盛んであった70年代〜80年前半は、多くのメーカーがオーディオ製品を手がけていました。当然それだけの需要があり製品が売れて利益が出ていた時代だと思います。当然、メーカーは利益の出る部門には”人物金”をつぎ込んで優位に立とうとします。製品の開発に各社が凌ぎを削った時代です。
 それに対し今はどうでしょうか。ピュアオーディオは過去の物となり、携帯オーディオが主流?になり、ピュアオーディオ製品を作るメーカーは、数社しかない状況です。オーディオもビジュアルオーディオなどと言われ、ピュアオーディオなどはごく一部の人の楽しみなのでしょう。メーカーはこの様な小さな需要には見向きもしません。それは商売にならないから、利益が出ないから、だから参入しない。または、開発要員が足りない状況や開発が許可されない状況、開発費がない状況は利益を追求すべき企業にとっては当然の結果でしょう。
 今でも高級機を作り続けるメーカーも一部ありますが、私には目玉が飛び出すような高価な製品で、フォノイコライザーアンプも無く、ただのフラットアンプしかないプリアンプが100万円以上もするなんて、どんな中身なのか????どのような計算からの値付けなのか???私には理解しがたい物であり、小遣いで買える物ではなく、オーディオは金持ちの趣味か?と言いたくなります。
 メーカーの悪口を書くつもりで書いているのではなく、やり場のない現状への不満と言ったところか?

 他にも色々理由はありそうです。もう一つはパーツです。オーディオが盛んな頃はパーツメーカーもオーディオ用パーツが製品メーカーと同じく商売になったのですが、数社しかオーディオ機器を造っていないとしたら、パーツメーカーにとってもオーディオ用パーツの開発なんて商売にならない魅力のないものです。当然、オーディオ用パーツの開発にも”人物金”の資源を振り向けることが出来なくなるわけです。人物金をかけずに音の良いパーツを開発するなどと言うことが出来るでしょうか。出来るはずがないのです。
 コンデンサーだけでなく、トランジスターなども昔はオーディオ用のFETを開発するメーカーがありました。しかし、今は、オーディオ用のFETを開発するメーカーなどはなく、昔のトランジスターやFETの代わりに使えるものは殆ど無いのではないでしょうか。音の良いトランジスターやFETは廃盤になり、代わりに使えるものはなく、市場で入手出来るトランジスターやFETを取りあえずオーディオに使っているというのが現状ではないでしょうか。この様に、オーディオ用を開発して使うと言う取り組みと、ある物で間にはわせて製品を作ると言う取り組みは全く別物です。出来上がる製品も別物でないかと思っています。この様な点でもオーディオ全盛の時代の製品に魅力を感じます。
 

部品の 軽薄短小が進む(10/18)

 部品の軽薄短小化について、前回いい足りなかったこと後から思いついたことを書いてみます。部品の軽薄短小化は、音質を追求した結果そうなったのではなく、ウォークマンに代表される機会の小型化という需要に応えるべく、小さな部品が要求されたから、市場のニーズに応える為に小型化されたというのが答えだと思います。
 問題は、この部品の小型化が音質を犠牲にしていないか?と言うことが一番の問題です。昔からよく言われる「音は二の次」という言葉の通り、サイズを優先した物作りは何かを犠牲にしてきたはずです。

軽薄短小が進む電子部品は音質に影響ないのか?(10/1)

 70〜80年代のアンプを中心に見てきましたが、その中で感じることの一つは部品の小型化です。ボリュームも70年代のしっかりした作りの大きなものから80年代には小型化して行き、内部の作りも貧弱なものなります。70年代のしっかりした作りの大きなボリュームは今でも分解してメンテナンス出来ますが、小型化された貧弱なボリュームは、分解メンテは、やって出来ないことではないかもしれませんが、壊れそうであまり手を出したく なくなる程、華奢に出来ています。電解コンデンサーもフィルムコンデンサーも小型化しています。省資源、省スペースなど、製品そのものが小型化されてきた中で、部品もその需要に応じて小型化が進みましたが、果たして、音質などの点を 考慮して製品が小型化されてきたのか?メーカーさんに一度聞いてみたいものだと思います。
 古い人間の私には、大きなコンデンサーを外して今時の小さなコンデンサーに入れ替えるのは、小さな部品を見ては頼りなさそうで、入れ替えをして良いものかどうか考えさせられます。パーツの寿命から30年以上も経過した電解コンデンサーなどのパーツが初期の性能を維持しているとは思えず、交換したいと思うのですが、替わりに使う新しいパーツが極端に小さいとどうしたら良いものかと悩んでしまいます。電解に限らず、昔のオーディオ用フィルムコンデンサー(λコンなど)は大型のもが多かったようです。大型の物は鳴きも少ないように感じます。
 オーディオは、過去の趣味であり、今時需要の少ない(まともな)オーディオ用パーツなどを造っているメーカーはないのかもしれいません。一応、オーディオ用と銘打った商品はありますが、(オーディオ用は高く売れる?)値段だけ高価で中身は同じ(または大差ない)などと言うものがあるかもしれません。

オーディオ用電解コンデンサーは一般用電解とどこが違うのか?(10/3)

 不勉強なのでコンデンサーメーカーのサイトなるは見る機会がありませんが、常々オーディオ用と一般用の電解ではどこが違うのか?と言うことを思い続けています。一般には、低倍率の電解箔を使用してるとかセパレータの電解紙にシルク繊維を使っているとか、メーカーによって良い音を出す為に?色々な工夫がなされているようですが、最近、疑問を感じることが多々あります。
 と言いますのは、オーディオ用電解を使っていて感じることは、どの電解コンデンサーも癖(個性)が強く使いづらいと言うことです。もう少し素直な音が出せるコンデンサーはないものかと常々感じています。
 メーカーの良い音の基準とはどこにあるのか、何によって良い音と判断しているのか、色々なコンデンサーを使い分けしながら出来るだけ癖のない音を出そうとして努力しているのですが、正直なところオーディオ用電解はどれもこれも個性的な音がして、極端に音が変わり色づけされてしまうのです。特に、信号系にこれらの電解が入った場合、特にコンデンサーの個性が耳に付きます。
 もし、(そんなことはないと思いますが)メーカーが特性の優秀さだけでオーディオ用電解と銘打って販売しているようであれば、オーディオ用電解とは価格だけ何倍もするけど、音質的には中身はそれ程でもない見かけ倒しの商品と言うことか?。最近、素直な(自然な)音の出るコンデンサーが少なく、メーカーがどのようにしてオーディオ用電解コンデンサーの音質評価しているのか疑問を感じています。出来ればメーカーさんは自社の商品に自信を持って?メーカーホームページの商品説明の中で音質の評価回路や評価方法を是非とも示して欲しいものです。

古いオーディオの書籍を読み返して  (10/1)

 私は、(今でもそうですが)学生の頃長岡さんのファンでした。長岡さんの書く本は面白く読めたのです。そして、長岡さんのオーディオに対する信念や考えが理にかなっていると感じる部分があり共感を持っています。しかし、長岡さんのオーディオが全てとは思っていません。私には、私のオーディオがあると思っています。
 以前は、面白いと言うことで殆ど長岡さんの書く記事しか読みませんでした。しかし、最近になって(オーディオを再開して4年になります)、(大人の考えになったのか?)考えが変わってきています。と言いますのは、多くの先人の知恵は、(古い趣味の)オーディオをより楽しむ為の参考書のような物で、偏った考えではいけない。もっと広い視野を持ち可能な限りあらゆる角度からオーディオという趣味を見直し、もう一度、自分の求めるオーディオとは何かを考え直す必要があると思っています。
 10人のオーディオファンがいれば10通りの考え方があり、10通りの音があると思っています。人それぞれにオーディオ観が異なり、それぞれの考えに基づいた、それぞれの好みの音があって良いのだと思っているからです。他人の考えに従う必要もなければ、自分の考えを押しつける必要もないのです。ただ、(経験や知識のない)自分の頭の中だけでは、考え出せるオーディオの世界は狭いと感じているので、古いオーディオの書籍を読み返しています。本を読んでいて面白いことは、それぞれの著者が持っているオーディオ観というものは、その人の生き様というか、それまでの経験に根ざしていると言うことで、オーディオ(再生音)に対する考え方というのはこれほどまで違うものなのだとつくづく感じています。
 また、色々なオーディオ観を拝見する中で感じたことは、自分の知らないオーディオに出会ったり、全く別な角度からオーディオに取り組まれている姿勢や考えは、見聞を広めるという点で大変参考になるもので、自分の見識のなさを痛感するところです。
 確かに、オーディオなどと言う趣味は、自分が楽しめればそれで良いのですが、より良く(深く広く)楽しむ為に、これらの参考書は私にとってオーディオの羅針盤や磁石となってくれるもの感じてます。

オーディオ機器は集め過ぎないことが大切  (10/1)

 私自身がそうであるように、多くのオーディオ愛好家の方々も状況は同じだと思います。欲しい物が見つかるとつい買い込んでしまいます。買い込むのは良いけれど使わずに棚上げになっている物の数の方が遙かに多いのではないでしょうか。毎日使うのは、メインの機材が殆どで、たまにCDPやADPのカートリッジを交換する程度で、多くは棚の上で眠っていることが多いことでしょう。
 私自身骨董趣味はないのですが、(中古市場では良い物は数が少なく)今度いつ入手出来るか分からない状況が常にあります。この様な状況が買い急がせている一因でもあると感じています。物がないから今何とかして買っておこうという心理が常に働くのです。
 しかし、この様にして買い集めた機器の多くは、棚の上で眠っていることが多く、一種のコレクションとなっています。使うことが目的ではなく、所有すること、収集することが目的に変わってしまっています。オーディオ機器などの道具は、使ってなんぼの品物なはずなのに、部屋の飾りになってしまっています。
 ADP関連の商品は、(国産などは)今新規で生産されている物が少なく、新しい物を買おうとすれば、海外、国産いずれも「えっ」と驚くような値が付いています。生産量が少ないと言えば、ある程度仕方のないものかもしれませんが、個人の気軽な趣味とは言えない価格になっています。そこで、昔の名器などを中古で探すと言うことになるのですが、中古市場にも品数が少なく、昔の名器と言われる人気商品は結構競り上がり新品価格を上回ることもあり、なかなか入手する機会に恵まれない品物もあります。かといって手の届く安物を買ってしまうと部屋中が使いもしないゴミの山になってしまいます。
 特に、収集した中古で問題となるのは、アンプなどの電気回路を持ったものは棚上げしておくと劣化が進むようです。メカ的な機械ものはそれ程劣化はないのでしょうが、電気回路は、使用されているパーツが古くなって劣化している場合が多く、使い続けていれば劣化をある程度防げるケースもありますが、使わないで棚上げしておくと劣化スピードは速まるようです。
 使わないでおいておいたアンプが起動しなくなった。ボリュームにがりが出るようなった。どこか接触が悪いらしく片方から音が出ないなど良くあることです。機械ものは、使っている方が調子が良く、使わなくなるととたんに調子が悪くなる。この傾向は古い機械程顕著です。
 何を言いたいか?それは、使わない機器は、(オークションなどで)使いたい人に譲ってあげましょうと言うことです。長く持っていても、使わなければ物が痛むだけで、修理代やメンテ代がかさむだけで不経済です。そう言う私も棚の上に多くの機材を眠らせてありますが、いざ使おうと思った時に動作品アンプや異常動作をするアンプなど、私のコレクション?の中にも劣化が至るところで感じるからです。

アンプの持つ音色は何で決まるか?  (9/27)

 これから書くことは私の個人的な推測です。全てのオーディオ機器は固有の音色(悪く言えば癖、よく言えば個性)を持っています。スピーカーなどはF特にも指向性にも違いが表れていますから音の違いを納得できます。しかし、オーディオアンプは、周波数特性や歪み率が同じであってもアンプそれぞれに違った音色を持ちます。イコライザーアンプを除けば、各メーカーの各機種はアンプの周波数特性はフラットです。それにもかかわらず全てのアンプの音は違って聞こえます。
 確かに、アンプを構成する回路や使用しているパーツによる音の違いはあります。電源の出来不出来による音の違いも広く知られているところでしょうか。しかし、これだけではないような気がしています。
 私が音造りをしていて感じていることがあります。それは、アンプの周波数特性(F特)は、フラットであってフラットでないというようなことを感じているのです。メーカー発表の周波数特性は全てフラットです。これは、正弦波の入出力による一定に条件下での特性です。実際の音楽信号は絶えずもっと複雑な変化をしています。この様に条件が変われば結果も変わるのではないかと感じています。
 トランジスターアンプの殆どはネガティブフィードバック(NFB)を使って特性を改善する技術を使っています。または、この技術無しに(実用的に)動作させることは至難の業だと思います。周波数特性がフラットなこともこの技術によるところが大きいと思います。見かけ上の特性はこれらの技術により改善は可能ですが、これらの技術は、化粧と同じで見かけ上の改善であり、本質の改善ではありません。中身は変わっていないのです。私の推測ですがNFBをかける前の特性(アンプの持っている性質<音質>)が実際に音楽を再生した時に現れるのではないかと感じています。
 また、人間の耳の聴感もラウドネス特性に代表されるように各音域の感度は異なり、必ずしもフラット(均一)ではありません。そして、音の強弱によっても感度が変わるという複雑なものです。
 音の切れがあるとか明るい音とかクリアーな音とか音質を表す言葉は他にも沢山ありますが、これら音の印象を表す言葉は、アンプの持っているフラットではない、各帯域の出力を表す直線ではなく微妙なカーブ(凹凸または強弱)特性がこれらの音の印象(それぞれのアンプ固有の音質的特徴)の多くを造っているのではないかと感じています。
 回りくどい分かりにくい文書かもしれませんが、最近この様なことを感じています。私は素人でありこれらの推測を裏付けるデータもありませんが、私なりに音質を追求して行く中で感覚的にこの様なことを感じています。人間の耳(聴覚)は、現在の測定器ではとらえることの出来な微妙な違いも感覚としてとらえています。

オーディオ雑誌が無いことの問題?  (9/13)

  70年〜80年代オーディオに勢いのあった時代で、製品の数も情報も多数提供されていたと思います。数年前にオーディオを再開し、オーディオを楽しんでいますが、私のように最近になってオーディオをもう一度頼んでみようという方もお出でだと思います。昔のオーディオ機器は、オークションなどで入手することが出来ます。しかし、昔と違いオーディオ機器の使いこなしの情報は、雑誌が無い分入手が難しくなっています。
 そんなこと昔の経験があるからとかすでに分かっているからとか思いがちですが、意外と分かっていない方も見受けられます。(私もその一人かもしれませんが)
 良くある例としては、PRA−2000など、シールドの甘い機器を他の機器と近距離でラックに詰め込んで使っているような例を見かけます。日本の住宅事情から狭いところを上手に使うという点では、確かにラックの世な物いつ見上げて空間を上手に使うと言うことは大切なことかもしれませんが、場合によっては、機器同士が近すぎる為に思わぬノイズを拾っていて、十分に力を発揮できない(良い音を出せない)使い方もあるようです。
 ケーブルに何を使うとか機材は何が良いとか言うことも大切なことですが、機器の使いこなしをもう一度良く見直してみることも大切な事ではないでしょうか。この様な点で、使いこなしについてのアドバイスを載せたオーディオ雑誌が少ないことは、少々残念でなりません。使いこなしでもっと良い音が出せるといったケースは結構あるのではないでしょうか。何事も決めつけず試してみることが大切です。

思い込みや先入観はオーディオに大敵??  (9/13)

  思い込みや先入観は人間の感覚を惑わすものと言うことをつくづく感じています。と言いますのは、私はコンデンサーを入れ替えてアンプの音をチューニングしています。例えば、このアンプは高音域が伸びないから高音域が出るようにコンデンサーの銘柄を選択して入れ替えてみると、期待を裏切られることがしばしばあります。確かに、高域は出るようになったけれども音全体のバランスが崩れてしますことが多いのです。高性能なコンデンサーを使ったはずなのに、良い音になるはずなのに、結果は散々などと言うこと、期待を裏切られることは良くあることです。
 その様な時は、もう一度元の音に戻して、こつこつ時間をかけて少しずつ調整をして行きます。この様な経験と同じ事がオーディオの中には沢山あるのではないでしょうか。このスピーカーは音が良い、このアンプは音が良い、このケーブルは音が良いなど上げれば切りがありません。
 オーディオにおける再生音は、色々な機器の組合せバランスの上に音質が作り上げられています。例えば、Aと言うケーブルに変えたら再生音が良くなったとしても、そのケーブルが他脳再生装置でも同じ結果になるかというとそうはいかないと思っています。コンデンサーも同じです。Aと言うアンプに使ったら良い結果が出たとしてもBと言うアンプ使っても同じ様な良い結果につながるとは言えないのです。良いという結果は、ケースバイケースで万能なコンデンサー(どこに使っても音が良い)などと言う物はないのです。
 パーツについて感じていることは、使用して良い結果が出たパーツは、たまたま今回のパーツの組合せの中で良い結果が出たに過ぎないと言うことであり、また、今回使ってみたけれども良い結果が出なかったパーツは今回のパーツの組合せの中で十分な力を発揮できなかったと言うことだと思っています。常に悪いとは言えないのです。
 従いまして、ケーブルもアンプもパーツも先入観を捨てしっかりとした音を判断できる冷静な耳によって選択されなくてはならないのだと思っています。音が良いパーツだから、音が良いアンプだから、音が良いケーブルだからと言う思い込みは人間の判断を狂わせることがあると思います。だから、いつも音を判断しようという時には先入観を捨て真っ白な気持ちで音の良否を判断しようと心がけています。
 全ては、時間をかけた実験の積み上げの中から最適という組合せが出来上がって行くものだと思っています。

古いオーディオ雑誌を読み返す  (8/30)

 音楽を聴く楽しみは当然ですが、より良い音を鳴らす為に装置の使いこなしを工夫するのもオーディオの楽しみの一つです。そして、もう一つの楽しみは、オーディオ座視を読み返してみる事です。最近は、書店に行っても気の利いたオーディオ雑誌は殆どありません。数誌あるようですが、内容的には興味を感じる物はありません。
 しかし、古いオーディオ雑誌を読み返してみるのは結構面白いものです。特に私のようにレコード再生を楽しむ者にとっては、レコード再生に関する情報は最近のオーディオ雑誌には無く古い雑誌を読み返すのは楽しいものです。当時、誰(評論家)が何を言っていたのか今でもその考えが通用するのか、今でも一貫したオーディオ観とでも言うものを持っているのか、本物かどうか読み分ける事が出来そうな気がします。
 あまり古い雑誌ですと当時の記事の内容が現在では全く通用しないと言う部分もあります。パーツなどの例で言えば、「アンプを活かす」などと言う雑誌だったか?70年代前半の発行の雑誌ではコンデンサーを変えても音は変わらないと言ったような表記を見かけますが、この様な考えは現在では通用しないものだと思いますし、逆に、当時のパーツレベルまたは再生レベルでは、当時の常識的な判断だったのかもしれません。
 私にとって、オーディオという趣味はより良い音で音楽を再生する事であり、また、昔懐かしく音楽に浸る事であり、新しい音楽との出会いであり、楽しい時間を過ごす事ですが、(私の個人的な考えですが)より楽しむ為には、オーディオに対す教養を高め、色々な面で自身のレベルを高める必要があると思っています。そこで、今情報源として古いオーディオ紙を読み返す事は、楽しみでもあり一つの手段であると思っています。

同じ音出す事の難しさ  (8/30)

 70〜80年代のようにピュアオーディオが盛んだった頃、部品の入手は容易でした。トランジスターやコンデンサー抵抗など、秋葉原当たりで探す事もかんたんで、メーカーに修理パーツとして注文する事も出来ました。しかし、現在はピュアオーディオはごく一部のマニアの楽しみでメーカーが再び販売に動き出す程の力はないようです。
 そこで、私のように旧型のアンプを修理再生する者にとって問題となるのは、修理の為のパーツ入手が困難な事です。以前は入手できたパーツが今度は入手できないなどというケースが多いのです。そうするとまた代替のパーツを探さなくてはならなくなるのです。コンデンサーなどは1個変えただけでアンプの音が変わるという事は良くある事です。音のバランスが変わると試聴を繰り返しながらバランスが取れるよう他のコンデンサーを入れ替える作業が伴い、崩れたバランスを取り直すという事は、大変時間と手間のかかる作業です。しかし、2008年オーディオ全盛の70年代から40年近くも経つのですから、無い物を探し組み合わせて維持して行くという事は、それだけ手間がかかっても当たり前という事でしょうか。古い物を維持して行く事の大変さを時々感じる事があります。

鉛の効果を体感  (8/20)

 かなり以前から鉛の効果について、オーディオ評論家の(故人)長岡さんなどが語ってお出ででしたが、私はオーディオをしばらく中断してい事や鉛の入手法なども分からないままいたので、鉛を使う事は全くありませんでした。しかし、(スピーカー 鳴りや音波などの)振動がアンプやCDプレーヤ、レコードプレーヤーに伝わると音質劣化につながるという事は漠然と感じていました。
 先日、オークションで鉛の固まり(インゴット)を入手する機会がありましたが、しばらくは棚上げ状態でいました。今日、CDプレーヤーの音に不満を感じ、もしや?と言う思いつきからCDプレーヤーのボンネットをを触ってみると通常のリスニングレベルの音量で、かなりの振動を感じる状態でした。これは、ぜったに音質に影響があると判断し、鉛を引っ張り出してきてCDプレーヤーの上に載せてみました。それまではCDプレーヤー本体が20kg以上の結構がっしりした物なので、これだけの重量が有れば振動など問題にならないと思いこんでいました。しかし、鉛を載せた結果は、音質が一変しました。音質と言うよりも音場(または音像)が大きく変化しました。テレビの画面で言うとノイズが載って見にくかった画面がノイズが無くなりくっきりハッキリ見えるようになるような変化でした。見通しが良くなるとはこの様な事を言うのでしょうか。今までは、音場のイメージが少々ぼやけたような焦点が甘いような印象があり、何かあると感じていたのです。
 この効果は、心理的な物というレベルではなく、間違いなく音質(音場)が向上します。鉛の重さは30kg前後だと思いいます。かなり重たい物です。この鉛を載せる事で、スピーカーなどから伝わる振動がある程度押さえられたのがCDメカの振動を押さえ、アンプ基板の振動を押さえ、音質の差となって現れたようです。同じラックに載せてあるアナログプレーヤーの音も変化したようです。ハウリングマージンが増え、大きなパルス的音が入っても音がぐらつかず安定しています。直接鉛を載せたCDプレーヤーのような劇的変化はありませんでしたが、鉛を載せる事でラック全体の重量が増している事は確かです。
 ここからは余談になりますが、私の考えを少し書いてみます。オーディオは、趣味であります。趣味とは自分で楽しむ為のものです。 私にとって、楽しむとは実験をしたり、その結果を見て考えたり、又試したりの繰り返しです。その繰り返しの中からよりよい音出す為の学びを積み上げる事だと思っています。多分、オーディオの趣味を楽しまれている方は、少しでも良い音で音楽を楽しみたいと思っている事でしょう。そして、良い音で音楽を楽しむ為には、大きく分けて2つの方法があると思います。
 1つは、大金をかけて高級機を買い集めるやり方です。ただ、高級機を買い集めればそれだけで音が良くなるという程単純な物ではないと私は思っています。また、高級機を買い集めるという事は誰にでも出来る事ではないと思います。一部の限られた方だけだと思います。その様な楽しみ方もあるのでしょうが、私は、良い音を出す為に創意工夫をする事が趣味としての本当の楽しさではないかと思っています。(遅ればせながら鉛の効果は私にとって発見でした)
 長岡さんの様に、良い音を出す為に創意工夫のヒントを提供してくれるオーディオ評論家は何人いたでしょうか。また、現在何人いるでしょうか。その様な音の分かる正直な評論家は非常に少ないものです。今も昔もオーディオ評論家なる多くの人達は、この製品の音は「こうだああだ」と言っているだけで、(失礼ですが)悪く言えばメーカーの提灯持ちではないかと感じています。確かに、メーカーと喧嘩をしたり、悪口を言える立場の方々ではありませんし、持ちつ持たれつの間柄ですから、仕事として当然の事をやっているのでしょうが、物を売る為の製品解説よりも、オーディオ評論家と言われる人達が、その道の達人であれば、知識や経験を生かし、もう少し趣味としてオーディオを楽しむ為のアイディアやアドバイス的な情報の提供が必要なのではないかと思っています。
 オーディオ評論家の言う事を信じて、製品を買い集めて聴いているだけなんて言う趣味ではつまらないものになってしまうし、機器をつなぐ線材を変えるだけなんて言うのも趣味としては単純でつまらないと思っています。オーディオ奥深い楽しみ方を今に伝えるような、先生と言われるような方は今は居ないのでしょうか。その様な状態では、いくらピュアオーディオが復活した?(ヤマハなど新しい製品を出し始めましたが)などと言われても
「笛吹けども踊らず」で、懐かしさだけでは趣味にはなり得ないし、メーカーにとって商売にもならないと思います。オーディオの楽しみとはどこにあるのか、人それぞれ異なる事と思いますが、より良い音で音楽を聴きたいという考えは皆共通だと思います。もう一度、原点に返り、オーディオの楽しみとは何かを考え、時間をかけ育てて行く必要があるのではないでしょうか。
 メーカーにとって、古臭く小さなオーディオなどと言う市場は、全く魅力のないものかもしれません。しかし、取り組みによってはまだ可能性のあるものかもしれません。目先の損得にとらわれず、意識を変え、オーディオという趣味(楽しみ)を育てて行く取り組みが欲しいところです。

音楽とは心豊かにするもの  (8/3)

 オーディオには色々な楽しみがあります。私の場合、壊れたアンプを治すのも楽しみですが、勿論音楽を聴くのも楽しみです。当時、アンプ造りやスピーカー造りに熱中するに至ったのは、好きな音楽を聴く為に(レコードを探して)秋葉原のお店を回っているうちに、パーツやさんを見かけ自分で作ってみようという事がきっかけでした。
 あれから30年後の今、昔はあまり聴かなかったクラシックの音楽も抵抗無く聴く事が出来、クラシックの良さも感じるようになったのは年を取ったせいでしょうか。エレキ楽器よりもアコースティック楽器の方が心地よく聞こえます。今になって新たに聴く音楽もありますが、昔聴いた事のある音楽に出会うと当時の記憶がよみがえり思い出と併せて楽しむ事が出来るもの音楽の不思議なところと言うか楽しいところです。
 先日、知り合い(近所の幼なじみ)がカリーサイモンと映画のサントラをCDに焼いて持ってきてくれました。カリーサイモンにも昔聴いた懐かしい曲がありましたが、映画のサウンドトラックの中に「白い恋人たち」が入っていました。この曲を知っている方も多いと思いますが、この曲は1968年グルノーブルオリンピックのサウンドトラックの中の1曲で、私には色々な面で思い出の曲でした。当時、多分、初めて買ったLPレコードで、兄貴の卓上プレーヤーで何回も聴いた記憶があります。多分、ステレオになっていたと思いますが、卓上プレーヤーなので再生はモノーラルでしたが、レコードがすり切れる程聴いた聴いたレコードでした。昔のレコードはこの様に当時の記憶を思い出させるものがあり 、また、作曲された時代背景と言いますか、古き良き時代と言いますか。現代には無い(失われた)忘れかけていた何かを感じさせるモノです。50にもなって子供の頃の記憶を音楽とともにたどっているようです。何も考えず夢中になれたあの頃が懐かしく思えます。新たに聴く音楽には新しい 感動があり、音楽も色々な聴き方があるものです。

新しいタイプのアンプと古いタイプのアンプは故障(破損)規模が違う  (7/5)

 アンプを修理していた感じた事を一つ、私は、比較的年式の古い(70年代)アンプが好きで、多く手がけています。ある面では、(音質に貢献しないと言えば言い過ぎか?)○○○新回路などという新技術を嫌う面もあります。シンプル イズ ベスト 出来るだけアンプはシンプルな方が良いという考えを持っています。
 そんな中修理をしていて最近感じた事は、古いトランジスターアンプは、万一、故障があっても部分的で簡単に修理が出来ます。しかし、新しいタイプの複雑な回路を組み込んだアンプは、一旦内部で破壊が起こると回路が複雑に絡んでいる為、破損範囲が広範囲に及びます。従って、修理には時間と労力、そして多くのパーツを必要とします。一例を挙げれば、A-11の故障を修理した時、一部の電源トランスを含め、メインアンプ、フラットアンプ、イコライザーアンプ全ての低電圧電源(シャントレギュレーター)とアンプの一部にまで破損が広がっていました。どうすればここまで壊れるのかと思う程、広い範囲に破損が広がっていました。これから比べれば、YAMAHA CA-2000などの音が出ないなどの故障は、一部(品質の良くな)トランジスターの交換で簡単に治るケースが多く、故障という程の物ではない事が多く、安心して取り組む事が出来ます。

部品の小型化は音質に影響はないか?  (6/25)

  最近、修理をしていて気付いた事を一つお話しします。多くの方がご存じのように電子部品は小型化、集積化の一途をたどってきました。コンデンサーもボリュームやスイッチもそうです。以前から、電解コンデンサー小型化と言う事について、疑問のようなもの漠然と感じてきました。製造メーカーや銘柄に関係なくコンデンサーの大きさは音質と何らかの関係があると経験的な何かを感じています。全ての用途でとは言えませんが、電源周りはこれら大きさと音質の関連は、何かあるのではないかと感じつついます。
 最近、新しい小型のボリュームを分解修理する機械がありました。小型の新しいボリュームは、新しいので今でも部品入手可能なものも多く、今までの修理では交換してしまう事が多かったのですが、C-70のアンプを修理していてメインボリュームの接触不良があり、運悪く在庫切れしていた為に、分解してボリュームの修理に取りかかりました。以前にも、A−10Xのボリュームメンテの際にも一度新しいタイプのボリュームは分解メンテした事がありましたが、(同じくA社の物ですが)新しいタイプのボリュームに共通するのは事は、非常に作りが華奢で、簡単に壊れそう、一つ一つの構成部品が小さく、当然ボリューム内部の接点も小さいのです。この接点が小さいという事が見ていて非常に気になりました。
 面接点と点接点の違いがあると思うのです。点で接するのが良いのか、面で接するのが良いのか、当然、広い面積で接触する方が色々な面で有利なのではないかと思っています。決して、同じではないはずです。私の推測が正しければ、ボリューム関して、昔の部品の方が性能や耐久性のその他諸々の面で優秀であると言えます。
 メーカーは、何故オーディオ用ボリュームを小型化し続けてきたか?多分、色々なニーズがありそれらに応えてきた結果であると思うのですが、私が思うに音質最優先ではないと思っています。(作りの違いを見て)新しいボリュームが音質的に良いとは言えないと思っているからです。理由は、コストダウンや省スペース、省資源などが優先されてきた結果だと思っています。
 これと同じ事が、コンデンサーについても言えるのではないかと思っています。電解コンデンサーもフィルムコンデンサーも最近の物は小型化されてきています。電解コンデンサーなどは、同じ容量耐圧の物に入れ替えた場合、スペースが空いてしまうくらい小型化されています。オーディオ用電解でも最近の物は昔の物から比べると多くは小型化されています。大きいから音が良いなどと言うつもりはありませんし、一概にそういえない部分もありますが、少なからず、ボリュームと同じようにコストダウン、省スペース、省資源の電子機器の流れは、電解コンデンサーについても同じ事が言えるのではないかと思っています。音質を追求していった結果現在の形になったと言えるものでは無いように思っています。
 (物造りに)ボリュームであれば、抵抗値変化で音量変化させていますが、コンデンサーも耐圧と容量が確保できれば・・・・・と言う傾向があったのではないでしょうか。真に音質を追求したパーツの再現を望むものです。

昔のオーディオ雑誌を読み返す  (6/23)

 私の手元にステレオ芸術7月号臨時増刊号「コンポ・マニア’77」というオーディオ雑誌があります。当時のオーディオ雑誌を読み返してみるのも面白いと思い、当時の雑誌を探しては、誰がどのような事を書いていたのか、色々な評論家やオーディオ愛好家の見方や取り組みが文面から読みとれます。
 それは、60年代の海外オーディオに学び、70年代は日本のオーディオが開花し、独自の技術開発が進み追い付け追い越せと最も日本のオーディオが盛んな時代であったように思います。77年は日立HMA-9500のMOS-FETが世に出て注目されるようなった年代です。
 色々な方が色々な記事を書いて居られますが、その中から71年から77年までの歴代コンポ・グランプリーが紹介されていました。評論家が選んだそれぞれの分野のベストコンポと言ったところでしょうか。第1回SP-10、第2回グランプリー該当無し、第3回 P-300、第4回 B-1、第5回SP-10mkUなどですが、それぞれの部門で選ばれた機器を見ていると、現在でも十分に通用する音を持っている物からとうに過去の物となり現在では通用しない物まで色々あります。SP-10シリーズ、好みでヤマハのB-1,C-1,B-2,C-2,CA-2000もそれぞれの部門でベストに選ばれているようです。これらはメンテをすれば今でも十分に通用するアンプです。と言う事は当時の(ヤマハ)設計のすばらしさや先進性が今でも色あせせずに音楽の心を伝えてくれるのだと思っています。今の時代にはない、オーディオ最盛期の勢いを感じる各社の取り組みがあった、切磋琢磨があったと感じます。
 この他には、夢の”超低音体験”と題して池田圭先生、高城重躬先生、長岡先生他数名がそれぞれの環境で超低音再生の取り組みについて書いて居られ、大変興味深い物でした。現在の私の環境では以前作った事のある長岡先生のASW(アコースティックスーパーウーファー)が最も現実的かなあと思っていますが、今はNS-1000MやDS-3000を使っていますが、超低音再生の魅力は体験済みなので今一度ASWにチャレンジしてみたいと思っています。

驚くべきチューンナップ????   呆れた!  (6/13)

 最近入手した○○○○様?出品の△△△△という機種(差し障りがあるので実名は伏せます)のジャンク(難あり品)の蓋を開けてびっくりしました。私は偉そうな事を言うつもりも他の商品を貶すつもりもありません。ただこの様なチューンナップ商品がある事を多くの方に理解頂きたいと思い書くものです。
 このアンプは、右チャンネルの音が出たりでなかったりするという物で、スピーカーセレクターのAB切替を何度かすると出る事がある。また、右チャンネルのアンプの発熱が大きく熱くなるという物でした。どちの症状もどの辺りが原因か想像が付いたので落札してみました。また、他人のチューンナップがどのような物かという事にも少しは興味がありました。
 先程、アンプの動作状況を確認した後に蓋を開けて内部の確認をしたところですが、驚きを通り越して「呆れた」というのが本音です。チューンの内容はアンプ出力からのアースラインとスピーカーリレーからの信号ラインのコード(僅か20cm程度)をどこ製のケーブルか分かりませんが、シールドケーブルに交換しスピーカーAターミナルを金メッキの物に交換しただけの物です。その他は全くの手つかずで、内部のクリーニングも全く(殆ど)行われていません。言い方を変えれば、その他はオリジナル???と言う無いようです。私は、何台もこのアンプを見てきていますから見立てには間違いありません。薄らとホコリを被った状態で終段の石も外した痕跡はなくオリジナル?です。スピーカーリレーもオリジナル?で外して接点のメンテナンス(最低限やるべき箇所)も一切行われていません。ハンダがふ古いままなので明らかです。
 あまりあれこれ書いても仕方がないので、要点のみ書こうと思いますが、右チャンネル不調の原因はリレー接点の劣化でメンテさえしていれば問題のでない箇所でした。また、右チャンネルの発熱もアンプのアイドリング電流が無調整で規定値の10倍以上も流れていました。熱くなるのは当たり前で、このまま使い続ければアンプが壊れる可能性すらあります。ついでに出力端子のDCオフセット電圧も173mV(調整値はゼロボルト±10mV位)と完全に無調整状態で出品者にとってはこれもオリジナル?なのでしょうか無調整です。こんな物がチューンナップ品として出品されており、落札した方が難あり品として出品している現状をどう感じられるでしょうか。(私はまじめに取り組んでいるつもりですが)この様なアンプがチューンナップ品として出品されているのを見ると非常に腹が立ちます。出品者名、機種名は伏せましたがある程度見当の付く方もお出でかもしれません。
 チューンナップ品と言ってもピンからキリまであり、線一本の交換でもチューンナップ品として、メンテナンスも無しで出品されている物がある事をご理解頂きたいと思います。

最近のパーツは小さくなった  (5/27)

 コンデンサーや抵抗など電子回路に使用されるパーツは小型化されてきています。オーディオも小型化?して今やポケットオーディオが大流行?わたしのように古い人間から見れば、ポケットオーディオなどはオーディオではないと思っていますが、パーツは確実に小さくなりました。しかし、このパーツの小型化は音に影響はないのでしょうか?一番心配(問題)なのは、この点です。音が変わらなければ又は良くなれば小型化大いに結構という事なのですが、どうもそう言えない部分もあるように感じています。
 ある出来事・・・。1uF電解コンデンサーを使用していた箇所に(試験的に)1uFのフィルムコンデンサーを使用とした事があります。古いアンプはスペースが無く、電解をフィルムコンデンサーに置き換える事は(スペース的に)容易な事ではありません。大きなフィルムコンデンサーはスペース的に入らず使えないケースが多いのです。しかし、小型の1uFの容量を持つフィルムコンデンサーを見つけたので早速使ってみました。結果は良くありませんでした。多分、小さなフィルムコンデンサーは中のフィルムやモールドが薄くコンデンサーの鳴きが音に出たのでは中と思われるような結果で期待したような良い音は出ませんでした。
 電解コンデンサーも一部のオーディオ用を除けばかなり小型化されてきています。小型化されても大きい物より高性能という物もあるでしょう。この電解コンデンサーの小型化も全てとは言えませんし、時間をかけて検証したわけではないので、まだはっきりした事をも仕上げる事も出来ない段階ですが、(気分的にその様な気がするという段階です)低音域など音にパワーを感じられるような帯域では、コンデンサーのサイズ=パワーとまでは言えませんが、(パーツの)大きさと出てくる力はある程度関係があるのではないかと・・・・・少し思い当たる所があります。
 同じ容量と耐圧だからと言うだけでコンデンサーを新しい物に変えるとアンプ内部はコンデンサーが小さくなった分結構スペースが出来るものです。音質も変わる(パーツが変われば音は勿論変わりますが)のは当然ですが、かと言ってサイズを合わせればかなり大きな容量になり、これまた音のバランスは大きく崩れるでしょう。音のバランスはどこかで調整が必要なのではないかと感じています。

70年代辺りまでのアンプと80年代以降のアンプの違い  (5/24)

 私は、多くのアンプを修理してきました。そこで気が付いた事があります。簡単に線引きは出来ませんが、多分、80年当たりが境になるかと思いますが、オーディオ用電解などが巷に出回り、○○新回路△△回路方式採用などと辺りからアンプの故障傾向は違ってきたと感じています。
 それ以前のAU−9500やCA−2000、C−2やB−2辺りのアンプの故障は、殆どは酷使したものや使用環境の悪さや30年以上も経過していますからパーツの劣化も当然あります。しかし、ハンダ面を見ても熱による劣化などは皆無です。パーツの寿命も30年以上経過していますからある程度仕方のない事です。
 これに対し、80年(辺り)以降のアンプの故障傾向は異なるように感じます。発熱によるハンダ劣化が多く、ハンダクラックなどが原因で故障している物が多く見られます。また、オーディオ用電解コンデンサーの液漏れや容量抜けなどコンデンサー(パーツ)の故障も多くなってきます。あるプリメインアンプのプリアンプ用トランスは異常に熱くなります。これらの症状を見ているとアンプの設計に無理があるのではないか?耐久性という部分のマージンがない、ギリギリの所で設計されているのではないかと思われます。
 この違いは、機種の違いを抜きにして、傾向として感じられる部分です。私が思う所は、70年代までのアンプは、増幅という点に力が向けられ、それ以外の無理、無駄がなかった事、コンデンサーも(オーディオ用ではないけれど)長年の実績が製品の耐久性に表れていたと思います。これに対し、80年以降のアンプは、ただの増幅器(アンプ)では売れないからか?他社との差別化か?複雑な物(新回路導入)へ変化して行きます。この複雑なアンプへ変化する事は、(個人的に)音質的効果はさほど無いけど、狭い空間にトランジスター技術を駆使した結果、アンプに対する熱的なストレス(または負荷)や回路同士の(色々な意味での)干渉など、とらえきれない部分があり、ある面、見切り発車的な製品もあったのではないかと感じています。
 初期のオーディオ用電解などは、明らかに製品のばらつきが多く、耐久性に問題のある物が多かったと感じています。また、話題の(全てではありませんが)新回路は、発熱が大きくなり、基板のハンダ面を見てみると、何度もハンダが溶けたり固まったりを繰り返した跡を見る事が出来ます。この辺りは、設計に無理があるのでは?と思える部分です。
 簡単に申し上げますと、これらの違いが故障の違いとなって現れてきていると感じています。先に挙げたAU−9500やCA−2000などは、(パーツの)初期の性能が維持出来ているとは思いませんが、(シンプルな回路で無理が無くハンダクラックなどは殆ど見かけません)故障せず未だに動作できる物もありますが、80年代のアンプ程、パーツの不良、熱的故障など、諸々の問題を抱えているように思います。
 (技術屋さんの立場から言えば)確かし、技術革新とはある面で限界への挑戦なのかもしません。その結果と言えなくもないのでしょうが、果たして、音(音質)とは技術によって作られる物なのか?私にはぎもんがのこります。

高いアンプは音が良くて当たり前、面白いのはこの価格帯?  (5/24)

 オーディオアンプは、ピンからキリまで、100万円以上の高級機から数万円のオーディオまで価格的には非常に幅のある商品です。私のように(当時の価格で)10〜30万円程度のコンポを主に使用している者にとっては、高級機はあこがれではありますがなかなか手にする事は出来ません。
 私は、オーディオ機器の音質差は価格差程はないと思っています。また、必ずしも音質と価格は比例しないとも思っています。そして、高級機は音が良くて当たり前だと思います。しかし、数台70万円程度のアンプを聴く機会がありましたが、(確かに悪くはないと思いますが)それ程でもないなと言うのが実感です。
 私が、CA−2000やA−10などの10〜20万円程度のアンプを主に扱うのか、それは、お金がない事も確かですが、CPが最も高いと思っています。また、内部をいじる事も容易に出来ます。高級機にはおそれおおくてなかなか手を入れる事が出きません。
 10万円程度のアンプで高級機並みの音を出そう。それが狙いであり、楽しみでもあります。やはりこの価格帯のアンプはいじっていて楽しいものです。

コンデンサーメーカーあれこれ  (5/17)

 ここでは電解コンデンサーについて、私の個人的な印象をお話しします。私は、今まで数社の数銘柄のコンデンサーを使用してみました。Webサイトを検索すると色々な音についての印象が出てきます。私は、最初、A社の○という銘柄のコンデンサーを主に使っていました。この品種は、無難な音がしました。当たり外れがあまり無く、そこそこの音がしました。悪く言えばオーディオ用とは言っても一般の電解コンデンサーとさほど変わりばえしない音で、どちらかと言うとソフトな音に仕上がりました。使ってみてあまり面白味のないコンデンサーです。このコンデンサーはオークションの出品などを見ると結構多くの方が使われています。入れ替えても大きく音を買えるような事がないのである程度安心して使えるという事と、オーディオ用と銘打ったコンデンサーなので安心感があるのでしょう。その辺りで多く使われているようです。
 同じくA社の●というコンデンサーは、結構個性的な音がします。使う場所と容量を上手く選択すればある程度メリットを引き出せると思いますが、なれないと結構使い方の難しいコンデンサーだと思います。どちらかと言うと力のある音を聴かせますが、少々音に癖があり上手く使えるか?その辺りがポイントです。
 B社の△という銘柄は、結構価格的にも高めのオーディオ用コンデンサーですが、私が色々な場面で使用してみましたが、どこに使ってもあまり良い音が出たという印象はありません。サイズ的にも大きく、電源部で使用すると音が太った感じでぼける傾向があり、信号系で使用した場合は、音が大人しくなり、音の角は取れますが必要な情報まで消えてしまうようで、どこに使ってもあまり良い印象はありません。私の使い方が悪いのかもしれませんが、私のアンプには殆ど使っていません。
 C社の□というコンデンサーは、昨年製造中止になりました。このコンデンサーも個性的な音がしましたが、他社の電解コンデンサーには見られない音質的な特徴があり、どちらかと言うと信号系のコンデンサーだと思っています。電源関係には特別な場合を除き、あまり使う事はありませんが、信号系には結構使えるコンデンサーだったと思います。電解コンデンサーとしては珍しく、高域の通りが良く、帯域のバランスを取るのに都合の良いコンデンサーでした。しかし、使い方(使う場所)によっては、高域のきつさもありました。
 D社の電解コンデンサーは、一言で無難な音と言えましょうか。オーディオ用は一般に出回っていません。殆どがメーカーに納めるカスタム品だそうです。一般用は入手可能ですが、中音域を中心とした比較的癖の少ない聴きやすい音ですが、逆に物足りなさも感じないではありません。銘柄によっては、結構癖が無く使えるものもありますが、製品系列が改訂されるたびに、品種の統廃合が行われ、代替品は微妙に音が違うように思いますが、外れはないと思いますので無難なメーカーだと思います。ただ、汎用品なので音的にはハッとするような驚きはないようです。
 アンプの中でどこに何を使うかコンデンサーの選択は難しいものです。一般に個性の強いコンデンサーの使用は難しい為少ないようです。使用が難しくないそこそこと言う物が多く使われていますが、逆に音質的な大きな変化はなく使ってみて面白味がないと言えます。と言う事で私は、個性的なコンデンサーをどう活かすかと言う事に取り組んでいます。ただ、全てをその様なコンデンサーで構成する事は無理ですし、その様なコンデンサーの個性は音の味付けとして使うべきとも考えています。

音造りの分散と集中  (5/17)

 電源部分に使用するコンデンサーの種類や容量で音質は微妙に変化します。聴感上の帯域バランスを買える事は比較的容易な事だと感じています。しかし、難しいのはど音としてのようなバランスにまとめるかと言う事は、非常に悩む部分であり、難しい部分であると感じています。この辺りは、f特を取っても見えない部分だと思います。同じf特がフラットでも電源周りのコンデンサーの設定で帯域バランスは簡単に変わる部分です。
 私の個人的に持っている印象ですが、(全ての機種に該当するとは限りません。あくまでも傾向としてと言うお話です)比較的年式の古いアンプは、帯域を欲張らず中音域を中心とした集中型の音造りが多いと感じています。それに対し、比較的年式の新しいアンプは、f特などワイドレンジ化する傾向にあり、音のエネルギーは中音域集中型から低域から高域までフラットになり、集中から分散型に変わったと思っています。ワイドレンジ化も行き過ぎるとドンシャリの低域と高域が強調され中抜けのバランスの悪い音になると感じています。
 音楽は、(多分人間の耳の感度がその様に出来ている)中音域が最も重要であると思っています。ワイドレンジだけれどどこか物足りないなどという事は良くある話で、音造りの分散と集中はどこでバランスを取るか常に迷いを伴うものであり、これで良いという結論には未だたどり着く事が出来ません。
 より良いと思って変更してもしばらくすると行き過ぎて又戻る。常に行ったり来たりを繰り返しています。良いと思って変更しても行き過ぎは不自然な音になり、ある帯域が出しゃばると他の帯域がマスキングされたり、全体がバランス良くというのはなかなか難しいものです。

プリアンプとパワーアンプの相性について (5/16)

 プリアンプとパワーアンプの相性というものはセパレートアンプを使う上で必ず出てきます。これは、名器と言われる機器同士の組合せでも思ったような良い音が出ないという事があります。この事は、アンプだけではなく、スピーカーやプレーヤー、カートリッジと言ったコンポーネントからオーディオを鳴らす部屋の広さや構造、残響特性など数え上がれば切りの無いものでしょう。
 ここでは、セパレートアンプのプリとパワーアンプについてお話しします。多分、(音楽マニアではありません)オーディオマニアの方の中には、大きく分けると自分の音を持っており自分の音を追い続ける人、お気に入りの先生(オーディオ評論家)がいて先生の推奨する機器を揃え楽しむ人の二つに分かれると思います。ここではどちらがどうこうと言うつもりはありませんが、私は自分の音を追求するタイプの人間だと思っています。私は、学生の頃長岡さんの書く本が面白く読めたこと、また、(スピーカー製作など)自分でやってみよう事で実験好きな私は大変興味を引かれました。ただ、私のオーディオ感は長岡さん一辺倒ではありません。アンプの作りにも興味を持ち、当時流行った安井式、久保田式などと言われるアンプ製作にも興味を持ちアンプ製作もチャレンジしてみました。色々いじくってみたり、他のオーディオに関する著書を読む事により、ある程度、オーディオを多面的に見ていると思っています。
 従いまして、(もっと音の良いアンプは沢山あると思いますが)国産機種をある程度聴いてみて、自分の音の好みからパワーアンプは(今のところ)ヤマハのB-1と決めています。昔、長岡さんはHMA-9500やHMA-9500Uを使われていたと思います。そして、特性的にも当時のMOS-FETは素晴らしいものであったと思います。しかし、HMA-9500シリーズは何台か聴いてみましたが、私の好みという点からは何度聴いても最高ではありませんでした。多分、判断の基準やその他諸々の環境が違うからかもしれません。
 私は、オーディオ機器を音の違いを聞き出す為のモニターとは思っていません。私にとってオーディオ機器は、音楽をより心地よく楽しむ為の楽器と思っています。モニターという視点からは色づけがあってはいけないという事になるのでしょうが、私は、音楽をより楽しく聴く為には、独特の音色(引き付けられる個性または魅力)があって良いと考えています。この辺りも評論家と一オーディオ愛好家との違いかもしれません。
 私にとって、オーディオ機器は自分の好みの音色を出すものだけと組合せ使えば良いのですが、オーディオ評論家とは立場が違うのだと思います。
 前置きが長くなりましたが、プリとパワーアンプの相性について、私は上記のような事からB-1の音を聴いてB-1の中に何か私の求める音があるように感じていました。そして、B-1をバランス良く鳴らしてくれるプリアンプを探しました。条件としては、私はレコード派なので、当然MCの使えるイコライザーアンプの付いている事が条件です。メーカーがペアとして設定しているのは、当然、これもオールFETのC-1です。しかし、(偉そうな事は言えませんが)私の感覚 (感性)ではベストの組合せとは感じませんでした。確かに、帯域にバランスなどはある程度合わせ込んであるとは感じますが、(私にとって)音質的に最高とは思えない組合せでした。ある程度、自分で内部のパーツをいじって自分の音を探しましたが、今の仕上がりではベストとは思っていません。(まだまだこれからも挑戦は続きますが・・・)C-2シリーズも全てつないでみましたが、これは良いという組合せは、私個人の感覚の中では見つけられませんでした。
 (前にも書いたと思いますが)私は殆どの国産メーカーの音(メーカー毎の音の傾向)を聴いてみました。その中で(これもプリとして評価の高いアンプですが)DENON PRA-2000シリーズの音が、悪くないと感じました。特に、B-1との相性で言えばPRA-2000ZやZRは(個人的に)最もバランスが良いと感じています。これは、私個人の印象であり、レコードを聴く場合という条件が付きます。CDをメインで使用されている方にとっては、もっと音の良い組合せが沢山あると思います。定価50万円以上のプリも3〜4台聴いてみましたが、 (単体としては優秀なプリかもしれませんが)B-1との組合せは私にとって(音質的に)期待を裏切るものでした。ただ、ベストと思っている組合せも市販の製品の中でと言う事であり、 また全てに満足というわけではありません。ある程度満足というレベルでしょうか。自分の求める音を追い続けると多分これで良いという終点はないのではないか?それがオーディオなのではないかと思っています。
 結論ですが、(私のささやかな経験と言いますか実験から感じて事は)プリとパワーアンプの組合せは、同じ様な傾向の音質を持つアンプ同士の組合せというのは、結果としてあまり良い結果につながらないような気がします。同じ傾向の音同士が、更にその個性を強調する結果となり、個性が癖として感じられる事が多いように思います。癖というのは(個性と同じ様なものですが個性はプラスに作用するものと解釈)長時間の音楽鑑賞では聴くに堪えないものとなります。マイナスに作用します。相性が悪いという事です。これに対し、互いに違った個性を持っているのだけど組み合わせて聴いてみると、互いの欠点を補い、互いの個性を引き立たせてくれるような組合せというものがあるように思います。補完し合う関係と言いますか・・・・。何となく夫婦のよう関係?という事でしょうか。 主役がいて、その主役を引き立たせる名脇役が揃って初めて主役は思う存分力を発揮できるという事ではないでしょうか。
 ここに書いた組合せというのは、私の好きな音という事を基準に書いています。音の好みは十人十色でそれぞれに音の基準や好みは異なりますから全ての方に好まれる組合せというものではありません。何を言いたいか、それは、自分で試す以外に方法はないと言う事です。

ピュアオーディオ復活の兆し。しかし、・・・・ (5/1)

 個人的に新しいオーディオに(今のところ)興味が無く、今のところ古いアンプと古いスピーカーで古いレコードを聴いています。確認はしていませんが、ピュアオーディオ復活を思わせる各社の動きをWeb広告を見ていたりすると感じます。ここに書く事は、私一個人の思いであります。多分ほかにも同じ思いをもたれている方が少なからずお出でだと想像します。
 一例を上がれば、私は、通常NS-1000Mで音を確認する事が多いです。しかし、DS-3000も良いスピーカーだと思います。2セット持っていますが、その内の1セットはスコーカーが割れています。この様な事例は沢山あるようでダイヤトーンのボロンスコーカーは割れやすいようです。メーカーに修理に出そうと思っていましたが、メーカーではパーツが無いので対応してくれそうにありません。
 そこで自分で修理に挑戦してみようと思っています。ソフトドームへの張り替えなど対応してくれる所はあるようですが、あまり気乗りしません。DS-3000本来の音を聴きたいと思っているので妥協したくないのです。ジャンクのスコーカーを探し、ダイヤフラムを移植するつもりでいます。出来るかどうか?私には経験はありませんが、指先は器用な方だと思っていますし、私は簡単にはあきらめない性格なので、失敗を繰り返してでもやり遂げるつもりです。
などと格好の良い事を書きましたが、復活への挑戦はこれからなので復活できたらご報告したいと思います。
 古いアンプやスピーカーをお持ちの方は、少なからずこの様な思いをされた事があると思います。メーカーさんにお願いですが、新しい製品を販売される事も結構ですが、一方で(オーディオの場合は特に30年も経過した製品を愛用する)この様なユーザーが多い事もお考え頂きたいと思います。家電製品だから製造から7年経過したから保証できませんなどと無責任な事を言わず。ユーザーにとっては、メーカーの修理対応だけが頼りなのです。もう少しユーザーを大切にしてくれたなら、メーカーに対する信頼が生まれ安心して使い続ける事が出来るのではないでしょうか。
 私の中にスコーカーの壊れたDS-3000を決してゴミにはしたく無いという思いがあります。時間はかかっても必ず復活させるつもりでいます。
 何故、この様な事を書いたのか新製品を販売する事はメーカーの勝手です。しかし、販売した製品を大切に使っていただく事、それをサポートする姿勢は、メーカーに対する信頼を大きく左右するものだと思います。信頼されないメーカーの製品をユーザーは買えるでしょうか。サポートの悪商品など買えないはずです。ユーザーは使い続けてきたその機器に色々な思い入れを持って使い続けてきたのです。新しい物が欲しいのではなく、今までそこにあった音が聴きたいのです。これらの点でメーカーとユーザーの食い違いのような物を感じます。長くサポートしてくれ安心して使えるメーカーさんの対応を強く望みます。新技術の開発で商品を売ろうとする姿勢は、過去の商法であり、今メーカーに求められているのはそんな物ではなく、古い商品でも安心して使い続ける事の出来るサポートではないでしょうか。メーカーさんには是非対応を考えていただきたいものです。


良い音を聴く為にはエージングとウォーミングアップは大切 (4/9)

 私は、修理やメンテをしています。コンデンサーの交換も沢山やりますが、出来上がったアンプは直ぐには良い音が出ません。電源を入れて最低30分以上、出来れば1時間以上、更に新しいコンデンサーを入れたなら数日は電源を入れっぱなしにしておいてから音質を確認するようにしています。
 アンプによって音の変化はまちまちですが、大きく変化するものあまり変化しないも、変化のし方も様々で、最初あまりバランスが良くなかったがバランスが良くなったり、高音域が出なかったが出るようになったり、音に力やつやが出てきたりと様々です。しかし、間違いなく言える事は車と同じで暖機運転をしてから通常運転に入った方が機械物はスムーズな動きをするというのと同じで、アンプが本来持っている音が聞けるようになります。
 この事は、テスターなどで各部の電圧変化を時間経過とともに見ていると、アンプが暖まって電気的にも安定動作に入った事を見る事が出来ます。また、電圧変化だけでなく電解コンデンサーも時間経過とともにコンデンサーの特性は変化するものです。トランジスターなどの半導体が熱的変化から熱的安定に達するまでにも時間がかかります。全てのパーツが安定的に動作する状態に達した時、アンプから良い音が出てくるのだと思っています。従いまして、エージングとウォーミングアップは欠かせないものと思っています。

最近感じた出来事 (4/9)

 アメリカ人好みの音と日本人好みの音は異なる?同じ事はヨーロッパについても言える事だと思いますが、最近、お国柄により音の好みは異なる?と言う事を感じています。この事はメーカーさんの方がよく知っている事かもしれません。と言いますのは、数多くのアンプを修理メンテしていると輸出向けのアンプを見かける事が結構あります。出戻り?なのでしょうか。経緯は分かりませんが、何台か見る機会がありました。
 私が内部を見て気付いた事は、国内向けの使用と海外向けの仕様が異なる事です。使っているコンデンサーの種類が違ったり、コンデンサーを省いていたり、国内向けのアンプをそのまま海外に輸出している例は殆ど見かけません。多くのアンプに共通している相違点は、国内向けのアンプは、オーディオ用電解コンデンサーやオーディオ用フィルムコンデンサーを使用しています。海外向けは、一般用の電解とフィルムコンデンサーを使用しているようです。あるメーカーのアメリカ向けのアンプは、フィルムコンデンサーの替わりに電解コンデンサーを使用しており、音質的にも明らかに違います。これが○○2000の音?と思う程、全く違った音がします。内部を開けてみれば当然という程、使用コンデンサーの種類が違っているのです。回路は同じでもコンデンサーのセッティングは違うと言う内容です。これは、(私がいつも言っている)使用するコンデンサーで音質が変わるという良い例です。
 私が見たA社(とします)のアンプは、(国内向けの同じ機種に対し)フィルムコンデンサーを使わず電解コンデンサーを使用したり、国内仕様では電源関係の電解コンデンサーにフィルムコンデンサーをパラレルで入れるケースが多いのですが、アメリカ仕様では同じ容量の電解コンデンサーをパラレルで使ったり、大容量の電解に小容量の電解をパラレルで使用していました。当然ながら出てくる音は、(簡単に言えば)繊細感は無く図太く力強い音が出ます。ああ これがアメリカ的(アメリカ人好みの)音質なのだろうと思いました。図太く力強い音、同じ機種でもアメリカではこの様に売られているのだなと感じました。
 多分、この機種、アメリカ人スタッフによる試聴を繰り返し音決めされたものだと思います。日本で売れてもアメリカ本国で売れなければ意味がない訳ですから、現地向けに調整されるわけです。私も海外向けの音に興味を持ち、どんな音かしばらく聴いてみました。図太く力のある音は嫌いではありませんが、高音域の澄んだ響きや繊細感はなく、日本人の私にはやはり物足りなさを感じました。音にはお国柄があるのだなあと感じました。

音楽(文化)とオーディオには関連がある (4/9)

 音の好みとお国柄と言う事について、先に書いたことの続きでもありますが、民族音楽など、お国柄を表す音楽とオーディオ装置の音造りは関係が深いのではないかと思っています。私は、音楽について詳しくありませんし、教養もありません。これから書く事に間違いがあるかもしれませんが、大雑把にクラシックの発祥地は主にヨーロッパであると思われます。ジャズはアメリカだと言えましょう。日本の音楽は何でしょうか。古くは雅楽?でしょうか。(年代的にはバラバラですが)クラシックを聴きながら育つ人間とジャズを聴いて育つ人間、現代には雅楽は聴く機会がないとおもいますが、現代は歌謡曲か?日本の伝統音楽と言えば雅楽という事のなるのか?それはともかく・・・。それぞれに古来より受け継がれてきた音感というか感性のようなものがあり、音の表現や音楽に対する感受性は自ずとお国柄が反映されるものだと思っています。
 音楽を表現する(古典)楽器もそれぞれに異なり、その楽器を使って表現される音楽も違います。その音を聴きながら育つわけですから、それぞれの人間が持っている音の標準(基準)と言う物が異なり、当然ながらオーディオ装置に求められる音質も異なってきて当然という結果だと思います。当然、日本人でもアメリカ的、ヨーロッパ的な音が好きだという人もいるでしょう。しかし、人間には持って生まれたものというものがあるように思っています。文化の違い=音楽の違い=オーディオ装置の音の(好みの)違い?と言う関連があるのでは・・・・。従いまして、私の作る音は、知らず知らずの間に日本人的な音がするのでしょうか。

ソフトとハードは二人三脚 (3/28)

 真空管の時代にもトランジスターアンプの時代にも名器と言われるアンプ、スピーカー、その他のコンポがあると思います。オーディオには、およそ100年程度の歴史があると思いますが、その中で私の知るオーディオは、70年代からのオーディオになると思います。知らず知らずにレコード音楽を聴き始めたのは、ジュークボックスのレコード、兄貴のテープレコーダーや卓上プレーヤーでモノラルからステレオ録音になる頃でしょうか。小学生、中学生としばらくは卓上プレーヤーしかありませんでした。先輩や友達の家で聴いたステレオの音には驚きがありました。高校に入りデンオンのPMA-300Zだったか?兄貴のステレオに感化され親にねだってかってもらったアンプとチューナー、プレーヤーとスピーカーは兄貴の下がりで、パイオニアの製品でした。しばらくその装置で音楽を楽しんでいました。大学の4年間は上京し、暇があれば秋葉原に通ったものです。そしてアルバイトで買ったヤマハのCA-2000が本格的オーディオの始まりでした。
 前置きが長くなりましたが、振り返ってみて、また、昔のレコードを聴いてみて、そして最新のデジタル録音を来てみて、それぞれの年代で録音技術や装置の差というものを感じます。この事は、多くの方が体験している事だと思います。そこで、私が感じる事は、レコード(ソフト)の音質もモノラルからステレオへの移行期、LPレコード時代終盤の頃の録音、CDもレコードからの移行期のものと現在の録音では、かなり音質が異なる事を感じます。最近のCDはこなれてきたという事と機器のレベルが上がってきたのでしょう。(全てとは言えませんが)非常に優秀な録音のものがあると感じます。ステレオレコードも終盤のものは移行期のものよりもFレンジもDレンジ的にも広がり、帯域的にはより自然な感じの物が多くあります。モノラルにも録音の良いものがあると聞きますが、私はステレオ世代の人間なので、モノラルレコードは持っておらず、また、すれレオの立体感に魅力を感じているので、モノラルの良さを理解していません。
 本題に入りますが、何を言いたいのか。それは、表題の通り、「ソフトとそれを再生する装置は同年代の物が相性が良い」と言う事です。昔の名器は当時のソフトを再生するのに向いている。新しいソフトを再生するには新しい再生装置が相性が良いという事です。昔のソフトを今の再生装置で際せすることも、今のソフトを今の再生装置で再生する事も勿論出来ます。しかし、私は思うのは昔の名器は昔のソフトで音質評価されているもので、最近のソフトでの評価ではありません。逆に最新技術のトランジスターアンプで昔のソフトを再生した場合はどうでしょうか。どちらもミスマッチだと思います。ソフトとハードは録音技術と再生技術と置き換える事が出来ると思います。昔のソフトはどちらかというと中音域重視でハイエンド、ローエンドともにそれ程伸びていないと思います。しかし、技術の改良(進歩)により再生帯域もダイナミックレンジも時代とともに改善されて行く過程があります。当然、新しいソフトはこれらが改善され、再生装置側もそれに対応して改善されてきたはずです。
 例えば、昔のフルレンジの名器があります。音楽を聴くには確かにフルレンジ一発でも十分聴けます。しかし、最新の帯域の広、Dレンジの広いソフトを聴いた場合、十分な再生が出来るでしょうか。多くの方は、このミスマッチの選択から再生される音楽に不満を感じるはずです。(聴けない事はないですが最適と言えるでしょうか)Hi-Fiと言う観点からはかけ離れた音になってしまいます。逆に、昔のモノラル時代の録音や移行期のソフトを最新の装置で聴いたらどうでしょう。これもミスマッチな選択になるわけで、ソースに入ってもいない帯域まで再生帯域を伸ばせば、不要なノイズを拾う場合もあり、不要帯域はフィルターをかけるべきだと思います。
 上手な説明が出来ませんでしたが、この様にソフトとハードにはマッチングという問題があると思っています。私は、確認(聴いていない)をしていないので断言する事は出来ませんが、真空管時代の名器がトランジスター時代の技術の進歩(レンジの拡大や録音機材の進歩、使用方法の変化)まで、見越した設計製作がなされていたとは思えません。従って、ある時代の音楽が好きならその時代の名器(または機材)で聴くというのが最も望ましいのではないかと思っています。私は、トランジスター世代の人間でオーディオを始めたものです。当時の音楽を聴くのに私はトランジスターアンプを使用しています。決して、真空管アンプが嫌いとか真空管アンプは時代遅れとか新しいソースに向かないなどと言っているのではありません。真空管も一つの増幅素子ですからいかような味付けも可能でしょう。私は、ここでは過去に販売された製品についての話をしています。設計とは必要条件を満たすという所で行われるもので、将来を見込んだ過剰品質のものを作るとは思えません。常に、再生機器に求められる条件をクリアーするよう設計され作り出されてきたものだと思っています。
 理想を言えば、新しいソースには新しい再生機器、古いソースには古い再生機器が必要なのではないでしょうか。私は、LPレコードの再生を中心にシステムを考えていますので、ソフトとハードはほぼ同年代のものを使用していると思っていますが、CDを再生しても特に不満を感じていません。ただ、これは最新の装置を聴いていないので、本当はもっと最新のソフトにあった良い音のする最新の装置があるのかもしれません。しかし、最近のオーディオ装置は100万円もするようなアンプがゴロゴロしているようですが、以前の製品の様に名器と言われる物や抜群の音質評価を得ているというような商品は見あたらないような気がします。これには何か理由があるのでしょうか。
 オーディオは、趣味の世界の趣味の道具ですから、何を使って聴こうが自分流で良いわけです。この機材を使わなければならいなどと言う理由はどこにもありません。オーディオを再開して4年目になりますが、最近この様な年代毎の相性というものがあると感じています。
 私もそうですが、知り合いの方もそうみたいで、オーディオ好きは、いったんメイン装置が決まると(思い込みにより)保守的になる傾向があるように感じます。(私も使うアンプはこれと決めていましたが)年を取ったせいもあるかも?しかし、オーディオの趣味は、思い込みを捨て、常に新しい試みに挑戦する気持ちが大切なのではないでしょうか。

私のCA-2000 (3/8)

 多分メーカーでも同じような事を繰り返して来たのでしょう。試聴結果前回よりも良くなった。前回よりも良くなったを100回も繰り返せば相当音質的なレベルが上がった事になりますが、ところが最初の物と比べてみるとそれほどの差がないと言う事はオーディオの世界では良くある事です。それ程、音決めという作業は難しい作業だと思います。
どこのメーカーでも、測定機器(スペック)だけで製品を完成させたりはしません。必ず音決めという作業があって、どのような高級機器でも最終的には人間の耳による音質評価を行い、音質が決定され、その後製品化されるのです。
と言う事は、オーディオ機器は、いかに科学が発達した現在でも音決めする人間の感性により音質が決定されるという事です。
 前置きが長くなりましたが、私のチューンナップという作業は、この音決め部分を最近の新しいパーツを使って、私なり最善と思える音作りに挑戦しています。59台目の若干の変更は偶然見つけた音でした。
 発送しなければならないCA-2000の音が組み上げ時から今一つしっくり来なかったのです(人間の感覚などは曖昧なものです)。時間をかけエージングすれば改善するのではと言う思いもありましたが、いっこうに良くなる様子がありませんでした。不安に思いもう1台のCA-2000を組み上げ比較視聴ことにし2台のCA-2000の音を比較視聴していた時に大きな違いを感じたのです。明らかに後から組み上げたCA-2000の方が音質が良かったのです。(私にはそう聞こえました。)音の悪い方のCA-2000を2日かけて徹底的に調べてみました。何か劣化したパーツがあるのではないかと思い大きなブロックコンデンサーまで全て交換してみましたが結果は同じでした。変わりませんでした。明らかに音質的な差があるのです。違いを調べて行くうちに後から組み上げたCA-2000にはいつもは使わない、前回のテストで音質的に芳しくない結果であった電解コンデンサーを2個代用品として使用していたのです。入荷するまでの間に合わせのつもりで使った物が、今回は、音質を大きく良い方へ変化させていたのです。(結論はそうでした)
 私には、1年程前に同じ電解コンデンサーを同じ場所に2個入れて音質的なテストは(良くないと)評価済みと思いこんでいました。しかし、今回は音質的に良い方向に変化させる事が確認できたのです。まさか(音質が悪くなると評価した)その電解コンデンサーが音質を良い方向に変化させているなどとは、全く考えられなかった事でした。
 さんざんパーツを入れ替えてその電解コンデンサーである事を突き止めた時、私の中に何故???と言う大きな疑問が残りました。芳しくないと評価済みの電解コンデンサーが何故音質を改善するのか???悩みました。
色々と考えを巡らした結果思いついた事は、前回の電解コンデンサーの音質評価は1年程前の段階でのものでした。その時点では、そのコンデンサーがそこに入ることは全体の音質的なバランスが崩れる方向に作用したのだと思います。
1年後の今回良い方向に作用した理由は、1年間の間にチューンナップと称して色々なコンデンサーを入れ替えてきました。それにより音質的なバランスは当時と変わっていたことになります。その2個のコンデンサーが入ることにより料理で言えば適当なスパイスが適量入る事により料理の味が引き立った。と言う事と同じで、音のバランスが良い方向に作用したという事だと思っています。今回は偶然見つけた音質の改善でしたが、この音なかなか気に入っています。
 誇大広告にならないようにしたいと思いますので、文書の半分は差し引いてお読み下さい。
私の目指す音は、プリメインクラスで言えば、CA-2000のしなやかさ豊かさ、綺麗な響きにA-10の様な力強く引き締まったシャープな音が表現できたらいいなあと思っています。CA-2000とA-10の中間的な音とでも言いましょうか。
 簡単な例で言えば、残念ながら硬い音と柔らかい音が自然界にあると思います。しかし再生装置側の機器には、A-10の様に硬質な音は出るけどしなやかな音は無理というアンプやCA-2000の様にソフトな音は出るけどビシバシと叩き付けるような瞬発力のある硬質な音が出ないアンプなど、どちらかに偏る傾向があると思っています。残念ながら両方の音が再生できるアンプは(今のところ)無いと思っています。
両方の音が無理なら中間的な音を出したいと思って音作りを進めています。堅さで言えば、硬すぎず柔らかすぎずという音です。
 私は、CA-2000は思い入れもあり好きなアンプですが、NECの初代A-10は、音を聞いて好きになったアンプです。ただ、A-10の全てが好きと言うわけではありません。やはり不満はあります。A-10は、キラキラ感と中音域がバランス的に強すぎて必ずしも良い音とは言えません。しかし、初代A-10には、他のプリメインアンプには感じられない音のエネルギー感と言うものを強く感じています。私は、このようなA-10の音質的欠点(個性)を改善して自分の好みのバランスで聴いています。ついてながら結果的にCA-2000の音の立ち上がりもレーシングカートはいかないまでも吹け上がりの良いものになっています。時間をかけて取り組んできた分、私の音造りの中では今のところ最も満足できる1台です。
と言う事で、私がCA-2000の音造りで目指した音の方向というものを感じて頂けたでしょうか。情報を正確に伝えたいという一心でオーバーに書き過ぎた所があるかもしれません。誇大広告とならぬよう半分に差し引いてお考え下さい。

 すでに私のCA-2000を落札頂いた方には、ご希望がございましたらメールでご相談下さい。パーツ代+3000円程度の工賃で対応させて頂きます。費用的目安は新しい(1年以内)CA-2000の場合は、交換パーツ数は少ないのでパーツ代は5000円以内だと思います。極最近(半年以内)で有れば、2000〜3000円程度だと思います。古くなればなるほど交換パーツは増えますが、それ以前の古いCA-2000でもパーツ代は10000円程度までに収まるものと思います。ただ、一部の電解コンデンサーは販売中止品の為、残念ながら手持ちの在庫(20〜30個)限りになります。それ以降は同一メーカーの音の近い代用品を使用する事になると思います。yamamoto@msin.co.jpまで

常に、不満を持つ事(現状に満足しない事)、何とかそれを改善しようと試みる事、それが進歩か?(3/8)

 しばらく振りに書こうとしたらもう1ヶ月が過ぎてしまっていました。早いものです。私の出品は特定機種に特化しています。特にそれらの機種が音質的に優れていると言う程でもありませんが、当時、オーディオを夢中でやっていた頃の製品で思い入れがある事、音質的にはまずまずの物を持っていると思っています。音質的に嫌いでない事などが理由でしょうか。
 しかしながら、表題にあるように音質的に100%満足しているわけではありません。やはり不満を感じる部分は常にあるのです。チューンナップという作業はこれらの不満をいくらかでも改善したいという思いから始めたものです。
不満というのは、その装置から出る音楽以上の音質を他の機種で体験した時に起こるものだと思います。色々な機種の音(楽)を聞き込んで行くと色々な音色や柔らかい音から硬い音、量感の豊かなゆったりした音、力強く筋肉質の瞬発力のある豪快な音、透明感のある澄んだ音、中音域の張り出した明るい音、逆に暗い音、ハイエンドが素直に伸びた音、なだらかに落ちている音、レーシングカーのエンジンの様に頭打ち感が無く、入力に対しメーターを振り切る勢いでどこまでも吹け上がるような反応の良い音も快感を感じます。色々な音を体験する中で、音の幅を知り、自分の好みの音というものが見えてくるような気がします。この好みの音というのは、個人ごとに持っている感性は異なり、当然好みも人それぞれです。自分の好みを押しつける事は出来ませんが、しかし、私の求める音は、私の感性により良いと感じさせるモノを追い求めています。
 CA-2000にもC-2,B-2にも素直で良い音ではありますが、常に不満を感じる部分がありました。何とかしたいという思いを常に持ち、テストの毎日を過ごしています。そんな中、CA-2000については、59台名以降は更に1段目標に近づいた感じを受けています。

新しいピュアオーディオ・・・・(2/7)

 遅ればせながら、昨年の暮れ辺りにヤマハから久々にピュアオーディオ製品が発売になったと言う噂を聞いておりました。どのような製品か興味を持ってメーカーの製品紹介サイトを覗いてみました。昔のCA-1000CA-2000シリーズを思い出させるような?似せたようなデザインでした。個人的には、ピュアオーディオの復活を願う一人であり、この様な製品の発売は歓迎致します。しかし、色々な面で「しかし」が付きます。

 昔と変わらないやり方(売り方)に疑問?メーカーはいつも新技術を売り物にします。今回もそうです。「全段バランス電送で外来のイズの影響を受けない等」こんな事で音が良くなるのか?昔のCA-2000の音を聴いて、ノイズが気になる等というリスナーは全く居ないはず、オーディオ機器に求める物は何か?それは、個人毎に異なるもと思いますが、多くのリスナーは、より良い音 (楽)を聴きたいのであり、ノイズ云々などと気にしているリスナーはいないと思うのです。音質の良さを売るのではなく新技術を売り物にしているようでは、今も昔も相変わらず、見向きもされないのでは?と思っています。新技術を売り物にするよりもこれだけ良い音が出せるようになったと何故言えないのか。メーカーは、音造りではなく相変わらず物造りをしているように感じる。多くのオーディオ愛好家は、もうメーカーの新技術に踊らされる事はないでしょう。「○○○が素晴らしい×××回路方式採用」などという宣伝文句には飽き飽きしているし、私などは拒否反応を覚える。ピュアオーディオで再スタートするのであれば、今後の新しいピュアオーディオのあり方を十分に検討すべきであると思う。懐かしさで形だけ真似てみても、新技術を謳ってみても、厳しい言い方かもしれないが魅力を感じない。20万円の出費が出来るか?それだけの魅力があるか???
 また、この製品は、一部の書き込みを見ると海外生産のようですが、この辺りも私としては気に入らないところです。やはり、コスト(儲け)優先の物造りと感じています。お客様に音楽を五感で感じて頂く製品を作っているわけで、その微妙な音楽のあり方を伝える側と感じ取る側のやり取りは、雰囲気など言葉に出来なような微妙なもので、物作りと言うよりも1台1台楽器を手作りするような意気込みがほしいと思います。是非 (私が製造現場にいた昔のように)国内生産すべきではないかと思っています。
 パソコンのように、スペックだけでそのマシーンの性能が評価出来るような物であれば海外生産もやむなしと思えるが、音楽の心を伝えるような(音色や音質など)スペックだけでは評価 (掴み切れていない)出来ないオーディオ機器は、工業製品としではなく楽器として精魂込めて作り上げられる物ではないのか思っています。
 1年程前にフォステックスのスピーカーユニットを買って、30年ぶりにスピーカーでも自作しようかと思った時にも(10cmフルレンジ)1個
10000円もするようなユニットが 、届いた箱を見るとMade in chinaの表示を見て興ざめしてしまい、ユニットはそのまま棚上げ状態になっている。この時も同じような思いをした。確かに利益を出さなければならないメーカーの立場も分かるが、(今の)海外製のオーディオ製品に昔(国産)の名器と同じような愛着が持てるか?私には甚だ疑問である。多少コストが高くついても 趣味の道具である以上、国産で行くべきではないのか?国内のオーディオが衰退した原因もこの様なやり方に一因があると思う。
 国内に無ければ、海外から持ってくれば良い。価格が安くできるから海外で作れば良い。この様なやり方には限界がある事を感じて頂きたい。2〜3万円のシスコンならともかく、数十万円のオーディオ機器が(日本ブランドの)海外製???私には納得行かない。
 話は変わりますが、最近の原油高、海外産作物の値上げを見ても、今までの日本の物造りの在り方が問われているのではないか?安物と高級品、一緒にして欲しくない。国内生産として残さなければならない物が必ずあるはずです。

 私は、1964年型と74年型のビートル(ホルクスワーゲン)をオモチャとして持っています。オモチャといっても車検も取り、まともに走ります。ニュービートルが出る時、そして今も感じているように、「物まね製品は、本物を超える事は出来ない」と言う事です。
 形こそ似せて作ったニュービートルですが、車としては全くの別物です。私には、ポンコツでも本物のビートルが好きで、ニュービートルには魅力は感じません。今回の
A-S2000も本物をまねた偽物にならなければ良いですが、あまり現状に不満を言ってもきりがないので、ピュアオーディオ復活が本物になるように見守って行きたいと思っています。
まずは、ピュアオーディオの復活の兆しを喜ぶべきなのでしょう。 そして、このピュアオーディオの復活の兆しが本物になる事を願っています。
 

音質を決める大きな要素   (2/7)

音質を決める物は何か?音質を決める要素は色々あります。大雑把な言い方をすれば、低域から中音域までは、電源部の性能(能力)が大きく係わっていると感じています。中音域から(可聴帯域の)高音域に関しては、電源と言うよりも使用されるコンデンサーの種類や容量が大きく係わっているように思います。これが全てではなく、回路設計や使用半導体なども音質に係わる物ですが、影響はそれ程大きくはないと思っています。

これらの事は、今までの様々な実験から感じ取っている音質的傾向です。
コンデンサーの変更はある程度可能ですから、中音域から高音域にかけては比較的容易に音質(音色)を変える事は可能であると思っています。問題は、低域から中音域に掛けての部分で、電源部の性能(能力)は、トランスやブロックコンデンサーなどパーツの入手が困難な事やスペース的に大きな物への変更が出来ななど、この帯域の変更は容易ではありません。おのずと出来る事と出来ない事(限度)というものがあります。しかし、全く変更が利かないと言うものではなく、限度はあるもののある程度の変更は可能です。

これら数を重ねた実験の経験から、私は、私のより良いと感じる方向に音造りをしており、音造りをした物をチューンナップ版として出品しています。

メンテナンスとメンテナンス更にチューンナップ・・・出品商品の違いについて (2/7)

私のオーディオアンプ出品には、大きく分けるとメンテナンスのみで出品する物とメンテナンスの他にチューンナップをして出品する物の2種類有ります。メンテナンスのみ出品する物は、出来るだけ初期の性能(音質)が出せるよう接点の劣化や劣化パーツの交換などが中心になり、意識的な音造りなどは行いません。これに対しチューンナップまで行うアンプは、意図的に音造りを行っています。パーツを交換を繰り返し、時間をかけ試聴を繰り返し、音質を確認しながら私なりに音質を練り上げた物です。この様に私の出品物には違いがあります。チューンナップまで行っているアンプは、音質、パーツ、時間、労力が加味された価格設定になっています。
私の出品をご覧になり、この価格差は何か?と思われた方もお出でだと思いますので、誤解のないようご説明致しました。

本当か嘘か・・・・未確認だけと感じた事 (1/28)

 アンプに電解コンデンサーを使う時に、特定銘柄を使用する事が多いと思います。メーカー製アンプもそういう物が多いです。例えば、ヤマハのアンプは、ニチコン製の電解を使い、デンオンはニッケミ、アキュフェーズはエルナなど、メーカーによって、使用される銘柄は偏っています。しかし、特定銘柄を使用すると音に癖が出やすいのではないか?と勝手に思いこんでいます。嘘かもしれません。私の思い込みかもしれません。しかし、そのような事はあり得る事ではないかと思えるのです。各社、各銘柄ごとに持ち味と言いますか、コンデンサーの使用の持つ音色は異なります。(コンデンサーを交換した事のある方は理解している事だと思います。)アンプの中に特定銘柄のコンデンサーのみ使ったらどうなるか?想像しただけでもコンデンサーの持つ音質的傾向が音に強く表れるのではないかと想像できます。
 コンデンサーの持つ音色を色で考えていただけば理解しやすいと思います。赤、青、黄、緑、紫・・・・・・と色々な色がある場合、あらゆる色を使えば、分散し、特定の色が目立つ事は少ない事でしょう。しかし、赤い色しか使わなかったとしたらどうでしょうか。偏りが出ます。それは音色で考えた場合、癖を持つという事にはならないでしょうか。この事は、電解コンデンサーに限った事ではなく、フィルムコンデンサーにも言える事だと思います。特定銘柄を大量に使用したアンプは、音色に癖を持ち安いと言う事にならないか?
 一般に、私を含め、コンデンサーを交換する人?は、価格とのかねあいもありますが、お気に入りの銘柄を持っています。コストだけと言う事で、安物だけを使う人もいるかもしれいません。高級品は音が良いと思いこんで、オーディオ用の高級品(特定銘柄)だけ使う人もいるかもしれません。特定銘柄の使用は音色に癖が出やすい?
 毎日、コンデンサーを取っ替え引っ替えやっているとそのような事を経験の中から感じます。癖の少ない自然な音は、どのようにすれば出せるのか・・・・・経験(実験)を通して今考えています。

価格と音質は必ずしも比例しない (1/28)

 CA-2000の音質改善?に取り組んでいます。今までの積み重ねで中音域以上の音域については、個人的に(勝手に)満足の域に達したと感じています。この部分は、今は入手困難となってしまったブラックゲートという特殊な電解コンデンサーの使用によるところが大きいと感じています。買い込んだブラックゲートがまだいくらか残っていますので、しばらくは問題ありません。このブラックゲートというコンデンサーは、他のオーディオ用コンデンサーとは全く違った音質を持っています。そして使う箇所によっては音質を大きく改善します。
 中音域以下の低音域に関しては、電源容量の問題もあり、簡単には変える事が出来ない部分です。電源部のコンデンサーの調整で何とか改善したいと考え、色々と試しをしていました。容量も銘柄も何種類か試したところ期待していたオーディオ用の高級品よりもあるメーカー製の汎用品の方が、低域の量感や力感があり、より自然な感じの音が出ます。なぜか?色々考えてみましたが、音を決めるものは、高級品の使用ではなく、パーツの特性の善し悪しでもなく、理論や理屈だけでもなく、最終的には、音を判断する人間の耳であると言う事感じました。高級品の使用や特性の優れたパーツの使用は、音質を良くするものと期待したり、思いこんだりする事が多いものです。少なからず私にもそのような思いがありました。しかし、結果は違っていました。結果は、(他のパーツとの)組み合わせのバランスの上に成り立っている事を教えてくれました。料理にたとえれば、高級素材だけでそろえても美味しい料理は出来ないという事です。美味しい料理を作る腕前(オーディオで言えば、音を聞き分ける耳とパーツの音を理解した上で使いこなす経験と勘)が無ければ、美味しい料理は出来ないという事です。
そして、オーディオで大切な事は、思いこみを捨てる事です。思いこみは判断を鈍らせます。思い込みよりも試し(経験)を積み重ねる事、そして冷静に(善し悪しの)適切な判断が出来る事、思い込みからは、新しい発見はありませんが、試しの中にはいくつも新しい発見があるものです。
 音を決めるものは、コストや回路だけではなく、最も重要なのは音を決定(判断)する耳であり、音をどのようにまとめるかという事だと思っています。

仕事始め・・・・・ (1/22)

 遅ればせながら、仕事始め??と言う事で、そろそろオーディオの方も始めようと思っていますが、年末年始は本業の方が忙しく、時間もめちゃくちゃで、正月疲れ?体調不良とイマイチ気持ちの方が乗ってきません。
 寒いのは苦手で、明け方までの仕事も体にこたえます。年齢や体調に合わせ、ペースを落としてまずはスタートと言うところでしょうか。

コンデンサーの劣化あれこれ (12/14)

 コンデンサーの劣化については、今まで何度か取り上げたことが有りますが、それは主に時間的寿命のある電解コンデンサーについて申し上げてきました。フィルムコンデンサーやセラミックコンデンサーなど、電解液を含まない物については、あまり寿命と言うことについて言われていませんでしたし、時間的寿命のない物とも思われていました。今までの経験から言えば、多少、容量的な変化はある もののコンデンサーとしてはまともに機能していると思っていました。しかし、最近経験したことはフィルムコンデンサーに対する認識を変えさせる結果となりました。と言いますのは、あるPRA-2000ZRのイコライザーアンプの音質がおかしいのです。まともな音が出ていないと感じる物がありました。回路内の電圧的な異常は見あたりません。信号を入れ出力を観測しても波形はまともにでているようです。なぜ、ZR本来の音が出ないのか?いろいろ調べる内に疑わしいフィルムコンデンサーを見つけました。テスターで容量をみてみると通常よりも大きめの変化がみられました。これだなという直感が働き、新しい物と交換するとZRの音に戻ったというものでした。フィルムコンデンサーにも寿命があることを確認いたしました。コンデンサーに限らず、電子部品全般(トランジスター・ダイオード・抵抗など)にいえることだと思いますが、回路を構成する電子部品は、熱に弱いことは確かです。発熱の大きな部品そのものは勿論、その周辺にある部品も熱的な影響を受け、劣化が早まる(進む)と言うことがあるようです。

アンプとスピーカーの相性 (12/14)

 私は、現在、スピーカーはメーカー製の製品を使っています。本当は、昔作ったことのあるバックロードホーンなどを含む、ホーン型スピーカーの音が好きです。ただ、自作の時間がないことや魅力的なユニットがないことなどにより、簡単に入手できる(古い)メーカー製を使っています。主にNS-1000MをそしてDS-3000があります。FX-3もありますが、ウーファーのエッジが寿命を迎えています。アンプの音質調整用にはNS-1000Mを使っていますが、それは、NS-1000Mが最高に良いからと言うことではなく、もっとも普及している製品で一般的な物ではないかと思うからです。勿論、音質的にも大きな不満はありませんが、出来ればもっと感度(能率)の高いスピーカーを使いたいと思います。そんな中で最近感じていることがあります。それは、表題の通り、アンプとスピーカーの相性と言うことです。私は、一般に低音が出にくいと言われるNS-1000Mで音合わせをしています。このNS-1000M用に調整されたアンプとバックロードホーンで音出しをした場合、どのような音がするかと言うことを考えています。きっかけは(A-10Vを落札いただいた)あるユーザーさんからB-5を入手したのだがどうも自分の好みの音ではないというメールをいただきました。確かに、音の傾向は違いますが、どちらにもそれなりの持ち味があり、それぞれのアンプの個性であると理解していますが、一緒に使用しているアンプとスピーカーがどんな物であるか確認してみたところ、スピーカーはバックロードホーンと言うことでした。その時に、ふと思ったことは、相性の問題ではないかと言うことです。A-10シリーズは、どちらかというと硬質な音作りで、低音域は力強い物ですが、ヤマハのアンプとは異なり硬質で引き締まっており、膨らみやゆとりと言った感じの低音ではありません。
 それに対し、ヤマハのパワーアンプは、一部の例外を除けば、ほとんどは膨らみのあるゆったりとした低音です。
A-10シリーズとは異なり、ソフトな印象の音作りです。そこで感じることはメーカーごとの音作りの違いです。たぶんヤマハは、自社のNS-1000Mなど密閉タイプのスピーカーをターゲットスピーカーとして音作りをしていると思います。自社に明記と言われるスピーカーを持ったメーカーは多分それらに合わせた音作りをしていたと思うのです。この密閉タイプをうまく鳴らすには、低域に膨らみを持たせ出にくい低音をそれなりに表現していたと思います。しかし、バックロードホーンは、低音域はホーンの2.53.5m程度の音道を通し音を放出する為、僅かながら時間遅れ(時間差)のある低音をミックスして音楽を再生しています。A-10シリーズのようなソリッドな音、どちらかというと長く尾を引かない、余韻の短い、硬質な音は、バックロードホーンタイプとは、このような理由で相性が良いのだと思います。それに対し、(変な言い方ですが)余韻の長い(響きの良い)低音を豊かに聞かせるようなアンプと(低音時間遅れのある)バックロードホーン型のスピーカーは、更に時間遅れの傾向が音に現れ、音質的に低音域を引きずるような格好で聴感上にも違和感を感じるものになるのではないかと言う推測です。このような視点からアンプとスピーカーには、自ずと相性がある思うのです。私は、NS-1000Mと言うスピーカーを意識せず、自分の好みで音を作っていますが、バックロードホーンなどとの相性については、確認をしていないので何ともいえないところです。バックロードホーンの音を聞いてみたいと思い、D-7タイプ?稼働かわかりません。FE-203?2発のポンコツバックロードホーンはすでにあるので、今後は、このスピーカーも整備して、NS-1000Mだけに頼っていた音作りを両タイプのスピーカーで確認するようにして行きたいと思います。

フィルムコンデンサーの鳴き (12/14)

 これも経験の中から感じていることですが、フィルムコンデンサーには鳴きがある?のではないかと言うことを感じています。電解などほかのタイプのコンデンサーにも実際は鳴きがあるのかもしれません。しかし、フィルムコンデンサーが使われる容量0.110uFくらいの容量は、聴感上感度が高い帯域なのか非常に耳に付きやすいと感じています。本当は、鳴きではなくフィルムコンデンサー固有の音なのかもしれませんが、(私の先入観もあるかもしれませんが)一般に形の小さいものは鳴きやすく、容量の割に形の大きなものは鳴きにくいのではないかと感じています。フィルムコンデンサー万能ではなく、フィルムコンデンサーは物を選ばないと鳴きが出て、にぎやかな音になる傾向があるように感じています。

アンプの音は自分で探すこと (12/10)

 アンプの音には、(僅かな差かも知れませんが)色々な音があります。プリメインアンプはもちろんセパレートアンプにもそれぞれ個性があります。どのアンプがお薦めかと聞かれることがありますが、正直、どう答えて良いのか分かりません。何故か?それは、ユーザーがどのような音が好みか?、どのようなコンポを使っているのか?、どのような部屋で聞いているのか?どのようなソースを聞いているのか?など、全く分からないからです。
 オーディオアンプには、色々な音があります。それぞれに個性があります。どのようなアンプがお薦めかと聞くよりもオーディオファンで有れば、自分の耳で音お聞き自分の好みがどんな音かと言うことを自分で見つけ出すことが大切だと思います。誰かに勧められてそのアンプの音しか知らないと言うのでは、自分の好みがどのような音であるかと言うことすら気付かず、また色々な音(オーディオ)の世界を知らずに終わってしまいます。確かに、音楽ファン(音楽が聴ければそれで良い人)ならそのような選択でも良いでしょうが、よりよい音を聴きたいというオーディオファンなら、自分の音を自分の感性で追求すべきではないかと思っています。セパレートアンプで言えばプリアンプにしろ、パワーアンプにしろいろいろな音を出します。その中で自分の聴く音楽や部屋、スピーカーなどの特性に合うアンプが必ず有るはずです。どのアンプがその希望に最も合うかと言うことは、実際に、その場で音出しをしてみないと分からないものです。
 私が聴いたことのあるアンプであれば、どのような傾向を持つと言うことは言えても、そのリスナーの好みに合うかと言うことまでは言えません。(これはオーディオ評論家であろうと誰にも言えないことだと思います。)だから、自分の好みの音は、機材を取っ替え引っ替えして時間を掛けて自分で探す以外にないのです。
 どのアンプの音を聴いたらよいのか分からないと言う方は、まずは、名器と言われるものから聴いてみることをお薦め致します。中には好みなわない音もあるでしょうが、名器と言われていた物には、音質的なハズレはないと思います。また、好みに合わなければ、(入れ替えて)新たなアンプの音を聴いて下さい。その繰り返しの中で、自分の好みの音(オーディオ)が形作られて行く物ではないでしょうか。また、(色々な音を聴くこと)それらの経験が自分の音を作り上げて行く上で貴重な経験となって行きます。期待していなかったアンプ同士の組み合わせが、以外に良いと言うこともあるのです。

パソコンの不調 (12/10)

パソコンの具合が悪い。中古パソコンを入手し使おうとしていますが、どうも調子がおかしいのです。何故か????、まともに動作することがあったかと思うと全く起動が出来なくなってしまうのです。本体の蓋を開け、色々原因らしいと思われるところを当たってみました。そしたらどうもコネクターの接触に問題が有りそうなのです。一見パソコンのコネクターは金メッキ仕様で接触の問題は無さそうですが、コネクターの出来が悪いのか?コネクターをいじると動作することがあるようです。
 この様な状態を見ていると、アンプも同じ????電気製品の故障などと言うのは、どれもこれも大して変わりはなく、皆同じなのか?と思えてきます。

バランスかアンバランスか? (11/29)

 アンプ間の入出力に昔ながらのRCA端子と一部高級機?には(バランス接続用の)キャノン端子がついています。私がオーディオに夢中だった頃には、アンプにバランス用の端子はありませんでした。この様な私には、馴染みのないものです。
 私は、機器間を最短のRCAケーブルで接続して使用している為に、バランス接続に必要は感じません。(私の理解に間違いがなければ)バランス接続は、ケーブルを長く引き回すプロの現場で使われてきた技術だと思います。長くケーブルを引き回せば(ノイズなど)外的影響を受けやすく、それらをキャンセルする技術がバランス接続なのだと思っています。一方でこの様なメリットがある反面、バランス接続をする為には、接続する為の回路が必要になります。特定銘柄を上げて申し訳ありませんが、(他のバランス接続端子を持った機器も同じものと思います)デンオンのPRA-2000RGの内部を確認したことがあります。価格手金はPRA-2000やZR等よりも高めの設定になっています。しかし、私が見た限りは、イコライザーアンプに限って言えば、2000やZR等よりも遙に見劣りする無いようです。フラットアンプは、同等なボリュームか?何故、価格が上がり、重量が増えているのか?それは、バランス接続の為に、インターフェイス基板が1枚追加されて重量が増え、その分の費用が商品価格に上乗せされているのです。と言うことは、バランス接続を必要としない人にとっては、使いもしない(バランス接続)部分の費用を支払っていることに他なりません。
 費用的な面からは以上ですが、もう一つ気になることは、同じアンプ内にそのような回路が追加されることが音質的にどうなのかと言うことです。(バランス機能を)使わない人から見れば、無駄な回路は、音質的にマイナスはあってもプラスはありません。また、バランス接続で機器間をつないだ場合は、純粋に増幅するというアンプ機能の他に信号をやり取りする為の回路を一つ余計に通過すると言うことが、音質的には望ましくないことであると考えます。複雑な回路通ればとおる程、どんな立派な回路であろうが音の鮮度は確実に落ちると言えます。それぞれに一長一短があり、簡単には結論付けららないところでしょうが、私は、(個人で使う)オーディオアンプはシンプルであり必要最小限であるべきと思っています。

接点復活剤などの使用には注意が必要 (11/29)

 最近の修理例から感じること。それは、古いアンプのスピーカー出力端子はプラスチック製のものが多く、そのターミナル部分に接点復活剤など浸透性の有るものを使用すると、ツマミ部分などブラスチック部分が簡単に割れてしまいます。理由は、私は専門ではないので詳しくは分かりませんが、劣化したプラスチックには細かい亀裂が入ってその亀裂に復活剤などが浸透しプラスチックをもろくしてしまうのではないかと思います。メンテのつもりで接点復活剤を使うのでしょうが、プラスチック部分には注意が必要です。
 私も、先日、お客様からお預かりしたヤマハのB-2で、修理完了してスピーカーをつないで音出しテストをしようとした時に、簡単にターミナルのプラスチックツマミが取れてしまいました。よく見るとスピーカーケーブルを挿入する部分の接点に接点復活剤を使ったらしく、それが流れ出てプラスチック製のターミナルをもろくしていたようです。手入れをされる場合はご注意下さい。

メーカーは簡単に修理を断る? (11/7)

 最近、メーカーが修理を断ったというアンプを2台入手しました。1台は、パーツの故障でパーツが入手出来ないので修理対応出来ないと言う物でした。確かに、交換したくても代替の物がなければ修理は出来ません。メーカー修理はそこで断られてしまいますが、(メーカーはやりませんが)そのパーツをこさえて治すと言うことも出来るのです。メーカーではマニュアルに従いパーツが有れば交換で修理しますが、無い場合は断られます。ユーザーの立場に立って何とか治してあげようなどとは決して考えてくれません。もう一台も基板上を一部エポキシ樹脂で固めてあるので対応出来ないと言う物のようでしたが、エポキシ樹脂も剥がす方法はあります。修理も可能です。ところがこれも簡単に蓋を開けただけで修理を断られてしまったようです。ユーザーの身になって修理に取り組んでくれるメーカーなどはないのです。(メーカーの悪口を言うつもりはありませんが)簡単に断るメーカーサービスを見ていると「新しい物を買ってくれ」と言っているようにも感じます。
 私は、数に限りのある昔の名器をゴミにはしたく無いという思いから限界まで再生に取り組む考えで居ます。(ビンテージ物)オーディオ装置はオーディオファン共通の財産です。

物の価値 (11/7)

 オークションに出品される中古オーディオアンプなどについて思うこと。
それは、価値の基準を本来の目的である良い音よりも外観などの見てくれを重視し過ぎるのではないかと感じています。確かに、傷だらけの物よりも傷のない綺麗な物の方が良いに決まっています。綺麗な物を求めるのは理解出来ることです。ただ、現状のように外観の綺麗な物が少ない時に綺麗な物を探そうとするのは大変なことです。だから価格的にもそれなりの値が付くのでしょうが、しかし、良く考えてみるとオーディオ装置は良い音を聴くための 道具であり、家具などのような装飾品ではないと思います。何が一番大事かと言うと(個人の価値観にもよりますが)良い音を聴かせる事がオーディオ装置に求められる最大の要素であると思っています。無い物ねだりよりももっと音質や耐久性などの (内容的)品質の方に目を向けなければならないのではないかと思っています。ところが処分時の価値などを気にし過ぎるユーザーが多いのも事実です。

販売店価格とオークション価格  (11/7)

 オークションで物を買うのは私自身「安く手にはいるから」が一番の理由です。しかし、高価な物は信用出来ないからオークションでは買わず、販売店で買うというユーザーが多いのも確かです。確かに、オークション出品者の中にはそう評価される出品者もいると思います。しかし、一部には販売店に負けない内容の物も出品されていると言うことも確かです。それはその出品者の評価や商品説明などを見ればある程度見当の付くものではないかと思います。特に中古オーディオの販売店のレベルってそんなに高いものではないと思っています。(価格は高いですが・・・)

価格でアンプを評価するユーザー  (11/7)

 「高い物は良くて安い物は悪い」確かに、この事は一般的には当たり前のことです。しかし、物の価格は一律ではなく、高くても悪い物安くても良い物もあります。その辺りを見極め、良い物を安く手に入れるのがオークションの楽しみではないでしょうか。価格だけでその物の価値を評価してしまうのは誤りです。物の中味を確認し評価することが大事であると思います。

PRA-2000シリーズについて思うこと  (11/7)

 PRA-2000シリーズは、好きなアンプの一つです。ただ、共通点と相違点があり、同じではないと思います。簡単に言えばZRまではレコード再生アンプです。RGは同じPRA-2000シリーズの型番ではありますが、(蓋を開けて内容を見ると)内容的には全くの別物と感じています。レコード再生アンプではありません。あれほどレコード再生にこだわり続けたPRA-2000シリーズもRGは、バランス入出力対応アンプに変わっています。
(Z,ZRの)信号系からのコンデンサー排除、初代のコンデンサー3種組み合わせなど、信号系の音質に対するこだわりを持っていたと感じています。しかし、RGは、簡単にカップリングコンデンサー(信号系コンデンサー)に電解コンデンサーを使っています。これを見ると時代が遡ったような、音に対するこだわりを捨てた印象を受けます。PRA-2000シリーズの最終形等とも言われることがありますが、私が見るに全くの別物で、私には全く興味の持てない機種です。MC、EQ,FLATアンプ基板のボリュームが減り、その分バランス入出力回路にコストを掛けた(取られた)アンプで、音楽再生という面では魅力の無いアンプになっています。RGを見てからは、後継機のPRA-6000等にも興味が湧きません。レコード再生アンプとしてのPRA-2000は初代からZRまでという印象を持っています。

シリーズモデルは初期型は安定、後続モデルは故障が多い?  (11/7)

 このタイトルは経験の中から感じたことです。また、このケースとは逆に、初期型の故障多発、後続モデルで改善等というケースも見かけます。まず、初期型は安定タイプは、私の見てきた機種の中では、ヤマハのC-2シリーズとデンオンのPRA-2000シリーズが当てはまるのではないかと思っています。両機種とも初期型は故障が少ないです。
 パーツの経年劣化による故障は当然ながら20〜30年経過していますのであります。しかし、設計上の無理や発熱などによる劣化は少ないものです。これに対し2代目は、初代の製品を超えようと欲が出るのか熱処理の無理や長期耐久性に問題のあると思われるものがあります。確かに、メーカーが製品寿命と考える5〜6年は持つかも知れません。しかし、現状30年前のアンプでも沢山使い続けています。メーカーの想定した製品寿命の5〜6倍もの時間使われるので故障してもメーカーに責任はないのでしょうが、流石にこれだけ長時間使い続けられるとアンプの設計に対する余裕というものが故障率に表れてくるように思います。C-2aは、アンプ回路に流れる電流が大きくなり、当然発熱も大きくなります。熱に弱い部品は沢山あります。特にトランジスターは発熱の大きさと劣化の早さには関連があります。C-2aのトランジスター劣化は、初期型のC-2よりも新しいにもかかわらず多いものです。確かに音は出ていますが、トランジスターを抜き取ってチェックすると劣化の程度を見ることが出来ます。
 PRA-2000シリーズもZやZRの方が、トランジスター劣化と基板焼けが目立ちます。基板焼けなどは高圧で高電流を流すために発熱が大きくなり、長期の使用で基板焼けとなるものです。より上を目指せば負担も大きくなると言うことでしょうか。

 この反対のケースがA-10シリーズです。初代A-10は、A-10シリーズの中でも故障率の高いアンプではないかと思います。
それ程大きな電圧は掛けていませんが、流す電流は大きいために発熱も大きくなるタイプです。各アンプに電源を供給しているシャント型レギュレーターも発熱の大きな部分です。そして、最も故障が多いのがイコライザーアンプだと思います。これには理由がありますが・・・・。タイプU、V、Wと故障率は下がって行くのではないかと思います。
 これらの故障率についても、電圧と電流=発熱との関連を感じる部分です。設計時にどれだけ余裕を見ているかそれが結果に表れているものと思っています。

改造のつもりか?これは改造などではなく破壊である  (10/20)

 最近、入手したアンプを見て思う事、最近、入手したアンプの中でC-2,B-2と続けて改造品?に当たりました。どちらも作業の様子を見ると素人です。マニアのつもりか?C-2は全ての入出力のパターンを切るという物、何の為に?修理でもしようとしたのか?理解に苦しみます。切られたパターンを接続し、メンテナンスをしてみたところ何の故障もありません。パワースイッチやプリアウトリレーは、劣化部品なので、無条件に交換済みですが、果たしてそれらの故障だったのでしょうか。修理とも思えず、何をしようとしたのか分かりません。
 もう一台のB-2の方は、配線を太い物に替えたり、短距離でつないだり、スイッチ類をパスしたり、ボリュームを取り去ったりと、音を良くする為の試みのつもりなのでしょうか。付いていた部品を取り去ってしまうなどは、最後まで自分で面倒を見るアンプでもなければやってはいけない事だと思っています。配線も自分流で、あちこちのスイッチをパスしたり、他人の手に渡った時に、この様なアンプはどうしようもないのです。元に戻したくて戻せない物にしてしまう事は、大変無責任な事であると感じています。
 中を開けて半田付けの様子を見れば、どんなレベルの人間が手を入れた物かは直ぐに分かります。この様な改造アンプを元の状態戻す事は、修理をするよりも遙に時間の掛かる物です。修理は、アンプの様子を見て、異常が有れば、異常箇所を治せばそれで終わりますが、この様にめちゃくちゃにいじくり回したアンプは、私のように修理用の(部品取りアンプ)パーツを持っている者でも、どこをどのように改造?したのかを確認し、元のパーツに付け替える事(復元)には、相当の時間と労力が掛かります。
 この様な「改造のつもり」は、改造などではなく破壊行為だと思います。復元(修理)出来ないような物にしてしまう事は、改造などではなく破壊です。
 私は、チューンナップと言う事で、アンプ内部の主にコンデンサーを交換し、音質を調整していますが、それ以外の部分については、改造など決して手を出しません。それは、私のメンテしたアンプが何方かの手に渡り、修理やメンテを受ける際に支障の無いように考えているつもりです。それが改造をする者の最低のマナーだと思います。それらを無視した行為は、破壊行為だと感じています。
 何故、こんな事を言うのかと言いますと70年以降のアンプは、新規に生産はされていません。有るのは、その時生産された生き残りだけです。当時のアンプの中には、代用の効かないパーツを使っている物もあり、トランジスター類(特にFETなど)は飛ばしてしまえばアウトです。そのオリジナルパーツを入手出来ない限り、そのアンプは再び息を吹き返す事は出来ません。これは、当時のアンプは、減る事はあっても増える事はないのです。そのアンプが壊れたら、(音の違う)他の機種で我慢出来る物でしょうか。そのアンプの音が好きで、聞き続けてきたものであれば、明日から他の機種で良いなどとは言えないはずです。
 これは、ビンテージアンプ全てが、オーディオファン共通の財産であると言う事だと思います。お金を出せば買える。確かに、市場に在庫が出回っているうち、壊れても修理可能で有れば、確かにお金を出せば買えます。しかし、市場に殆ど出回る事が無いという状況になれば、(いずれなります)お金を出しても買えないという状況になるのです。
 この様な観点から、ビンテージアンプ全てはオーディオファン共通の財産なのです。守って行かなければ無くなる運命にあるのです。先程申し上げた破壊行為とは、ルールを無視した改造は、取り返しのつかない事になり、また1台ゴミになってしまうのです。お金を出して買ったから、自分の所有物だから何をしてもかまわないという考えは、このよな視点から見ると誤りではないでしょうか。大事な遺産は引き継がれて行かなければならない物だと思っています。

音の良いコンデンサーがまた一つ無くなる  (10/14)

 音の良いコンデンサーが無くなる。何故、音の良いパーツが無くなって行くのか。世の中は、お金になる事は多くの企業が参入し、お金にならない事には誰も見向きもしない。音の善し悪しなど誰も気にしていないと言う事か?
アンプを作る多くの方がこのニュースを聞いて、ショックを受けたのではないかと思います。大分前の話になりますが、ルビコンと言うメーカーで製造されていた、ブラックゲートとと言う高級コンデンサーが8月末で製造終了となりました。そのニュースが流れしばらく混乱があったようです。私もその一人ですが、とにかく買えるもは買うと言った感じで買い集めました。しかし、必要な容量耐圧のコンデンサーが皆が欲しがるものだから、必要数を買う事は出来ません。辛うじて幾つかは手に入れましたが、もっと早くこのニュースを聞いておけば良かったのにと言う後悔もありますが、どうにも成りません。お店には、もう殆ど在庫はありません。
 私は、このコンデンサーを私の出品するアンプ全てに使っていました。(どのように使っていたかはお教え出来ませんが)その音を決めるコンデンサーが無くなると言う事は、せっかく試聴で積み上げてきたコンデンサーの組み合わせが出来なくなるという事で、せっかくの苦労が水の泡という事になります。幸い、在庫が幾つか有りますので、在庫分については今まで通りの音が出せます。このコンデンサーは、このコンデンサーにしか出せない音があります。他の銘柄で代用は利きません。色々なコンデンサーの音を聞き比べる中で見つけた音ですが、大変残念な事です。

予告無しの変更とはないか?  (10/3)

 私は、色々な種類のアンプを出品すると言うよりも、機種を絞り改良を加えて行くという出品スタイルを取っています。この様なやり方の中で見えてくる物は、多くのアンプは、途中で変更を加えられる。と言う事が見えてきます。私の出品台数で最も多い機種は、プリメインアンプはCA-2000、プリは、PRA-2000とヤマハのC-2が多いです。PRA-2000もC-2も基板のパターンは何種類か有る事を確認しています。特に、PRA-2000は、大きな変更ではありませんが、私が確認しただけで、イコライザーアンプ基板は3種類はあります。回路は同じか?ほとんど同じですが、基板のパターンは全く違います。フラットアンプ基板もパターンを切ったり、パーツを裏付けしたりと若干変更があります。生産スタート時のまま変更無しに生産終了まで変更が無いという機種はないのではないでしょうか。ヤマハのC-2も2種類確認しています。これは、主にヘッドアンプ回路です。明らかに回路が違います。変更がない?のがCA-2000です。これには理由があると思います。CA-2000は、CA-1000Vの上級機として発売されたと思いますが、MCヘッドアンプ、パワーアンプなど一部を除き、CA-1000Vと回路的にはほとんど同じ物です。使用パーツのグレードアンプもありますが、回路的には、大きな違いはないと思います。CA-2000は、CA-1000Vの改良版として出てきた為、回路的にはCA-1000Vで実証済みで、部分改良でCA-2000が発売されたようで、新規にCA-2000の回路を造ったわけではない為、CA-2000は発売時から完成度の高い物であったと言えます。
 同じアンプ(機種)でも音が違うなどという事を耳にする事があります。本当だろうか??この個体差は確かにあると思います。まず、アンプ内部を見ていて感じる事は、同じ機種でも生産ロットによってだと思いますが、使用パーツに違いがあります。例えば、コンデンサーなどは、容量と耐圧は同じでもメーカーが異なっていたり、トランジスターでも代用品と言う事になるのか?メーカーが異なる物を使用しているケースは結構あります。音の違いの一つの理由はこの辺り有ると思います。もう一つの理由は、パーツの傷みの程度の違いによるものです。簡単な例で言えば、電解コンデンサーです。劣化の少ない物と劣化が進み容量が抜けてしまった物、抜け掛かっている物では、規定の容量の半分しか容量のない物や容量抜けしている物を見かけた事があります。電源関連の電解の容量抜けは、低音の量感がなかったり、低音が出にくかったり、音にも影響が出てきます。他にも色々な理由があると思います。

整備済みアンプにご注意?  (10/3)

 これは、私が数日前に体験した話です。「・・・・・・HMA-9500 整備済」とタイトル有りました。商品説明にもクリーニング済みで整備済みと書いてあります。ある方が整備内容を問い合わせしたら、「業者に依頼し・・・・・○○○とヒューズ抵抗を交換済み」と答えています。私は、その商品を落札しました。届いてみたらRchから音が出ない故障品でした。しょうがないので蓋を開けて内部を見てみました。綿埃があちこちに残っていて殆どクリーニングした跡もなければ、ヒューズ抵抗や他のパーツも交換していません。唯一、交換してあった物は、修理のつもりか?トランジスターとヒューズ抵抗1本を普通のカーボン抵抗に交換してありました。それ以外は交換した跡はありませんでしたし、ヒューズ抵抗などは、全て抵抗値が大きくずれていて、通常の倍以上の物もありました。それ以上は、原因がどことかという確認は時間の無駄と感じたので、故障品として返品致しました。やはりと思いましたが、パーツ交換など整備はしていません。思っていた通り、整備品として値段をつり上げる為に偽りの説明をしているのです。整備品と書いてある物が全てそうだ問いは言いませんが、中にもこの様な出品商品もありますから入札を考える場合は、信用出来る物かどうか良く考えで上で入札額を検討頂いた方が良いと思います。また、整備済みと謳っている商品は沢山ありますが、整備内容などは一度問い合わせをした方が良いのかも知れません。ご注意下さい。

製品というのは、トータルバランスで判断される  (9/11)

 オーディオアンプに限らず、車でも他の家電でも一機能に長けていると言うだけでは良い製品とは言えません。製品とはトータルバランスで評価される物と思っています。オーディオアンプで言えば、高級パーツや高音質のコンデンサーなど部分的に使用しても部分的な音の改善にはなっても、逆に音全体のバランス崩してしまえば、逆効果になってしまいます。
 高音質と言われるコンデンサーに入れ替える事は、物理的に誰にでも出来る事です。しかし、音全体のバランスを取り、目標とする音質に近づける事(音造り)は、誰にでも出来る事ではないのです。非常に難しい部分です。難しい故に、面白いとも言えます。これで良いという終わりはないのです。

コンデンサーには電源系の物と信号系の物があるのではないか?  (9/11)

 まだ確たるものは持っていませんが、音でコンデンサーを選んで行くと大きく分けて信号系に向く電解コンデンサーと電源系に向く電解コンデンサーがあるような気がします。今までの経験の中から漠然とこんな印象を持っています。私の(音の)好みがそうさせているのかも知れませんが、信号系で気に入った電解を電源で使うと(音質的に)あまり良い結果につながりません。逆に電源系で良いと思う物は信号系に向かないように感じています。それを裏付ける物は何もありませんが、音で選んで行くと、結果そのような傾向があるように感じています。

ファンを失うメーカー  (9/11)

 私は、Y社の製品を気に入って使っていました。今も取りあえず、音の気に入った物は使い続けています。(以前もこのページに書いている?)しかし、最近のDVDオーティオプレーヤーの音にはガッカリして、二度とこのメーカーの新しいオーディオ機器を買おうとは思わなくなりました。あまりにも昔の音と違いすぎて、聴いてみようと言う気になりません。
 そして今日、このメーカーのサービス部門にパーツを注文しました。いままで数年間パーツを手配してきたのですが、今日の男の担当者は、小売りをしている訳ではないので出せないとの返事、私らのような修理屋は、営業の邪魔になるのか大量の注文には応じられないとの事、1台分何らなんとかなどと行っていたので、(こちらから)注文を断る。今までこれらの注文に問題なく応じてきたのに、今日は担当者が違うから注文は受けられないという事か?何年もパーツを買ってきたが、こんな些細な事で、メーカーはファンを失う。私のようなファンは居ない方が良いのかも知れないが、(私も)メーカーに対する不信と不満を持つ事になる。こんなメーカーとは付き合いたくもない。パーツなんか汎用品、どこからでも探せる。高い純正品など買う必要もない。対応の悪いメーカーに腹が立つ。

アンプを作ってみよう  (8/28)

 まだ全てのパーツが揃った訳でありませんが、数十年ぶりにアンプの試作を始めてみようと思います。私は、CA-2000を最初で最後に、アンプの自作をしていました。3年間修理とメンテを再開しましたが、最近、作ってみたいという気持ちが高まっています。フラットアンプなど、簡単なものから始めてみようと思っています。ヘッドアンプ、イコライザーアンプも作ってみたいと思い昔の本を読みあさっています。

カートリッジはMCかMMか  (8/28)

 この様な事は、今更という気もしますが、取りあえず、私の感じている事や考えを少々。
カートリッジについては、私よりも多くのレコードファンやカートリッジのコレクター、マニアの方々数お出でだと思います。
私のささやかな経験からのお話しです。今頃、レコードを聴こうという方は、音が出ればそれで良いという方は少ないと思います。昔なら普及価格帯のプレーヤには、MMカートリッジが標準装備でしたが、今は、一部メーカーがプレーヤーを出しているようですが、ほとんど無い状況です。当然、新譜ののLPは出ていない?でしょうから当然です。
 良い音でLPを聞きたいという場合は、当然カートリッジはMCだと思っています。それは、当時のカートリッジを見ても名器と言われるカートリッジは私の知る限り全て?MCタイプです。MMカートリッジの名器を私は知りません。(ただ感心がなだけかも)アンプのテスト用として、MCの他にMMカートリッジの名器も1個持っていますが、あくまでも音が出る事をテストする為のもので、これでレコードを聴こうとは思っていません。聞き比べるとMCとMMは明らかに差があります。MMは(学生の解きに買った針交換済みの)シュアーのタイプVを持っていますが、アンプの音が出る事確認用です。それから比べると、MCカートリッジは個性は揃いで、カートリッジを選ぶ楽しみがあります。カートリッジ一つでこれ程音が変わるのかという事を昔体験しました。今は、アンプの修理やメンテ、チューンナップが中心なので、(実際使うのは1個ですが)カートリッジも5個ぐらいしかありません。これも凝り出すとアームやフォノモーター、カートリッジなど、きりがない事を知っているので、そこそこにしています。それに、アームやカートリッジなど、希少価値も手伝って結構高値で取引されているようでなかなか思い切れません。もう少し数があって選べればよいのにと思っています。
 また、レコード再生でよい音を出す為には、各機能について調整が必要で、この辺りもCDの味気ない操作よりも趣味らしく試行錯誤を繰り返し、最適を探す過程はとても楽しいものです。ピックアップ(カートリッジ)一つ替えるだけで音が変わる。こんな事は、CDでは絶対に出来ない楽しみですね。レコードは楽しいです。
 昔、MCカートリッジは、トリプルアームのプレーヤーでビクターのMC-1、オールトフォンのSPU-G、MC-20、デンオンDL-103等を聞いていました。今は、(殆ど製造していない為)選べるカートリッジが少なく、古い物はダンパーの硬化など、音質が変わってしまっているものも多く、また新しいタイプの高級品は、希少性も手伝い非常に高価です。オークションでカートリッジを探すのにも苦労します。

またまたコンデンサーのお話し  (8/7)

 これも経験からのお話しです。以前から感じていた事ではありますが、それ程大きな差はないだろうと思い込んでいました。と言いますのは、オーディオ用電解を色々使ううちに使う場所により、また、銘柄により音が大きく変わる事は、以前にも書いています(適材適所の使いこなしが必要です)。一般用途の電解コンデンサーは、それ程、差は無いだろうと思い込んでいた事と、一般用は同レベルのコンデンサーでメーカーが違っても耐圧と容量が同じならば、同じような音がするのではと思い込んでいたのです。
ただ、ボンヤリと違うのでは?と言う思いも少しありました。しかし、今回の経験は、メーカーや銘柄が変われば一般用の電解でもハッキリと音が変わる事を体験致しました。今回はあるアンプに使用していた一般用電解が欠品したので、手持ちの同じ耐圧同じ静電容量でM社の物をN社の物に交換しました。そしたら音のバランスがすっかり変わってしまい、聞くに堪えない音になってしまったのです。その箇所はM社の電解コンデンサーを使用し、他の箇所をオーディオ用電解で音質調整したアンプでしたが、M社の電解を使って調整した音は、その1箇所をN社の電解に入れ替えただけで、音のバランスがすっかり崩れてしまったのです。この箇所はあまり音に影響のない箇所と思い、手抜きという訳ではありませんが、一般用電解コンデンサーを唯一使用していた箇所でした。これ程音に影響があるとは思いもよりませんでした。確かに、同じ耐圧同じ静電容量とは言ってもサイズが1周り違った物です。と言う事で、今回の経験から学んだ事は、オーディオ用電解だけではなく一般用の電解コンデンサーでも音は変わると言う事です。従いまして、コンデンサーの容量や耐圧の同じもを使っても、オリジナル(当時のコンデンサー)と違う(今の)コンデンサーを使えば、例え一般用のコンデンサーであろうとも音は変わってしまうという事です。コンデンサーを入れ替えて同じ音が出せるなどという人はいません。絶対にあり得ません。音は絶対に変わります。これは断言出来ます。だから寿命のある電解コンデンサーを入れ替えずに20年も30年も使い続けるのが良いのかというとそれもベストとは言えないと思います。機能の低下した(劣化して)故障しやすくなったコンデンサーをそのまま使う事も、必ずしも音質を維持しているとは言えずベストとは言えません。交換は必要になります。以前にも書きましたが、全てをオーディオ用電解に入れ替えればそれで音が良くなると言う程簡単な物でもありません。私の経験から言える事は、どれ程の音の感性を持っているのか。また、どれ程多くコンデンサーを使いこなして、コンデンサーの音の特性をつかんでいるのか、また、それらのコンデンサーを組み合わせ(使いこなし)て、良い音を造り出す事が出来るか。これは、簡単に言えばどれ程の経験を積んだか、どれ程音が分かるかと言う事につながる事と感じています。
だからという訳ではありませんが、私は、私の感性に基づき、私の目指す音造りを積極的に行っています。これが私のやり方です。音に対す感性は十人十色です。必ずしも私の造った音を全ての方が好まれるとは思っていません。嫌いと言う方もお出ででしょう。しかし、私は私の目指す最高と思える音に少しでも近づけようと日々実験を繰り返しているのです。その取り組みが私の(オーディオ)趣味としての楽しみであり、終わりのない追求です。

アンプの造りで思う事  その2  (8/4)

 これも私の経験の中から感じた事で、全くの独断と偏見です。複雑な回路を持ったアンプは、シンプルな回路のアンプよりも音が悪い。一言で悪いと言いましたが、悪いとは、音の鮮度が落ちる場合や、音が大人しく、音に躍動感がないなど、そのようなアンプを見かける事があります。シンプルと言っても程度の問題が有ります。何を持って複雑、シンプルと言うかと言う事については、ハッキリした基準はありませんし、また、例外も確かにあります。一概にどうと言う事は申し上げられませんが、色々なアンプを修理して音を聴いてみると、この様な傾向を感じる事があります。先日も、片チャン当たりトランジスター数で言うと(正確には数えていませんが)100個程度使った、かなり複雑で凝った回路のアンプを修理メンテして音を聴きましたが、エッと驚くような音がしました。このアンプが当時の価格で数十万円(50万円以上)????こんな物要らないと捨てたくなるような活気のない音です。私のような技術系ではない人間から言わせれば、こんな物は、このアンプを作った技術屋さんの自己満足の産物で音楽を聴く為の道具ではない。
アンプの価格と音質レベルは必ずしも比例しない。この事は、多くの方が感じているところだと思います。
私が今まで見てきたアンプ中で、音が良いと思える物は、殆ど標準的な回路の物が多く、奇抜な物や複雑な回路は積んでいません。
どれ程、高性能なアンプでも信号の通過するトランジスターやコンデンサーなどパーツが多くなればなるほど、音は悪くなる傾向にあります。(音質を保つ為には)必要最低限に止めるべきではないでしょうか。信号がパーツを通過して音が良くなるなどと言う事は無いと考えています。アンプの回路は出来る限りシンプルであるべきだと思っています。

アンプの造りで思う事   (8/4)

 このページは、私のオーディオ日記のような物です。思いついた時の思いついた事を書き留めておかないと忘れてしまいます。その内に等と考えていると、書くべき事を忘れてしまうのです。思いついた事を書いてみます。
私は、色々なアンプを修理したりメンテしたりしてきましたが、その中で感じた事は、部品点数の多い複雑なアンプからアンプとして必要な増幅という気のに限定し、使用パーツにお金をかけ、複雑な余分な回路を組み込まないアンプまで、蓋を開けると様々です。その中で、感じた事(私の独断と偏見ですが)は、複雑なアンプは、部品点数が多くなり、故障しやすい傾向がある。これは、考えてみれば当然の事のように思います。各パーツには、不良率という物があり、メーカーでは、この不良率を○○○%と言うように設定しています。コンデンサーや抵抗、トランジスターやダイオードなどアンプを構成するパーツは、正気の段階では、不良率は限りなくゼロに近いものだと思います。しかし、100%良品という訳ではなく、僅かながら不良品はあるのです。そして、使用時間が長くなればなるほど(使用時間経過と共に)、各パーツの不良率は上がります。簡単な例でお話しすれば、0.01%(実際はこんなに大きな値ではない)の不良率のパーツを1個使用すれば、その製品の不良率は、0.01%になると思います。しかし、同じ不良率のパーツを100個使った製品の不良率はどうでしょうか。1%の不良率になります。
この事は、製品に使用されるパーツの数が多ければ多い程、その製品の不良率は高くなる事を意味します。この様な点でもシンプルなアンプの方が優れていると思います。私が、複雑な回路を組み込んだアンプの嫌いな理由の一つは、この様な理由からです。実際に、修理をしてみると、部品点数の多いアンプは、部品不良が多い傾向があると感じてます。

趣味とは何か??   (7/21)

 ここに書く事は、私の個人的な考えであり、偏見であります。CDファンの方には、誤解の無いようにお断りしておきます。
私は、CDよりもレコードを聴く事が好きです。何故か?それは一言で言えば、CDには無い音、CDには無い各所の調整、パーツの交換など、交換による音の変化などです。確かに、音楽を聴くだけならCDは簡単で便利です。しかし、趣味という観点からオーディオを見てみると、(個性の)組み合わせの面白さ(例えば、カートリッジ、リード線、アーム、ターンテーブル、ヘッドアンプ、トランスなどの組み合わせで音は微妙に変わります)、アームなどメカの調整、この辺りのメカニックをいじり回して、好みの音を探す事が、オーディオの趣味としての原点ではなかろうかと思っています。板を載せて、リモコンピッでは、便利だけれど、趣味として遊べる要素は少ないと思う。今はそう言う時代なのか?音の変化を楽しむのが趣味のオーディオなら、やはり行き着くところレコード再生や(私はやりませんが)マイクセッティングや調整の必要な生録など、古いオーディオに趣味性があるのではないのだろうか。CDオーディオは、(音質という意味ではなく趣味としてみた場合)子供が遊ぶファミコンのようで、箱庭的な気がする。

変わったものと変わらないもの   (7/21)

 私は、オーディオのオークションに参加して3年になりました。それまでは、オーディオなどと言うものはすっかり忘れていました。始めた当初は、専ら買うだけのオークションでした。しばらくして買い集めたもの中から(増えすぎて)処分の為に出品を始めました。出品を始める内に修理とメンテナンスを始めました。そして、1年前から、チューンナップ(音造り)して出品するようになりました。振り返るとオーディオに対する取り組みがドンドンエスカレートして行く様子を感じます。次は何をやろうか??
変わらないものとしては、私は、オーディオのオークションを始めたのが7月頃で、丁度今頃の季節です。C-4を買って、NS-1000Mを買って、8月にヤマハのB-1を買いました。その音を聴いた時、これだと感じるものがありました。それ以来、色々なパワーアンプを聴きましたが、私のメインシステムのB-1は、それ以来変わりません。

便乗出品にご注意???   (7/21)

 あまり書かなくても良い事か?とも思いましたが、オークション入門レベルの方へ、気付いた事をかきます。私の出品商品の多くは、オークションで調達します。オークションを覗いていて気付く事があります。どれとは言えませんが、便乗して出品しているものが少数ですが見受けられます。便乗出品とは?例えば、今、私が出品している○○○というアンプが、通常よりも高額で出品されると同じ機種を似たような商品説明で出品するケースです。商品説明を読んでいるとこんなことあり得ないと言う商品を見かけます。オークションでは、(私の商品に限らず)以前からまねごとをした出品を見かけましたが、(今回は○○○と△△△を完璧に○○○しましたなどと)似たような出品を見かけたら、その出品者の他の出品商品もメンテしているかどうか、過去の出品を含めチェックする事をお薦め致します。通常、メンテ出品をする出品者は、出品商品の殆どをメンテして出品します。この一品だけメンテしましたなどという事はあり得ません。この様な商品を見かけたら入札する前に要注意です。

反省・・・・ (6/26)

 6月24日付A-10Xについて、を読まれて不快感を感じた方も多かった事かと思います。私の主義に反する文書でした。深く反省し、お詫びいたします。褒め言葉や好みを書いても良いと思いますが、貶すような言葉や嫌いだ等と言う事は、書くべきではないのです(これは余計な事で、趣味の世界の音の好みなどは十人十色で、どんな音が好きか、そんな事はそれぞれの好みによるモノです。)。あくまでも評論家的?に褒めるけど貶さないという事がモノ書きの基本です。貶すという事は、(反感メールは頂いておりませんが)多くの反感をかいますし、ルール違反のような気もします。いくら個人のページであっても、他人の目に触れる以上、好き勝手は許されないという事です。マナーを守るべきで有ったと反省しています。気を付けます。

A-10シリーズについてもう少し別な角度から (6/26)

 私は、以前にも初代A-10の音が気に入っているという事を書いた事がありました。誤解の無いように少し説明を追加しておきます。私が申し上げているのは、初代A-10は、音が良いという意味とは異なります。個人的に、初代A-10の音に感じる物があると言う事で、音が良いと言う事とは意味合いが違いますので、誤解の無いようお願いいたします。ノーマル状態の初代A-10は、とても個性的な音がします。極端な表現かも知れませんが、音は、中音域の張り出しだけで、高音域も低音域もそれ程のモノではありません。しかし、私は、以前にも書いていますが、最も大切なのは中音域であると言う事ですが、その中音域の密度の濃さと、音の張り出し感、スピード感、力感に関しては、初代A-10の音は素晴らしいと思います。ただ、音としてのトータルバランスは、イマイチで後に続くA-10シリーズに比べたらバランスが悪く、個性が強すぎて良い音と感じる方は少ない事でしょう。トータルでのバランスは、タイプU以降の方が遙に良くなっています。聞きやすくなっています。A-10シリーズは、回を重ねる毎にまろやか(角が取れて聞きやすくなる)になって行くように感じています。多くの方はこちらを好まれる事でしょう。
私は、初代A-10の音を初めて聴いた時から可能性のようなモノを感じています(多分私のフィーリングに合ったのだと思います)。
 私は、初代A-10のみチューンナップをしています。それは、色々な理由がありますが、ひとつは、先程の可能性です(持っている素質のようなモノを感じた)。それから、タイプU以降の機種は電解もかなりの数オーディオ用を使用していますから、タイプの異なる銘柄の新しいオーディオ用を使用してもそれ程の面白みを感じません。だから手を付けないと言う事でしょうか。それに対し、初代A-10は、部分的に(ニッケミの)初期型オーディオ用電解を使用していますが、コスト?がらみで、汎用品の電解もかなりの数(半数以上)使っています。私の今までの実験(チューンナップ)からは、初代A-10の音の悪さ?(中音域集中型の傾向は)これら汎用電解コンデンサーのせいではないかと感じてます。と言いますのは、これらのコンデンサーの銘柄を色々替えて実験を重ねてきましたが、初代A-10の音は、これ程変わるのかと思う程、使用する電解コンデンサーの個性をもろに反映します。使用コンデンサーの音がそのまま出力に現れるといった感じがします。この事は、音造りを楽しむと言う点では、最高の素材であると感じているのです。そして、数を重ねる中でA-10のキラリと光る一面が見えてきているような気がしているのです。あまり書きたくない部分ですが、コンデンサーの調整をした初代A-10は、微妙な違いは多々ありますが、私の好きなヤマハのB-1と音の傾向が似ているのです。私が、何故B-1の音が好きか、B-1の音を聴いて好きになった方で有れば、B-1の魅力はご存じだと思います。チューンナップして行く中で、これは良いと感じた部分(何故初代A-10の音が好きなのか自問自答を繰り返す中で気付いた事)は、B-1の魅力に重なる部分なのです。私の好きな音の傾向は、自分では気付いています。言葉にする事は難しい事です。しかし、私の好きなアンプ(音)は、結果から見ればやはり同じような傾向を持っているようです。自分で意識していた訳ではありませんが、好きな音を集めてみたら、そして、何故好きなのかを考えてみたら、同じ傾向を持っていたという結果です。B-1は、好きですが、FETアンプは、トランジスターアンプには無い難しさや代替の利かないパーツも多く、ミスると一発でダメにしてしまうリスクがありますが、初代A-10なら、パーツは何とかなりそうなので、同じいじるにも気が楽です。それで、同じ(様な)音が楽しめるなら、そして、いくらでもバリエーションを作り出す事が出来ます。自家用に一台持っていますが、この一台で、好みの音を追求してみたいと思っています。コスト的にもB-1よりも安いし、軽くて扱いもし易いし、出品用として手元に残しておいた2台は、オークションでは動きが悪く、棚上げしていたところ、直接取引のご希望を戴き、近々嫁入りする事になりました。ただいま、花嫁修行中ならぬ、チューンナップ中です。さて今回はどんな音を出しくれるか?仕上がりが楽しみです。

人間も機械も同じ???? 動かし続ける事が大切 (6/24)

 最近、年を取り感じている事、そして最も気を付けている事は体の健康です。50を超え年と共に老化(体の機能低下や劣化)傾向を感じつつあります。視力は、2.0小学生の頃は、いつも見えすぎるくらい見えていた目も、今では、老眼鏡のお世話にならないと見えません。アンプの細かい部分は、ルーペを使う事もあります。体も硬くなり、力もなくなってきています。食欲も以前程はありません。今考えている事は、今以上は無理にしてもせめて現状維持で頑張りたいと思っています。
体の健康を考えれば、規則正しい生活???(明け方までアンプと向かい合っていますからこれは無理)十分な睡眠(これも無理)、栄養バランスの取れた食事(一応気を使っています)、適度な運動(今年の春から犬と散歩<軽いジョギング>を始めました)、体操をして体の筋を十分に伸ばす(この辺りは、アンプも同じです)
  前置きが長くなりましたが、ここからは、本題のアンプのお話しです。多くのアンプ見ていて、または、使っていて思う事は、(コンディションを維持する為に)アンプも毎日体操をしなさいと言う事です。これは、やろうと思えば誰にでも出来る事です。しかし、やる気がないと出来ません。多くのアンプを見ていつも思う事です。そして、このページでも書き続けてきた事ですが、スイッチの接触抵抗が音を悪くしていると言う事です。新しいアンプではあり得ない事ですが、古いアンプの場合は、この抵抗の影響は無視出来ません。やった方が良い事をこれから少々書いてみますが、(年を取った私のような)人間が体操をして体中の筋を伸ばした方が、50肩とかぎっくり腰など、筋や筋肉のトラブルを避ける事が出来るのではないかと思っています。体操により、体の筋肉を常にほぐして、筋肉の柔軟性を保っていれば、これらのトラブルは最小限に防げるのではないかと思っています。アンプも同じで、各スイッチを毎日、2〜3回程度、動かしていれば、接点のトラブルは採用減に防げるのではないかと感じています。私が今まで見てきた、スイッチやボリュームなどの接点を持った物のトラブルは、使い市議手すり減って故障したという物は、殆ど見かけません。皆無と言えます。それに対して、使わなくて、接点に接触を妨げる酸化皮膜や、劣化グリースによる故障が殆どです。ガリや接触不良が良い例です。使わないで仕舞っておいたらいつの間にかガリが出たなどと言う事は良くある事です。毎日使って回していれば起こらない事ですが、使わない事で調子が悪くなると異例は沢山あります。
古くなった?人間とアンプは、毎日使った方が調子が良い。使わないでいると調子が悪くなるという点で共通です??
コンディションを維持する為に、毎日使う、動かすという事が大切な事です。アンプのコンディションを出来るだけ維持したいと考える方は、各スイッチとボリュームを毎日少しずつ動かし続けるという事が大切な事です。(素人にも出来る健康管理方です。)

機械物は使っている物の方が調子が良い (6/24)

 オークションで色々なアンプを入手します。その中で感じている事は、表題の通りです。アンプも車も機械類は、毎日動いている物の方が調子が良い。この事は、車や家電製品など、あらゆる物に当てはまります。ここ当たりのある方も多いのではないでしょうか。アンプを構成しているパーツの殆どについて当てはまる事だと思っています。電解コンデンサーなども長年使用されずに休んでいた物よりも、使い込まれた物の方が調子が良いという事が多分にあります。スイッチ類もばらしてみると納得します。使い込まれた物は、スイッチの金属面は、酸化や汚れがあっても、ほんの僅かな接点部分は、金属面を保っている物が多いのです。反対に長年押入の中で眠っていた、物置で眠っていたという物は、その僅かな接点部分も酸化や劣化したグリースが硬化したりして、意外にダメな物です。古いビンテージアンプは特に毎日使う事がコンディションを維持する上で大切な事だと思います。

音の好み色々 (6/10)

 同じアンプ、同じセッティングでも聴く人、聴く環境、聴く音楽、音の好みなどによって全く違った反応が返ってきます。
ある面で、これは当たり前の事だとも思いますが、驚きでもあります。当たり前と思うのは、以前にも書きましたが、人間の感覚は相対的なモノで、絶対的なモノではないと言う事から来ています。もう少し具体的に言うと普段聴いている音が音の基準となり、その音を基準に新たに聴いた音を判断(評価)すると言う事を人間は無意識のうちに行っています。味についても同じです。東北は一般に味が濃く、関西は味が薄いものです。東北人である私が大阪駅できしめんを食べれば、美味しいけど薄味で物足りない味という事になりますし、関西の方が、東北でみそ汁を飲めば、しょっぱいと言う事になります。この様に人間の感覚は普段感じている事を起点にどうかと言う相対的判断をするのです。
 従いまして、どんなに耳の良い方でもこの自分の基準値となるモノ(音)を失うと的確な評価は出来なくなるモノです。
また、この様な理由から、同じアンプ同じ(音質的に)調整値であっても、高域がうるさく感じるという方もいれば、高域が物足りないという方も出てくる訳です。この音の違い(簡単に帯域バランスの違い)は、各メーカーの音を聴いてみるとメーカー毎に大きな違いがある事に驚かされます。これでも計器で見る限りは、同じフラットなのかと思うと計器で見ている(フラットな)周波数特性とは何を表しているのか?、何を見ているのか?実際の音とは関係のない特性を見ているのか?大きな疑問を感じます。大げさな言い方をすれば、特性と音質の関連などは(全くとは言いませんが)無いのではないかと思えてしまうのです。
確かに、アンプ毎の音の違いを特性データーの違いとして見せている計測機器などは一台もない事からも現在の計測機器では音の違いをとらえていないと言えるのではないでしょうか。だからこそ、そのような計測機器で歪み率0.000?%等と言ってもひとつも音は良くなっていない。それどころか70〜80年代のオーディオ機器の方がメンテナンスさえしっかりすれば、今の機器よりも音が良いなどと言う事が良くある話で、納得出来るお話しです。やはり、音造りは、経験を積んだ職人さんの職人技なのでしょうか。

パワーアンプとプリアンプの相性(6/10)

 パワーアンプとプリアンプに相性というモノがあるのかと聞かれれば、間違いなくあります。
パワーとプリだけではなく、オーディオの全てのコンポーネントには全て相性があると言えます。そのような点では、名器と言われる(単体では評価の高い)アンプでも自分のシステムに組み込んだ時にそれ程でも無いという場合もあります。理由は色々あると思いますが、一番簡単な例では、アンプの帯域バランスがあります。パワーもプリも周波数特性はフラットです。フラットでないアンプなどはないのですが、聴感上は、音の出方は千差万別で、何故これ程まで音が違うのかという事はそれぞれ体験されている事だと思います。周波数特性(現在の計器では)などではつかめない音の秘密があるのだと思っています。
この相性というモノは、自分で組み合わせを色々やる中で見つけ出す以外にはないと思います。
私は、個人的にB-1の音を聴いて気に入り、このパワーアンプを中心に、その他の機器を組み合わせてシステムを築きました。オーディオの楽しみ方は、様々でしょうが、このシステムを構築して行く過程が楽しみの一つではないかと思っています。
パワーとプリの相性は、使用するスピーカーやリスニングルームの音響特性にも密接に関係があり、私の所と同じという事はまず考えられません。そこで、チューンナップして出品する物については、聴感上の周波数特性(帯域バランス)をご希望により再調整致します。これは落札頂いた方のリスニングルームやシステムや音の好みに合わせ、より良い音が出せるようにする為にはどうすれば良いかと言う事を考えた結果思い至ったモノです。これらの調整は、アンプ本体には手を付けずに電源とカップリングコンデンサー(アンプ間の結合コンデンサー)で調整しますから、アンプの個性を失うような事はありません。また、再調整も簡単です。

予告無しの変更(6/10)

 製品には、「予告無しに仕様を変更する場合がある」と書いてあります。確かにそう言うのモノと感じています。
と言いますのは、私は、PRA-200シリーズが好きなので、直接の分を合わせると2000は50台以上修理やメンテをやってきました。今まで見てきた中で、イコライザーアンプ基板は、少なくとも3パターンはある事を確認しています。変更は、初期の段階に多く、中盤以降は落ち着いたようです。多分、シリアルで言うと500番辺りまでに2度基板を作っています。裏面のパターンもカットして配線したりと想定外の変更もあったようです。最も初期の基板は、初段のFETやRIAA素子はシールドケースを被せる予定であった?様なパターンも描いてあります。電源のトランスにも変更があったようで、初期の物は、1次側のヒューズが0.8Aであったのに対し、途中から1.6Aになっています。シリアルNoのどの辺りの物が最も音が良いなどと言う事は分かりませんが、厳密に言えば変更があると言う事は、(リスナーが感知出来るかどうかは別にして)音も違うという事です。
私は、PRA-2000を見続けてきたので、僅かな変更も気が付きますが、多分この様な事は、多くの機種の中で当たり前に行われている事なのでしょう。
初期ロットを出荷して市場の反応を見る。その結果を、次の出荷分に反映させ、製品としての完成度を高めて行く。または、コストダウンや手抜きをするという場合もあるのかも知れません。多くの製品はそのように、見切り発車をして改良を加えて完成度を高めると言うパターンのようです。

体調によって、耳の感度は変わる?(5/31)

 最近、年を取ったからなのでしょうか?若い頃(学生の頃)は、感じなかった事ですが、50になり、音の違いが良く分かる時と違いがわかりにくい時があるように感じます。体調だけではなく、辺りの環境や部屋の中の荷物の増減や配置などによっても音は変わるモノです。この(部屋のレイアウトやオーディオ装置のセッティングを変えたアンプやスピーカーを)変えた時は、頭の中に記憶していた音の情報が役に立たなくなり、音の基準を失い、音の判断がつきにくくなるモノです。この様に色々な要素がある訳ですが、確かに、年を取り、体調の変化は、感覚の変化となるような気がしています。

コンデンサーの使い方、また一つ教えられました。(5/31)

 電解コンデンサーの使い方は、知っているつもりでした。しかし、また一つ勉強させられました。
と言うのは、カップリング(結合)コンデンサーは、電気特性の良い物、(音質的にフィルター効果の少ない)情報量の多い物が望ましいと思っていました。音は、欠落することなく全てをストレートに通すコンデンサーが望ましいと思い込んでいました。確かに、この考えはある面で間違いではないと思いますが、もっと重要なモノを忘れていたような気がしました。帯域全体のバランスです。これを崩してしまっては、音楽にはならないのです。また今回も特性の良い物と言う事で追い続けてきましたが、それは、音は良く出るかも知れないけれど、音楽にはならないという事を教えられたような気がしました。電解コンデンサーは、一般に高域特性が悪く、カップリングコンデンサーに使用した場合、フィルムコンデンサーのような高域は出ません。高域の出る容量の大きなコンデンサーを探しました。そして見つけ使い始めました。確かに高域は出るし、情報量も普通の電解に比べたら遙に多いのです。しかし、ハイエンドに刺激的な音が残り耳に付く。何故?なかなか自分なりの答えを見いだせませんでした。以前は、低域を出そうとしてバランスを崩した事がありました。今回は、高域を出そうとして、バランスを崩したのです。ある程度、音をいじれるようになるとその技に溺れてしまうのでしょうか。今になって気付きました。出てくる音は全て情報だ、ストレートに出すことが良い事、本当の音と思い込んでいました。しかし、全てを出してはいけない場合もあると言う事、押さえる必要があると言う事を教えられました。簡単言えば、ハイもローも脇役、味付けなのです。主役はいつも言っていますが中音域なのです。そのことを忘れかけていたようです。言葉にすれば、ハイエンドは、邪魔にならない程度、耳障りにならない程度出ていれば良い。決して出しゃばってはいけないと言う事です。ハイエンドを押さえる技を学びました。(場合によっては必要であると言う事)

YAMAHA C-2,CA-2000のチューンナップ版ご購入の方へご連絡(5/31)

 私共でチューンナップしたC-2,CA-2000をヤフーオークションなどで落札入手された方へ伝言です。チューンナップは亀の歩みながら、音質の改善をしているつもりです。2007年度に落札頂いたPRA-2000をお使いの方で、音の帯域バランスにご不満を感じておられる方は御連絡下さい。傾向としては、ハイエンドが少し出しゃばりすぎていたように思い、5月中旬以降出荷分については、イコライザーアンプの出力をチューニングし直して出荷しています。ハイエンドを若干押さえ、中音域重視の方向です。それ以前のPRA-2000をお持ちの方もご相談頂ければ、(パーツが変更になっている為)パーツ代+工賃3000円+送料で、いつでも最新版にチューンナップ致します。ご希望の方は、audio@msin.co.jpへメールで御連絡下さい。お見積もりも致します。

PRA-2000のチューンナップ版ご購入の方へご連絡(5/31)

 私共でチューンナップしたPRA-2000をヤフーオークションなどで落札入手された方へ伝言です。チューンナップは亀の歩みながら、音質の改善をしているつもりです。2007年度に落札頂いたPRA-2000をお使いの方で、音の帯域バランスにご不満を感じておられる方は御連絡下さい。傾向としては、ハイエンドが少し出しゃばりすぎていたように思い、5月中旬以降出荷分については、イコライザーアンプの出力をチューニングし直して出荷しています。ハイエンドを若干押さえ、中音域重視の方向です。それ以前のPRA-2000をお持ちの方もご相談頂ければ、(パーツが変更になっている為)パーツ代+工賃3000円+送料で、いつでも最新版にチューンナップ致します。ご希望の方は、audio@msin.co.jpへメールで御連絡下さい。お見積もりも致します。

コンデンサー交換で音が悪くなる。注意が必要(5/27)

 偉そうな事を申し上げるつもりはありません。しかし、重要な事です。例えば、PRA-2000と言うプリアンプについて申し上げれば、このプリアンプは、電解コンデンサーを●●種使い分けています。それぞれの場所に合った特性の物を使用しているはずです。音質も全く異なる物です。PRA-2000の出品の中で、この事を知らない出品者による出品を見かけます。(使用パーツの写真を見れば分かります。)特性を理解しないで、特性の合わない電解コンデンサーを使った場合、音質が交換前よりも悪くなる事は当然の結果です。メーカーでは、試聴の結果、使用パーツを選んでいます。この事を無視したコンデンサーの交換は、音質を確実に落とします。その機種をどれだけ理解しているか、それは、音質の差になります。私も偉そうな事は言えませんが、少なくともそのことだけは理解した上で作業をしています。

パーツ(コンデンサー)の交換はスペース的に難しい(5/5)

 私は、(本業は)自営業者です。サービス業に従事している為、ゴールデンウィークは大忙しで、文字通り寝る暇もありません。
なので、オークション出品は中断しています。
ページを更新しようと思い付き、書き始めました。色々あるけど何を書こうか・・・・。と思いつつ、
私は、アンプのチューンナップをしています。その中で、難しいと感じる事は、パーツ(主にコンデンサー)の交換をしたくても出来ないという事がしばしばあります。と言うのは、特に、70年代のアンプは電解コンデンサーなどを平気で使っていましたので、比較的狭いスペースにパーツを沢山詰め込む事が出来ました。1個1個のパーツはそれ程スペースを取りませんでした。その後、70年後半から80年代にかけて、各メーカーで使用するコンデンサーにより音が変わる事に気付き、信号系には、電解コンデンサーからフィルムコンデンサーが使われるようになりました。電解コンデンサーのメリットは、小さなコンデンサーでも大きな静電容量を得る事が出来ます。(音質は良くありません。)フィルムコンデンサーのメリットは、電解コンデンサーに比べ音質的にも特性的にも優れています。デメリットとしては、サイズが大きくなってしまう事。大きな静電容量は得にくい事です。70年代前半から中盤にかけて作られた(電解コンデンサーを使用した)アンプの音を良くしたいと思う時、このスペースの狭さがネックになり、パーツの選択が限られてしまう事が、一つ大きなネックになってしまいます。フィルム系のコンデンサーは皆サイズが大きく、また、電解コンデンサーのような大きな静電容量が得られないのです。そこで、サイズが小さく、収まりが良く、音質の良いパーツを探す必要が出てきます。しかし、サイズが小さくて音が良いコンデンサーはなかなか無いのです。
今ようやく使えそうな(レベルの)コンデンサーを見つけました。
 

初代A-10、タイプU、タイプVの比較、何故、初代A-10に惹かれるか(4/15)

 私は、NECのA-10シリーズが好きです。特に初代A-10に興味を感じます。それは何故か?
タイプUやタイプVもそれなの音を出しますが、初代A−10とは、同じA−10シリーズでありながら、私は別物と思っています。その理由は、(一部ですが)下記の図解をご覧頂ければ、ご理解頂けると思います。初代A−10は、徹底的なこだわりを持ち、DCサーボ回路とシャント電源の一部を除き、全てトランジスターで組み上げています。何故か?それは良い音にこだわったからです。音の良いと評価の高いアンプにオペアンプICを使用したアンプは、A−10(タイプU以降)シリーズを除き、ほとんど無いはずです。(私の記憶にはありません)
オーディオアンプのIC化というのは、シスコンなどに使用されるコストダウンの手段です。私は昔(オーディオの)製造現場にいた人間なので、オペアンプICを使ったアンプを見ると、ただそれだけでガッカリします。オペアンプは、オーディオアンプでは無いという 考えを持っているのです。確かに、下手なトランジスターアンプよりもマシという特性のオペアンプもあると思いますが、最高を求めれば、オペアンプでは絶対に不可能であると 言えます。(高級アンプには絶対有りません)
 私が、初代A−10には、チューンナップをするけれど、タイプU以降のA−10シリーズは、メンテまでしかやらない理由は、おかしなこだわりと思われるかも知れませんが、オペアンプの限界というものを感じているので、私は、 ICアンプにはチューンナップは致しません。
チューンナップとは、個人的に好きなアンプに対して、潜在能力を出し切る、又は、可能性を追求する為の手段と考え行っておりますので、 私は、ICアンプに対しチューンナップする気にはなれません。私は、音質だけではなく、メカ的な部分にもこだわりを持っているようです。

 
初代A-10のフラットアンプ基板です。FETを含むトランジスター数24個で構成されています。他に2個のオペアンプICはDCサーボ用アンプです。トランジスターで回路構成され、DCサーボをかけることで出力に入るコンデンサーを取り除き、コンデンサーが音質に与える影響を防いでいます。アンプ構成は、基本的にイコライザーアンプ、フラットアンプ、メインアンプは同じ造りになっています。   この写真は、初代A−10の上フラットアンプ基板と下イコライザーアンプ基板を並べたものです。ご覧頂いて分かるように造りは殆ど同じです。中央のヒートシンクを含む、左側回路がアンプに電源を供給するシャント型電源です。各アンプ毎に電源がセットになっており、贅沢な造りになっています。
 
A−10タイプUのイコイライザーアンプ基板です。赤線で示したオペアンプIC1個に内蔵された2個のアンプを左右のアンプに振り分けて使っています。他に左右合わせ6個のトランジスターの組み合わせで作られています。アンプはICを使うことで簡単に作ってあります。MCカートリッジにも対応しますが、MCヘッドアンプがついている 訳ではなく、右赤矢印で示した切替スイッチと周辺の抵抗でイコライザーアンプの増幅度を切り換えることで対応しており、非常に簡素化され、コストダウンを計っています。DCサーボなども省かれ付いていないようです。   A−10タイプUのフラットアンプ基板です。赤矢印で示すオペアンプIC1個と周辺パーツでフラットアンプを構成しています。トランジスターは使っていません。非常にシンプルです。私は、 以前に製造現場でシスコンレベルのオーディオ製品も作っていました。その廉価なオーディオ機器は、アンプを安く作る為にこのオペアンプを多用していました。当然トランジスター数十個分の機能をIC1個でまかなう訳ですから、パーツ代も安くなり、作る手間も数十個のパーツを1個のICに置き換える訳ですから製造コストも安く仕上がります。オペアンプICは音質よりもコスト重視の製品に用いられるパーツです。また、初代A−10の様な贅沢なシャント型電源もつきません。フラットアンプはオマケで付いているといった感じです。
 
A−10タイプVのイコイライザーアンプ基板です。基本的にはタイプUと殆ど変わりませんが、ICは左右1個ずつ使用されています。
 
A−10タイプVのフラットアンプ基板です。赤線で示した左右1個ずつのICがフラットアンプの全てです。トランジスター(FET)12は、電源用の物で、アンプに使用されている訳ではありません。また、タイプUも同じかも知れいませんが、DCサーボなどはありませんので、出力には直流カットの為、電解コンデンサー2個がシリーズで入ります。タイプU以降は、音質重視の設計とは言えないようで、コスト重視の姿勢がハッキリと見えます。

 

   
初代A−10のヘッドアンプです。写真には写っていませんが、この左側にシャント電源があります。シャント型電源付のアンプで、トランジスター34個とDCサーボ用?オペアンプIC2個で構成されており、まともなMC再生に対応出来るのは、初代A−10だけ?だと思っています。    

オーディオケーブルとコンデンサーが音に与える影響の違い(4/15)

 これは私個人の考えです。この事について色々な考え方があり、色々な感性を持った方がお出でですから、その考えを否定するものではありません。ただ、私は私の考えはハッキリさせておきたいと思っています。コンデンサーとケーブルの違い、それは、コンデンサーは、電気を蓄える機能を持っている事と交流信号に対して周波数特性を持っているという点に置いて、アンプ内部配線やピンコードやスピーカーケーブル(導体)とは異なる性質を持っていると 言えます。これに対し、コード(ケーブル)といわれる物は、この様な特性は持っていません。電気を蓄える力もなければ、直流に対しても交流信号に対しても(実用上殆ど)抵抗値ゼロです。 水を流すホースの様な物である。この様な特性の違いからコンデンサーは音に影響を与えるという事は容易に想像がつきます。そのコンデンサーも種類が沢山あり、特性もそれぞれに異なり、当然音質も違うものです。これに対し、ケーブルがどれ程音質を変えるかと言う事について、全くゼロとは言いませんが、ピンコード50cm、スピーカーケーブル2〜3m以内で使う限り、それ(コンデンサー)程、大きな違いは 有りません。大雑把な(オーディオマニアらしくない)言い方をすれば、この程度の長さで有れば皆同じである。無酸素銅、銀線、●●●など、色々な材質、構造の線材が高価な価格で販売されていますが、それらの材質の線材を使った場合、何故音が良くなるのかという理由を明確に説明しているものは皆無であると思います。理論的な説明をしている物があるでしょうか。皆が納得出来る説明をしている商品など無いのです。導体抵抗値の僅かな違いなど、音に影響するでしょうか?また、僅か50cmの長さでどれ程材質の違いが出るというのでしょうか。抵抗値が僅かに小さいだけで、音が良いという理由の説明にはならないと思っています。 無酸素銅だから音が良い?これも疑問です。純度が高いと言うだけで音が良いという理由にはなりません。銀線の抵抗値が低いといるのも理由にはなりません。ケーブルは、音を極力劣化させない為に選ぶ必要はあっても、ケーブルその物に音を良くする力はありません。コンデンサーの場合は、種類やメーカーによって微妙に音が違い、 使う場所によっては、音のクオリティーを大きく左右します。これも音を自分の思った方向へコントロールする為に使用銘柄を選ばなければなりません。それは、実際の音出しテスト(試聴)により、コンデンサーの音の特性をつかみ、上手く組み合わせが出来る力を付けなければなりません。これは、非常に時間のかかる作業で、経験と勘がものを言う職人の世界です。同じようにケーブルに対しても固定観念を捨て、色々な線材を自分で試聴テストして、自分の好みにあった線材でケーブルを作る (選ぶ)べきではないかと思っています。中には、50cmで1万円以上のケーブルもあるようですが、(オーディオアンプも含め)必ずしも価格と音質は比例しないものです。裸の王様にならないよう、先入観を捨て、 他人の評価に左右されず、全てを自分の耳で確かめる事が大切だと思います。 そして、その時間をかけて自分の求める音を作り上げる過程こそが趣味といえるものではないでしょうか。

アンプ世代間の音の違いについて(4/1)

 私の出品は、殆どが気に入った物を長く扱うというやり方出来ています。その中で昔から使っていたYAMAHAのアンプが多いのですが、余り気にしていませんでしたが、最近、気付いた事があります。それは、世代間の音の違いは、多くはコンデンサーの違いではないかという思いを強くしました。この辺りの事は、以前から薄々感じていた事で、チューンナップ版として出品を始めたのは、その辺りの理由もありました。C-1、HA-1、B-1、C-2、B-2、CA-2000(第1世代)世代のアンプは、(他社製品も同じですが)電解コンデンサーの使用が当たり前の時代の製品です。電解コンデンサーは、コンデンサーの中では最も(高域)特性の悪いコンデンサーです。(オーディオ用の高性能電解コンデンサーは開発されておらず)これらの電解コンデンサーを使用している為、この世代のアンプは、例外を除けば、殆どは、(特に高域)帯域が狭く、Hi-Fi的と言うよりは、アナログ的な聴きやすい音?真空管アンプに近い音?等と表現される事がありますが、どうしても音楽信号が特性の悪い電解コンデンサーと通過する為に、一種のフィルターとして機能する為に、高域など目立って音質劣化します。この世代のアンプは、一般にそのような傾向を持っています。
 第2世代と言えるかどうか?これらのコンデンサーは、特性の良いフィルムコンデンサーに変わって行きます。C-2a、HA-2、B-5など、信号経路に入るコンデンサーは、この辺りからフィルムコンデンサーに置き換わりました。個人的に感じた音の特徴は、C-2aは、帯域の狭いC-2から比べると確かに帯域は広がりを感じます。しかし、癖?を感じます。フィルムコンデンサーの音か?中高域か高域にピークを感じます。素直なC-2の音に対して、甲高い音と感じてしまうのです。確かに、C-2よりも電源の容量アップし電流も多めに流して音に力もあり良い所はあるのですが、ベストとは言えない所です。これらのフィルム系コンデンサーを使うようになる事、オーディオ用コンデンサーの開発が始まったのもこのころでしょうか。
 第3世代は、DCサーボ技術などを利用して、信号経路のコンデンサーを全て取り去るというスタイルです。音質に大きな影響を与える信号経路のコンデンサーを取り除き、電源関連などにオーディオ用コンデンサーを使用するようになります。私は、DCサーボ技術など、専門技術屋ではありませんが、DCサーボにもメリットとデメリットがあると思います。信号系からコンデンサーを取り除苦事が出来る事は大きなメリットであると思います。しかし、増幅系に更にDCサーボアンプを組み込むというデメリットです。個人的には、(全てとは言えませんが)上手くできたDCサーボは、音質的にそれなりにメリットとしてアンプの音質向上につながっていると思っています。コンデンサーによる音の色付けを取り除くという事を可能にした?のだと思います。
私の使っているアンプでは、PRA-2000ZRや初代A-10等が上げられます。
 最近、私が感じている事として、特性が全てではないと言う事です。それは、コンデンサーを特性の良い物に入れ替えただけでは良い音にはならないという事です。かえってバランスを崩し音が悪くなると言うケースもあります。最終的には、それぞれのパーツの特徴を理解して、上手に組み合わせてバランスを取るという事が大切であり、どこまで行っても音を決めるモノは特性ではなく、音を造る人間の持っている感性(バランス感覚)が音を左右するものであると言う事です。言葉を換えれば、音は釣り手の人間が造り出すものであり、計測機器や装置は補助的な働きはするけれど、音を造る事は出来ないという事です。

プリメインアンプのメリット(4/1)

 私は、出品はセパレートアンプが多いですが、それは廉価なプリメインアンプよりも高価なセパレートアンプに、音質の良い物が多い、または、物量を投入してコストをかけてキッチリ作っている物が多い事やプリとパワーアンプの組み合わせで好みの音を探せる事などの理由によります。しかし、この事は裏を返せば、組み合わせの難しさにもつながります。AプリとBパワーの組み合わせは非常に音のバランスがよいけれどもAプリとCパワーアンプでは、バランスが悪くパットしないなどという事は良くある事です。AもBもCもそれぞれに評価は高いのだけれと組み合わせによっては、バランスが崩れるという事はセパレートアンプの場合良くある事です。音のバランスは、各メーカーで全く異なり、同じメーカーでもモデルによっても違いがあります。音の標準などと言うものは、(各メーカーのそれぞれの機種を聴いてみて)どこにも無いと感じています。
 無限とも言える音の組み合わせを取っ替え引っ替え入れ替えて好みの音を探す。それ故趣味と言えるのかも知れません。楽しめるのかも知れません。私のメインシステムは、セパレートアンプです。しかし、プリは数機種用意していてその時の気分で切り換えて使っています。これがベストと言える組み合わせを1機種に絞るのは、なかなか難しいようです。常にバランスを気にしながら聴いているような気がします。しかし、最近、初代A−10をチューンナップ(コンデンサーを入れ替えています)して聴いていますが、このバランスで良いのではないか?と思う事がしばしばあります。バランスを気にせずに心地よく聴ける事、大事な事だと思います。A−10の音は・・・・・・・などと、良く言われますが、それは、良くも悪くもA−10の個性であります。アンプの音質は、簡単に言えばアンプの回路構成、使用半導体素子、抵抗、コンデンサーなどのパーツ等によって音質、音色が作り出されるモノと思っています。回路構成、、半導体素子など変更は現状難しい物があります。抵抗、コンデンサーなどは比較的容易に交換出来ます。今までの経験から半導体交換よりもこれらの交換の方が音質に与える影響は大きいと感じています。A−10は、中味を見ると限られた予算を音質に係わる部分にはお金をかけて、音質に余り影響のない部分(シャーシ、SPターミナル、使用パーツの一部)にはお金をかけないと言う内容であると感じます。従って、高級アンプではありません。一見安っぽいアンプです。しかし、良くできたアンプでもあります。各アンプ単位でシャント型レギュレーターを採用したり、リザーブ電源など、音質に係わる部分は(50万円クラスの高級アンプでも採用しない贅沢な構成になっています)しっかりとお金をかけて作ってあります。チューンナップ(コンデンサーを入れ替えた)初代のA−10は、ギラギラした所はなく(過度ではありませんがシャープな印象<個性>はあります)、この音でよいのではないかと思ってしまいます。「バランスを気にしないで音楽が聴ける」そんな音に仕上がっていると思っています。確かに、他のプリやパワーと組み合わせは可能ですが、私の場合は、プリメインアンプは完成された音と考えており、他のアンプとの組み合わせで使うという事は殆どありません。この機にしないで聴ける事がプリメインアンプのメリット?だと思っています。
 私の所には、気に入ったアンプは10台くらい手元に残しています。その殆どはセパレートアンプですが、唯一、プリメインアンプでは、初代A−10だけがこのコレクションの中に加わっています。

私の出品するチューンナッププリ(とプリメイン)はフォノアンプ重視(3/8)

 私のオーディオに対する考えは、前にも書きましたがレコード再生が今面白いと感じています。と言いますのは、多くの方がそうであるように、(やってみたいとは思いますが)私には生録の経験や知識はありません。そうなると音源はレコードかCDが主体になります。レコードとCDの音質は、良くできたプリ(イコライザー)で聴くとレコードの方が音質が良いです。利便性では負けますが音質だけをみた場合、レコードの方が良いと言えます。また、質的な違いも感じます。CDの音は、CDだけを聴いていると気付かないかも知れませんが、レコードを聴くと明らかにデジタルとアナログの違いを感じます。デジタルはどうしても音楽の中に刺激的成分を感じ、長時間聞き続けると、とても聴き疲れのする音源です。レコードは、新しい物が無く、殆ど中古を買いあさるという事になりますが、それでも中には音の良いレコードが結構あります。
 古い人間である私は、プリアンプ=フォノアンプと考えています。プリアンプ=フラットアンプなどというプリアンプは要らないと思っていますし、50万円以上もする、この様なプリが売られている事に驚きも感じます。少し乱暴(極端)な言い方になりますが、CDのみを聴くプリ(フラットアンプ)なら、何を使っても同じと思っています。CDだけを聴くならボリューム付パワーアンプがあれば、プリなど要らないとも思います。私の考えるプリは、レコードを聴く為のプリアンプです。なぜ、この様な事を言うかと言いますと、フラットアンプを通過する信号は、通過する素子数も少なく、音に色付けされる要素も少ないと言えます。これに対しMCカートリッジを使った音楽再生では、MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプと3個ものアンプを経由してパワーアンプに出力されます。単純にCDに対して(音に)3倍色付けされる可能性があると言う事になり、アンプの個性が非常に出やすいと言えます。そして、それ以上に色付けまたは、欠落(フィルター効果)の可能性を持ったパーツとして、MCヘッドアンプやイコライザーアンプの出力に使用されているカップリングコンデンサーは、音質を大きく左右するパーツです。レコード全盛時のプリアンプの殆どは、この2箇所に必ずカップリングコンデンサーを使用しています。フラットアンプは、DCサーボなどを利用してカップリングコンデンサーを省いているものもありますが、フラットアンプ出力にまでコンデンサーを使用している機種も結構あります。単純にカップリングコンデンサーを使用しているから音が悪いというものではありませんが、使用するコンデンサーの種類や用い方によっては、色付けやフィルター(欠落)の原因になっているものも多いようです。ここに何をどのように使用するか音質を大きく左右するだけにアンプ制作者は最も気を使うパーツの一つです。(レコード再生)音の良いと評判のプリアンプの中には、改良を加え、結果、完全に(3個の)カップリングコンデンサーを省いたプリアンプもあります。又は、タイプの異なる3種類のコンデンサーを並列(組み合わせて)に使用して音の色付け(癖)を極力避けようと工夫しているプリもあります。また、高級フィルムコンデンサーを使用したもの、普通の電解コンデンサーを使用したものまで、対応は様々です。私の出品しますプリアンプとプリメインアンプは、このカップリングコンデンサーについて試聴を繰り返して、最も色付けが少なく、フィルター効果(欠落)の少ないコンデンサーの組み合わせをテストを繰り返して選んでいます。この結果、私共の出品しますチューンナップ版プリ(プリメインを含む)は、ノーマルの製品に比べ、MC再生の音質は、数段上がっている事を確認しています。CDも勿論良い音で聴いて頂けますが、大きな違いは、レコード再生時に感じて頂けるものと思っています。私がレコードが好きなので、どうしてもフォノ系に力が入ってしまいます。チューンナップと言う事でコンデンサーを入れ替えてある物は、レコードファンにお勧めのアンプです。

アンプの出力によって音質は変化する(3/6)

 これは、以前から感じている事です。私は、メインアンプにYAMAHAのB-1、プリは色々、スピーカーはNS-1000Mを中心に使っています。アンプの音量をある程度上げると生き生き鳴るスピーカー(1000M)もボリュームを絞り込むとイマイチパットしない音に変化します。この傾向は、以前から感じており、自分なりに何故????と言う事を色々考えていましたが、推測として、アンプの音量(出力)を上げる事で、アンプ内部の歪み率が下がる事も一つの要因か?と考えていますが、それよりもスピーカー内部のネットワーク回路に使われているコンデンサーなどのパーツ内部の伝達ロスや、重いウーハーなどの追従性の悪さなどもあるのではないかと思っています。アンプも(信号系の)カップリングコンデンサーが入ると音質劣化を感じます。同じように(見えませんが)スピーカー内部のネットワーク回路にもコンデンサーが使用されているのです。これらのパーツによるロス分も小出力時のアンプの出力が十分にスピーカーを駆動しているか、電力という力の伝達の面で少し疑問を感じます。
 パワーアンプとスピーカーを直結出来るマルチシステムが理想かというと、この方式も、チャンネルディバイダーを経由しますし、往復のピンコードや接点が増える訳ですからこの方式も(完璧に)理想とは言えないように思います。また、素人が取り組むにはレベル合わせなど難しい面もあるのではないかと思います。
 この様な事から、素人が簡単に出来る方法として、フルレンジ1発かフルレンジ+ツィーターは、ある面で理想的かも知れません。今後、このれらの実験を通して得られた結果をご報告したいと思っていますが、これらの事は、言い古された事かも知れませんが、(バックロードホーンなどで低域特性を改善し)軽い振動板を上手に使ったスピーカーシステムは取り組む価値があると思っています。微細な信号にも反応する軽量コーンやネットワーク回路を通さないこと単一音源など、(欠点もあるでしょうが)Hi-Fiという面では、一つの理想ではないでしょうか。最近、音量で変化するスピーカーの音に、この様な疑問というか考えを持っています。

コンデンサーの音に対する影響様々(3/6)

 最近分かった事、コンデンサーによる音の変化は一様ではない。(当たり前の事のようですが)
私は、自分の音の好みから使う銘柄は現在数種類です。これらのコンデンサーは、それぞれ音の個性を持っています。そのような理由から、それらのコンデンサーを使用すると、(どのコンデンサーもそうですが)固有のカラーを感じます。しかし、最近の実験(試聴)?結果から、この音の対する影響は、アンプの機種により程度の差がある事を試聴で感じています。音を聴けば、この銘柄を使っているなとハッキリ個性が表れる機種もあれば、同じ銘柄を使っているにもかかわらず、それ程個性を感じない物など、音の変化には程度の差がある事を感じています。まあ、回路構成も違う訳ですから考えてみれば当然の事かも知れませんが、これ程(聴いて分かる程)、差があるとは思っていませんでした。

オーディオ装置の音を表す言葉いろいろ(2/20)

 オーディオ装置の音を表現する言葉は色々あります。色々ありますが私は個人的に音質と音色の大きく二つに分けられると思っています。音質と音色は別な要素であると思います。簡単に言えば音質とは音の品質であり、音のレベル(グレード)を表すもので、その装置のグレードという事になります。音色とは、その装置の持つ音の個性を表す言葉であるり、グレードとは違った要素であると思います。音を言葉に表して、人に伝える事は難しく、表現に迷うところですが、「見通しがよい」「リアリティーが高い」「透明感がある」などは、グレードを合わす言葉であり、「低域に膨らみがある」「低域が引き締まって力強い」「高域に輝きを感じる」など、音の特徴を表す言葉は、どちらかというと音色(個性)を表す場合に用いられる事が多いとお思います。中にはどちらを表すか曖昧間言葉もあるかも知れません。 この様に音質と音色は異なるものと解釈しています。私は、個人的に音質は、とことん追求すべきものと思っています。これは最高を目指して、常に追求されなければならないものと考えております。音色に関しては、各個人の好みの部分になると思うので、個人差があり、好き嫌いもハッキリしていますので、各リスナーが自分に合う音を選べば良い、趣味だからそれで良いと思っています。音造りをしている私の立場でお話しをすれば、私は、この音色部分は、自分の好みの方向へ音造りをしているつもりです。当然ながら、好きでもない音色を良いとは判断出来ないからです。音色という部分で、良いと判断するのは、やはり自分の好みに合っている場合に良いと感じる事が出来るのです。従いまして、チューンナップに使用するコンデンサーの組み合わせは、色々なメーカーの物を試聴した中で、メーカー毎の音の傾向は理解していますから、おのずと使うメーカーは限られます。後は、どの部分にどのメーカーの何を使って、どの部分には、何を・・・・・。と言う組み合わせを頭の中で考え、組み上げて行きます。それで完成ではなく、組み上げ後に試聴をしてみて、狙い通りの音が出ているか、バランスは取れているか確認をします。一回で完成という事はなく、大概の物は、試聴により、パーツの入替で音色を整えて行きます。
 音の質という面では、高級パーツに付け替える事である程度解決します。しかし、簡単でないのは、音のバランスです。高級パーツといえども全てのパーツは癖(音の個性)を必ず持っています。アンプとは、その個性を持ったパーツの集合体ですから、最終的には、音質的なバランスは、聴いて確認して、調整する必要が絶対にあります。(高級パーツは)特性が良いからと言う理由だけで、そのパーツを使い過ぎるとやはりバランスは崩れます。パーツの特性だけで追いかけても音が作れないのも確かです。自然な音に近づける。自然なの音に近いバランスを取るという事は簡単なようで意外と難しいものです。この辺りは、経験と勘がものを言う部分です。私は、自分の気に入った物(又はシンプルな造りの物)を中心に出品していますが、それは、ある面でこの経験と感を活かす為には、広く浅くと言う対応ではダメで、狭く深くという経験が必要であると感じているからです。経験を積む事で見えなかった部分が見えてくる。私は、お気に入りのモデルをある程度限定し、音を磨いて行く事に関心を持っています。亀の歩みですが、着実に一歩一歩前進して行く事を心掛けています。私の音造りは、日々の(パーツ交換と)試聴テストにより作り上げているものです。

今、レコードがおもしろい  (2/20)

 私は、オーディオの趣味を再開して間もなく3年になります。最近は、CDよりもレコードを聴く事が多くなりました。
なぜ??理由は色々あります。第一にCDとレコードの音質差を感じます。長時間聞くにはCDの音は(耳が)疲れるように思います。簡単に言うとCDの音は刺激的な音を含み、レコードの音は自然の音に近く、刺激的な音の成分を含まない。この様な違いを感じます。もう一つの理由は、アンプの個性は、フラットアンプよりもイコライザーアンプの造りにあると思っています。アンプの個性を楽しむ為には、CDよりもレコードの方が面白いのです。
 私は、アンプのメンテやチューンナップを手がけていますが、CDを聞く(プリアンプの)フラットアンプだけのチューンナップよりも、(MCカートリッジで)レコードを聞く場合は、MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプと3個のアンプで増幅された音楽を聴く事になりますが、チューンナップの効果というのは、フラットアンプ1個の効果よりも3個のアンプをチューンナップした効果の方が、よりハッキリと音に現れます。良く出来たヘッドアンプ+イコライザーアンプで聴くレコードは、音質的にCDよりも優れていると感じさせるものです。確かに、CDにはノイズが入らないなどのメリットはあるかも知れませんが、音質だけで言えば、良くできたアンプは、(間違いなく)レコードの方が良い音がするものです。言葉を換えれば、情報量の違いという事になると思います。明らかにレコードの方が上です。と言う理由から、最近は、チューンナップの出来映えを確認する意味でもレコードを聴く機会が増えました。
 長時間のランニングテストなどは、リピート機能やリモコン機能がついたCDを使いますが、真剣に音を聴く時やゆったり趣味として音楽を聴く時には、レコードと使い分けをしています。レコードを聴く機会が増えたので、昔聴いたレコードを地下から持ち出してきて、取っ替え引っ替え聴いていますが、学生の頃、夢中で聴いたレコードには、音楽の他に思い出のようなものもあり、30年振りに聴くレコードには、思い出も手伝って音の良さに改めて感動しています。これから、少しずつレコードを集め聴いてみたいと思っています。

カチン   頭にきた話・・・・。これっておかしくない????  (2/1)

 これは、オークションの履歴などを見ていて偶然に見つけた事です。問題があると思うので実名やYAHOO IDの公表は控えます。特に特定の出品者を攻撃するつもりはありませんが、しかし、どう考えてもおかしくない????と感じています。また、その出品履歴の文面にもカチンとくる内容に、黙って居られず書きます。(出品者と落札者は)仲間なのでしょうか?そのようにも見えます。ある出品者の商品を落札して、その商品を絶賛しています。そこまでは、特に問題はないと思います。確かに、その出品者様は、確かな腕を持った技術者様です。私もそう理解しています。しかし、その文面の中で、言い過ぎと取れる事まで書いてあります。オークションには色々な出品者がいて、それぞれのレベルの商品をそれそれの出品価格で出品しているのであり、その出品者の商品のみが本物であり、他の出品商品はまがい物であるような(他の出品を否定するような)書き方には問題有りではないか?オークションは、色々な商品があるので選ぶ楽しさもある訳で、他の出品物を否定するような書き方には、「やり過ぎ」「書き過ぎ」であると思います。
 もう一点、疑問も感じました。実際の所は、私には分かりません。推測です。その出品者を絶賛する落札者は、(社名が分からないようにA社とします)のアンプを結構多く落札しています。しかし、(オーディオ機器は結構出品していますが、A社のアンプを)一台も出品していません。しかし、その(落札者の)落札商品と同じよな商品をその出品者様は出品しています。(つながっている?)そして、その落札者はその出品者の商品を毎回絶賛する。これって、おかしくないでしょうか。こんな関係おかしいですよね。その評価の一文に、読んでいて(一出品者として)カチンと来る内容の記述があり、そして、毎回の履歴を読み調べてみるとそのような関係が見えてきたのです。オークションの中にはこの様な事が多々あるのでしょうか。
 これは、取引履歴を読んでいて、毎回絶賛する落札者のIDに見覚えがあり、その落札者の落札商品と出品者の出品内容を見ていて(つながっていると)感じた出来事です。
 

コンデンサーについて  (1/28)

 使用するコンデンサーがアンプの音質に大きな影響を与える事は、以前に何度も書いていますが、色々なコンデンサーを比較試聴する中で、これなら使えるというコンデンサーを見つけました。このコンデンサーは、確かに高音質です。メーカーや銘柄は伏せておきますが、かなり良い線いってます。ただ、全てのパーツには、個性(持ち味)という物があって、最終的には、作り手の経験と感性で、他のパーツのと組み合わせで、調整される事になると思います。ただ、このコンデンサーは、電源周り、カップリング(信号系)どちらに使っても、それなりの好結果で、ハズレがないと言った印象です。今まで、色々な銘柄を使いましたが、この様なコンデンサーはありませんでした。
 アンプに使われている一般用の電解コンデンサーをオーディオ用にただ置き換えただけのものは、大体のものは、音質的なバランスを崩します。良い方と言うよりは、悪い方向へバランスを崩す事が多いです。当然、製品開発段階とは、特性の違ったものを使用する訳ですから当然の結果です。そこで、最近のオーディオ用電解コンデンサーを使用する場合は、調整が必ず必要になります。偉そうな事は言えませんが、この辺りの事は、経験、感、感性などが、ものを言う領域で誰にでも出来るというものではありません。私も、チューンナップと称して、音造りを始めて、半年になりますが、(パーツの入替試聴をしてきた経験から)やっとここに来て、使用コンデンサーと音質の関連が少し見えてきたような気がします。これは、経験をした者でないと分からない領域です。まだまだ道半ばの状態ですが、各機種毎の組み合わせのパターンが出来上がりつつあります。しかし、より良い音を求め続ける限り、これで良いというゴールはありません。
 コンデンサーについて思っている事を一つ、オーディオアンプについては、高級=高音質とは限らないという事を申し上げました。コンデンサーについても、適材適所で、同じ事が言えますが、アンプの場合、高特性=高音質と言えませんが、コンデンサーの場合は、かなりの部分高特性=高音質が成り立つのではないかと思っています。電源関連も勿論ですが、信号系の場合、コンデンサーはフィルターのような働きをします。特性の良いフィルターは、信号の通りが良く、特性の悪いフィルターは信号の通りを一部妨げると言えます。(欠損や劣化を招く)この事は、聴感によるテストからも言える事です。従いまして、私のささやかな実験結果からは、コンデンサー(を含むアンプの構成パーツ)は、高特性の物の方が一般には音質は良くなると言えます。

スピーカーについて思うこと   (1/28)

 アンプだけでなく、(自分にとって)良い音を再生する為には、スピーカーも重要なコンポーネントです。私は、現在、主にヤマハのNS−1000Mを使って、アンプなどの音決めをしています。他に、DS−3000もありますが、別室にある為、時々聞く程度です。他に、いつかは聴いてみようと思って、オンボロですが、D−77?だったかオークションで入手した物ですが、用意してあります。個人的な音の好みでは、昔スピーカーの自作もしましたが、多少癖があってもバックロードホーンの音は魅力を感じます。それぞれに一長一短あるとも居ますが、1000Mは、確かに3ウェイを上手くまとめたスピーカーだと思います。癖も少なく聴きやすい物です。しかし、バックロードホーンを含む、ホーン型のスピーカーから比べると、頭打ち感のようなもの、箱庭的なもの感じてしまいます。逆にバックロードホーンは、上手く設計をしないと癖が出やすく、周波数特性をフラットに近づける事は難しいもので、特定帯域に強弱が出来やすいものです。しかし、押さえつけられたところが無く、音に勢いとスピード感を感じます。要は、どちらが好きかという好みの問題になると思いますが、個人的には、能率の高い軽い振動系を小出力で鳴らすという事が伝送系では理想ではないかと思っています。この辺りの事は、音を聴いても感じます。重たく鈍い振動系の音は、余りよい印象はありません。なので、将来的には、自作したいと思っていますが、残念な事は、以前のように選べる(使える)ユニットが非常に少ない事が、自作する際のネックになっています。作りたいけど、魅力的なユニットがない。が現状のようです。アンプも同じで、作りたいけど、魅力的な石がないなど、自作オーディオには、余りよい環境とは言えません。
 1000Mをモニターとして使う理由は、一般に広く普及している事、多くのユーザーを持っている事、丈夫で長持ちする事等の理由で、アンプも音質調整は、1000Mで行っています。最高とは言えませんが、まずまず良くできたスピーカーでないかと思っています。自分の音は、自作で追い求めてみようと思います。

良い音の基準とは何か???   (1/13)

 良い音とはどんな音か?
私は、普段使用するアンプは、殆どの場合、これとこれの組み合わせというのが決まっています。決して高価なものではありません。かといって安物でもないと思っていますが、色々な機種を聞いてみて、自分の好みに合うものを選んで使っています。自分の好みに合う物=自分にとっての良い音と言う事になりますが、私にとって良い音とは、長く聴いていても飽きずに聞き続ける事が出来る物、不自然な音や特別な色付けがある物は、耳の方で拒否反応を起こし、長く聞き続ける事は出来ないものです。このことは多くのリスナーが感じておられる事でしょう。しかし、良い音の基準は、人それぞれ異なる基準を持っているモノです。それは、前にも書いた事がありますが、人間の感覚は、絶対値の判断は出来ずに掃立ちとしての判断しかできないと言う事に関係します。しかも、その相対値としての判断も曖昧さがあります。相対値とは、普段聴いている音を基準(比較対象として)に新たに聴いた音を評価するという事です。この事が人それぞれの音の基準の違いというものです。
 私は、音が分かるとか、偉そうに書くつもりはなく、感じた事を感じたままに書きますが、私は、良い音という事についてある面疑問を感じています。価格と音質は比例しないのではないか?これは当然の事ですが、CPの高い商品、低い商品色々ありますから当然です。今感じている事は、私は、多くの方がそうであったように、学生の頃(オーディオに夢中だった頃)、貧乏で(オーディオの)高級品とは無縁でした。そんな関係で、当時高級品等という物は聴いた事がありませんでした。手に入らない物に対して、大きな憧れを持っていました。高級品の音を聴いてみたいと思っていました。
メーカー名は伏せてA社とB社とします。A社のプリアンプ当時の定価78万円、B社のプリアンプ当時の定価68万円?だと思いますが、A社のプリは、1年半くらい使いましたが手放しました。理由は、音を聴いてみたいという事で音の確認は終わったから目的を達成した。アンプの造りに不安を感じたからと言うのが最大の理由です。アンプの内部を見る(パーツの確認を含む)とても長く使える物でない事を自分なりに判断したからです。取りあえず音は出ていましたが、長くないと直感しました。確かに中を見ると高級なオリジナルパーツを多数使っていました。電源トランスも5個も使い、アンプは4電源?方式だったと思います。確かに、内部を見ると高級です。アンプユニットはモジュール化されています。しかし、その造りを見て、メーカーの(製造技術)力を感じます。そのモジュールには無数にヒビが入り、オリジナルの電解コンデンサーは、殆どが容量抜けしています。それがノイズの原因になったりして、そろそろタイムリミット???と感じたのです。S社も高級アンプは、アンプユニットをモジュール化していますが、モジュールの故障はあってもモジュールのひび割れなどは全くありません。モジュールにヒビが入っているなど、見えてしまうとこのレベルの物作りをしているのか。とガッカリしていまいます。音質的には、中庸といった音でした。しっかりとした音で悪くはないけど、ハッとするようなところのない無難な音造りで、面白みのない音でした。PRA-2000程度の価格であれば、置いて聴いてみても良いけれど、78万円などと聞くと「こんなモノ要らない」が結論です。これが私の使った1つ目の高級機です。そして、最近、二つ目の高級機B社のプリを入手しました。これも、名器として評価の高い機種です。期待していたものも大きかったのですが、うううう・・・。
確かに、物量投入しましたという音がします。しかし、これがよい音か???私には、疑問です。
私もコンデンサーの容量や銘柄などで、音の変化をチューニングの中で、確認していますが・・・・・・・。
このプリの音は、太く力強く、高域も不満はあるもののそれなり出ていますが、音のバランスが????これが高級というものか????結論は、「私の好みではない」「私のシステム(B-1)には合わない」が結論です。どうも貧乏人の私の耳には、高級な音は相性が良くないようです。多分、重量が20kg以上?ありますから、(内部はまだ見ていませんが)このプリも立派な電源が備わっていると思います。コンデンサーもプリとしては大型のものが使われているはずです。電源の充実振りは、音を聴けば分かります。しかし、音のバランスが????私個人の感覚から言うと良くない。(チューニングでもそうであるように)電源も電力容量に余裕のある大きな電源を付ければ、それで音が良くなるというものではないと感じていますし、(コンデンサー容量も含め)必要以上に大型の電源は、音のバランスを崩しているように感じます。このプリも、私個人の感覚で言うと低域は、太く力強い音を聴かせます。しかし、太りすぎた低音は、中高域の輝きや切れ味をマスキングしてしまう傾向があると感じています。低域にバランスがよりがちで、中高域が一歩後退してしまいます。音全体の印象としては、重く、鈍い感じの音で、大型の重量級のウーハーから出る低音のようで、軽いコーンから出る低音の軽快さが無いような印象で、私には、良い音とは感じられません。私の言う良い音は、この様な力強い低域の音が出ても中高域は、その低音にマスキングされることなく、澄んだ音を聴かせるというものです。この音の幅を聴かせる事(再現)が出来るアンプが良い音であると思っています。イメージ的なお話しで、なかなか感覚的な事を言葉に表現する事は難しい事ですが、少しでも感じていただくことが出来ればと思います。それじゃ、そのような音を出せるアンプがあるのかというと、低価格?(10〜20万)のアンプでも中にはあります。確かに、音質的満足かというと、細かい点で不満がある事も確かですが、価格を考えれば、十分満足出来るものは数機種有ります。私は、この2台の高級プリアンプの経験から「高級品、高音質にあらず」全ての高級品が全て高音質かというとそうではないと思っています。(中には高音質もあるでしょうが)
私の好みもあると思いますが、私は、やはり手頃な価格のアンプで、ハッとするような個性に出会う事の楽しみが、私のオーディオの一つの楽しみであり、ハッとさせる個性の輝きが、私にとっての良い音の基準です。なので、私にとっての良い音は一つではありません。これらの個性を聞かせる機種は、手元に1台は残すようにしています。また、色々な機種を聞いてみたとはいっても、全体から見れば、ほんの一部です。新しい発見を求めて、これからも色々な機器の音を聴いてみたいと思っています。

アンプも人間も同じ   (12/12)

 人間の健康もアンプの健康状態(コンディション)も同じものと感じています。人間の健康で言えば、子供の頃、若い頃、働き盛りの頃に、健康状態に問題があるという人は少ないと思います。健康に異常を感じるようになったり、病気をしたりするのは、私の様にある程度の年齢に達し、様々な体の機能が低下してくると、色々と問題が出てくるものです。
 そして、個人毎に、障害のでる箇所やでるタイミングも様々です。その人の生活習慣や家系、食生活など(環境)にも大きく係わっているものと思われます。修理やメンテをしてみるとアンプも人間と同じかなあと思うところがあります。
 私の出品は、例外を除けば、殆どは自分の気に入った機種に限定しています。それは、良い物は良いと正直にかけますが、悪い物を良いとは書けないからでもあります。商売であれば、その辺はそれなりの書き方もあるのでしょうが、私は、趣味としてアンプの修理やメンテをやっています。ゴミにしたく無いという気持ちもあります。
 そこで、出品を継続して行く上で、自分の気に入った、(自分の好みで)良いと思える物に当然の事ながら出品が絞られてくるのです。私の出品する機種は、あくまでも自分の好みで判断していますので、世間一般の評価と異なる場合もあります。結果、同じ機種を多数出品することになるわけですが、同じ機種を修理やメンテをすると機種固有の故障箇所や傷みなど、癖のような物が見えてきます。これは当然あります。
 しかし、同一機種で有れば、全てのアンプが同じ箇所が壊れているかというとそうでもなく、それぞれに故障箇所が違っていたり、程度も異なります。人間の健康状態と同じなのだなあと感じています。健康に個人差があるようにアンプにも個体差があり、それぞれのアンプに傷んでいる箇所や傷みの程度が異なるのです。年を取った人間もアンプも同じなのだと感じています。アンプの傷み具合は一様ではないという事です。
 そこで、修理やメンテをする人は、お医者さんと同じように、患者を見立てて、処置をする訳ですが、この辺りの(医療の)専門的な事は解りませんが、多分、順序としては、患者の症状を調べる>過去の経験から、病状を判断する>過去の経験から病状に応じた処置をすると言う順序で進ものと思われますが、この経験というものは、それぞれのお医者様の経験(器量)は、それぞれ違ったモノを持っていたり、医術で有れば、それぞれ専門がある訳です。狭く深くという世界なのでしょうか。経験のないものはなかなか判断がつかない。対処出来ないという事になります。また、専門分野は詳しいけど、専門外は全く知らないという事もあるでしょう。
 アンプの修理屋さんメンテ屋さんについても同じ事が言えるのではないでしょうか。私も例外ではありません。私の修理やメンテの手順も全て、過去の経験から、故障原因や異常動作の原因などに応じて故障対応していると思います。メンテナンス箇所も過去の経験によるところが殆どです。私は、真空管アンプは作った事も修理をした事もありません。それは、過去に経験が無く、トランジスター世代からアンプに興味を持ち始めた為に、真空管は触った事もなければ、興味もあまり感じません。それは、知識がないからです。トランジスターアンプについても私はプロではありません。アマチュアです。全ては、自分の経験から判断しているという事です。と言う事は、それぞれのアンプ修理のお医者さんは、全て異なる経験の持ち主であり、環境も異なり、アンプの修理に対して異なった考えを持っているという事だと思います。
 誰の言う事が正しく、誰の言う事が間違っているというのではなく。この様に、同じアンプ(症状)であっても、医者が違えば、考え方も違い、処置も違うという事です。これは、当然の結果であると思います。そして、それぞれが自分の考え正しいと思って行動します。そして、最善を尽くした結果だと思っています。当然ながら、名医もいれば、ヤブ医者もいるでしょう。医療の世界もアンプの修理も同じか???
 アンプの修理は、過去のものとなり、本屋さんに行ってもトランジスター回路の技術書などは殆どありません。本すらない現実を見るとオーディオなどは過去のもなのだなあとつくづく感じさせられます。(オーディオアンプの)修理などは過去の経験に頼るところが大きいようです。
 話がわき道にそれましたが、先に申し上げましたように、同じ機種のアンプ、同じ年式でも、アンプの状態は一様ではないという事、人間の健康もアンプの健康も同じで、個人差があると言う事をつくづく感じています。
 昨日、メンテナンスしたCA−2000外観はとても綺麗で美品。これはよい品物か?と思っていたら、動作確認は取りあえずOK音が出ました。ラッキーと思い、メンテナンス後に調整、動作テストをしていたら、突然、Rchからノイズが出て、アレアレアレと慌てて電源を切って、再チェック、FETが逝ってしまった様子、交換後、しばらく良い調子で音楽を聴いていたら、今度は反対のLchからノイズが・・・・・・。これも同じFETの故障です。このCA−2000は、使用頻度も低く、傷みの少ない品物でしたが、試聴中の故障故障(トランジスターの)故障で結局は3回も修理をさせられました。見かけだけでは判断出来ないものだと感じました。そして、FET等の半導体も使い込んだから壊れる場合もあるでしょうが、必ずしも使い込んだものでなくても簡単に壊れてしまう事を感じました。左右のDFETが連続して壊れるなんて、製造工程に問題でもあったのでしょうか。出来の悪いパーツだったのでしょうね。品質の良くないパーツなのでしょう。人間も年を取ってくるといつコロッと逝くか解りません。健康管理にはお気を付け下さい。
 話は、前後しますが、先程の例で言うと、私は、ヤブ医者かも知れません。

本当に音を左右するもの   (11/27)

  ここに書く事(考え)は、特定の方を批判するものではありません。また、私個人の考えを申し上げるものであります。
トランジスターの交換とコンデンサーの交換では、どちらが音を大きく変えるか問い言う事について、私の考えを申し上げたいと思います。70〜90年代のオーディオアンプのトランジスターの劣化は、程度の差もありますが確かにあります。これは私も認めます。ただ、交換が必要かどうかと言う事については、多少見解の差があると思います。
 簡単なトランジスターの(完璧なチェックとは言えませんが)チェック方法としては、トランジスターの増幅率(hfe)を計る方法があります。私も、AU-9500を初めて出品する際に、古いアンプなので、トランジスターを可能な限り取りそろえて交換に備えました。しかし、実際に計ってみるとそれ程大きなバラツキはなく、交換が必要と判断されるようなものは、一つもなく肩すかしを食らった感じでした。しかし、それよりも新しいモデルで、増幅率が半分とか半分以下に落ちているものも見ています。トランジスターの劣化は、年式よりもアンプの造りに大きく左右されるように思います。特に、大きな電流を流したり、高温になるもの程、劣化は大きいように感じます。当然、特定メーカーや特定品番が劣化しやすいなどという事も、経験から見えてくるモノです。劣化が大きいというものは当然交換しますが、私は、それ程多くのストックを持っているとは言えませんので、アンプ全体のトランジスターを交換するなどという事はやっていませんし、実際、ユーザーの立場で見ても毎日BGM代わりに音楽を流しながら仕事をしていますが、それ程トランジスターが故障するという場面はありません。と言う経験から交換する必要も特に感じていません。しかし、私もストックを沢山持っていれば、故障の予防の為に、トランジスターの交換をするかも知れません。私にとっては、限りある資源なので、むやみに交換するという事は出来ません。
 私は、故障している。または、動作がおかしい、不安定であるなどの場合に原因がトランジスターの場合に交換をします。確かに、考え方としては、増幅率を含めて特性の揃っている事の方がアンプの動作としては理想的です。しかし、トランジスターの特性を揃えて、アンプの歪みが0.01から0.001%に改善されたとして、この違いを聞き分ける事の出来る人間はいません。絶対にいません。確かに特性としては、0.01よりも0.001%の方が望ましいとは言えますが、絶対必要な条件かというとそうでもなというのが私の見解です。
 私は、個人的にスペックはそこそこで良いと思っています。(酷いという場合は別ですが)0.01よりも0.001%を目指すのは、技術屋さんの視点と解釈しています。トランジスターの交換は、音質の改善と言うよりも目的は動作の長期安定という事につながると思っています。これは間違いないと思います。(同感です)
 私は、1オーディオファンなので、私の視点は違います。私は、(一定以上であれば)スペック云々よりも、何が音を変えるのか、何が音を左右するのかという事の方がもっと(興味があり)重要であると考えています。私は、その視点から趣味のオーディオを見ています。また、楽しんでいます。
 音を左右するものは、トランジスター交換よりもコンデンサー交換の方が遙に大きく音質を左右します。使う銘柄によっては、音色と言うよりも音のクオリティーが大きく変わります。と言う事から私は、音の良いコンデンサーを常に追い続けています。
 一例として、通常、トランジスターの交換は、同一品種、同一ランクなど、同等なものが望ましいと言われています。どうしても入手困難ものは、互換品種など、代用品を使う事になりますが、同一品種でも代用品種でもトランジスターを入れ替えたら音が良くなるなどと言う話は聞いた事がありません。このやり方は最高を求めたとしても新品時の特性を維持するに止まります。ところがコンデンサーの場合は違います。一般用の電解コンデンサーをオーディオ用電解に入れ替えたら音が良くなった。OSコンは音が良い。OSコンに変えたら音が良くなったなどと言う話は、Webを探せば簡単に検索出来ます。と言う事は、トランジスターとコンデンサーはでは全く結果も狙いも違う事を意味します。(同等品を使うのであれば別ですが)高級オーディオ用コンデンサーへの入替は、新品時以上の音を狙って入替をするのです。クオリティーアップです。
 アンプの持っている力(再生能力)を(初期時)100とすれば、トランジスター交換は、いくら頑張っても100どまりです。150や200になったりはしません。ところが高級オーディオ用コンデンサーへの交換は、アンプの持っている再生能力を更に引き出そうとするものです。メーカーは、製品を作る際に、かけて良いコスト(原価)と言う枠があり、使えるパーツも予算内で限られてきます。本当は、「この箇所にもっと良質なパーツを使えば、もっと良い音が出せるのに」という場合も多々あります。しかし、利益を出さなければならないメーカーは、予算ないで物を作らなければならない為に、不本意ながらパーツのグレードを落とすという事もあるのです。私が狙っているのは、回路を見極め、使用パーツを選び、その機種の持っている力(音)を最大限引き出す為の取り組みをしているつもりです。(150とか200を狙っているのです)
 良くお考え頂きたいのは、アンプ(入力からSPまで)の電気回路で。電気信号(音)に何の作用もしない筈のピンコードや内部配線、スピーカーケーブルなどの(電線)1本で音が変わると(オーディオマニアは)大騒ぎしているのです。電気信号(音)に影響(変化)を与える特性を持つコンデンサーは、線材などよりも、もっと大きく電気信号(音)に影響を与えているという事をご理解頂きたいと思います。
 コンデンサーと何度もくどいようですが、コンデンサーのみでアンプが動作しているものではありません。アンプを構成するパーツの一つに過ぎませんが、(音質には)大きな影響力を持ったパーツである事を感じて頂ければ幸いです。
 私が、音の良いコンデンサーを追い続ける訳、そして、使いこなしをテストし続けるのは、コンデンサー交換による音の変化は経験からしか得られません。また、そこで得られた結果を基に個々のアンプをリファインし新たな音の魅力を感じて頂ける物に仕上げたいと思っています。(自分の思った)音を造り出す事は、苦しみでもあり、楽しみでもあります。
 

オーディオ用電解コンデンサーの音その2   (11/27)

  オーディオ用電解コンデンサーーをテストする機会がありました。私のB-1が最近不調になり、メンテナンスの為にバラス事にになり、ついでに電解コンデンサーなど劣化しているパーツを交換する事にし、最新のオーディオ用電解(音の良さそうな物を選んで)を採用し、ついでに、オークションで落札頂いたPRA-2000でもいつも使っているオーディオ用電解と入れ替えてテストしてみました。(PRA-2000は落札頂いた後でしたが、コンデンサーの入替結果が良かったので、少し高くつきましたが、そのコンデンサーをそのまま付けて発送しました)
 銘柄について、(企業秘密?と言う程でもありませんが、時間を掛けてテストした結果得た使いこなしのノウハウですから)ココで明かす事は出来ません。これなら使えるという物がある反面、値段だけオーディオ用だけれど、音質はさほど変わらない物や使うと音のバランスを崩す物など、オーディオ用電解コンデンサーもピンキリで、各メーカー毎の音に対する取り組みの差を感じました。音の悪い(バランスの悪い)コンデンサーメーカーはコンデンサーを電気特性だけで物を作っているのではないか?実際に装置に組み込んで音を聴いているのか?と首を傾げたくなります。
 その中で、取りあえず使えそうな物を2社見つけました。テストは、PRA−2000の電源部分に2個使用しテストしました。たったこれだけ(2個)の使用でも音はハッキリ変わります。1社の●●●●●という銘柄は、自然な音のバランスでこれなら使えるなあという音を聴かせました。もう1社の△△△△△と言う銘柄は、更に、帯域全体の情報量が増し、締まりはあるが力強い低域、中域から上の帯域は、切れ味良く、音に輝きが増して聞こえます。今回のテストでは、これが一番良い結果を出しました。残りの1社は、不合格です。使えません。改善が弱い事、音に癖がある事など、使いこなすには、使う場所が限られる事など、使い方も難しいと感じました。
 今回のテストの例を挙げれば、使えないコンデンサー□□□□という銘柄は、おなじ電源に使用した場合、低域の力は取りあえずありますが、こもる感じがあります。中域が弱く(中域の張り出しが無く)、高域はシャリシャリした音で、ピーク感を感じます。簡単に言えばドンシャリの音です。そのドンも切れの良い力強い音とは言えないドンで、こもった感じで、中域の音まで、被ってしまうような音で、音全体のバランスを崩し、(価格はオーディオ用ですが)オーディオ用としては失格です。
 ただ、唯一、電源の一部にだけは使えそうで、(他のコンデンサーと組み合わせて)上手く使えば、力のある音を聴かせます。もう一つの銘柄は、確かに音は変わりますが、このコンデンサーを(あるアンプに)多用した事がありましたが、音の角部分(鋭さ)が無くなり、音全体が丸くなる。(あまくなる)事があり、必ずしも改善とは言えないような気がしています。パーツに求められる機能としては、変に色付けすることなく、ゆったりした音はゆったりした音に、シャープな音はシャープに再生し、元の音を変えないという事が大事だと思います。再生される音に、癖が出たり、音質が変わってしまっては、良いパーツとは言えません。結果の良かったコンデンサーをイコライザーアンプの電源にも4個入れ替えてみましたが、改善の度合いは、少し落ちますが、確かに音は良い方へ変化しました。
 今回のテストは、限られた条件の中でテストしたもので、絶対と言えるような評価は出来ませんが、各メーカー、銘柄による音の差は、思っていたよりも大きく、使う物は選ばなければいけないと言う事が解りました。
 たかが電源のコンデンサー2個で、アッと驚くような音の変化を体験しました。カップリングコンデンサーなど信号の通過するコンデンサーと違い、電源のコンデンサーでそれ程大きな音の変化があるとは思っていませんでした。しかし、実験の結果は、電源に使用するコンデンサーの違いは、意外に大きな音の変化につながるという事を感じました。
 余談ですが、コンデンサーの入替の方が、数万円のケーブルを使ったりする事よりも、安く、大きな音質の向上を期待出来る物ではないかと思っています。(私は、元々ケーブル信者ではありませんが、)

オーディオ用電解コンデンサーの音   (11/14)

  オーディオ用電解コンデンサーを使用し始めて、3ヶ月くらいになりますが、その中で解ってきたことが幾つかあります。オーディオ用電解コンデンサーと言ってもメーカーやグレードにより、音質には (比較的大きな)差があるようです。
 昔は、オーディオ用コンデンサーと言えば、フィルターコンデンサーが一般的でした。Λーコンデンサー、Vコンなどです。ところが最近は、オーディオ用コンデンサーと言えば、電解コンデンサーを 指すようになりました。電解とフィルムコンデンサーでは、性質も使う場所、使い方も違います。
 最初は、オーディオ用電解コンデンサーなんてどれもこれも同じだろうと思っていましたが、かなり音の傾向に差があるように感じており、使う物使う箇所を選別しなければならないと感じています。オーディオ用電解の音の傾向(共通点)としては、 内部インピダンスと関係があるものと思われますが、低域から中低域に掛けて、一般用の電解コンデンサーと音の違いを感じます。音に勢いがあるというかスピード感、パワーを感じる物が多いです。しかし、中高域から高域に掛けては、それぞれの銘柄で、音の傾向が大きく変わる部分であると思ってます。フラットな印象のものや、低域だけに偏るものなど、音のバランスは様々です。中低域の勢いは好ましい部分もありますが、それに見合った高域が出ないとアンバランスとなり、良い音とは言えません。 使いこなしのテクニックが必要であり、この辺りが(オーディオ用電解コンデンサーを使用しているアンプの)音の善し悪しを決める大きな要素であると感じています。最終的には音のまとめ方にかかってくると思っています。これらの事は、メーカー製アンプにも言えることですし、自分で音を作っていても、どうしたら自分の思った音を出せるかという事につながります。使えば良いと言うことでは決して無く、どうまとめるかと言うことが重要です。ただ使用したと言うだけの場合、音のバランスを崩し、音のまとまりとして悪い方向へ変化することも多く、難しいものです。
  以前は、オーディオ用電解コンデンサーは、(大差無いと言う)誤った判断から、入手のし易さで 使用銘柄を決めていた部分もありましたが、最近は、この考えが誤りであることに気付き、各メーカーのオーディオ用電解コンデンサーの音質のテスト(評価)を始めました。使用箇所で音質に対する評価も変わると思うので、電源関連に使用した場合の評価、信号系に使用した場合の評価に分けて、入れ替えた場合の音の印象を記録し、使用銘柄を選別して行くつもりです。
 私の今までの考えは、オーディオ製品やオーディオパーツは、それ程音も良くないのに高すぎるものが多く、値段で物を売っているような傾向がありました。全ての製品とは言えませんが、安いものよりも高いものの方が売れる、今でもその傾向はあります。例えばケーブル等はその代表的な例です。そのような先入観から、どうしても1個1000円以上などというコンデンサーには手が出ませんでした。そのようなパーツを使えばパーツ代だけで数万円になってしまいます。私の考えは、高価なパーツに頼るのではなく、パーツの個性をつかんで、上手なパーツの組み合わせで、良い音を出そうという考えを持っています。
 しかし、今回は、○○○○、△△△△など、今まであまり使っていなかった高級品の音を試してみようと思っています。価格的には、普段使っている●●●●●メーカーのKKKKKやFFFFFFの2〜5倍くらいはしますが、テストと言うことで自家用機に使用し試してみたいと思っています。知っていて使わないと言うのと知らないで使わないでは全く違うと思います。それぞれのコンデンサーの実力を試してみたいと思っています。それは、普段使用しているオーディオ用電解コンデンサーの音質にある面で疑問を感じるようになっているからです。と言いますのは、電源関係に使用した場合は、ある程度音質の変化を感じることが出来るパーツも信号系に使用した場合、改善を感じられないというケースもあるからです。オーディオ用は全て良しという考えは誤りではないか?と疑問を感じるようになりました。(一般用電解が1個数円〜数十円で 入手可能すから)1個100〜500円ものお金を出して高価なパーツを揃え音が悪いのでは冗談じゃないというのが本音です。信号系に使用出来るオーディオ用電解コンデンサーを探しています。また、オーディオ用フィルムコンデンサーが無いこと(数が非常に少ない)も残念なことです。

名器比較、個人的印象   (10/31)

私は、学生の頃、ヤマハのCA−2000で本格的なオーディオが始まりでした。CA−2000の音を聴いて育ったと言えなくもありません。その後、高級オーディオは買えませんでしたから、自作の道へ進みますが、長年聞き込んだ音は、私の頭の中に残っている物と思います。最近、CA−2000の出品を控えて、サンスイのAU−9500(72年発売)やNECの初代A−10を修理とメンテをして、音を聴く機会がありました。名器と言われるだけに、それなの個性を持っているようです。AU−9500の印象は、メインアンプの音の良さを感じました。イコライザーアンプやトーンアンプは、旧式の為、それなりの音です。驚くようなレベルではありません。ただ、メインアンプは、シンプルなアンプでありながら、聴かせる音を持っています。練り上げられた音の魅力を秘めているようです。帯域はそれ程広くはありませんが、限られた帯域内を聴かせる音造りとしては上手くまとめています。他のプリアンプを接続しても結構良い感じです。ただ、イコライザーアンプやトーンアンプは、初期のトランジスターアンプであり、80年代のPRA-2000などとは、当然ながら音質的にはかなりの差があり、レコードを聞き込む方にはお薦めではありません。CD等を中心に聴かれる方にお薦めのアンプだと思います。初代A-10は、造りも音もなかなか良い物を持っていると思います。80年代に発売の3機種の中では最も新しいアンプということになりますが、このころになると(半導体やコンデンサーなど)パーツも良くなり、造りもかなり進化しています。価格的に10万円と言うこともあり、シャーシなど、安物で貧弱ですが、アンプの造りは、非常に興味を引かれるモノがあります。自作の経験があるので、A-10の造りや使用しているパーツには、制作者側の考えを読みとることが出来ます。アンプの構成は、MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプ、メインアンプ全て、ほとんど同じ構成を取っています。各アンプは電源とセットで1枚の基板にまとめられ、理想的な配置です。ヘッドアンプもしっかりした物で、不満はありません。良くできたアンプだと思います。あのこだわりは、継続して製品化して欲しかったなあと思っています。A-11が近い造りでしょうが、MC対応が無く、レコードを聴くには、MC対応は、別にヘッドアンプを用意しなければならず、半端な製品になっています。かといって、A-10タイプU以降のアンプには、初代A-10のこだわりはなく、(音はそれなりでしょうが)アンプ(造り)としての魅力はあまり感じません。幸い、今回は1台手元に残したので、色々いじって音の変化を楽しんでみたいと思っています。それだけ、可能性を感じさせるアンプです。最後に、CA-2000はどうかと言うことになりますが、発売年も76年だったか?9500よりも新しい分、イコライザーアンプ、トーンアンプも充実してきます。AU-9500よりも、この部分は、レベルは上だと思います。更に、CA−2000は、MC対応になり、MCカートリッジが使えます。個人的な考えてしては、カートリッジは音で選べばMCだと思っています。そのMCに対応したことで、CA−2000の価値は高いと思います。CA−2000の音(個性)は、良い音ですが、ハイレベルな話になると、化粧美人と言いますか、薄いベールを被った綺麗な音と言った印象ですが、何となくストレートに音が伝わってこないのです。ヘッドアンプは、当時としてはレベルは高かったのではないかと思います。今きいても、MCは結構良い音を聴かせます。この音がヤマハトーンなのでしょうか。C−2にも似たような傾向を感じます。ここに申し上げた、3機種の個人的な評価は、全ての機種は合格点に達しています。その上で、更に、(厳しい条件)高音質な (世パレード)アンプと比較した場合の不満も合わせて書いています。良いと褒めるだけでは、評価になりませんので、不満な点も合わせて書いてみました。価格を感がれれば、十分満足の行くモノであると思います。

ヤフーオークションのシステム変更に少し疑問   (10/30)

最近、ヤフーオークションのシステムが変更になり、違反商品の低減の目的だと思いますが、違反商品の申告が出来るようになりました。確かに、そのような対応は必要であると認めますが、しかし、残念ながらオークションには色々な人が参加していて、善意の人達だけでなく、悪意のある人もいるようです。私の商品も出品の度毎に違反商品通知が来ますが、違反はしておりません。電気安全法の電子楽器の取引について許可を頂いていますし、取扱可能なリストに載っている商品を出品しているつもりです。ところが匿名性を悪用して、(多くはひがみだと思いますが、)私の出品が違反であると届け出る大馬鹿者がいるようです。そんな連中は、全く気にしていませんが、ヤフーのシステムはこの様な連中を野放しにしておくという点で、不完全なシステムであると思っています。今回も「法律で販売が禁止されている商品」という理由で、申請しているバカがいるようですが、全く理解出来ません。本当に違反している出品は、、システム管理者であるヤフーの方で、出品を削除するらしいですが、早く、もう少しまともなシステムに変更をして欲しいものです。多分、私のようにいやな思いをしている出品者の方は、多いのではないかと思います。

カートリッジは新しいものの方が安心   (10/30)

最近、レコードを聴く機会が増え、以前(1年くらい前)に買って置いたカートリッジを色々聴いてみました。中には、昔の製品で懐かしさだけで衝動買いしたものもあります。いざ音出しをしてみると、昔(20年も前)のものは、ダンパーが硬化したりしてまともな音が出ないようです。音は出ますが、バランスが崩れており、コレクションとして飾っておくだけになりそうです。全てのカートリッジがそうであるとは言えませんが、昔のカートリッジは音は出るけど、まともな音は出ないと考えた方が良さそうです。皆さんが同じ失敗をしないように、ここにお知らせしておきます。カートリッジを買うなら、発売から10年以内、出来れば5年以内くらいの者の方が安心なようです。カートリッジは種類も少なく、選ぶ楽しみは減りましたが、新しいカートリッジはどれもそれなりのレベルの音を聴かせてくれるようです。安心です。

接点のメンテナンスはアンプだけでなく、車も同じ    (10/14)

私は、車を6台所有しています。殆どは、(趣味の)旧型車です。その内の1台が64年式のビートルです。42年前の車になりますが、現役で走ります。ただ、最近エンジンの回転が不調で、気になっていたのですが、電気系統のコネクターとフューズの接点を磨いたところ回復しました。今日は、気持ち良くドライブ出来ました。今回の例で、車もアンプも同じなのだなあと言うことを改めて感じました。ビートルは74年式の少し新しいビートルもあるのですが、こちらは取りあえず問題なしです。古い方は、しばらく乗らないでいると機嫌を損ねて不調になりがちでした。この辺りもアンプと同じで、古い物程、接点の接触が悪く、接点を磨くことの効果は大きいと言えます。それに新しい物は、接点の接触抵抗が原因で具合が悪くなると言うことはありませんが、古い物はこの影響が非常に大きいと言えます。古い物程、接触抵抗を取り除いた時の改善は大きいとも言えます。私のビートルは、ヒューズホルダーの腐食やコネクター部分の錆などで、至る所で接触抵抗が発生していたのだと思います。電源の電圧が定圧の12Vですから、電源の電圧が低い程、(オーディオの場合は信号源電圧が低い程)、接触抵抗の影響は出やすくなります。その接触抵抗の為に点火プラグに大きな火花が飛ばない状態になっていたと考えられます。接点を一つ一つ外して磨いてやると以前の走りが復活しました。エンジンの周りが快適だと走っていても気持ちの良いものです。この様な経験から、車もオーディオも古い物を上手に使う為に何が必要かと言うことの答えはここにあると思ってます。

NECのA−10は壊れる    (10/14)

NECのA−10も好きなアンプの一つです。タイプUタイプVは結構出品してきました。今回、初代A−10を出品しようと修理とメンテナンスをしています。現在、部品取り用ジャンク1台を含め手元に4台あります。タイプU以降のA−10と異なり、初代A−10は、構造的 (配線も多く)にばらしがしにくいアンプで、棚上げしてありました。在庫が溜まっていく一方なので、この辺で整理しようと思いチャレンジしています。多分、物になりそうです。パワーアンプの故障、イコライザーアンプの故障と複数の故障を抱えています。イコライザーアンプは、火災を起こし、基板が部分炭化してしまっており、その部分の(炭化部分を取り除く)修理も考えましたが、今回は、部品取りよう1台からイコライザー基板を移植することにしました。ところがよく見るトコのイコライザー基板も同じ箇所が壊れていました。幸い火災発生には至らず、基板は無事でした。ただ、この2つの同じ故障は、設計ミス? 設計変更?によるものではないかと思います。同じトランジスターが飛んでいます。 A−10は、基板を縦型に使っており、縦型配置の基板は、一旦パーツが燃え出すと縦方向に熱が伝わる為に、他のパーツに火が移りやすく、被害が拡大します。ましてや抵抗はカーボン抵抗といわれるもので燃えやすい性質を持っています。被害範囲は異なりますが、原因は多分熱暴走を起こし過電流が流れるというパターンのようです。幸い、火災に至らなかった基板は、電源のトランジスターが先に逝ってしまったので、電流が遮断され基板は助かりました。故障原因とアンプの造りを見てみるとどうも原因は設計変更か設計ミスによるもののような気がします。ただ、メーカーさんは耐久年数を5〜6年で見ているので、(20〜30年も使用に耐えうる設計はしていない)メーカーの判定は合格なのかも知れませんが、初代A−10は、酷使したり、長時間の連続使用をすると、必ず、イコライザーアンプの特定箇所が壊れます。他にも、NECの基板は、(全てのタイプで)半田の乗りがあまり良くない傾向にあります。半田の質が悪いか?発熱の大きな箇所があるのか?半田クラックが入りやすいです。メンテをすると必ず半田修正が必要です。今回出品予定のA−10は、メインアンプ、フラットアンプ、イコライザーアンプ、MCヘッドアンプ、電源基板全ての半田修正をしました。それをやらないと使い物にならないのです。基板裏面を見ると半田クラックの山です。特に高温パーツ付近は多いです。メインアンプの修理で、CD等の音は確認出来ましたが、音が出ればそれで良いかというと、そうはいきません。このまま使い続ければ、必ず故障することが分かっているからです。半田クラック(半田付けしたところに亀裂かはいる)が有れば、そのまま使い続ければ必ず故障します。熱や振動で亀裂が出来たものをそのまま使い続ければ、どうなるか?それは誰の目にも明らかなことです。安心して、良い音を長く聴く為には必要なことです。また、初代A−10は、初期ロット200台の生産で打ち切りになったとも聞いています。基板の焼損は復元が難しく、希少機種が修理再生出来なくなる可能性が高 くなります。今現在動作している初代A−10は、早めに手を打っておいた方が良いように思いました。

 

音造りのマジシャンはコンデンサー。音造り自由自在    (10/4)

コンデンサーを使いこなせれば、音造りは自由自在です。
と書くと言い過ぎと取られるかも知れませんが、日々の実験の中で感じていることです。
帯域バランスて、低域を持ち上げたり、高域を持ち上げたりすることは、F特はそのままでも簡単に出来ることです。
聴感上のバランスは、簡単に変えることが出来ます。
コンデンサーの銘柄、使用容量、耐圧、複数の組み合わせなど、音を変える要素は沢山あります。
驚く程変化します。
問題は、変化させられると言うことではなく、どのようにして良い音を出す事が出来るかと言うことです。
これは、音を変化させること程容易ではありません。
良い音という条件が付くと途端に難しいものになります。
良い音を出す為には、対象となる特定の機種と向かい合い、じっくりと時間をかけて、音の変化を確認して、情報(データ)を積み上げ、音の仕上がりをイメージして、一歩一歩階段を上るように、カットアンドトライで、取っ替え引っ替えやる(原始的手段)以外にないのです。
音に利く箇所は、コンデンサーの容量をほんの少し変えただけでも音の印象はガラリと変わり、納得の行くまで行ったり来たりを繰り返すのです。
銘柄変更もありますが、(個人の取り組みですから)膨大なと言う程ではないにしても、多くの時間をかけ、取り替えて試聴、また取り替えて試聴を繰り返して仕上げて行きます。
音造り、音決めは、測定器の世界のお話しではなく、経験とデータを元に感ピューターを働かせて、詰めて行きます。
とタイトルと関係の無さそうなお話しになりましたが、アンプのパーツの中で、音を一番に左右するパーツは、コンデンサーであることを確信しています。
そう言う視点から、各社のアンプ造りを見ていると、とても興味深い発見があります。本当に物作りってメーカーによってこんなにも(考え方を含め)違うものなのだなあと感じます。
手当たり次第高級パーツを詰め込むメーカーもあり、これは音造りのノウハウと言うよりは、アマチュア的な発想で、良いパーツだけで構成すれば良い音が出るという短絡的な考えではないかと思います。
結果は、それなりの評価は得たようですが、ベストという評価は得ていないようです。同じパーツで固めれば、パーツ固有の癖は音に出やすいものです。
私も色々やってみて思いますが、試聴しながら作業を進めてみて、高級パーツを並べれば、音が良くなるという単純な物ではないことを、つくづく感じています。
時間をかけた取り組みが必要です。やはり言葉にすれば、適材適所のルールを守らないと、いくらお金をかけても結果にはつながらないと言うことです。
パーツの個性をつかみ、最適な(活きた)使い方をすることが大切で、最終的には、どのようなバランスに仕上げるかと言うことにつきます。
ある面では、(私はオーケストラは知りませんが)オーケストラの指揮者にならないといけないということでしょうか。
予算も利益も計算ずくで、限られた予算を上手に配分して、音に利く部分にはお金をかけ、それ程重要でない部分は、汎用品を使い、音造りの上手さ、バランスの良さで、良い音に仕上げているメーカー。
パーツには、比較的無頓着で、殆ど汎用パーツで構成されているアンプなど。
中味を見ると、メーカーの考えや姿勢が見えてきます。各社の製品から良いアイディアは頂いて、チューンナップに活かすことにしています。
「良い音」この皆さんに良い音と感じて頂ける音が難しいのですが、コンデンサーを駆使して良い音造りにチャレンジしています。

潜在能力の高いアンプ程、コンデンサーの入替で音質は大きく変化する    (10/4)

アンプのチューニングという作業は、難しくもあり、楽しいものです。
色々なアンプに手を入れてみて感じることは、パーツの入替で、大きく音質の改善するタイプのアンプとそれ程(期待した程)音質の改善しない物と有るようです。
何故か?自分なりの印象としては、多くは、アンプそのものの潜在能力にあるのではないかと最近感じてます。
30年前には、良質なパーツがなかった為に性能が十分に発揮出来なかったけれども、良質のパーツを使うことで、大幅に音質が改善したという物です。逆に、アンプその物がそれ程力のないアンプで有れば、いくら良質のパーツを詰め込んでみてもそれ程大きな変化は出ないと言う物です。
また、パーツとアンプの相性のようなものを感じます。
それは、推測するに、当時の想定パーツと現在の高級パーツが特性的にかけ離れた物?になり同一容量、同一耐圧で使用した場合に、ミスマッチがあるというケースも考えられます。この様な場合は、調整が必要です。

ハイエンド耳障りな音と心地よい音の違いは何か?    (10/4)

私の好みの音は、(中音域が最も重要と認識していますが)バランス的には、低音域は比較的ゆったりして、高音域も適度に伸び、耳障りな音を出さないことです。低音域と高音域は音の味付けをしていると考えています。
低音域については大きく、2つのタイプがあるように感じています。力感のある張りのある低音とふやけたような量感だけの締まりのない低音。
個人的には、低音域に関しては、張りの有る力強い音が好みです。
高音域は、(聴感上)同じくハイエンドが伸びているように感じても聴いていて疲れる耳障りな音を出す物と、ハイエンドが伸びて、スッキリとした心地よい音と感じ、同時に耳障りな感じを受けない音の2タイプがあるように感じています。
高級(高音質)オーディオは、後者のタイプです。何が違うのでしょうか。コンデンサーの入替など色々な実験結果を基に推測をしてみました。
同じアンプでも、チューニングしてハイエンドを伸ばした場合は、あまり耳障りな印象は受けません。
全てとは言えませんが、一つは、音の癖?なのではないかと思っています。
アンプのチューニングで(聴感上の)高域を意識して伸ばす場合、コンデンサーを活用しますが、多くは、高音域特性の良いフィルム系を使うか、電解コンデンサーを使うの場合も、オーディオ用の高級品に入替、場合によっては、更にフィルムコンデンサーを並列使用します。この様に、高級なパーツは、比較的耳障りなピーク感のある音は出しません。
また、複数性質の異なるパーツを並列使用することは、パーツ固有の(音の)癖を打ち消してくれる効果があるようにも感じています。
従って、私は、音質に係わる重要な部分は、通常、複数のパーツを並列使用するようにしています。
耳障りな音を出すアンプは、どちらかというと中級機以下の物に多いように感じます。
何故か?アンプ内部を見ると何となく理解出来そうなこと(見当が付きそうなこと)ですが、高級(高音質)品は、パーツも良い物を使いますので、癖は出にくいのです。
ところが、低価格品ですと、信号の通過するカップリングコンデンサーでさえも、簡単に汎用品ですませていることが多いのです。
予算が無いから予算内で使えるパーツですませるとう言うパターンが目に付きます。
汎用品の電解コンデンサーはフィルムコンデンサーなどをパラレル(並列)使用しないと(固有のレンジが狭く、中高域にピーク感を伴う)癖が出やすいと感じています。
音の良いといわれるアンプは、カップリングコンデンサー一つにも気を使い、フィルム、特殊電解、電解と3種の性質の異なるコンデンサー3種をパラレル使用したりして、音質を十分に突き詰めた様子が見えます。
限られた予算で作り出される中級機以下のアンプとメーカーの看板アンプは、物造りの方向が違うと言うことでしょうか。
高音域は、癖のない音は心地よいと感じることが出来ますが、癖のある音は耳障りと感じ安いものです。

チューンナップの出来不出来色々    (9/23)

最近の私の出品は、オーディオ用電解コンデンサーを使用して、音質のグレードアップを狙っています。しかし、実際に取り組んでみると結果は様々です。様々と言いますのは、オーディオ用の高級パーツに取り替えれば、全てが良くなるというものではないと言うことです。理由は色々ありますが、まずは、音のバランスです。高級パーツに入れ替えても音のバランスが変化します。このバランスが良い方向へ変化すれば良いのですが、必ずしも良い方向にばかり変化するとは限りません。バランスが崩れて(偏る)音質を損ねる場合もあります。また、オーディオ用電解万能ではないと言うことも言えそうです。AU-9500がその例ですが、コンデンサーを最近のオーディオ用に入替て、フィルムコンデンサーまでパラレルで入れてみましたが、結果は、芳しくありません。音場が奥へ下がった感じで、音の切れ、メリハリ、鮮度、全てにおいてレベルダウンと感じました。原因は、現在調査中ですが、オーディオ用電解万能ではないと感じています。当時のオーディオアンプは、カップリングコンデンサーなどに、オレンジ色の特殊な電解を使っています。その電解コンデンサーの方が現在のオーディオ用電解コンデンサーよりも音質的に上なのかも知れません。原因は、パワーアンプでは無く、フラットアンプに有りそうのですが、結合コンデンサーを何個も使っています。DCアンプになってからは、この結合コンデンサーは殆ど使われなくなりました。その為に、コンデンサーの品質(音質)が落ちたのでしょうか?OSコンなど最近もオーディオ用途に優れた特性のコンデンサーもあるようですが、耐圧が低く(50V耐圧がない)使えない箇所も多く、丁度良い物がありません。また、当時のオーディオ(パーツの音質と巧みな組み合わせ)レベルの高さを感じます。時間をかけて作り込まれた音を超える音を出すことは、簡単では無さそうです。時間をかけて超える音を出してみたいと思っています。と言う理由から、個人的にチューンナップについては、自分で納得の行く音が出ない限り出品はしないつもりです。そこまで音を詰めて行かないとものにはならいと言うこと。そして、高級パーツに交換すればそれで出来上がりなどと言う単純ではないことをお伝えしたいと思いました。適材適所なのですね。

オーディオアンプ今昔    (9/23)

私は、レコード全盛の頃にオーディオを楽しんでおりました。CDが発売された頃にはオーディオを止めておりましたので、その間ブランクがあり、その間のオーディオは分からないこともあります。パワーアンプは、今も昔も、それ程、大きな違いはないと思いますが、プリアンプに関しては、その間大分変わったように感じています。私が出品している、70年代〜80年代中盤辺りまでのプリアンプは、フォノイコライザーがついていますが、CD全盛になってからアンプの様子が変わり?、フォノイコライザー無しのプリアンプが多くなっているようです。私は、そのようなアンプには、馴染みもなく、興味もなく、購入欲もなく、聴いてみたこともありません。ある面では、フラットアンプだけのプリアンプなんて必要あるのか?と疑問も感じますが、パワーアンプ直結よりも、プリを通した方が、音が良くなる場合が多いように感じますから、必要性がないとは言いませんが、(よく知りませんが)最近発売されている(フォノアンプ基板オプション等という)プリアンプアンプがウン十万もするのを見ると驚きです。私が常時目にしている、70〜80年代のプリアンプは、中味を見るとフラットアンプつきイコライザーアンプのように感じています。と言いますのは、各製造メーカーは、イコライザーアンプの性能で優劣を評価されていたように思います。また、アンプの個性は、フラットアンプよりもイコライザーアンプの方が出やすいとも言えます。簡単なアンプは、色は出にくいと思いますが、(部品点数の多い)複雑なアンプ、又は、微少信号レベルを扱うアンプは、増幅度が大きく、増幅度が大きいアンプの方が、色が出(付き)やすいと思います。なので、余談ですが、○○式0dBアンプ等は、増幅(電力変換だけ)しませんから、(アンプ自体は)色付けのないストレートな音が出やすい。と言えると思います。(無kしのプリしか知らない)古い人間なので、プリアンプは、イコライザーアンプが決め手だと思い込んでいます。アンプを見ていても感じることですが、当時のプリアンプは、造る側でも、イコライザーアンプには、力点を置いていたと感じています。例えば、デンオンのPRA-2000は、アンプ部分の6〜7割は、イコライザーアンプです。ヤマハのC-2やC-2aでも同じ傾向です。フラットアンプは、イコライザーアンプから比べるとアンプも電源も簡素化されています。フラットアンプは、増幅ども低く、RIAAカーブのように音をいじる必要もないので、音質差は出にくいと思われていたのか?各メーカーともイコライザーアンプよりも簡単な造りになっています。この様に、当時のアンプは、全て(又は殆ど)フラットアンプ付きイコライザーアンプだったのです。それに比べると、ウン十万円のフラットアンプが売(造られる)られる現在のオーディオプリアンプは、全くの別物と感じています。なぜ、こんな事を書いたか?それは、1年前くらいになりますが、ある落札者の方からこんなご意見を頂いたからです。お話しの概要は、私のPRA-2000、Z、ZRの商品説明に、フラットアンプも良い音を出すと書いてあるが、持っているA社のC-260プリアンプの方が良い音がする。と言うのです。これは、比較対象が違うのではないかと感じましたが、C-260がいくらのアンプか私は知りません。例えば、(20万円の)PRA-2000の(ヘッドアンプを含む)イコライザーアンプが6〜7割を締めるとすれば、フラットアンプの割合は、価格に治せば6〜8万円です。ウン十万円の新しいパーツで造ったフラットアンプとオマケ的数万円のアンプを比較すること自体間違っていると思うのですが、如何でしょうか。私が言いたいのは、同じ年代のフォノイコライザーアンプの付いたアンプの中では、比較的良い出来であると言っているのです。私の説明不足もあったことでしょうが・・・・。私には、思いつかない比較でした。私の商品説明は、この辺りのところをご理解の上読んで頂きたいと思います。

オーディオ用電解コンデンサーの音の傾向    (9/18)

最近、アンプのメンテナンスや修理にオーディオ用電解コンデンサーを使うようになりました。全てとは言いませんが、かなりの数を置き換えるようになりました。そこで、皆さんにもご理解頂きたいと思い、私が経験したことから音の傾向をつかんで頂きたいと思います。ただ、これから書きます音の傾向につきましては、私個人の実験による物であり、また、私個人の感性を言葉に置き換えていますので、絶対的なものではなく、私個人の相対的曖昧な感覚をもとに言葉にしておりますので、その辺りをご理解の上読んで頂きたいと思います。オーディオ用電解コンデンサーは、多分80年代にはいることから使い始められたのではないかと思います。70年代のアンプにはあまり見かけません。そのオーディオ用電解コンデンサーも改良に次ぐ改良で、20年以上経過しているのではないかと思います。大型の物が徐々に小型になり、更にグレードの高い物は大型です。電解液やセパレーター(電解紙)アルミ箔など、それぞれ異なるのでしょうが、専門的なことはメーカーサイトを覗いて下さい。私は、多くのメーカーのもを比較したわけではありません。入手のしやすさからニチコンのオーディオ用を使うことが多いですが、他にも、ニッケミ、エルナ、ルビコンなどのメーカーがあるのだと思いますが、メーカー毎の音質的な差は、それ程無いのではないか??のど確認もせずにいい加減なことを言っていますが、何故か、それは各メーカー共に目指す方向はそれ程変わらないと思うからです。オーディオ用として求められるのは、出来るだけ色付けを嫌い、高忠実度再生が最終目標だからです。アプローチはそれぞれ違っても、目指す目標は同じではないか。であれば、音は似てくると言うことになります。私は、ニチコンのミューズKZ、ES、FG等を主に使いますが、部分的にOSコン、フィルムコンデンサーも使います。オーディオ用電解コンデンサーと入れ替える前のオリジナルを比較試聴すると、まず違いとして感じられるのは、音のざらつきが無くなること=刺激的な音が減る傾向があります。更に、この事は、交換により、音のつながりがスムーズになると言った印象につながり、反面、聴き方によっては、大人しくなった。高域の切れが無くなったなどと聞こえることもあります。一般用のコンデンサーでは、帯域的にも広さはそれ程でなく、程々の帯域で、アクセントを持たせたような音になりがちです。場合によっては、F域が狭い為に、帯域内では音の密度が上がったように聞こえ、良い印象を与える場合もあります。オーディオ用電解コンデンサーに変えると、一般にF帯域が広がったように感じ、音のざらつきや音の癖が取れます。(個人的に思うことですが)不思議なもので、帯域が広がると音の密度が下がったように聞こえる場合があります。Fレンジが広いことを聞き取れる人、聞き取れない人、聞き取れる装置、聞き取れない装置など、様々条件が関係してきますが、レンジの広がりを聞き取れて、快感と感じる人もいれば、逆に、広すぎて、最も重要な中音域の密度が落ちたと感じる人もいます。この辺は、オーディオに対する経験も絡んでくると思います。(難しいです)感覚的な個人差もあります。一般に、帯域が狭い方が、その音だけ聴くと帯域内の音の密度が上がって充実して聞こえます。逆に、レンジが広がると帯域内の密度は落ちたと感じやすいものです。更に、ローエンド、ハイエンドが滑らかになると、帯域狭くなったと感じる場合もあります。刺激音が出ていた方が、広いと感じることもあるのです。ユーザーのオーディオ経験や装置の再生能力によっては、レンジの広がりを感じ取り、よりHiFiな音を再生していることを感じることもあります。この辺りが、音を造る側と、音を聴く側の難しいところでしょうか。一般にコンデンサーの特性を良くして行けば、装置の音は、余計な音はせずに必要な音だけが出てくる傾向を感じます。なので、刺激的な音がしなくなる。音のざらつきが無くなる。無音時の静粛感が高まる。など、品質が上がると装置の音は静かになり、余計な音は出なくなる傾向にあると感じています。この傾向を全ての人が良しと感じて頂ければ簡単なのですが、切れが無くなった、シャープさが後退したなどと(パーツの色やパーツの個性が良い音と感じていた人には)感じる方も多く、音造りの難しさがあります。全てのユーザーがHiFiを求めているわけではないこと。その機種の個性が好きだという方には、オーディオ用への交換は、必ずしも良い方向へ作用するとは限りません。私は、70年代のアンプには、個性的な音のする物が多く、80年代(後半)に入ると機種毎の差は少なくなってきたと感じています。更に、現代はどうでしょうか。何を聴いても同じなどと言えば、怒られるかも知れませんが、個性のない時代だと思いますし、オーディオは後退したと感じるのは、私だけでしょうか。音が似てきた理由は、色々あると思いますが、スタート時点では、各社がそれぞれのやり方で音造りをしていたと思いますが、オーディオ用電解コンデンサーと同じで、パーツもオーディオ製品もHiFiを目指した製品作りを進めれば、最終的に同じ傾向の音になって行くという理屈(正しいかどうか分かりませんが仮説として)もご理解頂けると思います。そのように個性が無くなると言うことは、ある面で面白さもなくなると言うことだと思います。私が何故70年代アンプ興味を感じるかと言うことは、それぞれの音の個性に面白さを感じているからだと思います。
話が大分横道にそれましたが、一般用電解を使うかオーディオ用電解コンデンサーを使うか、確かに迷うところがあります。ただ、多くの方がそうであるように、オーディオ用等という名前を聞けば、(高級品らしく値段も高ければなおさらのこと)、薬と同じで、高い物は良く効く等と思いたくなるものです。ある面では、安心感につながります。オーディオは今まで、その流れで来ています。最終的には、音はバランスであると言うことも理解しているつもりですが、音に対する感覚は個人差もあり、自分にとっての1が全ての人にとっての1とは限りません。この辺りが難しいところでしょう。

AU−9500メンテ間もなく完了    (9/15)

AU−9500はご存じの方も多い名器だと思います。私は、今までサンスイのアンプは、殆ど手付かずでいました。とくべて宇な思い入れもなく、一時期、各社の音造りの傾向を知りたいと思った時期があり、各メーカーのアンプを聴いたことがあります。サンスイと言えば、私の記憶では907シリーズが大分売れたようですが、一時期聴いてみようと思い、入試たことがあります。ジャンク品なので、修理して聴いてみようと考えたのですが、修理途中でアンプの造りを見て、半分興味を失いました。個人的にあの造りはあまり好きではありません。音ではなく、造りを見て聞いてみたいという気はなくなりました。それっきり、サンスイのアンプは聴く機会が無くおりましたが、知り合いの薦めで、AU−9500を聴いてみることにしました。それが今回の9500の出品につながったのですが、故障品を含めて3台入手しました。故障も簡単に治ったので第2弾も準備中ですが、9500と言うアンプについて感じたことを書いてみます。(この機種に関して知識がないので間違ったことを書くかも知れませんが、)各メーカーの音を聴くには、70年代のアンプというように感じています。80年代に入ると音が似てくる傾向を感じます。70年代のアンプは、メーカーの個性がストレートに出ていたように感じます。音にも造りにも見ていると(聴いてみると)感じることが出来ます。AU−9500はサンスイのオークションを覗いてみると人気機種の一つのようです。取引価格も結構高値で、ヤマハのCA−2000等よりも高いようです。なぜ?と言う思いもありました。この機種に関する知識もなく、1台入手してみました。商品説明は完動品と言うことでしたが、いい加減なリサイクルショップでした。トーンコントロールなど、接触不良気味で、動作品のレベルでした。取りあえず音を聴くことは出来そうなので、聴いてみました。聴いてみて、なるほどこの音なら多くのファンがいても当然という印象でした。印象に残ったことは、音のバランスです。音のバランスが非常に良いことです。メンテ無しの状態だったので、取りあえず、音の大まかな印象のみ確認しましたが、その後、回路図など資料を入手して9500と言うアンプの造りが見えてきたのですが、ある面では驚きであったし、なるほどとお漏れるところもありました。CA−2000等から比べるとアンプの設計は一昔前の物でした。回路図を見るとこんな回路でこれだけの音が出ることに驚きを感じました。こんな古臭いこんな簡単な回路で現代のアンプに負けない音を出すこと、音が出ることに驚きました。パーツだってオーディオ用などと言われる物は全く使われていません。こんな昔のパーツで、こんな簡単な回路で何故???と思う出来事でした。しかし、電源トランスの大きさは目を引きました。60か80Wクラスのプリメインだと思いますが、大きいですね。そして、メインアンプは左右別巻きになっているなど、工夫されている様子が見えます。このアンプは、アンプ自体がシンプルで、尚かつ、メンテナンスがし易いように造られています。基板もソケットで簡単に取付tで来たり、リアもフロントパネルのメンテも容易です。ばらしてみていると当時の技術屋さんの知恵のようなものを感じます。リアパネルを見ていても4チャンネルアダプターやノイズリダクションなど色々なオプションがあり、古いアンプだけれど、当時のオーディオが今よりも活気があったことを感じさせます。基板を見ても半田槽は通しているようですが、自動挿入機やライン生産(流れ作業)ではなく、パーツは一つ一つ手付けをしたようです。この辺りもCA−2000等と違うところですね。(年式が古いので当然でしょうが)CA−2000の年代になると、ライン生産した様子が分かります。配線も2000は、ラッピングというやり方ですが、9500は、それ以前のパーツや配線を手付けしています。非常に手間のかかることをやっていたのですね。(コネクターなどを使わない)そのお陰で、接触不良の発生が少なく長生き出来たのだと思います。その点80年代の生産効率を高めた製品よりもしっかり造り込んであります。生産効率を上げるとは、感単位取り付け出来ることを意味しますので、コネクターなどワンタッチでなければいけないのですが、半田付け程しっかりした接触を長期間維持出来ません。9500は一つ一つ手間のかかる半田付けをしているので、音も劣化しにくいし、動作も安定しているのです。まあ、簡単に感じたことはこんな所でしょうか。音質は、メンテ完了後、じっくりと聞き込んでみます。今回、オリジナルをめざしのではなく、自分流?新しいパーツに置き換え、パーツの使い方を自分なりに工夫したつもりです。さて結果(音)は、どうでしょうか。今から楽しみにしています。 写真の順序はバラバラですが、メンテの一部をご覧頂けます。

 
フロントパネルメンテについている切替スイッチです。スイッチの接点部分が酸化や腐食、汚れで真っ黒です。これではまともな音が出ません。これでも完動品などと言ってオークションには出品されていました。   同じスイッチですが、接点のメンテナンスをするとこんなに綺麗になります。汚れが取れると金属であることが初めて確認出来るくらいですね。
 
今回は、今までやったことのないブロックコンデンサーまで全て新品に交換しました。ちょっと張り切り過ぎか??そうでもなく、9500は72年製だと記憶していますが、35年も使った電解コンデンサーです。これから10年以上使うつもりでメンテしていますから当然ですね。50年も使い続けたコンデンサーなんて聞いたことがありません。50年も使ったら博物館行きでしょうかね。音は出て欲しいので、コンデンサーは全て交換しました。   電源のブロックコンデンサーを新しい物に付け替えました。奥に見えるのがパワーアンプのドライブ基板です。
 
パーツの入替を終えて取り付けられたイコライザーアンプ基板です。   フロントパネルを外して、スイッチやボリュームのメンテナンスをしています。
 
トーンコントロールスイッチ部分もフロントパネル方取り外してメンテしています。   パワートランジスターをヒートシンクから外して、接点の磨きと新しいシリコングリースを塗布します。この写真は、パワートランジスターを外したところですが、シリコングリースは当時透明だったのでしょうか。現在は、白い液状の物ですが、使った痕跡がありません。それとも長い年月の間に変質したのでしょうか。何も付いてないように見えます。
 
シリコングリースを塗布した後にヒートシンクに取り付けます。    
 
パワーアンプのドライブ基板です。電解コンデンサーや調整用ボリュームなど、劣化しやすいパーツは全て交換しました。   同じドライブ基板ですが、ヒートシンクに取り付けられたキャンタイプのトランジスターは、取り外して新しいシリコングリースを塗布してあります。トランジスター放熱効果を高めトランジスターの保護につながります。
 
定電圧電源基板です。左に見えるスピーカーリレーは、外して接点を磨きました。中央のキャンタイプのトランジスターも外して新しいシリコングリースを塗布してあります。右に見えるコンデンサーは全てオーディオ用のコンデンサーです。   リアパネルのメンテナンスです。AU−9500は入力ボリュームを備えており、スイッチを含めてメンテしてあります。
   
トーンコントロール基板の裏面ですが、信号の通過する電解コンデンサーはオーディオグレードの物ですが、更に特性を改善する為にフィルムコンデンサー8個をパラレルで使用してあります。他の追加パーツを含めると30点近いパーツを追加しました。    
     
     
     
     

C-2の驚き・・・・・    (9/11)

詳しい内容は、公開出来ませんが、C-2の(個性でもある)音を悪くしている原因を特定しました。
私は、ヤマハのアンプでは、初期の物を多く手がけています。ヤマハに限らず、80年代にはいると、DCサーボやノンスイッチングを始め、各社新(回路)技術で目立(売ろう)とうとした時代であったと感じています。メリットデメリットそれぞれあったと思います。メリットとしては新技術が多少なりとも音質に貢献した部分と、デメリットとしては回路が複雑になり、信号の通る素子数が増えた事による音質劣化部分などが考えられます。私は、主に70年代にオーディオを楽しんだので、馴染みのあるB-1.B-2,C-1,C-2には思い入れがあるのと、改造については、複雑な付属回路のついた80年代のアンプよりも単純な増幅器としての70年代のアンプでは、単純なアンプの方が改造の結果は反映されやすいとの思いからB-2,C-2の改造を手がけています。(名器とは言われていましたが)C-2については、特に音の良いアンプとは思っていませんでした。ただ、こんなにシンプルなアンプなのに、C-2を通すと音質が変わる(劣化する)のだろうかと言うことがある面では不思議でした。フラットアンプを通してCDを聴いただけでもC-2の個性(色)が音に反映されます。それは以前から疑問に感じていました。改造を初めてからも、この部分の改善は少なく、古い素子を使っているので仕方がないのかと半分諦めていました。C-2,B-2の音をC-1,B-1の音に近づけようと取り組みまを始めしたが、低域の膨らんで、高域の伸びないC-2の音は、改良の結果、多少の改善はありましたが、この傾向はなかなか改善されずに残っていました。(諦めていたのですが)以前から、何に使われている(何の働きをする)のだろうと思っていた部品がありました。
今回、C-2の回路図を入手したので、C-2の全体像が見えてきて、そのパーツを取り替えてみようと言うことになり、今回、質の高いものに交換しました。すると、結果は思いもしなかった程の音質の変化を見ました。パーツ一つで音が変わるのは、まあ、常識的なことですが、これ程大きな変化には驚きました。今まで、音質改善のつもりで、色々やってきましたが、今回のような大きな変化は初めてです。変わったというものではなく、確実に音が良くなったと言えます。私は、以前からC-2は好きなアンプではあるけれど自家用機として使っていないと言ってきました。それは、C-2の音がどうしてもフィルターを通したような、(靄のかかったような)見通しの悪い音だからです。雰囲気という言葉に置き換えることが出来るかも知れませんが、私は、嫌いです。クッキリハッキリストレートにと言う音の方が好みだからです。このパーツ交換で、C-2はクッキリハッキリストレートな音に変わりました。もやもやしたものが無くなり、F特もピラミッド型のどっしりか、かまぼこ型のハイ落ち的な音質が、癖のないフラットなものになり、低域も余分な膨らみはなくなり、ハイエンドも素直に伸びて、長く聴いても癖(カラー)を感じさせず、自然な音で万能タイプの音です。これなら、電源によるハイエンド、ローエンドの味付けも自由に出来そうです。(今はフラットに設定しています)
C-2の癖が取れたことで、B-1,C-1との音合わせも容易になってきました。以前にも書きましたが、バランス的にB-1は低域膨らみ気味、C-1は線が細く、ハイ上がり気味と言うことでバランスを取り、C-2,B-2は、逆にB-2は、低域締まり気味でハイエンドが伸びています。C-2は、低域膨らみ気味で、ハイエンドが伸びません。この様なことから、どうしても、B-1+C-2、B-2+C-1と言う組み合わせは、(個人的に)帯域のバランスが悪く、良い音とは言えませんでした。ところが、今回のC-2は、C-1程度にバランスを取っている為、B-1と組み合わせても非常にバランス良く、良い音を聴かせますし、一皮剥けたよな鮮度の良さも感じさせます。
また、B-2の改造(チューンナップ版)も帯域バランス的にB-1に合わせ調整してありますので、このC-2と組み合わせでもバランスが良く、手前味噌なお話しですが、B-2,C-2の組み合わせの方が、コンデンサーの交換など行っていないB-1よりも音の鮮度は高いように感じました。どちらが良い悪いではなく、それぞれの機器が持っている個性の違いだと思います。まだ、良く聞き込んでいないので、更に時間を掛けて、音の違いを細部まで詰めて行きたいと思っています。
B-2は、元々なかなか良いものを持っていると思いますが、低域が締まり気味で、B-1に比べると低域の量感不足、スケール感、力感、音の表見力という点で一歩及ばないと感じていましたが、改造B-2も低域の量感について、かなり近いものになってきていると思います。B-1.B-2,C-1,C-2のどれを入れ替えても(微妙な個性の違いはありますが)バランスも音質も違和感なく聴くことが出来るレベルまで(仕上がって)来ていると感じています。(あくまでも私の主観による評価であります)

音質は、スペックではなく電源で決まる    (9/4)

このタイトルは、少し極端な表現かも知れません。勿論、音を決めているのは、電源だけではなく、アンプの回路や使用素子、その他の使用パーツなど、色々な要因が絡んでいます。先の文書で、私は、アマチュアと書きましたが、私は、音を聴いて、自分の好みに合うアンプ以外はあまり手を出しません。良い音と感じるから興味を持つ事が出来て、取り組む力となります。音も良くないのに一所懸命取り組もうなどという気持ちにはなれません。私の性格から言っても好きな事はやるけれど、嫌いな事はやらない(手を出さない)性格なのです。先日、友達の薦めで、サンスイのAU−9500を聴いてみました。最高といえる物ではないかも知れませんが、音を聴いた印象は、バランスの良い音で、悪くないなあと言うのが第一印象でした。これならやってみようかなと言う気持ちになり、3台入手して、メンテや修理の為のサービスマニュアルも手に入れました。オークションでもサンスイにAU−9500で参加してみようと思っています。実は、サンスイは、2年前に一度内部を見て音も聴いてみました。AU−907Fだったでしょうか。907は、私の過去の記憶の中で、サンスイの中では売れたアンプと思っていたので、そんなに人気のある機種なら聴いてみようと思い、サンスイの音を知る為に入手した事があります。音を聴く前に、(サンスイファンには怒られるかも知れませんが)ウッドケースの安っぽい仕上げやアンプ内部のヒートシンク(当時流行のヒートパイプ?)の薄っぺらいフィンなどが気になり、配線の引き回しなどもイマイチで、洗練されたと言う感じではなく、余りよい印象は持っていませんでした。しかし、オークションでの数の多さを見ると当時のサンスイの製品の人気を感じる事が出来ます。AU−9500は、昔、私の兄貴がAU−8500だったかを使っていたので、見覚えのある面構えでした。この古めかしいアンプの人気の秘密は何か??音を聴いて、なるほどという思いと、蓋を開けて中を見て納得する部分がありました。大きな電源トランス(このクラスとしては大型です)肉厚のあるヒートシンクなど、良い音を出す為の条件を兼ね備えていました。電源がしっかりしている事は、良い音を出す為の絶対条件です。私の知っているA−10もB−1もこのAU−9500も電源がしっかりしています。そして、共振しない事ですが、ヒートシンクの形状を見て、他にはない工夫された形状である事に納得しました。トランジスター取り付け部分を除いて、肉厚を厚くして、ヒートシンクそのものを響かないようにしてあります。各アンプ基板のシールドや終段トランジスターには左右別電源を採用するなど、工夫の跡を見る事が出来ます。当時のアンプには多いのでしょうか?B−1やC200等もそうですが、メンテナンスがしやすいように、基板がソケット式になっていて扱いが楽に出来ます。(イコライザーなどはたった3石構成)回路図を見ると流石に古さを感じますが、それでもこの根強い人気は何故か?一般ユーザーは、プレミアムとか希少性で動いているのではないと思っています。音質がものの価値を決めているのだと思います。私も、音の良さ(バランス)を認めます。私は、回路も見るので、こんな簡単な旧式の回路で、この音を出しているのか???と驚きます。音に色づけをする事で(その他にも理由はあるのでしょうが)コンデンサーを嫌って、DCアンプ化されました。このAU−9500は、入力から出力まで何個のカップリングコンデンサーを通るのでしょうか。数えても見ませんが、5個以上電解コンデンサーを信号が通過すると思います。それでも音が良いのは何故なのか。シンプルなアンプなので、トランジスターの数も80年代の高級機から比べれば、半分以下の筈です。付いているトランジスターは、増幅器としての最低の個数だと思います。それに引換、○○○○回路、××××サーボ、△△△スイッチング方式など、多彩な新技術が発表され、アンプはより複雑により高度?な制御等が入り込み、単純な増幅器ではなくなってしまいました。メーカーはそれを付加価値としてユーザーに売り込みましたが・・・・・。このシンプルなAU−9500は、スペック的にも新しいアンプから比べれば、1〜2桁くらい劣るものだと思います。それでも、この根強い人気は何故?なのでしょうか。B−1もそうですが、私は、古いアンプに、名器といわれるものがあり、今でも使い続けられています。逆に、後期のオーディオアンプは(歪み率など限界値)スペック的に最高というものばかりでしょうが、逆に名器として残っているものがどれ程あるのでしょうか。名前も忘れられてしまったものが山程有るはずです。この様な事からも音質を決めるものは、スペックではなく、もっと別なところにあるという事が言えると思います。少なくても昔の名器を見れば、まず電源はハズス事が出来ませ。電源の貧弱なものに名器はありません。私の独断と偏見かもしませんが、良く設計されたアンプ回路の音質は最終的に電源で音質が決まると言えます。(アマチュア的経験的な発想です)
今日は、調子に乗りすぎて、書きすぎたようです。6時23分になりました。お休みなさい。

私は、アマチュアです。(9/4)

私は、本業(家内とレストラン、宿泊施設を自営しています)を持っています。日中は、半田ゴテではなく包丁を持ってステーキを切ります。ステーキもこだわりを持って霜降りの高級ステーキです。この仕事も、10年前は素人でしたが、趣味のような仕事でしたが、今は本業になり、その間、色々な肉を扱いましたが、最終的には、最高のものをと言う性格か?高級和牛のステーキ屋です。前置きが長くなりましたが、この様に、私は、ちょっと考え方の異なる変人なのでしょう。趣味を仕事にしてしまうような性格なのです。好きだから始める、好きだからもっともっとと欲が出てくる。そして、仕事にしてしまう。誤解があるかも知れませんが、趣味(遊び)を楽しみながらのめり込んで仕事になると言うパターンで、今まで生きてきました。サラリーマンを止めて、パソコン販売の会社(家内と二人の会社ですが)を作り、パソコン販売をやり、北海道旅行に行った時の思い付きで、今の本業を始め、2年前にオーディオのオークションに参加してから、オーディオの修理やメンテを楽しみながら、半分は仕事としてやっています。それ以前は、車など趣味は知り合いの影響で色々ありましたが、今は、全てやっていません。3度の飯よりもオーディオが好きに目覚めてしまったのです。良かったのか悪かったのか結果を見ないと分かりませんが、とにかく毎日が楽しいのです。暇が有れば、オーディオをやっています。自営業なので、全く時間は自由です。今、午前5時、修理の手を休め、好きな音楽を聴きながら、この文書を書いています。夕食後からが私のオーディオの時間です。昼のお店が始まる時間までは寝ますが、どうでしょうか。私は変人でしょうか?性格的に、好きな事はとことんやる。嫌いな事はやらないと言う性格ですからサラリーマンは勤まらないんですね。今年で50(歳)になりますが、今にしてやっと自分の性格や生き方というものが分かったように思っています。
タイトルと関係のない文書ですみません。つい、調子に乗ってしまいました。
まあ、私の性格をご理解頂いたうえで、私の(オーディオに対する)取り組み方を見て頂ければと思い書いてみました。
私は、電機の電子の専門は学校で学んだ事はありません。全て独学です。独学というと格好良いですが、言葉を換えれば、遊んだという事です。東京の4年間、学校をさぼっても毎日のように秋葉原に通いました。最初はレコードを買いに、通っているうちにパーツ屋さんが目に止まり、オーディオの本が目に止まり、自分で造ってみたいという思いからオーディオアンプの製作が始まりました。全くの素人です。見よう見まねで、抵抗のカラーコードの読み方から始まって、安井式、金田式、窪田式など等、アンプ造りの本を買い込み、試行錯誤を繰り返しながら、アンプ造りの本を通して学びました。なので、電子工学など、高等な教育を受けられた方から見れば、笑われるような事があるかも知れません。私には、経験と独学で学んだ事、某メーカーのオーディオ製造工場で検査と修理の仕事を6年間経験した事だけで、専門の教育は受けていません。メーカーの下請けで働きましたから、プロ???と言えばプロも経験したのと言えるのでしょうか。私のオーディオは、上記のオーディオアンプ製作参考書や自作の中でパーツの使い方による音の変化を確認、メーカー製アンプの修理やメンテにより、メーカー毎の音造り、アンプ造りを見て聞いて、経験の中から学んだ事が、私の(知識としての)音造りのベースとなっています。もう一つ、私の(感覚的な)音の好みというものが、音造りの中に反映されていると思います。ですから、スペックを重視するプロの取り組みと感覚的な音の変化(好み)というものを基本とするアマチュア的な私の取り組み方は、違うと思っています。

オーディオルーム建設計画?????・・・・・・(9/4)

オーディオ熱がエスカレートして、今、私の頭の中には、オーディオ専用ルームを造りたいと真剣に思っています。20年以上オーディオを忘れていたので、家は、2回新築していますが、オーディオルームなるものは全く計画になく、今、オーディオルームに使っている部屋も物置兼書斎兼作業場なのですが、元々オーディオなどと言う事が頭になかった9年前に新築したので、広さこそ20畳以上有りますが、正方形に近く余りよい部屋ではありません。それでも、音出しは、それなりの音を出していると思っていますが、もう一つ、お店(レストラン)にもオーディオセットを置いてありますが、お客様に聴かせる為ではなく、暇な時に聴くように、又は、スピーカーのテストなどに使おうと思いましたが、こちらも広さと吹き抜けで高さ(3階建て分)はあるのですが、元々食事をするお店としてしか考えていなかったので、(当時オーディオセットを置こうなどとは考えておりませんでした。)その為、テーブルのセッティングが優先で、これも正方形に近い部屋のコーナーにスピーカーをセットしなければならずに、低域だぶつき気味で、板張りの部屋(吸音出来るものがない)の為、ライブに音が響き(天井も高いので響きすぎ)オーディオルームにはなり得ません。音は聴けますが、自室の物置の方が音の違いが良く分かります。こんな訳で、2年前にオーディオを始めてから、オーディオルームが欲しいなあと思うようになりました。贅沢な悩みかも知れませんが、音を突き詰めて行けば、オーディオ装置だけの問題には止まらずに、オーディオ装置の延長線上にある部屋ごと何とかしないと、限界という壁にぶつかるように感じます。部屋もオーディオ装置なのだと思います。コンサートを聴くのに響きの良いホールがあるように、オーディオを楽しむのに最適な部屋が必要なのだという結論に達したわけです。ただ、これは、私の目標の話であり、まだ実現の目途はありません。田舎なので、建設する広い敷地はあるので、問題は予算ですね。建設の為のお金をどうするか?オーディオを売ってお金を造るか?まあ無理でしょうね。桁が違いますからね。所雷の夢として考える事にします。

れしい話・・・・・・(9/2)

うれしい話とは、昨日の(地方紙ですが)新聞に、レコード復活のニュースがのっていました。復活とは言っても、コロンビアが限定版を発売するそうです。団塊の世代を対象とした????かどうかは分かりませんが、根強いレコードファンにメーカーが動かされたのか、これも分かりませんが、・・・・・・どうでも良いけど、レコードが新たにプレスされるらしいのです。多くのオーディオファンの方が気付いてお出ででしょうが、CDの音とレコードの音は違うのです。レコードは、今まで20年?新しいレコードの発売はなく、すでに過去のもので、使い古しの残された資産を中古レコード市場から買い集めるという状況でした。いつの間にか音源の中心はCDに取って代わり、リモコンでピッは、簡単なのだけれど、何となく味気ない。例えて言えば、多くのオーディオファンが求めているのは、オートマチック車で誰でも簡単に運転できることではなく。自分の気に入ったスーパーカーなどのマニュアル車をどのように乗りこなすかにチャレンジする事の楽しさを求めているのだと思います。アナログディスクを無くした事は、音楽業界の大失敗だったのではないかと見ています。本当にパーフェクトにCDの勝ちだったのでしょうか。そうでないからこそ未だにレコードを聴き続ける人がいるのではないでしょうか。レコードの優れた面を無くしてはならないと思っています。値段でものを言ってはいけませんが、アナログならば100万円のシステムと20万 円のシステムでは、音質の差が大きくそれだけ良い音を求めて楽しめたと思います。ところがCDになり、100万円のシステムと20万円のシステムでブラインドテストをしたらどれだけの人が違いを言い当てられるでしょうか。それ程大きな差はなくなってしまったのです。この辺りもオーディオが面白くない、衰退してしまった理由ではないでしょうか。今でも100万円のプリ、100万円のパワーアンプは売られているでしょうが、たかがCDを聴く為のフラットアンプ(プリアンプ)に何故100万円払うのか?ちょっと馬鹿げた感じがします。昔のプリでも十分ならせるよと言った感じで興ざめします。レコード音源からMCカートリッジ、ヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプを通すから100万円のお金を払うのではないでしょうか。これだけのアンプを通すから音の違いが出ます。その中でも最高の音を聴きたいから大金をはたいても手に入れたいという欲求が生まれるのではないでしょうか。(限定版ながら)レコード復活で、アナログディスク再生に勢いがついてくれればいいのにと思うのは、私だけでしょうか。今後は、スーバーオーディオディスクならぬ、スーバーオーディオLP等という、レコードが発売され、レコードもカートリッジも、ターンテーブルも復活してくれればという願いを込めて、頑張れアナログ!!とエールを送りたい。アナログディスクが復活して、音楽ソースがCDだけではなく、アナログディスクと2本建てで楽しめるようになって欲しいものです。軽薄短小の時代、レコードからCDへ、CDからDVDへと時代は進化し???(音質的にはデジタルという事で進化ではなく退化したと思う)ましたが、趣味の世界であるわけだから、レコードのような無駄があって良いのではないかと思う。何故、メーカーは趣味としてのオーディオの楽しみを奪ってしまうのか。効率とか省資源とか、省エネ、省スペースなどなど、実生活の中では必要な事で、求められる事かも知れないけど、趣味の世界では、本当の音楽を楽しむ事が最優先されるべき事ではないのだろうか。(AD変換DA変換すれば音質は劣化する)その為には、時間もお金も惜しまないという取り組みが趣味であるはずなのに、よりよい音を聴く為に、工夫や改良、機種変更など、音の為に創意工夫する過程が面白いはずなのに、今の(AV)オーディオは、子供のゲームと同じで、与えられたものの中で遊ぶだけ、与えられた楽しみのなだけで、ゲームするそんな遊びはつまらない。自分の求める音を出す為に、3度の飯よりもオーディオが好きという、(私のような)変人は、同世代には結構いるはずです。メーカーさんは、そのような、創意工夫して音造りを楽しめる。昔のようなオーディオを提供して頂けないものだろうか。今、一般ユーザーが出来る事と言えば、ケーブルを買えてみる事ぐらいしかない。銀線にすればどうの、OFCならどうなる。程度ではつまらない。(そんな違いは笑っちゃいます)こんな底の浅い遊びでは直ぐに飽きてしまうのも当然だ。メーカーが旗を振っても誰もついて行くはずがない。良い音を聴く為に、もっと沢山の選択種があって、自分で組み合わせを考えたり、音造りが出来るオーディオをメーカーは考えるべきではないのだろうか。オーディオ製品を売りたいので有れば、CDをトレイに乗っけてリモコンでピッ等というオーディオでは、音を追求して行くという(本当のオーディオの)楽しみは生まれてこないと思う。私が、何故オーディオが今でも楽しんでいられるのか。そして3度の飯よりも面白いのかというのは、私は、アンプの内部で、パーツの交換、パーツの追加で、自分の目指す音造りをしています。自分なりにより良い音造りを目指しています。これは、終わりのない、私の永遠のテーマです。そこには、無限の楽しみがあるのです。
長々、書きましたが、メーカーは(子供のゲームのように)出来た遊びを提供するのが使命ではなく。ユーザーに考えさせる。ユーザーに相違工夫を要求する。パーツを提供する事が使命であり、ユーザーは与えられたそのパーツで、自分の求める音を(組み上げて行く)追求するというのが、本当の(オーディオという)趣味の楽しさではないでしょうか。そう言う点で、リモコンでピィだけの便利さだけのオーディオなんかいらないと思っています。求めているのは、便利さではなく。音を追求する面白さではなのでしょうか。まとまりのな文章ですが、私は、オーディオという趣味についてそのように感じています。

電解コンデンサーの寿命と交換について(8/25)

オーディオアンプの中には、必ず電解コンデンサーというパーツが使われています。このパーツは、抵抗やトランジスター、ダイオードなどの他のパーツと異なり、メーカーでは使用時間というものを想定しています。これは、日ケミなどのホームページを見れば、電解コンデンサーのタイプ毎に使用(保証と解釈すべきか)時間を見る事が出来ます。特別な物を除き、一般的には、2000時間です。この2000時間とは長いか短いか?1日1時間の使用で365日(1年)ですから、5〜6年という事になります。実際、オークション等に出品されるビンテージオーディオアンプ(70〜80年代)は、発売から20〜30年以上経過しています。メーカーが使用を想定した時間の4〜6倍の時間使用している事になります。確かに壊れずに動いています。しかし、それで良いのでしょうか。(多分多くの方が)自分にとって最高の音を求めてオーディオを楽しまれていると思いますが、動けばよい。壊れなければよいという発想では、達し得ない目標のように思えます。これだけ長い年月使い続けてきたわけですから、電解コンデンサーは必ず劣化しているはずです。私も、メンテを始めたばかりの頃は、パーツを買えれば音質が変わるという事からパーツの交換には躊躇するところがありました。しかし、良いコンディションでこれからも安心して使い続ける為には、電解コンデンサーの交換は必要というと判断し、最近は、積極的に交換するようにしています。交換するにあたり、出来るだけ音質を変えない事。又、どの銘柄がどのような音がするか、どの銘柄をどのように組み合わせて使うかと言う事については、試聴によるテストを続けています。出来るだけ色づけの少ないものを選ぶようにしています。オーディオ用と言われる高価なパーツも何品種か使ってみましたが、それ程大きな音質的変化はないと思っています。しかし、使う場所によっては、特性の良いオーディオ用優位という場面もあります。ただ交換するというのではなく、どこに何を使うとどうなるという情報(データ)を同時に収集して、今後の改良に活かして行きたいと思っています。

ハイスピードアンプって何に  の続きで、耳の肥えた人は、耳で音を騙り、耳の悪い人は、スペックで音を騙る  ・・・・・・・・(8/12)

先の文書を書いていて思ったことですが、タイトルの通り、音の分かる人は、聴いた音で音を騙り、音楽の聞こえない人はスペックで音を騙ろうとする傾向があるように感じます。昔は、オーディオは一人で部屋にこもって楽しむものでした。ところが最近は、インターネットの発達などで、気軽に遠くの人とでも簡単にコミュニケーションが取れるようになり、情報のやり取りが容易になりました。大変有難いことで、同じ趣味を持つ方々とメールを通して楽しいお話しが出来ます。ところが、先のオークションの質問のように、質問してくる方々も多いように感じます。2年間オーディオをやってきて、色々な方とコミュニケーションを取る中で感じたことです。

ハイスピードアンプって何に・・・・・・・・・(8/12)

先日、私のオークション出品のPRA-2000の質問欄に、こんな質問がありました。私の出品したPRA-2000に対して、輸入物のハイスピード系に合いますか?と言う問い合わせでした。私は、失礼ながら無視して返信しませんでした。ハイスピードアンプなどと言う言葉を耳にする機会がありますが、何を持ってハイスピードアンプといっているのでしょうか。輸入品はハイスピードで、国産品はロースピードとでも言うのでしょうか。私には、理解出来ません。アンプのスルーレートを持って派スピード系などと言っているのでしょうか。私は、電気工学については素人ですが、スルーレートは一つの指標であって、スルーレートが全てではないと思っています。(アンプのせいのを決定づけるものではない)聴感の特性と必ずしも一致しませんし、小さいよりは、ある程度、大きい方が良い程度に思っています。国産アンプでも一時流行のようにハイスピードアンプなどメーカーが盛んに宣伝した時期が過去にありました。しかし、ある程度の評価を得ているアンプにスルーレートが問題になるような物があるのでしょうか。この事を口にする人達は、アンプを測定器と同じレベルで見ているのではないでしょうか。私とは、全く考え方が異なる人種で、私は相手にしません。確かに、特性を無視してはいけないと思いますが、ある程度の特性をクリアーしていれば、それ以上、むやみやたらに特性を追いかけるのではなく、音質を追求すべきだと思っています。方向は、そちらではなく、こちらなのです。何か勘違いしている人達が多いように感じます。アンプも、スピーカーもカートリッジも全て、私は楽器であると思っています。音楽を自分の好みの音で再生する為の楽器なのです。オーディオは特性を追い求める測定器ではなく、音楽を楽しむ為の楽器であると私は思っています。なので、特性よりも自分の耳が第一ですし、何と言っても聴いて心地よいと言うことが最も重要です。この心地よさの程度が、私にとっての音の善し悪しです。良い音は、もっと聴き続けていたいと感じますし、バランスを失った音は、聴くに堪えません。これがオーディオの原点であり、文字通り「音楽」なのです。この様な視点からオーディオを楽しんでいる私に、ハイスピードアンプ云々等という質問はナンセンスです。多分、私とは人種が違い、感覚も全く異なる人種であると解釈して、私は無視しました。音は、聴いて判断すべきである。アンプのスペックで音の善し悪しを判断出来る人が等いるはずがありません。個々のコンポが高性能で高音質であっても音の組み合わせが自分の目指す方向に向かっていなければ、良い結果にはつながらないと思っています。オーディオは、自分の目指す音があって、それに近づこうと試行錯誤を楽しむのがオーディオの楽しみであると思っています。それなのに、こういう人達は、人の意見を求める。自分で判断出来ない人種なのでしょうか。オーディオに限らず、最近は、こういうタイプの方が多いように思います。もっと、自分の音に自己主張すべきではないかと思います。人が何と言おうが俺はこの音が好きなんだという音を持つべきであると思います。高級品を並べるのがオーディオではありません。それで良い音が出る。そんな甘い物ではないと思います。一つ一つの経験、使いこなし、積み重ね。試行錯誤全てが、その人の音に反映されてくる物であると思います。経験を積んだ人にはかなわないのです。自分の求める音をコツコツ時間を掛けて、探し求めるのが苦しくもあり、また、楽しくもあるのだと思いますが、それが趣味というものでしょう。如何なものでしょうか。ハイスピード等という人程、ハイスピードの意味が分かっていないのではないでしょうか。歪み率という一つの要素で音質を表せないのと同じように、スルーレートだけで、音を騙ることは出来ません。果たして、音質の関わりがあるのでしょうか?と考えてしまいます。

ヤマハのプリアンプに対する(個人的感想)・・・・・・・・・(8/12)

これから書くことは、無知な私の独断と偏見であります。私は、ヤマハのファンでありますので、決してメーカーの悪国値を書くつもりはありません。ただ、修理やメンテを通して感じたことを感じたままに書いています。予めこの辺りをご理解の上読んで下さい。ヤマハのC-2シリーズは、C-1に続く一般向けのプリアンプであったと思っています。私は、個性を主張するアンプが好きです。この様に書くと、誤解があるかも知れませんが、聴いた時に印象に残るものがないような音は嫌いです。かといって、個性が強ければそれで良いというものでもありません。全てとは言わなくても、ある面できらりと輝く一面を持っている。又は、その音を聴き続けていたいと思えるような、心地よさを持った音です。C-1は、高域に伸びと輝きがあり、低域も(電源改造した為)力強さ、全帯域の歯切れの良さなど、バランスの良い音になっています。今で、数も少なく、なかなか入手が困難になってきました。手を加えれば、良い音を出しますが、ノーマルのままでは、高域よりのどちらかというと線の細い音です。確かに、内容的には、電源の構成など、古さも感じますが、FETアンプの持っている音は私には魅力に感じます。C-2シリーズは、今まで見てきて感じることは、C-2は、後継モデルから見れば、(C-1よりは改良されている)古さを感じる部分もありますが、オーソドックスにまとめられたプリアンプであると思います。このアンプも、電源とカップリングコンデンサーなどを変えるだけで、音を変えることが出来ます。今風の音も造ることが出来ます。多分、発売当時は、この様な音が小泊まれていたのか、又は、B-2戸のバランスを取る為に、どっしりタイプの音造りになったのかは分かりませんが、80年代の音造りから見ると、低域よりのバランスで、単体で見た場合、バランスの取れた音とは言えません。B-2とペア成らないと良い音のでないアンプというと言い過ぎでしょうか。ただ、このC-2は、シンプルでるあること無理のない造りであることから(メンテナンスさえすれば)長く安心して使えるアンプです。改造による効果もそのまま音に反映されます。私のようなものから見れば、(手を加える楽しさがあって)面白いアンプです。次のC-2aは、C-2の改良版、強化版と言うことになると思いますが、私は、あまり好きではありません。C-2から比べると中高音域に少し耳障りな、甲高い音が気になります。C-2よりも音に勢いがあるように感じます。(この点は評価出来ます)ただ、何台か見てみると、C-2aは、C-2よりも大きな電流を流して発熱が大きいようです。この辺りが、問題になるのか?トランジスターの劣化が進んでいるように感じています。トランジスターの故障、hfe(増幅率)などを見てもかなり変化しているものを見かけます。私は、あまり新技術には興味がないのでヤマハがC-2aにどのような新技術を投入したのか分かりませんが、その新技術投入がアンプを複雑にして更に、トランジスターの寿命(アンプの寿命)を短くしているように感じています。(メンテ無しでは)まともなC-2aは、無いのではないか?有っても非常に少ないのではないかと思っています。C-2aに限らず、一般的に言えることは、大きな電流を流し発熱の大きなアンプは、傷みが早いように感じています。このよな点で、私は、C-2aはあまり好きではありません。C-2xのサービスマニュアルを最近入手しました。以前にも2台C-2xを出品していますが、音も確認しています。以前、C-2xを開けてメンテした時に、あれっ!!と思ったこと有りました。と言うのは、C-2xは、ICアンプなのか???と言うことです。DCサーボなどにICを使うことは、当時当間の技術でしたが、基板を見ていると、どうもアンプにICを使っているように感じました。技術資料は何もなかったので確信はありませんでした。音質的にも、世間の評価は高いようですが、個人的には、C-2aとどれ程違うのか??大したことはないなあと言うのが個人的な印象です。オークションでも10万円前後で取引され、結構高い評価があるようです。私は、個人的に、C-2xを使うなら(勿論メンテをした)PRA-2000の方が良い音を出すと思っています。PRA-2000は、球数もあり、取引価格も4万円前後です。(偉そうに)私がメンテナンスしたものでさえも8万円前後でC-2xよりも安いのです。まあ、これは好みというものもありますので、私の考えを押しつけることも出来ませんが、個人的には、PRA-2000の方が、「良い」とは書けませんので、個人的に好みである。なので、私の、自家用機は、C-1、PRA-2000、PRA-2000ZRになっています。ヤマハファンの私ですが、(以前から)C-2xを音質的に標準機とは考えておりません。入手したサービスマニュアルの回路図を見ると、「やはり」と言うか、C-2xはICアンプです。ヘッドアンプはデスクリートで組んでありますが、イコライザー、フラットアンプ、バッファーアンプもICアンプです。ほとんど同じ構成でしょうか。これは、私個人の偏見かも知れいませんが、真空管アンプファンがトランジスターアンプはアンプでは無い。と言うのと同じで、トランジスターアンプ派の私がICアンプは、アンプでは無いというのと同じ事かもしませんが、ICアンプでまともな音が出せるのか???と言う疑問を感じています。真空管にも名球というものがあると思います。トランジスターアンプには、名石と言うものがあります。それぞれの石の特性を上手く組み合わせて良い音を出すのが、良くできたトランジスターアンプであると思っていますが、IC(オペアンプ)技術はウエハーの中にトランジスターや抵抗などアンプを焼き込んだものから音ではなく音楽が出るのか???と言う疑問を感じるのは古い人間の考え方なのでしょうか。トランジスター数十個の回路をIC1個に置き換えて音が出るのでしょうかね・・・・・・・。確かに、アンプとしての特性的には、(デスクリートで組むよりも)個々のトランジスター特性はIC化することでバラツキが少なく揃っていますから、特性的には良い結果が出せるかも知れません。しかし、オーディオアンプは、特性を追求する測定器なのでしょうか。0.000??%この数値が何の意味を持つのだろうかと思っています。こんなもので音質が決定されているのではないと言うこと。NFB技術を活用すれば、1〜2桁特性を良くするなどと言うことは容易だと思います。しかし、多くの方が認められているように、この特性が音質を決定しているのではないと言うことです。特性が改善されたから音が良いなどと言うのは、全くの嘘(だと思っています)で、それは、メーカーのセールストークです。それを見せないと商品が売れないのです。売る為に特性を見せることは容易なのです。これも、私の偏見でしょうが、オペアンプを使ったアンプで、音が良い等というアンプを私は知りません。ICを使えば、簡単に製品化出来て、特性も簡単に出せるでしょうが、音(音楽)は出ません。私は、オーディオアンプは、楽器であると思っています。音を出す楽器は、こんな簡単な方法では作れないと思っています。オペアンプを使ったアンプは、オペアンプ固有の音がすると思っています。私の視点から、C-2シリーズについて、感じたことをお話ししてきました。この様な観点から、音質的には、改善の余地があると思いますが、アンプの造りとしては、私は、初期のC-2が好きです。シリーズを通しての印象としては、特性重視の感があり、音楽そのものよりも特性を追いすぎたこと、アンプは、特性以前に音楽を奏でる楽器であることを忘れてしまったのではないか?と感じています。ヤマハのみならず、他のメーカーについても言えることだと思いますが、商品を売る為にスペックのみを追求しすぎた結果、80年代後半以降は個性のない、どれもこれも同じような音がするアンプが増えたような気がします。色々書きましたが、アマチュア的視点からのメーカー製アンプに対す印象です。

アンプのチューンナップを始めたわけ・・・・・・・・・(8/5)

私は、オーディオを楽しむ中で、オーディオ装置(音の入口から出口まで)は、楽器であると感じるようになりました。心地よい音楽を奏でる楽器であり、音楽を楽しむ為の道具であることなど、アンプを修理メンテナンスする者として、自分の音を表現してみたいと思うようになりました。その為には、道具であるアンプのどこをどういじれば、音がどのように変わるというデータを持たないと、思ったような音は出せません。そこで、パーツの調整と試聴を繰り返し、「関連」というデータを僅かながら蓄積してきたつもりです。感単位言えば、中音域をベースに低域と高域をどう調性するかと言うことがチューニングの基本だと思います。自分の好きなアンプをより好みの音へ近づけることを目標に始めました。料理もそうですが、素材の悪い者で美味しいものを造るのは難しいことですが、良い素材に恵まれれば、美味しいものが出来上がる可能性は高くなりますし、腕次第と言うことになります。そこで、プリメインのCA-2000、CA-1000VとC-2から始めることにしました。古いアンプで、造りはシンプルです。改造の結果が容易に音に反映されます。それに比べて、新しめのアンプは、○○○技術×××技術など、アンプを複雑にしているだけで、音質の改善につながった例は (全くないとは言いませんが)非常に少ないと思っています。それらに負けない音を古いアンプでも出せることを証明してみたいと思っています。

私の好みの音、音造りに対する考え・・・・・・・・・(8/5)

自分の好みの音とはどんな音か?言葉に表すこと、言葉で伝えることは非常に難しい。自分の好みのアンプや音造りを通して、自分の好みの音が見えてくる。個人的な考えは、音域的なバランスは、中音域が音の基本であり最重要領域と考える。中音聴きを外して音はあり得ない。更に、低音域と高音域のバランスが重要であると思う。低音が出すぎても、高音が出すぎてもいけない。低音域が伸びれば、それに合わせて高音域を伸ばす必要がある。これが一つ目のバランスだと思う。伸びという要素と強さという要素があると思う。ドンシャリとかかまぼこ型などと言われるように、低域と高域の音のまとめ方で、音楽の表情はガラリと変わるものだと思う。全てとは言えないかも知れないが、一般にクラシック向けは、下手にアクセントを付けずに帯域を伸ばした方が(聴感的に)良いのでは無いかと思う。ただ、伸ばすと言っても使用するスピーカーの再生周波数帯域との関係もあり、全てのスピーカーからその帯域の音が出るとは言えない。ジャズやロックなどは、下手に帯域を伸ばすよりも、ドンシャリのアクセントを付けた方が、音に切れやかがやきをかんじられることが多いと思う。スピーカーもボックスの設計で同じユニットでも出てくる音がまるで違うように、同じアンプでも電源のコンデンサーをいじるだけでもかなり音質を変えることが出来る。音をどのようなバランスでまとめるかと言うことが非常に重要であると思っています。私のチューニングは、(製品の個性を生かしたいと思うので、カップリングコンデンサーなど以外は)基本的にアンプ回路には手を付けません。電源の調整で音質を調整しています。そんなことが出来るのか?と不思議に思われる方も多いと思いますが、音質の調整を色々やる中で、感じたこと、試したことの中で、自分なりの調整方法を探しています。自分の目指す音の方向というものは明確にあるので、その方向に音質を持って行く為には、どこをどう調性すればよいかを実験的に進めています。ココで一つお断りしておきたいことは、どちらが良い悪いと言うことを申し上げるつもりもありませんし、私の音造りは、私個人の感性に任せた音造りをしておりますので、私の個性というものが音に反映されます。万人向きとは思っておりません。簡単に言えば、目指す音はB−1であり、C−1です。
前回、出力計で見るアンプの周波数特性は同じなのに、何故低域の量感が違ったり、高域の輝きに違いが出るのか不思議であると申し上げました。そして、低域は電源で音が作れるとも申し上げましたが、つい最近のC−2のテストの中で、高域も電源関連で作れるのではないかと感じ始めています。C−2らしからぬC−2に仕上がる。低域の調整は、以前から電源関連の調整で可能と感じていましたが、どうしても高域の不足感を解消することが、難しいと思っていました。とことがあることを切っ掛けに、電源のパーツの8点交換することを思い付き、テストしてみるとハイエンドの伸びがないC−2の高域の出方が変わり、一つの回答を得たように感じました。
高音域の音の輝き。これは、音の明暗に大きく影響するものと思っています。私の好きなPRA-2000は高域にほんの少しメタリックな印象を感じますが、音場の輪郭がクッキリ表現出来て、明るさを感じる音ですが、ノーマルのC-2は、高域が大人しく、ハイエンドとローエンド共に少しボヤッとしたところを感じ、クッキリハッキリのタイプではありません。そして、ハイエンドに輝きが無い分、音色にも明るさはありません。音色の明るさとは、行き過ぎれば、メタリック感が強く出て、弱ければ、音自体が暗くなったり、大人しくなりがちです。この辺りは、それぞれの好みということになるのでしょうが、個人的には、明るい音が好きです。この点でもC-2には不満があったのですが、変えることが出来たと思っています。最終的には試聴を重ね、最適値を求めなければならないと思っています。

音の不思議・・・・・・・・・(8/2)

私は、特定機種について音質の調整をしています。以前から分かっていたことですが、改めて確認し、なぜ?なぜ?なぜ?なのです。と言いますのは、私は、チューンナップ版の中で、2種類の低域設定をしています。一つは、「B−1、C−1ペアの音を目指した・・・・」の方は、私の部屋で、B−1、C−1ペアの帯域バランスに近づけて低域特性を設定しています。若干、低域が伸びすぎ傾向にありますが、B−1の低域の音に最も近い音を出します。過剰な雰囲気もないではないですが、フィルターを通したような不自然さはなく、ピンクフロイドの「狂気」の心臓の鼓動などは、まさにそのものズバリと言った印象です。ただ、聴く音楽ソースによっては、過剰と感じられる場合もあるでしょう。そこで、もう一つの設定は、{徹底メンテナンス。更にチューンナップ」として出品している物は、ノーマルのCA−2000とB−1風の中間を取って設定した物です。この3タイプの設定をご理解頂いて、オークションで、ご入札を頂きたいと思います。(CA-1000Vについても全く同じです)
そこで、どのようにしたら、落札者(ユーザー)様の環境に最も適した物をお選び頂くかと言うことについて色々考えた結果、暫定的ではありますが、取りあえず、選択に失敗したと言うことがないように、選択したタイプが自分の環境に合わないといった場合、往復送料+(本当は合いませんが、負担が大きくなると変更しづらくなるので)3000円の工賃で、B-1タイプ、中間タイプ、ノーマルタイプへの変更を受け付けることにします。このくらいの負担なら納得頂けると思います。そして、自分の環境にピッタリのタイプをお使い頂ければと考えております。
前置きが長くなりましたが、本題の音の不思議について、お話しします。多くの方は、アンプのF特が音の(帯域)バランスを決めていると思っている事でしょう。確かに、間違いではありませんが、必ずしも正しい答えではないと言えます。と言いますのは、私は、低域について3タイプのCA-1000VとCA-2000を設定しておりますが、この3タイプは、発振器から正弦波信号をアンプに加えて、オシロスコープと出力計で観測した場合、10〜100KHzの範囲であれば、殆どフラットで、違いはありません。ところが音を聴くと低域の出方は、全く違います。誰の耳にも明らかに。なのに計器で見る限り同じ(フラット)特性なのです。不思議ではないでしょうか?(計器では、単純な正弦波は拾えても、複雑な音楽は拾えていない事になるのしょうか)この事は、以前から知っていました。低域については、電源関係をいじれば音が変わることは、多分、(技術屋さんなら)多くの方が常識的に知っていることでしょう。電源のしっかり作り込んであるアンプは、低域の良い音が出ます。一例を挙げればB-1、B-2x、NECのA-10などです。ですからトーンコントロールなどで、低域をブーストしなくても立派な低音は出せるのです。簡単に言えば、「低域は電源で造られる」と言うことでしょう。これは、F特には現れません。この辺りが、(メーカーを含め)作者の音造りの狙いによって、設定されるわけです。大きければ良いかと言えば、「過ぎたるは・・・・・」で、やはりバランスを崩しますから、バランスに応じて、又は、音の狙いに応じて、調整する必要があると思います。↓にも書きましたが、リスナーそれぞれの環境や好み応じて、調整するのが最も望ましいと言えます。

同じ音でも感じ方は様々・・・・・・・・・(8/2)

私は、特定機種について音質の調整をしています。(チューンナップ)ですが、同じく調整したアンプでもユーザーの方によって感じ方は様々であること感じています。何故でしょうか?自分なりに理由を考えてみました。それぞれのリスナーの音の好みによって好ましいと感じたり、好ましくないと感じる場合がある。これは、聴く音楽のジャンルにも関係があると思いますし、今まで、どのような音を聴いてきたかと言うことにも関係がありそうです。スピーカーや他のコンポーネントとの関連(相性)や部屋の広さ部屋の音響特性などと大きな関連があるのでしょう。私が自室でB−1の様にと音質を調整したモノは、他の環境下で同じ音を再生出来るかというと、同じ音は出ないのでしょう。微妙にこれらの環境の違いが音に出てくるものと思われます。そんなことからメーカー製のほどほどのバランスが万人向きの音として受け入れられているのでしょうか。音造りのベストは、それぞれの環境に合わせた音造りが望ましいと思うようになりました。特に低音の調整は難しいと思っています。高音が出すぎる場合の吸音は、やりやすく容易です。低音の吸音は難しいのです。私は、比較的恵まれた20畳程度の(荷物が入って比較的デッドな)部屋を使っていますが、ココで音質調整したモノが、4.5畳程度の部屋でスピーカーをコーナーなどに設置した環境の場合、低音はこもってだぶつきます。バランスは完全に崩れます。難しい問題です。解決法はないものか?思案中です。

特注コンデンサーやオーディオ用コンデンサーは壊れやすい(8/2)

以前から感じていたことですが、最近のオーディオ用コンデンサーは(誕生して20年以上になるので)比較的安定してきていると思いますが、オーディオ用と銘打ってコンデンサーが出たのは80年代初期でしょうか。このころのオーディオ用コンデンサーは、液漏れや容量抜けなどの故障品が多いです。N社もE社も故障品が多いです。特定メーカーの故障品というよりも、各社から故障品は出ていたように思います。私は70年代のアンプを好んで使っていますが、30年以上も稼働してきたアンプなのにコンデンサーの故障は非常に少ないです。それもブロックコンデンサーについてのみ言えば皆無に近いと思います。ところが、初期のオーディオ用コンデンサーにはなぜ故障品が多いのでしょうか。なぜか?一般用の電解コンデンサーは、古くから使われており、ある面で確立された製造技術があるのだと思います。長い実績の中で積み上げてきたものが、品質の長期安定という面で出来上がった(完成した)ものだと思います。これに対し、オーディオ用コンデンサーは、オーディオ用として色々な改良を試みた製品だと思いますが、有る意味(未完成の)試作品レベルの製品であったと思われます。目先の性能はともかく、長期安定性など、時間の掛かる耐久テストは行われる前に市場に製品として出回ったものだと思います。これらのテストは、(結果的に)市場を通して、一般ユーザーが行ったいう風に考えられます。コンデンサーを造るメーカーさんもこれ程(30年も)長く製品が使い込まれるとは考えていなかったのでしょうか。古いコンデンサーは持つけど、新しいオーディオ用コンデンサーは持たない。特注コンデンサーも同じ事が言えます。オーディオメーカーがコンデンサーメーカーに特注で造ったような電解コンデンサーも同じ傾向があります。それは、市場を通して長期的に耐久テストが行われていないという点で共通しています。市場からのフィードバックがないまま製品化されたのです。この特注品は、寿命の面でも特別仕様で、長持ちしないで壊れます。音質の点については、確認をしていないので良いとも悪いとも言えませんが、耐久性の面では、長い間使い込まれてきたものと製品化されたばかりものでは、明らかに違いがあると断言出来ます。

 

電解コンデンサーを交換するタイミングと場所(8/2)

アンプを修理していていつも思うことは、パーツの交換タイミングです。音質を変えないもので、時間的寿命のあるもの、手持ちの在庫があるものは、出来るだけ交換をするようにしています。特に、電解コンデンサーはメーカーが使用(保証)時間を設定しているパーツですから、20〜30年経過しているアンプは交換すべきであると思いますが、上記の交換すべきパーツの条件で言うと「音質を変えない」という点では、殆どのパーツは音質に多少なりとも影響を与えると思います。使用時間的には交換すべきと思いながらも音質の変化はどうだろうかと考えてしまいます。高温になり、熱で皮膜が収縮しているようなものは、痛みが進んでいるものと判断して交換しますが、カップリングコンデンサーなど、直接信号が通過するパーツは一番悩むところです。そして、一般に古い電解コンデンサーは、大きく重いです。これに対し、新しいコンデンサーは軽く、小さくなっています。これらも音質的には、影響が出そうな気がします。
電解コンデンサーを交換してみて思うことは、見かけでは判断出来ないコンデンサーの劣化を感じています。容量計で見れば正常な値を示します。しかし、コンデンサーを交換すると音質が良くなるものも多く、コンデンサーの劣化と感じています。コンデンサーの劣化というと、容量計で見て容量変化しているものと思い込んでいました。しかし、(全てとは言い得ませんが)コンデンサーを交換してみて感じることは、容量変化はなくても音質的な変化が起きているのではないかと感じています。私が多くの電解コンデンサーを交換するようになったのは、信頼性を高める、又は信頼性を維持する為にやっています。そして、容量の変更やコンデンサー等パーツの追加、オーディオ用コンデンサーの使用は、音質調整(音質改善)の為に行っています。

オーディオ用電解コンデンサー試聴記?(7/12)

オーディオ用電解コンデンサーを使ってみました。PRA-2000の電源、C-1の3台のうちの1台に電源の一部とカップリングコンデンサーに使ってみました。間単位言うと確かに音は変わります。音の出方が変わりました。PRA-2000のフラットアンプの電源の4個を替えたところ音は変わりました。変わったけれど、良いか悪いかの結論を出すことは難しいような気がしました。音の帯域バランスが変わり、低域と若干高域が出るような印象で、低域は、音の重心が低い方へ移動したように感じます。ノーマルがそこそこのバランスであるのに対し、オーディオ用の電解では、どちらかと言うとクラシック向きのバランスになったように感じました。悪くはありませんが、リスナーの好みによると言ったところでしょうか。C-1でも入れ替えてみましたが、悪くはないと言ったところでしょうか。驚くような音の変化はないと思います。全体的な感じは、汎用の電解は、少し音のざらつきのような、音の荒さを感じる場面もありますが、オーディオ用は、全体的に滑らかな印象です。音のバランスも変化しますが、この辺りは好みの部分や、使う場所により結果は変わってくるように思います。やはり、スパイスと言った印象が強いです。大事なのは、音のバランスをどう取るか。どうまとめるか。と言うことであって、全てにオーディオ用を使えば、音が良くなるという物でないように感じました。ただ、使う場所や使い方によっては、有効な手段でもあると思っています。オーディオの音造りは、絵を描くことに似ているように思います。どのような画材を使って、どのように絵を表現するか。例えば、金色が綺麗な色だとしても、全体が金色では、絵になりません。色々な色を使って絵を描くことにより、使う場所(必要な場所)に必要量を適量使うことで、その色が引き立ちます。それは、その色を引き立てる、他の色遣いがあってこそ引き立つ物です。オーディオの音造りにも同じようなことが言えないでしょうか。全てがオーディオ用電解の色だけであったなら良い音が表現出来るでしょうか。使えば音が良くなると言う程単純な物ではなく、狙った音に近づける為に、味付けとして、適材適所で、各素材を使い分ける技術が大切なのだと思っています。(再確認致しました。)

続けて、オーディオ用ケーブルについて、私は、どちらかと言えば、ケーブルにも無頓着な方です。機器を接続する為に、1年以上前にベルデンのシールドケーブルを購入していましたが、暇がないことと音が変わる(音が良くなる)事に対して、殆ど期待を持っていなかったので、そのままになっていました。今回、C-1が故障してしまったので、修理ついでに、オーディオ用電解コンデンサーに入れ替えて、どうせならケーブルまでもと思い、ケーブルを必要な長さで、必要な本数造りました。私の耳が悪いと言われれば、それまでですが、機器の付属(おまけで付いてくる安物)と付け替えてみましたが、やはり驚くような変化はありませんでした。感じたことは、少し帯域のバランスが変わったので、音の印象が変わったことぐらいでしょうか。今回は、オマケの安物と比べ、金メッキのピンプラグも付けましたから千〜数千円のケーブルに替えたわけですが、ベルデンというブランドの安心かぐらいな物で、音は、若干バランスが変わったと言うことぐらいです。ただ、この変わった部分も他の機器の音質(音色)とのバランスもありますから、良い方向に変わったかどうかは短時間の試聴では分かりません。そのレベルの音質差です。改めて確認することが出来ましたが、これらの音質差から比べれば、アンプ内部のメンテナンスによる音の変化の方が遙に大きいことのを再認識する結果となりました。それも確実に良い方向へ変わります。

適材適所 オーディオ用電解コンデンサーは音を良くするか?それともオーディオ神話か?(7/4)

オーディオ用と言われる商品は、電解コンデンサー以外にもピンコードや電源コード、電源プラグなど、色々なものがあるようです。この辺りは、今も昔も変わらないと思います。私は、個人的にこの様な商品にはあまり興味を持っていません。音が変わらない問いは言いませんが、それ程大きく音が良くなるとは思えないからです。一般用の電解コンデンサーを使ったアンプの中にも音の良いアンプは沢山あります。オーディオ用パーツを沢山使ったアンプの中にもあまりパットしないアンプもあります。オーディオ機器の音は、この様なパーツで作られる物なのでしょうか?私は、少なからず疑問を感じています。確かに、オーディオ用として改良を加えて特性的にも音質的にも良いパーツがあることは認めます。しかし、全てのパーツのそのパーツに置き換えれば、それで音が良くなると言う単純なものではないような気がしています。一般用のコンデンサーなどのパーツもオーディオ用のコンデンサーも固有の音(音色)を持っていると思います。無色透明で個性がない等というパーツは無いと思っています。少なからず色(個性)は持っています。オーディオ用パーツを使えば音が良くなるとお考えの方がお出でであれば、昔(70年代)の名器は、一般用のパーツで造られていますが、音が良いのはなぜでしょうか。説明が出来るでしょうか?オーディオ用などと銘打ったパーツは使われていません。それでも音が良いものがあります。この様なことから、私は、音を造り出しているものは、回路構成であったり、使用素子(TrやFET)、電源、使用パーツなど、色々な構成要素の上で、試聴を繰り返しながら、作り上げられたものであると思っています。どこのパーツをどう変えると音がどのような方向にどう変わると言うアンプ造りのノウハウの積み重ねから、造り出された音だと思っています。この様な意味で、オーディオ用パーツを使えば音が良くなると言う認識は誤りだと思っています。それぞれの素材(パーツ)の持ち味を理解して、上手に組み合わせた音造りが重要なのではないかと思っています(適材適所の考えです)。料理に例えれば、料理を造るのは、調理人の腕前であり、調味料で料理が出来上がるものではない。調味料は、その料理にあった調味料を適量使うことで味が引き立つと言うように、オーディオ用電解コンデンサーなどは、調味料のようなものではないかと思っています。使い過ぎれ(頼りすぎれば)ば、味のバランスも失われます。このよな観点から、オーディオ用電解コンデンサーが音を造っているのではないと思っています。主役ではなく、あくまでも隠し味的な脇役です。
私は、この様な視点から、あまりオーディオ用と言われるパーツを積極的に使ったことはありませんでしたが、今回、パーツ切れになり、新規にパーツを注文しなければならなくなり、オーディオ用と言われる電解コンデンサーを何種類か入れ替えて音の変化を確認してみたいと思っています。それにしても、オーディオ用と言われるパーツは高いですね。E社のシルミック?だったかは、無酸素銅線の使用など、贅沢に造ってあるのは分かるけど、そこまでやらなくてもと思いますし、1個の値段を考えるとそう沢山使える物ではないですね。(金持ち趣味みたいでこの様な製品は個人的に嫌いです)値段に比例して音質の良くなるのであれば、私も全部のパーツを入れ替えるかも知れませんが、ことオーディオに関しては、ケーブルもそうですが、必ずしも価格に比例せず、へたをすると安い物の方が音が良いなどという場合も沢山あります。Fケーブルやキャップタイヤケーブル(電力線)の安物の汎用品の方が音が良いなどと言うb場合もあるようですから、自分の耳で確認せずには使えません。「お金を出せば音が良くなる」という気持ちも理解出来なくもないです し、そう思いたい気持ちも分かりますが、本当のオーディオの楽しみは、自分で試してみると言うところにもあるのではないでしょうか。他人の評価を鵜呑みにしてしまうのは、間違った判断につながります。高くても音の悪 い物も沢山見(聴いて)てきました。安くても音の良いものもあります。高いか安いかが問題ではなく、良いか悪いかを判断出来る耳を持つことが大事ではないでしょうか。それが分からないと、今も昔も裸の王様になりかねません。

好きなアンプだからチューニングをする(6/10)

私は、ヤマハのファンであることは、何度も書いていますが、学生の時アルバイトをして買ったCA-2000が最小の製品でした。それ以前にも高校生の時に親にねだってDENONのプリメインとチューナー兄貴のお下がりパイオニアのスピーカーでレコードを聴いていましたが、そのDENONのプリメインは、次第に音質劣化が目立ち、自分に内部をいじくり回して使った経験があります。ヤマハのCA-2000は、当時の私には、とても良い音でこれ以上を望むこともなく長い間使い続けました。その後アンプの自作の道に進むのですが、CA-2000音は、長く聞き続けてきたことで私の音の原点でもあります。ヤマハファンである私にもヤマハの音が最高と思っているわけではありません。私は、自分に対しても音質評価を誤らないように、思い込みを捨て、常に、他社の音を含め色々な音を聴くようにしています。特に、名器といわれる物は聴くようにしています。色々な音を聴くことにより、音楽(オーディオ)に対する感性は磨かれて行くモノであると考えています。「これが最高という思い込みは」大きな足かせとなってしまいます。各社の名器と言われるアンプの音には、それぞれの味わいがあるモノです。共通していると思えることは、音のバランスが良いと言うことです。同じヤマハのアンプでも、当時は買えなかったB-1やC-1を聴いてみると同じヤマハのアンプの中にも色々な個性があるモノだと感じます。音の好みはともかく、音のクオリティーは聞き比べると、良い音を聴いてしまうと、なかなかレベルダウンすることは出来なくなります。これもオーディオの世界だと思います。当然ながらCA-2000はプリメインアンプであり、当時の158000円という売価の中でメーカーは利益を出さなければならない製品です。B-1やC-1のように殆ど予算の制約無く、メーカーの威信を賭けた製品とはおのずと製品として、音質としてのクオリティーが違って当たり前のことです。パーツ一つとってもCA-2000は、他社(サンケン)から調達したパワートランジスターを使っていますが、B-1、C-1では、自社開発のV-FETを投入したオールFETアンプなど、こだわりの商品です。取り組む姿勢が違えば出てくる音も違う。これは当たり前のことなのです。2年前オーディオを再開してから、色々なアンプを聴き自分の好みでシステムを変更してきました。パーフェクトといえる物は有りませんが、それぞれの個性の中で、自分の好みに合う物を追い続けてきたつもりです。私は、トランジスターアンプからオーディオに入ったので、真空管アンプには馴染みがありません。最近、真空管アンプは音が良いと言うことを聴いて、専門のオーディオショップに行って聴いたこともあります。どちらが良いかは簡単に結論は申し上げられませんが、私は、オーディオを趣味として楽しんでおりますので、昔の懐かしい品々でオーディオを楽しむ事が出来れば、それで良いと思っています。今後機会があれば又聴いてみたいと思いますが、
本題に戻って、なぜ、チューンナップを始めたのかということについて、お話ししたいと思います。多くの方が経験されているように、今までの音よりも良い音を聴いてしまうと、なかなか元の音には戻れなくなるのがオーディオです。私は、現在、メインでB-1と(改造型)C-1を使っていますが、色々聴いてきた中で、現在この組み合わせに落ち着いています。この組み合わせで音楽を聴いていると、CA-2000の音を聴いた場合、不満を感じる部分があります。これは先にも申し上げました通り、開発の姿勢が違うわけですから、当然の結果だと思います。掛けるコストも全く違うと言うことですから。そこで、もう少し音を○○○○のように出来ないだろうかと思うようになるわけです。CA-2000は、オークションで50台以上出品してきました。それは、私がこのアンプを好きだからです。嫌いな音で有れば、手を付けようなどとは思いません。良い音なのだけれどもう少し○○○○出来ないだろうかが、チューンナップを始める切っ掛けです。私の求める音は、力強さ、切れ込みの良さ、時にハードに時にソフトに、音楽を表情豊かに再現出来るシステムを望んでいます。このB-1,C-1ペアのような音を出したいと言う思いを持つようになり、簡単なチューニングは以前からしていました。そのうちに、半端な事をやるよりももっと本格的にやろうと思うようになったのです。CA-2000、CA-1000V、C-2,B-2この世代のアンプが最も馴染みがあり、音質的にも好きですし、造りもシンプルなので、改造の効果が期待出来ます。私は、トランジスターアンプの自作も以前はやっていました。その中で、感じていることは、アンプの回路は出来る範囲で、シンプルにすべきであろうと思っています。如何に高度な回路技術でも信号が通過する素子数が増えれば、絶対に音の持つ鮮度は落ちます。どちらかというとメーカー製アンプにはこの傾向があるように思っています。私は、アマチュアですがアマチュアはアマチュアなりの考えで、コストの制約無しに、良いパーツで出来るだけシンプルに造るべきであると思っています。今のところ出品する全てのアンプをチューンナップするつもりはありません。私の好きな上記のアンプが、今回のチューンナップの対象です。これらは最も音を聞き慣れていて、良い面も悪い面も感じ取っているつもりです。時間を掛け、試聴と改善を繰り返して、音を練り上げている。その最終目標は、B-1とC-1ペアの音にどこまで迫ることが出来るか。当然ながら全く同じ音が出せる訳ではありません。ただ、音造りの目標がなければ、それに近づくことは出来ません。B-1もC-1も今では、数が少なく幻のアンプとなりつつあります。幸い私のところには、合わせて10台以上ストックがあります。好きだから集めてしまうのですね。なので、音の再現はいつでも可能です。そのB-1とC-1の音をリーズナブルに体験して欲しいと言う思いも持っています。只今チューンナップしてるB-2とC-2ペア、CA-2000、CA-1000V共に一歩ずつ確実に近づいてきていると思っています。音質につきましては、やはり価格差の分、持っているポテンシャルに差がありますから、限界というモノもあります。最大限持てる力を発揮出来るように、メーカーの製品としての制約を超えて、調整を続けて行きたいと思っています。

音の出口は大事。だけど、音の入口はもっと大事(5/27)

これ程沢山のアンプをメンテナンスしてきて解っているつもりが、解っていない。いつも反省。経験の中で教えられることが沢山あります。CA-2000のメンテナンスは、もう50台もやってきて造りも癖もメンテナンスのポイントも知っているつもりでした。知っているつもりが、まだまだと感じさせられる経験をしました。スピーカーリレー接点のメンテナンスは常識になっています。多くの方がこの重要性を指摘しています。私もそれは正しいと思っています。しかし、音の入口については、あまり問題にされることは少ないように思います。ところが音の入口はもっと大事であることを感じさせられる出来事がありました。メンテナンスを終了して音出しをしました。最初は、まともに出ているように思いましたが、聞き込むと「最高」の状態ではないと感じていました。色々調べた中で、インプットセレクター(入力切替スイッチ)の接触の程度が、音質に大きく影響していることを突き止めました。接触抵抗がほぼゼロの状態では、左右のスピーカーから安定した歪み感のない良い音が確認出来ます。ところが少し( 1〜数Ω程度)抵抗を持った物や数十Ωから数百Ωもの抵抗を持った物まで、聞き比べる機会がありました。接触抵抗の程度に応じて音質(音の品質)は、確実に変化します。大雑把に言うと1〜5Ω程度でも音質の劣化は耳でとらえることが出来ます。10Ω以上になると場合によっては音が途切れたり、歪みを耳で感じます。音のバランスも崩れてアンプの持っている 本来の音は出ません。音の出口もスピーカーの様な抵抗の小さな負荷がつながりますから接触抵抗は問題になります。しかし、音の入口で失われた情報(音)は、それ以降どんなに素晴らしいメンテナンスをして、どんなに素晴らしい音を再生出来るアンプであっても、一度失われた情報(音)は、元には戻らないと言う 意味では、出口の重要性よりも更に重要であると言えます。。この事は、以前にも何度も申し上げておりましたが、現に音の入口部分の接触抵抗の違いを聞き比べてみると事の重要性を再認識させられます。「ココに問題があれば、どんなにすばらしメンテをしても無駄になる」一度欠落した情報は二度と元には戻らないと言うことです。反省しました。もう少し詳しくお話しすれば、程度にもよりますが、インプットセレクターの酸化皮膜は、接点復活剤程度は復活しない物がある。接点復活剤を掛けてカシャカシャやれば、大概大丈夫と思っていました。しかし、数あるメンテの中でこれでは回復しないという物を確認しています。 (私の出品ではPRA-2000シリーズなど)ボリュームも高級機は手間の掛かる分解メンテナンスをしておりますが、これは音質を最高の状態にしたいと言う思いと経験から行っていますが、入力切替スイッチの分解メンテナンスも物によっては(特に 70年代の古い物は)必要であることを感じています。以下にCA-2000の入力切替スイッチの分解メンテナンスの一部をご紹介致します。もし、過去に私どものCA-2000を購入頂いて、この分解メンテナンス希望の方は、送料別 「ご免なさい料金5000円」で入力切替スイッチの分解メンテナンスをお引き受け致します。押し売りするつもりはございませんが、この部分は、外観からは見えません。分解して初めてスイッチ接点の様子が見える部分です。接点復活剤で解決程度に考えておりましたが、ご覧頂ければ分かりますように、そんな甘い対応では無理であることを確認致しましたので、こらからの対応になってしまいますが、音質や左右のバランス、音切れなど何らかの異常を感じられる 場合、この箇所の可能性もございます。yamakazu_63@yahoo.co.jpご連絡頂ければ、(落札商品に限り)対応させて頂けます。

 
CA-2000の入力切替スイッチです。こらは一応音は出ました。がタマに機嫌が悪いとLR差や歪みを感じる程接触に問題のあった物です。オークションで動作品として最近入手した物です。接点復活剤を吹きかけカシャカシャやってみましたが、その程度では被膜は取れないのです。テスターで見てもあまり抵抗値が変化しません。それでも音は出ました。分解までは今までのメンテナンスではやっていませんでした。しかし、改善が見られなければ、状態をみてみるしかないと思い、分解してみた物です。簡単には外せないので、あまり手を出したくない部分ですが、このままでは出品出来ないレベルなので分解してみたところ、この様な状態でした。赤線で示した部分が左右スイッチの接点です。前にも分解してみたことはありますが、この状態ではまともな音が出るわけがないと納得し、接点のメンテナンス方法を検討致しました。ご覧の通り、表面に皮膜が出来て接点となる金属部分が見えない状態です。微少電圧が通過出来るでしょうか?この(入口)部分で情報の欠落が起こるのです。そしてその音は二度と元には戻りません。

接点復活剤では復活出来ない接点もあると言うことです。復活剤万能ではない。頑固な被膜はその程度では取れないと言うことです。これを見て私も反省致しました。

こちらは、同じスイッチですが、接点のメンテナンスをした物です。接点の金属面も綺麗になり、勿論各ポジションの接触抵抗はほぼゼロです。少し頭をひねれば、接点を痛めずに、接点を綺麗にすることは可能です。赤線で示した部分が接点です。この後音を聴いてみましたが、CA-2000の最高の状態を確認出来ました。スピーカーリレーなどの、出口部分も大切ですが、微少電圧は僅かな接触抵抗に大きく影響を受けることを認識頂きたいと思います。

今回は、CA-2000を例に取り上げましたが、古いアンプは殆ど全て、この様な状態であると言うことです。メンテナンスの重要性はこの例からも明らかです。

 

音造り・・・・・・・・(5/22)

行き過ぎか?やり過ぎか?メンテナンスの範囲を超えて自分の音を目指すという方向に発展?しました。製品という枠の中では限界がある。と言うことを最近感じ始めていたからです。自分の音を製品の中に活かす??自分の音と書きましたが、実際に考えていることは、多くの方により大きな満足を感じて頂ける音を目指しています。こんな考え方は自家用機の範囲に止めるべきなのかもしれません。しかし、この音を聴いて頂ければ、きっと満足頂けるという思いを持って取り組んでいます。どんな事をやっているのかと言うことについては公開出来ません。ある面では企業秘密?と言う意識を持っています。と言いますのは、アンプに パーツを追加する、違う物へ交換すると言うことは、言葉にすれば簡単なことですが、そのセッティングに至までには、カットアンドトライで、変更しては試聴、変更しては試聴・・・・・・と言う膨大な?時間と労力と勘と経験などなど、データーの蓄積の結果なのです。やってみて、取り組んでみて、音造りの難しさを感じています。やればやる程、まるで泥沼にでもはまったように、これが最高と言える(本当に自分で満足でいる)ところまで到達するには、相当に大変なことであることを感じています。音は、確かに作れます。まるっきり違う音を作ることは出来ませんが、簡単に言えば、低域、中域、高域のバランスを変えることは、容易であると思います。これは、パーツをいじれば可能です。ただ、そのアンプが本来持っている音の個性という物は消すこと変えることは出来ません。如何にそれらしく変えるかと言うことが、ある面では腕の見せ所と言えると思います。偉そうに申し上げましたが、音造りを始めて みてそのように感じています。音を変えることが出来ることは、学生の頃自作をやっていましたので、パーツの変更で音が変わることは承知していました。しかし、実際に自分で音を作ろうとすると、「音が変わる」と言うだけではダメなのです。音とパーツ(変更箇所)の関連を系統的に理解しなくてはならないのです。大まかな関連は、知っていた部分と、やってみて感じた部分と様々ですが、関連については少しずつ数を重ねる毎に見えてくるようです。 (当然、メーカーさんはこれらのデータを基に音造りをしていたと思いますが)私がメーカー製アンプで音造りを始めるきっかけは、先にも申し上げましたが、よりよい音を出したいと言うことと、もう一つは、本当は、自作を始めて みたいと思っているのですが、現在、アンプをこさえるだけのパーツの入手が難しいという環境的なものもあります。それならメーカー製アンプに手を加えて、音造りをしたらどうだろうかという思いが切っ掛けでもありました。出品者としては、オリジナル以外の物を嫌うオークションユーザーが、今回の出品に対してどのような反応をするかリスクも覚悟で始めたのです。オリジナルの出品は、沢山あるのでこんな変わった出品者が一人ぐらいいても許されるのではないかと思っています。私もオーディオのオークションに参加して、間もなく2年になりますが、 オークションに出品されるオリジナルの製品は、私のメンテした物はこれこれのパーツを新品にしているから音が良いです。私の出品した商品は、メーカーのサービスマニュアルに従って整備したので安心です等、色々な出品があります。それぞれの出品者がそれぞれの考えの中で最高?と思って出品しているのだと思いますが、 これらの考えは、どれ程頑張ってみても製品の枠を超えることは出来ません。これは事実です。どれ程良い音を出そうとしてもその枠を超えることは絶対に出来ないのです。その枠の中での競い合いなのです。2年間やってきて最近感じていることは、前にも申し上げているかも知れませんが、製品という枠の限界です。私が「メンテナンスで新品の音蘇る」というタイトルで出品してきましたのは、メーカーの製品という枠の中で音を考えた場合、初期の状態が最も音が良い状態 であると考えてます。それを目指して2年間やってきたわけですが、果たして、これで良いのだろうか?と言う思いと、自分の目指す最高の音とはこれで良いのだろうか?常に最高の音をと思いながら一生懸命メンテナンスをしてきたわけですし、これからも最高の音を目指して取り組んで行くつもりで、「最高の音」 と言う面では目指すものは変わっていませんが、ただ、その最高という目標が、例えて言えば、国内最高の富士山登頂を目指していたものが、世界最高峰のエベレストを目標に頑張りたいと言うこと に変わった、より大きな目標に変わったと言うことでご理解頂きたいと思っています。偉ぶるのではなく、素直に「よりよい音を出したい」ただそれだけです。私に情熱と実力がなければ、これから私の出品して行くアンプは、オークションという公平な場所で受け入れられなくなり、この様な取り組みは止めざるを得なくなると思います。多くの方に支持される音を作り出すことが出来れば、私の出品は受け入れられるでしょう。性格なのだとつくづく思うのですが半端が嫌いなんですね。やるからには、とことんやらないと気が済まない人間なんですね。良い音を出したいと言う気持ちがエスカレートして新たな取り組みを始めたとご理解頂きたいと思います。こんな馬鹿なことを始めると色々な意見が聞こえてくるかも知れませんが、まずは、ゴーイングマイウェーと言うところでしょうか。 私は、プロではありません。本業を持ったアマチュアで、一オーディオファンです。なぜ、そんなことまでやろうとするのか・・・・と、思うことが良くあります。オーディオを始めると、当時の学生の頃に戻ったような、現実を全て忘れて、一心にオーディオに向かい合うことが出来るような気がします。

話題の方向をほんのちょっと変えて、先程ようやくB-2,C-2の音決めを終えて写真をアップしました。写真がなかなかアップ出来ないのは、音決めが確定しないと組み上げることが出来ないからなのです。確定しない場合は、パーツを付け替える必要があり、そのたびにばらしていたのでは大変なので、カバーを付けない状態で、基板のパーツをいつでも交換出来る状態で試聴を繰り返します。その作業は気の遠くなるような作業です。やってみると、 「これで良い」という状態にはなかなか到達出来ないのです。これで良いかな?と思うのは妥協なのです。試聴の中で必ずもう少し音を○○○にしたいという欲が出てくるのです。例えば、低音の量感を出したいという場合、低音の量感が出るように調整します。するともう少し低音を更に出そうとしたり、今度は、出過ぎると音全体のバランスが崩れたり、中高音域が低音 の出すぎて不明瞭な音になったりと、こちらを立てればあちらが立たずと言った関係にあり、全体のバランスを取ると言うことは難しいものです。なので、全体の音のバランスの中で、常に行ったり来たりを繰り返しているのです。その中で妥協点を見つけているのが現状です。こんな事の経験の中から時間を掛けて練り上げて行くものであると思っています。非常に原始的で非合理的な作業が続くのです。こうして積み上げた音造りのノウハウは、簡単には公開出来ないのです。
今日は、B-2の音造りの中で、あっと驚くような体験をしました。ある電源部分に取り付けたコンデンサーですが、色々新たな調整をして、今回値を前回の2.5倍に大きくした物です。どうも今回の物は、低音は良く出るのだけれど、音全体のバランスが悪く、中高音部分が凹んだ感じで、何を聴いてもイマイチ。プリに問題があるのかパワーに問題があるのか?プリをC-1に変えて聴いてみる。するとB-2に原因があることが判明し、何が悪いのだろと色々考えた末に、電源部分のコンデンサーを元の容量に戻してみることにしました。すると音は、低域も出ますが中高音域の音が良く出るようになり、帯域全体のバランスも取れるようなりました。たった電源のコンデンサー(片チャン)2個の容量を1/2弱にしただけで低域と高域の帯域バランスがこんなに変わると驚きました。この変化は、カップリングコンデンサーを変える 以上の変化かも知れません。たかが電源のコンデンサーの容量を半分にしただけでこんなに音が変わるとは驚きました。まだまだこんな事で驚いているようでは、素人だな?と感じる出来事でした。

B-1とHMA-9500(5/14)

何度も書いていますが、私のメインアンプはB-1です。HMA-9500(mkU)も評価が高く(市場ではHMA-9500を支持する方が遙に多いと思います)私もHMA-9500を2台とHMA-9500Uを1台所有していました。(現在もmkUは所有していますが)それぞれに甲乙付けがたい魅力があると思います。V-FETの代表選手とMOS-FETの代表選手のようなものでしょうか。HMA-9500シリーズをメインで使っていない理由は、個人的な好みの問題です。どちらかが良くてどちらかが悪いと言うことではありません。簡単に言うと9500の音は神経質な印象です。確かに、ハイエンドの伸びと繊細感は、流石ですが、逆に、ある面で聞き疲れしてしまうところがあります。測定器のように音を分析するために聴くのであれば、優れたアンプであると思います。しかし、機器の存在を忘れてどっぷりと音楽に浸るには、(個人的に)神経質な音と感じてしまいます。決して9500の音の音が嫌いという意味ではありません。素晴らしい個性(特性)を持った魅力ある音ですが、私は、もう少しくつろいで音楽が楽しめるゆとりを感じさせるB-1の音が好きです。文字通り「音楽」 とは、音を楽しむための道具であると思っています。その点で、B-1の音が私にとってのベストです。他人様の評価よりも自分の感性で選んでいます。色々聴いては見たけど、やはりB-1に戻ってくるのは、自分の好みに一番合っているからだと思います。あくまでも個人的な趣向の問題であって、他の方にお薦めするものではありません。 味覚も聴覚も全く同じで、十人十色、色々な好みがあって良いのではないでしょうか。絶対にこれが一番でこれが二番などというモノではありません。個人の趣向に合えばそれで良いのです。
話は変わりますが、よく機器の評価などを見ますと「○○よりも△△のほうが音が良い」とか「○○は△△よりも上」とか言う表現を多く見かけます。この様な断定的な表現は控えるべきであると思います。絶対値(で表すこと)の見えない音の世界です。個人的に○○と感じる程度の表現かまたは、自分自身の好みに合う程度の表現に止めるのが望ましいと思います。それぞれ個人の持っている音に対する尺度も違うわけで、みんなが良いと感じるとは限りません。音の世界は、曖昧な (人間の感覚がそうであるように)相対値の世界です。そして、人間の味覚と同じように個人差があるとすれば、断定的な物言いは出来ないはずです。

なぜ?(5/11)

C-2、B-2を入手したので、出品に向けてメンテをしています。C-2はメンテを終えて、電源部分のパーツを一部変更し、一部追加をしました。音質は確実に良くなるはずなのですが、調子を見るためにシステムに組み込んでいたHMA-9500とつないでみると何となく音のバランスがイマイチ、C-1をつないでもいつもの音が出ない感じ、C-2は殆どの電解コンデンサーを交換してあるので、ウォーミングアンプ不足か?と思い24時間電源を入れっぱなしにして、その後試聴しましたが改善はないようでした。低域も高域もレンジが広がり、低域の重量感も増し良い方向への変化を期待したのに、何となく音が引っ込んでしまったような場面もあり、本来の良さが発揮されていないように感じて試聴を続けました。どうしてもベストと思える音ではなく、諦めて、メインアンプをB-1に戻しました。すると音がガラリと変わり、いつもの音が聞こえてきます。バランス良く、C-2の持ち味を活かしつつ、低域にも高域にもバランス良くレンジが広がり、低域もソフトな量感から、もう少し重量感のある堅めの音になり、B-1の音を引き立てる方向に作用しているようで、B-1との組み合わせは、ノーマルのC-2だと不満が出ますが、このC-2とB-1の組み合わせは、なかなかバランスが良く、すんなりと聞き入れることが出来る音になります。ここで、なぜ?という疑問を感じてしまいます。HMA-9500もB-1もC-1もC-2も名器として、一定の評価を得ていますが、それらの組み合わせであっても必ずしも良い音になるとは限らない。と言うことを経験しました。コンポの組み合わせは、重要であると言うことを強く感じました。それぞれが単体では、それなりの音を出すのに、組み合わせによっては、十分な結果(音)を出せない場合もあると言うことです。音を数値化して考えると、通常5+5は10になりますが、組み合わせるコンポによっては5+5が20になることもあるし、5+5が7になることもあると言うことです。音造りの方向性というものでしょうか。同じ方向であれば、相乗効果が期待される場合もありますが、方向が違えば、その力は小さくなったり、正反対の場合は、プラマイゼロ(これはあり得ませんが)になることもあり得るのではないかと感じた出来事でした。音造りの方向性というものが存在し、これらの組み合わせで、よりよい結果につながる場合と十分な結果が得られない場合があると言うことです。(プリとメインの場合)二つの音造りの方向性という力があり、その力と方向(ベクトルとでも言うのでしょうか)の合成値がそのプリとメインから引き出される音(クオリティー)というように解釈すると理解しやすいと思います。言葉を換えれば、良く言われる相性というものではないかと思います。その合成値(方向と力)が自分の好みに近ければ、良い音と感じることが出来て、好みから方向がずれればずれる程、悪い音と感じるものではないかと思いました。

YAMAHAのパワーアンプB-1の使いこなしと言う程ではありませんが(超初級編)(5/11)

何度も書いていますが、私は、B-1マニア?です。B-1をお使いの方は、ご存じの方も多いともいますが、超初心者向けにお知らせしたいと思います。また情報は共有すべきものと思いますし、B-1の本当の(音の)良さを知って頂くために、私のささやかな経験の中から感じたことをお伝えします。誰にでも簡単に出来る使いこなしについて、B-1は、ダイレクト入力を使い、ノーマル入力は使わない方が良いと思います。これは使っている中で感じたことですが、ダイレクト入力で使った方が(私の場合)音が良いです。色々理由は考えられますが、ダイレクト入力の場合、入力はメインアンプに直接つながりますが、ノーマル入力の場合は、バッファーアンプを経由します。その分結合コンデンサーなど(信号経路に4個のコンデンサー)やアンプの段数が増えるため音の鮮度が確実に落ちます。古いアンプなので、音質的には、ダイレクト入力を使うべきであると思っています。簡単に出来ることその2は、B-1のスピーカーリレーリレーは、ソケット式になっている(半田付けされていない)ので、取り外しが容易です。5系統の出力の内、(UC-1ユニットで切り換えない限り)通常1個のリレーのみ使われていますので、その1個を外してリレーの接点をメンテナンスすることは容易です。ドライバー1本で出来る簡単な作業です。

独り言(5/6)

今後の方向につてい、メンテナンスをして沢山のアンプを出品してきました。その中で感じていることがあります。先日の文章の中で書いていますが、「僅かな改造で音が良くなる」と言うことをメンテナンスを繰り返す中で感じ始め、実験を重ねてきました。まずは、自家用のC−1で変化を確認し、CA−2000でも確認しました。そしてC−2でも、B−2もこれかから入手して実験をしてみます。B−2については、以前からこの改造をしようと思っていましたが、最近、オークションの価格が高騰し、入手出来ずにいます。私の出品するCA−2000は、この改造をして出品することにしました。CA−2000の音については、学生の時からずっと聴いている音で、良い面も悪い面も理解しているつもりです。改造が改悪にならないよう注意しなければなりませんが、数人の方にモニターになって頂いた結果は良好で、良い評価を頂いております。又、B−1とC−1ユーザーの私でも、この音は、好ましいものと思っています。ある面で、CA−2000の基本性能の良さがベースにあり、手を加えることで、更にその性能を引き出すことが出来たと思ってます。改造というほど大きな改造ではありませんが、音の変化は大きなモノです。アンプの基本回路には手を付けていません。ある面では、電源回路の強化と言うことも出来ます。CA−2000とC−2は、同じとは言いませんが、音造りに傾向として似ている面を感じています。ヤマハらしい音と言えましょうか。低域の量感があり、その低音をベースに綺麗に聴かせる中高域、響きが良く出てアコースティック楽器の音も気持ち良く聞こえます。反面、私の独断と偏見で申し上げれば、確かに量感のある低音ですが、ソフトな印象の音で、B−1の様にドスン、ドカンと地鳴りのするような重量感とスピード感のある音は出ません。ハイエンドもそれ程伸びている印象はなく、大人しく、fレンジはそれ程広い感じはしません。ある面では、上手くまとめた音造りなのかも知れませんが、いかにも古さを感じる音です。それが良いという方は、対象外ですが、私は、この様なCA−2000とC−2に限界を感じていました。CA−2000もC−2もこのレベルのアンプと思って聴いていました。音質改善のヒントは、80年代のアンプの中にありました。私の好きなプリのPRA-2000シリーズもそのような造りになっています。私の勝手な思い込みかも知れませんが、70年代のアンプは、この辺りのことは、あまり重要視されてなかったように思います。そこで、CA-2000へ取り入れてみました。確かに音が変わります。オーバーな言い方かも知れませんが、音が生きてきます。ただ、アンプの音造りは、低域から高音域までの仕上がりのバランスも大事なので、パーツを2点追加することで、バランスを取っています。CA-2000の低域は、レンジもより低い方まで広がり、低音域が明快に力強い音が出ます。不満のあったハイエンドも頭打ち感が無く、ハイエンドまで伸びきっています。力強くなった低域とバランスが取れるように調整したつもりです。音が良くなる改造として自信はありましたが、多くのユーザーに音の違いを確認してもらいました。これらの改造は、C−2でもC−1でも同じ傾向の結果につながります。今後は、改造品として出品して行くつもりです。「メンテナンスで新品時の音が蘇る」と言うタイトルで出品していましたが、「メンテナンスで新品時以上の音が蘇る」というタイトルで出品しようと思っています。ヤマハのプリの場合、C−1もC−2もカップリングコンデンサーで、音質調整をしています。他のメーカーの製品(PRA-2000もそうです)もカップリングコンデンサーで、音造りをしているモノが多いですが、C-1とC-2は、BP電解コンデンサーとパラレルにフィルムコンデンサーを使っています。この2つにコンデンサーの容量の割合で、音のバランスを取っているようです。電解コンデンサーは音が悪く、フィルムコンデンサーは音が良いというのも、必ずしもそうとは言えないように思っています。PRA-2000のフォノイコライザー基板のカップリングコンデンサーは、2種類の電解コンデンサーとΛコンデンサーの3種類のコンデンサーがパラレルで使われています。音が良いと言われるフォノアンプのカップリングコンデンサーに電解が使われている。ある面で、意外でしたが、メーカーが試聴を重ねた結果だと思います。名器と言われるアンプにもカップリングコンデンサーに電解を使っている物は多く見られます。必ずしも電解コンデンサーが音が悪いのではなく、要は使いこなしの問題ではないでしょうか。フィルム系のコンデンサーを多用するとハイ上がりの傾向があります。前にも書きましたが、オーディオ(音)はバランスの上に成り立っていると言うことです。高域特性の優れているフィルム系コンデンサーを特性がよいからと言う理由だけで使ってしまうと必ずしも良い結果につながらない場合もあります。どこに何をどのように使うか、この辺りが音造りの原点で、経験と勘がものを言う世界のお話かも知れません。

話題を変えて、新技術とスペックについて、これから書くことも私の独断と偏見かも知れませんが、私の申し上げたいことの一つは、新技術で音は良くならない。新技術は 軽さにつながる(物量の代替えか?)。スペック向上は、音質向上ではない。スペックはあてにならない。新技術で音は良くならない。この件に関しては、音の良いアンプは、新技術を持たないアンプに多い。ヤマハのアンプで、私の好きな音のするアンプは、B−1,B−2です。C−1,C−2です。私は、主に初期のアンプの音が好きです。B−5では、リニアートランスファー。B−6ではX電源?だったかスイッチング電源方式。B−70はX電源+歪み低減回路が付いているようですが、音が良くなったか?音を比較すると新技術で音が良くなっていないことが確認出来ます。私は、B−1の音が一番好きです。B−6もB−70もB−1の様な地鳴りのするような重量感のある低音は出ません。 同じソースを聞いても軽い低音しか出ません。スペック的に多分出力も多き物と思います。低音だけでなく音全体がB−1の様な音は出ません。極端な言い方をすれば、ミニコンポで聴いているようです。なぜでしょうか。アンプを持ってみると解りますが、B−6もB−70も軽いのです。そのようなアンプから本物のパワーが引き出せるでしょうか。技術を持ってすれば、スペックを 上げることは簡単なことでしょうが、それだけでは本物の音は出ないと言うことです。(音には反映されないと言うこと)
B−70などは、歪み低減回路が搭載されていたと思いますが、歪みゼロであっても、歪み率が桁違いに大きいB−1の音にかなわないのです。なぜでしょうか。歪み率が音を決めているのではないと言うことです。1%以上もある歪みであれば、人間の耳で感じ取れるかも知れませんが、0.1%等という歪み率は、感知不能です。0.0001%以下等という歪み率との違いを人間は、感知出来ないのです。ところが、歪み率の大きなB−1の方が音が良いと感じることが出来るのは、音の善し悪しを決める要素は、歪み率ではなく、他にあると言うことです。私は、小手先の新技術は大嫌いです。そんなモノは、音に反映されません。(音質を改善することはありません)良い音を出すためには、お金を掛けて物量を投入し、基本をしっかり作り込むと言うことではないでしょうか。新技術は、ある面でメーカーの販売戦略です。新技術を謳わないと製品が売れない。セールスのための新技術という面が強かったのではないでしょうか。今回は、ヤマハのアンプを例に書きましたが、他のメーカーもほとんど同じ状況です。ノンスイッチングアンプが一時期はやりましたが、ノンスイッチングアンプだから歪みがないとか音が良くなったと感じることが出来た人はいないはずです。人間が感じることが出来ない程小さな改良をセールスに使う。これがメーカーの売り方(やり方)なのです。私は、メーカーのやり方を批判するつもりはありません。申し上げたいことは、何が音を良くするのか。(音質改善につながるのか)と言うことをご理解頂きたいと思っています。

コンポーネントの組み合わせと相性と使いこなし(5/2)

私のシステムは、パワーアンプYAMAHAのB-1を中心にシステムを構築しています。なぜ、B-1かと言いますと特別な理由はありません。私は今のところ国産品を中心に聴いていますが、今まで聴いた中で、B-1の音が特別良く聞こえたからです。ただ、B-1は古いアンプで、良い音を聴くためには少しコツがあります。当たり前の使用では十分な力を発揮出来ません。十分な力を発揮出来る状態で聴くB-1は、堅さと柔らかさを併せ持つ力、スピード感、ストレートな表現など、個人的に他のアンプにはない魅力を感じています。私は、音楽を聴く上で、製品のスペックなどは全く無視しています。私のシステムに組み込まれるコンポーネントは、「聴いて心地よい」「もっと聴いていたい」と言うことが判定基準になっています。従いまして、私のコンポ選びは、ささやかな私のオーディオ経験と私の偏見と感によるものです。一機種で全てのジャンルの音楽をパーフェクトにこなすコンポはないと思っていますが、それに近いのがB-1であると思っています。音には、人それぞれに好みがあると思います。ラーメンでもスープはあっさりさっぱりを好む人もいれば、こってりと脂っこいスープが好きな人もいます。そして、どちらかが正しくてどちらかが間違いと言うこともなく、それぞれが本人の好みに合っていればそれで良いのです。オーディオも同じ事が言えると思います。A社のアンプが音が良くB社のアンプは音が悪いのではなく、音造りに対する考え方や環境が違うだけで、同じく最高の音質を求めているのだと思います。ただ、音は作られるモノであると言うことを感じています。(一般のユーザーには解らないことでしょうが)「コンデンサー1個を変えただけで音が変わる」この様な話は、アンプを改造するようなマニアの間では当然のことです。全てのオーディオ製品は、試作品が出来上がった段階で、音決めの作業が行われます。自社でやるメーカーもあれば、オーディオ評論家からアドバイスを受けるメーカーなど、やり方は様々ですが、多くの人の耳を頼りに最終決定されるのです。この時使用される相方のアンプやスピーカー、CDP、ADPなど(環境)により、音決めは微妙に変わります。この辺りがメーカーの音(カラー)といわれるモノであると思います。この様にして音決めされるコンポーネントは、組み合わせるコンポが変われば評価も変わると言うことです。当然、個性を持った製品ですから人間と同じように?相性がよいモノと相性が悪 いモノが出てきます。名器と言われる製品の多くは、色々なコンポと組み合わされても一定レベルの音質を維持出来る製品に対する称号のようなモノでしょうか。この様な考えから、名器にハズレはないと思います。ただ、それぞれに個性はありますので、その中でも自分の好みに合う音質のモノを探して、好みの音が再生出来るシステムを組み上げて行くことが大切であり、また、オーディオの一つの楽しみでもあると思っています。現在の私のところでは、B-1は不動です。これに合うプリとスピーカーを探そうと思っています。プリについては、最初は、DENONのPRA-2000、Z,ZRと使って来ましたが、最近、C-1を本気で使いこなしてみようと思っています。C-1は、半年程前に1台入手していましたが、ある面で希少品だからという理由がありました。C-1に対するそれ程の知識もなく、メインボリュームに接触不良があり、あまり活躍する機会がありませんでした。C-2は、機能を絞った高機能アンプで、C-1は、多機能が売り物のアンプ程度に考えていました。1ヶ月程前にC-1のジャンクを3台入手して、再生するためにメンテナンスを試みました。コネクターを沢山使っている造りは、信頼性や耐久性の面で嫌いです。ただ、多機能で基板枚数がとんでもなく多い内容から見れば、仕方のないことと見ることも出来ます。B-1もそうですが、C-1も複雑なアンプをブロックごとに分けて、ブロック毎のチェックや組み立て、修理メンテナンスがしやすい造りは、合理的な考え方かも知れません。C-1は複雑で多機能な割りには、アンプをユニット化しており、意外に解りやすい内容です。メンテナンスを終えて、取りあえず1台動作するようになり、B-1と組み合わせて聴いてみました。意外に線の細い高域の伸びた音で、B-1との相性も良さそうです。PRA-2000とは違った個性ですが、ヤマハの音がしました。ただ、私が思い描いていたB-1の様なパワーは感じるところがありませんでした。B-1の力とC-1の繊細感で一つの音を出そうとしたのでしょうか。私のイメージしていた音からすると悪くはないけど物足りなさを感じました。もう少し躍動感のあるダイナミックな音が欲しいと思いました。電源のコンデンサーを入れ替え、いくら改善しましたが、まだ何か足りない?そこで、 (以前からアンプの造りで感じていたこと)テストのつもりでフラットアンプに2個のコンデンサーを追加しました。その改善振りに、「これだ」と思いました。この方法は、色々なアンプを見聞する中で、学んだ方法です。この僅かな改造で、C-1の音は蘇りました。別物というとオーバーに聞こえるかも知れませんが、別物の音がします。今一番のお気に入りは、PRA-2000よりもこの 改造C-1の方が、B-1との相性は良いのではないかと思っています。この方法は、(70年代の)古いアンプには、特に効果が大きく、私の出品するCA-2000にもこの方法は活かされています。
私のスピーカーは、NS-1000Mです。最高というわけではありませんが、取りあえず不満はありません。1000Mは低音が出ないなどと言われますが、私のシステムについては、そのようなことは全く感じません。私は、元々自作派ですが、暇が無く、自作は今のところお休みしています。なので、特に1000Mに思い入れがあるわけでもありませんが、下手な自作よりも1000Mの方がバランス良くなると思っています。と言いますのは、自作の暇が無く、オークションでD-33タイプのバックロードホーンを落札して聴いてみましたが、バランスが悪く全然ダメでした。他人のスピーカーはどのように作ってあるのかも解らず、自分で作らないとダメだと言うことが良く分かりました。ただ、1000Mもある程度のパワーを入れてあげないと寝ぼけた感じは少しあります。ある程度パワーを入れ てあげりとそこそこ良い音で聴かせてくれます。B-1,C-1とのバランスも良く、取りあえず不満はありません。

私が過去に出品したオークション商品について(4/21)

私のオークション商品について、この場を借りてご連絡致します。私の出品に興味を感じて頂いている方には、いつも有り難うございます。一つ気になっていることがありましたので、この場を借りてご連絡したいと思います。お陰様で、オークションに出品するようになり、1年半になりました。その間、200台以上アンプを出品してきたと思いますが、多くの方にお使い頂き有難いと思っています。少しばかり数が増えてきたことで、過去に落札頂いた方から、yamakazu_63のIDを商品説明の中で使っても良いか?というお問い合わせを頂くことがあります。あまり出して欲しくはありませんが、事実ですから「控えめにお願いします」と申し上げています。そこで、それらの商品をご検討頂く場合の注意点を一つ申し上げたいと思います。私は、プロではなく、オーディオ好きの一アマチュアです。その私の出品は、修理やメンテナンスを繰り返すことで、それぞれの機種の特性や癖などというモノが徐々に見えて来て、その都度メンテナンスに反映させています。従いまして、初期の頃の出品と最近の出品物は同じメンテナンス品と言いましても、(出品時期により)メンテナンスの内容は変わり、後の物の方がより良いと言えます。経験したことを知識として次のメンテナンスに活かして行くという形で進めていますので、この様な点をご理解の上、ご検討頂く場合は、入札価格などをお考え頂ければと思っております。誤解の無いようご案内致します。

スピーカーのセッティングとリスニングルームの残響特性(4/14)

以前から感じていたことですが、私は、自室(作業部屋兼物置兼リスニングルーム兼・・・・)とお店(レストランという程ではありませんが)の2箇所にオーディオ装置を置いています。同じ、B-1,C-1,NS-1000Mを使っていても再生音は全く違います。自室は音の変化を感じ取りやすい環境です。一方のお店は、あまり好ましい音響環境ではないらしく、自室の音と比べるとまるで別な装置の音を聴いているように感じます。スピーカーのそばで聴けばそれなりの音が聞こえるのですが、ステレオの頂点で聴くと余分な残響とスペースの関係でコーナーにセッティングされている1000Mの低音がこもる事とスピーカーの間隔が開きすぎる為、ステレオ感もイマイチのように感じています。天井が吹き抜けで3階程の高さがあります。板張りでライブなのでしょうか。余分な残響が再生音にベールを被せているようで良くないです。元々、ステレオを置く考えのない頃の設計で、ステレオ装置もスピーカーも置く場所が限定されて、とても最適とは思えない状態です。それに比べると、自室の物置は、色々な品物がゴロゴロ転がっていて、リスニングルームと言える状態ではありませんが、再生音は、そこそこ良い音が出ます。なぜこんなにも違うのか?同じアンプ、同じスピーカーを使いながらも再生音は全く違うのです。物置は、部屋の広さが15〜20畳程度の広さがあります。同じく板張りです。ただ、品物がたくさん入っているので、ライブでもなくデッドでもなく丁度良いのかも知れません。その中で、一番大きな違いは、品物が置いてある関係で、スピーカーがほぼ部屋の中央にあります。(センターよりは少し後方)後方の壁から3mくらい、側壁からは1〜2m位離れており反射の影響を受けにくい位置にあるように思います。天井も通常の天井で、3mくらいです。この位置が最適かどうかはテストしていませんが、余分な音の反射が無く、ソースの違いを聞き取りやすくしているのかも知れません。この事から、同じ装置でも部屋の広さ、部屋の造り、スピーカーのセッティングで再生音は大きく変化すると言うことを確認しています。私の好きな装置の組み合わせは、私の部屋では良い音が聴けても他の方が使った場合、環境が異なれば、必ずしも同じ結果とはならな事を意味しているのではないでしょうか。部屋も音響という面では、一つの装置と同じであると言えましょうか。部屋の響きも、良い音を聴く為には、コントロールが必要で、神経を使わなくてはいけない部分であると思います。

作られるゴミ(4/13)

私は、趣味としてアンプの修理をしています。昔学生だった頃は、自作を楽しみました。最近は、思うようにパーツの入手が出来ないことや時間がないので、なかなか自作は出来ません。故障品を入手して、修理をすることが多いですが、そんな作業の中で感じることがあります。完動品、良品、動作品などは、扱いも良いようで外観的にもそれないのものが多いのですが、故障品、ジャンク品になると扱いががらっと変わるようで、途端に傷などの痛みが目立ちます。これは、アンプを修理しているものからすと大変残念なことです。私から見れば、動作品でも故障品でも同じモノなのですが、普通の人(商品知識<価値観>が無く故障品をゴミと考える人)には、モノの価値が分からずに、故障品=ゴミと考えられているようです。この事は、非常に残念なことです。この傷がなければ、又は、このツマミが取れてなければ、錆がなければ、等とおも故障品は沢山あります。粗末に扱われた様子を感じ取ることが出来ます。治せば、商品なのですが・・・・。普通の人には、理解が出来ないようです。故障品でも丁寧に扱ってもらえれば、商品価値も更に高まるのですが残念です。この様に故障品をゴミとして扱う様になったのは、いつの時代からなのでしょうか。高度成長期、使い捨ての時代がありました。壊れたら、治すよりも新品を買った方が安いとか、そんな時代があったように思います。バブル以降、最近では、景気の低迷もあり、リサイクルの時代に入ったように感じていました。壊れたら治して使う時代です。私の車(ランドクルーザー)などは、平成7年型で11年も乗り続けています。(買い換えるお金もありませんが)バブルの頃は、5年ごとに車を買えるのは当たり前と思っていましたが、モノは大切に使えば使える物なのですね。この様なお話をしましたのは、その製品を限界まで使い続けるか、壊れたらゴミと考えてしますか、使う人間の意識の問題ではないのか?と思っています。ゴミを作るのは人間の意識の問題であると感じています。私ところには、ヤマハのB−1が12台あります。なぜか、それはこのアンプが好きだからです。無意識のうちに買い集めてしまいました。そのうちジャンク7台は、暇をみて再生させたいと思っています。ある人にとってはゴミで、ある人にとっては大事な宝物です。そのような意味で、オークションは良い出会いの場を提供してくれていると思います。PSE問題など、リサイクルに逆行する動きも一方ではありますが、安全は最も優先されるべき問題であると思いますが、中古(ビンテージ)オーディオファンから見ると行き過ぎと感じています。価値あるモノの流通を止めてしまう。ある面では、ゴミを作る法律であると感じています。趣味の道具は、自己責任で使うなど、もう少し柔軟な対応を希望します。価値観の無い普通の人(役人)には理解出来ないかもしませんが・・・・・。オーディオという楽しみは永遠であって欲しいと思います。

人間の感覚というもの(4/12)

私は、オーディオが好きです。音楽を楽しむことが最大で且つ最終目標です。私は、私。貴方は、貴方のオーディオの世界(オーディオ観)を持っています。それぞれ持っているオーディオ観というものには個人差があります。また、ある面で人間の五感(感覚)は、働きが似ていると思います。聴覚を味覚に例えてご説明すると分かりやすいと思います。味覚は、甘い、辛い、しょっぱい、苦い、酸っぱいなど、感じることが出来ますが、聴覚(音)についても、低域に力がある、高域が爽やかだ、音場が広い、見通しがよい、立体感がある。レンジが広いなど、音について、色々な表現がされます。それは、各が持っているオーディオ観の中で、聴覚を通じて感じ取った部分です。ある面で非常に曖昧な部分です。といいますのは、人間の感覚というものは、入力(情報)を、絶対値としてとらえることは出来ずに、相対値としてとらえると言うことです。各が持っている尺度で、曖昧なとらえ方をします。この音は、低域が5.3で、中域が4.2等という、絶対値的なとらえ方は出来ないと言うことで、おのずと音(音質)についての表現は、常に曖昧なものとなります。また、各の持っている尺度(オーディオ観)は、皆違うわけで(互換性がない)、更に音を言葉という媒体に変換をして出力(文書)にされます。更に、その言葉の意味やニュアンスという部分も読み手によって、受け止め方にも差が出てきます。なので、オーディオというものは、自分の経験の中で、相対的な判断をしているということになります。以上のことから、この判断結果は、他人と互換性?が有るかどうかは、曖昧であるということだと思っています。この辺りのことは、以前から認識していたことですが、最近、不思議なという程のものではありませんが、経験をしました。私は、自営業者で、趣味の時間が長くとれ、結構、機材を入れ替えて音を聴く時間が長い方であると思っています。先日、プリアンプをしばらくメンテナンスしていないC5から最近修理とメンテナンスを実行し、ほんの少し改造を加えたYAMAHAのC-1に切り換えました。音が違うのです。アンプを変えれば音が違って当たり前ですが、(分かりにくい表現ですが)その音の違いとは違った違いを感じたのです。アンプを変えれば音が変わる、これは誰でも知っていることで、こんな事を問題にしているのではありません。味(味覚)に例えれば、味が濃いのです。メンテ無しの接触抵抗の増えたアンプは、音がぼやけた感じで、音にメリハリが無く、ついつい音量を上げてしまいます。ところが、C-1に切り換えた時に、ラウドネスがONになっているのでは?と確認をする程、音にメリハリがつき、音が生きているのです。(細部を強調したような感じ)この傾向は、音量を下げても音に満足できるほど、音量を下げても音がぼやけることはなく、スッキリと見通しの良い音なのです。(非常にクリアーです。同じソースでも音楽の持つダイナミックレンジが広がったようです)この事は、2台を切り換えてみて感じたことです。これは、言うならば、先にご説明した「味の濃い」音です。薄めてもハッキリと味を感じ取ることが出来るのです。C-1を再生(修理とメンテ)し、簡単なパーツの追加で(改造)、良い方向に漠然と何かが変わったと感じてはいたのですが、その何かとは「味の濃い音」だったと言うことです。音にも密度というものがあるのではないかと感じています。 言葉を換えれば、情報量が多いなどと表現されるのかも知れません。

YAMAHA C-1メンテナンス(3/27)

名器YAMAHA C-1を3台入手しました。以前に1台動作品を入手していたので4台になりました。以前に入手した自家用のC-1は、動作品として入手しましたが、メインボリュームにガリがあり、メンテナンスをしようと思いながらそのままサブシステムとしてB-1、NS-1000Mdと組み合わせて聞いていました。部屋の形とスピーカーがコーナーにしかセッティング出来ない環境で、余りよい音響環境ではなく、音質について評価しにくい面がありました。今回入手したC-1を出品する為に2台平行してメンテナンスを行いました。自家用システムで電源はメンテしたことがあったのですが、C-1をばらしてメンテしたのは今回が初めてです。基板、配線、スイッチ、ジャックなど多数有り、メンテナンスに取りかかるにはちょっと億劫でした。しかし、B-1もC-1も大がかりなアンプの割りには、各単位でユニット化されており、メンテはし易くできています。C-1をばらしてみた印象は、コントロール機能が豊富な為に、基板の数が多く、それをつなぐ配線とコネクターが多いこと。基板をつなぐコネクターにすでに金メッキが使われていたこと。(C-2には使われていませんが、以外に早い段階から使われていたのですね。)アンプ基板に電解などコンデンサーの数が少ないこと。旧型なので、メタルキャンタイプのFETが多く使われていること。アンプ基板の電解コンデンサーには必ず高周波特性の良いフィルムコンデンサーがパラレルで使われていること。トーンコントロールボリュームは、ボリューム方式ではなく、固定抵抗を使ったアッテネーター式で精度、音質に配慮していること。等が特徴でしょうか。私の勝手な思い込みですが、C-1を見て感じることは、ヤマハオーディオは、FETアンプの歴史と言えるのではないだろうか?と言うことです。当時のアンプの多くは、トランジスター入力の物も多く、カップリングコンデンサーを使っていました。このコンデンサーがアンプの音に色づけしてしまうと言われていました。今では当たり前かも知れいませんが、当時、徐々にFET入力のカップリングコンデンサーレス回路に移行する時期であったと思います。多分同世代のアンプだと思いますが、パイオニアのEXCLUSIVE M4やM4aは、 (音の良い名器ですが)回路図を見るとカップリングコンデンサーの付いたトランジスター入力アンプでした。カップリングコンデンサーが付くから音が悪いというわけはないと思いますが、 そのような時にヤマハがFETアンプ、オールFETにこだわったのは、この様な時代背景があったからではないかと思っています。音質を変える要素を徹底排除する。結果、ピュアーな音質を追求する。というのがヤマハの姿勢ではなかったのか?(勝手な想像です。)なので、C−1のアンプ基板は、電解コンデンサーの数は少なく見えます。多機能を実現する為、アンプは大規模で贅沢なモノとなっています。その結果、メンテナンスや組み立てのしやすさなどから各アンプがユニット化され、コネクターを多用した配線と言うことになるのでしょうが、私は、個人的にこのコネクターによる配線は嫌いです。接触という問題を抱えてしまうからです。つながっている場合でも、接触抵抗が問題になる場合がありますし、最悪の場合、接触不良という結果を招きます。古いアンプで、長生きしている物は、コネクターなど使わずに直付けしている物が多いです。コネクターを多用した物は、故障しやすく。又は、不安定になりやすく。長生きする物は少ないようです。私は、アンプの付属機能は殆ど使いませんから、C−1の多機能は不要ですが、ヤマハの音造りには非常に興味があり、初代のB−1とC−1に興味を持っていました。というのも多分に、オーディオにのめり込んだ学生時代に見た、B−1とC−1の印象が非常に強かったのだと思います。憧れではあったけど、学生の分際にはとても買える品物ではありませんでした。そこで、やっと手に入れたのがCA−2000でした。一昨年からオーディオを再開し色々なメーカーのアンプを聞いてみましたが、思い入れもあり、B−1をメインに使っています。普段、プリアンプは、PRA-2000ZRかC5を使うことが多いです。今回C-1をメンテナンスして(自室のメインシステムにつないで)音を聞いてみましたが、C-1の個性がハッキリと聞き取れました。CA-2000やC-2シリーズの音に慣れていたので、それよりも古いC-1は、こんな音がするだろうとC-2の延長線上で音をイメージしていました。すると出てきた音を聞いて、ある面では驚きの意外な音でした。C-2等とは、全く異質の音でした。しかし、B-1の音を調整する為の音として聞いてみると、なるほどと思えるところがあります。アンプの音は、計器で見る限りはフラットかも知れませんが、聴感上は必ずしもフラットとは言えないように感じています。この辺りもアンプの個性なのでしょうが、C-2は、(聴感では)低域の量感が豊で、その割りに高域が伸びませんが、高域の伸びたB-2と組み合わせると丁度良いバランスでなります。B-1は、低域の馬力がありますが、それに対し高域に物足りなさを感じていました。なので?私はPRA-2000シリーズを好んで使っていました。C-2シリーズは、どうもB-1とのバランスが悪いように感じていました。C-2では低域が過剰な印象でバランスが悪く、C-2aでは、中高域がきつくなる感じを持っていました。C-2xは、(先入観かも知れませんが)B-2xを意識した音造りで、高域の感じが好きではありません。PRA-2000シリーズの方が自分の好みに合い、バランス的にも良いと思って使っていました。B-1の音が好きなので、ペアになるC-1がどんな音を聞かせるのか興味を持っていました。C-1の音は、色づけが少なく、低域は、B-1の個性をストレートに表現し、中〜高域に掛けては、PRA-2000よりも少しクールな印象ですがスッーと伸びたクリアーな音が印象的でした。74年発売のC-1がこんな音を出すとは意外でした。私は、全体的な傾向として、70年代のアンプは、レンジは狭く(特に高域は伸びない)個性の強いアンプが多い。80年代にはいると各社がワイドレンジ化を進め全体的に高域へレンジが広がり、流れとして音造りの変化があったと思っていました。70年代のアンプには、電源のコンデンサーにフィルムコンデンサーをパラレルに入れているような物はありませんが、80年代にはいると当たり前のように各社が付けるようになりました。カップリングコンデンサーも電解からフィルム系が使われるように変わって行きます。この辺りも音の変化につながっていると思います。低域は、伸ばしても聞き取ることが難しいですが、高域はどのスピーカーでも簡単に変化を聞き取れるので高域が伸びた?その辺りは音質面でのトレンドだったのかも知れませんね。(余談ですが)
C-1の高域の伸びは、意外に思えましたが、B-1の低域とバランスを取るには、C-2ではダメで、C-1の様に(聴感上の)高域が伸びていると言うことは絶対条件かも知れません。PRA-2000シリーズとは違った音質(個性)でヤマハの製品(音)として、B-1のペアとなるC-1の音質を練り上げたのだと思っています。私は、PRA-2000シリーズの音が好きですが、このC-1の音も悪くないなあと言うのが正直なところです。PRA-2000シリーズは、音の色(個性)を感じています。厳密に言うとHiFiではありません。低域の弾むような少し量感を伴った音、高域にはほんの少しメタリックな印象があります。私は、それを承知で、B-1とペアで心地よい音として聞いています。従いまして、C-1の方が原音に忠実なのかも知れません。C-1の方が色づけのない高純度な音なのかも知れません。C-1の音には、癖を感じさせる部分が少ないようにも思えます。私は、どちらが良い。どちらが悪いという表現は嫌いです。それは、聞き手によって感じ方は様々だからです。私は、どちらの音もと好きです。30年以上も前(74年発売)のアンプがこれ程の音を聞かせるとは・・・・・・。
そして、私のメインシステムに、新たな1台が加わりそうです。私は、決して骨董趣味でオーディオをやっているのではありません。(真空管アンプには馴染みがないので)トランジスターアンプという限られたオーディオの中で自分にとって心地よい音を追い求めているだけです。従いまして、ココに書いていることは私の感じるままに、私のささやかな経験の中で、自分の主観でモノを書いています。環境が違えば、聞き手が違えば当然違った結果になることもあり得ます。自分の考えを押しつける気持ちもありませんので、サラリと読んで頂ければよいと思います。

 
動作の確認をしています。 C-1の基板は、三層にレイアウトされています。あのでかいシャーシの中は、基板が一杯です。(配線も)
奥がトーンコントロールアンプ、手前左は2層になっているトーンコントロール(コントロール部分)右は発振器、ヘッドホンアンプ、入力ジャックを外して、フィルタースイッチ、モードスイッチなどのスイッチメンテナンスです。 2層になっているトンコントロール部分上の基板は、周波数切替スイッチなどで、下の基板は、コントロールボリューム部分ですが、このC-1は、ボリューム式の切替ではなく、流石に精度ど安定度の点でアッテネーター式の高級仕様でした。配線の数も半端ではありません。
トーンコントロールのアッテネーターです。固定抵抗をスイッチで切り換える方式で、精度や音質の面で有利ですがコスト的に高くつく為、一部の高級機にしか採用されません。一般的には、安いボリュームで代用します。 トーコントロール基板の取付部分の蓋を開けると、その下には、更に左側のフォノイコライザー基板と右のテープバッファーアンプ基板が並んでします。
電解コンデンサーの数は少なくバッファーアンプ基板では2個、CR型(2アンプ構成の)イコライザー基板でも6個だけです。そして、電解コンデンサーにはフィルムコンデンサーを必ずパラレルで使っています。高周波特性を重視した対応です。
左からトーンコントロール基板、テープバッファーアンプ基板、フォノイコライザー基板、電源基板、フラットアンプ基板です。 ファンクションスイッチと入力バッファーアンプ基板です。ココでも電解コンデンサーはたったの2個だけ
今回のメンテナンスで、定電圧電源基板の整流用ダイオードを右側の一般用のモノから左側の大きめのファーストリカバリーダイオードに交換致しました。
トランジスターやダイオードなどにも寿命というモノがあり、試聴時にダイオードが飛んでしまうなどという経験もあり、新しい物に交換しました。ノイズなどの面でも有利です。2電源で8本交換しています。
金メッキのコネクターが使われていました。C-2のコネクターは、金メッキになっていません。C-2シリーズで金メッキを採用したのは、C-2aからですが、そのはるか前(74年に)にC-1では金メッキのコネクターを使っていたのです。多分、C-1開発には、一般向けのC-2とは、違った設計思想(意気込み)が有ったのではないかと考えています。

4接点パラレルのスピーカーリレーリレーは大丈夫か?(2/20)

名器HMA-9500やPOA-3000など、音質重視のパワーアンプは、スピーカーリレーの接点を片チャンネル当たり、4接点使っています。普通の?接触抵抗についてあまり感心のないメーカー製の物は、シングル接点か良くてもダブルです。私は、常々年代物のアンプは、接触抵抗が音質劣化の原因を作っていると申し上げてきておりますが、当時から接触抵抗が音質劣化につながるという認識を持っていたメーカーは、ちゃんと対策をしていたわけです。シングルよりもダブル、ダブルよりも・・・接点数が多い方が接触抵抗の点で有利です。ご存じの方も多いと思いますが、簡単にご説明致します。接点には、必ず接触抵抗という物が発生します。(アンプ内部では音質劣化の原因になります)1つの接点の場合、接点の接触抵抗が1Ωあった場合、やはり1Ωの抵抗があります。信号が通過する際、1Ωと言う大きさの抵抗が信号の通過の邪魔をするわけです。微少信号は、通過出来ずに信号から欠落します。簡単に言うとこれが音質劣化のメカニズムです。同じ接触抵抗1Ωを持つ接点がダブル(2つ)ある場合はどうでしょうか。小学生理科のような問題ですが、1Ωの抵抗を並列接続したと考えられますので、2接点の場合は、接触抵抗は半分の0.5Ωになります。4接点の場合は、同じ1Ωの抵抗がある場合でも0.25Ωと言うことになます。接触抵抗が1/4に減少します。当然音質劣化が少なく、音質的に有利であると言えます。ですから高級とか高音質とかいわれるアンプは、スイッチやリレー接点を4個以上並列しようする物が見られます。当然コストがかさみますので安物には絶対にありません。この様に音質に徹底してこだわりを持つメーカーさんは、当時から接触抵抗に注目し、対策をしていたわけです。私は、そのようなことをすっかり忘れていましたが、200台ほど修理してきた経験の中で、接触抵抗が音質劣化の原因であることをメンテナンス現場の経験の中から感じ取ったと言うことです。色々調べてみると対策済み製品も高音質品の中に見られるという結果です。そこで、ここからが今日の本題ですが、これもメンテナンス現場(私の経験)からの報告です。
私は、最初4接点パラレルは、絶対に大丈夫と思い込んでいました。これだけ多くの接点を持っていれば、接触抵抗の面では問題にならないと思い込んでいました。(今回のHMA-9500も接触抵抗を計るのを忘れてしまいました)ところが、ある方からPOA-3000のメンテナンスの依頼を頂き、4接点パラレルのスピーカーリレーの接触抵抗をテスターで計ったところ驚きました。Rが3.6Ω、Lが49.5Ωととんでもない値を示したのです。3.6Ωならまだしも50Ωもあったらまともな音は出ません。失礼ながらこのアンプをお使いだったユーザー様は、このPOA-3000の音をどんな音と評価されていたのでしょうか。一応、音は出るけれどと言うレベルでしょう。50Ωだと小信号時には音が途切れることもありますね。この状況を見てから私の考えは変わりました。どんな接点にも絶対はないと言うこと認識しました。
 

名器Lo-D HMA-9500、9500Uは半病人?(2/18)

名器HMA-95002台、HMA-9500Uを1台所有していました。当時も今も非常に評価の高いアンプだと思います。長岡さんが使っていたと言うことでも有名ですが、私もその音を聴いてみたいと思って、機会がある度に探していました。メンテ無しのHMA-9500は、私がメインに使っているYAMAHAのB-1と比べ、(個人的に)どうもイマイチという評価でした。悪くはないのだけれど、どちらを選ぶかと言われればB-1と言える程、差があるように感じていました。先月も1台出品しましたが、そのメンテの際にHMA-9500と言うアンプを改めて再認識しました。理想的なアルミダイカストの強靱なシャーシ、理想の出力素子をシンプルなドライブ回路で駆動するアンプ(MOS−FETを使うことで可能)など、製作マニアの目から見ても良い造りだと思えるアンプです。ただ、残念なことが1つあります。このHMA-9500と9500Uには、アンプの保護用としてヒューズ抵抗が多く使われています。このフューズ抵抗があらゆる面でHMA-9500シリーズの (癌)欠点になっています。ヒューズ抵抗のメーカーにも色々なメーカーがありますが、このメーカーのヒューズ抵抗は、耐久性の面では最低?と思える程、色々な(メーカーの)アンプの故障原因を作っています。このHMA-9500の故障原因の多くは、このフューズ抵抗が原因です。故障に至らない(音が出る状態)場合でも、このヒューズ抵抗の抵抗値は大きく狂っています。規定の抵抗値の100倍以上等という抵抗値も珍しくありません。規定の抵抗値の2倍等という物は、ざらにあります。この抵抗は、3〜5年ごとにチェックか交換が必要な部品です。Y社の使っている別のメーカーのヒューズ抵抗は、30年経っても殆ど抵抗値の変化はなくそのまま使える物が殆どですが、 (メーカー名は伏せますが)とにかくこのメーカーのヒューズ抵抗はダメです。耐久性のあるパーツに切り換えたいところですが、メーカーのサービスマニュアルには、当然の事ながら回路保護のパーツなのでして部品を使用するように謳っています。HMA-9500ユーザーに申し上げたいことは、神話のようにHMA-9500最高とお思いの方は多いと思いますが、このヒューズ抵抗を10年以上も交換しない9500シリーズは、一見まともに動作しているようでも、まともに回路が動作しません。死亡(動作しない)しないまでも半病人的な状態です。(抵抗値が大きく狂うと言うことは、設計上の正規の電流が流れていない状態で、人間で言えば血流が異常な状態です)このような9500を名器と思い込んで聴いておられる方は多いのではないでしょうか。人間は、急激な変化はキャッチ出来ますが、徐々に時間を掛けて変化するもは、その変化をキャッチすることが(出来ません)苦手です。今回出品予定でメンテを進めている9500も、一応、音の出る良品として入手した物ですが、ヒューズ抵抗は全滅です。全てがダメです。最も良い物で、規定の2倍、大きな物は、390Ωが5.1KΩでした。これでも音は確かに出ましたが、まともなはずはありません。当然の事ながら、全てのヒューズ抵抗を新品に交換し、電解コンデンサーなどの消耗部品を交換すれば、HMA-9500の音は見違えるように良くなります (真価を発揮し本物になります)。そうなると出品を取りやめようかという思いも湧いてきます。このアンプ程、このパーツの影響を受けているアンプもないように思います。パーツの耐久性は、時間が経たないと分からないもので、選択は難しいと思います。長くなりますが、これと同じようなことは、オーディオ用電解コンデンサーについてもありました。70年代のアンプは、標準品の電解コンデンサーを使っています。 (このため電解コンデンサーのトラブルは少ないです)80年代に入ると各社からオーディオ用と称される(電気特性の)改良版の電解コンデンサーが色々発売されましたが、初期の物は、完成度が低く、液漏れや容量抜けなど、パーツの故障や耐久性に問題のある物が多くありました。修理してみると当時のアンプのコンデンサー不良は多い ものです。このHMA-9500本当は名器なのに本当の力を発揮出来ない物が多いことは、残念なことです。発売から20年以上後にこの様な評価を受けるとは、日立さんも考えていなかったでしょうね。

オーディオとステーキの共通点?(1/27)

只今、出品に向けてHMA-9500をメンテしています。HMA-9500は、長岡鉄男氏がリファレンスとして使用したこともある名器として評価の高いアンプです。私も興味があり、9500を2台とmkUを1台所有しています。音は確かに悪くはありません。良いと思いますが、それでも私の好みは、B-1です。機器が増えすぎたので少しずつ処分して行くつもりですが、動作品であってもメンテ無しで出品する気にはなれません。それは、200台を超えたでしょうか?修理やメンテをしていて、私が確信を持って言えることは、「メンテ無しは名器にあらず」と言うことです。このページを読んでいただいた方には、この言葉の意味がご理解いただけると思います。前置きが長くなりましたが、本題に入ります。オーディオとステーキの共通点?て何だろうと思われる方は多いと思います。 私の現在の本業の1つは、ステーキのレストランをやっています。この9500のメンテをやっていて思いついたことですが、「シンプル イズ ベスト」この言葉の意味は、私なりの解釈は、ただ単に「簡単が一番」という意味とはちょっと違って、「素材の持ち味を生かす為に、良い素材を簡単な味付けで食べる」のに似て「MOSと言う石をシンプルな回路でMOSの特徴(個性)を十分に発揮させたアンプ」と言うことになります。アンプの裏ぶたを開けて感じますが、非常に簡単な造りのアンプです。私は、常々思っていますし、多くのオーディオマニア(オーディオの知識のある方)も承知していることであると思いますが、70年代のアンプは、まさにこんな造りのアンプが多いです。ところが、80年代にはいると各社が自社商品を売る為の差別化の方法として、スペック競争が始まり、歪み率0.000??%とかスルーレート????Vとか測定器でもない音楽を聴く為のアンプが測定器の限界値に迫るようなスペック競い、まるでアンプが測定器のような扱いでした。このスペックは、ある面で絡繰りのような部分があり、アンプの増幅率(裸ゲイン)を上げ、大きな負帰還(NFB)をかければ、実現可能なマジックのような部分を持っています。そのようなハイスペックのアンプが、本当によい音がするか?ハッキリ言いますが、しません。スペックとアンプの持つ音質は、比例しません。逆に帰還量を少なめにかけているアンプの方が、音質的にはよい結果が出ているようです。メーカーは、この辺りから、路線を間違えたような気がします。本来は良い音を出す為の開発であるはずなのに、如何にスペックを上げる為の開発に切りかわってしまいました。確かに、音質(音の善し悪し)を表す指標は現在でもありません。歪み率などのスペックは、アンプを機械として評価する為の一つの指標ではありますが、決して音質を表すものではないと言うことを良くご理解いただきたいと思います。スペックが全く無意味ということではなく、特性を知る上で必要なファクターではあるけれども音質と直接的な関係はないと思っています。私が、70年代のB-1の音が良いと感じて使い続けていますが、スペック的には最低の部類だと思います。しかし、音質的には5本指に入る名器であると確信しています。B-1も最高の素材(K77など、オールFETアンプ)を生かした、当時としては画期的なアンプでした。それもシンプルな回路で実現しています。この9500も80年代のアンプとしては珍しく、非常にシンプルな回路構成です。これもMOSの特性の為に実現出来たものであるともいます。このように音の良いアンプは、良い素材を吟味して、簡単な回路でその素子の特性を引き出すという造りに置いて、共通点を持っています。では、なぜステーキと共通点があるのか?と思われる方も多いと思いますが、私は、コックと言う程腕の立つ調理人ではありません。しかし、和牛の善し悪しを見極める目と舌は持っているつもりです。ここからは調理のお話ですが、最高級と言われる格付の霜降り和牛は、下手な味付けをしてはいけません。塩胡椒やわさびと醤油など、簡単な味付けの方が、素材の美味しさ素材の持ち味を十分に楽しむことが出来ます。これに対し、刺し(脂)の入っていない安い和牛や更に味の落ちる輸入牛などは、味付けで素材の不味さをカバー(ごまかし)します。一般に美味しい(良い)もの程薄味です。不味いもの程、濃い味付けで素材の不味さをごまかします。この辺りの違いは、アンプの造りと共通しているように感じます。最高級の素材は、霜降りの高級和牛やアンプでいえば、V-FETやMOS-FETなどの素子がそれらにあたると思います。塩胡椒の簡単な味付けで、素材の持つ美味しさを最大限に発揮する。アンプでいえば、簡単な回路構成で、素子の特性を最大限に発揮させる。と言うことになります。逆に、輸入牛などの不味い肉(素材)は、濃い味付けで、不味さをごまかす。(ごまかすという表現は適切でないかも知れません。プロの調理人に言わせれば腕の見せ所かも知れませんね)アンプの方も、音の悪さは、深い負帰還をかければ、スペック的にはそれなりの特性を見せることが出来る。と言うことになり、アンプもステーキも同じだなあと感じる次第です。余談ですが、一般に輸入牛や安い和牛よりも高級な霜降り牛の方が美味しいという味覚を持っておられる方が多いと思いますが、お店をやっていると不思議な方もお出でなのです。この様な美味しいお肉を食べ付けて、この様なお肉を好んで食べられる方がお出でかと思うと、たまにお出でなのですが、この様な霜降り牛を注文して、半分以上も残す方が希にお出でです。これは、この様な高級牛肉を食べ付けない方が、食べると脂肉のような食感なのです。それが合わないという方です。この様に高級が全員の方に好まれることはなく、中には合わない自分は、赤身の安い肉の方があっているという方も少数ですがお出でなのも間違いありません。オーディオも同じようなことが言えるのではないでしょうか。音の好みは十人十色なのです。
話が前後しますが、メーカーのスペック競争は、その後、更にエスカレートして、各社がスパーA等という、可変バイアス回路などを開発して、新技術とさらなる低歪みをアピールしましたが、これらもスペック同様、メーカーは自社商品を買っていただく為に、スペックや新技術をアピールすることで、更に良い商品を開発しましたとユーザーに新商品の購入を勧めていったわけです。今考えてみると、私には、メーカーはどこかで道を誤ったのではないかと思っています。本当にアピールすべき事、他の商品と差別化すべき事は、スペックの差や新技術ではなく、本質的な音の良さでなければいけなかったのではないでしょうか。どこかで商品開発の目的をはき違えたような気がします。長くなりましたが、結論としては、私の考えるオーディオアンプは、良い素材を使って(パーツにお金をかけて)、持ち味を生かせるシンプルな造りが必要なのではないかと思っています。新技術やスペックが全てではありません。

全ての接点は、音質劣化の原因である(12/18)

アンプ内部の接点は、音質劣化の原因となる。修理、メンテナンスの経験から体験談をお話ししたいと思います。数をこなすと色々な現象に遭遇します。私は、以前からアンプ内部の接点に発生する接触抵抗について、申し上げてきておりますが、これは、確信を持って言えることです。オークションに出品されるオーディオアンプで、よくスピーカーリレーの接点を洗浄とか研磨しました。という説明は良く見かけます。これも当然の事です。スピーカーリレーもアンプ内部の接点の内の一つです。ただ、多くの出品では、他の接点については、殆ど(全く?)説明はありません。この見逃されている多くの接点部分に音質劣化の原因が潜んでいるのです。インプットセレクターSWなどの信号経路に入るSWの接点、メイン、バランス、トーンコントロールなどボリュームの接点、プリアンプやプリメインアンプに使われている小信号用のリレーや入力切替などのリードリレーなど、スピーカーリレー以外にも多くの接点があるにもかかわらず、これらの接点については、多くの方は無言のままです。ですが、私は、色々なアンプの修理を通して、これら全ての接点が音質劣化の原因であることを断言します。勿論、これが全てというわけではありません。トランジスターやコンデンサーなど、他のパーツの劣化による音質劣化もあります。しかし、これらのパーツの劣化による音質劣化は、全てのアンプに当てはまることではありません。しかし、接触抵抗については、70〜80年代のアンプにについては、全てに当てはまる音質劣化の原因です。シグナルレベルの大きなSPリレーだけではなく、微少レベルの信号レベルでも接点の劣化は確実に起こっています。そして、微少レベルの信号の方が接触抵抗に敏感であると感じています。例を挙げれば、ボリューム感れのガリも接点の劣化によって起こります。ガリは、かなり接点の劣化が進んだ状態で、接点の接触不良をノイズとして感じる状態です。ガリが発生しないまでも接点の接触抵抗は発生しているので、ただ、その程度がリスナーの耳というセンサーで感知出来ないだけなのです。ガリが出始まる頃には、かなり接点の劣化が進み、LR差の出ているものもあります。更に進行すると音が歪むこともあります。ガリではなく接触不良として認識されるようになります。更に進と完全に接触不良の状態になり、音が途切れたり、音が出なくなったりするのです。この様な過程を経てボリューム接点の劣化が進みます。プリアンプ信号経路のスイッチも以外に接触抵抗の大きなものを見かけることがあります。ユーザーの使用環境と関連もあるように感じています。喫煙環境にあったアンプは内部の汚れ具合で、簡単に判別出来ます。そして、この汚れているアンプは、接触抵抗が大きい傾向を示します。大気の汚れ具合との関連も感じます。空気の綺麗な田舎で使用されたものよりも、排ガスなど空気の汚れた都会で使用されたものは、金属表面の化学反応なのでしょうか劣化(接触抵抗)が進んでいる傾向を示しています。人間にもオーディオにも空気が綺麗はな事は健康維持には欠かせないようです。リレーについて、プリアンプやプリメインアンプを修理していて、何度か小信号用のリードリレーの接触不良で、片チャン出力しないなどというアンプを修理していました。リレーはメカを持っているので、機械的寿命が来れば当然故障もあり得ると片づけていました。そして、オーディオが衰退した現在、旧モデルで使っているパーツは入手困難な物が多く、リレーなどは、あまり中古は使いたくないものです。しかし、パーツがないので、仕方なく中古を使うこともありました。このリレーですが、このリレーもある日突然接触不良になるというものではなく、前触れがあるようです。接触抵抗が増えて、接触が不安定になるのです。これも現象としては、音が出たりでなかったりします。そのうち完全に出なくなるのです。これらの過程の中で、接触抵抗が増えて、接触が不安定になると「おかしい」とリスナーが気付きますが、先程申し上げましたように、ある日突然なるのではなく、リレー接点の劣化も徐々に進行していますので、気付かずに音質が劣化している状態があり、そして、接触不良や音の歪みで初めて「おかしい」とセンサーが働くのです。ですから、おかしいと気付く前に音質の劣化はすでに始まっているのです。ただ、リードリレーや小信号用リレーはスピーカーリレーの用に大きくないので、内部を分解して接点の様子を確認することが出来ませんので、肉眼で接点の様子を確認することが出来ませんが、スピーカーリレーと同じように接点の劣化が進んでいるのです。これらの経験から私共でPRA-2000などのリードリレーや小信号用リレーを交換して音質が改善することを確認しています。振動を与えると音が出たり、途切れたりしたプリアンプ。実は、リレー接点の接触不安定(不良)が原因だった等という事例は、良く見かけます。最高の音質でオーディオを楽しみたいのであれば、これらの事例からも20〜30年経過したアンプのリレーを含めた接点は、メンテナンスやパーツ交換が必要であると言うことです。私のメンテナンスの方向性は、これらの数多くの事例に基づき、どこをどのようにメンテナンスしなければいけないのかと言うことを経験を積み上げることにより、絶えずそのアンプの持つ最高のポテンシャルを引き出すことを目指しています。

 

パーツの交換で音が変わる(10/2)(10/14一部追加)

アンプの修理をしているとパーツを交換しなければならな時があります。固定抵抗の交換は、判断が容易です。故障している場合は、ノイズなど異常が現れます。トランジスターが極端に劣化している場合は、アンプの動作が不安定になる事が多いです。一見、正常に動作しているようでもトランジスターの特性が落ちて劣化している物もあります。トランジスターの劣化は、数多く手がける事により、どの機種は、どの部分の劣化が多いと事が見えてくるようになります。このトランジスターの劣化の程度は、機種毎に大きく違います。それは、設計の善し悪しや使用トランジスターの耐久性など、色々な要素が絡んでいると思います。一番交換を迷うのが電解コンデンサーです。フィルム系のコンデンサーは、殆どの場合劣化は見られません。電解コンデンサーは、メーカーが保証する使用時間という ものがあり、その時間を超えた物は、交換すべきなのでしょう。ただ、ここで迷うのは、当時の電解コンデンサーと現在流通している電解は物が違いように感じているかです。電解コンデンサーの交換で、 必ずしも音が良くなるとは思っていません。交換の必要は耐久性の面から交換しなければならないと思っています。古い考えかも知れませんが、当時は、パーツについてこの様に言われていました。「同じ容量ならサイズの大きな物が良い。サイズが同じなら重たい方が良い」ところが最近の電解コンデンサーは、 「軽薄短小」の流れなのでしょう。小型化されて同じ容量の電解コンデンサーは、以前の半分くらいの大きさしかありません。当然軽いです。これで良い音がするのか?または、以前と同じ音が出せるのか? 何時も疑問を感じています。オーディオ用と銘打った電解コンデンサーは各社から出ているようです。ところが最近のAVアンプなどは、聴いてみるとひどい音です。最近の一部の高級オーディオアンプでも、それ程素晴らしいと思うような音は聴けません。と言う事は、今も昔も同じように製品メーカーもパーツメーカーも特性のみで、製品作りをしているのではないかと思います。周波数特性がよいからオーディオ用とか低インピダンスを実現したからオーディオ用とか言う理由で製品化が進められているのではなか?パーツ交換の際に元々付いていた電解コンデンサーと新しい電解コンデンサーは、同容量の場合、大きさは半分で重量もおよそ半分です。このことは、細かいレベルで考えるとパーツの共振(振動)周波数も違ってくるのではないかと思っています。電気が流れればそのパーツはミクロなレベルでは振動します。この振動周波数がパーツの重さや大きさが変わる事で変化し、音質を変えるという考え方です。マニアの方ならこの辺り事をご理解頂けると思いますが、私は、自家用のPRA-2000ZRのパーツをホットメルト(熱を加えてとかし冷えると硬化するプラスチックのような物)で固めています。パーツ同士を固めるだけでなく、基板にまで流して基板の振動も押さえるよう一体化するように流し込んでいます。パーツの振動も基板の振動も完全にとは行かないまでもある程度押さえ込んでいると思います。この作業前の(ノーマル)PRA-2000ZRと作業後(固めた物)では、音が明らかに違います。簡単に言うとグッド引き締まり、音像、音場がクッキリハッキリした物に変化します。(PRA-2000ZRと心中したつもりで固めました)このことからもパーツの振動は、音質に影響するという事を確認しています。このことは昔自作アンプをやっていた頃にも良く言われていた事で、私も自作アンプ基板は、エポキシで良く固めた ものでした。全てとは言いませんがマークレビンソンやハーマンサーテションXXP(一番上のクラス)たっだか?ソニーのエスプリシリーズなど、音の良いと評価されているアンプはアンプユニットをエポキシなどで固め有り、カチッと引き締まった良い音を聴かせます。このアンプのモジュール化は、熱的な安定など他の目的もあると思いますが、 私の過去の経験から音質向上の効果は大きいと思っています。この様な観点から、大型の重たい旧型電解コンデンサーを新しい軽くて小さい電解コンデンサーに変えて音が良くなるとは思えないのです。従いまして、耐久性や限界を感じないパーツは出来るだけそのまま使いたいと考えています。問題有りと感じた物は躊躇無く交換します。電解コンデンサーの交換の際は、 静電容量で交換するのではなく、出来るだけコンデンサーの大きさで交換するようにしています。同じ大きさのコンデンサーか又はより大きなサイズの物へ交換するようにしています。つまり、100uF/50Vを使っていた場合、100uF/100Vや330uF/50V、220uF/100Vなど、静電容量や耐電圧、耐温度特性など、上のクラスの物へ交換するようにしています。サイズ的に近いもので有れば、パーツの共振周波数も比較的近いものであると思っています。このことは、秤で量った事があるのですが外した電解は大きく重たいのです。同じサイズでも最近の物は、若干軽いようです。このことは、ひょっとすると電解コンデンサーのケースであるアルミの厚さもコストダウンの為に薄くなっているのかも知れません。(このことはメーカー発表のコンデンサーの特性には表れませんが音には出てきます)音に対する色々な要素を考えると、パーツを交換すべきかどうか何時も迷うところで、最新型が必ずしも最適であるとは言えないところです。
更に、電解コンデンサー出来になる事は、オーディオ用の電解コンデンサーがでる前の製品、B-1やB-2等は、汎用の電解コンデンサーを使っているようです。大きいです。それらの電解コンデンサーの容量抜けなどの故障は、1件しか見た事がありません。30年の前のアンプでありパーツです。とおに耐用年数を過ぎていると思われます。しかし、電解の故障率は、私の見た限り低いです。ところがオーディオ用電解コンデンサーが出始まるとヤマハの製品で言うとA-2000やB-3などこの年代のアンプは、電解コンデンサーの液漏れや容量抜けを結構見かけます。電源のフィルターコンデンサーの故障率がグッと上がります。パーツメーカーも新製品を開発し売る為に、ある面で長年培ってきた技術とは違った新しい特性の良いパーツがこの様な結果を招いたのだと思います。B-5も私の印象では、この当時のオーディオ用電解コンデンサーを使っていると思いますが、容量抜けとは行かなくても容量変化があるのか、試聴時に低域から高域までのエネルギーバランスがおかしいと感じるもが時々あります。それは、この辺りのコンデンサーの関わりがあるのではないかと思っています。(LRCメーターを購入したら確認してみます)この経験からもオーディオ用は果たして良いパーツなのか?と不信感をその時以来持っています。あれから20年近く経っていますから、パーツの品質も上がっているものとは思いますが、特性本意のメーカー製は、あまり感心しません。オーディオ用のパーツ選びは、本来音質を聴いて決めるべきではないかと思いますが、昔も今もどちらかというと特性本意の物作りが行われているのではないでしょうか。また、音が良いと言われているパーツも(オーディオコンポの組み合わせと同じように)使う場所や、組み合わされるパーツによって音が変わってしまうと思います。この様な事から私は、あまりメーカーのオーディオ用と言うパーツにはこだわりません。(昔オーディオが盛んな頃は、ΛーコンデンサーやHiΛー、Vコン、窒化タンタル抵抗など、結構パーツにこだわりましたが、今は何がよいのか分かりません。良いものがあるのか?)もう一つ音の変わるお話をします。一部のマニアの方は気付いていると思いますが、電源の充実は、低域の力と量感に密接に関連があります。フィルターコンデンサーは大きいほど、蓄電力が大きく、瞬間的な電力供給をカバーします。トランスも大きく重たい方が、いざというときの余力があり、鋭いピークにも追随出来るわけです。電源は、大きく余裕の有るもの方が良い音がすると言えます。

スピーカーサイズとルームサイズ、スピーカーセッティングとルームアコースティック(9/11)

最近、スピーカーの自作を恥じようと考え始めています。オークションのカテゴリーフォステックスを見ると、自作スピーカーが結構出ています。自作は25年くらい遠ざかっていたので、久し振りにバックロードホーンを聴いてみようと思い、2台落札してみました。1台は少し手を加えないと使い無い、半ジャンクで、もう一台は、FE-16? 16cmにFT-90Aの2ウェー(長岡さんのD33とか言うタイプらしいです)自室(作業場兼物置兼リスニングルーム20畳程度)は物が溢れておりこれ以上は無理なので、お店(30畳以上)にセットして音を出してみました。(どちらの部屋にもNS-1000Mは置いてあります)B-1にD33をつないで聴いてみたのですが、イマイチでした。問題点は、お店なので、音響に関しては、全く考慮されていなかったので、スピーカーを置く場所が部屋のコーナー付近になってしまい、スピーカーが離れすぎる事、特に低音部が壁からの反射も手伝って濁ってしまい本来の音が出せないようです。この部屋(お店)は、天井が吹き抜けで、3階分くらいの高さがあり、音響時間が長い?間接音の多い音響環境で、独特の音(癖のある)のする部屋です。このことはNS-1000Mの時にも感じていました。私が思うに、今の音楽ソースの多くは、(ヘッドホーンで聴いてもそれなりの音を出す為に)この残響まで、音楽ソースの中に含まれて製作されているので、更に、響く部屋で聴くとおかしな音になるのかも知れません。自室で聴くNS-1000Mは壁からの距離を取り、比較的スピーカーに近い距離(3mくらい)で聴いているので、部屋の響きにあまり影響を受けないので、程良い音質が得られるように感じています。(2セットあるので同じCDP,アンプ,スピーカー,ソースで比較)この結果から、同じ装置を使っても、部屋の広さ、部屋の残響特性などの違いによって、音はガラリと変わってしますという事です。スピーカーは音を決める大きな要素を持っていると言われていますが、同じ程度、その装置を使う部屋の響きも音質を左右する要素であると言えます。部屋も響く(共振する)もう一つのスピーカーであると言えると思います。部屋の響きについて申し上げましたが、もう一つの音質を決める要素は、スピーカーのセッティングです。本当は、低域がこもりやすいの壁やコーナーから離したいと思っているのですが、お店という事で、スピーカーを自由に配置する事は出来ません。(残念ながらこれは対応不可です)いつも聞いているソースでテストしましたが、どうも音がお菓子のですが、特に低域です。ある周波数ではホーンが効いて、響くのですが、それ程、低音が出ているようにも感じられません。NS-1000Mの方が、普通に低音を再生します。D33については、スピーカー内部の吸音処理やスピーカーのセッティングなど、もう少し調整が必要なのかも知れません。また、この広さの部屋には、16cm一発では小さすぎるのでしょうか。部屋とスピーカーのバランスも大事なのか?今後のテストの中で詰めて行きたいと思っていますが、残響の影響を出来るだけ避ける為、片チャンのみモノラル信号を入れて、近く(2mくらい)で効いてみましたが、それでも音はイマイチです。バックロードホーン手こんな物だったのでしょうか?いや昔聴いた物は、こんな物ではなかったと記憶しているのですが、もう一台のD-7mkU(FE-203Σ×2)の音出しをすれば、スピーカーによる物か部屋(の音響)による影響か確認取れるかと思っています。

アンプの修理について(9/8)

アンプの修理をしていると傷んだパーツを交換しなければならない場合があります。これはダメと判断した物は、躊躇無く新しい物と交換します。メーカーの純正パーツがある物も気持ち的には、早めの交換を心がけています。交換の際、どうしようかと悩むのは、代用品を使わざるを得ない場合と、コンデンサーの交換時です。代用品を使った場合、厳密には元状態ではなくなります。音質は変化するという事です。これは聴いて分からない範囲であれば、それでも良いのかも知れませんが、私の基本的な考えは、出来るだけオリジナルを維持したいと思っています。従いまして、むやみやたらと部品交換はしません。それからコンデンサーの交換ですが、フィルム系のコンデンサーはあまりいたんで交換というケースは少ないですが、電解コンデンサーは、傷んでいる物を見かける事があります。その際、簡単に交換する人もいるともます。最近のオーディオ用コンデンサーに変える人もいると思います。むしろ積極的にオーディオ用に交換する人もいるようです。果たしそれで良いのか?と疑問を感じています。品質の良い物に変えるのだから、変えたのだから音が良くなると短絡的に思い込んでいる人も居ます。この件は、実施に入れ替えてヒアリングテストでもしないとハッキリとした事はいません。パーツを買える事は、音のバランスが変わります。その結果が必ずしも良くなるとは限りません。高価なパーツを使えば音が良くなる。これも時と場合によると思います。絶対はありません。お金をかけたのだから音が良くなったと思いたい気持ちは分かりますが、絶対はありません。最近の電解コンデンサーを始めフィルム系のコンデンサーも小型化しています。果たしてそれで良い音が出るのか?少し疑問を感じるところです。昔は、音の良いパーツは、大きくて重たいが一般的でした。(Λ、uΛ、HiΛコンデンサーなどは大きく重たかったです)その考えから行けば、最近のパーツは軽薄短小方向にあります。パーツは、電気が通ると(微少レベルでは)振動(パーツ本体が共振)するものです。その振動(共振)もパーツの大きさや重さ(共振周波数も変る)が違えば変わってきます。そのような観点から考えると、小型化した最近のパーツは本当に音が良くなるのか?と疑問を感じます。確かに音は変わるかも知れませんが、必ずしも全てのケースが良くなるとは言えません。私には最近の(オーディオ用電解など)パーツの知識は持ち合わせていませんが、インピダンス特性が高域まで良いとか特性のみ追いかけた商品は、必ずしも良い音はしません。それは、70年代のアンプと最近のアンプを比べてみても明らかです。特性のみ追いかけた最近のアンプよりも良い音のする古いアンプもあります。全ては、(音造りに対する)組み合わせのバランスにあると思います。私は、オーディオ用電解などは使っていません。普通の物を使っています。交換の際の基準は、パーツの大きさで決めるようにしています。例えば、昔の63V/100uF の電解コンデンサーと現在の100V/220uFが同サイズであれば、このパーツと入れ替えるという事を基本に電解コンデンサーの交換をしています。

今考えている事、(8/21)

オークションに商品を出品し始めて、間もなく1年になります。今まで、故障品などを入手して修理とメンテをして、出品してきましたが、1年を迎えるにあたり、2年目は、マイオリジナルサウンドを出品したいと考えております。アンプもメーカー製のメンテ品でしかありません。同じ機種は他にも出品されています。アンプも自分の考えに基づいたオリジナルのアンプを提供したいと考えております。スピーカーも荷造りなどを考えると大きなものなので、敬遠して昨年は手を出しませんでしたが、今年は、スピーカーも昔の自作を思い出しながら、オリジナリティーのあるスピーカーを出品してみたいと思っています。私自身、現在ローコストで入手しやすいヤマハのNS-1000Mを使っていますが、昔聴いた音から比べると良い面もあるのだけれど、不満が載ります。昔聴いた音(自作スピーカー)と比べると、f特はフラットでHiFi的なのですが、頭(ピーク)を押しつぶして平にしたような感じの音で、イマイチ音に勢いがないように感じています。少し押さえつけられた音のような印象です。昔、自作スピーカーは何台か作りましたが、最後の1台は、フルレンジフロントロードとバックロードの複合ホーンでそれに長岡さん設計のASWを組み合わせて使っていました。確かに、素人設計(計算)のホーン型は、聴感にもピークとディープを感じる癖のあるモノでしたが、高能率のホーン型でなければ、出せない鮮度の高い明快な音を聴かせていたように感じています。私は高能率のホーン型の魅力を感じているので、何台か試作を重ね納得のゆく物が出来たら、オリジナルの複合ホーンのスピーカーを出品したいと思っています。ご期待下さい????
オリジナルのアンプとオリジナルのスピーカーで聴くマイオリジナルサウンド。それが私の最終目標です。私は、自営業者です。いつも仕事では、包丁とフライパンを持ってステーキを焼いています。夜、趣味の時間は、包丁から半田鏝に持ち替えてアンプの修理をやっています。この趣味の時間が楽しいのです。LPやCDも聴きます。今も聴きながら文書を書いています。趣味が高じてステレオやさんになりそうな生活パターンです。(8月は本業が忙しく、出品できませんでした。)

古いアキュフェーズの音を聴いてみた印象(8/21)

アキュフェーズの音は以前から聴いてみたいと思っていました。私がCA-2000を買った学生の頃から、アキュフェーズは知っていましたが、アキュフェーズは高級ブランドというイメージが強く、高嶺の花で、全く縁がありませんでした。
1年前からオーディオを再開して、今日まで、全く感心がなかったのです。と言うよりも、学生の頃の、アキュフェーズ製品に対する思い出が全くないのです。アキュフェーズは、私達のようなアマチュア修理マンに対して冷たく、部品の出してくれません。メーカー修理資格のない者へは全く対応しないらしく、こちらもそんな製品は聴かなくても良いと意地になっていたかも知れません。アキュフェーズの音を聴いてみる気になったのは、私の商品の落札者の方にアキュフェーズ使用者の方がお出でで、「アキュフェーズの音も聴いてみたら」と言うアドバイスを頂いたのと、長岡さんもアキュフェーズのアンプを評価していたようなので、今回聴いてみる事にしました。本当は、C-280LかC-280Vを狙っていたのですが、結構値段が上がってしまい何度か断念しました。いつかは聴いてみたいと思います。そこで、今回は簡単に入手できるC-200とP-300を入手したので、早速、ペアで聴いてみました。第一印象は、低音域に特徴があります。超低音という音域ではなく、もう少し周波数の高い。重低音が印象的な音です。これは明らかにアキュフェーズの個性です。私は、ある程度、色々なメーカーの音を聴いてきましたが、この重低音は非常に個性的な音です。夜セットしたので、コントロールアンプのBASSのツマミをセンターからずらしてしまったのではないかと思うほど、低音をブーストしたような音でした。確かに低音のパワーを感じさせるような音造りで、この音を好むファンも多い事でしょう。ただ、B-1の筋金入りのグッと筋肉質の張りのある低音に慣れている私の耳には、厳しい言い方かも知れませんが、ふやけた、ぼやけた締まりのない低音に感じました。低音をブーストしたような人工的な音に感じています。(これでもf特はフラットなのでしょうか?)これは70年代の初代C-200とP-300の組み合わせですから、現在のアキュフェーズの音とはかなり違うモノでしょうが、アキュフェーズの音の狙っている音を感じたような気がします。中音域から高音域に関しては、他のメーカーのアンプとそれ程代わりはなく、癖もなく、聞きやすいモノです。この低音域の音造りに関しては、好き嫌いの分かれるところだと思います。ヤマハのC-2も低音域の量感をベースにしたピラミッド型のエネルギーバランスで、この傾向は、当時の音造りの流行だったのでしょうか。C-2もC-200とP-300のペアも高音域はそれ程伸びてないようですが、C-2の場合、ペアになるB-2と組み合わせると、高音域がB-2の持ち味が生かされ、透き通るようなクリアーな音色になります。このC-200とP-300のペアは重低音の量感(パワー)はあるのですが、少しピンぼけのような締まりのない感じがします。この辺りが改善されると、私好みの良い音になると思います。fレンジの狭さは、メンテ前なのでメンテをすれば、改善されるかも知れません。
届いたばかりで、早速音出しをしましたが、各スイッチのクリック感などは、非常にしっかりしており、使っているパーツは良い物を使っているように感じています。まだ蓋を開けてない部を見ていませんが、作りのしっかりしたアンプのようです。今度は、もう少し新しいアキュフェーズの音を聴いてみたいと思います。今回の試聴の印象は少し違うというモノではなく、全く違う音と言えるほど、大きな違いでした。良く長岡さんが例えに使った力士で言えば、音の印象はB-1(千代の富士)でP-300(大乃国)と言った印象です。(重低音強調しすぎ?と感じる音です)
このC-200とP-300はマッキントッシュを手本に音造りをしたとか聴いていますが、マッキントッシュも聴いた事はありませんが、こんな音がするのでしょうか。

ヤフーオークションの出品者に対する不満(7/29)

2〜3週間前の取引であったと思いますが、ある出品者からヤマハのC-2を落札しました。「音は出るかも知れないが壊れるかも知れないので、ジャンクとしノーチェック、ノークレーム、ノーリターン」と書いてありました。元々修理するつもりだったのでの気にせず落札しました。(私も質問などで確認をしなかったので軽率でしたが)商品が到着し修理しようと蓋を開けてみると、とんでもない改造品でした。オリジナルパーツが外され、固定抵抗の代わりに半固定抵抗を使ったりして、修理どころかパーツの外した商品で、オマケにシャーシに調整用の穴が二つ空いています。この様に改造などについて、商品説明になかったので、出品者にその旨伝え返品と返金を申し出ましたが、出品者が言うには、以前にあるリサイクルショップで入手し、過去に使用していた物で、改造があった事は知らなかったという事と、ノークレームノーリターンと書いてあるという事で、返品返金には応じてもらえませんでした。私が申し上げたいのは、改造品であることが大きな問題で、多くのオリジナルパーツが欠品している状態では、私のような修理屋にはゴミ同然、(修理したくても修理できない商品で、部品取り意外に使い道のない物でした)仕入れても売れない品物でした。このことは、いくらノークレーム、ノーリターンと書いてあっても、商品説明に無い、乖離があった場合は、出品者は乖離が発見された段階で、(ジャンクであっても商品なので、返品、返金など)適切な対応を取るべきだと思っていましたが、ノークレームノーリターンを盾に断られました。落札者の私から見れば、改造品を伏せる事によって、価値のない商品を(修理できる)価値のあるかのごとく見せた、詐欺行為に近いものであると感じています。出品者は、改造品である事を伏せて、(高く売れた)不当な利益を得ているわけで、私も(修理不能な)改造品と言う事が分かっていれば、落札金額までの金額で入札はしなかったわけです。オークションの中では良くある事なのでしょうか。例え、出品者が出品時まで分からなかった事であっても、(例えジャンクであっても)商品引き渡し直後に確認された、乖離は良識の中で、対応されるべきものと思っていましたが、ノークレームノーリターンという言葉は、都合の良いように使われているようです。出品者は例え知らなかったとしても、自分の出品商品に対し責任があると思います。私も取引に慣れているつもりでしたが、気持ちとしては、「まんまとやられました」。そして、高い授業料を払う結果となりました。今回の経験から私自身、そして、この文面を読んで頂いた皆様に警告致します。良く言われている事かも知れませんが「ノークレームノーリターンは要注意の印である」と言う事です。ならば避けるべき、落札する場合は、事前に質問欄で、良く内容を確認しておく事です。さもなくば、万一の時にお金は戻ってきません。ご注意下さい。
いい加減な商品や、いい加減な出品者が増えれば、せっかくの取引も後味の悪い物になってしまいます。オークションの場を、気持ち良く取引が出来、楽しいものにして行かなければいけないと思っています。

もう一つ、関連の出来事をお話しします。1ヶ月以上前、PRA-2000を落札しました。良品という事で落札したのですが、到着後確認をしますと、フォノイコライザーが片チャン出力しません。故障品でした。商品説明を見ると「この商品は良品です。数日前まで使っていました。万一、到着時、故障しているような場合は、輸送による故障と思われますので、保険を適用させて頂きます。」というような内容の文面でした。オークションの中には、この様な出品が他にもあるのだろうと感じながら、出品者にメールで連絡を取りました。故障品であった事、そして